たんぽぽ舎です。【TMM:No4094】地震と原発事故情報−4つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No4094】

2020年12月3日(木)地震原発事故情報−

             4つの情報をお知らせします

                      転送歓迎

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★1.東海第二原発に対する私の考え方

   東海第二原発事故発生時の避難計画は実質策定できない

      先粼(まっさき)千尋茨城県、元瓜連(うりづら)町長、

          瓜連町は合併により今は那珂市です〕

★2.上昌広・医療ガバナンス研究所理事長に聞く

   冬のコロナと闘う8つのポイント=

   「コロナかかりつけ医」を持つ、

   高齢者はもっと運動をすることが重要、

   <検査の拡大・隔離の徹底・治療の充実>という基本に…など

   2020年〜新型コロナとの闘いの記録 読み切り連載 (9)

           岩井 哲(かごしま反原発連合・共同代表)

★3.福井・大飯原発3、4号機訴訟、4日判決

   設置許可取り消し請求、大阪地裁

   「安全審査基準に適合するとした

   原子力規制委の判断は誤りだ」…

   メルマガ読者からの原発等情報1つ(抜粋)

                 黒木和也 (宮崎県在住)

★4.新聞より1つ

  ◆こそこそ内閣

   『政権への期待も底にある』

三木義一(青学大名誉教授)

       (12月3日「東京新聞」21面「本音のコラム」より)

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※12/8(火)杉原浩司さん学習会のご案内

 「先制攻撃する自衛隊」でいいのか

 軍産複合体の擁護者たちを批判する

 平和外交を不断に進めることこそが重要

 お 話:杉原浩司(すぎはら こうじ)さん

      〔武器取引反対ネットワーク(NAJAT)代表〕

 日 時:12月8日(火)19時より21時  

 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 参加費:800円  予約の必要はありません。

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※12/12(土)愼 蒼宇(シンチャンウ)さん学習会のご案内

 1923年9月 朝鮮人はなぜ殺されたか?

 〜朝鮮植民地支配から考える〜

 お 話:愼 蒼宇(シンチャンウ)さん(法政大学社会学部教授)

 日 時:12月12日(土)19時より21時  

 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 参加費:800円  予約の必要はありません。

☆タイトルが更新されています。

 東京新聞の案内では「旧タイトル」のまま掲載されて(変更が間に

 合いませんでした)いました。

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※上記の集会・学習会では「新型コロナウイルス」対策を致します。

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 東海第二原発再稼働阻止などのために、ぜひとも皆さまのカンパを

