たんぽぽ舎です。【TMM:No3685】地震と原発事故情報−5つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No3685】

2019年6月28日(金)地震原発事故情報−

               5つの情報をお知らせします

                        転送歓迎

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★1.原発を止められる2つのチャンス

   東京電力は日本原電・東海第二原発

  1900億円費用協力するな!やめて!

   「特重」施設できない原発を止めよう−

   2020年3月、5月、8月 川内・高浜原発とまる

       柳田 真 (たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)

★2.帰還が始まり福島第一原発事故は収束したのか?

   福島第一原発事故被害自治体の現状に学ぶ

   7/13-14「第7回福島を忘れないシンポジウム」参加者募集

       「福島を忘れない!全国シンポジウム実行委員会」

★3.福島「原発安全神話」から「被曝安全神話」へ (その3)

   良心的学者までもが「被曝安全神話」   (7回の連載)

  被曝というのは絶対に危険です あらゆる意味で危険です

   なぜ被曝をすると人は死ぬのか

   被曝量と危険度の相関性とは

   被曝の影響は被曝量に比例して存在することになっている

          小出裕章さん(元京都大学原子炉実験所助教)

★4.メルマガ読者からのイベント案内

           (お問い合わせは主催者へ)

  ◆7/6(土)福島第一原発事故から8年の現実

   講師:國分富夫さん(「原発事故被害者 相双の会」会長)

   会場:本郷文化フォーラム

★5.新聞より5つ

  ◆再発防止策を了承 原子力機構 放射性物質漏えい 退避基準明確に

   規制委       (6月27日茨城新聞朝刊23面より抜粋)

  ◆北海道電力株主総会 ブラックアウトに厳しい声 札幌市

   6/26(水)16:42配信「HBCニュース」

  ◆浜岡再稼働の方針堅持 中部電力株主総会、審査「佳境」強調

   6/27(木)7:20配信「静岡新聞SBS」

  ◆伊方3号機廃炉”は否決 四国電力株主総会【香川・高松市

   6/26(水)17:00配信「テレビ愛媛

  ◆九電株主総会「テロ施設早期完成に最大限努力」

   6/26(水)20:00配信「九州朝日放送

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※6/30(日)緊急討論集会にご参加を!

 「特定重大事故等対処施設」問題と

 東京電力による日本原電への「1900億円援助」問題とは何か!

 講 師:山崎久隆さん (たんぽぽ舎副代表)

 日 時:6月30日(日)13時30分より17時

 内 容:前半は山崎久隆さんより講演(資料用意)。

     後半は参加者による方針提案、今後の闘い方の意見発表・

     討論の予定です。

 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 参加費:500円

 主 催:「再稼働阻止全国ネットワーク」070-6650-5549

協 力:「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」、

    たんぽぽ舎講座会議、東京電力本店合同抗議

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※7/3(水)2つの抗議行動にご参加を!

1.とめよう!東海第二原発 20年運転延長・再稼働ゆるすな!

日本原電本店抗議行動

 日 時:7月3日(水)17:00より17:45

 場 所:日本原電本店前(住友不動産秋葉原北ビル 台東区上野5-2-1)

                銀座線末広町駅4番出口より4分

 共 催:再稼働阻止全国ネットワーク TEL 070-6650-5549

   とめよう!東海第二原発首都圏連絡会

2.「第70回東電本店合同抗議」

  東電は福島第一原発事故の責任をとれ!

 日 時:7月3日(水)18:30より19:45

 場 所:東京電力本店前

 呼びかけ:「経産省前テントひろば」070-6473-1947

  「たんぽぽ舎」 03-3238-9035

 賛 同:東電株主代表訴訟ほか134団体

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┗■1.原発を止められる2つのチャンス

 |  東京電力は日本原電・東海第二原発

 | 1900億円費用協力するな!やめて!

 |  「特重」施設できない原発を止めよう−

 |  2020年3月、5月、8月 川内・高浜原発とまる

 └──── 柳田 真 (たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)

〇 国民の6〜7割の反発で、また私たち市民の活動で、原発再稼働は

電力会社(全国9社と日本原電)と安倍政権の総力にもかかわらず、

この8年でかれらの思うようには進まなかった。

 それでも九州、中国、関西で計9基の再稼働となった。その電力量は

5%ほどのみである。95%は原発でない方法で作られている。

 今、9基の原発と東海第二原発を止められる条件が生まれている。

 この「2つのチャンス」を生かそう。

 私たちはこの条件を生かし、知恵と総力を投入して原発をいくつも

止めよう。

〇 首都圏では日本原電・東海第二原発(110万キロワット、沸騰水型、

茨城県東海村)の再稼働を止めるチャンスだ。

 日本原電はお金がない。再稼働の工事などに必要な3000億円(以上)の

お金を全部借金で賄わなければならない。

 そのお金の6割以上(1900億円)を東京電力が債務保証(連帯保証人)

すると言われている。こんなことが許されるのか?

