たんぽぽ舎です。【TMM:No4973】地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No4973】

2024年2月8日(木)地震原発事故情報-

              4つの情報をお知らせします

                    転載・転送歓迎

━━━━━━━ 

★1.幻の珠洲原発は日本最大級の原発集中立地計画だった

  (高屋地区と寺家地区の2ヵ所、それぞれ100万kw級の原発)

  珠洲原発を阻止した人びとが日本国を救った (その1)(4回の連載)

                小坂正則(脱原発大分ネットワーク)

★2.政府による北朝鮮敵視政策と在日コリアンに対する差別・抑圧

  その「正当性」は破綻した

  1月14日小出裕章さんの講演会

               渡辺マリ(たんぽぽ舎ボランティア)

★3.控訴は不当に棄却されたが、地裁判決と違い

  原告の主張の重要性が認められた

  2/2ホームヘルパー国賠訴訟控訴審判決に参加

                      冨塚元夫(たんぽぽ舎)

★4.新聞より2つ

  ◆新潟・柏崎刈羽原発の再稼働「市議会の議論を判断材料に」

 桜井雅浩柏崎市長、経済団体などの早期再稼働求める請願受け

(2月8日「新潟日報デジタルプラス」より)

  ◆「トットちゃん」と戦争の足音

   戦争につながることには反対の声を上げたい

                   伊是名夏子(神奈川県在住)

            (1月28日「東京新聞」朝刊7面【四つ葉の

             クローバー】「障害者は」より)

━━━━━━━ 

※≪事故情報編集部≫より重要なお知らせです。(その2)

イ.たんぽぽ舎のメールマガジンは、2011年3月12日より月曜から土曜

 の週6回の発信を基本としておりました。(2011年3月11日以前は週2

 回から3回の発信)

ロ.2月12日(月)の週から、基本的に『月曜、水曜、金曜、土曜』の

 週4回の発信とさせていただきます。

 「火曜、木曜」の発信しない日でも「緊急事態」の場合は、発信する

 こともあります。(本年1月9日のように)

ハ.理由は、メールマガジン編集・発信担当の負担を減らすためです。

 読者のみなさまには、よろしくご理解のほどお願い致します。

ニ.毎月第1水曜の「日本原電本店、東電本店」抗議行動の日は、発信

 日ですが、お休みさせていただいて、翌日の木曜日に発信する予定です。

ホ.2月12日(月)は休日、13日(火)は休みで14日(水)の発信となります。

━━━━━━━ 

※2/10(土)山崎ゼミ

   『能登半島地震から見える日本の原発の危険・問題点』

   -能登半島地震と日本の「原発の危険」を検証

 「珠洲原発計画」が住民の反対運動により白紙撤回されていて

 本当によかった。能登住民の皆さまに深く感謝致します。

 お 話:山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)

 日 時:2月10日(土)14時より17時

 会 場:「スペースたんぽぽ」

 参加費:800円(資料代含む)   ◇予約の必要はありません。

━━━━━━━ 

※2/13(火)緊急学習会『自民党裏金疑獄とメディア』

 <浅野健一が選ぶ講師による「人権とメディア」連続講座>

 お 話:岩田 薫さん(元軽井沢町議)

郷原信郎弁護士(元東京地検特捜部検事)

     浅野健一(アカデミックジャーナリスト)

 司 会:中川志大(鹿砦社紙の爆弾』編集長)

 日 時:2月13日(火)18時より20時30分(17時30分開場)

 会 場:「スペースたんぽぽ」(定員40人)

 参加費:1000円(資料代含む)

  ◇予約受付中 たんぽぽ舎・電話 03-3238-9035 か

ヤフーメール」<tanpopo3238@yahoo.co.jp> 宛てに、

 ご氏名と電話番号をお知らせ下さい。受付番号をお伝えいたします。

━━━━━━━ 

※2/24(土)学習討論会 お話:山崎久隆さん

 能登半島地震から考える 東海第二原発(日本原電)

 ・茨城県西部には「地震の巣」と呼ばれる密集した震源域がある!

 ・東海第二原発の南側には膨大な量の放射性廃液を

  再処理する工場がある!

