たんぽぽ舎です。【TMM:No4185】
5つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.老朽原発うごかすな!
―闘いの概要と闘いで学んだこと― (その1)(5回の連載)
圧倒的であることを実感 木原荘林(若狭の原発を考える会)
★2.「チェルノブイリから35年:次世代の健康を育む」
NHKワールドJAPANで紹介されました
食品と暮らしの安全基金
平宮康広(信州大学工学部元講師)
★4.台本頼りの菅流記者会見は世界で通用しない
国際通信社記者の「五輪開催は無責任」質問をスルー
バイデン氏指名の記者を無視し世界に恥を晒した
「会見事故」を問題にしないキシャクラブメディア
「メディア改革」連載 第61回
浅野健一(アカデミックジャーナリスト)
★5.大島堅一・原子力市民委員会座長に聞く
見切り発車的な強引なやり方では国民の理解は到底得られない
「福島第一原発処理汚染水の海洋放出は必ず失敗する」…ほか
メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)
黒木和也 (宮崎県在住)
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※4/28(水)学習会は予約の受付を終了致しました
「新形コロナワクチンの正体を知る」
講師:岡田幹治さん(ジャーナリスト)
18時より21時 参加費:800円 〔講師のお話は19時より〕
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※5/10(月)たんぽぽ舎連続講座(全8回)にご参加を!
『社会運動は社会を変えられるか−戦後76年を
社会運動を通じて顧みる』
第1回《米軍占領期の運動 1945〜1952》
米よこせ(飢餓からの脱却)、生活擁護、レッド・パージ反対、
全面講和・反戦平和
お 話:岩垂 弘さん(ジャーナリスト)
日 時:5月10日(月)14時〜16時30分
会 場:「スペースたんぽぽ」
参加費:800円 予約の必要はありません。
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┗■1.老朽原発うごかすな!
| ―闘いの概要と闘いで学んだこと― (その1)(5回の連載)
| 圧倒的であることを実感
└──── 木原荘林(若狭の原発を考える会)
項目紹介
1.「若狭の原発を考える会」とは
2.老朽原発再稼働をめぐる動き
3.「9・6大集会(2020年)」及び
その後の「老朽原発うごかすな!」行動の概要
4.行動をどう準備し、その過程で何を学んだか
5.今後の「老朽原発うごかすな!」行動
1.「若狭の原発を考える会」とは
「若狭の原発を考える会」は、2013年、15基の原発(廃炉決定を
含む)が密集する若狭と原発電力の消費地・関西を結んだ反原発運動の
構築を目指して結成されました。
◎ 私たちは、「アメーバデモ」と称する運動を、若狭で展開して
います。このデモは、3〜10人が1グループとなって、旗や横断幕を
掲げ、鳴り物を鳴らし、拡声器で呼びかけながらチラシを各戸配布する
ものです。出会う人、畑にいる人には話しかけ、車で通りかかる人には
会釈します。小、中、高校生にも声をかけます。役場にもチラシを
届けます。
毎月2回(1回:1泊2日)実施しますが、通常2グループ、多いとき
には全国からの応援を得て、20グループ以上になることもあります。
過去7年間で150回(300日)以上実施し、70万枚を超えるチラシを配布
し、2000人以上の住民から直接お話を伺っています。
◎ この他、若狭では、毎年ほぼ2回の現地集会、事あるごとの緊急
行動、頻繁な原発立地自治体や関電(原発、原子力事業本部)への申入や
公開質問状の提出を行い、関西では、毎年1〜3回の関電本店包囲など
の全国集会、随時の反原発学習会を主催し、京都、大阪で毎週行われる
金曜行動、滋賀で毎月行われる「びわ湖ウォーク」などに積極的に参加
し、関西と若狭、高浜原発と福井市を徒歩で結ぶリレーデモ、琵琶湖
一周リレーデモなどを主催あるいは共催しています。
また、大阪、京都、大津、名古屋、福井での原発差止め裁判の傍聴、
原告の支援も行っています。最近は、各人が旗、のぼり、拡声器などを
持ち、50m以上離れて歩く「ヒトリデモ」を琵琶湖畔や鴨川沿いで
