たんぽぽ舎です。【TMM:No5016】地震と原発事故情報-3つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No5016】

2024年4月27日(土)地震原発事故情報-

             3つの情報をお知らせします

                   転載・転送歓迎

━━━━━━━ 

★1.東電柏崎刈羽原発再稼働反対!  (下) (了)

  青森県むつ市への使用済み核燃料輸送は危険-輸送反対の取り組みを

  使用済み核燃料輸送は新規制基準の適用外

               山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)

  ※柏崎刈羽原発の燃料装塡の現状についての報道紹介

★2.辺野古・「代執行」訴訟での最高裁の上告不受理を許さず、

  新基地反対・普天間基地撤去に向けた運動を強化する(声明)

 3団体の抗議文(声明)の紹介

★3.新聞より3つ

  ◆東電に地元不信感根強く  柏崎刈羽「東北電が運転すれば」

(4月27日東京新聞2面「核心」より抜粋)

  ◆新潟県知事3つの論点注視

(4月27日東京新聞2面より抜粋)

  ◆国に責任はないと断じた裁判官が東電代理人の事務所の顧問に

   最高裁の暗黒(上)沈思実行(190) 鎌田 慧

(週刊新社会4月17日第1351号より)             

           

━━━━━━━ 

※5/8(水)2つの申し入れ・抗議行動にご参加を!

  連休のため、1週遅らせて開催します。

  2つの行動=定例は第1水曜です。

1.第70回日本原電本店抗議行動

  東海第二原発の防潮堤欠陥工事発覚!

  日本原電の「欠陥工事隠蔽」をゆるさない!再稼働やめろ!

 日 時:5月8日(水)17:00より18:00

 場 所:日本原電本店前(住友不動産秋葉原北ビル 台東区上野5-2-1)

     JR秋葉原駅より5分、銀座線末広町駅4番出口より4分

      ※北ビルです!南ビルではありません!

 主 催:「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」TEL 070-6650-5549

 協 力:「再稼働阻止全国ネットワーク」

  ☆第71回は、6月5日(水)17:00より18:00です。

2.「第128回東電本店合同抗議」

  放射能汚染水海洋投棄を中止せよ! 柏崎刈羽原発を再稼働するな!

  東電は2200億円の原電支援するな!

  東電は福島第一原発事故の責任をとれ!

 日 時:5月8日(水)18:45より19:45

 場 所:東京電力本店前(千代田区内幸町1-1-3)

 呼びかけ:「経産省前テントひろば」070-6473-1947

      「たんぽぽ舎」 03-3238-9035

 賛 同:東電株主代表訴訟など141団体

   ☆第129回は、6月5日(水)18:45より19:45です。

━━━━━━━

※5/11(土)岡口基一元裁判官の講演会「白を黒にしてしまう大きな力。

     そして、無邪気に権力を行使してしまう弾劾裁判員たち」

     浅野健一が選ぶ講師による「人権とメディア」連続講座

 お 話:岡口基一元裁判官

     浅野健一(ジャーナリスト)

 日 時:5月11日(土)14時より16時

 会 場:「スペースたんぽぽ」

 参加費:800円  ◇予約受付中 たんぽぽ舎・電話 03-3238-9035 か

  「ヤフーメール」 <tanpopo3238@yahoo.co.jp> 宛てに、

 ご氏名と電話番号をお知らせ下さい。受付番号をお伝えいたします。

 岡口基一(おかぐち きいち)さんのプロフィール

 1966年、大分県生まれ。1992年、東京大学法学部卒業。

 1994年浦和地方裁判所判事補。水戸地裁判事補、

 大阪高裁・東京地裁・仙台高裁判事。

 2024年4月3日、裁判官弾劾裁判所の裁判により罷免。

 4月4日、伊藤塾専任講師に就任。著作『要件事実マニュアル

━━━━━━━ 

※5/27(月)『民主主義VS専制主義?』NATOウクライナ「戦争」

 お 話:金 性済(キム ソンジェ)さん

         (日韓和解と平和プラットフォーム)

