たんぽぽ舎です。【TMM:No3744】地震と原発事故情報−4つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No3744】

2019年9月12日(木)地震原発事故情報−

               4つの情報をお知らせします

                        転送歓迎

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★1.〈続報〉千葉の停電4日目 猛暑・疲労・疲弊、ふろ入れず、

   コンビニ休業

   なぜこんなに電力復旧が長引くの?東電へTELつながらず

   2020年オリンピックの時4日間大停電したらどうするの?

                    柳田 真(たんぽぽ舎)

★2.千葉県ブラックアウト

   東電柏崎刈羽原発再稼働阻止の闘いに総力を結集しよう

                米山 創(メールマガジン読者)

★3.原田前環境相の処理水放出発言「撤回を」=

  風評被害を助長−岸宏全漁連会長…ほか

  メルマガ読者からの原発等情報3つ(抜粋)

                黒木和也 (宮崎県在住)

★4.新聞より2つ

  ◆東海第二再稼働、意見吸い上げ 住民協議会は「有効」

   山田村長が関心

      (9月11日6:00配信「茨城新聞クロスアイ」より抜粋)

  ◆血液細胞に多数の異常 中性子被ばく 致死高線量浴び

   JCO臨界事故20年 「肉声」 (7)

             (9月6日茨城新聞朝刊27面より抜粋)

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※9/14(土)シンポジウムへご参加を!

 「原発テロ」対策とは、本当は、どういう問題なのか?

  山崎久隆さん「特定重大事故等対処施設問題とは何か」

  宮崎俊郎さん「原子力非常事態宣言下の

         オリンピックに反対しよう!」

 日 時:9月14日(土)18:15より

 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 主 催:福島原発事故緊急会議(090-1705-1297)

 参加費:500円

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※9/15(日)学習会にご参加を!

 「東京オリンピックでの被曝の危険性を警告し開催に反対する」

 講 師:渡辺悦司さん(市民と科学者の内部被ばく問題研究会会員)

 日 時:9月15日(日)13:30〜16:00(開場は13時)

 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 参加費:800円(学生400円)

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※ ★ 9/22(日)たんぽぽ舎『30周年記念の集い』のご案内 ★

  −命と大地を放射能から守れ 原発やめよう みんなの想い−

 第1部

 ・記念講演『原発にしがみつく日本 なぜ? どうする?』

     講師:小出裕章氏(元京都大学原子炉実験所助教

 ・リレートーク…多彩な7名のゲスト (敬称略、順不同)

  阿部功志 (茨城県東海村村会議員)、

  鴨下全生(まつき) (福島からの避難者)、

  熊本一規 (明治学院大学名誉教授)、

  菅井益郎 (国学院大学名誉教授)、

  武藤類子 (福島原発告訴団長)、

  安田節子 (ビジョン21)、

  山崎久隆(たんぽぽ舎副代表)

 日 時:2019年9月22日(日)13時15分開場 13時30分より16時45分

 会 場:「ベルサール神保町」たんぽぽ舎から徒歩5分

 第1部:記念講演とリレートーク

     第1部の参加費:当日1200円、前売り1000円

第2部:懇親会(定員・予約制、懇親会費別途)17時30分より 

    「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

お問い合わせ:たんぽぽ舎 TEL 03-3238-9035

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┗■1.〈続報〉千葉の停電4日目 猛暑・疲労・疲弊、ふろ入れず、

 |  コンビニ休業

 |  なぜこんなに電力復旧が長引くの?東電へTELつながらず

 |  2020年オリンピックの時4日間大停電したらどうするの?

 └──── 柳田 真(たんぽぽ舎)

◎9月12日(木)東京新聞朝刊29面(社会面)の見出しトップは、「千葉

停電 つらい 帰りたい 避難生活『もう限界』」という大見出しだ。

「子どもが一番ストレスを感じているから早く自宅に帰りたいと不安

がる母親(11日千葉県市原市で)」の説明文のついた赤ちゃんとお母さん

の写真が載っている。

 同新聞の1面は「千葉の停電 全面復旧あす以降 鉄塔・電線 想定

超え被害」という見出し。記事の一部を紹介します。

 引用開始

 房総半島南部の君津市の緑茂る丘の上で、鉄塔2基が根元から折れて

横倒しになっている。高さは45mと57m。この鉄塔の送電網が断たれた

だけでも、約10万戸が停電した。(中略)

