たんぽぽ舎です。【TMM:No5018】地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No5018】

2024年5月8(水)地震原発事故情報-

              5つの情報をお知らせします

                    転載・転送歓迎

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★1.リニア新幹線川勝平太静岡県知事の辞任でどうなる?

  リニア完成はかなり難しい-理由は環境破壊、財源不足、他

         川村晃生(「ストップ・リニア!訴訟」訴訟団長)

★2.国はウソから事故(東電福島第一原発)に至らしめ、そのウソを

  隠すために事故後の対応にはもっと多くのウソをついている

  4/24「民をだまし大地と海を汚した東電と国の責任を問う」

  井戸川裁判(福島被ばく訴訟)第28回口頭弁論に参加して

                     冨塚元夫(たんぽぽ舎)

★3.バイデン大統領が日本は「外国憎悪」と批判

  「移民受け入れ望まない国」発言の謝罪なし

  岸田首相と「価値観共有」謳った3週間後

  日本は6日後に林長官が「残念」表明だけ

  「メディア改革」連載第151回

            浅野健一(アカデミックジャーナリスト)

★4.メルマガ読者からのイベント案内(お問い合わせは主催者へ)

  ◆5/11(土)原発避難者の人権保障を考える講演&対談

   講師:清水奈名子さん(宇都宮大学教授)

   対談:柳原敏夫弁護士(住宅追い出し裁判弁護団

  ◆5/12映画『放射線を浴びたX年後〔3〕サイレント・

   フォールアウト 乳歯が語る大陸汚染』上映会のご案内

会場:タワーホール船堀

★5.新聞より4つ

  ◆脱原発への転換決断を    御子柴光子(神奈川県大磯町)

  (5月8日「東京新聞」朝刊5面「発言 読者とともに」より)

  ◆国連・世界報道自由デー

   米軍基地からのPFAS汚染や辺野古新基地建設、南西諸島の

   自衛隊基地建設、原発リニア新幹線も明らかな環境破壊

              大矢英代カリフォルニア州立大助教授)

         (5月6日「東京新聞」朝刊19面「本音のコラム」)

  ◆衆院島根1区補選 かねて「脱原発」の亀井氏当選

   「再稼働に拒否感」原発論戦低調も…

   「一歩前進」「住民の声を国会に」

   (5月1日「東京新聞」朝刊16面より抜粋)

  ◆【近事片々】より

   ・円安で海外旅行が縁遠くなる中、首相や閣僚らは外遊に。

               (5月2日「毎日新聞」夕刊1面より)

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※5/11(土)岡口基一元裁判官の講演会「白を黒にしてしまう大きな力。

     そして、無邪気に権力を行使してしまう弾劾裁判員たち」

     浅野健一が選ぶ講師による「人権とメディア」連続講座

 お 話:岡口基一(元仙台高裁第三民事部裁判官)

     浅野健一(ジャーナリスト)

 日 時:5月11日(土)14時より16時

 会 場:「スペースたんぽぽ」

 参加費:800円  ◇予約受付中 たんぽぽ舎・電話 03-3238-9035 か

  「ヤフーメール」 <tanpopo3238@yahoo.co.jp> 宛てに、

 ご氏名と電話番号をお知らせ下さい。受付番号をお伝えいたします。

 岡口基一(おかぐち きいち)さんのプロフィール

 1966年、大分県生まれ。1992年、東京大学法学部卒業。

 1994年浦和地方裁判所判事補。水戸地裁判事補、

 大阪高裁・東京地裁・仙台高裁判事。

 2024年4月3日、裁判官弾劾裁判所の裁判により罷免。

 4月4日、伊藤塾専任講師に就任。著作『要件事実マニュアル

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※5/27(月)『民主主義VS専制主義?』NATOウクライナ「戦争」

 お 話:金 性済(キム ソンジェ)さん

         (日韓和解と平和プラットフォーム)

