たんぽぽ舎です。【TMM:No4381】地震と原発事故情報−4つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No4381】

2022年1月13日(木)地震原発事故情報−

             4つの情報をお知らせします

                      転送歓迎

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★1.東海村議会が大変だ−原発の再稼働をめぐって

      先崎(まっさき)千尋茨城県、元瓜連(うりづら)町長、

          瓜連町は合併により今は那珂市です〕

★2.「福島第一原発事故は終わっていない」

  100回目の「原発反対」

  2013年10月から抗議 東電本店前で毎月続けて

                   1/13東京新聞より

★3.三沢基地のF16・F35戦闘機 相次ぐ緊急着陸

  −核施設が林立する下北半島周辺の軍事訓練は危険すぎる−

               今井孝司(地震がよくわかる会)

★4.新聞より3つ

  ◆原発処理水の処分 地元の理解、最優先せよ

            (1月12日秋田魁新報「社説」より抜粋)

  ◆崖っぷちの日本原燃 核燃再処理工場 26度目の完成延期は必至

   工事計画不十分で規制委審査進まず

                 (1月13日東京新聞より抜粋)

  ◆原発の運転延長も「脱炭素へ一助」 EUの案にドイツは反発

             (1月4日朝日新聞デジタルより抜粋)

━━━━━━━ 

☆1/27(木)広瀬 隆氏講演会

 「二酸化炭素による地球温暖化説の非科学」については、

 「東京学院」の予約受付は、定員のため終了しております。

 また、「第2会場の準備をする」とご案内しておりましたが、

 「第2会場」は、広瀬 隆氏との協議により開催しないことに

 なりました。よろしくご了承のほど、お願い致します。

 また、当日の講師資料(64頁)については、希望者に発送することが

 できます。申し込み方法は、後ほどご案内する予定です。

 1部送料込み500円の予定です。

━━━━━━━ 

※1/29(土)学習会にご参加を!

 『日本の感染症対策と731部隊

 お 話:加藤哲郎さん(専門は政治学・現代史)

 日 時:1月29日(土)13時30分より17時

  講師のお話は14時30分より

 会 場:「スペースたんぽぽ」

 参加費:800円(学生400円)  予約必要です。

   たんぽぽ舎あて 電話 03-3238-9035 か

   メール nonukes@tanpoposya.net 、tanpopo3238@gmail.com で、

   ご氏名と電話番号をお知らせ下さい。

   受付番号をお知らせいたします。

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※2/3(木)学習会にご参加を!

 『アーサー・ビナードさん講演 Part4』

 詩人が今をえぐり取って語ります(仮題)

 お 話:アーサー・ビナードさん(詩人)

 日 時:2月3日(木)13時30分より16時

 会 場:「東京学院」3F 千代田区神田三崎町3-6-15

     会場は、「スペースたんぽぽ」ではありません。

 参加費:800円  予約必要です。定員80名となります。

   たんぽぽ舎あて 電話 03-3238-9035 か

   メール nonukes@tanpoposya.net 、tanpopo3238@gmail.com で、

   ご氏名と電話番号をお知らせ下さい。

   受付番号をお知らせいたします。

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┗■1.東海村議会が大変だ−原発の再稼働をめぐって

 └──── 先崎(まっさき)千尋茨城県、元瓜連(うりづら)町長、

          瓜連町は合併により今は那珂市です〕

◎ 「東海村議会が大変だ」。村の友人が知らせてくれた。

 何が大変なのかを調べてみた。

 顛末はこうだ。

 日本原電東海第二発電所の再稼働について今年3月、水戸地裁は避難

計画の不備などを理由として認めない判決を出している。

 原発に大きく依存している村の商工会は、「これは困った、東海第二

原発が再稼働しなければ商売が成り立たない」と考えた。

 そして4月30日、議会に再稼働を求める請願と速やかな避難計画を

村が策定するよう求める請願を出した。

 文面には「村内商工業者が自立し、安心して健全な経営を維持継続

させるために、東海第二発電所の再稼働に伴う広域避難計画の策定に

ついての議論を進めていただくよう」とある。

 水戸地裁の判決が避難計画策定を再稼働の条件にしているので、議会

が請願を通して、村当局に早く避難計画を作るように圧力をかける

ねらいだと読める。

◎ 一方、原発の再稼働反対を訴える「3.11を忘れない東海村

アクション」も、6月に「計画策定には慎重を期し、住民との合意が

必要だ」とする請願を出している。同村では2016年5月に避難計画の

素案を公表しているが、計画の策定には至っていない。

 12月17日に開かれた議会原子力問題調査特別委員会では、商工会から

の請願をめぐって激しいやりとりがあった。

 18日付の「茨城新聞」によると、賛成する最大会派の議員からは「

請願は早期に策定するか慎重に進めるべきかが論点で、同計画の中身の

審査ではない」「今できる最大限の計画を作ることが事故時のリスク

低減につながる。その後見直しながら実効性を高めていくべき」などの

意見が出され、採決を求めた。

 他の議員からは「専門家や福島原発事故避難者らの話を聞くなど、

さらなる調査が必要だ」「実効性のない計画を作ることは村民を不安に

させる」などの意見が出され、採決は時期尚早とした。

 同委員会では議論の末に採決を行い、次回に論点を整理し、請願を

採決することを多数決で決めた。来年1月の委員会で採決の見通しだ。

原発再稼働の条件の一つに「実効性ある避難計画の策定」という

ことがあり、国や茨城県知事のこれまでの説明では「具体的かつ合理的

だと国の原子力防災会議で了承されること」となっている。

 請願に賛成する議員は「中身ではなく、形だけでいいから早く作れ」

という考えのようだが、そのような計画では、原子力防災会議では

通らないのではないか。

 それよりも、私は「東海村が不十分な避難計画でもOKした」という

事実が広まることの影響を懸念する。

東海村は日本の原子力発祥の地だ。村の経済は原子力とともに

歩んできた。

 さらに村民あっての商工会だ。もし東海第二原発が事故を起こせば、

村はなくなり、商売もできなくなる。

 それなら「安全対策を万全にし、避難計画も万全なものにして

ほしい」という請願にすべきではないか。

 この商工会の請願は、村民全体の安全ではなく、自分たちの商売の

ことしか考えていないようだ。

 委員会では、これまでに請願の内容や避難計画の中身について議論

されることはなかったという。

 東海第二原発の再稼働は、これからの村、そして私たち周辺の住民に

とっても極めて大事な課題だ。

 東海村の議会や村長の考えだけで決めてもらっては困る。

 まず東海村民が議会の動きに強く関心を持ってもらいたい。

【『NEWSつくば』2021年12月27日「邑から日本を見る」第102回より

                       了承を得て転載】

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┗■2.「福島第一原発事故は終わっていない」

 | 100回目の「原発反対」

 | 2013年10月から抗議 東電本店前で毎月続けて

 └──── 1/13東京新聞より

 「福島事故は終わっていない」。脱原発を目指す市民約90人が12日

夜、東京電力本社前(東京都千代田区内幸町)で、福島第一原発事故

責任をいまだ十分に果たしていない東電に抗議の声を上げた。

 裁判で責任を追及している東電株主代表訴訟原告団など141団体が

賛同する活動で、2013年10月から毎月続け100回目となった。

 参加者らは和太鼓の音に合わせ「原発やめろ」などと東電本社に

向かって大声で訴えた。

 呼び掛け団体「たんぽぽ舎」の柳田真さん(81)は「東電にはこれまで

被害者に誠実に対応してほしいと訴えてきた」と話し、「最後の一人

まで賠償貫徹」と東電自らが定めた賠償姿勢「三つの誓い」を読み上げ

反省を迫った。

 参加者は東電の担当者に申し入れ書も手渡した。事故を起こした東電

原発を動かす資格はないとして、東海第二原発茨城県)の再稼働を

目指す日本原子力発電への資金援助停止を求めた。(小川慎一)

     (1月13日東京新聞24面より)

 写真も大きく載っています。ご覧いただければ幸いです。

https://www.tokyo-np.co.jp/article/153856

┏┓ 

┗■3.三沢基地のF16・F35戦闘機 相次ぐ緊急着陸

 | −核施設が林立する下北半島周辺の軍事訓練は危険すぎる−

 └──── 今井孝司(地震がよくわかる会)

○初めに

 2021年11月30日に三沢基地の米国空軍のF16が燃料タンクを深浦町

に投棄後、青森空港緊急着陸するというトラブルがありました。

 ほぼ1週間後の12月8日、今度は同じ三沢基地航空自衛隊

F35Aが函館空港緊急着陸という、前代未聞の連続トラブルが発生

しました。

 一つ目のトラブルのタンクの落下場所は民家から20mという、際どい

ものでした。

 そこで、過去に起きたF16とF35Aの記事と、今回のトラブルに

ついての記事を収集したものを当会HP( http://jishinga.com/ )の

特集コーナー先頭にアップしました。

皆さまのお考えを整理するのに役立てば幸いです。

以下に抜粋を紹介します。

筆者の意見等は※印以降に記述しました。URLは以下の通りです。

http://jishinga.com/tokushuu/F16_TANK_TOUKA/main.html

○記事一覧の抜粋

(1)1985/04/02 F16きょう三沢配備 14年ぶりの戦闘機部隊

※今から約36年前の1985年に三沢基地にF16が配備された。北海道に

米軍の飛行場が無いため、米軍から見れば、この三沢基地の重要性は

今後も高いと推測される。

(2)1987/03/23 F16、八戸沖に墜落 三沢基地へ帰投中

  パイロットは無事

(5)1991/05/08 F16戦闘機が墜落 三沢基地内の姉沼付近

  夜間訓練で異常

(7)1991/11/09 三沢沖に爆弾投棄 米軍三沢のF16

  2000ポンド弾2個 誤投下

※F16は1987年〜1991年の約4年間で、墜落2回、2000ポンド実弾

 2個(1個約908キロ)誤投下と重大事故を相次いで起こしている。

(8)1998/07/24 F16離陸に失敗、炎上 米軍三沢基地 空港閉鎖で影響

(9)1999/01/22 米軍三沢F16墜落 釜石の山林 配備以来6回目

(10)2000/11/14 米軍三沢F16墜落 依然1人不明 事故時、4機編隊

(11)2001/04/04 F16三沢沖に墜落 天ケ森射爆場で訓練中

(12)2002/04/16 訓練中、機体トラブル F16墜落事故 三沢に帰投途中

※F16は1998年〜2002年の約4年間で墜落5回。年1回以上墜落した

ことになる。青森県岩手県はまるで戦場のようだ。

(18)2015/04/16 米軍三沢F16 緊急着陸 青森空港2機

  エンジン不具合

※このトラブルは、発生場所は日本海北部、青森空港緊急着陸、2機

で訓練というところは今回のトラブル(2021年)と同じだが、2015年

トラブルでは、海上にタンク投棄ができ、今回のような、陸地にタンク

投棄という結果までは進展しなかった。

 以下は私の推測であるが、2015年トラブルの場合は、発生時刻は4月

の正午前後であり、今回のトラブルは11月末の午後6時という、夜間

という悪条件があった。それが、結果の差となったのかもしれない。

(21)2019/03/29 米軍三沢F16の2機 青森空港緊急着陸

  天候不良、燃料切れで

(22)2019/04/10 F35A 墜落と断定 「訓練中止する」

  連絡後、機影消える

※今回(2021/12/8)函館に緊急着陸したF35Aと同型機の自衛隊機が、

 一昨年、太平洋上に墜落した。

(23)2019/09/14 対F35の防護設計 原告側が問題指摘

  核燃サイクル訴訟

 同工場の防護設計条件は、航空機の重量を20トン、衝突速度を

毎秒150mとしている。原告側は4月に発生したF35の墜落事故を

分析、墜落時の速度は毎秒300mを超えていたとし「重量、速度の両面を

考慮しても(防護設計条件の)想定は非現実的」と指摘した。

三沢基地は核施設が林立する下北半島の付け根に位置する。

 F35AやF16が原発等に墜落する危険性は依然から指摘されて

いたが、この裁判において、実際に生じた墜落事故の状況から、日本

原燃の主張する想定を超えることを立証した意味は大きい。

(25)2019/11/20 原子力施設上空の飛行57件 ヘリや戦闘機など、

  本来は規制

(30)2021/12/01 民家近く 米軍タンク落下か 三沢空港一時停電

  JAL2便が欠航

 米軍や航空自衛隊と民間航空が滑走路を共用している三沢空港では

30日夕、基地と共用している滑走炉施設が一時停電したため、日本航空

(JAL)の2便が欠航した。三沢空港では午後6時ごろ、「空港施設

停電のため欠航」とアナウンスが流れていた。

青森空港三沢空港の直線距離は約60km、少し、足をのばせば、

使い慣れた三沢空港があるにも関わらず、山中にある青森空港を選んで

いる。当日は晴れていたので、三沢空港の天候状態が特別が悪いとは

思えない。もちろん、本当に切羽詰まって青森空港に降りざるを

得なかったかもしれないが・・・。

 以下は私の推測であるが、午後6時直前、トラブル機から連絡を

受けた三沢の米軍基地の担当者が、今、停電中で管制作業が出来ない

ということで、青森空港に行けと指示を出した可能性がないだろうか。

(40)2021/12/02 米軍三沢のF16飛行訓練再開、知事は「遺憾」

 タンクを投棄したF16が緊急着陸した青森空港では2日午前11時

ごろから、米軍関係者数人が駐機場で機体周辺の雪かきを始め、午後

4時ごろまで整備や点検を行った。

青森空港は国内で最も積雪量が多い空港である。今年は暖冬気味で、

緊急着陸当日はたまたま雪がなかったが、例年通りだったら、吹雪に

よる視界不良でオーバーランしていたかもしれない。

(66)2021/12/08 自衛隊F35A 函館空港緊急着陸…機体故障で

 8日午後0時15分ごろ、青森県航空自衛隊三沢基地に所属するF−

35Aステルス戦闘機1機が函館空港緊急着陸しました。戦闘機が

緊急着陸する際、安全確保、確認のため、別の1機が付き添うことに

なっていて、函館空港には、同じF−35がもう1機着陸しています。

※F16のタンク投棄による青森空港への緊急着陸があったのが11月

30日、ほぼ1週間後の12月8日、今度は三沢の航空自衛隊のF35Aが

函館空港緊急着陸という。

 いい加減にしろといいたい。同じ基地の軍用機が1週間あけて、他の

空港に緊急着陸をするというのは、前代未聞のことなのではないか。

 民間機であれば、事故調査委員会が立ち上がり、原因がわかるまで、

同型機の運転停止なりをするのだろうが、軍用機だと秘密主義が優先

して、中々そうはならない。しかし、これを甘受していると、核施設が

林立している下北半島で、いつか致命的な事故を起こすのではないか、

大変心配である。

┏┓ 

┗■4.新聞より3つ

 └──── 

 ◆原発処理水の処分 地元の理解、最優先せよ

 福島第一原発でたまり続ける処理水の海洋放出が、いよいよ現実味を

帯びてきた。来年春ごろの放出開始を目指し、東京電力が計画の審査を

原子力規制委員会に申請した。

 こうした動きに対して、地元の漁業者は反対を貫いている。全国漁業

協同組合連合会も「断固反対」を掲げる。

 漁業にさまざまな影響が出るのではないか、という不安があるだけ

ではない。東電がこれまでの約束をほごにし、放出に向けて既成事実を

積み重ねているからではないのか。

 東電は2015年、「関係者の理解なしにはいかなる処分も行わず、

(処理水は)タンクに貯留する」と福島県漁連に約束していた。

 だが実際は、理解が得られているとは言い難い。

 東電の社長は今年の年頭、「地域から信頼される姿を目指したい」

とも述べた。

 本当に理解と信頼を得たいのなら、漁業者の声に粘り強く向き合い、

約束を守ることが筋だろう。(後略)

           (1月12日秋田魁新報「社説」より抜粋)

 詳しくはこちらを

https://www.sakigake.jp/news/article/20220112AK0010/

 ◆崖っぷちの日本原燃 核燃再処理工場 26度目の完成延期は必至

  工事計画不十分で規制委審査進まず

 原発の使用済み核燃料からプルトニウムなどを取り出す再処理工場(

青森県六ケ所村)は、26回目となる完成延期が避けられそうにない。

 事業を担う日本原燃(同)の能力不足が露呈して、稼働に必要な原子力

規制委員会の審査は申請から1年でようやく入り口に立った状況だ。

 原燃が掲げる「2022年度上期」の完成目標時期まで8カ月ほど。

 時間切れが迫っている。(後略)  (1月13日東京新聞より抜粋)