 日 時:5月27日(月)19時より21時

 会 場:「スペースたんぽぽ」

 参加費:800円   ◇予約受付中 5/11と同じやり方です。

━━━━━━━ 

※6/1(土)「なかったことにはできない 関東大震災・知られざる悲劇

 福田村事件」

      浅野健一が選ぶ講師による「人権とメディア」連続講座

 お 話:辻野弥生さん…映画「福田村事件」(森達也監督)の企画協力者

 日 時:6月1日(土)14時より16時 (開場13時30分)

 会 場:「スペースたんぽぽ」

 参加費:800円(資料代含む)  ◇予約受付中 5/11と同じやり方です。

━━━━━━━ 

┏┓ 

┗■1.東電柏崎刈羽原発再稼働反対!  (下) (了)

 | 青森県むつ市への使用済み核燃料輸送は危険-

 | 輸送反対の取り組みを

 | 使用済み核燃料輸送は新規制基準の適用外

 └──── 山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)

3.危険な中間貯蔵施設への輸送

◎ RFS(リサイクル燃料貯蔵の中間貯蔵施設)に使用済み核燃料を

運び込むには、むつ市関根浜港に荷揚げするが、その設備、岸壁、さら

には周辺地域の断層の状況や津波発生状況について、東電は自ら審査を

受けているわけではなくRFSが行っている。

 下北半島北部もまた、能登半島のような隆起地形であり、巨大地震

津波災害に加え、火山災害も発生する可能性が指摘されているが、そう

いうリスクについて、新規制基準の後で何か変わったのか。

◎ 「リサイクル燃料備蓄センター使用済燃料貯蔵事業変更許可申請書」

添付書類四(使用済燃料貯蔵施設を設置する場所における気象,地盤,

水理,地震,社会環境等の状況に関する説明書)で記述されている内容は、

いずれについても建屋の健全性よりも容器そのものの堅牢さをもって、

重大な放射能災害に至らないとしている。

◎ 原子力施設の多くは、新規制基準で「想定された地震津波対策」

を行っていても、なお発生しうる過酷事故対策として特定重大事故等

対処施設(特重)の設置など従来の安全対策に加えて電源設備や注水

能力の強化を図った対策を採用しているが、核燃料輸送には同等の対策

はない。

 また、荷役港など、発電所港とは異なる場所の対策については、「緊急

離岸等の対応を適切に実施できるよう準備を進る」程度で、具体的なもの

は存在しない。

 また、使用済燃料輸送に関する国の規制も東日本大震災前から今も何ら

変わっていない。

4.使用済み核燃料輸送は新規制基準の適用外だ

◎ 法令上、輸送の安全対策は国土交通省令に基づき危険時における措置

を行っていくとされている。

 なお、「発電所港及び荷役港における地震津波等時の緊急離岸等の

対応強化」は原子力施設への対策であり、輸送時の対策ではない。

 具体的には、「核燃料物質や核燃料物質によって汚染された物質を原発

や工場の外で運搬」する場合は「核原料物質、核燃料物質及び原子炉の

規制に関する法律(原子炉等規制法)」第59条(運搬に関する確認等)