 日 時:5月27日(月)19時より21時

 会 場:「スペースたんぽぽ」

 参加費:800円   ◇予約受付中 5/11と同じやり方です。

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※6/1(土)「なかったことにはできない 関東大震災・知られざる悲劇

 福田村事件」

      浅野健一が選ぶ講師による「人権とメディア」連続講座

 お 話:辻野弥生さん…映画「福田村事件」(森達也監督)の企画協力者

 日 時:6月1日(土)14時より16時 (開場13時30分)

 会 場:「スペースたんぽぽ」

 参加費:800円(資料代含む)  ◇予約受付中 5/11と同じやり方です。

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※「読者からのつぶやき」(仮) 投稿歓迎!

 ☆字数は2から4行位(70文字から140文字程度)

 ☆テーマ:原発関連、「今、悩んでいること、困っていること」、

      ガザへの思い、ウクライナについて、政治の腐敗について、

      武器輸出問題、パンデミック条約…等々

 ☆投稿者名は、ペンネームも可能です。

  名前の後ろにかっこで在住県名を入れて下さい。

 ☆投稿は、別アドレス< tanpopo3238@yahoo.co.jp >へ。

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┗■1.リニア新幹線川勝平太静岡県知事の辞任でどうなる?

 | リニア完成はかなり難しい-理由は環境破壊、財源不足、他

 └──── 川村晃生(「ストップ・リニア!訴訟」訴訟団長)

◎ 静岡県知事川勝平太氏が、失言を理由に辞職したことで、リニアが

進むのではないかと期待するむきが多いようだ。

 たしかに川勝氏が頑として着工を認めなかったことは、リニア工事の

進捗に一定の影響があったであろう。

 しかし、私たちはそこで、二つの前提を考慮に入れておかなければな

らない。

◎ 一つは、リニアの工事の遅れは、静岡のみならず1都6県の全地域

に及んでいるという事実である。

 大都市では、大深度トンネルの掘削が大幅に遅れているし、明かり区

間(地上部でトンネルでない区間)の橋脚もほとんど進んでいない。

 各地域のトンネル残土の捨て場も、不足状態の所が多い。見るところ

リニア工事は1~2割の進捗という程度であろう。

 したがって、リニアの2027年の営業開始などということは、静岡着工

を抜きにしても無理であった。JR東海はそれを静岡のせいにすること

で繕ったのである。

◎ そしてもう一つは、JR東海にとって静岡未着工は、リニア中止の

イメージを与えてしまう点で、どうしても早い決着が望まれた。

 それは実はリニア工事の財務問題にも関わってくる。

 そのことを説明しよう。

◎ JR東海が当初予算の5.5兆円では無理と思った頃、3兆円の財政

投融資という予想外の福の神が飛び込んできた。

 しかし、今後の工事の困難さを考えれば、それでも財政は底を衝く。

 その時、JR東海が不足費用を補いうるとすれば、政府に頼るしかな

い。民間金融はこんな危ない事業に融資するはずがないからだ。

 そうなったとき静岡が未着工であったら、政府にも頼みにくい。その

ことを考えると、その時までにともかくすべての地域で工事を進め、一

定の成果を挙げておかなければならない。

◎ そのためにJR東海は、静岡を悪者に仕立てあげた。多くの不見識

な人々が、川勝バッシングに乗りネットは炎上した。そう考えると、J

R東海の策は成功したと言えよう。

 いずれにしてもマスコミがJR東海の広報部であるかのような報道に

終始した。非難されて然るべきである。マスコミは遅延状況の事実に基

づいた上で、報道を深めねばならない。

◎ 今後静岡県がどう動くかは分からない。

 ただ一つ言えることは、大井川の水問題に象徴されるように、リニア

は政治問題としてではなく、科学の問題として論じられるべきだという

ことである。

 なお、リニアの工事の遅延状況については、「ストップ・リニア!訴

訟」原告団のHP< https://linearstop.wixsite.com/mysite >に掲げて

いる。

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┗■2.国はウソから事故(東電福島第一原発)に至らしめ、そのウソを

 | 隠すために事故後の対応にはもっと多くのウソをついている

 | 4/24「民をだまし大地と海を汚した東電と国の責任を問う」

 | 井戸川裁判(福島被ばく訴訟)第28回口頭弁論に参加して

 └──── 冨塚元夫(たんぽぽ舎)