行っています。このデモは、届け出不要で、随時実施できます。
◎ 私たちは、このような行動を展開する中で、次のことを経験し、
学びました。
・原発立地といえども、「原発はいやだ」の声は圧倒的であることを
実感した(老朽原発の運転に賛成する声は皆無。この声は、よそ者である
私たちだから聞かせていただける、潜在的な声)。
・訴える側が「現地はほとんど原発賛成」という先入観を持っていて
反原発」を訴える迫力もないことを知った(「脱原発、反原発」の主張の
正しさを確信し、住民を信頼して、萎縮せずに訴えることが大切)。
・私たちが地道に、骨身を惜しまず訴えれば、脱原発の声を顕在化し
得うることを実体験した(ご近所でも、職場でも、臆することなく原発
反対を訴えよう!)。
・アメーバデモ、リレーデモ、ヒトリデモのような、工夫を凝らした
運動を展開すれば、参加者が増え、住民の声援が拡がることも実証した。
・住民の声援と住民との対話が、運動の意義を確認させ、次の行動の
糧となることを知った。
最近、「若狭の原発を考える会」は、「老朽原発うごかすな!実行
委員会」が提案する行動の主要な担い手を自負しながら活動を
続けています。 (その2)につづく
(「進歩と改革」2021年2月号より転載)
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┗■2.「チェルノブイリから35年:次世代の健康を育む」
| NHKワールドJAPANで紹介されました
└──── 食品と暮らしの安全基金
放射能の摂取量を減らして5000人以上を健康にした「食品と暮らしの
安全基金」の「人体実験」は、ウクライナで「日本プロジェクト」と
よばれるようになり、高い評価を受けています。
コロナ禍で、現地を訪れることができないので、ウクライナの12学校
が4月8日から23日まで、学校ごとに子どもたちの健康が改善している
実態をオンラインで知らせてくれました。
このオンライン会議と、日本プロジェクトの活動が、26日、NHK
ワールドJAPANで「チェルノブイリから35年:次世代の健康を
育む」と、放映されました。
https://www3.nhk.or.jp/nhkworld/en/news/videos/20210426093554542/
ウクライナとのオンライン会議はユーチューブで発信中です。
こちらからご覧いただけます。
(字幕は準備中です。少しお待ちください)
http://tabemono.info/report/chernobyl-4.html
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└──── 平宮康広(信州大学工学部元講師)
◎ データーセンター内のサーバコンピュータ等は、40度Cまでの温度
に耐える。したがって、深層水を35度C前後まで加温できる。35度C
前後まで加温した深層水をさらにボイラーで95度C前後まで加温し、
別途深層水を送水して温度差発電=バイナリー発電を行うことができる。
「低温」深層水を混ぜ合わせ、水温を20度C前後に調整して養殖・
養魚施設に送水すればよい。
◎ 水は沸騰する場面で多大な熱を消費する。だが、バイナリー発電で
水を沸騰させる場面はない。
したがって、深層水を加温するボイラーの燃料は国内の杉木等で十分
間に合う。すなわち、外材やパーム油等を使用する必要がない。
ちなみに、国内の杉木は大部分が人工林である。伐採した後、無花粉
杉や低花粉杉を植林すれば、あるいは無花粉檜等を植林すれば、花粉症
対策になる。
欅や楓のような広葉樹を植林すれば、熊や猪が里に下りてきて水田や
畑を荒らす場面がなくなる。より重要なことは、日本の林業の再生に
役立つ、ということである。
国内の杉木等による火力と深層水の低温性を活用するバイナリー
バイナリー発電で「生産」した電力は、データーセンターに配電すれば
よい。それにより、水冷コンビナートで消費する電力を自給できる。
私見であるが、全国100カ所以上の地域で、電力を自給する水冷コンビ
ナートの建設が可能である。
◎ 地産地消型バイオマス・バイナリー発電を有する水冷コンビナート
は、六次産業のコンビナートである。様々な六次産業のコンビナートを
考えることができる。
だが、たとえば福井県若狭湾沿岸のような原発立地地域が原発依存
から脱するには、あるいは「原発後」の地域経済を確立するには、地産
地消型バイオマス・バイナリー発電を有する水冷コンビナートの建設が
