たんぽぽ舎です。【TMM:No4320】
4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.島根原発再稼働をめぐる情勢−
周辺自治体…再稼働に懐疑的な雰囲気がある
もし島根原発で福島と同程度の事故があれば
上岡直見〔環境経済研究所代表(技術士事務所)〕
★2.低廉で安定的に大規模電力を送ることが可能な
直流送電システムの構築
「エネルギー基本計画」に対するパブリックコメント (その3)
(4回の連載) 山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)
★3.北海道寿都町長選21日告示
「核ごみ」調査、争点に 推進派と反対派一騎打ちへ…ほか
メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)
黒木和也 (宮崎県在住)
★4.雑誌・新聞より4つ
法学者・谷口真由美さんに聞く
今、若さとエネルギーを感じるのは、
(「週刊金曜日」2021.10.8・1348号より抜粋)
◆核兵器禁止条約「米は歓迎を」
全米市長会議(人口3万人以上の1400を超える都市で構成する)が
行動求める決議(全会一致で採択)
(10月17日朝日新聞朝刊1面より抜粋)
◆日本の年収 30年横ばい 米は1.5倍に 新政権、分配へまず成長を
(10月16日、日本経済新聞土曜版1面より抜粋)
小選挙区4割降ろした同情票も
(10月18日発行「日刊ゲンダイ」2面
「10.31衆院決戦 野党戦いの方程式」より抜粋)
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※10/23(土)『山崎ゼミ』にご参加を!
「第6次エネルギー基本計画」と「東電の不祥事続き問題」
お 話:山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)
日 時:10月23日(土)14:00〜17:00(開場13時30分)
会 場:「スペースたんぽぽ」
資料代:800円 予約の必要はありません
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※10/25(月)学習会にご参加を!
「ウイシュマさん死亡事件から考える」−日本の入管制度の歴史−
お 話:金 東鶴(キム トンハク)さん
(在日本朝鮮人人権協会副会長兼事務局長)
日 時:10月25日(月)19:00〜21:00(開場18時30分)
会 場:「スペースたんぽぽ」
資料代:800円
予約必要です。たんぽぽ舎あて 電話 03-3238-9035 か
メール nonukes@tanpoposya.net で、ご氏名と電話番号を
お知らせ下さい。受付番号をお知らせいたします。
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※10/27(水)学習会にご参加を!
「電力システム改革と脱原発」
日 時:10月27日(水)18:00〜21:00(開場18時30分)
会 場:「スペースたんぽぽ」 講師のお話は19時より
資料代:800円
予約必要です。10/25と同じ予約方法です。
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※10/14後藤政志さんの学習会を三輪祐児さんが
アップしてくれました。
20211014 UPLAN 後藤政志「幻想の新型原子炉:
高温ガス炉(HTGR)と小型原子炉」
https://www.youtube.com/watch?v=7W48FHmIGec
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┗■1.島根原発再稼働をめぐる情勢−
| 周辺自治体…再稼働に懐疑的な雰囲気がある
| もし島根原発で福島と同程度の事故があれば
└──── 上岡直見〔環境経済研究所代表(技術士事務所)〕
◎ 島根原発は、1号機が廃止措置中、2号機が今年9月に設置変更
許可、3号機が建設中で2018年8月に適合性審査を申請している。
2号機の設置変更許可(いわゆる合格)を受けて再稼働への動きが
始まっている。
2021年10月16日(土)に島根県松江市で島根原発に関する避難計画を
問う集会が開催された。
季節的に多くの市民行事が重なり、衆院選の選挙戦スタートなど不利
な状況もあったが、自治体議員が何人も参加し避難先となる岡山からの
参加もみられた。
◎ これと前後して、中国電力は周辺自治体で再稼働に関する説明会を
連続的に開催している。
私はこれにも参加してみたが、150頁に及ぶ資料を次々と飛ばしながら
の説明で誠意は感じられず、説明会を開催したという既成事実だけの
ように思われた。
避難に関してはほとんど言及はなく自治体の避難計画に対して機材や
人員の援助を多少行うていどの説明であった。
原発の必要性についていくつか説明があったが、従来から決まり文句
の「発電コストが安い・安定電源である・CO2を出さない」のうち、
「コストが安い」については、再生可能エネルギーのコストが下がって
きていることを認めて既存の発電方式と同等という説明に変わってきた
のが注目される。
一方でCO2については、昨年のカーボンニュートラル宣言を取り
上げ、環境への適合性があると強調していた。
