たんぽぽ舎です。【TMM:No4316】地震と原発事故情報−5つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No4316】

2021年10月13日(水)地震原発事故情報−

             5つの情報をお知らせします

                      転送歓迎

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★1.「エネルギー基本計画」に対するパブリックコメント

  原発は「縮小」「拡大」どっちなの

  原発縮小で、核燃料サイクル政策を

  進めるのは何故  (その1) (4回の連載)

               山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)

★2.東海第二原発の来年9月再稼働をとめよう!

  「11.27(土)東海第二原発いらない!廃炉デー」

  集会(会場:文京区民センター)にご参加を!

  10/6日本原電本店抗議行動の報告 (その1) (5回の連載)

           「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」

★3.ふるさとを返せ津島(双葉郡浪江町)原発訴訟−10万筆へ

  東電本店の回答はひどい内容−参加者から不平・不満

  たんぽぽ舎の皆さんの署名協力や集会応援に感謝します

           石井ひろみ(津島原発訴訟原告団副団長)

★4.フランスが小型原発開発へ 温暖化対策で「原発維持」を明示…

  メルマガ読者からの原発等情報1つ(抜粋)

                 黒木和也 (宮崎県在住)

★5.新聞より1つ

  ◆原発「小型炉で建て替えを」

   甘利自民党幹事長「稼働数の明示必要」

              (10月13日、日本経済新聞より抜粋)

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※明日の10/14(木)学習会

 「幻想の新型原子炉」−高温ガス炉(HTGR)と小型原子炉

 は、定員に達しましたので、予約の受付を終了致します。

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※10/15(金)第5回「原発いらない金曜行動」にご参加を!

  フクシマは終わっていない! 放射能汚染水を海へ流すな!

  東海第二原発の再稼働反対!

 日 時:10月15日(金)18時30分より19時45分

 場 所:「首相官邸」前

 主 催:「原発いらない金曜行動」実行委員会

   「毎月第3金曜」に開催、11月は26日、12月は17日です。

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※10/25(月)学習会にご参加を!

 「ウイシュマさん死亡事件から考える」−日本の入管制度の歴史−

 お 話:金 東鶴(キム トンハク)さん

         (在日本朝鮮人人権協会副会長兼事務局長)

 日 時:10月25日(月)19:00〜21:00(開場18時30分)

 会 場:「スペースたんぽぽ」

 資料代:800円

 予約必要です。たんぽぽ舎あて 電話 03-3238-9035 か

   メール nonukes@tanpoposya.net で、ご氏名と電話番号を

   お知らせ下さい。受付番号をお知らせいたします。

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※10/6日本原電と東電2つの本店抗議行動を三輪祐児さんが

 アップしてくれました。

20211006 UPLAN 日本原電本店抗議行動・第97回東電本店合同抗議

https://www.youtube.com/watch?v=CuLt3fhvfW4

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┗■1.「エネルギー基本計画」に対するパブリックコメント

 | 原発は「縮小」「拡大」どっちなの

 | 原発縮小で、核燃料サイクル政策を

 | 進めるのは何故  (その1) (4回の連載)

 └──── 山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)