 詳しくはこちらを

https://www.google.com/url?client=internal-element-cse&cx=ec5a58b709f62d071&q=https://www.tokyo-np.co.jp/article/153868&sa=U&ved=2ahUKEwjq8f-D1a31AhW9sVYBHROfDJYQFnoECAYQAg&usg=AOvVaw1fJQAS5oboxI5fM65b4V85

 ◆原発の運転延長も「脱炭素へ一助」 EUの案にドイツは反発

 (前半略)

 原発天然ガスの活用への是非はEU内で割れている。

 とりわけ原発を「タクソノミー」に組み込んでグリーンな電源と

みなすことについて、ドイツ首相府のヘーベシュトライト報道官は3日

の定例記者会見で、「私たちは明確に拒否する」と述べた。「原子力

技術は危険で、放射性廃棄物の問題は未解決だ」とも語った。

 オーストリアは法的措置も辞さない構えをみせている。

             (1月4日朝日新聞デジタルより抜粋)

 詳しくはこちらを

https://www.asahi.com/articles/ASQ145DBNQ13UHBI017.html?oai=ASQ1C7HP3Q1CULBJ017&ref=yahoo

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☆ひきつづき、たんぽぽ舎の活動・日刊メルマガ=「地震原発

 故情報」へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致

 します。

  郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎 口座番号 00180-1-403856

☆《事故情報編集部》より

 メールマガジン読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他

 投稿(「川柳・俳句・短歌」など)を歓迎します。

1.「投稿」のテーマは、「原発問題」が中心軸ですが、エネルギー、

 自然、政治・経済、社会、身近な生活も歓迎します。

2.原稿に「見出し」をつけて下さい。(「見出し」は1行見出し

 よりも2行又は3行見出しの方が読む人にとってわかりやすい)

 執筆者名(基本的に本名でお願いしています)と執筆者名の後にかっこ

 書きで「所属・団体名」か「在住県名」を記載して下さい。

 例:たんぽぽ花子(たんぽぽ舎)、

   たんぽぽ太郎(東京都千代田区在住)

3.「集会・デモ・講演会等のお知らせ」の投稿に関しては、

 どの団体・グループも平等に掲載する基本方針です。

 そのため日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先

 など必要事項を400文字以内でお送り下さい。

 件名に「イベント案内掲載希望」と明記して下さい。

 日程が直前にならないよう余裕を持っていただけると幸いです。

 メールマガジンへのイベント案内は1回だけの

 掲載とさせていただきます。

4.集会や行動の参加報告等に関しては600文字以内で、

 タイトル(見出し)及び本文をお送り下さい。

 件名に「メルマガ掲載希望」と明記して下さい。

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たんぽぽ舎です。【TMM:No4380】地震と原発事故情報−5つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No4380】

2022年1月12日(水)地震原発事故情報−

             5つの情報をお知らせします

                      転送歓迎

━━━━━━━ 

★1.謹賀新年 今年もよろしくお願い申し上げます

  伊方原発3号炉は、今、海の生物が止めていてくれます

  (12.2復水器にクラゲ)

  年賀状の紹介(その1)

          尾崎宗璋 尾崎憲正(香川県さぬき市)

★2.今後は、汚染物を一切出さないことを目標として対処すべき

  東京電力の汚染水処理に関連して

  「放射線影響評価報告書」に対する「意見募集」に

  送った文書を紹介 (下)(了)  山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)

★3.処理水関連の公文書 福島県が24点を「不開示」公開の会議も

  福島県の「公開に消極的な姿勢」が浮き彫り…ほか

  メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)

                 黒木和也 (宮崎県在住)

★4.メルマガ読者からのイベント案内(お問い合わせは主催者へ)

  ◆「今ほしい チェルノブイリ法日本版」福島の闇を語る

   1.29(土)第2回オンラインイベントのご案内

   柳原敏夫弁護士、飛田晋秀(写真家)

★5.新聞より1つ

  ◆東海第二原発 再稼働の道険しく 12月に対策工事完了予定

   30キロ圏市町村の広域避難計画策定も見通せず

               (1月12日東京新聞茨城版より抜粋)

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☆1/27(木)広瀬 隆氏講演会

 「二酸化炭素による地球温暖化説の非科学」については、

 「東京学院」の予約受付は、定員のため終了しております。

 また、「第2会場の準備をする」とご案内しておりましたが、

 「第2会場」は都合により開催しないことになりました。

 よろしくご了承のほど、お願い致します。

 また、当日の講師資料(64頁)については、希望者に発送することが

 できます。申し込み方法は、後ほどご案内できる予定です。

 1部送料込み500円の予定です。

━━━━━━━ 

※1/29(土)学習会にご参加を!

 『日本の感染症対策と731部隊

 お 話:加藤哲郎さん(専門は政治学・現代史)

 日 時:1月29日(土)13時30分より17時

  講師のお話は14時30分より

 会 場:「スペースたんぽぽ」

 参加費:800円(学生400円)  予約必要です。

   たんぽぽ舎あて 電話 03-3238-9035 か

   メール nonukes@tanpoposya.net 、tanpopo3238@gmail.com で、

   ご氏名と電話番号をお知らせ下さい。

   受付番号をお知らせいたします。

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※2/3(木)学習会にご参加を!

 『アーサー・ビナードさん講演 Part4』

 詩人が今をえぐり取って語ります(仮題)

 お 話:アーサー・ビナードさん(詩人)

 日 時:2月3日(木)13時30分より16時

 会 場:「東京学院」3F 千代田区神田三崎町3-6-15

     会場は、「スペースたんぽぽ」ではありません。

 参加費:800円  予約必要です。定員80名となります。

   たんぽぽ舎あて 電話 03-3238-9035 か

   メール nonukes@tanpoposya.net 、tanpopo3238@gmail.com で、

   ご氏名と電話番号をお知らせ下さい。

   受付番号をお知らせいたします。

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┗■1.謹賀新年 今年もよろしくお願い申し上げます

 | 伊方原発3号炉は、今、海の生物が止めていてくれます

 | (12.2復水器にクラゲ)

 | 年賀状の紹介(その1)

 └──── 尾崎宗璋 尾崎憲正(香川県さぬき市)

 四国電力伊方原発の敷地は、山を削り、海を埋め立てて

造成されました。

 山側に見える大規模な崩落防止工事は、敷地が崩れやすい地質

であることを現しています。

 又、沿岸部の護岸も一部で沈下しています。

 これらの様子は誰でも確認することができます。

 この原発の立地に際しては、地盤の脆弱さよりも住民の騙しやすさ、

有力者の懐柔のしやすさ、反対運動の圧殺のしやすさなどが優先された

ようです。

 この地域は、緑色片岩と呼ばれる層状に剥離しやすく脆い岩でできて

おり、瓦ぶき屋根のように海側にずり落ちやすい方向に地層が傾いて

います。

 しかも原発敷地から数百メートル沖には日本最大の断層が

あるのです。

 どうしてこんな所に原発を造ったのでしょうか?

 十分な行政能力も知識もない自治体(県や町)が、原発補助金

給付金に安易に飛び付き将来を見失ってしまったのでしょう。

 原発は麻薬と似ています。

 後は売人(国や電力会社)の言い成りになるのです。

 麻薬中毒者が次第に衰弱するように、地域の力も次第に

弱くなります。

 原発が無くてはならなくなります。

 被害を受けるのは立地地域ばかりではありません。

 私たちも何世代も後の私たちの子孫も被害者になります。

 原発は人間を不幸にすることで成り立つ事業です。

┏┓ 

┗■2.今後は、汚染物を一切出さないことを目標として対処すべき

 | 東京電力の汚染水処理に関連して

 | 「放射線影響評価報告書」に対する「意見募集」に

 | 送った文書を紹介 (下)(了)

 └──── 山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)

10.原子力産業の専門家を集めて安全宣言をするなど

  福島の教訓はどこに?

 4P「はじめに」

 『本報告書は、海洋放出に係る計画の設計段階にある現時点における

情報を基に、IAEAやICRP等、国際的に認知された機関が定めた

基準やガイドラインに従って、ALPS処理水の海洋放出に係る人

および環境に対する放射線の影響評価を暫定的に実施し、その結果を

記したものである。本報告書の作成にあたっては、人の放射線防護、

環境防護、海洋拡散計算の3分野について、社外より専門家を

招聘した。』

◎ IAEAやICRPは、いずれも原子力産業界のメンバーであり、

公害問題や被ばく(放射線防護ではなく被ばくへの影響について)の

専門家ではないし、また批判的な科学者も含まれていないものと

思慮する。

 諸外国(民主主義国家と言うべきか)においては、こうした問題に

ついては必ず批判的または反対する側の推薦する専門家も含めた人員に

より構成された、公開され、批判も受け付ける会議体において総合評価

をするものである。

 ところが東電は、いわば「身内の専門家」により予め決められた

結論を導き出しているに過ぎない。

◎ そもそも東電が「国際基準に照らしても安全な水」と規定する「

ALPS処理水」を海に放出し、「環境や人体に影響はないか」との

評価を「原子力の専門家」に依頼したら、影響があるとの結論が

示されるわけがない。

 聞かれる「専門家」も真面目に調査審議する気にもならない。

 まして、再処理工場など福島第一原発事故の汚染水の何桁も上の

「処理水」を海洋放出することに異を唱えないIAEAやICRP

「専門家」である。

 その結論に対して何ら異議を唱えたことのない「専門家」をどれだけ

集めてみても結論が変わるはずがないではないか。

 このような会議体の唯一の目的は地元自治体を黙らせることである。

 しかし現実の放射能は、そのような国や東電の都合を「忖度」など

してくれない。

 あらかじめ結論ありきの報告書に何ら価値はないので、撤回すべき

である。

11.濃度1500Bq/L規制は「安心感」のためなどではない

 1P「海洋放出にかかる評価の主要点」

 『国は、規制基準を厳格に遵守するだけでなく、一般公衆の安心感を

可能な限り醸成するため、ALPS処理水を放出する際に1,500Bq/L

を下回ることを当社に求めている。当社は「基本方針を踏まえた当社の

対応」において、放出水の濃度で1,500Bq/L未満かつ年間放出量の

上限値を22兆Bqとした。』

◎ これもまたウソである。

 1リットル当たり1500ベクレルとは、他の放射性物質の敷地からの

放出等により、敷地境界において年間1ミリシーベルトを達成するため

には、トリチウムの量を、この値に制限しなければならないとの

評価からだ。

 サブドレンや地下水バイパスをこの値に制限した根拠に基づいた

ものであり、決して「一般公衆の安心感を醸成」などといった理由

ではない。

 だいいち、一般公衆が1リットル当たり60,000ベクレルと1,500

ベクレルとの違いを理解していると本気で思っているのか。

 東電さえ理解をしていないのに。明らかに不適切な表現であり、

削除すべきである。

・参考

 事故前及び事故後も、規制濃度基準値は6万Bq/Lである。

 ただし事故後は、サブドレン・地下水バイパスの汲み上げ水に含まれ

トリチウムの濃度を計測し、管理しながら希釈せずに海洋への放出を

行っており、その際のトリチウムの排水基準(運用目標)を1,500Bq/

Lとしている。

 運用目標は、敷地境界線量が1mSv/年を超えないように、

各廃棄物に対して割り振られた線量から逆算して得られた数値である。

(平成30年度原子力の利用状況等に関する調査事業(多核種除去設備等

処理水の処分技術等に関する調査研究)調査報告書 2019年3月29日

三菱総研)

12.失効した管理目標値まで放出する計画の矛盾

 8P 「3−2.放出方法」

 『トリチウムの年間放出量は、当面、事故前の福島第一原子力発電所

の放出管理目標値である年間22兆Bq(2.2E+13Bq)を上限とし、

これを下回る水準とする。』

◎ 原子力安全委員会が定めた指針「発電用軽水型原子炉施設周辺の

線量目標値に関する指針について」において、1年あたりの放射性

物質の放出量の努力目標として「放出管理目標値」という数値が

規定されている。

 震災前の福島第一原発では、トリチウムの水中への放出管理目標値は

1〜6号機合計で22兆ベクレル/年とされていたが、事故の影響により

状況が大きく変わってしまったとして、指針の適用外とされ、現在は

放出管理目標値はないという。

◎ このように、既に既存の管理目標値が適用できない、されない施設

になっているのに、依然として旧来の管理目標値を採用しているのは

どういうわけか。

 ちなみに、放出濃度については法令規準である「60,000ベクレル/

リットル」の40分の1の水準である1,500ベクレル/リットルにして

いる。ならば、22兆ベクレルも40分の1にするべきではないのか。

 また、管理目標値が適用されなくなった理由については何らの記載も

ないことは、大いに問題である。

◎ 福島第一原発が既に管理不可能な状態に陥ってから久しく、

10年以上にわたり無管理状態(排出する水は一定の測定や評価が出来た

としても、雨水や風や塵に混じって排出される放射性物質については

コントロールできていないために評価不能である)であるのだから、

今さら稼働時の管理目標値を持ち出して「それより低ければ安全」と

いった姿勢は取るべきではない。

◎ そもそも、年間22兆ベクレルの範囲に、いくらALPS処理水を

押さえたとしても、それ以外の放射性物質を含む汚染源(つまり雨水、

塵、風などなど)はコントロールできないのだから、全放出放射性

物質の量は22兆ベクレルには収まらない可能性が高いのである。

 実際に、事故当初に放出された放射性物質は、年間どころか、最初の

数日間で90京ベクレル(管理目標値の約41,000倍である)を放出し

環境を汚染している。

 言い換えるならば、福島第一原発は事故時に管理目標値の41,000

年分を出してしまったので、今後は一ベクレルたりとも出してはなら

ないと言っても差し支えはないのである。

◎ 今後は、汚染物を一切出さないことを目標として対処すべきことは

当然である。

 そうしていてもなお、塵や気体や水に含まれる放射性物質が環境中に

出てしまうことを完全に阻止することは出来ないのである。そのような

限界状態にあることを自覚しているのであれば、「計画的な放出」など

出来るはずもない。

13.生物濃縮はないとする評価の前提は間違っている

 37P「表4−7海産物に対する濃縮係数」

◎ 海洋放出される放射性物質の生物濃縮係数を表した表だが、ここで

トリチウムを「一倍」としていて、濃縮しないこととしている。

 しかし有機結合トリチウム(OBT)は、有機物分子中の炭素原子に

化学的に結合したトリチウムである。

 有機結合はトリチウムの最も重要な特性であるがOBTの公式の線量

モデルはその危険性を過小評価している。

◎ ヒトは2つの経路でOBTを蓄積する。

 一つはトリチウム水蒸気に汚染された野菜、小麦、蜂蜜、牛乳などの

食品に含まれるOBTを摂取する方法である。

 二つ目は、飲んだり食べたり、呼吸したり、トリチウムを含んだ水を

吸収したりすることで、体内で必要とされる有機分子に代謝され、

新しい細胞に取り込まれる方法である。

◎ OBTは2つの理由からトリチウム水(HTO)よりも問題が

多い。

 第一は、ヒトにおけるOBTの滞留時間(すなわち生物学的半減期

がHTOの滞留時間よりもはるかに長い(20から50倍)ことである。

 2つ目は、OBTは定義上、HTOよりも有機分子(DNAなど)の

近くに多く存在するためである。

 対象とする細胞組織中のOBT濃度はHTOよりもOBTの方が

摂取後の方が一桁高いと考える研究者もいる。

 これは,OBTの生物濃縮係数が1どころか、数倍、数十倍に達する

ことや、放射線被曝がHTOからのそれよりはるかに近距離からの照射

により生じることが大きい。

 即ち、この報告書全体に貫かれているトリチウムの危険性についての

極めて大きな過小評価が撤回されない限り、実態に近い影響評価は

出来ないものである。

※事故情報編集部より

 「放射線影響評価報告書」に対する「意見募集」に送った

文書を紹介(中) は、昨年12月25日に掲載しました。

 年末年始の都合で(下)の掲載が遅くなったことをおわびします。

┏┓ 

┗■3.処理水関連の公文書 福島県が24点を「不開示」公開の会議も

 | 福島県の「公開に消極的な姿勢」が浮き彫り…ほか

 | メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)

 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.処理水関連の公文書 福島県が24点を「不開示」

  公開の会議も…福島県の「公開に消極的な姿勢」が浮き彫り

  1/11(火)20:24配信「テレビユー福島

https://news.yahoo.co.jp/articles/ab2512f6b6f3260edebb2e2df37255ea77a176fc

 

2.小型原子炉、開発加速 脱炭素へ主要国後押し

  「発電コスト割高、商用化のハードルは高くなる」の声も

  1/11(火)7:12配信「時事通信

https://news.yahoo.co.jp/articles/85938601d1c5fa1d1536c419c734b6d576537239

┏┓ 

┗■4.メルマガ読者からのイベント案内(お問い合わせは主催者へ)