◎ 4月24日(水)10時過ぎに103号法廷に入りました。前回と同様原告席

には井戸川さんが一人だけで座っておりました。

 傍聴席は徐々に増えて70人以上になりました。被告席には東電・国側

弁護士が10人以上いました。裁判長が交代したため弁論更新が行われ、

原告の井戸川さんは、第34,35,36(その1)準備書面を提出して、20分

の陳述を早口で行いました。

◎ 12時30分から衆議院第二議員会館多目的会議室で行われた報告会に

は80人以上が参加しました。

 口頭弁論と報告会のあいだに進行協議が行われました。弁護士なしで

本人尋問は可能か聞いたら、裁判長が尋問するので可能という返事が

あったそうです。被告は反対尋問はしないと答えたそうです。

◎ 井戸川さんは報告会で、第34,35,36(その1)準備書面の要旨を配

布して2時間以上説明しました。

 第34準備書面は前年11月29日に行われた現地進行協議の記録及び補充

資料を説明したものです。

 進行協議は双葉町で行われたので、放射線管理区域に入るにあたり、

裁判官に対し井戸川さんが管理区域の説明をし必要な装備(タイ

ベック、長靴)をお願いしたそうです。

 進行協議に期待したのは、裁判官に双葉町の現状を見てもらって、原

発事故によって町を失うとはいかなることか、ウソによる国富の喪失と

町民の人生破壊(生業、家庭の崩壊・喪失)を実感してもらうことでした。

◎ 第35準備書面は、いかに東電・国が、原告(双葉町)の原発の安全

への信頼を嘘で裏切ったか述べたものです。

 ウソとは東電が「止める」「冷やす」「閉じ込める」の公約を守らな

かったことです。

 この公約には原発を壊さない対策の一つである、全電源喪失対策とテ

ロ対策が含まれますが、実際には行わず、公約の監視人である政府・経

済産業省は無責任で怠惰なため事故に至らしめたものです。

◎ 2008年9月当時の小森所長ら幹部が福島第一原子力発電所第二応接

室で津波対策の秘密会議をして、「対策は不可避」という結論を出しな

がら、双葉町にはウソをついていたのです。

 福島第一原発3号機にプルサーマル導入を求める会議に、国と福島県

は議題から津波問題を外すという策略を用いて、福島県原子力安全確保

技術連絡会議と原発所在四町会議において、プルサーマル導入を決めた

のです。これは詐欺です。

◎ 平成22年度(2010年)浜岡原発総合防災訓練では、菅直人首相が歴

代の首相と同様に原災法(原子力災害対策特別措置法)に従い緊急事態

宣言発出及びEPZに決められている10km以内の住民避難指示を、官

邸地下の危機管理センターにおいて、関係閣僚、関係職員、およびマス

コミの前で宣言していた。

 時を置かず、政府原子力災害対策本部を立ち上げて、同時に政府原子

力災害現地本部長に権限の一部の委任を行うことになっていた。

 しかし、2011.3.11事故では原災法に基づく緊急事態宣言をしてお

きながら、菅直人政府災害対策本部長は、政府現地災害対策本部長に権

限の委任を行わず、指揮系統を乱し、現地に設けるはずの合同対策協議

会を無いものにして、発電所周辺の自治体を排除し、防災訓練の実績お

よび事故対応マニュアルを無いものにして、事故対応の指針を乱し、混

乱をもたらした。

 そして、代わりに無法組織の「内閣府原子力被災者生活支援チーム」

を設立し、20ミリシーベルトという作為の強制をした。

 炉規法に告示されていた1ミリシーベルト基準の20倍の被ばくの強制

にたいし損害賠償させなければならない。

◎ 第36準備書面その1では、被告国の第28準備書面に対し反論を

行っています。

 国は「訓練で実施していた合同対策協議会の設置が出来なかったのは

周辺6町の内5町が参加しなかったためである」と主張しているが、原

子力保安検査官も原子力防災専門官も逃げ出して、招集をかけなかった

ことを隠蔽している。

 「現地オフサイトセンター換気設備の不備のため内部の放射線量が上

