たんぽぽ舎です。【TMM:No4740】地震と原発事故情報−3つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No4740】

2023年4月10日(月)地震原発事故情報−

             3つの情報をお知らせします

                      転送歓迎

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★1.トリチウム汚染水の海洋放出に周辺諸国から懸念の声が高まっている

  国は希釈によって排出濃度を基準値以下にすると弁明している

  海洋汚染にとって重要なのは総排出量であり、希釈して濃度を

  低めても何の意味もない

  海への放出は、陸での経済活動のつけを海に押し付けるもの

  トリチウム汚染水の海洋放出は、弱者へのつけの押し付けであり、

  原発と同根

  根本原因への取組みをおろそかにする対症療法は、むしろ施さない

  ほうがいい

  権利に基づく闘い 連載その35

              熊本一規(明治学院大学名誉教授)

★2.「あきれ果てても諦めない」、東京高裁の不当判決に怒りの抗議!

  福島原発刑事訴訟支援団ニュース『青空』第16号を発行

                   福島原発刑事訴訟支援団

★3.新聞より4つ

  ◆ドイツの脱原発15日に完了 残る3基停止、最終処分場課題

               (4月10日「共同通信」より抜粋)

  ◆れいわ・山本太郎代表「原発にすがるな」

   電気料金の高騰分は「国が肩代わりを」鹿児島市で演説

              (4月8日「南日本新聞」より抜粋)

  ◆朝日川柳  西木空人選

   ・独裁と閣議決定 一卵性 ほか

  ◆【素粒子】より7つ

   ・流されるままに、きな臭さが増してゆく。

    ついに、よその国の軍隊を支援する国になる。 ほか

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※4/13(木)自主上映会にご参加を!

 『アイたちの学校』 高賛侑監督

 日 時:4月13日(木)19時より21時 18時30分開場

 会 場:「スペースたんぽぽ」

 『ワタシタチハニンゲンダ!』 の高賛侑監督が、

 ウリハッキョ(私たちの学校)差別との闘いの真実を浮き彫りにする。

  参加費:1000円 予約受付中 定員30名

たんぽぽ舎 電話 03-3238-9035 か「ヤフーメール

<tanpopo3238@yahoo.co.jp> 宛てに、氏名と電話番号を

お知らせ下さい。受付番号をお伝えいたします。

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※4/21(金)第23回「原発いらない!金曜行動」(首相官邸前)

 福島第一原発の汚染水を海へ流すな! 老朽原発うごかすな!

 東海第二原発再稼働するな!     定例:毎月第3金曜日

 日 時:4月21日(金)18時30分より19時45分

 場 所:首相官邸

 主 催:「原発いらない金曜行動」実行委員会

    次回は、第24回5月26日(金)です。

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※4/22(土)山崎ゼミにご参加を!

  「原発政策大転換をもたらすGX法『脱炭素社会の実現に

   向けた電気供給体制の確立を図るための電気事業法等の

   一部を改正する法律案』の正体は」…続編

 お 話:山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)

 日 時:4月22日(土)14時より17時 

 会 場:「スペースたんぽぽ」

 参加費:800円  ◇予約は必要ありません。

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※4/25(火)学習会にご参加を!

 『老朽化と安全工学』…原発をやめるべきこれだけの理由

 お 話:後藤政志さん(元東芝、原子炉格納容器設計者)

 日 時:4月25日(火)18時より21時 講師のお話は19時より

 会 場:「スペースたんぽぽ」

 参加費:800円     

   ◇予約受付中 4/13と同じ方法です

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※5/6(土)4回連続講座『敗戦後日本と在日朝鮮人 植民地主義を問う』

最終回「=関係性=」

「祖国(朝鮮)と異国(日本)との絶えざる関係を生きる存在」

 お 話:高 演義さん(フランス文学者)

