たんぽぽ舎です。【TMM:No4739】地震と原発事故情報−5つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No4739】

2023年4月8日(土)地震原発事故情報−

            5つの情報をお知らせします

                    転送歓迎

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★1.敦賀2号の審査再び中断  日本原電の姿勢が問われる事態

  データ書き換え審査書の誤り多数

          山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)

★2.最高裁判所 長官 戸倉三郎殿

  要請文 最高裁判決についてのお願い

  6.17最高裁多数意見は、論理構成に矛盾があり、

  事実に基づかない判決であり、世論に耐えられない内容

          2023年3月27日 永野 勇(千葉県市原市在住)

★3.メルマガ読者からのイベント案内(お問い合わせは主催者へ)

 ◆原発事故から12年未だに自宅に戻れない地域・

   津島訴訟原告団との交流会 (4月19日)にご参加を!

★4.「飲水思源」(※1)、今一度、先人たちの尽力に思いを馳せよう (下)

  「以民促官」(※2)、民衆の力が政治を動かすという確信を堅持

                   内田雅敏(弁護士)

★5.新聞より1つ

 ◆「国民はもっと怒るべきです」

がんとの凄まじい闘いの中から命懸けで戦後民主主義の危機に

警鐘を鳴らし続けた坂本龍一

ラサール石井の東憤西笑連載(149)

   (4月6日発行「日刊ゲンダイ」14面より)

━━━━━━━ 

※4/13(木)自主上映会にご参加を!

 『アイたちの学校』 高賛侑監督

 日 時:4月13日(木)19時より21時 18時30分開場 

 会 場:「スペースたんぽぽ」

 『ワタシタチハニンゲンダ!』 の高賛侑監督が、

 ウリハッキョ(私たちの学校)差別との闘いの真実を浮き彫りにする。

  参加費:1000円 予約受付中 定員30名

たんぽぽ舎 電話 03-3238-9035 か「ヤフーメール

<tanpopo3238@yahoo.co.jp> 宛てに、氏名と電話番号を

お知らせ下さい。受付番号をお伝えいたします。

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※4/21(金)第23回「原発いらない!金曜行動」(首相官邸前)

 福島第一原発の汚染水を海へ流すな! 老朽原発うごかすな!

 東海第二原発再稼働するな!     定例:毎月第3金曜日

 日 時:4月21日(金)18時30分より19時45分    

 場 所:首相官邸

 主 催:「原発いらない金曜行動」実行委員会    

    次回は、第24回5月26日(金)です。

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※4/22(土)山崎ゼミにご参加を!

  「原発政策大転換をもたらすGX法『脱炭素社会の実現に

   向けた電気供給体制の確立を図るための電気事業法等の

   一部を改正する法律案』の正体は」…続編

 お 話:山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)

 日 時:4月22日(土)14時より17時 

 会 場:「スペースたんぽぽ」

 参加費:800円  ◇予約は必要ありません。

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※4/25(火)学習会にご参加を!

 『老朽化と安全工学』…原発をやめるべきこれだけの理由

 お 話:後藤政志さん(元東芝、原子炉格納容器設計者)

 日 時:4月25日(火)18時より21時 講師のお話は19時より

 会 場:「スペースたんぽぽ」

 参加費:800円     

   ◇予約受付中 4/13と同じ方法です

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※5/6(土)4回連続講座『敗戦後日本と在日朝鮮人 植民地主義を問う』

最終回「=関係性=」

「祖国(朝鮮)と異国(日本)との絶えざる関係を生きる存在」

 お 話:高 演義さん(フランス文学者)

 日 時:5月6日(土)14時より16時 13時30分開場

 会 場:「スペースたんぽぽ」

 参加費:800円   

   ◇予約受付中 4/13と同じ方法です

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┗■1.敦賀2号の審査再び中断

 | 日本原電の姿勢が問われる事態

 | データ書き換え審査書の誤り多数

 └──── 山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)