昇し、危険な状態になったので、福島市に移転した」というのは、設備

点検管理の不備の言い訳であり、また「放射線モニタリングを行わな

かった」のは意図的な放射能隠しであり、許されない不作為行為である。

 総じて、国はウソから事故に至らしめ、そのウソを隠すために事故後

の対応にはもっと多くのウソをついている。

 次回、井戸川裁判(福島被ばく訴訟)の口頭弁論期日は7月17日(水)

です。皆様のご参加をお願い致します。

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┗■3.バイデン大統領が日本は「外国憎悪」と批判

 | 「移民受け入れ望まない国」発言の謝罪なし

 | 岸田首相と「価値観共有」謳った3週間後

 | 日本は6日後に林長官が「残念」表明だけ

 | 「メディア改革」連載第151回

└──── 浅野健一(アカデミックジャーナリスト)

◎ バイデン米合州国本多勝一氏に倣い合衆国ではなく合州国とす

る)大統領は1日、首都ワシントンで行われた選挙資金集めイベントで

のスピーチで、自身が「ゼノフォビア」(xenophobic、偏見・憎悪に基

づく外国人嫌い)と呼ぶ国のリストに中国やロシアとともに軍事同盟国

の日本を加えた。

 バイデン氏はアジア系や太平洋諸島出身の献金者に対し、「米国経済

が成長している一因は、あなた方にある。我々が移民を歓迎しているか

らだ。中国の経済がひどく失速しているのはなぜか。日本が問題を抱え

ているのはなぜか。ロシアの場合はなぜか。インドの場合はなぜか。彼

らがゼノフォビアだからだ。彼らは移民の受け入れを望んでいない」と

力説した。

 また、「移民こそ、我々を強くしている。ジョークではなく、誇張で

もない。ここにいたい、貢献したいと願う労働者が流入しているからな

のだ」と述べた。

 Bloomberg通信は<米国の2大ライバル国と並べて日本に言及したこと

は、日本政府の反発を招くかもしれない>と論評した。

 Bloombergの原文記事の見出しは Biden Now Calls Ally Japan

‘Xenophobic’ Along With China, Russia だった。

https://news.yahoo.co.jp/articles/e69d131f08103c6bb220d77f31622232d7525c50

◎ バイデン氏が「ゼノフォビア」という言葉を使って日本を批判した

ことに驚いた。岸田首相は4月の国賓訪米で、「日米は法の支配に基づ

く自由で開かれた国際秩序を、先頭に立ってリードする」などと謳い上

げていたが、米政府は日本を閉鎖的な国と見ていることが明らかに

なった。

 国際政治学者の六辻彰二氏はヤフーニュース記事でこう解説している。

 <日本メディアでは「排外主義」と翻訳しているところが目についた

が、この訳語はやや生ぬるい。現代世界で「xenophobia」という語は、

単なる恐怖や警戒ではなく憎悪や軽蔑の感情を強く含んだものとして用

いられる。だからうかつに用いれば、相手に向かって「お前は差別主義

者だ」と言っているのと同じくらい強い非難の意味になる>

https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/9ad9201bcf22552eae4732b0deb3d3ed98cd6510

◎ カービー広報補佐官(国家安全保障担当)は2日の会見で「大統領

が主張したのは、米国は移民の国であるということだ」と説明。ホワイ

トハウスのジャンピエール報道官も「移民がいかに米国を強くしている

かについて話した」と記者団に釈明。今後も同様の発言を続ける可能性

について「大統領次第だ」と説明し、謝罪にも応じていない。

 その後、米CNNは、バイデン氏が今年3月にも、スペイン語放送の

ラジオ局のインタビューで「日本人や中国人は外国人嫌いだ。ロシア人

もそうだ。彼らはロシア人、中国人、日本人以外の人々に(自国内に)