 ・だから能登半島地震級の地震茨城県で起きたら大量の放射能

  約6時間で東京に(風速6m時)

 日 時:2月24日(土)13:30より16:00 開場:13:00

 お 話:山崎久隆さん(たんぽぽ舎共同代表)

 会 場:日本教育会館8F第3会議室 定員82名

 主 催:「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」

 問い合わせ: TEL 090-9309-6722(世話人 志田)

        Mail info@shiderz.net

 参加費:800円 カラーの案内ビラができました。

━━━━━━━ 

※2/27(火)『原発と火山リスク』 基礎からやさしく解説

 お 話:中野宏典さん(弁護士)

 日 時:2月27日(火)18時より21時 講師のお話は19時より

 会 場:「スペースたんぽぽ」

 参加費:800円(資料代含む)  ◇予約受付中 2/13と同じ方法です。

━━━━━━━ 

※2/29(木)『台湾の脱原発と韓国の原発暴走』

    -ノーニュークス・アジアフォーラムの30年-

 お 話:佐藤大介さん(ノーニュークス・アジアフォーラム・

          ジャパン事務局)

 日 時:2月29日(木)18時より20時

 会 場:「スペースたんぽぽ」

 参加費:800円(資料代含む) ◇予約受付中 2/13と同じ方法です。

━━━━━━━ 

┏┓ 

┗■1.幻の珠洲原発は日本最大級の原発集中立地計画だった

 | (高屋地区と寺家地区の2ヵ所、それぞれ100万kw級の原発)

 | 珠洲原発を阻止した人びとが日本国を救った (その1)(4回の連載)

 └──── 小坂正則(脱原発大分ネットワーク)