◎ 周辺自治体(出雲市、雲南市、安来市、米子市、境港市、鳥取県)
では行政や議会が公式には再稼働反対を明示していないものの、再稼働
に懐疑的な雰囲気があるという。
こうした背景から地元では住民投票が注目されている。それには条例
制定から始める必要があり努力を要するが、周辺自治体が一致して
再稼働を表明して2号機が止まれば、それを飛び越して3号機の
新規稼働は考えにくいことから、大きな節目になると期待されている。
◎ 今回の集会に際して、「もし島根が福島だったら」という想定で
いくつか被害を検討した。
もし島根原発で福島と同程度の事故があれば出雲大社にまで放射性
物質をまき散らすことになる。
現に福島第一原発事故では皇居や靖国神社に放射性物質をまき散らし
ているではないか。
「日本会議」はなぜこれに抗議しないのか。
東海第二原発(茨城県東海村)で事故があれば、さらに大量の放射性
物質を皇居や靖国神社にまき散らすことになるだろう。
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┗■2.低廉で安定的に大規模電力を送ることが可能な
| 直流送電システムの構築
| 「エネルギー基本計画」に対するパブリックコメント (その3)
| (4回の連載)
└──── 山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)
4.日本の問題点の指摘は、ずれている
◎ 5頁「日本のエネルギー需給構造の抱える課題の克服」について
は、大きな見当違いをしている。
「高度成長期に構築されたエネルギー設備の高経年化が進む中に
あって、自然災害の大規模化といった要因も重なり、高度成長期以降
では類を見ない大規模停電を経験し、改めて安定供給の重要さを
再認識した。」
との記述については、おそらく北海道の苫東厚真火力発電所の遮断
から北海道全域の停電や、台風19号による千葉県内の大規模停電、
あるいは降雪の影響による停電などを想定しているのだと思われる。
しかしこれは系統連系の作り方の問題であり、対策ははっきり
している。
◎ 例えば北海道電力の場合は、北本連系線が脆弱な上に、苫東厚真
火力発電所に大きな負荷がかかった状態で長期間放置し続けたことが
原因である。
自然災害による大規模停電というのであれば、東日本大震災をまず
取り上げるべきであるが、この項目でそれを示唆する表現は見られない。
後半において「SSのレジリエンス強化」(89頁)において触れられ
ているが、あくまでも災害時の停電リスクとしてしか書かれていない。
◎ また、マスタープランに関しても「脱炭素化と安定供給に資する
次世代型の電力ネットワークと分散型電力システムの構築」と「電力
システムの強靱化」(95頁)に記載があるが、マスタープランのような
全国電力網の再構築は「エネ基」の前提として構築することを進める
べきだ。
◎ この項目において重要なのは、今の送電システムや電力システムの
連系について、数十年規模で改革を進めるに当たっての方針を明らかに
することである。
北海道から九州まで、日本の系統連系は9電力体制の下で極めて脆弱
なままに放置されてきた。
特に東西連系は、50サイクルと60サイクルで周波数が異なる問題を
頂点に、全く無策である。
世界の潮流は、超高圧直流送電により再生可能エネルギーの電力を
既存の系統に連携しつつ、大電力をロスなしで国内外に送るシステムを
構築するための投資である。
◎ 日本はこの分野において全く遅れを取っており、国内メーカーは
海外の超高圧直流システム構築事業に参加しているが、国内にはその
ような事業は存在していない。
北海道から九州まで、超高圧直流送電システムを公共送電線として
構築し、これに各電力会社が低廉なコストで接続できれば、容量問題は
大きく解決に向かう。
そのことは、日本の電気料金が「震災以降高止まっている」ことに
対しても解決策になる。
電力ロスが大幅に低減し、従来のロス率3〜4%に対して1%程度、
原発4基分程度の低減効果がある。
◎ また、電源偏在に対する効果は高く、九州の太陽光発電が余剰に
なっても北海道まで送電できるし、オホーツク海の風力を夜間に大都市
に送ることも出来る。
蓄電との併用で、再生可能エネルギーの設備を有効利用できるだけで
大きな利益を生む。
今後のデジタル化の進展により、ますます直流電力の広域連系は
プラスに働くし、情報通信産業をはじめ、社会全体における新たな電力
消費の拡大にも対処できる。
◎ 特に電気自動車の普及が進むと、充電システムの構築が必須となる
が、直流送電システムと高速道路網を一体化すれば、充電ステーション
を高速道路沿いに直ぐに展開できる。
◎ 送電システムは高圧交流電源の場合、100キロメートル当り1000億円
程度と見られるが、直流システムの場合は1300億円程度とされるから、
さほどの差はない。
そのうえ交流と異なり巨大な変電所がなくても小型のステーションに
給電できるので、全体のコストは遥かに有利である。
電気料金の抑制が日本の産業競争力に直結する重要な課題であると
するならば、今すぐ取り組むべき事は、巨大鉄塔と山間部を切り開いて
構築される高圧送電線網をやめて、低廉で安定的に大規模電力を送る
ことが可能な直流送電システムの構築である。
◎ これは、来たるべき東京直下地震や南海トラフ、或いは日本海溝
沿いの巨大地震による災害対策においても必要な対策だ。
