たんぽぽ舎です。【TMM:No4259】地震と原発事故情報−5つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No4259】

2021年7月30日(金)地震原発事故情報−

             5つの情報をお知らせします

                      転送歓迎

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★1.規制委に「敦賀原発2号機の審査終了」を要求しよう

  うそつきデタラメ日本原電に原発を再稼働させる資格なし

  規制委は「東海第二原発のデータ」も徹底して検証せよ

               山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)

★2.書籍の紹介

  『九電本店前に脱原発テントを張って10年目』

  キリスト者・青柳行信 人権擁護と反原発の闘い

  青柳行信・語り、音成龍司・構成、栗山次郎・聞き書き

                   小山芳樹(たんぽぽ舎)

★3.「核のごみ」交付金配分、対応割れる 神恵内近隣の町村

  古平町、共和町、泊村は受け取る意向、積丹町と「道」は辞退…

  メルマガ読者からの原発等情報1つ(抜粋)

                 黒木和也 (宮崎県在住)

★4.メルマガ読者からのイベント案内(お問い合わせは主催者へ)

  ◆7/31レイバー映画祭2021

   樋口健二『闇に消されてなるものか』ほか上映

   会場:全水道会館4Fホール

★5.新聞より2つ

  ◆尾身茂氏「医療崩壊想定し対策を」

   「医療崩壊」を招いた関西地域と同じ状況になる可能性

            (7月29日朝日新聞夕刊1面より抜粋)

  ◆「若者も接種を」言われても ワクチンないのに 予約取れない

   大学でも実施 国「近隣にも開放を」

           (7月30日朝日新聞朝刊35面より見出し)

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☆ 川柳【オリンピック全てのウソはすでにバレ】

          乱 鬼龍「森羅万笑」より   転載歓迎

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※7/27学習会の映像をUPLAN三輪さんがアップしてくれています。

20210727 UPLAN 馬奈木厳太郎「土地規制法を発動させないために」

https://www.youtube.com/watch?v=8_U-TpLAxiM

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※8/4(水)2つの抗議行動にご参加を!

 2つの抗議行動=定例→毎月第1水曜

   (6月から9月は夏時間となり開催時間の延長)

1.とめよう!東海第二原発 20年運転延長・再稼働ゆるすな!

  日本原電本店抗議行動

  茨城県東海第二原発の再稼働工事を止めよ!

 日 時:8月4日(水)17:00より18:00(夏時間です)

 場 所:日本原電本店前(住友不動産秋葉原北ビル 台東区上野5-2-1)

     銀座線末広町駅4番出口より4分 

     ※北ビルです!南ビルではありません!

 主 催:「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」TEL 070-6650-5549

 協 力:「再稼働阻止全国ネットワーク」

2.「第95回東電本店合同抗議」放射能汚染水を海へ捨てるな!

  東電は2200億円の原電支援するな!

  東電は福島第一原発事故の責任をとれ!

 日 時:8月4日(水)18:45より19:45(夏時間です)

 場 所:東京電力本店前(千代田区内幸町1-1-3)

 呼びかけ:「経産省前テントひろば」070-6473-1947

      「たんぽぽ舎」 03-3238-9035

 賛 同:東電株主代表訴訟など139団体

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※8/20(金)第3回「原発いらない金曜行動」にご参加を!

 フクシマは終わっていない  放射能汚染水を海へ流すな!

 東海第二原発の再稼働反対!

 日 時:8月20日(金)18時30分より19時45分

 場 所:「首相官邸」前

 主 催:「原発いらない金曜行動」実行委員会

 「毎月第3金曜」に開催、9月は17日、10月は15日です

 ☆たんぽぽ舎も、「原発いらない金曜行動」に毎回参加しています。

  たんぽぽ舎から、大横断幕やプラカード、トラメガなどを

  「首相官邸」前に運びます。ご協力いただける方は連絡をもらうと

  助かります。(連絡先:柳田 090-6029-5511)

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┗■1.規制委に「敦賀原発2号機の審査終了」を要求しよう

 | うそつきデタラメ日本原電に原発を再稼働させる資格なし

 | 規制委は「東海第二原発のデータ」も徹底して検証せよ

 └──── 山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)

1.審査会合で審査打ち切り検討へ

 日本原電(原電)敦賀原発2号機の審査を巡り、規制委員会は7月

28日の審査会合でデータ捏造問題について事務局の報告を中心に

議論した。

 原電はすでに作成、提出済だった資料のデータを削除し、書き換えた

所について、一部上書きもしていたが、その経緯の調査を巡っては

田豊志委員長、石渡明委員などから異論が続出。

 別の資料にも疑惑があるとして再稼働への新規制基準適合審査を今後

も継続するかどうか、8月18日の定例会合で再度議論し判断することに

した。

 特に石渡委員(専門は地質学)は、資料の書き換えや誤った記載が

少なくとも一昨年以降相次いでいるとして「資料が適切なものか、正し

いかどうかについて非常に疑問がある」と指摘、また、東海第二原発

ついても触れて「同じ会社なのになぜこうした違いが生じたのか明らか

にする必要がある」として、審査を止めるべきとの意見を表明した。

(NHK7月28日)