 └──── 

 ◆「今ほしい チェルノブイリ法日本版」福島の闇を語る

  1.29(土)第2回オンラインイベントのご案内

日 時:1月29日(土)13時30分より15時30分

主 催:市民が育てる「チェルノブイリ法日本版」の会

     https://chernobyl-law-injapan.blogspot.com/

第1部

柳原敏夫(弁護士/日本版の会・共同代表)からの挨拶と

 日本版の概要説明

・飛田晋秀(ひだ しんしゅう)さんのお話(50分)

  福島県・三春町在住の写真家

・対談:飛田晋秀さん/柳原敏夫

第2部 質問と意見交換の集い

(参加費無料)

※イベントに参加ご希望の方へ

 フルネームとご住所、ユーザー名(zoomでご使用のもの)を

担当・岡田(toshiko_english@xf7.so-net.ne.jp)まで

必ずご連絡をお願い致します。

詳しくは、以下のブログを参照願います。

https://chernobyl-law-injapan.blogspot.com/

┏┓ 

┗■5.新聞より1つ

 └──── 

 ◆東海第二原発 再稼働の道険しく 12月に対策工事完了予定

  30キロ圏市町村の広域避難計画策定も見通せず

 日本原子力発電は今年、東海第二原発東海村)再稼働に向けた事故

対策工事を12月に完了予定だ。

 だが、県や立地・周辺6市に再稼働の事前同意を求めるプロセスに

入るには、30キロ圏の14市町村の全てが実効性ある広域避難計画を

策定することが大前提。

 昨年3月の水戸地裁判決が避難計画の不備を理由に東海第二の運転

差し止めを命じたことで「実効性」の要求は強まっており、計画が

出そろう見通しは立たない。再稼働への道のりは険しい。(後略)

             (1月12日東京新聞茨城版より抜粋)

 詳しくはこちらを

https://www.google.com/url?client=internal-element-cse&cx=ec5a58b709f62d071&q=https://www.tokyo-np.co.jp/article/153719&sa=U&ved=2ahUKEwjx1eG37ar1AhW8wosBHewmBvMQFnoECAUQAg&usg=AOvVaw2i5ZzsTeRSkWIqoTLLpd7_

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☆ひきつづき、たんぽぽ舎の活動・日刊メルマガ=「地震原発

 故情報」へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致

 します。

  郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎 口座番号 00180-1-403856

☆《事故情報編集部》より

 メールマガジン読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他

 投稿(「川柳・俳句・短歌」など)を歓迎します。

1.「投稿」のテーマは、「原発問題」が中心軸ですが、エネルギー、

 自然、政治・経済、社会、身近な生活も歓迎します。

2.原稿に「見出し」をつけて下さい。(「見出し」は1行見出し

 よりも2行又は3行見出しの方が読む人にとってわかりやすい)

 執筆者名(基本的に本名でお願いしています)と執筆者名の後にかっこ

 書きで「所属・団体名」か「在住県名」を記載して下さい。

 例:たんぽぽ花子(たんぽぽ舎)、

   たんぽぽ太郎(東京都千代田区在住)

3.「集会・デモ・講演会等のお知らせ」の投稿に関しては、

 どの団体・グループも平等に掲載する基本方針です。

 そのため日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先

 など必要事項を400文字以内でお送り下さい。

 件名に「イベント案内掲載希望」と明記して下さい。

 日程が直前にならないよう余裕を持っていただけると幸いです。

 メールマガジンへのイベント案内は1回だけの

 掲載とさせていただきます。

4.集会や行動の参加報告等に関しては600文字以内で、

 タイトル(見出し)及び本文をお送り下さい。

 件名に「メルマガ掲載希望」と明記して下さい。

 「投稿」の送付先はたんぽぽ舎の

 通常アドレス「 nonukes@tanpoposya.net 」か、

 別アドレス < tanpopo3238@gmail.com > です。

 なお、お送り頂いた投稿は紙面の都合上掲載できない場合も

 あります。ご了解下さい。

────────── 

 ◆このメールマガジンのバックナンバーは、ホームページ

  の「メルマガ:地震原発事故情報」をご参照下さい。

 ◆メールマガジンをお送りします

  たんぽぽ舎では、「地震原発事故情報」(メールマガジン)を

  発信しています。

   ご希望の方は、件名を「アドレス登録希望」として、ご自身の

  Eメールアドレスからご氏名とともにたんぽぽ舎あてにメールを

  送ってください。

   違うアドレスから「こちらのアドレスに送って」ということは

  間違いの元となりますのでやめて下さい。

  登録できしだい発信致します。

 ・配信先のアドレス変更のご連絡は「旧アドレス」もお知らせ下さい。

 ・配信削除につきましても以下のアドレスに直接メールを下さい。

  たんぽぽ舎の通常アドレス「 nonukes@tanpoposya.net 」か、

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 ◆携帯電話への送信は、容量が多いためか全文表示できない例が

  あります。

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たんぽぽ舎は、月曜〜土曜13:00〜20:00オープン、

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たんぽぽ舎です。【TMM:No4379】地震と原発事故情報−5つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No4379】

2022年1月11日(火)地震原発事故情報−

             5つの情報をお知らせします

                      転送歓迎

━━━━━━━ 

★1.新年のごあいさつ申し上げます

  大地震の前に原発廃止へ

  今年もたんぽぽ舎は努力します

             たんぽぽ舎共同代表・運営委員一同

★2.10年経ってもフクシマ原発事故は終わっていない

  岐阜県の活動報告     中川敦詞(さよなら原発・ぎふ)

★3.「関西電力の役員らの不起訴は不当」市民らが検察審査会

  審査を申し立て…「検察は必要な捜査を行っていない」…ほか

  メルマガ読者からの原発等情報3つ(抜粋)

                 黒木和也 (宮崎県在住)

★4.大阪放火事件で「容疑者」にされた男性にも人権がある

  勧善懲悪報道を止め、事件から社会が学ぶ報道を

  犠牲になった院長の父「取材やめて」訴えを黙殺

  「普遍的価値」無視の犯罪報道の大転換を

  「創」2月号参照

  「メディア改革」連載第87回

          浅野健一(アカデミックジャーナリスト)

★5.メルマガ読者からのイベント案内(お問い合わせは主催者へ)

  ◆1月16日(日)「とめよう東海第二原発」の講演会

   満田夏花(みつたかんな)さん

   会場:葛飾区亀有地区センター多目的ホール

━━━━━━━ 

※明日です!

 1/12(水)2つの申し入れ・抗議行動にご参加を!

             2つの行動=定例→毎月第1水曜

1.第42回とめよう!東海第二原発

  20年運転延長・再稼働ゆるすな!日本原電本店抗議行動

  茨城県東海第二原発の再稼働工事を止めよ!

 日 時:1月12日(水)17:00より17:45

 場 所:日本原電本店前(住友不動産秋葉原北ビル 台東区上野5-2-1)

     銀座線末広町駅4番出口より4分

     ※北ビルです!南ビルではありません!

 主 催:「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」

     TEL 070-6650-5549

 協 力:「再稼働阻止全国ネットワーク」

2.「第100回東電本店合同抗議」放射能汚染水を海へ捨てるな!

  東電は2200億円の原電支援するな!

  東電は福島第一原発事故の責任をとれ!

 日 時:1月12日(水)18:30より19:30

 場 所:東京電力本店前(千代田区内幸町1-1-3)

 呼びかけ:「経産省前テントひろば」070-6473-1947

      「たんぽぽ舎」 03-3238-9035

 賛 同:東電株主代表訴訟など141団体

━━━━━━━ 

☆1/27(木)広瀬 隆氏講演会

 「二酸化炭素による地球温暖化説の非科学」については、

 「東京学院」の予約受付は、定員のため終了しております。

 また、「第2会場の準備をする」とご案内しておりましたが、

 「第2会場」は都合により開催しないことになりました。

 よろしくご了承のほど、お願い致します。

 また、当日の講師資料(64頁)については、希望者に発送することが

 できます。申し込み方法は、後ほどご案内する予定です。

━━━━━━━ 

┏┓ 

┗■1.新年のごあいさつ申し上げます

 | 大地震の前に原発廃止へ

 | 今年もたんぽぽ舎は努力します

 └──── たんぽぽ舎共同代表・運営委員一同

 最近、地震が多い。日本列島の大地が揺れています。

 原発が心配です。

 特に老朽化した原発=首都圏の原発・東海第二原発をやめて下さい。

 電気は足りています。

 活動日程の紹介(抜粋)

 1月12日(水)2つの申し入れ・抗議行動

  ・第42回とめよう!東海第二原発

   20年運転延長・再稼働ゆるすな!日本原電本店抗議行動

   17:00より17:45 場所:日本原電本店前

  ・第100回東電本店合同抗議

   18:30より19:30 場所:東京電力本店前

 1月21日(金)第8回「原発いらない金曜行動」

  首相官邸前 18:30より19:45

 2月2日(水)2つの申し入れ・抗議行動

  ・第43回とめよう!東海第二原発

   20年運転延長・再稼働ゆるすな!日本原電本店抗議行動

   17:00より17:45 場所:日本原電本店前

  ・「第101回東電本店合同抗議」

   18:30より19:30 場所:東京電力本店前

 2月18日(金)第9回「原発いらない金曜行動」

  首相官邸前 18:30より19:45

 2月26日(土)『たんぽぽ舎第34回総会』と

        2人の「記念講演」…木原莊林さん、横関彩子さん

        13時から17時 会場:日本教育会館8F

 3月5日(土)『東海第二原発いらない!一斉行動・第3波』

 3月11日(金)2つの申し入れ・抗議行動

  ・第44回とめよう!東海第二原発

   20年運転延長・再稼働ゆるすな!日本原電本店抗議行動

   17:00より18:00 場所:日本原電本店前

  ・「第102回東電本店合同抗議」

   18:45より20:00 場所:東京電力本店前

※たんぽぽ舎の会員への年賀状より抜粋

┏┓ 

┗■2.10年経ってもフクシマ原発事故は終わっていない

 | 岐阜県の活動報告

 └──── 中川敦詞(さよなら原発・ぎふ)

 「さよなら原発・ぎふ」では12月11日にデモを行いました。

 参加者はおよそ100人。

 最初のスピーチでは被爆2世の入君正美さんが参加されている「被爆

二世の会」のお話や汚染水の処理問題などまだまだ福島の人の苦労が

理解されていないことなどをお話されました。

 また、福島から避難されたサトウエイキさんも子どもが鼻血を

出したり、子どもやご自身から甲状腺に嚢胞が見つかり家族との

ぶつかり合いをした生活や、名古屋高裁での原発事故損害賠償請求

訴訟でのサトウさんの意見陳述を見守ってほしいと訴えられました。

 デモをしながらチラシまきを行いましたが受け取りは悪くなかった

ということでした。

次回のデモは

テーマ:フクシマを忘れない 私たちは核と共存できない

期 日:3月12日(土)

場 所:清水緑地公園(JR岐阜駅南側)

以上の内容で行います。

2月の行事案内です。

「さよなら原発・ぎふ」活動10周年記念2/26小出裕章さん講演会

フクシマ原発事故は終わっていない!

期 日:2022年2月26日(土)14時から16時(13時半開場)

場 所:岐阜県図書館 多目的ホール

参加申し込み 氏名、電話番号、メールアドレスを明記の上

伊藤 hitou@kibousya.co.jpまで(先着順)

参加費:800円(資料代含む)

講演内容

・近著「原発事故は終わっていない」の内容を中心にして

・福井の原発で事故が起きた場合、岐阜県も甚大な放射能汚染に

曝される「被害地」であること。

・老朽原発は、より一層危険であるということ。

原発は、単なる湯沸かし器だということ。

 これを機会に「さよなら・原発ぎふ」を

知っていただけたら嬉しいです。

さよなら・原発 ぎふ ブログをご覧ください。

https://ameblo.jp/611gifu/entry-12702265608.html

「さよなら原発・ぎふ」で検索

┏┓ 

┗■3.「関西電力の役員らの不起訴は不当」市民らが検察審査会

 | 審査を申し立て…「検察は必要な捜査を行っていない」…ほか

 | メルマガ読者からの原発等情報3つ(抜粋)

 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.「関西電力の役員らの不起訴は不当」市民らが検察審査会

  審査を申し立て「検察は必要な捜査を行っていない」

  1/8(土)12:28配信「読売テレビ

https://news.yahoo.co.jp/articles/fd1cfa936f8a6ce36c1db8faed6017e4c626fcfe

2.欧州域内市場担当委員、

  次世代原発の新増設に「65兆円の投資必要」

  1/9(日)20:43配信「AFP=時事」

https://news.yahoo.co.jp/articles/ff961eac2e1822eb9d84b7328a217fb47da8edfe

3.富士山より大規模噴火Xデーの可能性が高い

  浅間山、十和田火山、三瓶山(島根県)など

  16活火山「マグマだまり、兆候ある」と専門家

  1/9(日)9:00配信「AERA dot.」

https://news.yahoo.co.jp/articles/fe7f843557dfaf87cbeab46ee465e8b11eefc1d6

┏┓ 

┗■4.大阪放火事件で「容疑者」にされた男性にも人権がある

 | 勧善懲悪報道を止め、事件から社会が学ぶ報道を

 | 犠牲になった院長の父「取材やめて」訴えを黙殺

 | 「普遍的価値」無視の犯罪報道の大転換を

 | 「創」2月号参照

 | 「メディア改革」連載第87回

└──── 浅野健一(アカデミックジャーナリスト)

◎ 新年を迎えて早くも10日経った。

 私の新年メッセージは、ブログ「浅野健一のメディア批評」に載せて

いるので、読んでほしい。

 今年こそ、人権と民主主義で前進したいと願っている。

http://blog.livedoor.jp/asano_kenichi/archives/28314092.html

◎ 昨年12月17日、大阪市北区の雑居ビルにある「西梅田こころと

からだのクリニック」(西沢弘太郎院長)で火災が発生、25人が死亡

する惨事があった。

 大阪府警が18日未明、放火殺人の「実行犯」と断定した。

◎ キシャクラブ(日本にしかない「記者クラブ」は海外にある

press clubと混同されないようkisha clubと英訳される)メディアは

男性を「◇◇◆◆容疑者(61)」(記事では実名)と呼称し、顔写真や

防犯カメラ映像を晒した。

 男性は昨年12月30日、入院中の病院で死亡した。府警が府警記者

クラブに広報(公表ではなく記者クラブ加盟社だけへの便宜供与)した。

 この事件で死亡者は26人になったが、キシャクラブメディアは、

犠牲者の25人には憐れみと同情、「容疑者」にされていた男性には

強い憎しみが感じられる。

 「罪を憎んで人を憎まず」「水に落ちたものに石を投げるな」

「善人なほもって往生をとぐ、いはんや悪人をや」。

 日本のメディアは、亡くなった人の非難は避ける傾向にあるが、犯罪

報道ではこうした格言は通用しない。

◎ 日本では瓦版の時代からマスメディアが公開の裁判の結果を

待たず、被疑者・被告人に実名報道で社会的制裁(私刑、リンチ)を

加えている。

 大阪放火事件では、男性を「悪」として懲らしめ、西沢院長ら

犠牲者を「善」として美化する典型的な勧善懲悪型報道だった。

◎ 男性の死を伝えるメディアは

 <死亡により、動機の解明は困難となる見通し><遺族の代理人

奥村昌裕弁護士は取材に対し、「刑にも服さず、遺族への謝罪もない

まま、自分の思いをわがままに叶え、亡くなった」と容疑者の身勝手さ

を批判したうえで、「遺族の『知る機会』がなくなったことは痛恨の

極みだ」と語りました>(12月31日のTBS)