◎ 2024年元旦の能登半島地震(M7.6)は最大震度7でした。

 石川県では犠牲者が1月24日現在で、236人。行方不明者が19人です。

 お亡くなりになった皆さんのご冥福をお祈りいたします。

 また被災者でまだ1次避難所に寝泊まりしている方が490カ所で14,480

人もいるそうです。そのほか、障害があって避難所に行けない方や独自

に避難している自主避難の方を加えると、2万人近くの方々がまだ困難

な避難生活を過ごしているのでしょう。

◎ この能登半島地震では多くの犠牲者が出ましたが、志賀原発が運転

していなかったのが不幸中の幸いだったと思います。

 2011年3.11では東電福島第一原発事故で多くの原発関連死者が出ま

したが、福島第一原発2号機の原子炉爆発の危機と4号機の使用済み核

燃料のメルトダウンが偶然、奇跡的に防げたことで東日本が死の街にな

らずに済みました。

◎ 福島一原発事故は偏西風により、放射能の80%は太平洋に降ったこ

とで、幸運にも日本列島の半分が死の街にならずに済んだのです。

 今回の能登半島地震志賀原発が止まっていたため、事故の一歩手前

まで行った可能性はありますが、大事故に至りませんでした。

 今回の震度7地震震源地は珠洲市ですが、そこには100万kw級の

原発が、北陸電力関西電力中部電力3社共同で少なくとも2機以上

原発を建設する予定だったのです。

◎ しかし、現地の住民や能登労働組合など多くの市民の力で建設を

阻止できたから、原発事故は起きませんでした。

 原発建設に反対して、28年間もの長い間、地元住民や良識ある裁判長

や私たち反原発の市民のたたかいの積み重ねで阻止したのです。

 もし、震源地の真上の珠洲原発建設を許していたら、関西から関東は

もとより北は北海道、南は九州まで日本列島の大半を覆いつくすほどの

放射能がバラまかれたかも知れないのです。

1.珠洲原発は世界最大の原発立地計画だった

◎ 私は能登半島地震志賀原発と幻の珠洲原発の歴史を「つゆくさ通

信」の記事に書こうと思って文献を調べていて、びっくりしたのです

が、能登半島の先端の珠洲市珠洲原発の建設計画が1975年10月30日に

珠洲市議会の全員協議会において、原子力施設設置適地可否調査の要望

を決議したことから珠洲原発の歴史は始まりました。

 翌1976年1月13日に関西電力・芦原義重会長が、「珠洲市に合計で

1000万kw級にも及ぶ原発の集中立地を関西電力北陸電力、中部両電

力の3社共同で建設する」と発表したのです。つまり幻の珠洲原発が能

登半島の先端に建っていて、その直下で今回の地震が直撃していたら、

絶対に原発大事故が起きていたことでしょう。

 それを幻の原発として葬り去った人々の労苦を振り返ってみることに

します。

2.13年間動いてない志賀原発廃炉にすべきだ

◎ その前に志賀原発の歴史を振り返ってみます。

 1967年7月に北陸電力能登原発の候補地4地点を公表。1970年に志

賀町に決定。1993年7月に稼働。運転6年目の1999年に1号機で定期検

査時に誤って制御棒3本を引抜いて、核燃料が臨界するという大事故を

起こしたが、2007年3月まで隠蔽し続けたのです。

 北陸電力の隠蔽体質が住民の信頼を失墜させて、原発反対の空気を醸

成したことでしょう。

◎ 志賀原発2号機の建設が始まる1999年と同時に「運転差し止め訴

訟」を16都道府県の住民が提訴し、2006年金沢地裁で判決が下り、「運

転差し止め提訴の原告勝訴」の判決を井戸謙一裁判長が出しました。

(井戸謙一裁判長は伊方原発裁判の弁護団の1人で、日本で最初に原発

運転差し止め判決を下した裁判長です)

 このような井戸裁判長の力も建設を阻止する力として醸成したことで

しょう。

 志賀原発1号と2号の原子炉直下には複数の活断層が走っています。

◎ 2012年7月、原子力安全・保安院の専門家会議において、発電所

地内に活断層があると指摘。2016年、原子力規制委員会有識者会合で

1号機原子炉建屋直下の断層について「活断層と解釈するのが合理的」

とした報告を行う。

 この報告書がくつがえらなければ1号機は廃炉になる予定だったが、

2023年3月、規制委員会は有識者会合の決定を覆して、有識者の意見に

従う必要はないとして、運転を認める方向で現在まで進んで来ました。

◎ これは岸田政権の介入によるものです。

 だから岸田首相は今年の年頭会見では、一言も志賀原発による地震

害には触れなかったのです。北陸電力と政府は「志賀原発地震の影響

はなかった」と当初は発表していました。

 しかし、2系統の外部電源のうち50万kwが遮断して、25万kwの送

電線が辛うじて繋がっていることや、変圧器の絶縁用油が約3.5トンの

漏れがあった(実際には20トン)との報告があり、この油は可燃性の危

険物で一歩間違えば大火災となっていたとところです。また3mを超え

津波が防潮堤を襲い、防潮堤が傾くような被害も隠していた可能性が

あります。

◎ 志賀原発は2号機が2011年1月に事故で停止。1号機は2月に事故

で停止した後、福島第一原発事故により、2つの原発は13年間も止

まったままです。

 今回の地震震度7直下型地震が直撃しても原子炉が止まっていた

めに大事故に至らなかった可能性があります。もし動いていたら変圧器

の油に何らかの炎が引火して大事故になっていたかもしれません。これ

からは能登半島地震志賀原発が大きな被害を受けたことにより、廃炉

を要求する声が全国で広がり簡単に再稼働はできないでしょう。

                       (その2)に続く

        (『つゆくさ通信』182号、2024年1月20日

        「脱原発大分ネットワーク」発行より了承を得て転載)

┏┓ 

┗■2.政府による北朝鮮敵視政策と在日コリアンに対する差別・抑圧

 | その「正当性」は破綻した

 | 1月14日小出裕章さんの講演会 

 └──── 渡辺マリ(たんぽぽ舎ボランティア)

〇 在日コリアンに対する差別・抑圧

 朝鮮学校は「高校無償化」「幼保無償化」「大学給付金」制度から排

除されている。理由は「朝鮮だから」

 なぜ母国の言葉や歴史・文化を学んではいけないのだろう?

 なぜ「朝鮮」だというだけで「無償化」から排除されなければならな

いのだろう?

 なぜ、いたいけない子どもたちを標的にするのか?