日本原子力発電敦賀原発2号機の新規制基準適合性審査で、二度目の

審査の中断が決まった。

 断層データの資料を書き換えていたことが発覚して、最初の中断が2020

年に発生し、その再発防止と原電の姿勢を問う審査会合が行われて、いっ

たんは昨年12月に審査が再開された。

 しかし原子力規制委員会は4月5日に再び中断することを決めた。

 申請書のうち、原子炉直下の断層に関する部分を8月末までに修正して

出し直すよう、原電に行政指導するという。

◎事業者に大甘の規制委

 申請書とは、それに基づいて規制委が新規制基準適合性を確認するため

の行う基本文書のはずだ。

 それが書き換えられたり間違っていたり、合計1000カ所以上も問題が

あるとされた文書を、単に「出し直せば良い」とは、余りにも甘すぎる。

◎すでに規制委員会は活断層と認定している

 敦賀原発2号機の真下の断層は、2012年に行われた現地調査で、活断層

の可能性が高いことから、そのままでは再稼働はできないと認定されている。

 規制委のこの判断に対して原電側は新証拠を出して否定しなければなら

ない立場だ。その新証拠を巡って申請書を書き換えたり誤記したりするの

だから、失格とするべきであろう。

◎最後といいながら何度も書き換えさせる規制委

 今回の事態を受けて、規制委は審査を打ち切りたかったようだ。毎日

新聞によると「山中伸介委員長は審査の打ち切りも示唆しており、

定例会でも打ち切りを問う意見が委員から出た。」

 しかし規制庁すなわち官僚は、これで審査を打ち切ることは難しいと

難色を示して8月までの書き直しを指示することにしたという。

 「山中委員長は記者会見で、今回の事態について『基本的に最後の

判断』と述べた。また同様の事態になれば、再び申請書の修正を求める

ことはせず、審査を打ち切って許可や不許可を判断する可能性に言及した。

 不許可になれば、敦賀2号機は再稼働できず、廃炉になる見通しだ。」

と、毎日新聞は伝えている。

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┗■2.最高裁判所 長官 戸倉三郎殿

 | 要請文 最高裁判決についてのお願い

 | 6.17最高裁多数意見は、論理構成に矛盾があり、事実に基づかない

 | 判決であり、世論に耐えられない内容

 └──── 2023年3月27日 永野 勇(千葉県市原市在住)