2.地質柱状図の書き換え

 原電がデータを書き換えたのは、地質柱状図。地震活動の痕跡が残る

とされていたボーリングコアの観察データを、「未固結」から「固結」

に書き換えるなどして、破砕帯の地震活動の痕跡とされたものをなかっ

たことにした。これは「書き換え」ではなく、科学データの偽造という。

 これについて規制庁が原電に立ち入り調査を行い、「書き換えのいき

さつ」を調査し、誰が、何のために、何時、おこなっていたかなどの

情報を聴取していた。

 そのまとめ文書が「日本原子力発電(株)敦賀発電所2号機ボーリング

コア柱状図データ書換えの原因調査分析に係る原子力規制検査の実施

状況(経過報告)」(検査の実施状況)として会議に提出された。

3.検査の実態に指摘

 更田委員長は、規制庁事務局の現地調査の報告について次のように

指摘をしている。

 「検査の実施状況」で記載されている「把握された事実関係」には、

随所に「認識」や「確認された」という言葉が記載されている。

 これは規制庁の職員が原電への聞き取りにより「把握した」もので

あり、「事実とはいえないのではないか」と。

 事務局の検査と報告の仕方に異論を述べた。

 そして「聞き取りしたものは本当のことなのかどうか確認できて

いない。原電がこう言っているということにすぎない。(表題は)

「聞き取り」としなければおかしい。」「把握された事項と言う書き方

は受け入れられない」「役人は直ぐに確認したというが、事実を確認

したということとは別だということを理解していない」

 事務方の検査が原電の都合の良い結論の聞き取りになっているの

ではないか、との指摘だった。

4.科学データのねつ造動機を解明しない規制庁

 敦賀2号機原子炉建屋直下の断層は、規制委の専門家チームにより

2013年5月に地震を引き起こす活断層と認定された。

 原電は、これを否定しなければ原発廃炉になることから、規制委の

見解を覆そうとしてきた。その中でも地質データは審査の行方を左右

する最重要資料である。

 審査で活断層と確定すれば廃炉を免れないことから、それを回避する

ためにデータの偽造、ねつ造まで行っているとすれば、動機として

わかりやすい。

 それに対して規制庁の事務局の聞き取り調査は、原電の言い分をただ

並べただけで、聞き取り相手も不明確。審査会合での規制庁事務局と

更田委員長とのやりとりだと、職責さえ委員に伝えられておらず、聞き

取った先の「責任者」が、過去に審査会合に出席したことがあるかすら

事務局は即答できない。

 さらに中間報告では、原電の聞き取り内容が事実かどうかさえ明確に

出来ておらず、原電の主張についても何ら具体的根拠を示しておらず、

検査の体を成していない。

 これに対して更田豊志委員長以下、異論が続出。検査手法についても

見直すべきとされたのである。

5.「東海第二原発」の審査も見直すべき

 規制委の委員から「東海第二原発」について言及があったことは

非常に大きい。

 敦賀原発2号機の審査で起きたことが「東海第二原発」の別の

フェーズにおいても発生していた可能性があるとして、「東海第二

原発」で行われた審査の資料を全部見直すべき事を意味している。

 同じ会社だから、同じ事を繰り返してきたと疑ってかかるべきだ。

 この種の審査を「性善説」でしてはならないことは、福島第一原発

事故の重大な教訓のはずである。

 審査において文書の偽造は、明らかな不正行為であり、これだけで

審査打ち切り、敦賀原発2号機は再稼働不許可にすべきだ。

 さらに石渡委員らは「敦賀原発2号機の審査が続けられなくなった

場合、東海第二原発で残っている書類確認などを進めるのはどう

なのか」など、東海第二原発の再稼働に必要な手続きにも影響する

可能性を示唆した。(NHK7月28日)

 審査会合では、「このように、敦賀2号機の審査資料作成において

は、柱状図の位置づけに対する関係者の認識の違いがあったことや、

肉眼観察及び薄片観察による膨大な破砕帯に係るデータを処理するため

に必要な業務管理が適切に実施できていなかったことが確認された。」

とする「検査の実施状況」の結論を含めて、結論は先送りされた。

 私たちも、原電という会社の構造的な問題として、いずれの原発

審査を打ち切ることを、いろいろな場面を通じて求めていこう。

※事故情報編集部より

 日本原電は、来年の2022年8月か9月に「東海第二原発を再稼働

させたい」と発表している。

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┗■2.書籍の紹介

 | 『九電本店前に脱原発テントを張って10年目』

 | キリスト者・青柳行信 人権擁護と反原発の闘い

 | 青柳行信・語り、音成龍司・構成、栗山次郎・聞き書き

 └──── 小山芳樹(たんぽぽ舎)