 国連から何度も「これは差別」と勧告されている、これは「明らかな

差別」だ。

〇 政府の基本方針は「北敵視」

 この敵視・差別を正当化する理由の一つに朝鮮民主主義人民共和国(以

下・朝鮮)の「核・ミサイル問題」がある。

 小出さんは、「ではなぜ朝鮮が核・ミサイル開発をするハリネズミ

ようになったか」という理由をその歴史、そして米・韓合同軍事演習に

ついて説明してくださいました。

 朝鮮戦争はいまだ停戦中、厳密に言えば交戦状態。

 そのさなかに「実戦」さながらの「演習」を毎年行ってきた。小国・

朝鮮の恐怖はいかばかりか。

 ・「米国が終戦協定を拒み、地球の裏側にまで行って政権を転覆させ

る国である以上、朝鮮もハリネズミのようになるしかない」

                       (レジュメから抜粋)

 逆の立場に立って考えれば、日本海にロシアと「朝鮮」の合同軍が原

子力空母や戦略爆撃機を引き連れて軍事演習をしたとしたら、どうしま

すか? これが年に何回も行われるとしたら?

 ・「ここ数年、日本の国とマスコミは『朝鮮』によるミサイル発射を

挑発行為として非難し、Jアラートを頻繁に出して「朝鮮」による脅威

を煽っている。

 しかし、米・韓・日は朝鮮半島周辺で軍事演習を繰り返し、そこで

「斬首作戦」まで実行している。いったいどちらが挑発行為なのか」

                       (レジュメから抜粋)

 (註「斬首作戦」:首都平壌に侵入し、国家最高責任者の首を斬る作戦)

 金正恩氏:「アメリカが我が国を敵視しなければ、我々が苦しい思い

 をして核・ミサイル開発をする必要はなかった」

〇「なぜ?」を歴史の流れの中で見る必要がある。

 金正恩氏がある日、突然「よし、我が国も核軍事大国になろう」と決

心したわけではない。

 ちなみに朝鮮は日本、韓国と違って、どこの国の「核の傘」にも

入っていない。

〇 「北の核・ミサイル」を声高に叫び、Jアラートが鳴れば、頭を抱

えて机の下に隠れさせる。子どもたちだけではない、「北」の脅威を私

たちの心に植えつけることによって、「高校無償化」から排除するのは

当然という差別を正当化。

 それだけではない、政府によるヘイトが民間のヘイトスピーチやヘイ

トクライムを起こす要因となっている。

 朝鮮学校「無償化排除」に反対する連絡会の森本さんからは「朝鮮人

をコロス会」という落書きがあったり、電車内で暴言を受ける、足を踏

みつけられるなどの暴行を受けている。

 朝鮮学校には嫌がらせの電話がかかり、校庭に剃刀の刃が撒かれるよ

うな状況も起きているとの訴えがあった。

〇 小出さん:「この国はどこまで卑劣で愚かなのか?」

┏┓ 

┗■3.控訴は不当に棄却されたが、地裁判決と違い

 | 原告の主張の重要性が認められた

 | 2/2ホームヘルパー国賠訴訟控訴審判決に参加

 └──── 冨塚元夫(たんぽぽ舎)

◎ 2月2日(金)11時からの判決には、傍聴席40席に対し76人が並びま

した。

 裁判長は「控訴を棄却する」と言った後、15分ほど判決理由を述べま

した。

 その中で裁判長は控訴人の主張(ホームヘルパーが低賃金で働き、離

職者増加により、ヘルパーの平均年齢は70歳を超え、訪問介護という介

護制度の要が危機に瀕している)は認めるが、厚労省も改善に取り

組んでおり、国賠法上の違反(著しく合理性を欠く)は認められないと

した。

 防衛費以外はすべて削るという国の政策に忖度した判決だと思います。

◎ 東京新聞朝日新聞週刊金曜日などマスコミも13時からの報告集

会に参加しました。

 1月22日に厚生労働省は4月以降に改定される介護報酬を発表した

が、訪問介護の基本報酬は身体介護、生活援助、通院乗降介助とも、全

ての基本報酬が引き下げられている。

 これに対し、諸団体から抗議の声が上がっていますが、そうした状況

で行われた高裁判決に注目が集まりました。東京新聞は2月3日の朝刊

で報じました。

・「崖っぷちの介護保険に踏み込んでくれた」

訪問介護ヘルパーの国賠訴訟、敗訴も東京高裁が問題点に言及

東京新聞TOKYO Web (tokyo-np.co.jp)