国土交通省令に基づいて実施すると定めている。

◎ 新規制基準は、原発の事故対策で従来想定していなかった格納容器の

破損や大量の放射性物質の拡散も想定し、原子力防災指針でPAZや

UPZを定め、各自治体や内閣府と共に原子力防災計画の策定を、従来の

立地自治体だけでなく概ね30キロ圏の自治体全てにおいて策定することと

された。

◎ 使用済み核燃料輸送や放射性廃棄物輸送で、そうした改訂や見直しが

あったのか。

 現実には何の変更もない。

 原発の「想定外を想定する」として、大規模地震津波では新規制基準

で規制対象としたが、使用済み核燃料輸送については従来と変わらず容器

の耐久性のみを検査するだけで、例えば使用済燃料輸送中に沈没、座礁

容器破損等を想定したものになっていない。

 能登半島地震を教訓化して燃料輸送全体について大きな見直しが必要

であるはずだ。

◎ しかし東電も国も「能登半島地震から新たな教訓・知見が得られた

場合は、その内容を踏まえて更なる安全性向上を検討」としているだけ

である。

 輸送に関しては、電力会社とRFSとのあいだで責任分界が設けられ

ている。

 燃料体を入れた輸送容器がむつ市のRFS中間貯蔵施設の敷地に到達

した段階であることがRFSから示されている。

 しかし、東電側はこの質問への回答は拒否した。

◎ どこから何処までが東電の責任で、どこまでが輸送事業(原燃輸送)

の責任という認識については、使用済み核燃料の輸送では原燃輸送が

行っている輸送について一義的には東電の責任であることを認めている。

 事故が起きた場合の対策、回収、賠償は一元的に東電の責任である。

 これは、東電株主にとっても重大なことであり、福島第一原発の事故

への賠償責任と同様に、使用済み核燃料輸送の事故時には、東電の責任

として株主にも応分の責任があるのである。

        (初出:4月19日発行「たんぽぽ舎金曜ビラ」No482)

柏崎刈羽原発の燃料装塡の現状についての報道紹介

◆東電、負債返済 再稼働頼み  柏崎刈羽原発 核燃料を装塡完了

 地元同意ないまま 拭えぬリスク 綱渡りの推進

  (東京新聞「東電再稼働を問う」4月27日朝刊1面より抜粋)

東京電力は26日、福島第1原発事故後に東京電力として初めての再稼働

を目指す柏崎刈羽原発7号機(新潟県)で原子炉に核燃料を装塡(そう

てん)する作業を完了したと発表した。地元自治体の再稼働への同意が

ないまま、異例の核燃料装塡に踏み切った背景には、福島の事故で背負

った多額の負債を柏崎刈羽の再稼働で改善させたいとの思惑がある。

だが、原発は事故リスクと切り離せず、この綱渡りのシナリオは果たして

理解されるのか。(荒井六貴)

 「東京電力の自立の一歩。再稼働で利益が上がり、経営改革の観点から

期待はある。きちっと返済できるような体制をつくってもらいたい」。

経済産業省資源エネルギー庁の関係者は、着々と進む準備に期待を示した。

 再稼働に向けた主な手続きは、新潟県が同意するかどうかだけになった。

立地する柏崎市刈羽村は再稼働に前向きで、花角英世知事は態度を明ら

かにしていない。東京電力は、電力需要が高まる夏場までに県の同意が

取れれば、すぐに再稼働できるよう核燃料装塡を急いだとみられる。

原発事故で東京電力は大きな負債を抱えた。政府は昨年末、賠償や廃炉

などの費用の想定を計約23兆4千億円と示した。このうち、東京電力

返済するのは16兆円超。残りは国と他電力会社が支払う。ただ、想定には

仮定が多く、さらに膨らむ可能性が高い。(後略)

   詳細はWebで:

 核燃料セットが完了 借金返済のための柏崎刈羽原発再稼働 

 残る手続きは新潟県の同意のみ

https://www.tokyo-np.co.jp/article/323822?rct=genpatsu

┏┓ 

┗■2. 辺野古・「代執行」訴訟での最高裁の上告不受理を許さず、

 | 新基地反対・普天間基地撤去に向けた運動を強化する(声明)

| 3団体の抗議文(声明)の紹介

 └────

辺野古・「代執行」訴訟での最高裁の上告不受理を許さず、

  新基地反対・普天間基地撤去に向けた運動を強化する(声明)