項目紹介

1.エネルギー基本計画とは

 …(その1)に掲載

2.エネルギー基本計画の基本は何処に

3.東電福島第一原発事故の反省はあるのか

 …(その2)に掲載

4.日本の問題点の指摘は、ずれている

 …(その3)に掲載

5.原発を止めるのか進めるのかが特にあいまい

6.核燃料サイクル政策を進める根拠はさらに薄弱に

 …(その4)に掲載

1.エネルギー基本計画とは

◎ 3年ごと(法令上*は3年を目指すとしているが間があくことも

ある。第4次(2014年4月)と第5次(2018年7月)のように。)に国の

エネルギー政策についての方向性を定めるための「エネルギー基本

計画」(以下「エネ基」)の案が7月に経済産業省資源エネルギー庁

より公表され、パブリックコメントにかけられた。

 (*)エネルギー政策基本法第12条第5項「少なくとも3年ごと

に、エネルギー基本計画に検討を加え、必要があると認めるときには、

これを変更しなければならない。」

◎ 国はこれを「エネルギー政策」と規定しているようだが、過去の

「エネ基」はいずれも絵に描いた餅状態。従って、方向性を示す程度の

ことにしかなっていない。

 だが、原発の再稼働や核燃料サイクル政策を進める根拠となっている

など大きな問題があるので、実現可能性はないなどと無視して良いわけ

ではない。

 やはりダメなものはダメと明確に指摘し、実効性のある、真に

エネルギーシステムの改革に繋がるような計画に変えていくべきもの

だろう。

◎ 「第六次エネ基」案の、最も大きな問題点は、地球温暖化対策

として原発の活用を進め2030年度の電源構成における原発の割合を

20〜22%程度見込んでいることだ。

 なお他の電源を含む構成比は、火力発電41%(LNG20%、石炭

19%、石油など2%)、再生可能エネルギー36〜38%、原発20〜22%、

水素やアンモニア発電1%としている。

 この数字を達成しようとすれば、原発については「27基が再稼働し、

これまでの実績を大きく超える80%という高い設備利用率(原発事故

前10年の平均は67.8%)の実現を想定することになる。」

自然エネルギー財団)。

 原発に割り当てられた発電容量は約3350万kWに相当する。

 これは、最も多かった時期の55基、4946.7万kW(2007年度)の設備

容量に比べて7割近い水準であり、どこが「可能な限り低減」かと思う。

 こうしたところが、「エネ基」の最大の相互矛盾であり、脱原発派と

原発推進派の双方にすり寄った玉虫色の方針の所以である。

◎ 一方で、核燃料サイクル政策を維持するとしており、これもまた

原発低減とは真逆の方向性を示しており、「原発依存低減」という名の

核推進詐欺である。

 これを実現するのにもう一つ重大な問題は、40年超の老朽原発の稼働

も含まれていることだ。

 そもそも2030年代にはほとんどの原発が40年を超えており、

リプレースを除外している以上、60年運転延長を前提としなければ

成り立たない。

 安全優先と言いながら、危険な老朽原発の再稼働を前提としなければ

成り立たない計画は、そもそも安全運転詐偽とも言える。

◎ 核燃料サイクルを推進することは、大規模な放射性物質の放出、

拡散を前提としており、事故がなくても汚染が広がる。

 さらに日本海溝から千島列島沿いは、何時巨大地震津波が発生して

もおかしくないと、地震調査研究推進本部が「お墨付き」を与えている

地域でもある。

 その目の前に六ヶ所再処理工場を始めとした核燃料サイクル施設群、

さらに南に目を転ずれば女川、事故で破壊された福島第一、第二、

老朽炉東海第二や東海再処理工場、高速炉「常陽」のほか、核燃料

サイクル施設がひしめく東海村がある。何を考えているのかと思う。

 既にとっくの昔に破綻している核燃料サイクル政策の延命をはかろう

としている今回のエネルギー基本計画の問題点を明らかにし、

パブリックコメントを送ったので、その内容を紹介する。

                       (その2)に続く

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┗■2.東海第二原発の来年9月再稼働をとめよう!

 | 「11.27(土)東海第二原発いらない!廃炉デー」

 | 集会(会場:文京区民センター)にご参加を!

 | 10/6日本原電本店抗議行動の報告 (その1) (5回の連載)