<https://www.tokyo-np.co.jp/article/306982>

・「ヘルパー3人の国賠訴訟、控訴棄却でも原告は前向き評価

そのわけは」  朝日新聞デジタル (asahi.com)

<https://www.asahi.com/articles/ASS22624CS22ULZU008.html>

◎ 認定NPO法人「ウィメンズアクションネットワーク」(上野千鶴

子理事長)、NPO法人「高齢社会をよくする女性の会」(樋口恵子理

事長)など5団体は1日、引き下げに抗議し、撤回を求める緊急声明を

公表した。2400を超す個人・団体から賛同を得た、としている。

 マイナス改定の大きな根拠は、厚生労働省が行った「介護事業経営実

態調査」だ。

 訪問介護の収支差率(利益率)は22年度決算で7.8%と介護サービス

平均の2.4%を上回り、同省は「収支差率の全体を眺め、調整した」と

説明する。

 これについて緊急声明の呼びかけ団体は、サービス付き高齢者向け住

宅(サ高住)といった集合住宅に併設されるタイプの訪問介護事業者の

利益率が高いためだと指摘。

 地域を一軒一軒まわる事業者とは経営状況がまったく異なるとし、

カテゴリーをわけて考えるべきものだ、と国を批判した。

◎ 原告によると、厚労省は労働実態調査をしていないから現場の実態

を知らず、勝手なデータを作っているのです。都合の良い数字をでっち

上げて利用するやり方は、許すわけにはいきません。

・「ホームヘルパーは不要なのか」介護報酬引き下げ、国への抗議広がる

朝日新聞デジタル(asahi.com)

<https://www.asahi.com/articles/ASS2162Q7S21ULZU00F.html>

・「訪問介護の基本報酬引き下げ、ヘルパー協会・境野会長が憤慨

 「悔しくて切ない。我々はもう不要なの?」

介護ニュースJoint (joint-kaigo.com)

<https://www.joint-kaigo.com/articles/20994/>

┏┓ 

┗■4.新聞より2つ

 └──── 

 ◆新潟・柏崎刈羽原発の再稼働「市議会の議論を判断材料に」

桜井雅浩柏崎市長、経済団体などの早期再稼働求める請願受け

 新潟県柏崎市の経済団体などが東京電力柏崎刈羽原発の早期再稼働を

求める請願を柏崎市議会に提出したことについて、桜井雅浩市長は2月

7日の定例記者会見で、請願に対する市議会の結論が「市民の意見の集

約と位置付けられる」と述べた。この結論を、自身が再稼働に同意する

かどうかの判断材料とする考えを示した。

 この請願は、柏崎商工会議所や柏崎市商工会など市内6団体が2月1

日に提出した。16日から始まる市議会2月定例会議で審査され、最終日

の3月21日に結論が出る見通し。

 請願では「国の新規制基準に適合すると判断された号機について一日

も早い運転再開を求める」と要請している。採択されれば、柏崎市議会

が事実上、柏崎刈羽原発の再稼働に賛成の意思を示したことになる。

 桜井市長は会見で、市議会による請願の審査について「市民の代表で

ある議会の議論」として、大きな関心を寄せていることを明かした。

 東電から再稼働への理解を求められた場合に触れ、東電に返答する際

に、市議会の結論が「大きな要因、バックグラウンドになる」と話した。

    (2月8日「新潟日報デジタルプラス」より)

https://www.47news.jp/10501345.html

 ◆「トットちゃん」と戦争の足音

  戦争につながることには反対の声を上げたい

                伊是名夏子(神奈川県在住)

