たんぽぽ舎です。【TMM:No4306】
6つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.10月の日程ご案内−学習会・集会・抗議行動
10/6(水)日本原電と東京電力−2つの本店申し入れ・抗議行動
10/15(金)第5回「原発いらない!金曜行動」など参加歓迎です!
★2.先ず事実を確認し、そこから考えること
―ALPS汚染水の海洋放出は振出しに戻せ―
真の第3者委員で「汚染水検査委員会」を組織し
100基程度のタンク内汚染データを全核種にわたり測定し
結果を公表するよう、政府・東電に迫るべき
井上安敏(東京都在住)
★3.【書評】『北海道新聞が伝える 核のごみ 考えるヒント』
高レベル放射性廃棄物ガラス固化体の処分場建設問題に揺れる
現地の人々の声や企業、団体、個人の動き・問題点をあぶり出す
山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)
★4.2年前の破損で原因調査しなかった排気フィルター、
またも破損…福島第一原発で32か所…ほか
メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)
黒木和也 (宮崎県在住)
★5.メルマガ読者からのイベント案内(お問い合わせは主催者へ)
◆10/16(土)「島根原発避難計画の実効性を問う」講演会
お話:上岡直見氏〔環境経済研究所代表(技術士事務所)〕
★6.新聞より
【素粒子】より3つ
・岸田3世が、河野3世を圧倒。安倍3世が高笑い、
小泉4世は無念で、幕が下りた。
・「人事」でわかる。「聞く力」の新総裁が拝聴するのは
国民の声か、党内のボスか。
・全国の自民党員の約3割が棄権してた。なぜ、だろう。
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立花健夫さんがYouTubeにアップしてくれました。
https://www.youtube.com/watch?v=6V8RT5Y1GjI
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┗■1.10月の日程ご案内−学習会・集会・抗議行動
| 10/6(水)日本原電と東京電力−2つの本店申し入れ・抗議行動
| 10/15(金)第5回「原発いらない!金曜行動」など参加歓迎です!
└──── たんぽぽ舎
10月
6日(水)抗議行動 17:00〜17:45
とめよう!東海第二原発20年運転延長・再稼働許すな!
日本原電本店抗議行動
場 所:日本原電本店前(台東区上野5−2−1)
主 催:「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」/
協 力:「再稼働阻止全国ネットワーク」 ※11月は10日(水)です
6日(水)抗議行動 18:30〜19:30
東電は原発事故の責任をとれ「第97回東電本店合同抗議」
呼びかけ:経産省前テントひろば/たんぽぽ舎
賛 同:東電株主代表訴訟など139団体 ※11月は10日(水)です
14日(木)学習会 18時より21時
「幻想の新型原子炉」高温ガス炉と小型原子炉
お 話:後藤政志さん(元東芝原子炉格納容器設計者)
資料代:800円 予約必要です。講師のお話は19時からです。
15日(金)第5回「原発いらない金曜行動」 18:30〜19:45
場 所:首相官邸前
主 催:「原発いらない金曜行動」実行委員会
18日(月)岩垂弘「8回連続講座」 14:00〜16:30
社会運動は社会を変えられるか
戦後76年を社会運動を通じて顧みる
第6回《核軍拡競争下の運動 1977〜1986》
お 話:岩垂 弘さん(ジャーナリスト)
資料代:800円 予約の必要はありません
23日(土)山崎久隆ゼミ 14時より17時
「第6次エネルギー基本計画」について
お 話:山崎久隆さん(たんぽぽ舎共同代表)
資料代:800円 予約の必要はありません
25日(月)学習会 19時より21時
「ウイシュマさん死亡事件から考える」−日本の入管制度の歴史
お 話:金 東鶴さん(在日本朝鮮人人権協会副会長兼事務局長)
資料代:800円 予約必要です。
27日(水)学習会 18時より21時
「電力システム改革と脱原発」
お 話:吉田明子さん(FoE Japan 気候変動・
エネルギー政策担当)
資料代:800円 予約必要です。講師のお話は19時からです。
※学習会の会場は「スペースたんぽぽ」です。
※予約は、たんぽぽ舎あて 電話 03-3238-9035 か
メール nonukes@tanpoposya.net で、ご氏名と電話番号を
お知らせ下さい。受付番号をお伝えいたします。
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┗■2.先ず事実を確認し、そこから考えること
| ―ALPS汚染水の海洋放出は振出しに戻せ―
| 真の第3者委員で「汚染水検査委員会」を組織し
| 100基程度のタンク内汚染データを全核種にわたり測定し
| 結果を公表するよう、政府・東電に迫るべき
└──── 井上安敏(東京都在住)
◎ 小生は福島第一原発事故の進行において、最も重大な局面が
「汚染水の海洋放出」だと思います。
その危うい対応が、政府・東電のふりまく説明「ALPSでは除去
できないのがトリチウムであり、この対応で現実的なのが大気拡散と
海中投棄だ。委員会と政府で検討の結果、海洋投棄が最も現実的だと
判断した。トリチウムの放射能被害は弱いが、タンク内の汚染水をさら
に希釈してから放流するので、安心しろ。風評被害は(すぐにおさまる
だろうが)お金で何年分かは払ってやる」で正体がわかります。
◎ トリチウムはALPSで取り除けないのはその通りだが、多くの