いてほしくないのだ」などと発言していたと報じた。

https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/7a8090b68ae4fd4cf3ce1766ef9b6a0b10a28ae4

◎ 軍事同盟を結ぶ“宗主国”ともいうべき米国のリーダーが日本を外

国憎悪の移民拒否の国と非難したのだから、大ニュースだ。ところが、

新聞各紙は総合面などで地味に報じた。テレビも特集を組まない。

 日本政府から公式のコメントはなく、報道各社が「日本の政策に対す

る正確な理解に基づかない発言があったことは残念だ」と米側に申し入

れた4日報じただけだった。

 情報源は「日本政府関係者」と曖昧で仮名だ。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240504/k10014440261000.html

◎ バイデン発言から6日後の7日、林芳正官房長官が記者会見で、「

正確な理解に基づかない発言であったことは残念」と述べただけで、抗

議もしなかった。林氏は、バイデン氏の発言が不正確だという点を明確

にすべきだ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/22483f25b03c1942123a7fa2d0ccbd3c405c6d06

◎ バイデン氏は2023年6月20日カリフォルニア州で開いた支持者集

会で、「日本は軍事費を増やしてこなかったが、私は日本の指導者に3

回会い、彼を説得した。彼もそうすべきだと確信し、日本は急激に軍事

費を増やした」とアピールした。日本政府は慌てて23日、「バイデン氏

発言は誤解を招き得る」と米側に公式に申し入れ、バイデン氏は27日、

「彼(岸田氏)は既に軍事費増を決めていた」と訂正した。

◎ 今回、日本政府が訂正を求めないのは、バイデン氏の指摘が正しい

からだろう。日本は移民受け入れ政策は取らないと明言し、難民認定

数も「先進民主主義国」では桁違いに少ない。今年4月、入管庁が発表

した23年における難民申請者数は13,823人で、難民認定者数は303人。

「過去最多」というが、認定数の大幅な改善はみられなかった。

https://www.refugee.or.jp/report/refugee/2024/03/post-15031/

◎ 日本に20年以上住む英語教師の米国人の友人は「日本で日本人女性

と結婚し、子どももいるが、日本社会は私が同化することを拒むことが

多い。日本の植民地時代の朝鮮半島から渡日した人々の末裔である在日

朝鮮人は、未だに日本に共生する仲間とみなされない。あと、何年住め

ば同じ日本社会の一員として正当に扱われるのかと思う」と話している。

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┗■4.メルマガ読者からのイベント案内(お問い合わせは主催者へ)

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 ◆5/11(土)原発避難者の人権保障を考える講演&対談

日 時:5月11日(土)午後2時~(受付1時半~)

講 師:清水奈名子さん(宇都宮大学教授)

対 談:柳原敏夫弁護士(住宅追い出し裁判弁護団

場 所:江東区総合区民センター6階(第5会議室)

        (都営新宿線「西大島」駅すぐ上)

主 催:原発避難者の住宅追い出しを許さない会

連絡先:080-1104-4432(小林)

参加費:500円(資料代)

 4月8日、福島県は国家公務員宿舎東雲住宅2世帯に対する原発避難者

の「住宅追い出し」の強制執行を行いました。

 最高裁への上告中により判決が確定していない中での暴挙です。

 災害救助法では原発事故被害者が救済できない問題点が明らかになって

います。国際社会もこのことに目を向け、昨年、国連人権理事会に原発

避難者における報告書が提出されました。

 原発事故避難者における住まいの権利保障を国際人権法によってどう

活用するか、「生き抜く」術を探ります。

 ◆5/12映画『放射線を浴びたX年後〔3〕サイレント・フォールアウト

  乳歯が語る大陸汚染』上映会のご案内

日 時:2024年5月12日(日)14時より16時

会 場:タワーホール船堀、4階研修室(都営新宿線船堀駅、徒歩2分)