【本書を推薦します】(帯より)

樋口英明(元福井地裁裁判長)、落合恵子(作家)、

鎌田慧ルポライター)、広瀬隆(作家)、豊田直巳

(フォトジャーナリスト)、中嶌哲演(若狭・僧侶)、本田哲郎

カトリック司祭)、木村公一(牧師)、石川捷治(政治史研究者、

九州大学名誉教授)、前田朗(元東京造形大学教授、朝鮮大学校

講師)、色平哲郎(佐久総合病院 地域医療部 医師)、

馬奈木昭雄(よみがえれ!有明訴訟弁護団)、海渡雄一(弁護士)、

柳田真(たんぽぽ舎共同代表)、岩井哲(かごしま反原発連合 共同

代表)、鳥原良子(鹿児島・川内原発建設反対連絡協議会会長)、

棚次奎介(さよなら原発!北九州連絡会代表世話人)、佐藤大

(ノーニュークス・アジアフォーラム・ジャパン)、

【九周年メッセージ寄稿】

小出裕章(元京都大学原子炉実験所助教)、河合弘之(脱原発弁護団

全国連絡会 共同代表、映画監督)、横田耕一(九州大学名誉教授)、

池永修(弁護士)

柘植書房新社 定価2400円+税 A5判 274頁

目次の抜粋を紹介します

はじめに

第一章 脱原発テント「原発とめよう!九電本店前ひろば」

第二章 神との出会い

第三章 日本社会の矛盾を知り、現実を社会に訴える

第四章 「じゃぱゆきさん」の人権侵害に抗して

第五章 日本の過去との出会い

第六章 国家権力と対峙する人権擁護の闘い

第七章 拘置所の生活と取り調べ、そして裁判

第八章 国家権力に追われた人々との出会いと外国への支援活動

終 章 人権侵害との闘い…フィリピンとイラク、ペルーと日本、

    さらに福島

あとがき

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┗■3.「核のごみ」交付金配分、対応割れる 神恵内近隣の町村

 | 古平町、共和町、泊村は受け取る意向、積丹町と「道」は辞退…

 | メルマガ読者からの原発等情報1つ(抜粋)

 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.「核のごみ」交付金配分、対応割れる 神恵内近隣の町村

  古平町、共和町、泊村は受け取る意向、積丹町と「道」は辞退

  7/29(木)21:30配信「朝日新聞デジタル

https://news.yahoo.co.jp/articles/61e4e7f187509c9a87bea146cd79285db7ccd2ce

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┗■4.メルマガ読者からのイベント案内(お問い合わせは主催者へ)

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 ◆7/31レイバー映画祭2021

  樋口健二『闇に消されてなるものか』ほか上映

 日 時:7月31日(土)10:15より17:00

 会 場:全水道会館4Fホール(JR水道橋駅下車)

 5作品上映

・韓国・双竜(サンヨン)自動車解雇労働者の日常を描いた

 『グッバイ・マイ ヒーロー』。

ユニクロの製品を受託生産してきたインドネシアのジャバ・

 ガーミンド社で解雇された女性労働者を追った

 『ユニクロ/ジャバ・ガーミンド争議』。

・「ジャーナリストの前に人間であれ。差別を許さない人間になれ」と

 語る写真家・樋口健二さんの生きざまを描いた

 『闇に消されてなるものか〜写真家・樋口健二の世界』。

福島第一原発事故から逃れた双葉町の人たちの10年を綴った

 ドキュメンタリー 『原発の町を追われて・十年』。

・昨年暮れに亡くなった映画批評家・木下昌明さんの3分ビデオを

 集めた『映画 批評家の冒険』です。

参加費:当日1700円 前売1500円

オンライン視聴 https://teket.jp/1373/5234

詳 細 http://www.labornetjp.org/news/2021/0731kokuti

主催・問合せ・予約:レイバーネット日本

          TEL 03-3530-8588 FAX 03-3530-8578

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┗■5.新聞より2つ

 └──── 

 ◆尾身茂氏「医療崩壊想定し対策を」

  「医療崩壊」を招いた関西地域と同じ状況になる可能性

           (7月29日朝日新聞夕刊1面より抜粋)

 ◆「若者も接種を」言われても ワクチンないのに 予約取れない

  大学でも実施 国「近隣にも開放を」

          (7月30日朝日新聞朝刊35面より見出し)

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