 <「これまで通り、動機を解明するために色々な捜査をする」。

◇◇容疑者の死亡を受け、府警捜査1課の幹部は30日夜、報道陣の取材

に淡々と答えた。府警幹部の1人は朝日新聞の取材に、「動機を含めた

事件の全容は推定するしかなくなった。今後、どうすればこうした

事件を防げるか考えるためにも、(死亡は)残念」と話す>

朝日新聞デジタル

 <府警は、客観的な証拠の収集で動機などの解明を目指すとともに、

「◇◇容疑者を現住建造物等放火と殺人の疑いで書類送検する方針>

毎日新聞

 朝日新聞は<死亡により、刑事責任の追及はできなくなった。府警に

よる事情聴取は実現せず、事件の解明が困難になる恐れがある。

府警は今後、客観的な証拠を積み上げ、容疑者死亡のまま書類送検

する方針だ>と伝えた。

 「実名原則」の報道各社はなぜ「府警幹部」などと仮名にするの

だろうか。

◎ この事件では、大阪府警は男性の逮捕状を請求していなかったが、

12月19日未明、府警記者クラブ加盟各社に男性の名前を広報した。冨山

浩次捜査一課長は「被害者、ご遺族が被疑者の早期特定を望んでいる。

事案の重大性に鑑みた」と異例の対応の理由を説明した。

 日本の報道界は、捜査当局が逮捕したと記者クラブで広報した後に

実名報道するという原則を持っている。報道各社が一斉に男性を実名

報道したのは異例だ。

 府警はこの事件で、死亡した25人の身元が判明したとして、12月18日

から2?日にかけ4回に分けて、府警記者クラブに対し、氏名、住所

(市、区まで)、年齢を広報した。

 NHKと主要紙は25人を実名報道したが、一部のテレビは仮名報道

した。実名を報じたメディアもデジタル版では、西沢院長以外は住所

(市、区まで)と年代、性別だけで仮名だった。

 2019年7月の京アニ放火事件では、京都府警は犠牲者36人の遺族に

実名報道」の可否を確認して、実名報道を拒否した22人を除く14人の

実名を広報。40日後に全員の氏名を広報したが、22人が実名報道

拒んでいると文書で報道各社に通知した。

◎ 私は12月21日、府警に、1.府警がクラブで広報した報道資料の

開示を、2.京アニ事件で京都府警が行ったような遺族に実名報道

可否を確認する作業をしたか−などを聞いた。

 府警の木田勝広報課長は28日、「捜査一課長に確認したが、回答は

差し控えるということだった」と電話で返答した。

 この事件では、犠牲者(仮名)の友人らのコメントは伝えられたが、

西沢院長の父親以外の遺族はメディアに出ていない。

 おそらく遺族全員が実名報道と取材を拒んでいるのだと思う。

 同志社大学で20年間教授をした私の元ゼミ生の中に、大阪府警クラブ

に所属する大手メディア記者が複数いたので、府警が遺族に実名広報・

実名報道についてどういう措置をとっているか聞いたが、返事は

なかった。大学で人権とメディアを学んだ意味がない。

◎ 共同通信の沢井俊光編集局長(常務理事を兼任)が書いた

「社外秘」の「編集週報」(12月25日)で、犠牲者の遺族が府警を

通じて、「匿名(報道)を希望している」ことが分かった。キシャ

クラブメディアは遺族の意向を踏みにじって実名報道したのだ。

 沢井局長は<いたたまれぬ年の瀬>という題でこう書いている。

 <府警は今回、「遺族は匿名を希望している」と付言しながら、

身元が確認された被害者の実名を順次発表している><被害者を匿名に

する理由はなく、実名発表を求め続けた報道機関側からすれば、今回の

大阪府警の対応は至極当然である>

◎ この編集週報に「社外秘」とあるのは、共同通信という報道機関の

前近代性を示している。編集週報は2千数百人に上る共同通信と関連

会社の全社員に配布され、共同通信加盟社の編集関係者に郵送されて

いる。活字になった文章を秘密にできるはずがない。

 今時、マスメディアが内部だけでメディアの在り方を議論する

時代ではない。

◎ この事件では、西沢院長の父が12月21日、心境をつづったコメント

を府警を通じて報道各社に出した。父親はコメントの最後に「同じ

悲しみの中にある全てのご遺族の方々や関係者への取材はお控えいただ

けますよう切にお願い申し上げます」と報道各社への要望を記した。

 新聞・テレビはこのコメントをほとんど報じていない。

◎ 「創」2月号と「救援」(救援連絡センター)1月号に記事を

書いたので参照してほしいが、この事件では精神医療の在り方も

問われた。

 10数年前から都会の駅前に次々と開業した「心療内科」」「心の

クリニック」の実態や、事件関与の男性がどういう精神理療を受けて

きたのかなども解明されなければならない。

 事件の加害者を非難し、犠牲者に同情を寄せるだけの報道は

ジャーナリズムではない。

┏┓ 

┗■5.メルマガ読者からのイベント案内(お問い合わせは主催者へ)

 └──── 

 ◆1月16日(日)「とめよう東海第二原発」の講演会

  満田夏花(みつたかんな)さん

  (環境NGO FoE Japan 理事・事務局長)の講演です

  DVD「終わりのない原子力災害」(43分)を上映します

と き:2022年1月16日(日)14時より16時30分(13:30開場)

         終了後亀有駅南口駅前でスタンディングします

ところ:葛飾区亀有地区センター多目的ホール

      JR/千代田線「亀有」駅南口イトーヨーカ堂7階

    50名定員…感染を予防して行います

主 催:「ひろば葛飾から」

賛 同:甲状腺検診かつしか/地球の会

       〒125−0061葛飾区亀有5-38-3

       Tel 03-3620-4095(火・水定休)

参加費:500円(18歳以下無料)

 2011年3月11日の東日本大震災から10年が過ぎ、「復興」が叫ばれる

一方で未だに多くの人々が収束の見えない原子力災害下の暮らしを

余儀なくされています。

 原発廃炉の見通しは? 増え続ける汚染水の対策は?

 満田さんのお話から社会の流れを変え、

 平和で持続可能な社会の実現をめざします。

────────── 

☆ひきつづき、たんぽぽ舎の活動・日刊メルマガ=「地震原発

 故情報」へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致

 します。

  郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎 口座番号 00180-1-403856

☆《事故情報編集部》より

 メールマガジン読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他

 投稿(「川柳・俳句・短歌」など)を歓迎します。

1.「投稿」のテーマは、「原発問題」が中心軸ですが、エネルギー、

 自然、政治・経済、社会、身近な生活も歓迎します。

2.原稿に「見出し」をつけて下さい。(「見出し」は1行見出し

 よりも2行又は3行見出しの方が読む人にとってわかりやすい)

 執筆者名(基本的に本名でお願いしています)と執筆者名の後にかっこ

 書きで「所属・団体名」か「在住県名」を記載して下さい。

 例:たんぽぽ花子(たんぽぽ舎)、

   たんぽぽ太郎(東京都千代田区在住)

3.「集会・デモ・講演会等のお知らせ」の投稿に関しては、

 どの団体・グループも平等に掲載する基本方針です。

 そのため日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先

 など必要事項を400文字以内でお送り下さい。

 件名に「イベント案内掲載希望」と明記して下さい。

 日程が直前にならないよう余裕を持っていただけると幸いです。

 メールマガジンへのイベント案内は1回だけの

 掲載とさせていただきます。

4.集会や行動の参加報告等に関しては600文字以内で、

 タイトル(見出し)及び本文をお送り下さい。

 件名に「メルマガ掲載希望」と明記して下さい。

 「投稿」の送付先はたんぽぽ舎の

 通常アドレス「 nonukes@tanpoposya.net 」か、

 別アドレス < tanpopo3238@gmail.com > です。

 なお、お送り頂いた投稿は紙面の都合上掲載できない場合も

 あります。ご了解下さい。

────────── 

 ◆このメールマガジンのバックナンバーは、ホームページ

  の「メルマガ:地震原発事故情報」をご参照下さい。

 ◆メールマガジンをお送りします

  たんぽぽ舎では、「地震原発事故情報」(メールマガジン)を

  発信しています。

   ご希望の方は、件名を「アドレス登録希望」として、ご自身の

  Eメールアドレスからご氏名とともにたんぽぽ舎あてにメールを

  送ってください。

   違うアドレスから「こちらのアドレスに送って」ということは

  間違いの元となりますのでやめて下さい。

  登録できしだい発信致します。

 ・配信先のアドレス変更のご連絡は「旧アドレス」もお知らせ下さい。

 ・配信削除につきましても以下のアドレスに直接メールを下さい。

  たんぽぽ舎の通常アドレス「 nonukes@tanpoposya.net 」か、

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  あります。

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たんぽぽ舎は、月曜〜土曜13:00〜20:00オープン、

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たんぽぽ舎です。【TMM:No4378】地震と原発事故情報−6つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No4378】

2021年12月27日(月)地震原発事故情報−

             6つの情報をお知らせします

                      転送歓迎

━━━━━━━ 

★1.「中身の濃かった11.27廃炉デー集会」−参加して良かった

  東海第二原発の再稼働、みんなで止めたい

           加藤マリ子(「さようなら原発」あびこ)

★2.東電福島第一原発事故による帰宅困難地域の面積は

  337平方キロメートル

  東京23区の面積の約半分、名古屋市の面積より少し広い

  帰宅困難地域の広さの伝え方について…私見

             平田明良(たんぽぽ舎ボランティア)

★3.4,262,451票もの強力な反原発

  第四原発終結させ、核のない社会へ…など

  ノーニュークス・アジアフォーラム通信173号の紹介

        佐藤大介(ノーニュークス・アジアフォーラム)

★4.柏崎刈羽原発7号機でも74か所の手抜き工事

  (消火設備の配管溶接部)…ほか

  メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)

                黒木和也 (宮崎県在住)

★5.「人権」重視の岸田政権はメディアのデマ

  国連を無視し歴史改ざん・死刑執行・外国人差別を続行

  外国の「人権」状況を批判する資格なし

  「日本は民主主義国か」を問う報道を

  「メディア改革」連載第86回

          浅野健一(アカデミックジャーナリスト)

★6.新聞より1つ

  ◆『素粒子』より2つ

   ・人が減り、縮みゆく「借金大国」でバラマキ放題。ほか

(12月25日朝日新聞夕刊1面『素粒子』より抜粋)

━━━━━━━ 

※1/27(木)広瀬 隆氏講演会

 「二酸化炭素による地球温暖化説の非科学」

 お 話:広瀬 隆(作家)

 日 時:1月27日(木)16時30分より21時 開場:16時

 会 場:「東京学院」(貸し会議室「内海」)

            千代田区神田三崎町3-6-15

 参加費:1000円(資料代込み)

 ※「東京学院」の予約受付は、定員のため終了致します。

  現在、第2会場として「スペースたんぽぽ」で同時中継の準備を

  しています。確定次第、ご案内できる予定です。

  定員25名ほどの予定です。

━━━━━━━ 

※12/18(土)山崎久隆ゼミの動画については、再度、調べてから

ご案内する予定です。

━━━━━━━ 

※12/17(金)第7回「原発いらない金曜行動」をゆきふみさんが

 アップしてくれました。

https://twitter.com/maruo_yukifumi/status/1472060208470200323 

━━━━━━━ 

※12/14(火)「国家と企業から個人情報を守るために」

 小倉利丸さんのお話は、ゆきふみさんがアップしてくれました。

 ・国家と企業から個人情報を守るために 1(約90分)

 https://twitcasting.tv/maruo_yukifumi/movie/713356157 

 ・ 2 (約30分)

 https://twitcasting.tv/maruo_yukifumi/movie/713365939 

 ・ 3 (7.5分)

 https://twitcasting.tv/maruo_yukifumi/movie/713369870 

━━━━━━━ 

※たんぽぽ舎の冬休みは

 12月29日(水)から2022年1月8日(土)までです。

 1月9日(日)、1月10日(月)は休日のため、1月11日(火)からの業務

 再開となります。

 本日が、2021年最後のメールマガジンとなります。

 2022年は、東海第二原発の再稼働阻止、老朽原発うごかすな!を

 大きなスローガンとして闘いたいと思います。

 来年もよろしくお願いいたします。

━━━━━━━ 

※たんぽぽ舎から、「メールアドレス」についてのお知らせです。

 たんぽぽ舎の通常アドレス < nonukes@tanpoposya.net >がいまひとつ

不安定です。送受信がとどこおる例が発生しております。ですので、別ア

ドレスを設定しました。

 通常アドレスで、はねられることがあったら、以下の別アドレスへお送

り下さい。

 最初から別アドレスへお送りいただいても構いません。

 別アドレス < tanpopo3238@gmail.com >      

 お手数をおかけして申し訳ありません。

━━━━━━━ 

┏┓ 

┗■1.「中身の濃かった11.27廃炉デー集会」−参加して良かった

 | 東海第二原発の再稼働、みんなで止めたい

 └──── 加藤マリ子(「さようなら原発」あびこ)

 11月27日の廃炉デー集会に、我孫子から2名で参加をさせて

いただきました。

 夜なので我孫子から行くのは厳しかったのですが、集会の内容が

濃く、無理をして行って良かったと思いました。

 しっかり活動をされている皆様からのお話に刺激を受けました。

 面倒な裁判内容を分かりやすく話してくれた海渡さん、もう少し

聞きたいなあと思いましたが、時間的に仕方がありません。

 鴨下さんのお話、圧巻でした。法王に対応した首相の無感覚さに

呆れます。

 小張さんが「放射能被害で鼻血といっても洗面器いっぱいの鼻血」と

言われました。どれだけ大変だったか具体的なイメージが浮かびました。

 敦賀原発と東海第二原発についての日本原電の体質は、我孫子

会員にしっかりと伝えました。

 また、今後の運動提起、ありがとうございました。

 なかなかついていけない我孫子ですが、今後ともよろしく

お願いいたします。

┏┓ 

┗■2.東電福島第一原発事故による帰宅困難地域の面積は

 | 337平方キロメートル

 | 東京23区の面積の約半分、名古屋市の面積より少し広い

 | 帰宅困難地域の広さの伝え方について…私見

 └──── 平田明良(たんぽぽ舎ボランティア)

◎ 先日、朝日新聞上で福島の現状の地図が出ていました。

 年間累積放射線量が50ミリシーベルト以上である福島第一原発事故

よる帰宅困難地域が表示されていましたが、自分たち首都圏に住む者に

とっていまいちピンと来ませんでした。

 東電福島第一原発事故から10年経っても事実上住めない帰宅困難地域

があることにも改めて驚きましたが、それらが我々の生活地域の

どの位に当たるのかを頭の中でイメージできるような情報の伝え方を

もっと工夫する必要を感じました。

◎ いい例が広さの単位として、東京ドーム何個分とかいう伝え方を

しますよね。

 2021年3月時点で経産省の発表によれば、福島第一原発事故による

帰宅困難地域の面積は、337平方キロメートルに該当します。

 これだけの広さを実感できる物差しとして

 1番目は、東京23区の広さで627.6平方キロメートルでこれを物差しと

すると0.53倍に当たります。

 道行く人に、帰宅困難地域の広さとして東京23区の面積の約半分が

人の住めない地域になっていると伝えるとより伝わりやすいかと

思います。

 2番目は、名古屋市ですね。名古屋市の面積は、326.5平方キロ

メートルになりほぼ帰宅困難地域と一緒です。

 1番目と2番目の物差しを使ってこれだけの国土が失われていて

そこに住んでいた方たちが故郷を奪われているんだと訴えるとより

訴求効果があがると思います。使ってみてください。

 これ以上の国土の喪失を再び起こしてはなりませんから。

※上岡直見〔環境経済研究所(技術士事務所)代表〕氏より

 参考データです。

 ≪東電福島第一原発事故による帰還困難区域の東京相当の図を

  作成しました。下記のリンクから見られます。≫

http://sustran-japan.eco.coocan.jp/datafile/konnan_tokyo.jpg

┏┓ 

┗■3.4,262,451票もの強力な反原発

 | 第四原発終結させ、核のない社会へ…など

 | ノーニュークス・アジアフォーラム通信173号の紹介

 └──── 佐藤大介(ノーニュークス・アジアフォーラム)

もくじ

・4,262,451票もの強力な反原発票をありがとう

 第四原発終結させ、核のない社会へ(台湾・全国廃核行動平台)

・台湾公投(国民投票私見(とーち)

蔚山労働組合も高レベル放射性廃棄物特別法案の

 廃棄を要求(イ・サンボム)

・地域を核廃棄場にする高レベル特別法案を廃棄せよ

 (脱核釜山市民連帯)

・2022脱核大統領選連帯・発足式(ソン・チュヒ)

・バターン原発との闘いにどう勝利したか(トネット・オレハス)

・キンバの放射性廃棄物処分場計画、南オーストラリア州首相は

 州法を適用すべき(FoEオーストラリア)

・アックユ原発の建設中にくり返される事故(森山拓也)

・東海第二原発いらない! 12.11一斉行動(志田文広)

・1600人が参加「12.5老朽原発このまま廃炉!大集会inおおさか」は、

 老朽原発廃炉に追い込む出発点(橋田秀美)

原発マネーの不正還流、検察審査会に約1200名で

 申し立てます(末田一秀)

・関電原発マネー不正還流事件告発弁護団・声明(不起訴処分に対する

 抗議声明)

・『こんど、いつ会える? 原発事故後の子どもたちと関西の保養の

 10年』発刊しました(小野洋)

・「ほっとかれへん!」と思った関西の《おせっかいな》人々の

 10年間(宇野田陽子)

・長谷川健一さんは私たちを励ましている(宇野朗子)

(12月20日発行、B5−28頁)