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┗■1.東海第二原発に対する私の考え方

 |  東海第二原発事故発生時の避難計画は実質策定できない

 └──── 先粼(まっさき)千尋茨城県、元瓜連(うりづら)町長、

          瓜連町は合併により今は那珂市です〕

1.小泉純一郎元総理の発言

 「原発ゼロ、やればできる。右も左も関係ない。国を愛するという

ことは、原発をゼロにするということだ」

2.原発に対する私の素朴な考え

イ.電気は現在では欠かせないもの。だが、その電気を起こすのに、

危険極まりない原子力をどうして使うのか。

 自然エネルギーとして水力、風力、バイオマス、地熱などがあり、

日本は世界有数の資源大国だ。

ロ.1957年に東海村にわが国で最初の原子の火が灯った。

 「原子力の平和利用」として歓迎した。

 しかし、チェルノブイリ原発事故など世界のあちこちで原発の事故が

起き、わが国でも東海村福島県で事故が発生した。

 事故の確率は低いとはいえ、一旦事故が起きれば、制御不能になり、

しかも広範囲に大きな影響を及ぼすことがわかった。

 福島の事例でわかるように、原発周辺の住民はふるさとを失い、

生活のすべてを失い、さまようことになる。

 私たちの世代に作った原発を、次の世代には渡せない。

 それが私たちの責務である。

3.現在問題になっていることと、懸念すること

イ.東海第二原発は絶対安全か。そんなことはない。

 これまでの原子力規制庁や日本原電の説明会で、私はそのことに

ついて質問した。その答えは「事故の可能性をできるだけゼロに

近づける努力はするが、絶対安全とは言えない」ということだった。

ロ.東海第二原発はこれまでに小さな事故を何度も起こしており、

 2011年3月の大震災の時にも危機一髪の状態だった。

 「世界一危険な原発」と言われている。

ハ.活断層が近くを走っており、東海第二原発の周辺では地震の危険性

がかなり高い。

ニ.東海村にはいくつもの原子力施設があり、万一どこかの施設で事故

が起きれば、複合事故になり、影響を想定できない。

ホ.首都圏に近く、事故が起きればその影響は計り知れない。茨城だけ

でなく、首都圏は壊滅することになる。

ヘ.使用済み燃料の処理方法が決まっていない。「トイレなき

マンション」という言葉がある。

ト.事故(東海第二原発)発生時の避難計画は実質策定できない。

 30キロ圏内の人口は福島の10倍もある。

 地震津波、いくつかの原子力施設の複合事故になればなおさらだ。

4.那珂市議会に求めたいこと

イ.首長も同じだが、東海第二原発の再稼働に賛成だとすれば、事故が

起きた時にその責任を取れるのか。取れるはずがない。

 責任が取れないことを決めるべきではない。

ロ.私たちが選挙で議員を選ぶとき、すべてを無条件で議員に一任して

いるわけではない。

 原発の再稼働のような、住民に直接関係ある重大なことを判断する

場合には住民の声を聞くべき。

 議員の選挙の際、選挙公報などで東海第二原発の再稼働について意思

表示をした候補者は少なかったからなおさらだ。

(11月21日の那珂市議会原子力安全対策委員会「市民の皆さまの声を

聴く会」への対策会議での発言メモ)

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┗■2.上昌広・医療ガバナンス研究所理事長に聞く

 |  冬のコロナと闘う8つのポイント=

 |  「コロナかかりつけ医」を持つ、

 |  高齢者はもっと運動をすることが重要、

 |  <検査の拡大・隔離の徹底・治療の充実>という基本に…など

 |  2020年〜新型コロナとの闘いの記録 読み切り連載 (9)

 └──── 岩井 哲(かごしま反原発連合・共同代表)