 11日夕の東電の会見で、全面復旧の見通しを問われた技術部門の担当

者は「1週間かかるとは思っていない」と歯切れが悪かった。復旧計画

の見通しの甘さを報道陣から指摘され、「反省している」と述べた。

 停電復旧時には漏電が起き火災につながることもある。東電はアイ

ロンやドライヤーなど電熱器具をコンセントから抜いておくことや、

外出時はブレーカーを切るよう呼び掛けている。 引用終了

 注目されるのは、鉄塔2基が根元から折れていると表現されている

こと(原因・理由は何なのだ?解明してほしい…柳田疑問)とこの鉄塔の

送電網が断たれただけで「約10万戸が停電」と東電が言っている点。

 全部で90万軒(他県も含めて)以上の停電(と新聞で読んだ)だが、

鉄塔2基倒壊の影響はそのうちの1割強なのだ。

 最初は、鉄塔倒壊の写真が大きく載り、これの影響で大半が停電して

いると思わされた人も多かったかんじだが、だいぶちがう。

 又、「復旧計画の見通しの甘さを報道陣から指摘され」東電幹部が

「反省している」と述べている点も注目。

 停電が2日、3日、4日となってくると疲労だけでなく不安といらだ

ちが住民に広がる。その最たるものが「復旧計画の見通しの甘さ」だ。

住民はイライラする。

◎9月11日(水)の読売新聞夕刊の報道を紹介。

 「続く停電 4県54万軒 千葉など病院打撃 転院も」

 東京電力パワーグリッド千葉総支社によると、台風が上陸した千葉県

内の停電は、9日午前8時のピーク時に約64万軒に及び、自然災害では

東日本大震災以降で最大となった。広い範囲で樹木が倒れ、電線に触れ

るなどしたことが原因という。(中略)

 タンクを手に八街市役所の給水所に並んだ市内の主婦須藤静代さん

(54)は「トイレやエアコン、風呂など、何も使えずに本当に困って

いる」と漏らした。(中略)

 木更津市真里の水沼和夫さん(74)は、「部屋が暑すぎ、頭がふらふら

して危険を感じたので避難した。復旧時期が分からず、不安で仕方が

ない」と話した。(後略)

◎9月11日(水)の東京新聞夕刊7面(社会面)の見出しは次の3つ。

 停電に暑さ追い打ち 3日目「いつ元の生活に」高齢者施設

 冷却シート配布

 同時に、注目すべき記事あり。

  『東電、迂回送電も』

 東京電力ホールディングスは11日、台風15号で倒壊した千葉県君津市

の送電用鉄塔2基について、復旧の見通しが立っていないことを明らか

にした。

 ただ倒れた鉄塔を迂回(うかい)して送電することも可能なため、停電

復旧への影響はないと説明している。東電によると、10万軒程度が鉄塔

の倒壊によるものだとみられている。

 「送電用鉄塔2基については倒れた鉄塔を迂回(うかい)して送電する

ことも可能なため、停電復旧への影響はない」という東電の説明だ。

◎柳田の4日間は次の通り、

 9月8日(日)台風

   9日(月)停電…自宅まっくらやみ

   10日(火)停電中…外泊 たんぽぽ舎近くのホテルに泊まる。

   11日(水)停電中…外泊 たんぽぽ舎近くのホテルに泊まる。

   12日(木)停電中…

◎9月8日(日)夜、台風が関東に来て、千葉市のわが家は9日(月)

朝から停電、テレビもつかず(ニュース入らず)

 電気ガマもダメ、携帯電話の電池も心細くなってかけることができず

(受信専用にした)しんどい1日の始まりだった。

 バスが大丈夫なので足の医者に行くついでに、JR千葉駅に行った

が、運転が止まっていて、午後3時から運転再開というのですこし

待っていたら、「3時再開ダメ、夕方運転再開」の放送と掲示があり、

これはダメだと思った。夕方からたんぽぽ舎へ1時間30分かけて行って

も働ける時間は1時間位しかない。イミがないと思い、若葉区の自宅へ

バスでもどった。ガスが生きていたので、ソーメンを調理して食べ、

風呂もわかせないので、夜8時頃、早めに寝た。

9月10日(火)朝は、同じ団地の人の助言で、東京へ避難した方が良い

という話でホテルを予約した。

 9月11日(水)もわが家がある千葉市若葉区は復旧できず、ホテル2泊

目となる(素泊まり6700円) 。昼間はたんぽぽ舎で仕事、夕方は、経産省

前テントひろば9年目の行動にみんなと共に参加、

そのあと、又ホテルへ。

◎新聞報道を見て思うことは、有識者の発言が載らないこと(不思議

だ!)。東電の言い訳が多く載ること、批判的見地の意見が少なすぎる。

 「軒か、人か」について−60万軒停電と60万軒×3人(1軒の平均家族

3人として)=180万人停電とはうける印象が大きく違う。

 主婦らの困った声、東電への強烈な批判(信用ゼロ)、冷蔵庫全滅の

経済損失は?