ノーニュークス・アジアフォーラム通信は、年6回発行。

購読料:年2000円。見本誌を無料で送ります。

ご連絡ください → sdaisuke@rice.ocn.ne.jp

┏┓ 

┗■4.柏崎刈羽原発7号機でも74か所の手抜き工事

 | (消火設備の配管溶接部)…ほか

 | メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)

 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.柏崎刈羽原発7号機でも74か所の手抜き工事

  (消火設備の配管溶接部)

  12/25(土)13:00配信「BSN新潟放送

https://news.yahoo.co.jp/articles/0cf996ac08b5928db8f0d9543a7f3b4aa0a4ba08

2.東電刑事裁判 東京高裁に証人尋問と現場検証求め集会

控訴審の第2回公判は2022年2月9日に予定

  12/25(土)21:00配信「テレビユー福島

https://news.yahoo.co.jp/articles/a5186d7caebce1d079fd196495a91466a181b3b0

┏┓ 

┗■5.「人権」重視の岸田政権はメディアのデマ

 | 国連を無視し歴史改ざん・死刑執行・外国人差別を続行

 | 外国の「人権」状況を批判する資格なし

 | 「日本は民主主義国か」を問う報道を

 | 「メディア改革」連載第86回

└──── 浅野健一(アカデミックジャーナリスト)

◎ 岸田文雄首相は12月21日、首相就任後初の本格論戦となった臨時

国会(たった16日間)閉会を受けて記者会見し、冒頭発言で、「来年、

新しい資本主義の実現などに向けた重要法案の成立に向けて力の限り

尽くし、積極的に首脳外交を推し進める一年にしたい」と表明した。

 岸田氏は「アベノマスク」の在庫に関し、「希望者に配布した上で、

年度内をめどに廃棄するよう指示した」と表明した。また、「国会

では、私が首相になってから初めて憲法審査会(16日)が開催された。

 国会において憲法改正の議論が始まったことを歓迎する」と壊憲に

意欲を見せた。

 岸田首相の冒頭発言後、内閣記者会の幹事2社(記者会常勤幹事社

19社の持ち回り)が代表して質問。その後、司会の四方敬之内閣

広報官が挙手した記者を指名し、幹事社を含め計14人が質問した。

 挙手する記者はまだ残っていたが、1時間11分で打ち切られた。

https://www.tokyo-np.co.jp/article/150305

◎ 記者の質問は、コロナ対策、10万円給付、訪米の予定、北京五輪

への対応などで、日本学術会議問題、自民党のダミー会社の収納

センター(岸田氏も元役員)と取引のあるワンズクエスト所有の

アカウント「Dappi」による情報操作、岸田氏や斎藤鉄夫国交相(広島

3区)の応援演説での日当支払い事件について誰も聞かなかった。

今年最後となった会見も緊張関係はなかった。

 朝日新聞の池尻記者が「森友改ざん問題で、近畿財務局元職員の

赤木(俊夫)さんの家族が起こした損害賠償訴訟で、国は一転して

(認諾で)賠償責任を認めた。家族の願いは真相究明にあり、御家族の

中には落胆の声が上がっている。首相自ら対応する考えは。国交省

書き換えの問題のように第三者委員会を立ち上げるなどの対応を

とるか」と質問したのはよかった。

◎ しかし、岸田氏は「14日の日に私自身、財務省から報告を受け、

全面的に損害賠償責任を認めるということを承知した。別に、情報公開

に関する訴訟が係属中で丁寧に対応すること、様々な場で真摯に説明を

尽くすことを指示した。私自身も真摯に向き合う」と述べたが、再調査

などの具体策は示さなかった。

 岸田首相は就任以来、4回会見を開いたが、会見の進め方は安倍

晋三・菅義偉政権時代と全く変わらない。

 元外務官僚の四方広報官の司会で、1時間前後で強制的に終わらせる。

 会見は昨年4月の緊急事態宣言発令を機に、参加記者を29人(制限

前は約130人)に縮小している。

 主催の内閣記者会(正式名・永田クラブ)は記者席の拡大を申し入れ

ているが、官邸側は拒否している。

 記者会見のあり方をめぐる、記者会と政府(官邸報道室)とのやり

とりが、市民(読者・視聴者)に十分伝わっていないのは異常だ。

 内閣記者会は日本にしかないキシャクラブの中でも最も影響力が

ある。

 内閣記者会は常勤幹事社19社が事実上、運営している。

 キシャクラブが今のままでは、日本の民主化は進まない。

◎ 岸田氏は会見で、バイデン米大統領が9・10日にオンライン形式で

開いた民主主義サミットに参加したことに触れ、「自由で開かれた

インド太平洋」実現を目指すと強調した。

 政府が北京冬季五輪への対応で、政府関係者の派遣を見送る一方、

東京五輪関係者らを送ることを決めたことについて、岸田氏は24日、

「自由、基本的人権の尊重、法の支配、こうした普遍的価値が中国

でも保障されることが重要だ」と強調した。

◎ 岸田氏は日本が人権を守る民主主義国と思い込んでいるが、

果たして日本は「民主主義国」と言えるだろうかと思った。

 国連(連合国)憲章は二次世界大戦で全体主義国だった日本、

ドイツなどを今も「敵国」と見なしている。

 ところが、安倍政権以降、国連が度々、謝罪と補償を勧告している

日本軍性奴隷(慰安婦)、強制連行などの事実を否定するなど歴史

改竄を続けている。

 法務省入管当局者がスリランカ人女性を虐殺しても、誰も処罰されて

いない。

 安倍昭恵氏が名誉校長をしていた安倍記念小學院への国有地売却に

関する公文書を改竄した公務員が自死しても、誰も罪に問われない。

 「私、妻(昭恵氏)、事務所が関わっていれば総理も議員も

辞める」(2017年2月17日)と啖呵を切った安倍氏キングメーカー

を気取っている。

◎ 東京都武蔵野市議会の本会議が12月21日に開かれ、外国人住民も

参加できるかたちの住民投票条例案を、反対多数で否決した。

 条例案は、自民党の極右議員らが「8万人の中国人を日本国内から

転居させる事も可能。行政や議会も選挙で牛耳られる」(佐藤

正久・参院議員)などと反対していた。

 約20年前、公明党自民党と連立政権を組んだ時、外国人参政権

導入の合意があった。公明党は一貫して、外国人の地方参政権を公約に

してきたのに、自民党に忖度した。本会議当日、市と議会側が警視庁に

警備を要請するなど、厳戒態勢での採決となった。

◎ 岸田氏が会見した12月21日の朝、東京、大阪両拘置所で確定死刑囚

3人が国家によって殺された。

 欧州など死刑制度を廃止した国が野蛮と見る死刑の執行は2年ぶり。

 1人は中国人の元専門学生。再審請求中の人もいた。殺された

死刑囚の弁護人たちは死刑執行に抗議し、日本弁護士連合会も抗議の

会長声明を出した。

 大阪拘置所前では、市民たちが死刑執行に抗議したが、拘置所職員と

警察官が集会を妨害した。

 12月22日の朝日新聞は「海外では廃止の流れ」という見出しでサイド

記事を載せたが、「先進国で日本だけ」とすべきだ。

https://www.asahi.com/articles/ASPDP3QMRPDPUTIL00J.html

 死刑を実質廃止した国は140を超え、存置する55カ国でも実際に執行

しているのは中東、東アジアなど毎年20カ国程度しかない。

 OECDでは日本だけ。

 「Hoppoken」特集の「北欧にはなぜ死刑がないのか?」が

参考になる。

https://www.hiecc.or.jp/archive/archive_05_08.pdf

◎ 日本は民主主義国家かを問う前に、「独立国」と言えるのかを

議論した方がいい。敗戦から76年4カ月経つのに、今も米軍基地が

各地にあり、5万人を超える米兵、軍属が駐留する。

 外交・防衛は米国に隷従だ。

 沖縄では米軍基地にコロナ感染クラスターが発生し、感染者は数百人

に上っている。米兵は入管、検疫を経ずに、日本に入っている。

 政府は12月21日、22年度以降の5年間の在日米軍駐留経費負担(

思いやり予算)を年平均約2110億円で米側と合意したと発表した。

新たに米軍と自衛隊が共同訓練で使う資機材費用を負担する「

訓練資機材調達費」を新設。負担の通称を「同盟強靱(きょうじん)

化予算」とすることも明らかにした。

◎ 国政選挙に半数が棄権し、自治体選挙では投票率は20%代が

普通で、日本の民主制は機能していない。

 経済力は衰退を続け、「先進国」と言えるかどうかも怪しい。

 外国から見たら日本が独立した民主主義国か疑わしい。

 メディア(報道)とアカデミズム(大学)が権力監視を怠って

いるからだ。

 国際標準のジャーナリズムの創成が急務だ。

┏┓ 

┗■6.新聞より1つ

 └──── 

 ◆『素粒子』より2つ

  ・人が減り、縮みゆく「借金大国」でバラマキ放題。

   10年連続で当初予算が過去最大。

  ・男子の体力が過去最低に。

   長時間スマホとコロナ禍で。

(12月25日朝日新聞夕刊1面『素粒子』より抜粋)

────────── 

☆ひきつづき、たんぽぽ舎の活動・日刊メルマガ=「地震原発

 故情報」へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致

 します。

  郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎 口座番号 00180-1-403856

☆《事故情報編集部》より

 メールマガジン読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他

 投稿(「川柳・俳句・短歌」など)を歓迎します。

1.「投稿」のテーマは、「原発問題」が中心軸ですが、エネルギー、

 自然、政治・経済、社会、身近な生活も歓迎します。

2.原稿に「見出し」をつけて下さい。(「見出し」は1行見出し

 よりも2行又は3行見出しの方が読む人にとってわかりやすい)

 執筆者名(基本的に本名でお願いしています)と執筆者名の後にかっこ

 書きで「所属・団体名」か「在住県名」を記載して下さい。

 例:たんぽぽ花子(たんぽぽ舎)、

   たんぽぽ太郎(東京都千代田区在住)

3.「集会・デモ・講演会等のお知らせ」の投稿に関しては、

 どの団体・グループも平等に掲載する基本方針です。

 そのため日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先

 など必要事項を400文字以内でお送り下さい。

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4.集会や行動の参加報告等に関しては600文字以内で、

 タイトル(見出し)及び本文をお送り下さい。

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 「投稿」の送付先はたんぽぽ舎の

 通常アドレス「 nonukes@tanpoposya.net 」か、

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 あります。ご了解下さい。

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 ◆このメールマガジンのバックナンバーは、ホームページ

  の「メルマガ:地震原発事故情報」をご参照下さい。

 ◆メールマガジンをお送りします

  たんぽぽ舎では、「地震原発事故情報」(メールマガジン)を

  発信しています。

   ご希望の方は、件名を「アドレス登録希望」として、ご自身の

  Eメールアドレスからご氏名とともにたんぽぽ舎あてにメールを

  送ってください。

   違うアドレスから「こちらのアドレスに送って」ということは

  間違いの元となりますのでやめて下さい。

  登録できしだい発信致します。

 ・配信先のアドレス変更のご連絡は「旧アドレス」もお知らせ下さい。

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  あります。

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たんぽぽ舎は、月曜〜土曜13:00〜20:00オープン、

       日曜・休日はお休みです。

   〒101-0061 東京都千代田区神田三崎町3-1-1

               高橋セーフビル1F

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たんぽぽ舎です。【TMM:No4377】地震と原発事故情報−4つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No4377】

2021年12月25日(土)地震原発事故情報−

              4つの情報をお知らせします

                       転送歓迎

━━━━━━━ 

★1.原発をなくしたい〜つながりを強めるために

  たんぽぽ舎33周年名刺意見広告にご協力お願いします

      たんぽぽ舎共同代表(鈴木千津子・柳田真・山崎久隆)・

      名刺意見広告担当(阿部則子) 

★2.公聴会では明確に反対する意見がほとんどだったことを明記すべき

  東京電力の汚染水処理に関連して「放射線影響評価報告書」に対する

 「意見募集」に送った文書を紹介 (中)(3回の連載)

                山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)

★3.二酸化炭素の恩恵−まっ先に食糧問題 (下)(了)

  「植物の成長を遅らせ、人間と生物にとって最もこわい飢餓を

  起こす」のは、温暖化ではなく、寒冷化である

                     広瀬 隆(作家)

★4.もんじゅ廃炉作業 ナトリウム抜き取り困難(福井県)…

  メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)        

                黒木和也 (宮崎県在住)

━━━━━━━ 

※1/27(木)広瀬 隆氏講演会 「二酸化炭素による地球温暖化説の非科学」

 お 話:広瀬 隆(作家)

 日 時:1月27日(木)16時30分より21時 開場:16時

 会 場:「東京学院」(貸し会議室「内海」) 千代田区神田三崎町3-6-15

 参加費:1000円(資料代込み)

 ※「東京学院」の予約受付は、定員のため終了致します。

  現在、第2会場として「スペースたんぽぽ」で同時中継の準備をして

  います。確定次第、ご案内できる予定です。定員25名ほどの予定です。

━━━━━━━ 

※12/18(土)山崎久隆ゼミの動画については、再度、調べてからご案内する

予定です。

━━━━━━━ 

※12/17(金)第7回「原発いらない金曜行動」をゆきふみさんがアップして

くれました。

https://twitter.com/maruo_yukifumi/status/1472060208470200323 

━━━━━━━ 

※12/14(火)「国家と企業から個人情報を守るために」

 小倉利丸さんのお話は、ゆきふみさんがアップしてくれました。

 ・国家と企業から個人情報を守るために 1(約90分)https://twitcasting.tv/maruo_yukifumi/movie/713356157

 

 ・ 2 (約30分)  https://twitcasting.tv/maruo_yukifumi/movie/713365939

 

 ・ 3 (7.5分)  https://twitcasting.tv/maruo_yukifumi/movie/713369870

 

━━━━━━━ 

※たんぽぽ舎の冬休みは

 12月29日(水)から2022年1月8日(土)までです。

 1月9日(日)、1月10日(月)は休日のため、1月11日(火)からの業務

 再開となります。

 なお、メールマガジンは、12月28日(火)よりお休みとさせていただきます。

━━━━━━━ 

※たんぽぽ舎から、「メールアドレス」についてのお知らせです。

 たんぽぽ舎の通常アドレス < nonukes@tanpoposya.net >がいまひとつ

不安定です。送受信がとどこおる例が発生しております。ですので、別ア

ドレスを設定しました。

 通常アドレスで、はねられることがあったら、以下の別アドレスへお送

り下さい。

 最初から別アドレスへお送りいただいても構いません。

 別アドレス < tanpopo3238@gmail.com >      

  お手数をおかけして申し訳ありません。

━━━━━━━ 

┏┓ 

┗■1.原発をなくしたい〜つながりを強めるために

 | たんぽぽ舎33周年名刺意見広告にご協力お願いします

 └────たんぽぽ舎共同代表(鈴木千津子・柳田真・山崎久隆)

      名刺意見広告担当(阿部則子) 

 2022年2月26日(土)たんぽぽ舎の34回総会を開催します。

 この日に合わせて「たんぽぽ舎33周年名刺意見広告集」を

作成・発行します。

 原発再稼働の動きは止まらないどころか、岸田政権は原発推進の人事

体制を作っています。(首相筆頭秘書官は、原発推進経産省事務次官

だった人)

 国民の命の軽視を露骨に示す政府、電力会社に対して、結束して

原発NO!」「老朽原発やめて!」の意志を示していきたいと思います。

 「原発がない社会」−首都圏では唯一の東海第二原発の再稼働やめて!