 日 時:5月6日(土)14時より16時 13時30分開場

 会 場:「スペースたんぽぽ」

 参加費:800円   

   ◇予約受付中 4/13と同じ方法です

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┗■1.トリチウム汚染水の海洋放出に周辺諸国から懸念の声が高まっている

 | 国は希釈によって排出濃度を基準値以下にすると弁明している

 | 海洋汚染にとって重要なのは総排出量であり、希釈して濃度を

 | 低めても何の意味もない

 | 海への放出は、陸での経済活動のつけを海に押し付けるもの

 | トリチウム汚染水の海洋放出は、弱者へのつけの押し付けであり、

 | 原発と同根

 | 根本原因への取組みをおろそかにする対症療法は、むしろ施さない

 | ほうがいい

 | 権利に基づく闘い 連載その35

 └──── 熊本一規(明治学院大学名誉教授)

 トリチウム汚染水の海洋放出の予定時期(今年春から夏頃)が近づ

き、韓国や太平洋諸島からの懸念の声が高まっていますが、4月6日に、

韓国民主党議員団に報告する機会を得ましたので、

以下、その概要を紹介します。

◎ 国は、トリチウム汚染水の海洋放出について、排出前に海水で希釈

し、告示濃度限度をクリアするから大丈夫と主張しています。

 告示濃度限度とは、告示によって人体被害の観点から決められている

原発の規制基準で、原発から放射性物質が環境中に放出される際の濃度

の限度のことです。

 告示濃度限度は、「年間被ばく線量1ミリシーベルト(mSv/年)」を基

準に決められており、「水中における告示濃度限度」は、放出口におけ

る濃度の水を生まれてから70歳になるまで毎日約2リットル飲み続けた

場合に、平均の線量率が1mSv/年に達する濃度にあたります。

◎ しかし、告示濃度限度による規制は人体被害に関する規制であっ

て、環境汚染に関する規制ではありません。

 海洋(環境)汚染にとって重要なのは排出時の濃度ではなく総排出量です。

 告示濃度限度による規制では放出前に希釈することで基準をクリアで

きますが、希釈しても総放出量は変わりません。

 そもそも海に放出されば希釈されるのですから、放出前の希釈には、

何の意味もありません。

◎ そんな無意味な行為で弁明していること自体、トリチウム汚染水の

海洋放出が問題ある行為であることを物語っています。

 安易に海洋に放出し続けると海洋に蓄積し、マイクロプラスチック以

上の大問題になることは必至です。

◎ 私がごみ問題に関わるきっかけになったのは、1981年のフェニック

ス計画(廃棄物及び残土で「ごみの島」を造るという計画)でした。

 そんな計画を実施する前にリサイクルを促進すべきという考えから、

反対運動に取り組みました。

 結局、「ごみの島」は造られましたが、反対運動は、その後の循環型

社会づくりに貢献したと思います。

◎ トリチウム汚染水の海洋放出も、安易に認めてしまうと、その根本

原因である「原発の推進」を認めてしまうことになると思います。

 解熱剤の服用がウィルスとの闘いを不利にするように、症状を緩和す

るだけの対策をとっていると、根本原因は治らないばかりか、どんどん

ひどくなります。

 根本原因への取組みをおろそかにするような対症療法は、むしろ施さ

ないほうがいいと思います。

◎ 海への放出は、陸での経済活動のつけを海に押し付けるものです。

 原発は、放射性廃棄物の処理を将来の世代に押し付けますから、経済

活動のつけを子孫に押し付けるものです。

 空間的に押し付けるか、時間的に押し付けるか、の違いはあっても、

つけを発言権の無い弱者に押し付ける点で同根です。

 つけを弱者に押し付けるのではなく、つけを必要としない経済活動に

改めることを追求すべきだと思います。

 注1:4月6日報告のレジュメ、参考資料等は、筆者のホームページ

 http://kumamoto84.net に掲載しています。

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┗■2.「あきれ果てても諦めない」、東京高裁の不当判決に怒りの抗議!

 | 福島原発刑事訴訟支援団ニュース『青空』第16号を発行

 └──── 福島原発刑事訴訟支援団

福島原発刑事訴訟支援団 会員・支援者の皆さま

日々のご活動に敬意を表します。

支援団ニュース『青空』第16号を発行しました。

以下のURLをご参照下さい。

https://shien-dan.org/news-letter-no016/

内容は大きく分けて、4項目です。

1.「あきれ果てても諦めない」、東京高裁の不当判決に怒りの抗議!