主 催:甲状腺検診えどがわ&かつしか

連絡先:TEL 090-2548-1408

参加費:無料(伊東英朗監督のご厚意により上映無料ですが、アメリ

で上映するための資金を必要とされていますので、当日カンパを募りま

す)事前の申し込み不要。当日直接会場にお越しください。

 放射能の問題に関心のないアメリカの人たちに対して、実はアメリ

人の大半が、これまでの核実験の影響により被曝者であるという事実を

伝え、当事者意識をもって核の問題を考えてもらうことを目的として作

られた映画です。

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┗■5.新聞より4つ

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 ◆脱原発への転換決断を

                  御子柴光子(神奈川県大磯町)

 3月20日、代々木公園で「さようなら原発全国集会」に参加しまし

た。雨天でしたが6千人が参加し、福島・石川両県の住民運動の方々や

呼びかけ人の落合恵子さん、鎌田慧さんらの話を聞きました。

 福島の原発事故が起きて13年、原発は停止すべきだとずっと思ってき

ました。

 1月に能登半島地震が起きたとき、家屋の倒壊や道路の寸断があ

り、もし原発事故が起きていたら住民の逃げ場はなかったのでは、と思

いました。

 3月17日の国際・総合面記事でドイツが脱原発を進めていることを知

りました。昨年4月にすべての原発を停止したとか。

 日本は地震が多発する国なのに原発をやめません。自然エネルギー

活用する技術は十分あるのですから、あとは政治の決断だけ。

 脱原発に転換してほしいと強く思います。

(5月8日「東京新聞」朝刊5面「発言 読者とともに」より)

 ◆国連・世界報道自由デー

  米軍基地からのPFAS汚染や辺野古新基地建設、南西諸島の

  自衛隊基地建設、原発リニア新幹線も明らかな環境破壊

            大矢英代カリフォルニア州立大助教授)

 5月3日は国連・世界報道自由デー。世界人権宣言が定める表現の自

由と、権力から独立したメディア、記者の安全などを求め、毎年国際会

議が開かれる。

 今年のテーマは「環境危機に直面するジャーナリズム」だ。

 気候変動は、世界各地で山火事や洪水などの自然災害や生態系への影

響を及ぼしている。ジャーナリストにとって気候変動を報じることは、

企業や政府の責任を追及することでもある。その結果、権力の標的とな

る可能性も高い。

 一方、気候変動を否定する偽情報は絶えない。例えば、チリでは、昨

年の猛暑と干ばつの最中、400件以上の森林火事が発生したが、原因を放

火だとする偽情報がソーシャルメディアで拡散された。

 「環境危機」という点で日本の問題を考えてみてほしい。

 米軍基地からのPFAS汚染や辺野古新基地建設、南西諸島の自衛隊

基地建設などは明らかな環境破壊である。原発リニア新幹線も同様だ。

 本来、保革を問わず「環境危機」の一点で国民が団結し、破壊行為を

止めねばならない。

 ところがなぜか「政治問題」としてばかり切り取られ、意見が分裂

し、国民的議論は生まれない。

 政治問題ではなく、「環境危機」として捉えること。それなしには、

地球規模の気候変動の時代、日本と世界との問題意識の差は開いていく

ばかりだ。   (5月6日「東京新聞」朝刊19面「本音のコラム」)

 ◆衆院島根1区補選 かねて「脱原発」の亀井氏当選

  「再稼働に拒否感」原発論戦低調も…

  「一歩前進」「住民の声を国会に」

 衆院島根1区補選では、立憲民主党現職の亀井亜紀子氏(58)が自民

党新人の錦織功政(にしこりのりまさ)氏(55)を破った。

 選挙区内の松江市で再稼働を控える中国電力島根原発に関する論戦は

低調なままだったが、地元はどう受け止めているのか。延期された再稼

働に、補選の結果はどんな影響を与えるのか。(曽田晋太郎)