◎独立の調査員会をつくって、東電の施設のモロサ・弱さも含めて調べ

てほしい。来年のオリンピックの時、千葉でなく東京が台風にやられ、

4日間停電したら、安倍首相の国際的信用はどうなりますか、−地に

落ちるでしょう。安倍君だけではすみませんよ。

 1兆2千億円もの巨大資金を、柏崎刈羽原発の再稼働にそそぐ計画を

公表した東電。

 千葉の鉄塔や電柱の強化はどうするの?サイフは一つでしょう。

 今後、この大停電の全体像の調査・解明と再びの台風の時(又は地震)

の具体的方針を示してほしい。

 友人たちの助言もあり、もう少し書き続けたい。

※関連報道

 『東電、送電投資の抑制響く 千葉停電 復旧あす以降

  老朽電柱に想定外の強風』

 東京電力ホールディングスは11日夜、台風15号による大規模停電の

全面復旧は13日以降になる見通しだと発表した。なお約40万軒が停電し

ている。

 送電関連の設備投資の抑制による電柱の老朽化が倒壊を増やした可能

性は否めない。また、初動の甘さによる作業の遅れも指摘されている。

  (中略)

 東電は送電や配電設備に1991年には約9千億円を投じていたが、2015

年には約2千億円にとどまっている。耐久性があると判断した電柱への

投資を先延ばししてやりくりした結果だ。 (後略)

         (9月12日、日本経済新聞朝刊2面より抜粋)

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┗■2.千葉県ブラックアウト

 |  東電柏崎刈羽原発再稼働阻止の闘いに総力を結集しよう

 └──── 米山 創(メールマガジン読者)

たんぽぽ舎 柳田様

 千葉県はブラックアウト さぞ不自由してる事でしょう。

 東電の修復力の無さ、あきれかえるばかりです。

 原発に傾倒する大手電力業界、私達の生活を考えない大手電力業界。

 電力であれ、ガスであれ、彼ら独占資本の姿、かつて東京ガスの「天

然ガス強行転換」に抗し闘った経験があるが故に柳田氏の怒りは

よく解る。

 だからこそ東電柏崎刈羽原発再稼働阻止の闘いは首都圏の反・脱原発

運動の総力を結集する必要がある。

 各自の怒りを市民の運動論・組織論に高め上げよう。

 来年3月15日柏崎市で「日本の歩む道=小泉純一郎講演会」が新潟の

新しい未来を考える会の後援のもと行われます。

 時間は十分にあります。

 是非2013年、2014年柏崎で闘う現地市民との正式な「受け入れ集会」

をおこなった主体として三度、現地市民、住民とともに集会の成功と

運動の発展に力を尽く事を呼びかけます。

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┗■3.原田前環境相の処理水放出発言「撤回を」=

 | 風評被害を助長−岸宏全漁連会長…ほか

 | メルマガ読者からの原発等情報3つ(抜粋)

 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.原田前環境相の処理水放出発言「撤回を」=

  風評被害を助長−岸宏全漁連会長

  9/11(水)18:07配信「時事通信

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190911-00000089-jij-bus_all

2.漁業者ら「傷つかない議論を」=福島第一原発の処理水めぐり

  小泉進次郎環境相

  9/12(木)0:42配信「時事通信

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190912-00000004-jij-pol

3.東電、見通しの甘さと経験不足 遅れる停電全面復旧

  9/11(水)22:49配信「産経新聞

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190911-00000632-san-soci

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┗■4.新聞より2つ

 └──── 

 ◆東海第二再稼働、意見吸い上げ 住民協議会は「有効」

  山田村長が関心

 再稼働への手続きが進む日本原子力発電東海第二原発(東海村白方)を

巡り、住民の意見を吸い上げる手段について、山田修村長は10日、島根

県の住民協議会に言及し、「有効ではないか」と関心を見せた。

 村議会定例会の一般質問で阿部功志氏に答えた。(中略)

 原発再稼働に関する住民意向のくみ取り方について、一般質問で山田

村長は島根県のケースに触れて「住民の意向把握の過程においては

有効ではないか。手法なども含めて研究していきたい」と述べた。

(後略) (9月11日6:00配信「茨城新聞クロスアイ」より抜粋)

 詳しくはこちらを

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190911-00000006-ibaraki-l08

 ◆血液細胞に多数の異常 中性子被ばく 致死高線量浴び

  JCO臨界事故20年 「肉声」 (7)

 「こんなに多くの異常がある細胞は見たことがない」。放射線医学総

合研究所(千葉市=放医研)の神田玲子・放射線防護情報統合センター長

は、東海村の核燃料加工会社ジェー・シー・オー(JCO)の臨界事故で

被ばくした社員、大内久さん=当時(35)=の血液を調べ、息をのんだと

いう。

 通常、1000個の細胞を調べると加齢や喫煙などの影響で1個程度の

染色体異常が見つかる。だが大内さんは細胞50個から563個の異常が

見つかった。

 「被ばく線量は20シーベルトを超えていると想像がついた」。

 致死的な高線量だった。(後略)

            (9月6日茨城新聞朝刊27面より抜粋)

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