 最高裁へ!指定弁護士が上告、公正な裁判を!!

 ・佐藤和良団長 巻頭言

2.高裁判決 みんなの想い

 ・東京高裁控訴審不当判決を受けて15人のメッセージ

3.比較して見る東電刑事裁判控訴審判決の誤り

 ・昨年2月12日に郡山市で開催された「最高裁へ! 東電刑事裁判控

訴審判決 報告集会」での海渡雄一弁護士と大河陽子弁護士による裁判報

告等をもとに再構成

4.事務局からのお知らせとお願い

問い合わせ先:福島原発刑事訴訟支援団

       福島県田村市船引町芦沢字小倉140−1

       https://shien-dan.org/

       メール info@shien-dan.org

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┗■3.新聞より4つ

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 ◆ドイツの脱原発15日に完了 残る3基停止、最終処分場課題

 【ベルリン共同】東京電力福島第一原発事故を受け脱原発を決めた

ドイツで15日、残る3基の原発が停止し脱原発が完了する。

 2022年末の予定だったが、ロシアのウクライナ侵攻の影響で先送りし

ていた。

 既に停止した原発廃炉が段階的に進められているが、高レベル放射

性廃棄物の最終処分場の選定が進んでおらず将来に大きな課題を残している。

 欧州では、新設や稼働延長など原発回帰の流れが強まっている。

 脱原発に踏み切った経済大国ドイツの今後のエネルギー情勢は、各国

の政策判断に影響を与えそうだ。(後略)

              (4月10日「共同通信」より抜粋)

 詳しくはこちらを

https://www.47news.jp/-/gen-patsu/9178773.html

 ◆れいわ・山本太郎代表「原発にすがるな」

  電気料金の高騰分は「国が肩代わりを」鹿児島市で演説

 れいわ新選組山本太郎代表は8日、鹿児島市で街頭演説し、電気料

金の高騰を理由に原発の再稼働を進めようとする国のエネルギー政策を

批判し、「原発にすがりついてはだめ。事故を起こしてから後悔しても

遅い」として脱原発を訴えた。

 電気料金の値上がり分は国が肩代わりすべきとし、「強引に原発を続

けさせるのは不健全だ」とした。県も財政調整基金を活用する必要があ

ると説いた。

 九州電力川内原発を抱える薩摩川内市などをはじめとする全国の原発

立地自治体について「新しい産業が根付くまでは補助金を続け、再生可

能エネルギーに移行すべき」と主張した。(後略)

             (4月8日「南日本新聞」より抜粋)

 詳しくはこちらを

https://373news.com/_news/storyid/173371/

 ◆朝日川柳  西木空人選

 ・独裁と閣議決定 一卵性   富山茂雄(東京都)

         改定安保3文書。

 ・財源を言わぬ政治家ばかりなり  真々田 豊(埼玉県)

         カネなきゃ空論。

 ・出口なく反省もなく独り去る  土屋進一(東京都)

         日銀黒田氏。

                (4月8日「朝日新聞」より)

 ◆【素粒子】より7つ

  ・流されるままに、きな臭さが増してゆく。

   ついに、よその国の軍隊を支援する国になる。

  ・折しも、自民党内で「戦闘機や護衛艦の輸出も可能にすべし」

   との声が上がるなか。

  ・日本原電は何をしている。資料に誤り多発。

   異例の行政指導で、審査がまたも中断。

             (4月6日「朝日新聞」夕刊1面より)

  ・なかば忘れかけていたが、初めてのコロナ緊急事態宣言から、

   きょうで3年になる。

  ・我慢を強いられた日々。感染拡大は第8波に及び、死者は7万

   4千人を超えている。

  ・政府の後手、ずさんさも目立った。ワクチンの確保量の

   「算定根拠不明」も象徴的。

  ・来月には「5類」に。だんだんと、自己負担の世界へ。

             (4月7日「朝日新聞」夕刊1面より)

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※【動画アップの紹介】

☆IWJさんもアップしてくれました。

 2023.03.28 ウクライナ戦争と安倍晋三銃撃事件の間にある「つなが

り」とは?