4つの島が分断されている現状を、直流送電システムで繋げば、
大規模災害時でも広域の連系が直ぐに可能になる。
また、大陸側とも直流送電システムを繋げば、大陸側から再生可能
エネルギーによる電力の輸入も可能になる。 (その4)に続く
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┗■3.北海道寿都町長選21日告示
| 「核ごみ」調査、争点に 推進派と反対派一騎打ちへ…ほか
| メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)
└──── 黒木和也 (宮崎県在住)
1.北海道寿都町長選21日告示
「核ごみ」調査、争点に 推進派と反対派一騎打ちへ
現職片岡春雄氏と新人で元町議の越前谷由樹氏
10/17(日)7:11配信「時事通信」
https://news.yahoo.co.jp/articles/55834bbed4ff27cbbfc5b1208e311f5aad99addf
10/16(土)18:40配信「TSKさんいん中央テレビ」
https://news.yahoo.co.jp/articles/cbf199adfaf33a50467e832d6bffe5da73c961aa
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┗■4.雑誌・新聞より4つ
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法学者・谷口真由美さんに聞く
今、若さとエネルギーを感じるのは、
9年前、政権党だった民主党の代表選と自民党総裁選を見て「なんで
オッサンばっかり?」との異議を掲げ、「全日本おばちゃん党」(2年
前に解散)を創設した、法学者の谷口真由美さんに語ってもらった。
−自民党総裁選の総括を。
候補者4人のうち半分が女性になった。それ自体は歓迎すべきこと。
おばちゃん党を立ち上げた時と比べて、「これが当たり前の光景に
なればええなぁ」とずーっと思いながら見ていました。
この総裁選が歴史的に何らかの意味をもつとしたら、そのことが一番
大きいでしょう。(中略)
−新首相の岸田文雄さんには核政策でもブレているとの批判や、河野
太郎さんには反原発を撤回したとの見方もありますが?
あんなブレブレの岸田さんにも一つだけいいとこがあるなと思うの
は、主張をよく読めば、核兵器反対についてはブレてないこと。
そうであるならば、今後はその核政策の中に含まれる原発・核燃
サイクルの問題をどうするか、権力取ったんなら、ちゃんと語ってや
と、言うことです。(中略)
−来るべき総選挙に何を期待しますか?
私、野党にはすごく期待してたんやけど、ほんまに政権取る気で
動いてます?
なんか野党で満足している党首もいるみたいに見えるし、(中略)
この人たちが政権取ったらこういう社会が来るということが
見えたら、皆もっと投票する。それが見えへん。
若手の育成をサボってきた与野党
(中略)
与野党とも自分たちの権力闘争は一生懸命やるけど、若手後継者
育てる事はサボってこられたんやと思います。(中略)
でも今、若さとエネルギーを感じるのは、れいわ新選組の山本太郎
さんぐらいか。障害者の参議院議員を2人国会に送り込むなど自らは
身を引いて支え役になっている。(中略)
フィンランドの女性首相サンナ・マリンさんは30代ですよ。
日本の政治に、各政党に、もっとたくさんの「山本太郎」や
「サンナ・マリン」が出てくるべきなんですよ。
なぜ、譲らないんだ。オッサンたちは…。
(「週刊金曜日」2021.10.8・1348号より抜粋)
◆核兵器禁止条約「米は歓迎を」
全米市長会議(人口3万人以上の1400を超える都市で構成する)が
行動求める決議(全会一致で採択)
(10月17日朝日新聞朝刊1面より抜粋)
◆日本の年収 30年横ばい 米は1.5倍に 新政権、分配へまず成長を
(10月16日、日本経済新聞土曜版1面より抜粋)
小選挙区4割降ろした同情票も
いたします!」
れいわ新選組の山本太郎代表がおととい(16日)、池袋駅西口の街頭
演説で衆院選比例単独での出馬を発表。駅前に詰めかけた約300人の
聴衆は、「待ってました」とばかりに拍手を送った。
当初、山本は東京8区からの出馬を表明していたが、野党統一候補と
なった吉田晴美氏を擁する立憲民主党を中心に異論が噴出。立憲の調整
不足が露呈したゴタゴタは、山本が東京8区からの出馬を撤回・
謝罪する「大人の対応」で決着した。(中略)
「…前回2017年の衆院選の比例代表の当選ラインは約30万票。
れいわは19年の参院選で都内の比例票を約46万票獲得し、昨年の
都知事選では山本代表が約66万票を集めました。今回も同程度の票を
固められれば、比例1位の山本代表の当選は確実です。東京ではもう
1議席上積みするとみています…」
ただ、今回は投票用紙に必ず政党名の「れいわ」と書いてもらわね
ばならず、「山本太郎」では無効票になってしまうことが不安材料
ではある。(中略)
「…山本代表が東京8区から降りると英断し選挙区から4割の
候補者を降ろしたことで、れいわへの同情票が集まるのでは
ないか。…」(後略) (10月18日発行「日刊ゲンダイ」2面
「10.31衆院決戦 野党戦いの方程式」より抜粋)
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