 「原発の『げ』の字もほとんど聞かなかった」。島根原発から500mほ

どの地域に暮らす無職男性(68)はため息をつく。

 島根原発は北に日本海、南に宍道湖や中海がある島根半島にあり、逃

げる場所が限定的。

 全国で唯一県庁所在地にあり、避難計画が必要な30キロ圏に約45万人

が暮らす。同じく半島で起きた1月の能登半島地震以降、地震原発

故への危機感が高まっていた。

 「島根原発の近くにも活断層があるので、大地震が発生すれば壊滅的

な被害を受ける可能性が高い」と話す男性。

 今回の補選に「原発を推進するか、やめるか、分かりやすい二者択一

の争点化」を期待していたが、自民の裏金問題や地域活性化が論戦の中

心となり、陰に隠れたという。

 原発から約10キロの松江市に住む島根原発2号機運転差し止め訴訟の

原告団長、芦原康江さん(71)も「地域の重要な問題である原発を考え

る大切な機会だったが、有権者に選択肢が示されなかったのは残念」と

する。

 ただ、選挙公報で亀井氏は「能登半島地震に学ぶ」として「地震、津

波、原子力という複合災害を想定し、避難計画を見直します」と記載。

 かつて超党派の国会議員でつくる「原発ゼロの会」に名を連ね、脱原

発を掲げる「みどりの風」結党に参加するなど「基本的に脱原発のス

タンス」(陣営幹部)だった。

 原発への姿勢を表だって示さなかったのは、支援者に電力系労組の関

係者がいることを意識したとされる。 (後略)

(5月1日「東京新聞」朝刊16面より抜粋)

https://www.tokyo-np.co.jp/article/324501

 ◆【近事片々】より

 ・先月29日には5兆円規模の為替介入観測も。首相肝いりの定額減税

  も円安・物価高で水を差されちゃ困るからね。

 ・円安で海外旅行が縁遠くなる中、首相や閣僚らは外遊に。

  外交は重要。だが、有権者の厳しい視線もお忘れなく。

 ・これも円安の副産物か。訪日外国人向けの「インバウンド価格」。

  “安いニッポン”に心が揺れる。

               (5月2日「毎日新聞」夕刊1面より)

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※【動画アップの紹介】

☆「BOTTOM UP! CHANNEL」遠藤大輔さんより

・20240311 3・11を忘れない/東電本店前抗議

 https://www.youtube.com/watch?v=iN-mr60juTA

☆IWJさん

・2023.12.25 重信房子氏「イスラエルによるジェノサイドを許すな」

 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/520635

・2023.12.23宮田律氏(現代イスラム研究センター理事長)

  「ガザ紛争の背景~台頭するイスラエル極右の世界観と

   米国のダブルスタンダード

 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/520531?fbclid=IwAR0o_CoPP1PAVlMqjW0f52UcfPmTuUFBcuD6hkKgtLAnjOHUhg2WAcWhYq8