 日経新聞の報道によれば東電社内でも慎重論(つまり反対論)があると

いう。東電株主総会(6月26日)でも株主提案で日本原電支援の反対が出

される(日本原電の東海第二再稼働反対)。

〇 茨城でのアメーバ行動とビラ撒きでの日本原電本店を攻める行動(

ハロー原電)と東電本店(毎月1回行動)、東電各支店を攻める行動。

 54%が国の税金・株券という東電が「どういう理由、根拠」で東海

第二原発の再稼働を支援するのか、その根拠・理由を具体的に示して

ほしいという要求だ。

 東電各支店を市民・議員が連携して攻める新しい運動の波が起こり

つつある。千葉で、東京で、三多摩で東電支店との交渉が行われる。

 東電各支店の回答いかんでは、東電の電気(原発電気)を買わない⇒

原発電気でない他社に切り換えるという要求と声がますます強まる。

 顧客減が東電の最大の弱みでもある。私たちは全力でこの急所を

攻める活動をやり切ろう。

〇 もう一つのチャンスは「特重」施設ができない原発を次々と止め

ようという運動だ。

 市民運動の盛り上がりの中で原発が続々と止まるという雰囲気を

つくりたい。

 私たちは今後、全国的運動で、今年8月に第1波、11月に第2波、

来年2月に第3波の3回の全国行動を組んでいこうとしている。

 内容は電力会社と規制委員会、同支部への抗議の行動やビラまきだ。

もともと、特重施設ができるまでの「5年猶予」という規制委員会の

方針が間違いだった。

 地震津波・火山は5年待ってくれない。

 福島第一原発過酷事故後の教訓から生まれた「特重」施設問題を

活用して原発を次々と止めよう。チャンスを活かそう。

〇「NONUKES VOICE」20号を読もう。(6月11日発行)

−阻止ネットの原稿、たんぽぽ舎30年の原稿、その他いくつも

載っています。

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┗■2.帰還が始まり福島第一原発事故は収束したのか?

 |  福島第一原発事故被害自治体の現状に学ぶ

 |  7/13-14「第7回福島を忘れないシンポジウム」参加者募集

 └──── 「福島を忘れない!全国シンポジウム実行委員会」

「第7回福島を忘れないシンポジウム」

日 時:2019年7月13日(土)13時半開会(13時開場)

会 場:福島グリーンパレスホテル(福島駅前)

司 会:飯舘村議会議員 渡邊計

開会挨拶:共同代表 福士敬子

・帰還後の実態と福島第一原発の現状:川俣町議会議員 菅野清一 

浪江町の現状 馬場績浪江町議会議員 

葛尾村の現状 松本静夫葛尾村議会議員 

飯舘村の現状 佐藤健太飯舘村議会議員 

福島原発かながわ訴訟原告団長 村田弘氏

            (南相馬市小高から横浜に避難)

福島原発告訴団団長 武藤類子

・記念講演 小出裕章 (元京都大学原子炉実験所助教)

閉会挨拶 北海道岩内町議会議員 佐藤英行

閉会16時50分

 17時10分〜19時講演者を囲む懇親会でさらに詳しくお聞きします。

翌14日(日)ホテルからバスで被害自治体を回ります。

締め切りを7月5日としていますが、

まだ往復バスに少し空きがあります。

費 用:新宿から直行バス 市民23,000円 議員25,000円

    (シンポジウム、懇親会、ホテル一泊食事、

     現地視察バス代、保険など含む)

現地直行も可能:市民17,000円 議員19,000円

主 催:「福島を忘れない!全国シンポジウム実行委員会」

申し込み:電話&FAX 042-533-5360 携帯:070-4487-5871

振込先:郵便振替 00170-1-635137

    名義:福島を忘れない!全国シンポジウム実行委員会

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┗■3.福島「原発安全神話」から「被曝安全神話」へ (その3)

 |  良心的学者までもが「被曝安全神話」   (7回の連載)

 | 被曝というのは絶対に危険です あらゆる意味で危険です

 |  なぜ被曝をすると人は死ぬのか

 |  被曝量と危険度の相関性とは

 |  被曝の影響は被曝量に比例して存在することになっている

 └──── 小出裕章さん(元京都大学原子炉実験所助教)

6.「原子力安全神話」から「被曝安全神話」へ

 (前略) 原子力発電所というのは、科学の粋を集めて造ったもので

あって、絶対に大きな事故なんて起こりません、と皆さんは聞かされて

きたはずだと思います。でも事実は違ったのです。福島第一原子力発電

所の事故がそれを教えてくれました。

 途方もない事故が起きたわけですけれども、そうなって今どうなって

いるかというと、今度は「原子力安全神話」じゃなくて「被曝安全

神話」というのが出てきています。(後略)

7.良心的学者までもが「被曝安全神話

  被曝というのは絶対に危険です あらゆる意味で危険です

 (前略)そして彼ら(原子力ムラではなく原子力マフィアと呼ぶ)はどう

したかというと、「いやもう大したことないんだよ、被曝なんていうの

は怖がることはない、100ミリシーベルト以下なら何のこともない」、

というようなことを言って、人々を汚染地に住み続けさせようとする。

 一度は逃げた人に対しても「戻れ」と言い出すことで、「被曝安全

神話」を、今しきりに振りまき始めました。(中略)