−を願い、運動に参加される皆さんのつながりを強めるために、「名刺意

見広告集」を役立てていただきたいと考えております。

 費用がかかり、心苦しいところではありますが、趣旨をご理解いただき、

ご協力のほどよろしくお願いいたします。

1.発行日 2月26日(土)(たんぽぽ舎第34回総会…33周年記念)

  たんぽぽ舎の印刷発行物(「月刊ニュース」、「金曜ビラ」など)

  への同封と、学習会・講演会等で配布致します。

2.募 集 1コマ名刺サイズ(85×50mm)

      縦、横どちらでも可

      オリジナルデザイン歓迎

      オリジナルデザインはそのまま掲載します。

    掲載文章、オリジナルデザインはできれば「ワード」の添付で

    お送りください。

    ご氏名(団体名)、住所、電話番号もお知らせ下さい。

3.掲載料金  団体 4000円  個人 2000円

4.募集〆切り 2月10日(木)まで

※お申し込み・お問い合わせは、たんぽぽ舎まで

  TEL 03-3238-9035

  メール「 nonukes@tanpoposya.net 」か、

  別アドレス < tanpopo3238@gmail.com >へ

◎たんぽぽ舎第34回総会・第33周年記念講演へもご参加ください。

 日時:2月26日(土)午後1時から5時

 会場:日本教育会館 8階会議室

┏┓ 

┗■2.公聴会では明確に反対する意見がほとんどだったことを明記すべき

 | 東京電力の汚染水処理に関連して

 | 「放射線影響評価報告書」に対する「意見募集」に

 | 送った文書を紹介 (中)(3回の連載)

 └──── 山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)

5.国の委員会の報告書はあくまでも参考意見に過ぎない

 3P「はじめに」

 『国の多核種除去設備等処理水の取扱いに関する小委員会は、2020年

2月に報告書をとりまとめ、5つの処分方法案については、モニタリング

の実現可能性をも含む多角的な検討を行った上で、海洋放出および水蒸気

放出が現実的な選択肢であり、その中でも、海洋放出がより確実に実施可

能であるとの結論を示した。』

◎ 国の委員会の方針は、あくまでも参考意見に過ぎない。事故の収束作

業の責任は東電にある。加害者が同じく事故の責任を有する委員会の方法

案を取り入れて新たな加害活動をするなど、ありえないことである。

 まず、被害者の意見を聞くべきであり、それは第一に福島県の被災者

及び漁業、農業の生産の場を奪われた人々である。

 また、小委員会は公聴会等の意見を一切無視しており、最初から結論あ

りきなのは誰が見ても自明なことである。このような行為を続けていれば

何時までも東電は信頼を得ることは出来ない。

6.タンク貯蔵のリスクなど「為にする論」である

 3p「はじめに」

 『同委員会は、タンクによる長期保管についてタンク増設の余地が限定

されていることや、長期保管に伴う老朽化や災害等による漏洩のリスクの

高まりも指摘した。』

◎ これは明確にウソである。そうでなければミスリードである。

 敷地の状況を把握しているのは東電だけであり、委員会に対して所与の

条件として「敷地に余裕はない」と信じこませてしまえば、「与えられた

条件では海洋放出しか選択肢はありません」となるに決まっている。

 それに加えて「タンクは危険」とまで言うのだから、結論ありきである。

 しかし「タンクは危険」も異常な主張だ。タンクの危険性を主張するの

は世界中でも事故を起こした東電だけであり、一般産業においてタンクが

「危険」などと主張する事業者はいない。

 同じ東電であっても例えば、東京湾岸に林立する東電(またはJERA)

の火力発電所が所有するタンクは「危険」なのか?。もちろん、「危険

です」などと答えるわけがない。

 安全性の高いタンクを開発し、地下式又は半地下式で建設することで

地震津波対策を行ってきたのではないか。

◎ 福島第一原発であれば大型の(35万キロリットル級)タンクを敷地

北側内陸部に地下式で8基程度建設し、今あるタンクの水を全て移せば

遥かに安全である。

 タンクが漏えいしたら、等と、意味のない反論をしているが、漏洩対策

をしたタンクの存在も知らないのかと、呆れるばかりである。

 第一、海洋放出が始まったら数年でタンクがなくなるのであればまだ

しも、最終的には放出終了時点までタンクは存在し続ける。半減するの

でさえ30年も経ってからと推測される。

 いったいどこが「リスク対策」になっているのか。

 地上タンクが危険というのならば、今すぐ全タンクを地下式に移行する

作業を開始すべきである。

 そのような対応さえせずに、長期保管タンクを否定する主要な点に

「危険性」を挙げるのは、天に唾するごときものである。

 これら委員会の発言を借りて東電の都合を主張しているに過ぎない。

削除すべきであろう。

7.公聴会や意見募集では大半が放出反対だったことを無視している

 3P「はじめに」

 『説明・公聴会を開催するとともに、書面を含め、広く意見を募集した。

その結果、提出された意見の中には、ALPS処理水の海洋放出が周辺環

境に与える影響などに対する懸念も示された。』

 これも都合のよいつまみ食いである。

 公聴会において出された意見のほとんどは環境への影響などの問題点を

指摘しての、反対意見だった。

 「懸念」どころか、明確に反対する意見であったことを明記しなければ

ウソである。

8.権限のない閣議決定に従う必要などはない

 3P「はじめに」

 『国は、これらの検討や意見を踏まえて、今般、ALPS処理水の取扱

に関して、「東京電力ホールディングス株式会社福島第一原子力発電所

おける多核種除去設備等処理水の処分に関する基本方針」(2021年4月13日、

廃炉・汚染水・処理水対策関係閣僚等会議)にて、安全性を確保した上で

海洋放出するとの基本的方針を示した。当社は、この国の方針を踏まえ、

同年4月16日に、「多核種処理設備等処理水の処分に関する政府の基本

方針を踏まえた当社の対応について」を公表』

◎ 権限のないものの「閣議決定」など決定の名に値しない。

 この会議体「関係閣僚会議」はあくまでも情報交換を目的としたもので

しかない。何らかの政府決定を行える会議体ではない。ましてや法的拘束

力を持つ権限も有していない。

 仮に法的拘束力を持つ決定をするというのであれば、法律を定め、国会

で審議し、議決しなければならない。そうであればこその民主的手続きで

ある。勝手に決めて国民に結論を押しつけるなどあってはならない。

 しかし東電は、そのような非民主的決定でさえ根拠として私たちや被災

者にも押しつけようとしている。

 断固反対すべき理由の1つである。

 まったく東電体質(自ら責任は取らず国などの権威の陰に隠れる)その

ものだ。

 「多核種処理設備等処理水の処分に関する政府の基本方針を踏まえた当

社の対応について」の撤回を求める。

9.汚染水を「安全な水」?とんでもないデマである

 4P「はじめに」

 『ALPS処理水の海洋放出にあたっては、法令に基づく規制基準等の

遵守はもとより、関連する国際法や国際慣行に基づくとともに、更なる取

り組みにより放出する水が安全な水であることを確実にして、公衆や周辺

環境、農林水産品の安全を確保する。』

◎ この考え方は本質的に誤りである。

 福島第一原発事故により環境中に放出された放射性物質の影響は、既に

広範囲にわたり生じており、とりわけ野生動植物への蓄積による影響は多

くの科学論文により示されている。

 この状況下に追加放出されるのがトリチウムを始めとした放射性物質

ある。

 そのため、既に所与のものとして生じている影響に加わるので、汚染水

の放出に限った影響を切り出すことは極めて困難であり、事実上不可能で

ある。

 それに対して既存の知見の不足する水処理をおこなった上での排出が、

真に環境に与える影響を検出することが如何にして出来るのか、科学的に

説明すべきである。

◎ 特に、東電が前提としているのが「安全な水である」ことを前提とし

ていて、これは「法令に基づく規制基準等の遵守」等で確保できるとして

いる点に大きな問題がある。

 最初から安全な水を何億トン放出しようとも安全であるのに変わりはな

く、ことさら分析・評価するまでもない。科学的には普通そう考えられる。

 そのような前提に立ちつつ、いかなる「安全の確保」なのか全く理解で

きない。

 悪く言えば馬鹿にしているのか、と思う。安全確保の前提条件が安全な

水などと、いったいどういう発想で記述できるのか。この部分は全部撤回

し、書き直すべきである。

◎ ALPS処理をおこなえば安全な水になる、などと、ウソで誤魔化す

のは止めるべきだ。

 しかも見学者に対してALPS処理水を瓶に入れ、外からガンマ線測定

器をかざして「針が動かないでしょう」などと、素人だましをしている東

電である。

(ALPS処理水に含まれるトリチウムを除く放射性物質の濃度が告示濃

度以下に下がっていてトリチウムのみ数万ベクレル/リットルの濃度であ

れば、トリチウムベータ線しか出さず、さらにベータ線は瓶で遮蔽され

ているので外部から測定など出来ず、更に測定している計器がガンマ線

測定できないベータ線測定器だったので針が動くわけがない。動いていた

ら別の事件、例えば別の放射線源が側に落ちていた、などになっていたで

あろう)。(下)に続く

┏┓ 

┗■3.二酸化炭素の恩恵−まっ先に食糧問題 (下)(了)

 | 「植物の成長を遅らせ、人間と生物にとって最もこわい飢餓を

 | 起こす」のは、温暖化ではなく、寒冷化である

 └──── 広瀬 隆(作家)

◆世界の穀物 生産量・消費量・備蓄量(2007〜2017年)と

◆インドの穀物生産量のグラフ(注)を見てごらん。

 この増産分が消えてもいいのか?

 実例を説明しよう。

 1765年にジェームズ・ワットが効率的な蒸気機関を発明して石炭火力

からスタートした産業革命後、過去250年間で穀物生産量がおよそ2倍に

なったのは、農業技術の進歩のせいだけではなく、近年に化石燃料を燃や

して大気中のCO2濃度が上昇したことによるのだ。

 このCO2に濡れ衣を着せて汚染物質に指定し、悪魔に仕立てたオバマ

大統領たちは、犯罪者であると、2017年10月16日、60人の科学者が連名で

批判した。

 さらに、─Nature Climate Change誌2016年4月号には、8ヶ国24機関

所属の31人の科学者が衛星観測結果を解析した結果、以下のような結論を

公表した!!

 1982〜2012年の約30年間で

 ・地球全体で植物の量は10%増えた。

 ・植生がある場所のうち、25〜50%で緑が増えた。減った場所は、わず

か4%だけであった。サハラ砂漠南部、シベリア、アマゾン流域の緑化が

特に顕著である。

 ・緑が増えた場所の総面積は、1800万平方キロメートルに達し、アメリ

カ本土の2倍以上である。

 ・このように緑が増えた要因のうち、ほぼ7割は、大気中のCO2の増

加によると推定される。

 したがって、「地球の気温をCO2が決定している」という説には同意

できない。

 しかし「化石燃料の大量消費とCO2の排出を抑えるべき」ということ

には異論がない。という科学的意見の後半部分─「CO2の排出を抑える

べき」は、植物の成長を考えた時に、正しくないのである。

 実際には、「植物の成長を遅らせ、人間と生物にとって最もこわい飢餓

を起こす」のは、温暖化ではなく、寒冷化である。

4.現在は寒冷化に突入しつつあるって本当?

 そして今迎えた2021年の冬は、太陽の黒点が激減しているので、宇宙物

理学者たちが、極度の寒冷化が地球を襲う可能性が高いと警告を出した。

 そのため、地球温暖化論者が騒いで石炭火力を閉鎖させ、電力供給が不

安定な自然エネルギーの普及に熱中したおかげで、電力不足の影響が表面

化し、ガス価格と石炭価格が暴騰した。

 つまり地球温暖化論者の政策が、石炭火力を廃絶に追いこめば追いこむ

ほど、波状的に電気代とガス代の価格が4倍から6倍にも暴騰して、いよ

いよ寒い冬を迎えたのだ。

 IPCC地球温暖化論者を支えるアメリカのバイデン大統領とEU議

会の愚かさが生活を逼迫し始めたので、今や彼らに対する批判は、アメリ

カ・ヨーロッパでますます激しくなっている。

 そして原油価格の高騰が引き金となって、日本のガソリン価格は、2021

年10月11日時点で、7年ぶりの値上がりでリッター162円となった。

 さらにこの原油価格・天然ガス価格・石炭価格・ガソリン価格(輸送価格)・

灯油価格(暖房費)が連動して高騰し、電気・ガス料金値上げから、食品

などあらゆるものの物価が値上げせざるを得なくなった。

 この世界的な地獄を招いている責任者は誰なのか?

 知りたくないですか?

(注):「表」は、本文と共に、たんぽぽ舎のホームページにアップする

予定です。アップされ次第お知らせします。

 HP http://www.tanpoposya.com/

┏┓ 

┗■4.もんじゅ廃炉作業 ナトリウム抜き取り困難(福井県)…

 | メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)

 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.もんじゅ廃炉作業 ナトリウム抜き取り困難(福井県

 12/24(金) 17:58配信 FBC 福井放送

 https://news.yahoo.co.jp/articles/b545dfe23cca439e35f76f3bdbed3e6da4e4a3db

2.柏崎刈羽原発7号機でも配管の溶接不備 1千カ所以上で工事やり直し

 12/24(金) 20:30配信 朝日新聞デジタル

 https://news.yahoo.co.jp/articles/8a59f2e924f54602868d4300c66984029b78e514

────────── 

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☆《事故情報編集部》より

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2.原稿に「見出し」をつけて下さい。(「見出し」は1行見出し

 よりも2行又は3行見出しの方が読む人にとってわかりやすい)

 執筆者名(基本的に本名でお願いしています)と執筆者名の後にかっこ

 書きで「所属・団体名」か「在住県名」を記載して下さい。

 例:たんぽぽ花子(たんぽぽ舎)、

   たんぽぽ太郎(東京都千代田区在住)

3.「集会・デモ・講演会等のお知らせ」の投稿に関しては、

 どの団体・グループも平等に掲載する基本方針です。

 そのため日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先

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 通常アドレス「 nonukes@tanpoposya.net 」か、

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 あります。ご了解下さい。

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  の「メルマガ:地震原発事故情報」をご参照下さい。

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   口座番号 00180-1-403856

たんぽぽ舎です。【TMM:No4376】地震と原発事故情報−5つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No4376】

2021年12月24日(金)地震原発事故情報−

             5つの情報をお知らせします

                      転送歓迎

━━━━━━━ 

★1.埼玉・越谷市の第2波一斉行動の報告

  東海第二原発廃炉を!12.11行動−集会とデモに50名

        石山 博(さようなら原発越谷連絡会事務局長)

★2.東京電力の汚染水処理に関連して

  「放射線影響評価報告書」に対する「意見募集」に

  送った文書を紹介  (上)(3回の連載)

  福島第一原発事故による汚染水対策は破綻状態にある

               山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)

★3.二酸化炭素の恩恵−まっ先に食糧問題 (上)(2回の連載)

  「大気中のCO2は植物の肥料そのもの」

  中学校で光合成による炭酸同化作用を習ったはず

                     広瀬 隆(作家)

★4.川内原発に関する鹿児島県原子力専門委に4人の特別委員

  市民団体は反発「批判的な専門家は後藤政志さんのみ」…

  メルマガ読者からの原発等情報1つ(抜粋)

                 黒木和也 (宮崎県在住)

★5.新聞より3つ

  ◆処理水海洋放出で福島県漁連会長「この場で漁業続けたい」

   萩生田経産相と初面会 改めて反対表明

             (12月24日東京新聞朝刊24面より抜粋)

  ◆臨時国会閉会

   聴かない力も発揮−岸田首相

   野党殿            鉄人39号(秩父市

         (12月24日東京新聞朝刊5面「笑ケース」より)

  ◆『素粒子』より2つ

   ・招致時の2倍だ。五輪の決算見通し。ほか

(12月23日朝日新聞夕刊1面『素粒子』より抜粋)

━━━━━━━ 

※1/27(木)広瀬 隆氏講演会

 「二酸化炭素による地球温暖化説の非科学」

 お 話:広瀬 隆(作家)

 日 時:1月27日(木)16時30分より21時 開場:16時

 会 場:「東京学院」(貸し会議室「内海」)

            千代田区神田三崎町3-6-15

 参加費:1000円(資料代込み)

 ※「東京学院」の予約受付は、定員のため終了致します。

  現在、第2会場として「スペースたんぽぽ」で同時中継の

  準備をしています。確定次第、ご案内できる予定です。

  定員25名ほどの予定です。

━━━━━━━ 

※12/18(土)山崎久隆ゼミの動画については、再度、調べてから

 ご案内する予定です。

━━━━━━━ 

※12/17(金)第7回「原発いらない金曜行動」をゆきふみさんが

 アップしてくれました。

https://twitter.com/maruo_yukifumi/status/1472060208470200323 

━━━━━━━ 

※12/14(火)「国家と企業から個人情報を守るために」

 小倉利丸さんのお話は、ゆきふみさんがアップしてくれました。

 ・国家と企業から個人情報を守るために 1 (約90分)

https://twitcasting.tv/maruo_yukifumi/movie/713356157 

 ・ 2 (約30分)

https://twitcasting.tv/maruo_yukifumi/movie/713365939 

 ・ 3 (7.5分)

https://twitcasting.tv/maruo_yukifumi/movie/713369870 

━━━━━━━ 

※たんぽぽ舎の冬休みは

 12月29日(水)から2022年1月8日(土)までです。

 1月9日(日)、1月10日(月)は休日のため、1月11日(火)からの

 業務再開となります。

 なお、メールマガジンは、12月28日(火)よりお休みとさせて

 いただきます。

━━━━━━━ 

※たんぽぽ舎から、「メールアドレス」についてのお知らせです。

 たんぽぽ舎の通常アドレス < nonukes@tanpoposya.net >が

 いまひとつ不安定です。送受信がとどこおる例が発生しております。

 ですので、別アドレスを設定しました。

 通常アドレスで、はねられることがあったら、以下の別アドレスへ

 お送り下さい。

 最初から別アドレスへお送りいただいても構いません。

 別アドレス < tanpopo3238@gmail.com >

お手数をおかけして申し訳ありません。

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┏┓ 

┗■1.埼玉・越谷市の第2波一斉行動の報告

 | 東海第二原発廃炉を!12.11行動−集会とデモに50名

 └──── 石山 博(さようなら原発越谷連絡会事務局長)

 越谷駅東口広場で13時より集会準備。横断幕、のぼり旗を立て、

音響・マイクを設置。

 14時集会スタート。オープニングはSさん夫婦によるギターと歌。

プロ並みの演奏に1曲終わるたびに拍手喝采。通行人も足を止める。

 ビラの受け取りも良い。司会者に促されて次々に発言。

 「越谷は事故が起これば水戸から5800名も避難民を受け入れることに

なっている」「(東海第二原発から)90キロしか離れていない。我々が

まず逃げる」「避難計画など空論だ」

 15時からデモ。市内一巡。広場に戻ってきて歌の続き、飛び入りで。

 晴天、無風。喋りも歌も気持ちが良い。

 薄暗くなり始めた16時30分終了。

 次の日、震度5地震があった。震源は茨城・結城市

 最近、茨城沖から内陸にかけ頻繁に地震が起こる。

 老朽原発の東海第二原発廃炉しかない。

┏┓ 

┗■2.東京電力の汚染水処理に関連して

 | 「放射線影響評価報告書」に対する「意見募集」に

 | 送った文書を紹介 (上)(3回の連載)

 | 福島第一原発事故による汚染水対策は破綻状態にある

 └──── 山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)

項目紹介

1.汚染水処理対策の失敗を認め組み立て直すべき

  汚染水対策は破綻状態にある

2.タンク貯蔵は限界と言うが敷地はある

3.福島第一原発事故放射能の影響を総合的に検証すべき

4.原子力推進のIAEAの見解や評価は認められない

  (上)に掲載

5.国の委員会の報告書はあくまでも参考意見に過ぎない

6.タンク貯蔵のリスクなど「為にする論」である

7.公聴会や意見募集では大半が放出反対だったことを無視している

8.権限のない閣議決定に従う必要などはない

9.汚染水を「安全な水」?とんでもないデマである

  (中)に掲載

10.原子力産業の専門家を集めて安全宣言をするなど

  福島の教訓はどこに?