☆三輪祐児さんのユープラン(UPLANpart3)より

    https://www.youtube.com/results?search_query=UPLANpart3

・20240427 UPLAN 川口正昭「群馬県追悼碑撤去問題を考える」

 https://www.youtube.com/watch?v=-hRld857H5o&t=6s

・20240406 UPLAN 山崎久隆「柏崎刈羽原発の再稼働を許さない 新規制

 基準は地震津波を過小評価 どこでも起こり得る津波災害と巨大地震

 https://www.youtube.com/watch?v=Zknd66R3uKg

・20240326 UPLAN 田中一郎「現代日本の政治改革」

 https://www.youtube.com/watch?v=XespCsWUgV4

・20240311 UPLAN 3.11日本原電本店前行動・追悼と東電本店合同抗議

 https://www.youtube.com/watch?v=0TjT1biIvgM

・20240229 UPLAN 佐藤大介「台湾の脱原発と韓国の原発暴走~

          ノーニュークス・アジアフォーラムの30年

 https://www.youtube.com/watch?v=vQjKpumWZTE

・20240227 UPLAN 中野宏典弁護士「原発と火山リスク」

 https://www.youtube.com/watch?v=MSJ61R-AgJU

・20240224 UPLAN 山崎久隆「能登半島地震から考える東海第二原発

 主催:「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」

 https://www.youtube.com/watch?v=ARJStbsE2lU

・20240210 UPLAN 山崎久隆ゼミ「大地動乱の時代」の原発廃炉に~

 地震津波は止められないが原発は止められる~今すぐ「止める、

 冷やす、閉じ込める」対策を

 https://www.youtube.com/watch?v=UIMWV9KC4nw

・20240129 UPLAN 岡 真理「ナクバ、起源の暴力としての-

              起源の暴力の起源は何か」

 https://www.youtube.com/watch?v=11urxhZlU2s

・20240122 UPLAN 大久保貞利「電磁波の何が問題か」

 https://www.youtube.com/watch?v=eMaiGknN6UI

・ 20231225 UPLAN 重信房子イスラエルによるジェノサイドを許すな」

 https://www.youtube.com/watch?v=cBLb9BY4kU0

・広瀬 隆…私のYouTube「ロックフェラー財閥シリーズ第26話」で

 5月5日、「チェルノブイリ原発事故と放射能の基礎知識」を掲載。

 https://youtu.be/rRg2bq8B-Dk

ソ連の“ウラルの核惨事”と“キューバ・ミサイル危機”大事件に

 ついては「ロックフェラー財閥シリーズ第25話」

 https://youtu.be/6g2-jh1J9JU

・“スリーマイル島原発事故”の被害とイギリスの“ウィンズケール

 再処理工場”による海の汚染は「ロックフェラー財閥シリーズ第24話」

 https://youtu.be/4XFzySIQi10  ぜひ、ご覧下さい。

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☆ひきつづき、たんぽぽ舎のメールマガジン=「地震原発事故情報」

 へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致します。

  郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎 口座番号 00180-1-403856

☆《事故情報編集部》より

 2024年2月中旬から、『月曜、水曜、金曜、土曜』の週4回の発信と

 なりました。「火曜、木曜」の発信しない日でも「緊急事態」の場合

 は、発信することもあります。

 メールマガジン読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他

 投稿(「川柳・俳句・短歌」など)を歓迎します。

1.「投稿」のテーマは、「原発問題」が中心軸ですが、エネルギー、

 自然、政治・経済、社会、身近な生活も歓迎します。

2.原稿に「見出し」をつけて下さい。(「見出し」は1行見出し

 よりも2行又は3行見出しの方が読む人にとってわかりやすい)

 執筆者名(基本的に本名でお願いしています)と執筆者名の後にかっこ

 書きで「所属・団体名」か「在住県名」を記載して下さい。

 例:たんぽぽ花子(たんぽぽ舎)、

   たんぽぽ太郎(東京都千代田区在住)

3.「集会・デモ・講演会等のお知らせ」の投稿に関しては、

 どの団体・グループも平等に掲載する基本方針です。

 そのため日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先

 など必要事項を400文字以内でお送り下さい。

 件名に「イベント案内掲載希望」と明記して下さい。

 日程が直前にならないよう余裕を持っていただけると幸いです。

 メールマガジンへのイベント案内は1回だけの

 掲載とさせていただきます。

4.集会や行動の参加報告等に関しては600文字以内で、

 タイトル(見出し)及び本文をお送り下さい。

 件名に「メルマガ掲載希望」と明記して下さい。

 「投稿」の送付先はたんぽぽ舎の

 通常アドレス「 nonukes@tanpoposya.net 」か、

 別アドレス < tanpopo3238@yahoo.co.jp > です。

 なお、お送り頂いた投稿は紙面の都合上掲載できない場合も

 あります。ご了解下さい。

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  「メルマガ:地震原発事故情報」をご参照下さい。

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