有望な選択になる、と考える。
自然エネルギー利用を推進するだけでは、原発の稼働を阻止できない。
自然エネルギーを利用する六次産業の創出が、原発立地地域を救済
し、原発の稼働を阻止する。
以上で、本連載を終える。
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┗■4.台本頼りの菅流記者会見は世界で通用しない
| 国際通信社記者の「五輪開催は無責任」質問をスルー
| バイデン氏指名の記者を無視し世界に恥を晒した
| 「会見事故」を問題にしないキシャクラブメディア
| 「メディア改革」連載 第61回
└──── 浅野健一(アカデミックジャーナリスト)
◎ 政府は23日夜の新型コロナウイルス対応の対策本部で、4都府県に
対し、緊急事態宣言の発令を決定。菅義偉首相は4月23日午後8時
から、官邸で記者会見を開いた。菅氏の官邸での会見は10回目で、
3月18日に緊急事態宣言の解除で会見して以来、5週間ぶり。
菅氏の会見については、フェイスブックに投稿した。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100022241222173
菅氏は冒頭発言で、「再び多くの皆様がたにご迷惑をおかけする
ことになる。心からおわびを申し上げる」と述べ、深く頭を下げた。
この会見で、私が注目したのは、小野日子内閣広報官が東京新聞を
指名するかどうかだった。
◎ 小野氏は質疑応答の8番目で、「東京新聞の清水さん」と指名
した。東京新聞は菅氏の首相就任以降、首相会見で1度も指名されて
いなかった。東京新聞は4月5日に<菅首相の記者会見、本紙は指名
ゼロ 質問「選別」、最多6回の社も>と題した記事を掲載。山井和則
衆院議員(立民)が政府に「会見の記者指名に偏りがあるのでは」など
とする質問主意書を出していた。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/95818
「国民の中では、東京五輪どころではないという声が多い。国民の命を
守ることより、五輪が優先されていないか。開催を判断する具体的で
分かりやすい基準を示すべきだ」
菅氏は清水記者の質問に正面から答えず、「五輪の開催はIOCが
行う。IOCは開催することをすでに決定している。安心の大会に向け
対策をしっかり講じていく」と述べた。明確な基準は示さなかった。
4月24日の東京新聞は前夜の首相会見を1、2、7面で報じている
が、質問した清水記者の実名がどこにもない。朝日新聞にもない。
小野氏は質問者に所属と名前を明らかにするよう求め、首相官邸HPの
会見記録には、社名と名前(姓)が載っている。
動画もある。
http://www.kantei.go.jp/.../statement/2021/0423kaiken.html
◎ 官邸での首相会見の主催は日本最大の記者クラブである内閣
記者会の主催。幹事社の質問、記者会のメンバーのほとんどの質問は、
事前に内閣報道室に提出されている。日本にしかない記者クラブ制度
で、会見が統制されているが、海外ではそうはいかない。
4月16日午後5時(現地時間)過ぎから、米ホワイトハウスで開かれ
たバイデン米大統領との共同記者会見で、菅首相はホワイトハウス詰め
のロイター通信の記者の東京五輪に関する質問に答えなかった。
この「会見事故」は世界に、日本の首相のメディア対応が国際標準
からかけ離れていることを晒した。
日米共同記者会見はネットの動画で視聴できる。
https://www.youtube.com/watch?v=p1xVccqaqY0
https://www.whitehouse.gov/briefing-room/speeches-remarks/2021/04/16/remarks-by-
会見の文字記録(英文)はホワイトハウスのHPにある。
◎ 会見はバイデン氏が司会。両氏がそれぞれ記者2人を指名。
菅氏は、日本から同行した内閣記者会常勤幹事社の記者の質問では官僚
が用意した回答文を読み上げた。バイデン氏が2人目で、「次の質問
は、ロイター通信のトレバー記者にお願いしたい」と指名。
トレバー記者は大統領にイラン問題について聞き、「首相に聞き
たい」と述べて、「あなたの公衆衛生の専門家たちは『東京五輪を開く
状態にない』と指摘している時に、五輪開催に向かって押し進むのは