 映画「窓ぎわのトットちゃん」を見ました。

 私はトットちゃんが通ったトモエ学園について卒論で研究 し、障害の

ある子とない子が一緒に学ぶことに関心がありました。

 また私自身もトットちゃんのように、安心できる大人に囲まれていた

からこそ、さまざまなことにチャレンジできたと思っていたからです。

 しかし、映画の中でもっとも印象に残ったのは、戦争に向かっていく

日常の描かれ方でした。

 食べる物が少しずづ減り粗末になり、身なりを慎むように言われる。

 気象情報を聞くためにつけたラジオから戦争のお知らせが流れ、外来

語の使用をとがめられ、男性が町から少しずついなくなる。

 そしてトットちゃんも疎開をし、学校も焼けてしまう。

 戦争は突然始まるのではなく、戦争につながることが日常の中で少し

ずつ根を張り、浸透し、囲い込まれていく。小さな芽の時から取り除く

のが大切だと、改めて感じました。

 いま沖縄では住民の多く、そして県知事もが、辺野古基地建設に反対

しているにもかかわらず、代執行という形で、国が強制的に工事を進め

ています。

 日本の安全のために米軍基地があるという考えもありますが、私は、

基地は戦争を可能にするためにあるのだと思います。

 防衛予算は年々右肩上がりというだけでなく、この先の5年は1.6倍

も増やすことになっています。

 ミサイル等の装備品の維持、開発、購入は「防衛」というよりも「戦

争の準備」なのではないでしょうか?

 戦争は戦える人を増やし、命を軽視すること。

 そんな中でまっさきに切られるのが福祉です。障害者をはじめ、子ど

も、高齢者、生活に困っている人へのサポートはどんどん切られていく

でしょう。

 私はそんな社会にしたくないです。人を、命を大切にして、すべての

人が幸せになれるよう、戦争につながることには反対の声を上げたいです。

 ※いぜななつこ:骨の折れやすい障害で電動車いすを使いながら、

         神奈川県内で子育てに奮闘中。

             (1月28日「東京新聞」朝刊7面【四つ葉の

                   クローバー】「障害者は」より)

━━━━━━━ 

※【動画アップの紹介】

☆IWJさん

・2023.12.25 重信房子氏「イスラエルによるジェノサイドを許すな」

 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/520635

・2023.12.23宮田律氏(現代イスラム研究センター理事長)

  「ガザ紛争の背景~台頭するイスラエル極右の世界観と

   米国のダブルスタンダード

 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/520531?fbclid=IwAR0o_CoPP1PAVlMqjW0f52UcfPmTuUFBcuD6hkKgtLAnjOHUhg2WAcWhYq8

☆maruo yukifumiさんのツイキャス

・20231215第31回原発いらない金曜行動

 https://twitcasting.tv/maruo_yukifumi/movie/783071833

☆三輪祐児さんのユープラン(UPLANpart3)より

https://www.youtube.com/@uplanpart3595

・20240129 UPLAN 岡 真理「ナクバ、起源の暴力としての-

              起源の暴力の起源は何か」

 https://www.youtube.com/watch?v=11urxhZlU2s

・20240122 UPLAN 大久保貞利「電磁波の何が問題か」

 https://www.youtube.com/watch?v=eMaiGknN6UI

・20240110 UPLAN 第66回とめよう!東海第二原発(日本原電本店)

第124回東京電力本店合同抗議

 https://www.youtube.com/watch?v=oARZ98ogzoY 

・ 20231225 UPLAN 重信房子イスラエルによるジェノサイドを許すな」

 https://www.youtube.com/watch?v=cBLb9BY4kU0

・20231220 UPLAN 後藤秀典「日本の司法・法曹界原子力ムラ」

 https://www.youtube.com/watch?v=lmrRX5NSve0

・20231127 UPLAN 只野靖弁護士「いまさら聞けない原発と基準地震動:

