たんぽぽ舎です。【TMM:No4291】
4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.「東海第二原発の再稼働に反対しています!」とアピール
JR御茶ノ水駅前でビラ配布・シール投票・署名活動・・・40名の参加
小山芳樹(たんぽぽ舎)
★2.東京電力は「事故後10年経っても変わらない」
北村俊郎著『原子力村中枢部での体験から
10年の葛藤で掴んだ事故原因』(かもがわ出版) (下)
★3.福島第一 2号機の高線量部分の映像公開…ほか
メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)
黒木和也 (宮崎県在住)
★4.新聞より1つ
◆ご祝儀選挙 本音のコラム 三木義一(青学大名誉教授)
(9月9日東京新聞25面より)
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※たんぽぽ舎に、自立スタンド型非接触体温測定器を設置しました。
モニターの前に立つだけで測定できるタイプです。
7/26より稼動しています。
ほか、非接触体温計、手指消毒用のボトル数本、換気扇常時作動、
適宜の窓開け換気等は、従来からおこなっています。
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※9/13(月)第5回岩垂弘連続講座にご参加を!
「沖縄返還・成田空港反対・日米安保条約延長反対・学園民主化」(下)
お 話:岩垂 弘さん(ジャーナリスト)
日 時:9月13日(月)14:00〜16:30(開場13時30分)
会 場:「スペースたんぽぽ」
資料代:800円 予約の必要はありません
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※9/16(木)アーサー・ビナードさん講演会
★この講座は定員に達しましたので、予約受付は終了しました。
会場:「東京学院」 13:30より
「平和」の中の「姿なき武器」 本来のメディアは何なのか
医療の意味はどこにあるのか
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※9/30(木)学習会にご参加を! 予約必要です。
「韓国キャンドル革命の第一決算期−来春の大統領選挙と日本」
お 話:青柳 純一さん(翻訳家・金起林記念会共同代表)
日 時:9月30日(月)19:00〜21:00(開場18時30分)
会 場:「スペースたんぽぽ」
資料代:800円
予約必要です。たんぽぽ舎あて 電話 03-3238-9035 か
メール nonukes@tanpoposya.net で、ご氏名と電話番号をお知らせ下さい。
受付番号をお知らせいたします。
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※9/30(木)JCO臨界事故から22年 追悼と抗議集会 ご参加ください
日 時:2021年9月30日(木)午前10時〜11時
場 所:経済産業省別館前(飯野ビル側:経産省前テントの反対側)
内 容:経過説明、抗議アピール、黙祷(事故発生時刻 10:35〜)
献花―追悼の花を用意します。
呼びかけ:たんぽぽ舎他
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※9/3(金)「食卓の危機」第2回
お話:安田節子さん(食政策センター・ビジョン21代表)の動画を
UPLAN三輪祐児さんがyoutubeにアップしてくれています。
20210903 UPLAN 安田節子「みどりの食料システム戦略とゲノム編集」
https://www.youtube.com/watch?v=NwAUVS0nYGA
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※9/1(水)2つの抗議行動「日本原電、東電本店」の動画をUPLAN三輪祐児
さんがyoutubeにアップしてくれています。
20210901 UPLAN 日本原電本店抗議行動・第96回東電本店合同抗議
https://www.youtube.com/watch?v=ol7e7khDgxg
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※8/23第4回岩垂弘連続講座
「戦後最大の社会運動 1970年前後の運動」(上)の動画をUPLAN三輪祐児
さんがyoutubeにアップしてくれています。
20210823 UPLAN 岩垂弘
https://www.youtube.com/watch?v=icnVF43HEt0&t=3499s
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┗■1.「東海第二原発の再稼働に反対しています!」とアピール
| JR御茶ノ水駅前でビラ配布・シール投票・署名活動・・・40名の参加
└──── 小山芳樹(たんぽぽ舎)
◎ 9月11日(土)JR御茶ノ水駅前で12時50分より14時まで、「東海第二
原発いらない!一斉行動」の一環として、トラメガでのアピール、3枚
セットのビラ配布(☆3つ折り『水戸地裁判決の解説』、☆「東海第二原