 そして、そもそもなぜウクライナ戦争は勃発したのか?〜3.28たんぽ

ぽ舎・新ちょぼゼミシリーズ〜

 台湾有事と日米軍事同盟…孫崎享氏(元外務省国際情報局長)

https://iwj.co.jp/wj/open/archives/515007

YOUTUBE「なにぬねノンちゃんねる」野口昌泰さん

 20230311日本原電本店抗議 12年目の3.11東海第二原発

 うごかすな!

 https://www.youtube.com/watch?v=OjvtkYRwzo8

YOUTUBEチャンネル「こばと通信」の野田裕彦さん

 2023.03.11 3.11事故から12年 追悼と東電抗議

 東京電力福島原発事故の責任をとれ!二度と原発大事故を繰り

 返さない!柏崎刈羽原発再稼働するな!汚染水止めろ!

 「第114回東電本店合同抗議」

  https://youtu.be/SOmnA24ZVF0

☆三輪祐児さんのユープランより

・20230328 UPLAN 孫崎 享「台湾有事と日米軍事同盟」(ウクライナ問題)

 https://www.youtube.com/watch?v=Pg0e3aAkGjQ

・20230325 UPLAN 山崎久隆「原子力基本法等の改悪は何を目的として

 いるのか GX法案に潜まされる新たな脅威

 原子力推進を『国の責務』に!!」

 https://www.youtube.com/watch?v=wXtM85mkz5M

・20230321 UPLAN 岸田政権の新たな原発推進政策反対!

 フクシマを忘れない!再稼働を許さない!さようなら原発全国集会

 https://www.youtube.com/watch?v=1uGxjOGDoMU

・20230317 UPLAN原発政策の大転換・運転期間延長を許すな!院内集会

 〜原子力基本法・炉規法・電事法など束ね法案を糾弾〜

 https://www.youtube.com/watch?v=r2OpzIRA3ko

・20230301 UPLAN 岸田内閣の退陣を求める〜やめろ軍拡!

 とめろ原発! 3.1官邸前アクション

 https://www.youtube.com/watch?v=0KIPQmXWj4Y

・20230209 UPLAN 天笠啓祐『「みどりの食料システム戦略

 (農林水産省)」の概要と問題点』

 https://www.youtube.com/watch?v=094n9Ww7uYE

・広瀬 隆…みなさん、「遠い宇宙の彼方から地球にやってくる

 宇宙線が、地球上に雲をつくり、それが地球の気温を大きく

 変化させている」なんていう突拍子もない話を信じられますか。

 『気候変動の宇宙物理学』「第1話」を見て下さい。

 https://youtu.be/JSD2PyaOEmw

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 故情報」へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致

 します。

  郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎 口座番号 00180-1-403856

☆《事故情報編集部》より

 メールマガジン読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他

 投稿(「川柳・俳句・短歌」など)を歓迎します。

1.「投稿」のテーマは、「原発問題」が中心軸ですが、エネルギー、

 自然、政治・経済、社会、身近な生活も歓迎します。

2.原稿に「見出し」をつけて下さい。(「見出し」は1行見出し

 よりも2行又は3行見出しの方が読む人にとってわかりやすい)

 執筆者名(基本的に本名でお願いしています)と執筆者名の後にかっこ

 書きで「所属・団体名」か「在住県名」を記載して下さい。

 例:たんぽぽ花子(たんぽぽ舎)、

   たんぽぽ太郎(東京都千代田区在住)

3.「集会・デモ・講演会等のお知らせ」の投稿に関しては、

 どの団体・グループも平等に掲載する基本方針です。

 そのため日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先

 など必要事項を400文字以内でお送り下さい。

 件名に「イベント案内掲載希望」と明記して下さい。

 日程が直前にならないよう余裕を持っていただけると幸いです。

 メールマガジンへのイベント案内は1回だけの

 掲載とさせていただきます。

4.集会や行動の参加報告等に関しては600文字以内で、

 タイトル(見出し)及び本文をお送り下さい。

 件名に「メルマガ掲載希望」と明記して下さい。

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 通常アドレス「 nonukes@tanpoposya.net 」か、

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 なお、お送り頂いた投稿は紙面の都合上掲載できない場合も

 あります。ご了解下さい。

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