                       2024年3月19日

            辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議

        戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会

「止めよう!辺野古埋め立て」国会包囲実行委員会

 最高裁第1小法廷(岡正晶裁判長)は2月29日付で、辺野古新基地工事

における軟弱地盤改良のための設計変更について、代執行を認めないと

する沖縄県の上告を不受理とする決定を行いました。

 最高裁が上告内容について一切の審理を行わず却下を決定したことに

強く抗議します。

1.沖縄防衛局が2020年に設計変更を申請した軟弱地盤の改良工事計画

には大きな問題があります。

 第一に軟弱地盤の調査が不十分で、専門家から工事後に崩落が起きる

危険性が指摘されていること、

 第二に、政府の計画でも工事期間が12年と長期にわたり、政府が言う

普天間基地の危険性除去」に合理性がないことです。

 さらに、生物多様性の宝庫である海を埋立てることで重大な環境破壊

も懸念されることもあり、玉城沖縄県知事が設計変更申請を不承認とし

たことは当然のことです。

2.ところが沖縄防衛局は沖縄県知事の不承認決定に対して、行政措置に

対する一般国民への救済手段である行政不服審査法を悪用して国土交通

大臣に不承認を取り消させたのです。

 さらに国交大臣は、沖縄県に承認を求めて是正の指示まで行いました。

沖縄県は当然、このことの不当性を訴えましたが、最高裁は、公有水面

埋立法の承認要件の不充足性について何らの判断も示さず、2023年9月

4日の判決で、政府部内の「自作自演の茶番劇」を追認しました。

3.岸田政権はこの最高裁判決を「錦の御旗」として、国交大臣の「代

執行」による設計変更承認の訴訟を福岡高裁那覇支部に提起しました。

福岡高裁那覇支部判決は、地方自治の保障のために設けられた代執行の

厳格な3要件に応えることなく、2023年12月20日、上記9月4日の最高

裁判決を踏襲して代執行を認める判決を出しました。

 この代執行は、2019年の沖縄県民投票で民主的に示された新基地建設

のための埋め立てを認めない民意を蔑ろにするものです。

 また、政府が沖縄県の求める対話に応じず、国と対等とされている地方

自治体の権限を奪い、代わって行使し、その過程を司法がチェックもせず

に政府の暴挙を容認する初の事例であり、全国に影響する重大なものです。

4.沖縄県は、福岡高裁那覇支部の判決を不服として、最高裁に実質審査

を求めて上告をしていましたが、今回、これを最高裁第1小法廷が門前

払いにしたことは、司法による責任の放棄といわなければなりません。

 私たちは、最高裁が「法の番人」として、公正中立の立場で、代執行の

各要件充足性について厳格に審査するよう求める団体署名運動を全国に

呼びかけ、諸団体の構成員の意思集約を行ってきました。

 今回の「上告不受理」の決定は、こうした矢先に行なわれたものです。

 最高裁の「上告不受理」決定は、日本国憲法三権分立の原則を投げ

捨てて行政権力に追随するものとして断じて認められません。

5.日本の国土面積の0.6%の沖縄に米軍専用基地の70%以上を配備し、

県民に過大な基地負担を強要しておきながら、さらに辺野古新基地を押し

付けることは人権を蹂躙するものというほかありません。

 政府が、普天間基地の危険性除去するとして「返還」を公言して28年

がたつ中、問題の解決のためには、完成の見通しのない「辺野古移設」

をやめ、無条件撤去以外に方法はありません。

 辺野古基地問題は今回の最高裁決定で決着したわけではありません。

 軟弱地盤の調査が不十分な中で強行される工事に今後も問題が噴出する

ことは必定です。

 私たちは、最高裁の不当な決定を乗り越え、辺野古新基地工事の中止と

普天間基地の撤去を求めて運動をさらに広げる決意です。  以上

┏┓ 

┗■3.新聞・配信より3つ

 └──── 

 ◆東電に地元不信感根強く  柏崎刈羽「東北電が運転すれば」

 