発いらない!首都圏ネットワーク」作製の『声を上げよう東海第二原発い
らない』、☆「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」作製の『えっ!知
らなかったの?あなたの近くのキケン原発!』)、
シール投票(東海第二原発の再稼働に「反対」、「賛成」、「わからない」)、
署名活動をおこないました。
◎ 「お茶の水橋口」と、「聖橋口」の2カ所の改札付近で、参加者は
40名ほど。曇時々晴れのお天気で、晴れ間は真夏の太陽でした。
JR御茶ノ水駅前を通行する多くの市民がビラを受け取ってくれ、シー
ル投票・署名にも気持ちよく応じてくれました。
シール投票の結果は、東海第二原発の再稼働に「反対」32人、「賛成」
2人、「わからない」3人でした。
この日の参加者からの感想の1つですが「原発そのものの危険性が多く
の市民の間に広まっているという印象を受けた」とのことです。
◎ ちなみに、私が午前中参加した「JR亀戸駅北口」の「一斉行動」
は、11時25分から12時5分くらいまで、10数名の参加でした。
あいにくのにわか雨の中、「3つ折り」チラシがぬれないように手渡す
のも一苦労でした。
◎ 来年2022年8月から9月にも予想される「東海第二原発の再稼働」を
阻止するため、引き続き、闘いを継続したい。
◆夕方5時半からは別グループ4名が水道橋駅近くでスタンディングと
アピール、ビラまきも頑張りました。
☆各地の行動の報告は、来週より順次お伝えします。
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┗■2.東京電力は「事故後10年経っても変わらない」
| 北村俊郎著『原子力村中枢部での体験から
| 10年の葛藤で掴んだ事故原因』(かもがわ出版) (下)
└──── 先崎(まっさき)千尋〔茨城県、元瓜連(うりづら)町長、
(3)限界がある監視役としての「反対派」という指摘
◎ 本を読む時の私のくせは、目次、まえがき(序文)、終章、あとがき、
著者の略歴を最初に読むことだ。筆者が何を書きたいのか、何が書いて
あるのかが分かるからだ。
これまで引用した文から、北村さんが原子力村の一員として見聞きして
きた経験から、東京電力福島第一原発の事故をどう見ているか、今何が問
題とされるべきかが分かる。
本書は「福島原発事故は日本の原子力発電の帰結」「巨大組織は何故事
故を起こしたか」「事故後の現地に見る日本型対応」「処分出来ない汚染
水と放射性廃棄物」「日本で原発なしは可能か」「原発の根本的問題は克
服出来るのか」の6章から成る。巻末に参考文献も載っている。
◎ 北村さんは第1章の冒頭で、「福島第一原発の事故の背景には長い間
に積もり積もった問題が多々存在していたのではないか」、「事故前に規
制当局や原子力業界に定着していた考え方、慣習は事故につながる問題な
点が多く見られ、最近の東京電力の柏崎刈羽原発再稼働に関する一連の不
祥事も、体質、企業風土の問題がいまだに改善されていない」と指摘して
いる。
そして、東京電力の経営判断は合理的ではなく、そのことは我が国の原
子力開発の歴史に由来すると、1965年から2012年までを振り返り、問題点
を整理している。
その上で、原子力業界の体質、風土として、形式主義の蔓延、原子力平
和利用三原則に忠実でない原発開発、誤った安全の考え方、経営の問題な
どを指摘している。
さらに、東京電力は「事故後10年経っても変わらない」と書いている。
内側からのクールな見方がひしひしと伝わってくる。そして、読み進め
ながら、こんな人たちに原発の運転を任せていいのだろうか、とうすら寒
い感じを持った。
◎ 我が身を置いた農協組織でもそうだが、大きくなれば効率がよくなる
どころか、その真逆になることがよくある。普通の企業であれば、自分と
は関係ないと放っておけるが、こと原子力となるとそうはいかない。少な
くとも、原発のある周辺地域は、ひとたび事故を起こせば、それこそ死に
至るか、生活が根こそぎ影響を受ける。第2章はその巨大な東京電力の体
質と問題点を抉り出している。
◎ この章で私たちが学ばなければと思ったのは、96頁以下の文だ。
「短兵急な脱原発の要求は、社会変革に生きがいを求めたい人々には受
けるが、同時に一般の人々を一歩退かせてしまう。彼らの主張は自分たち
に有利な証拠のみを集め、手前勝手な理屈をもって結論ありきで考えたも
のが多い」。「反対派がこうしたことを続けていては多くの国民を白けさ
せるばかりで、反対派が大事故を防止する役割を果すのは難しい。国や電
力会社は反対派を相手にしていては時間の無駄だと考え、中間層に対して
原発の必要性や安全性をアピールする作戦にとうの昔に切り替えていた」。
「規制当局を除いては巨大組織の圧倒的な情報量、経済力、人材、影響力、
継続性に対抗するにはあまりにも脆弱だ」。
◎ 東海村の原電第二原発の再稼働に関する各種の世論調査では、おおむ
ね3分の2は反対だが、県と村の行政や議会の動きはその空気に連動して
いない。
北村さんが指摘しているように、脱原発、反原発の運動はいろいろあっ
ても、広がりを見せていないことは事実だ。
私は、反対派が外部からの監視役だと考えたことはなかったが、北村さ
んの整理で、そういう考えもあるのだと受け止めた。
◎ 第3章は、事故後の国、東電、福島県民の対応など、興味深い内容だ