《第3波−冬のコロナと闘う8つのポイント=上昌広・医療ガバナンス

研究所理事長に聞く》

・11月30日、スガ首相は、「感染拡大の原因がGO−TOキャンペーン

だというエビデンスはない」などと、

 1.日本医師会会長・中川氏及び東京都医師会会長・尾崎氏らが

訴える医学的見地や、

 2.感染データの時系列的推移から見る合理的分析にも反する驚く

べき<開き直り>を公然と行なった。

 もはや、私たちは、このような日本政府に頼ってだけはいられない

ことが判明した。

・よって、日本で暮らすすべての住民は、みずから情報を収集・整理

し、有効な知恵を獲得し、しかるべき「対コロナ自衛策」を講じる

ことが、生き残り=サバイバルを図るための最重要課題として浮かび

上がってきた。

 上昌広医師に学び、以下8点を整理した。

【1】「コロナかかりつけ医」を持とう。開業医でも勤務医でもよい。

高齢者にはワクチンは勧めないが、若者には勧めるといった、患者ごと

の個別対応を考えてくれる医師を確保することが重要だ。

【2】インフルワクチンは、二重に有効な可能性が高い。打っておけば

インフルに罹っても症状が軽微になるし、これによって、免疫が活性化

し、コロナにも罹りにくくなるとの研究成果もある。

【3】マスクは、ディスタンスを取れる屋外では不要だが、「三密」に

なる屋内ではかなり有効で、また、場所を問わず大声での会話は

要注意だ。

【4】飲み会は、少数の仲間内で、すいてる店に行けば、感染リスクは

それだけ下がる。不特定多数の人間と接することで、リスクが拡大

する。通勤電車などは「三密」ではあるが、中で会話しない限り、

マスク着用で感染リスクはほぼゼロだ。

【5】家庭内感染は、まず防げない。会話をするな、マスクを着けろと

いうのは、現実的には無理だ。家庭内では高齢者・妊婦・子供には

キチンと検査をする。「抗原検査キット」をもっと薬局で売るように

したらいい。今、海外では5ドルで買える。感度が悪いと言っても、

やらないよりはマシ。不安解消になる。スロバキアでは、全国民への

抗原検査を始めた。日本で出来ない訳がない。

【6】高齢者が健康を守るには、もっと運動をすることが重要だ。ただ

でさえ心筋梗塞脳卒中が多い冬の時期に、コロナ下の「閉じこもり」

によって、持病を悪化させる危険性が増大することを、運動によって

防がなければならない。

【7】第3波では、ステロイドホルモンの使用など治療法が大きく改善

され、肺炎の死者数が大幅に減少したが、一方、さまざまな後遺症を

引き起こすことが分かってきた。心筋への炎症、糖尿病に与える影響、

脳卒中や心臓疾患、自己免疫疾患などの長期合併症の危険に注意が

必要だ。

【8】マスク・「三密」対策など個々人の感染管理では、日本人は

かなり成果を上げているが、足りないのは政府レベルの対策で、

中でも、PCR検査の拡充は最重要の課題だ。

 <検査の拡大・隔離の徹底・治療の充実>という感染症対策の基本に

立ちかえって、医療・介護の従事者を始めとするエッセンシャル

ワーカー(1000万人)への検査を拡充し、無症状感染者の発見・隔離を

通し、院内感染・職場内感染・市中感染の拡大を防ぎ、新型コロナ感染

症への<社会的防波堤>をきめこまかに築いて行かなければならない。

次回テーマ:《政府によるGO−TO見直しはどこまで徹底され効果を

       上げるか?今は、その監視が重要だ!(仮題)》

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┗■3.福井・大飯原発3、4号機訴訟、4日判決

 |  設置許可取り消し請求、大阪地裁

 |  「安全審査基準に適合するとした

 |  原子力規制委の判断は誤りだ」…

 |  メルマガ読者からの原発等情報1つ(抜粋)

 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.福井・大飯原発3、4号機訴訟、4日判決

  設置許可取り消し請求、大阪地裁

  「安全審査基準に適合するとした原子力規制委の判断は誤りだ」

  12/2(水)15:46配信「共同通信

https://news.yahoo.co.jp/articles/03a8e40d5af5560c1b4b2d4c1b3db9315b0a3bf7

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┗■4.新聞より1つ

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 ◆こそこそ内閣

  『政権への期待も底にある』

三木義一(青学大名誉教授)

「ご隠居、首相の誤読がやたらと多いでっせ」

 「役人の書いた原稿を淡々と読んでいるだけだからの〜」

 「なぜ、自分の言葉で語れねえんですかね〜」

 「自分の言葉で言ったら首相失格であることがばれるからじゃろ〜」

 「それにしても国会での質問は事前に出しておかねばならず、役人が

その答案を書き、首相が読むだけなんて、俺たちを馬鹿にして

いません?」

 「政策や議論では与党ではえらくなれん。当選回数と、人事を通じた

恫喝や利益誘導でえらくなっとるようだからの」

 「だから、原稿を目で追って読むだけの人が出てくる。揚げ句の果て

には、読み間違いを理由に議事録を修正させる。菅首相衆議院

会議で『政権への期待もそこそこある』と読み間違えたのも修正した

ようで」

 「いいの〜、今の政権の特色はまさに『こそこそ』している点にある」

 「御隠居、いけませんぜ、意図的に誤読しちゃ。質問したのは維新の

馬場幹事長で、衆議院解散の覚悟を尋ねたのに対し、まずは新型コロナ

対策や経済再生が最優先だとしたうえで、『政権への期待もそこに

ある』と読むつもりだったようで」

 「そうか、それは書いた官僚が悪いの。菅さんはとっさに

避けたんだ」

 「?」

 「原稿を読もうと思ったが、なんとそこには『政権への期待も

底にある』」 (12月3日「東京新聞」21面「本音のコラム」より)

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