無責任ではないか」と質した。
この質問に、まず、バイデン氏がイラン情勢について答えた後、
菅氏の方へ体を向けて、回答を促した。また、トレバー記者にも視線を
送った。菅氏が回答するかと思ったら、何と、「じゃあ日本側から。
共同通信の新富さん」と言った。バイデン氏が「あれっ」という表情を
見せた。
新富記者は「総理、ロイターの質問に答えていませんが」と言うべき
だが、何もなかったかのように用意した質問を始めた。「バイデン
大統領からは米国選手団の五輪派遣について具体的な約束や前向きな
意向は示されたのか」。
◎ 菅首相は「大会の開催を実現する決意を述べ、大統領から改めて
ご支持いただいた。東京大会を実現すべくしっかり準備を進めていく」
と答えた。米選手団の派遣などの具体的な質問に答えなかった。
菅氏は、新富記者の質疑の時も、台本をずっと見ていた。
会見では、現地記者と同行記者がそれぞれ2問ずつ質問し、28分で
終了した。会見場を去る際、菅氏は握手を求めたが、バイデン氏は
応じず、会見場を去った。
菅氏の訪米直前の15日、二階俊博自民党幹事長が五輪中止に言及して
おり、小池百合子東京都知事が「東京に来ないで」と発言している中、
国際社会は五輪開催に懐疑的だ。世界で最も影響力のあるロイター
通信の記者の質問をスルーするのはあまりに無責任だ。
昨年10月21日に外遊先のジャカルタでの内外記者会見でも、現地
メディア記者2人が菅氏に質問したが、外務省国際報道課が記者2人に
事前に質問事項を提出させた“サクラ”会見だった。さすがに、
「言論の自由」発生の地、米国では、地元記者に質問取りはでき
なかったようだ。
https://hbol.jp/231691?cx_clicks_art_mdl=3_title
◎ 菅氏の質問無視事件は、4月20日の衆院本会議の代表質問で取り
上げられた。緑川貴士(立憲民主党)、赤嶺政賢(日本共産党)両議員が
質問した。
ネットの衆院HPの動画で見た。
https://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&deli_id=51978&media_type=
菅氏は「バイデン大統領への質問のみと認識してしまい、結果として
回答漏れがあったのは事実である」と釈明した。緑川氏は「大統領
から、開催への明確な支持、米選手団の派遣、開会式の出席予定も
含め、どのような具体的回答があったのか」とも質したが、菅氏は
まともに答弁しなかった。
赤嶺議員は、「答えられる回答を持ち合わせていないということでは
ないか」と皮肉った。日本のキシャクラブメディアは、菅氏の国際礼儀
違反の質問黙殺をスルーしている。どうして、菅氏をかばう必要が
あるのか。
◎ 4月25日に投開票が行われた広島、長野の参院補選、北海道2区の
衆院補選で、自民党は議席を取れなかった。マスメディアは菅政権の
失政をきちんと追及しないが、有権者は金権政治に怒りを抱いている。
次期衆院選に向けて、山が動き始めた。自公維政治にNOを突き
付ける政権反対党の候補一本化が急務だ。
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┗■5.大島堅一・原子力市民委員会座長に聞く
| 見切り発車的な強引なやり方では国民の理解は到底得られない
| 「福島第一原発処理汚染水の海洋放出は必ず失敗する」…ほか
| メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)
└──── 黒木和也 (宮崎県在住)
1.大島堅一・原子力市民委員会座長に聞く
見切り発車的な強引なやり方では国民の理解は到底得られない
「福島第一原発処理汚染水の海洋放出は必ず失敗する」
4/25(日)9:06配信「日刊ゲンダイ」
https://news.yahoo.co.jp/articles/6d352aa8399f9b73437a97e1d5a87450420665a2
2.処理水放出 茨城漁連「絶対反対」東電と国に意向
「海洋放出以外の方法を考えてほしい」
4/24(土)6:00配信「茨城新聞クロスアイ」
https://news.yahoo.co.jp/articles/3f5e49d51d43152f97bd61473f047ad12659320b
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