が、紹介は省く。
事故後の福島第一原発が抱えている現在の問題は、なんといっても125万
トンに達した汚染水の処理のことだ。
国と東京電力は浄化施設ALPSで処理した汚染水を希釈して海中に
放出することを決め、地元で説明会を開いている。私はこの問題に関して、
これまで日立市のタウン誌『スペースマガジン』などに別の処理方法を選
択すべき、と書いてきた。
◎ 東京電力は2015年に福島県漁連に「関係者の理解なしには、いかなる
処分も行わない」と文書で確約している。
それを反故にする今回の決定は、沖縄県名護市辺野古沖の普天間基地移
転と同じ構図だが、反対の声を無視して東京電力は強行突破するのであろ
うか。
北村さんは「いくら困ったからといって、約束を破ればこのあと誰も東
京電力の言うことを信用しなくなる。国も東京電力も何故、こんな悪手を
打つのか」と呆れている。
そして私も指摘したことだが、北村さんは、放出量は年間3万トンなの
に、溜まるのは1日140トン、年間で5万トンになり、タンクの水は年々
増えていく」と指摘し、「小出しにしてなるべく反発を抑え、後で修正す
るいつものやり方なのか。こんな姑息なやり方は不誠実であり金の無駄遣
いでもある」と厳しく糾弾している。
◎ 第5章は「日本で原発なしは可能か」。面白い論考が続くが、ここで
はスルー。
最終章の「原発の根本的問題は克服出来るのか」は原子力業界への提起。
バックフィット(自然災害などに関して新たな知見が加わった場合、そ
れを反映した対策を稼働中の原発に追加すること)の必要性、機器の取り
替えの必要性、建設地点の確保困難、廃棄物の処分先未定、テロの不安増
大、競争力の低下、原発を支える基盤の劣化の7項目が説明されている。
これらの課題を関係者は福島の事故前からわかっていた。
しかし対策は先送りされ、事故後の10年もほとんど変わらず、状況は悪
化しているという。
原子力業界にとって危機だった福島事故から10年も動かなかったとすれ
ば、おそらくこれからの10年も同じではないか。
「反対派」に位置する私はそう考えながら読んだ。
◎ 冒頭に書いたように、本書は北村さんがこれまでに書いたエッセイか
ら選んだのを整理してある。
一つ一つが短く、分かりやすい表現で、私たち専門家でない人間にとっ
ても、原子力村の内情や事故原因、課題などが理解しやすい本だ。
反対派も含めて原発に関心ある方にお勧めしたい。
ご購入は書店かアマゾン、楽天などで。ネットで「北村俊郎」を検索
すると、これまでの発言などいろいろなことが分かる。
発行所は京都のかもがわ出版(電話075−432-2868)。
四六版239頁、1800円+税。
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┗■3.福島第一 2号機の高線量部分の映像公開…ほか
| メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)
└──── 黒木和也 (宮崎県在住)
1.福島第一 2号機の高線量部分の映像公開
9/10(金) 22:53配信 「日本テレビ系(NNN)」
https://news.yahoo.co.jp/articles/fc238fe784ec3797a0b06cdfd4616ba98e818530
2.愛媛 伊方3号機再稼働 延期の可能性
9/10(金) 20:10配信 「あいテレビ」
https://news.yahoo.co.jp/articles/869d922b12192926e5b373c939d8842360d5d8ad
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┗■4.新聞より1つ
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◆ご祝儀選挙 本音のコラム 三木義一(青学大名誉教授)
「ご隠居、自民関係者は大はしゃぎですぜ。菅首相は辞めるは、そのせ
いで株は上がるは、総裁選でニュースは独占できるは、もうウハウハ」
「コロナ対策の失敗は自民政治の失敗なのに、首相の退陣ですべてが消え
てしまったようじゃのう」
「で、総裁選が面白おかしく報道され、新総裁が決まると、その人のご祝
儀報道とくる。菅さんの時だって、苦労人だとか、官房長官時代の凄腕を
発揮するとか、ご祝儀報道ばっかりでしたぜ。そのおかげで最初の支持率
はなんと70%!実際は、まともに返事もできない奴だったのに」
「そうじゃ。不正だらけの安倍政権の後継だということから推して知るべ
しなのに、そういうことを追及しなかったの」
「今度もそうなりますかね?オリンピックでも菅さんの人気は上がらなか
ったんで、日本人も少しは冷静になったと思いたいですがね」
「うーん、トップが代わると、株価同様、一時的に期待値が上がるからの。
その勢いで選挙となるので、ご祝儀選挙になりがちじゃ」
「あっしは、日本人をしんじてぇ〜」
「信じすぎると、足を掬(すく)われる。だが、日本人がここ数年体験し
てきた愚者政治のお粗末さは想像を絶する。野党共闘も成立したようなの
で、面白い選挙かもしれんぞ」
「てえと?」
「自民のご終儀選挙!」
(9月9日東京新聞25面より)
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