 柏崎刈羽原発7号機(新潟県)への核燃料装塡(そうてん)を終えた

東京電力に対し、地元の新潟では、これまで積み重ねてきた不祥事を

踏まえ、不信感が根強い。原発を運転する事業者の変更を求める声さえ

あり、県民からも原発を再び運転する資格があるのか問われている。

「この2、3年で、信頼回復なんてできていないのに、今後もできる

わけがない。東京電力だけで再稼働するのは駄目だと言っている」。

新潟県自民党のベテラン県議は断言した。県内に電気を供給する東北

電力などが運転主体になることを想定しているとみられる。

 原発を推進する立場の自民県議も突き放す背景は、不祥事を立て続け

に起こす東電の能力不足にある。

 2020年3月以降、多数の侵入検知器の故障などテロ対策の不備が発覚。

原子力規制委員会は21年4月に事実上の運転禁止命令を出し、23年12月

に解除されるまで2年半以上続いた。新潟で再稼働を容認していた人の

心も離れていった。

 東電の問題に詳しい橘川武郎国際大学学長(エネルギー産業論)は

「事故を起こした東電が原発事業を続けるのはおかしい。東電が賄えない

福島の事故処理費用は、国民負担になる恐れがある。柏崎刈羽は東北電

などに売却し、事故処理費用に充てて福島に専念すべきだ」と指摘する。

(後略)

(4月27日東京新聞2面「核心」より抜粋)

新潟県知事3つの論点注視

柏崎刈羽原発再稼働への地元同意の是非を判断するのに当たり、新潟

県の花角英世知事は、判断材料として主に「経済効果」「事故対策」

「避難計画」の三つの論点を挙げる。(中略)

最も結論に時間がかかるのが避難計画とみられる。計画自体は完成

しているものの、県が国に求める避難道路の整備や、大雪時の対応など

の詳細がまとまっていない。家屋倒壊や道路寸断が多発した能登半島

地震の検証が必要だとして、有識者会議を設置して課題の洗い出しを

始める方針だ。(後略)

     (4月27日東京新聞2面より抜粋)

※上記2点共詳細はWebで

東京電力原発再稼働の資格はあるのか 柏崎刈羽の地元に

くすぶる不信感 新潟県知事が挙げる3つの論点

https://www.tokyo-np.co.jp/article/323837

 ◆国に責任はないと断じた裁判官が東電代理人の事務所の顧問に

  最高裁の暗黒(上)沈思実行(190)

                        鎌田 慧

◯「まだ最高裁があるんだ」と、格子の向こうから叫ぶ。今井正監督の

「真昼の暗黒」(1956年)のラストシーンは強烈だった。1951年、山口県

麻郷村八海(現田布施町)で、夫婦ニ人を殺害して、金を奪った強盗

殺人事件、「八海事件」の映画化だった。主犯とされた阿藤周平が高裁

の死刑判決を受けて叫んだ。

 4人の「共犯者」は広島高裁で無期懲役にされた。が、映画の主人公・

阿藤周平だけが死刑判決だった。それでも、阿藤は「最高裁がある!」

と絶望しない。最高裁が希望だった。実際、17年かかったが、共犯者を

でっち上げた真犯人を除いた、阿藤ほか3人は最高裁で無罪判決、冤罪

が晴れた。

袴田事件袴田巌さんは、1966年に逮捕され、57年が経ってようやく

再審がはじまった。今年の秋には無罪判決がだされる見通しだ。

狭山事件の石川和夫さんは61年が経っても、いまだ再審開始になって

いない。

 これは不正義というしかない。冤罪がなかなか最高裁で認められな

いのは「疑わしきは罰せず」の原則が徹底されていないことが大きい。

◯しかし、原発訴訟の場合は「国策民営」と言われる国の原発政策と東京

電力など巨大な電力会社と政府の関係、さらには、最高裁判事と巨大法律

事務所の癒着という関係があって、国の責任追及、「法の支配」が困難だ。

 福島原発大事故に対する国の責任を追及する賠償訴訟で、2023年6月

17日、最高裁は、全面的に否定した。これまで地裁や高裁で認められて

きた国の賠償を認めなかった。(三浦守裁判官だけが反対意見で、3対1)。

最高裁には2つの顔がある。国民の権利(人権)は擁護する立場から、

被害者救済において比較的柔軟な姿勢を示し、しかし、他方で、憲法9条

や安全保障など、国の政策にかかわる事件では、統治機構の一員として

それらを擁護する。(吉村良一「六・一七最高裁判決の問題点」

『ノーモア原発公害』所収)。

◯そればかりではない。「国に責任はない」と断じた裁判官が、判決後、

東京電力代理人が所属する、巨大事務所の顧問になったのだ。

(週刊新社会4月17日第1351号より)