                その基本を解説」

 https://www.youtube.com/watch?v=cHJwoqElggY

・20231118 UPLAN【前半】東海第二原発の再稼働を許さない11.18

                        首都圏大集会

 https://www.youtube.com/watch?v=GgeU2qcho_8

・20231118 UPLAN【後半】東海第二原発の再稼働を許さない11.18

                        首都圏大集会

 https://www.youtube.com/watch?v=ApzpTgB4w2o

・20231118 UPLAN【神田神保町古本屋街デモ】東海第二原発の再稼働を

                    許さない11.18首都圏大集会

 https://www.youtube.com/watch?v=Afmw-twguSg

・20230624 UPLAN 広瀬隆市民運動が知っておくべき過ち」

          【「原発大暴走を斬る+リニア新幹線を斬る 」】

 https://www.youtube.com/watch?v=VGYUHFAG6H8

・20230624 UPLAN 川村晃生「行き詰まるリニア、窮地のJR東海

            ストップリニア!訴訟を原告738名で提訴」

     【「原発大暴走を斬る+リニア新幹線を斬る 」】

 https://www.youtube.com/watch?v=_Hxdel9H-2s

・広瀬 隆…みなさん、「遠い宇宙の彼方から地球にやってくる宇宙線

 が、地球上に雲をつくり、それが地球の気温を大きく変化させている」

 なんていう突拍子もない話を信じられますか。

 『気候変動の宇宙物理学』「第1話」を見て下さい。

 https://youtu.be/JSD2PyaOEmw

────────── 

☆ひきつづき、たんぽぽ舎のメールマガジン=「地震原発事故情報」

 へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致します。

  郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎 口座番号 00180-1-403856

☆《事故情報編集部》より

 メールマガジン読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他

 投稿(「川柳・俳句・短歌」など)を歓迎します。

1.「投稿」のテーマは、「原発問題」が中心軸ですが、エネルギー、

 自然、政治・経済、社会、身近な生活も歓迎します。

2.原稿に「見出し」をつけて下さい。(「見出し」は1行見出し

 よりも2行又は3行見出しの方が読む人にとってわかりやすい)

 執筆者名(基本的に本名でお願いしています)と執筆者名の後にかっこ

 書きで「所属・団体名」か「在住県名」を記載して下さい。

 例:たんぽぽ花子(たんぽぽ舎)、

   たんぽぽ太郎(東京都千代田区在住)

3.「集会・デモ・講演会等のお知らせ」の投稿に関しては、

 どの団体・グループも平等に掲載する基本方針です。

 そのため日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先

 など必要事項を400文字以内でお送り下さい。

 件名に「イベント案内掲載希望」と明記して下さい。

 日程が直前にならないよう余裕を持っていただけると幸いです。

 メールマガジンへのイベント案内は1回だけの

 掲載とさせていただきます。

4.集会や行動の参加報告等に関しては600文字以内で、

 タイトル(見出し)及び本文をお送り下さい。

 件名に「メルマガ掲載希望」と明記して下さい。

 「投稿」の送付先はたんぽぽ舎の

 通常アドレス「 nonukes@tanpoposya.net 」か、

 別アドレス < tanpopo3238@yahoo.co.jp > です。

 なお、お送り頂いた投稿は紙面の都合上掲載できない場合も

 あります。ご了解下さい。

────────── 

 ◆このメールマガジンのバックナンバーは、ホームページの

  「メルマガ:地震原発事故情報」をご参照下さい。

 ◆メールマガジンをお送りします

  たんぽぽ舎では、「地震原発事故情報」(メールマガジン)を

  発信しています。

   ご希望の方は、件名を「アドレス登録希望」として、ご自身の

  Eメールアドレスからご氏名とともにたんぽぽ舎あてにメールを

  送ってください。

   違うアドレスから「こちらのアドレスに送って」ということは

  間違いの元となりますのでやめて下さい。

  登録できしだい発信致します。

 ・配信先のアドレス変更のご連絡は「旧アドレス」もお知らせ下さい。

 ・配信削除につきましても以下のアドレスに直接メールを下さい。

  たんぽぽ舎の通常アドレス「 nonukes@tanpoposya.net 」か、

  別アドレス < tanpopo3238@yahoo.co.jp >へお送り下さい。

 ◆携帯電話への送信は、容量が多いためか全文表示できない例が

  あります。

────────── 

一般社団法人 たんぽぽ舎  月曜~土曜13:00~20:00オープン、

              日曜・休日はお休みです。

         〒101-0061 東京都千代田区神田三崎町3-1-1

                     高橋セーフビル1F

             TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797

              HP http://www.tanpoposya.com/

               郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎

              口座番号 00180-1-403856