11.濃度1500Bq/L規制は「安心感」のためなどではない

12.失効した管理目標値まで放出する計画の矛盾

13.生物濃縮はないとする評価の前提は間違っている

  (下)に掲載

はじめに

 東京電力は、11月17日から12月17日にかけて『「ALPS処理水の

海洋放出に係る放射線影響評価報告書(設計段階)」に対する意見

募集』を実施しました。

 『政府の「東京電力ホールディングス株式会社福島第一原子力発電所

における多核種除去設備等処理水の処分に関する基本方針」(2021年

4月13日、廃炉・汚染水・処理水対策関係閣僚等会議)にて示された

方針を踏まえ、「ALPS処理水の海洋放出に係る放射線影響評価

報告書(設計段階)」のさらなる充実のため、ご意見を募集し、今後、

本報告書の見直しにあたっての参考とさせていただきます。』として、

意見募集を行ったのですが、「報告書」の前提となっているのは

汚染水を海水で薄めて海洋に放出するというものですから、その是否を

問うものならば意義はあると思いますが、環境影響評価の部分にだけ

意見を求める形式になっていて、これは納得できません。

 また、汚染水を「ALPS処理水」というのならばまだしも、文中

では「安全な水」などと表記しており、あらかじめ大きくバイアスを

かけています。

 「安全な水」を海に流しても安全であることには間違いないでしょう。

 このような立場で書かれた文書が、評価報告書という名で公開されて

いることに驚きを禁じ得ません。

 東電の姿勢は、いまさらながらに恐ろしいと感じました。

 すでに締め切りは過ぎ、現在は意見の取りまとめをしているの

でしょうが、汚染水の海洋投棄に反対する意見を送ったので、

メルマガで紹介します。

「ALPS処理水の海洋放出に係る放射線影響評価報告書

(設計段階)」に対する意見

1.汚染水処理対策の失敗を認め組み立て直すべき

  汚染水対策は破綻状態にある

 1P「はじめに」

 『当社は、重層的な対策1により、現在では汚染水が建屋外に漏えい

しないよう管理するだけでなく、その発生量自体を、日量約540立方m(

2014年5月実績)より約140立方m(2020年実績)まで低減し、さらに2025

年には同100立方m以下に抑制することを目標としている。』

◎ 残念ながら、汚染水対策は破綻状態にある。

 「重層的な対策」などは機能しておらず、実質的にはサブドレン

井戸をくみ上げて毎日海洋放出することで建屋侵入量を減らしているに

過ぎない。

 つまり「サブドレン一点の効果」であり、残りの対策はサブドレン

までの地下水を抑制しているに過ぎない。サブドレンが機能していた

時代、つまり2011年3月11日以前は、建屋最下部以下まで地下水位を

下げていたのだから、今もそれは可能である。

 凍土壁や地下水バイパスがなくても地下水量はコントロールできる

はずである。

◎ 本来は2020年度(2021年3月31日)には汚染水発生量は日量20トン

未満に低減させる計画であったが、これが失敗したため2017年に計画を

改め、汚染水の発生を日量140トン未満としているのである。

 これでは永遠に汚染水の発生は止まらないため、仮に海洋放出を

始めたとしても、40年後とされる廃炉完了時点にデコミッショニング

できていなければ汚染水は発生し続けていることになる。

◎ 汚染水対策は2012年段階の計画通りならば、増加量は最大80トン

までで止まり、今は貯蔵していれば良い段階であった。

 このことを総括し、何が失敗だったのかを明確化しなければ

ならない。最初にすべきは何が失敗だったかの検証である。

 2025年段階については、日量100トンではなく日量ゼロトンを

目指すべきである。

2.タンク貯蔵は限界と言うが敷地はある

 2P「はじめに」

 『2021年6月時点でALPS処理水等とストロンチウム処理水を貯蔵

するタンクは1,047基あり、設置済みの容量約137万立方mに対し、

保管量は約126.5万立方mとなっている。汚染水発生抑制対策の効果や

今後の汚染水発生量の予測について慎重に見極めていく必要はあるもの

の、これまでの汚染水発生量の実績を踏まえれば、2023年春頃には

計画した容量に達する見込みである。』

◎ なぜ、137万トンまでしか貯蔵しない計画を押しつけられなければ

ならないのか。この数値が元になって「2023年」までに海洋放出を開始

しなければならないことにされている。

 しかしそんなことを押しつけられるいわれはない。

 また、東電の計画であっても増設を余儀なくされるケースはいくら

でもあり得る。

 例えば2019年10月のハギビス台風では多くの汚染水が発生している。

 このような災害に見舞われただけでも大量の雨水が流れ込んでしまう。

 2023年に拘らず、137万トンを超える量を貯蔵する仕組みは

必要である。

3.福島第一原発事故放射能の影響を総合的に検証すべき

 2P「はじめに」

 『国が2019年12月の廃炉・汚染水対策関係閣僚等会議で改訂した「

東京電力ホールディングス(株)福島第一原子力発電所の廃止措置等に

向けた中長期ロードマップ」に示したとおり、福島第一原子力発電所

おける廃炉作業は、すでに顕在化した放射性物質によるリスクから、

人と環境を守るための継続的なリスク低減活動である。今後、数十年に

及ぶ福島第一原子力発電所廃炉に向けた長期の工程の中には、燃料

デブリの取り出しや、使用済燃料の一時保管場所の確保といった、より

大きな放射線リスクを抱える諸課題への対応が必要であり、これらの

諸課題に的確に対応していくため、中長期的観点から総合的なリスクを

着実に低減させることが不可欠である。』

◎ 事故発生以来10年以上経つ現時点においてさえ、放出された放射性

物質の広範な影響評価は一切されていない。

 大規模な汚染による人や環境への影響についてまず評価するべき

である。

 それ以後の影響は、累積された放射性物質の影響として生じるの

であるから、初期値が明らかにされていないところで、その後の評価を

しても有意な影響を見いだすことは出来ない。

 つまり、はじめから影響はないとの前提に立っているのではないかと

考えられる対応をしているので、極めて不誠実である。

4.原子力推進のIAEAの見解や評価は認められない

 3P「はじめに」

 『国は2013年から2021年にかけて、5回にわたりIAEA廃炉

ミッションを受け入れ、その見解を検討に反映してきた。IAEA

廃炉ミッションは、ALPS処理水の処分計画の重要性を

指摘してきた。IAEAは、2015年の報告書において、タンクによる

保管は一時的な措置に過ぎないと評価した上で、より持続可能な解決が

必要であると指摘した。その後、2019年の報告書においては、更なる

必要な処理を実施した上で、ALPS処理水が速やかに処分されなけれ

ばならないとの見解を示した。』

◎ IAEAにとっては汚染水の海洋放出は既定路線であり、当初から

タンク貯蔵を排除して処分計画という名の海洋放出路線を前提として

ミッションを行っていることが明白である。

 「IAEAもそういっているから」との、バイアスのかかった立場を

取り入れていたのでは、国内外で、原子力産業による利益を享受して

いない人々や、特に被災者にとって何ら参考になる見解にはならない。

 最初からボタンの掛け違いが起きる構図である。

 IAEAは独立した中立機関などではなく、単に原子力産業の利益の

代弁と国家間の利害調整をしているに過ぎない。私たち市民にとって

何の評価対象にもならないことを認識していただきたい。(中)に続く

┏┓ 

┗■3.二酸化炭素の恩恵−まっ先に食糧問題 (上)(2回の連載)

 | 「大気中のCO2は植物の肥料そのもの」

 | 中学校で光合成による炭酸同化作用を習ったはず

 └──── 広瀬 隆(作家)

 最近の地球温暖化論者たちは、低炭素社会だとか、脱炭素社会だと

言うけれど、頭がおかしいんじゃない?

 CO2を否定的に見ることをやめて、建設的に考えてごらん!!

 地球上の人口の爆発的増加は最も気がかりな問題の一つなので、

人口増加による食糧問題から考えてみよう。

 二酸化炭素による植物の成長がその答だ。

1.食糧問題

「地球の気温をCO2が決定している」という説には同意できない。

 しかし「化石燃料の大量消費とCO2の排出を抑えるべき」という

ことには異論がない。─こういう意見がある

 この科学的意見は、世の中に、かなりの数の人が持っている。

 果たしてそれは世界人口を考えた時に、正しいのだろうか?

 地球温暖化論者がしきりに強調する「温室効果」というのは、二酸化

炭素、メタンなどの温室効果ガスが地球を覆うと、ハウスのように気温

を高くする「温室効果greenhouse effect」を起こす。

 だから、このガスが悪いので、排出を抑えろっていうんだよね?

 しかし温室で植物を栽培するんだよ。

 膨大な数の人口を養うのに、温室って、悪いものなのだろうか?

2.中学で、光合成による炭酸同化作用を習わなかった?

 光合成というのは、太陽の光の電磁波エネルギーを、化学エネルギー

に変える光化学反応によって、光合成による炭酸同化作用が起こり、

「生命の源」となる有機物がこの世に大量に生まれたというメカニズム

のことだよね。

 地球温暖化論者はこの最も大事な地球の摂理を忘れているんだよ。

 炭素+2つの酸素=二酸化炭素

 2つの水素+酸素=水

 この二酸化炭素と、水から、炭水化物のブドウ糖と、酸素が

できるんだ。

 動物は、この植物が出してくれる酸素を吸って生きているんだよね。

 つまり植物の光合成では、光から得たエネルギーを使って、空気中の

二酸化炭素CO2と、根から吸い上げた水H2Oを使って、炭水化物

(糖分)を合成し、 水を分解しながら酸素O2を大気中に供給して

くれる。

 だから家にこもらないで太陽の光を浴びなさい!!っていうんだよね。

 CO2は、ホラー話の温暖化危機どころか、人類にとって植物の成長

を促進する最重要の化学成分なんだよ。われわれ動物に必要な酸素O2

も、水とCO2から出てくるんだ。低炭素社会に住みたい人間は、地球

から出ていきなさいよ。

3.では、地球の二酸化炭素は、どこから出てきたの?

  温室内のCO2濃度を高くすると野菜の成長が

  非常に早くなることが実証されている

 いいかい、石油と天然ガスと石炭を燃やして二酸化炭素CO2を大気

中に排出すると、そのうち7割は、植物が光合成に利用しているんだ。

 だって、植物の主要な元素は炭素Cであり、その大部分は化石燃料

から来ているので、化石燃料の燃焼によって、地球の緑が増えている

ことを知ってる?

 有機農業の有機っていうのは、炭素化合物という意味だよ。

 そのためハウス栽培では、CO2濃度を(2021年現在の大気中濃度)

400ppmから、1000〜1500ppmに上げて増収を図っているのだよ。

 次の表(注)をみてごらん!!

 ハウス内でCO2濃度を300ppm上げた時のあらゆる種類の農産物の

収穫量の増加率は、みな2割〜8割 もの増収になっている!!

 このように化石燃料を燃やして大気中のCO2濃度が上昇したので、

穀物の生産量が上がってきたのだ。

 温室内のCO2濃度を高くすると、野菜の成長が非常に早くなる

ことが実証されているんだ。

 つまり大気中のCO2は植物の肥料そのものなのですよ。

                         (下)に続く

(注):「表」は、本文と共に、たんぽぽ舎のホームページに

   アップする予定です。アップされ次第お知らせします。

 HP http://www.tanpoposya.com/

┏┓ 

┗■4.川内原発に関する鹿児島県原子力専門委に4人の特別委員

 | 市民団体は反発「批判的な専門家は後藤政志さんのみ」…

 | メルマガ読者からの原発等情報1つ(抜粋)

 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.川内原発に関する鹿児島県原子力専門委に4人の特別委員

  市民団体は反発「批判的な専門家は後藤政志さんのみ」

  12/23(木)20:01配信「MBC南日本放送

https://news.yahoo.co.jp/articles/9affe3a485abe3190600a067ad88e32b25416b48

┏┓ 

┗■5.新聞より3つ

 └──── 

 ◆処理水海洋放出で福島県漁連会長「この場で漁業続けたい」

  萩生田経産相と初面会 改めて反対表明

 東京電力福島第一原発(福島県大熊町双葉町)の汚染水を浄化処理

した水の海洋放出を巡り、萩生田光一経済産業相は23日、福島県漁連の

野崎哲会長と同県いわき市内で就任後初めて面会し、「信頼関係を築き

たい」と述べた。

野崎氏は「我々の生活の場に保管されるべき水が放出されることに、

分かりましたとは言えない」と放出反対を改めて訴えた。(中略)

政府が風評被害対策や説明を尽くすとしても放出反対の姿勢は

崩さないと強調した。(片山夏子)

         (12月24日東京新聞朝刊24面より抜粋)

 ◆臨時国会閉会

  聴かない力も発揮−岸田首相

  野党殿            鉄人39号(秩父市

         (12月24日東京新聞朝刊5面「笑ケース」より)

 ◆『素粒子』より2つ

  ・昨年の公表額より圧縮できた、と言われても。

   招致時の2倍だ。五輪の決算見通し。

  ・よく聞く理解不能な説明。日立系でも。

   「検査は不正でも安全性と性能に問題なし」

(12月23日朝日新聞夕刊1面『素粒子』より抜粋)

────────── 

☆ひきつづき、たんぽぽ舎の活動・日刊メルマガ=「地震原発

 故情報」へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致

 します。

  郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎 口座番号 00180-1-403856

☆《事故情報編集部》より

 メールマガジン読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他

 投稿(「川柳・俳句・短歌」など)を歓迎します。

1.「投稿」のテーマは、「原発問題」が中心軸ですが、エネルギー、

 自然、政治・経済、社会、身近な生活も歓迎します。

2.原稿に「見出し」をつけて下さい。(「見出し」は1行見出し

 よりも2行又は3行見出しの方が読む人にとってわかりやすい)

 執筆者名(基本的に本名でお願いしています)と執筆者名の後にかっこ

 書きで「所属・団体名」か「在住県名」を記載して下さい。

 例:たんぽぽ花子(たんぽぽ舎)、

   たんぽぽ太郎(東京都千代田区在住)

3.「集会・デモ・講演会等のお知らせ」の投稿に関しては、

 どの団体・グループも平等に掲載する基本方針です。

 そのため日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先

 など必要事項を400文字以内でお送り下さい。

 件名に「イベント案内掲載希望」と明記して下さい。

 日程が直前にならないよう余裕を持っていただけると幸いです。

 メールマガジンへのイベント案内は1回だけの

 掲載とさせていただきます。

4.集会や行動の参加報告等に関しては600文字以内で、

 タイトル(見出し)及び本文をお送り下さい。

 件名に「メルマガ掲載希望」と明記して下さい。

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 通常アドレス「 nonukes@tanpoposya.net 」か、

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  の「メルマガ:地震原発事故情報」をご参照下さい。

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たんぽぽ舎です。【TMM:No4375】地震と原発事故情報−5つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No4375】

2021年12月23日(木)地震原発事故情報−

             5つの情報をお知らせします

                      転送歓迎

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★1.東電は福島第一原発事故放射能汚染水を海に流すな!