核種が許容量を二桁も三桁も上回っている。
トリチウムは外部被曝の点では確かに弱いが、体内での内部被爆は、
特に分子構造が水・水素に近く、細胞分子に取り込まれ、長期の被曝・
催奇性発現が恐ろしい。
◎ 政府・東電は、トリチウムだけがタンク液の問題であり、それは
希釈するので風評対策だけが「現実的」処理だと言っており、国民の
大部分が「そのような問題だ」と思い込まされてしまっています。
これを放置したままで反対運動をすることは、非常に労多くして
功少なしとなるのは必定です。
◎ 問題は、タンク内に含有されるすべての核種の放射線強度を政府・
東電の言うままに信じて「タンク満杯問題はトリチウムのみ。対応は
放流と風評補償のみ」論に引きずり込まれていることにあります。
政府・東電の主張と異なり、外部・内部被爆性のより高い核種が
許容量の何倍もあったら、そしてビキニで起こったように、海中で拡散
せず滞留する場所があって食物連鎖による濃縮が起こったら
どうするのか。
◎ 至急、真の第3者委員で「汚染水検査委員会」を組織し、100基
程度のタンク内汚染データを全核種にわたり測定して結果を公表する
よう、政府・東電に迫り主権者の名において強制することが最重要な
ことと思います。
しかもことは迅速を要します。このような論議を小生は新聞、TV、
雑誌・書籍等々のどこにも見いだせていません。
事実(この場合はタンク内の汚染実態)に基づかない議論や処置は、
何をやっても砂上の楼閣になります。
事実に基づいた着実な対策・救護を行うよう、たんぽぽ舎さんが
お力を発揮して動かしてくださるよう切望します。
◎ 最近になって明らかになった放射性物質を漉しとるALPSの
フィルターの多数が長期にわたって破損したままALPSを運転して
いたことは極めて重大な犯罪行為です。
原因と対策は迅速にやらねばなりませんが、このことは東電がタンク
内の核種の濃度を定量的にモニターしていないことが明かされたことを
意味しています。
相当に高濃度の核種がたまっていることはほぼ確実でしょう。
このことからも一切を仕切り直しして、「タンク内の全核種濃度の
迅速な測定と公表」が現実的で最速な「対策」の実現の出発点です。
その結果によれば、海洋放出は非現実的となり、(固化して)地上に
保管するのが最も現実的となるでしょう。
風評被害は雲散霧消し漁業者の生業の復活が実現できるのです。
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┗■3.【書評】『北海道新聞が伝える 核のごみ 考えるヒント』
| 高レベル放射性廃棄物ガラス固化体の処分場建設問題に揺れる
| 現地の人々の声や企業、団体、個人の動き・問題点をあぶり出す
└──── 山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)
◎ この本は、北海道新聞が2012年から20年にかけて、核のごみ、
高レベル放射性廃棄物ガラス固化体の処分場建設問題に揺れる現地の
人々の声や企業、団体、個人の動きを追い、問題点をあぶり出す取材
記事をもとにしている。
新聞に掲載し続けた記事については読者から「もっと知りたい」
「もっときっちり伝えてほしい」と応援や叱咤激励をもらったことから
一冊の本にまとめようと作られたという。(「はじめに」より)
日本の新聞、特に中央紙と呼ばれる新聞ほど、こうしたテーマを掘り
下げ、考える機会を作る記事が少ない。
何を根拠にしたのか分からないような社説や論説記事が横行し、事実
を伝えているとは思えない新聞もある。
その中で北海道新聞の姿勢はもっと高く評価されて良いし、他の
メディアも見習って欲しい。
◎ 本の全体構成は時系列で進む。
最初のところに寿都町と神恵内村で「文献調査」に手を上げることに
繋がる、核のごみを生み出す原発と核燃料サイクル政策の問題点が
きちんとまとめられている。
総理大臣になりそこねたが(今後も挑戦するだろうが)河野太郎氏が
自民党総裁選挙で言及したおかげで、こうした問題の存在が、一般紙
にも珍しく大きく取り上げられ、議論にもなっている。(それにして
も岸田氏の核燃サイクル維持の反論はあまりにひどかったけれども)
そうした時に、この本に直ぐ手が伸ばせれば、とてもわかりやすい
解説がされていることがわかる。
◎ 経過では、2012年の幌延で、深地層研究所が作る地下350mまで掘り
下げた研究所のトンネルには放射性物質を持ち込まない協定が作られた
事実が解説されている。
核のごみを巡る、幌延町の深地層研、20年の研究機関の延長を認める
かどうかを巡る4代の北海道知事のインタビュー。
現職の鈴木直道氏は明確に答えず「さまざまなご意見を踏まえて方針
を判断する」と繰り返すだけだった。
1つ前の高橋はるみ氏は「もうわたしは立場を離れましたので無責任
なことは言わないほうがいい」更に前の掘達也氏は「こっちが20年と
言ったんではない。けじめを付けるべきだ」
更に前の横路孝弘氏は「千年万年後の北海道のこと、未来の道民の
ことも考えて判断してもらいたい」。との発言が引き出されている。
◎ 2020年には寿都町が突如「文献調査に応募検討」していることが
明らかになったことで衝撃が走る。さらに神恵内村もそれに続く。
この後の展開は地元紙ならではの緻密な取材で関係者の証言をもとに
何が起きているかを記事にしていく。
「私は考える」として、多くのNPOなどに関わる個人や社会学者
などの声を掲載し続けている。
これらは記事を読む人に大きな影響を与えたと思う。
この問題は「今の私」だけではなく「遠い未来の人たち」にも繋がる
問題だということが。
将来にも重い責任を持つことが、この問題を考える基本であること
も、この本は伝えている。是非手に取ってお読みください。