 └──── 「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」

 開会のあいさつは、久保清隆(首都圏連絡会)さんより。

 「日本原電は、問題が山積している 。規制委員会に立ち入り調査も

されている。こんな原電に、『 緊急事態が解除になったんだから我々

の“申入れ”を受け取ったらどうか 』、と言っても受け取りに出て

こようとしない。こんなことをこれ以上続けさせることは許されない、

そういう思いでいる。どうか今日もご協力をお願い致します!」と

久保氏の日本原電に対する怒りがにじみ出てくるものだった。

 本日のシュプレヒコールは、中村泰子さん(首都圏連絡会)。

 コールの紹介。

「日本原電原発やめろ!」「東海第二うごかすな!」

「老朽原発うごかすな!」「日本原電恥を知れ!」

「データ改ざん 言語道断!」「原電幹部は責任を取れ!」

「原電に資格はない!」「原発うごかす資格はない!」

原発避難はごめんだ!」「水戸判決に従え!」

「事故のリスクを押しつけるな!」「危険な発電お断り!」

「東海第二うごかすな!」「原発危ない!」「地震に弱い!」

「事故はごめんだ!」「二度とごめんだ!」「安心返せ!」

「東海第二 廃炉!」「核ゴミ出すな!」「死の灰 増やすな!」

「未来汚すな!」「原発は禁止だ!」「日本原電 原発やめろ!」

「原電は東海第二を断念して原発から撤退しろー!」

 いつものようにパワフルなコールだった。

※「11.27(土)東海第二原発いらない!廃炉デー」集会

 日 時:11月27日(土)18:30より

 会 場:文京区民センター3F

 くわしいことは、後ほどご案内します。   (その2)に続く

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┗■3.ふるさとを返せ津島(双葉郡浪江町)原発訴訟−10万筆へ

 | 東電本店の回答はひどい内容−参加者から不平・不満

 | たんぽぽ舎の皆さんの署名協力や集会応援に感謝します

 └──── 石井ひろみ(津島原発訴訟原告団副団長)

○お世話になっております。私は6月18日の官邸前金曜行動の際に署名

協力のフリートークをさせて頂いた、“ふるさとを返せ津島原発訴訟”

原告団副団長の石井ひろみと申します。

 その節は大変お世話になりました。お陰様で裁判所へは結審前に

89,032筆提出し、その後届いた分も含め最終的に今現在94,895筆と

なっております。

 コロナ禍の中目標の10万筆には届きませんでしたが、皆様のお力添え

でほぼ目標達成と云えます。本当にありがとうございました。

○又、昨日の東電との直接交渉を控えた本社前行動には代表の柳田様

にもお越し頂き、怒りの声を挙げて下さいました。

 判決後直ぐに東電との直接交渉の予定でしたので、交渉が終わって

報告とお礼をと思っていましたのが交渉が延期となり、お礼がすっかり

遅くなってしまいました。申し訳ございません。

○昨日の直接交渉は散々で、終了後参加者からは東電職員の答弁に

不満の声がありました。

 責任ある立場の社員の出席を要望していたのに、事前折衝と同じ部長

が、質問にきちんと答えず小さな声で核心をはずすので、リモートで

視聴していた原告からは社員が何を言っているのか聞こえなかったと

報告がありました。

 3時間も時間を掛けて何の収穫も無く継続協議も断わられたままかと

諦めかけ、失望し始めた時に当弁護団より声が挙がり、福島復興本社の

代表郄原一嘉氏の就任挨拶が読み上げられ、彼との協議を

勝ち取りました。

○「福島復興本社の責務は、この福島の地において、被災された方々の

苦しみを常に忘れず、社員一人ひとりが地域の皆さまの声を謙虚に

うかがい、福島のために何が出来るかを問い続け、誠心誠意そして

主体的に、復興の一層の加速に向けて業務に取り組んでいくことです。

 私はこの使命を胸に刻み、先頭に立って進んでいく所存です。」

 郄原代表の挨拶、結びの言葉です。

原子力規制庁の広報官が云いました。「科学に絶対は無い。」と。

○支援くださった皆様方からの大きな大きな後押しに励まされ、国と

東電の責任を、全国の原発訴訟の原告、弁護団と共に追及し

闘っていきます。

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┗■4.フランスが小型原発開発へ 温暖化対策で「原発維持」を明示…

 | メルマガ読者からの原発等情報1つ(抜粋)

 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.フランスが小型原発開発へ 温暖化対策で「原発維持」を明示

  10/12(火)21:40配信「産経新聞

https://news.yahoo.co.jp/articles/50e90decdcb263c74a88c409b89fc2e71b6f3128

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┗■5.新聞より1つ

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 ◆原発「小型炉で建て替えを」

  甘利自民党幹事長「稼働数の明示必要」

 自民党甘利明幹事長は12日、党本部で日本経済新聞のインタビュー

に答えた。運転開始から原則40年の耐用年数が近づく原子力発電所

ついて開発中の小型モジュール炉(SMR)を実用化して建て替えるべき

だと提唱した。(後略)   (10月13日、日本経済新聞より抜粋)

 SMR:Small Modular Nuclear Reactors

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