  《毎月1回第2日曜、13時から1時間in東京・北区王子》

  スタンディングしています〜東京都北区からの報告

            市原みちえ(たんぽぽ舎ボランティア)

★2.来年の国家予算のむごさ−ひとつの実例

  増大した−米軍思いやり予算−2110億円(5年間毎年100億円増)

  減少した沖縄振興予算−2680億円(毎年減額し続けた、

  沖縄県デニー知事へ冷たい対応)

              柳田 真(たんぽぽ舎共同代表)

★3.規制委、東海第二原発のテロ対策施設設置を正式許可…ほか

  メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)

                 黒木和也 (宮崎県在住)

★4.豪雨が引き起こした火砕流

  インドネシア・ジャワ島スメル火山の噴火

  日本でも人ごとではない

 「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」その425

                  島村英紀(地球物理学者)

★5.新聞より5つ

  ◆規制委員長「数回の会合で終わるのでは」

   福島第一原発処理水の放出設備審査 異例のパブコメ実施も

         (12月22日16時45分「東京新聞WEB」より抜粋)

  ◆「不良率15%」で岸田首相もお手上げ

   アベノマスク 8000万枚強制廃棄

   当初見積もり上回る総事業費485億円

         (12月22日発行「日刊ゲンダイ」3面より抜粋)

  ◆負の遺産さっさと精算

   森友裁判はお金で決着 アベノマスク廃棄決定−岸田首相

              根岸の隠居(さいたま市)

         (12月23日東京新聞朝刊5面「笑ケース」より)

  ◆『素粒子』より5つ

   ・コロナに紛れ、放漫さ一段と。

    借金で不急の施策も進める過去最大の補正予算成立。ほか

(12月21日朝日新聞夕刊1面『素粒子』より抜粋)

   ・アベノマスクを処分へ。失政の象徴、ついに廃棄物に。ほか

(12月22日朝日新聞夕刊1面『素粒子』より抜粋)

  ◆永田町の裏を読む

   「台湾有事」にあおられて要塞化が着々と進む沖縄の島

                  ジャーナリスト 高野孟

           (12月22日発行「日刊ゲンダイ」5面より)

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※1/27(木)広瀬 隆氏講演会

 「二酸化炭素による地球温暖化説の非科学」

 お 話:広瀬 隆(作家)

 日 時:1月27日(木)16時30分より21時 開場:16時

 会 場:「東京学院」(貸し会議室「内海」)

     千代田区神田三崎町3-6-15

 参加費:1000円(資料代込み)  予約必要です。残席8名様です。

たんぽぽ舎あて 電話 03-3238-9035 か

メール nonukes@tanpoposya.net 、tanpopo3238@gmail.com で、

ご氏名と電話番号をお知らせ下さい。受付番号をお知らせいたします。

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※12/18(土)山崎久隆ゼミをゆきふみさんが

 アップしてくれました。

20211218「福島第一原発事故は何を教訓として残したか」

https://twitcasting.tv/maruo_yukifumi/movie/713825273

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※12/17(金)第7回「原発いらない金曜行動」をゆきふみさんが

 アップしてくれました。

https://twitter.com/maruo_yukifumi/status/1472060208470200323 

━━━━━━━ 

※12/14(火)「国家と企業から個人情報を守るために」

 小倉利丸さんのお話は、ゆきふみさんがアップしてくれました。

 ・国家と企業から個人情報を守るために 1 (約90分)

https://twitcasting.tv/maruo_yukifumi/movie/713356157 

 ・ 2 (約30分)

https://twitcasting.tv/maruo_yukifumi/movie/713365939 

 ・ 3 (7.5分)

https://twitcasting.tv/maruo_yukifumi/movie/713369870 

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※たんぽぽ舎の冬休みは

 12月29日(水)から2022年1月8日(土)までです。

 1月9日(日)、1月10日(月)は休日のため、1月11日(火)からの

 業務再開となります。

 なお、メールマガジンは、12月28日(火)よりお休みとさせて

 いただきます。

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※たんぽぽ舎から、「メールアドレス」についてのお知らせです。

 たんぽぽ舎の通常アドレス < nonukes@tanpoposya.net >が

 いまひとつ不安定です。送受信がとどこおる例が発生しております。

 ですので、別アドレスを設定しました。

 通常アドレスで、はねられることがあったら、以下の別アドレスへ

 お送り下さい。

 最初から別アドレスへお送りいただいても構いません。

 別アドレス < tanpopo3238@gmail.com >

お手数をおかけして申し訳ありません。

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┏┓ 

┗■1.東電は福島第一原発事故放射能汚染水を海に流すな!

 | 《毎月1回第2日曜、13時から1時間in東京・北区王子》

 | スタンディングしています〜東京都北区からの報告

 └──── 市原みちえ(たんぽぽ舎ボランティア)

自公政権閣議が、東電福島第一原発事故からたまり続ける放射能

汚染水の海洋放出方針を発表した今年4月。

 官邸前での抗議行動に参加した女性たちが一念発起。4日後から、

自分たちが住んでいる町、東京の北区王子駅前で定例のスタンディング

をしています。

◎参加者は女性の方が多めですが、男性も一緒です。

 最初は有志が急遽集まり、福島で作成されたチラシを配布しながら

通る人に声をかけ、署名希望者にはしてもらう形式でスタート、12人の

参加者、署名は25名でした。

◎「放射能汚染水放出に反対する北区の会」と名前を決めて横断幕も

手作り。

 北区議会へも働きかけ、立憲野党の議員が参加することもあり。

 衆議院選挙前には候補者にアンケートも実施しスタンディングの時

パネル展示とfacebookで報告。

 福島の「これ以上海を汚すな市民会議」には毎回報告、連携をして

います。

 2回マイクとスピーカーを使いましたが、マイク無しの方が対話が

できるので、スタンディングとチラシ手渡が中心です。

 チラシは、金曜官邸前抗議、東海第二原発再稼働するな等もセットで

配布。

 12月12日(土)は、東海第二原発再稼働するな!12/11第2回首都圏一斉

抗議行動と連携。

 首都圏情報を見た人も駆けつけて新たなメンバーがふえました。

◎次回は1月9日(日)13時から14時。小雨決行です。

 東京都北区のJR王子駅北口横です。

 メトロ南北線、東京トラム(都電)王子駅からも3分。

 どなたでも、どうぞ、ご参加ください。

 問合せ:市原(090-9333-8807)

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┗■2.来年の国家予算のむごさ−ひとつの実例

 | 増大した−米軍思いやり予算−2110億円(5年間毎年100億円増)

 | 減少した沖縄振興予算−2680億円(毎年減額し続けた、

 | 沖縄県デニー知事へ冷たい対応)

 └──── 柳田 真(たんぽぽ舎共同代表)

 2つの新聞記事紹介

1.米軍駐留負担増 年2110億円 日米合意 共同訓練の資機材費追加

           (12月22日朝日新聞朝刊1面より見出し)

2.沖縄振興費11%減 2680億円 10年ぶり3000億円割る

  沖縄県知事選にらみ締め付けか

 西銘恒三郎沖縄北方担当相は22日、2022年度の沖縄振興予算が2680

億円程度になるとの見通しを示した。(中略)

 当初予算としては12年度以来、10年ぶりに3000億円を割り込む。

 22年に知事選を控え、名護市辺野古の米軍新基地建設を巡って岸田

政権との対立が続く玉城デニー知事を財政面から締め付ける

形となった。(後略)  (12月23日東京新聞朝刊3面より抜粋)

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┗■3.規制委、東海第二原発のテロ対策施設設置を正式許可…ほか

 | メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)

 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.規制委、東海第二原発のテロ対策施設設置を正式許可

  12/22(水)23:06配信「日本テレビ系(NNN)」

https://news.yahoo.co.jp/articles/602813be79b08dde809bcfd60c892dd22eeb527f

2.中国、処理水海洋放出の撤回要求「重大な懸念」を表明

  12/22(水)18:29配信「時事通信

https://news.yahoo.co.jp/articles/57c3c190efd0c8d88442ddafbfdb8352292aeccb

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┗■4.豪雨が引き起こした火砕流

 | インドネシア・ジャワ島スメル火山の噴火

 | 日本でも人ごとではない

| 「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」その425

 └──── 島村英紀(地球物理学者)

 インドネシア・ジャワ島の最高峰スメル火山(標高3676メートル)の

噴火がここ2週間続いている。死者行方不明者はすでに50名以上に

上っている。

 一部の報道では「溶岩流」にのみこまれたとあるが、間違いなく

火砕流」だ。溶岩ではない。

 溶岩流なら逃げられる。げんにスペイン領のカナリア諸島

パルマ島のクンブレビエハ火山は9月から噴火が続いて家屋や農園の

被害は拡大しているが、溶岩流は大量に出ていても死傷者は

出ていない。他方、火砕流は襲われたらとても逃げられない。

 火砕流は火山ガスや火山灰や水蒸気が混合したもので、高温のうえ

軽くて遠くまで届く。海も越えてしまう。温度は軽く200度Cを超え、

速度は遅くても自動車なみ、速ければジェット機なみだ。

 20世紀で世界最大の火山被害も火砕流だった。1902年に起きたカリブ

海・仏領マルティニーク島にあるプレー山(標高約1400メートル)が

火砕流を起こした。

 県庁所在地だった人口約3万人のサン・ピエールを瞬時に全滅させて

しまった。助かったのは地下牢に収容されていた囚人ら3人だけだった。

 インドネシアでも、村は荒れ果て、木々がマッチ棒のように倒れた。

 スメル火山から10キロメートル以内には8000人以上が暮らしていた。

 インドネシアには火山が多く、火山の麓(ふもと)は土壌が

肥沃(ひよく)で水はけがよく耕作に適しているので千万人近くが

住んでいる。どこかの火山が噴火すれば、多くの犠牲者が出るのは

避けられない。

 火砕流は日本の火山からも出る。1991年に雲仙普賢岳(うんぜん

ふげんだけ)で出て、当時戦後最大だった43人の犠牲者を生んだ。

これは頂上付近にあった溶岩ドームが崩れたことで火砕流を出した

ものだ。

 九州・阿蘇からの火砕流は瀬戸内海を越えて中国地方を襲った

ことがある。2017年に広島高裁が四国の伊方原発の運転を禁じる

仮処分を出したのも、阿蘇噴火からの火砕流が海を越える影響を

重視したためだ。

 ところでスメル火山の今回の火砕流はその前に何日も降り続いた

大雨のせいではないか、という学説が出ている。大雨で山頂にあった

溶岩ドームが崩れて火砕流を出したという説だ。

 たしかに溶岩ドームの大きさを比べると、大雨で体積が大きく

減っている。

 だとしたら、今後は地球温暖化による気候変動の影響で、今回の

ような火砕流が出る火山噴火が増える可能性がある。

 頂上や頂上近くに溶岩ドームを載せている火山は多い。溶岩ドームの

崩壊で噴火の被害が大きくなる。

 日本でも、まだ溶岩ドームがある雲仙普賢岳をはじめ、巨大な溶岩

ドームを持つ北海道・樽前(たるまえ)山などだ。

 樽前山はシルクハットの形をした大きな溶岩ドームが遠くからでも

見える。崩れたら大きな火砕流になるに違いない。火砕流の通り道に

は、昔は原野が広がっていた。いまは市街地が山麓まで拡大して

きている。

 日本でも雨の強度が増えている。とくに1時間雨量が多くなって

いる。他人事ではないのだ。

島村英紀さんのHP http://shima3.fc2web.com/

 「島村英紀が書いた『夕刊フジ』のコラム」より 12月17日の記事)

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┗■5.新聞より5つ

 └──── 

 ◆規制委員長「数回の会合で終わるのでは」

  福島第一原発処理水の放出設備審査 異例のパブコメ実施も

 原子力規制委員会の更田豊志委員長は22日の記者会見で、東京電力

申請した福島第一原発福島県大熊町双葉町)の汚染水を浄化処理

した後の水(処理水)を海洋放出する設備計画の審査について、来年

3月末までに結果を取りまとめる方針を示した。

 「技術的に難しい論点はなく、数回の会合で終わるのではないか」と

述べた。

 規制委は同日の定例会合で、審査結果に対する国民からの意見公募

パブリックコメント)を行うことを決めた。(後略)

     (12月22日16時45分「東京新聞WEB」より抜粋)

詳しくはこちら

https://www.tokyo-np.co.jp/article/150430

 ◆「不良率15%」で岸田首相もお手上げ

  アベノマスク 8000万枚強制廃棄

  当初見積もり上回る総事業費485億円

 マサカの展開だ。キングメーカー気取りの安倍元首相の顔色をうか

がっていると揶揄されてきた岸田首相が“負の遺産”の処分を

電撃発表。

 8000万枚超も在庫がダブつくアベノマスクの廃棄を決め、世間を

アッと言わせた。岸田首相が標榜する「聞く力」を「従う力」とナメて

いた安倍元首相は完全にコケにされた格好だ。歯ぎしりする姿が目に

浮かぶようである。(後略)

(12月22日発行「日刊ゲンダイ」3面より抜粋)

 詳しくはこちら

https://news.yahoo.co.jp/articles/0c0a46b16878f53c44b2a0312ed5d1c78e4c214c?page=1

 ◆負の遺産さっさと精算

  森友裁判はお金で決着 アベノマスク廃棄決定−岸田首相

              根岸の隠居(さいたま市)

         (12月23日東京新聞朝刊5面「笑ケース」より)

 ◆『素粒子』より5つ

  ・コロナに紛れ、放漫さ一段と。

   借金で不急の施策も進める過去最大の補正予算成立。

  ・改めて問う。自民党は何を隠したいのか。

   「文通費」の使途公開は結局、実現せず。

  ・「三権の長」の自覚はありや。

   細田衆院議長が法律に沿う「定数10増10減」を批判。

(12月21日朝日新聞夕刊1面『素粒子』より抜粋)

  ・アベノマスクを処分へ。失政の象徴、ついに廃棄物に。

  ・北海道・東北にも巨大地震被害を想定。

   的確な対策は、国の財政支援の明確化から。

(12月22日朝日新聞夕刊1面『素粒子』より抜粋)

 ◆永田町の裏を読む

  「台湾有事」にあおられて要塞化が着々と進む沖縄の島

                  ジャーナリスト 高野孟

 先週末に沖縄県宮古島を訪れ、着々と配備が進んでいる自衛隊基地を

視察した。

 宮古島市役所から空港を挟んでわずか4キロほどのところにある陸上

自衛隊の通称・千代田駐屯地は、4年半前に訪れた時にはまだ買収を

めぐってモメている最中だったゴルフ場跡地に、地対空と地対艦の

誘導弾を発射するミサイル部隊と警備部隊800人が配備されている。

 さらに先月には、従来「単なる保管庫」と説明していた施設に

ミサイルの弾頭が運び込まれた。道路沿いの金網越しに発射台装備の

車両が並んでいるのが丸見えで、それが妙に生々しい。

 そのすぐ北東の航空自衛隊野原レーダー基地には、弾道ミサイル対処

機能を持つ最新鋭のFPS7レーダーと、電波傍受・解析の複合施設が

ある。

 さらにそこから10キロ余りはなれた島の東南端近くの保良では、見る

からに頑丈そうな弾薬庫2基がすでに完成し、もう1基と「覆道式射撃

訓練場」の建設が進められているが、それらの施設は一番近い民家から

200mの至近距離にあり、集落の中に弾薬庫があると言えるほどである。

 何のためにこのような島の要塞化が強行されているのかといえば、

政府は「中国軍が尖閣占領をきっかけに『島づたい』に南西諸島を

攻め上がってくる」などとマンガの読み過ぎみたいな説明をして

いたものだ。

 最近では、幸いにして(?)米バイデン政権が「台湾有事近し」と

大騒ぎしてくれるので、それに便乗して、米中戦争の際に東シナ海

宮古海峡で行動する中国軍機・軍艦をミサイルで撃つという華々しい

攻撃的任務を担うかのごときたわ言に置き換わった。

 知恵足らずの元首相が「台湾有事」でハシャぐのは仕方がないとし

て、岸田政権は本当に中国と戦争する気なのかどうか。

           (12月22日発行「日刊ゲンダイ」5面より)

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