━━━━━━━ 

※【動画アップの紹介】

☆「BOTTOM UP! CHANNEL」遠藤大輔さんより

・20240311 3・11を忘れない/東電本店前抗議

 https://www.youtube.com/watch?v=iN-mr60juTA

☆IWJさん

・2023.12.25 重信房子氏「イスラエルによるジェノサイドを許すな」

 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/520635

・2023.12.23宮田律氏(現代イスラム研究センター理事長)

  「ガザ紛争の背景~台頭するイスラエル極右の世界観と

   米国のダブルスタンダード

 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/520531?fbclid=IwAR0o_CoPP1PAVlMqjW0f52UcfPmTuUFBcuD6hkKgtLAnjOHUhg2WAcWhYq8

☆三輪祐児さんのユープラン(UPLANpart3)より

    https://www.youtube.com/results?search_query=UPLANpart3

・20240406 UPLAN 山崎久隆「柏崎刈羽原発の再稼働を許さない 新規制

 基準は地震津波を過小評価 どこでも起こり得る津波災害と巨大地震

 https://www.youtube.com/watch?v=Zknd66R3uKg

・20240326 UPLAN 田中一郎「現代日本の政治改革」

 https://www.youtube.com/watch?v=XespCsWUgV4

・20240311 UPLAN 3.11日本原電本店前行動・追悼と東電本店合同抗議

 https://www.youtube.com/watch?v=0TjT1biIvgM

・20240229 UPLAN 佐藤大介「台湾の脱原発と韓国の原発暴走~

          ノーニュークス・アジアフォーラムの30年

 https://www.youtube.com/watch?v=vQjKpumWZTE

・20240227 UPLAN 中野宏典弁護士「原発と火山リスク」

 https://www.youtube.com/watch?v=MSJ61R-AgJU

・20240224 UPLAN 山崎久隆「能登半島地震から考える東海第二原発

 主催:「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」

 https://www.youtube.com/watch?v=ARJStbsE2lU

・20240210 UPLAN 山崎久隆ゼミ「大地動乱の時代」の原発廃炉に~

 地震津波は止められないが原発は止められる~今すぐ「止める、

 冷やす、閉じ込める」対策を

 https://www.youtube.com/watch?v=UIMWV9KC4nw

・20240129 UPLAN 岡 真理「ナクバ、起源の暴力としての-

              起源の暴力の起源は何か」

 https://www.youtube.com/watch?v=11urxhZlU2s

・20240122 UPLAN 大久保貞利「電磁波の何が問題か」

 https://www.youtube.com/watch?v=eMaiGknN6UI

・ 20231225 UPLAN 重信房子イスラエルによるジェノサイドを許すな」

 https://www.youtube.com/watch?v=cBLb9BY4kU0

・20231118 UPLAN【前半】東海第二原発の再稼働を許さない11.18

                        首都圏大集会

 https://www.youtube.com/watch?v=GgeU2qcho_8

・20231118 UPLAN【後半】東海第二原発の再稼働を許さない11.18

                        首都圏大集会

 https://www.youtube.com/watch?v=ApzpTgB4w2o

・20231118 UPLAN【神田神保町古本屋街デモ】東海第二原発の再稼働を

                    許さない11.18首都圏大集会

 https://www.youtube.com/watch?v=Afmw-twguSg

・20230624 UPLAN 広瀬隆市民運動が知っておくべき過ち」

          【「原発大暴走を斬る+リニア新幹線を斬る 」】

 https://www.youtube.com/watch?v=VGYUHFAG6H8

・20230624 UPLAN 川村晃生「行き詰まるリニア、窮地のJR東海