書籍は書店で入手できると思いますが、それ以外は北海道新聞社に
直接お問い合わせください。
発行:北海道新聞社 2021年5月31日 1000円
北海道新聞社 出版センター TEL 011-210-5744
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┗■4.2年前の破損で原因調査しなかった排気フィルター、
| またも破損…福島第一原発で32か所…ほか
| メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)
└──── 黒木和也 (宮崎県在住)
1.2年前の破損で原因調査しなかった排気フィルター、
またも破損…福島第一原発で32か所
9/30(木)22:29配信「読売新聞オンライン」
https://news.yahoo.co.jp/articles/de00410cef0f370772f7ca307ec955c7c6187bfe
2.伊方原発3号機の再稼働、延期の可能性
定例会見で四国電力社長が示唆(愛媛)
9/30(木)21:22配「愛媛新聞ONLINE」
https://news.yahoo.co.jp/articles/6f25ec7f1af6088b35710dd6966da2627d19c608
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┗■5.メルマガ読者からのイベント案内(お問い合わせは主催者へ)
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◆10/16(土)「島根原発避難計画の実効性を問う」講演会
日 時:10月16日(土)16時より18時
お 話:上岡直見氏〔環境経済研究所代表(技術士事務所)〕ほか
主 催:島根原発・エネルギー問題県民連絡会
詳細は以下のアドレスより
http://sustran-japan.eco.coocan.jp/datafile/20211016_shimane.pdf
資料代:500円
※予約ではありませんがコロナ対策のため定員制となります。
なお同日14:00〜15:30に近隣の「くにびきメッセ」で中国電力による
「島根原子力発電所2号機原子炉設置変更許可に係る説明会」が
あります。
※予約ではありませんがコロナ対策のため定員制となります。
推進側による動員の可能性があり早目の入場が望ましいとのことです。
https://www.energia.co.jp/atom/topix/shinseisho/10/index.html
○現地の情勢
いないが、周辺自治体(出雲市、雲南市、安来市、米子市、境港市、
鳥取県)は行政も議会も再稼働に批判的という。
また現地のマスコミも「山陰中央新報」が以前から批判的観点で
大きな特集を組んでいるほか「中国新聞」「新日本海新聞」も批判的
な論調である。
各自治体の議会期間中に合わせてアピールが期待される。
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┗■6.新聞より
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◆【素粒子】より3つ
・岸田3世が、河野3世を圧倒。安倍3世が高笑い、
小泉4世は無念で、幕が下りた。
・「人事」でわかる。「聞く力」の新総裁が拝聴するのは
国民の声か、党内のボスか。
・全国の自民党員の約3割が棄権してた。なぜ、だろう。
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☆ひきつづき、たんぽぽ舎の活動・日刊メルマガ=「地震と原発事
故情報」へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致
します。
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☆《事故情報編集部》より
メールマガジン読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他
投稿(「川柳・俳句・短歌」など)を歓迎します。
1.「投稿」のテーマは、「原発問題」が中心軸ですが、エネルギー、
自然、政治・経済、社会、身近な生活も歓迎します。
2.原稿に「見出し」をつけて下さい。(「見出し」は1行見出し
よりも2行又は3行見出しの方が読む人にとってわかりやすい)
執筆者名(基本的に本名でお願いしています)と執筆者名の後にかっこ
書きで「所属・団体名」か「在住県名」を記載して下さい。
例:たんぽぽ花子(たんぽぽ舎)、
たんぽぽ太郎(東京都千代田区在住)
3.「集会・デモ・講演会等のお知らせ」の投稿に関しては、
どの団体・グループも平等に掲載する基本方針です。
そのため日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の
連絡先など必要事項を400文字以内でお送り下さい。
件名に「イベント案内掲載希望」と明記して下さい。
日程が直前にならないよう余裕を持っていただけると幸いです。
メールマガジンへのイベント案内は1回の掲載とさせて
させていただきます。
4.集会や行動の参加報告等に関しては600文字以内で、
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件名に「メルマガ掲載希望」と明記して下さい。
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なお、お送り頂いた投稿は紙面の都合上掲載できない場合も
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