 そこで私は皆さんに原点に戻って考えて欲しいと思います。

 被曝というのは絶対に危険です。あらゆる意味で危険です。

8.なぜ被曝をすると人は死ぬのか

 (前略)皆さん、風邪をひきますよね。体温計で今日はいつもの体温

より1度C高くなっちゃった、2度C高くなっちゃった。でも人間と

いう生き物はそんなことで死なないんです。それが、こと放射線から

エネルギーを加えられる時には、1000分の1度Cとか1000分の2度C

加えられたら、死んでしまいます。

 なぜそんなことになるかというと、この世にあるすべてのもの、私の

体もそうですけれども、すべては化学結合というもので成り立っていま

す。水素、酸素、炭素などが、私のDNAの遺伝情報もそうですけれど

も、お互いに手を繋ぎあって維持しているわけです。(中略)

 セシウム137という放射性物質は、ガンマ線という放射線を出しま

すが、そのエネルギーは66万1000エレクトロンボルトです。生物が生き

るための化学結合のエネルギーから比べると、数十万倍のエネルギーの

塊に被曝させられます。つまり、生きていられなくなる。(中略)

 では、死なない程度の放射線なら安全なのかというと実はそうでは

ないのです。必ずあちこち傷を受けているわけです。

9.被曝量と危険度の相関性とは

  被曝の影響は被曝量に比例して存在することになっている

 (前略)被爆者の人たちを10万人も、長い年月をかけて調べていきま

した。初めの頃は、高い被曝をした人は確かに危険があることが

分かった。もう少し研究を続けていくと、やっぱり危険はずっとあるぞ

ということが分かってきた。つまり、どんなに低い被曝になっても、

被曝量に比例して危険があることが分かってきたわけです。(中略)

 いろんな説があっても、現時点での学問の定説というのは、被曝の

影響は被曝量に比例して存在することになっています。(その4)へ続く

  (「DAYS JAPAN」2018年・8月号増刊号より抜粋)

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┗■4.メルマガ読者からのイベント案内

 |          (お問い合わせは主催者へ)

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 ◆7/6(土)福島第一原発事故から8年の現実

講 師:國分富夫さん(「原発事故被害者 相双の会」会長、

            福島原発避難者訴訟原告団代表世話人

日 時:7月6日(土)午後1時〜4時30分

会 場:本郷文化フォーラム

(地下鉄丸の内線・大江戸線本郷三丁目」駅下車 徒歩5分)

  地図:http://www.hows.jpn.org/shukai/HOWSnewadress.pdf

参加費:1,500円(学生1,000円)

問合せ:HOWS事務局 TEL.03-5804-1656

     E-mail : hows@dream.ocn.ne.jp

<講師から一言>

 国は未曽有の事故を必死に覆い隠し、国策である原発の正当化に躍起と

なっている。各電力会社は国の考えがそうであるから強気になっている。

その表れが裁判の判決内容である。

 日本とはどんな国と言われているのだろうか?

 国連の人権専門家が原発事故の汚染地域に女性や子どもが帰還する

ことに苦言を呈したのに対し、日本政府は「福島に関して不必要な不安

をあおる恐れがある」と反論。

 日本という国は、国民の命と健康を守るなどということはなく、企業

が儲かればどうでもいいのだろう。「国を守る」それは自公政権を倒す

ことにつながる。

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┗■5.新聞より5つ

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 ◆再発防止策を了承 原子力機構 放射性物質漏えい 退避基準明確に

  規制委

 日本原子力研究開発機構(原子力機構)核燃料サイクル工学研究所(東

海村村松)の施設で1月、放射性物質が漏えいした事故を巡り、原子力

規制委員会は26日、原子力機構に対し、作業員が内部被ばくする恐れの

ある事案が起きた際、放射性物質による汚染拡大を防ぐより内部被ばく

を防ぐことが優先されるとして、退避の判断基準の明確化や教育、訓練

を徹底するよう求める方針をまとめた。

  (後略) (6月27日茨城新聞朝刊23面より抜粋)

※以下、電力会社の株主総会関係4つ掲載

 ◆北海道電力株主総会 ブラックアウトに厳しい声 札幌市

  6/26(水)16:42配信「HBCニュース」

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190626-00000009-hbcv-hok

 ◆浜岡再稼働の方針堅持 中部電力株主総会、審査「佳境」強調

  6/27(木)7:20配信「静岡新聞SBS」

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190627-00000003-at_s-l22

 ◆伊方3号機廃炉”は否決 四国電力株主総会【香川・高松市

  6/26(水)17:00配信「テレビ愛媛

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190626-00000003-ebc-l38

 ◆九電株主総会「テロ施設早期完成に最大限努力」

  6/26(水)20:00配信「九州朝日放送

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190626-11523054-kbcv-l40

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