            ストップリニア!訴訟を原告738名で提訴

     【「原発大暴走を斬る+リニア新幹線を斬る 」】

 https://www.youtube.com/watch?v=_Hxdel9H-2s

・広瀬 隆…『気候変動の宇宙物理学』

 「第1話」から【第14話】を見て下さい。

 https://youtu.be/JSD2PyaOEmw

────────── 

☆ひきつづき、たんぽぽ舎のメールマガジン=「地震原発事故情報」

 へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致します。

  郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎 口座番号 00180-1-403856

☆《事故情報編集部》より

 2024年2月中旬から、『月曜、水曜、金曜、土曜』の週4回の発信と

 なりました。「火曜、木曜」の発信しない日でも「緊急事態」の場合

 は、発信することもあります。

 メールマガジン読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他

 投稿(「川柳・俳句・短歌」など)を歓迎します。

1.「投稿」のテーマは、「原発問題」が中心軸ですが、エネルギー、

 自然、政治・経済、社会、身近な生活も歓迎します。

2.原稿に「見出し」をつけて下さい。(「見出し」は1行見出し

 よりも2行又は3行見出しの方が読む人にとってわかりやすい)

 執筆者名(基本的に本名でお願いしています)と執筆者名の後にかっこ

 書きで「所属・団体名」か「在住県名」を記載して下さい。

 例:たんぽぽ花子(たんぽぽ舎)、

   たんぽぽ太郎(東京都千代田区在住)

3.「集会・デモ・講演会等のお知らせ」の投稿に関しては、

 どの団体・グループも平等に掲載する基本方針です。

 そのため日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先

 など必要事項を400文字以内でお送り下さい。

 件名に「イベント案内掲載希望」と明記して下さい。

 日程が直前にならないよう余裕を持っていただけると幸いです。

 メールマガジンへのイベント案内は1回だけの

 掲載とさせていただきます。

4.集会や行動の参加報告等に関しては600文字以内で、

 タイトル(見出し)及び本文をお送り下さい。

 件名に「メルマガ掲載希望」と明記して下さい。

 「投稿」の送付先はたんぽぽ舎の

 通常アドレス「 nonukes@tanpoposya.net 」か、

 別アドレス < tanpopo3238@yahoo.co.jp > です。

 なお、お送り頂いた投稿は紙面の都合上掲載できない場合も

 あります。ご了解下さい。

────────── 

 ◆このメールマガジンのバックナンバーは、ホームページの

  「メルマガ:地震原発事故情報」をご参照下さい。

 ◆メールマガジンをお送りします

  たんぽぽ舎では、「地震原発事故情報」(メールマガジン)を

  発信しています。

   ご希望の方は、件名を「アドレス登録希望」として、ご自身の

  Eメールアドレスからご氏名とともにたんぽぽ舎あてにメールを

  送ってください。

   違うアドレスから「こちらのアドレスに送って」ということは

  間違いの元となりますのでやめて下さい。

  登録できしだい発信致します。

 ・配信先のアドレス変更のご連絡は「旧アドレス」もお知らせ下さい。

 ・配信削除につきましても以下のアドレスに直接メールを下さい。

  たんぽぽ舎の通常アドレス「 nonukes@tanpoposya.net 」か、

  別アドレス < tanpopo3238@yahoo.co.jp >へお送り下さい。

 ◆携帯電話への送信は、容量が多いためか全文表示できない例が

  あります。

────────── 

一般社団法人 たんぽぽ舎  月曜~土曜13:00~20:00オープン、

              日曜・休日はお休みです。

         〒101-0061 東京都千代田区神田三崎町3-1-1

                     高橋セーフビル1F

             TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797

              HP http://www.tanpoposya.com/

               郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎

              口座番号 00180-1-403856