 2022年6月17日に最高裁第二小法廷(菅野博之裁判長)は、原発集団訴訟

である千葉・群馬・なりわい・愛媛の各訴訟に対して国の責任の可否に

ついて統一見解を示しました。

 その判決内容は、国が規制権限を行使し技術基準適合命令を出したと

しても、あまりに大きな津波だったため長期評価を前提に対処しても

事故を防げたとの判断には無理があり、国の法的責任は無いというもの

でありました。

 裁判官全員一致の判決ではなく、3対1と意見がわかれた判決でした。

 この最高裁判決に関しては、多くの国民が「国の責任は認められる」

ものと注目をしていましたが、判決は「国の責任は無し」というもので

ありました。

 どのような判決を導き出そうが、それは担当の裁判官の決めることで

あります。

 しかし日本の司法の頂点に立つ最高裁判所の判決であるゆえ、論理構

成に矛盾が無く、事実に立脚した判決で、世論に耐えられるものでなく

てはならないと思います。

 しかしながら、6.17多数意見の判決は、その様にはなっておらず、

最高裁の権威をケガしたものと言わざるを得ません。

 具体的には下記の通りであります。

1.争点に対する判断を避け、最高裁としての責任を果たしていない。

 東電と国の責任を問う裁判では、国の責任については地裁判決では9対

9で同数、高裁判決では国の責任を認めたもの3に対し国の責任無しは1

であります。

 これらの裁判では、「長期評価の信頼性」「津波到来の予見可能性

が争点となり、全ての判決で争点に対する判断が示されてきました。

 また原子力安全規制法令の趣旨・目的についても判断が示されました。

 しかし、多数意見は、これらの重要な内容について判断を示しません

でした。

2.技術基準適合命令の扱いが現実とかけ離れている

 「技術基準適合命令」が出された場合、どう対処するかは東電が判断

することであります。

 重く受け止め、社を上げて色々な角度から検討をして、落ち度が無い様

に対処するのが一般的であります。

 では、技術基準適合命令が具体的に出された場合どうなるのか。

 先ず当然防潮堤は論議されます。次に敷地が津波により浸水された場合

の対策について論議されます。その場合、配電盤・重要機器等の対策を

論議する中で、高所に移せるものは移し、どうしても移せないものの対策

をどうするかという論議になり、その結果として当然水密化するしか方法

が無いという結論に至ることは容易に判断できることであります。

 それに対し、多数意見は、本来ならば東電が考えるべき対策内容につい

てまで言及し、当時の内容から判断すると防潮堤等の設置となるから、

事故は防げなかったと判断しています。

 言い換えれば、技術基準適合命令を発した側が、その対策内容まで限定

してこうなるであろうと、仮定してそこまでやらなければならない論理

構成に矛盾を感じる内容であります。(これらに関しては三浦守裁判官の

反対意見41ページを参照して下さい。)

3.事故以前、水密化という対策は無かったとする多数意見は、現実を

無視するものであり説示は無効

 水密化による建屋内等への浸水対策について、多数意見は、事故以前は

無かったと述べていますが、その当時存在しておりこれは事実と相違する

こととなり、説示は無効であると考えます。

 三浦守裁判官の反対意見44ページにおいて、「その当時、国内及び国外

の原子炉施設において、一定の水密化等の措置が講じられた実績があった

ことがうかがわれ、扉、開口部及び貫通口等について浸水を防止する技術

的な知見が存在していたと考えられる」と述べています。

 また、原発事故株主代表訴訟で7月13日に東京地裁(朝倉佳秀裁判長)

で判決が言い渡されましたが、その中で水密化について、「福島第一で

一部の水密化措置を講じていたことなどに照らせば、東電の担当部署は、

主な建屋や重要機器室の水密化を容易に着想して実施できた。」と明解に

述べています。

 福島第一原発では、すでに一部の水密化措置を実施していたにもかか

わらず、多数意見は、国の責任を否定するために、事実と相違する判断

をしたのではないかと、受け取られても致し方のないことであります。

4.知る限りでは、6.17判決を評価した報道はありません=世論に耐え

られない内容

 私が知りえた30社の社説を見ると、一社たりとも判決内容を評価した

ものはありませんでした。このことから、今回の判決は世論に耐えられ

ない内容であったと、判断せざるをえません。

 以上の通り、6.17最高裁第2小法廷多数意見は、論理構成に矛盾が

あり、事実に基づかない判決であり、世論に耐えられない内容であると

判断し、今後は、日本の司法の頂点に立つ最高裁判決は、論理構成に

矛盾が無く、事実に立脚した判決で、世論に耐えられるものとなるよう

要請する次第であります。

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┗■3.メルマガ読者からのイベント案内(お問い合わせは主催者へ)

 └──── 

 ◆原発事故から12年未だに自宅に戻れない地域・

   津島訴訟原告団との交流会 (4月19日)にご参加を!

原発事故から12年未だに自宅に戻れない地域・

 津島訴訟原告団との交流会

 ・日 時:4月19日(水) 14:00〜16:40   13:30開場

 ・場 所:日比谷コンベンションホール (日比谷図書館地下1F)

 ・内 容:12年経って、いかに故郷津島が変貌したのかをDVD上映。

          「ふるさと津島」原告団制作

      復興拠点を昨年9月放射線量測定報告。

      現状の津島の現状報告と質疑応答。

  ・主 催 千葉県原発訴訟の原告と家族を支援する会

  ・連絡先  山本(090‐9840‐7540) 上野(090‐2657‐4423)

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┗■4.「飲水思源」(※1)、今一度、先人たちの尽力に

 | 思いを馳せよう (下)

 | 「以民促官」(※2)、民衆の力が政治を動かすという確信を堅持

 └──── 内田雅敏(弁護士)

真珠湾攻撃の報により戦争賛美一色になった歴史を思い起こす

 『1941(昭和16)年12月7日の早明戦』(2020年11月23日号)では、

翌12月8日未明の真珠湾攻撃の報に、日本社会が戦争賛美一色に染まっ

てしまったことについて以下のように記しました。

 真珠湾奇襲攻撃による日米・英戦争が開始されるや、「天皇あやふし

高村光太郎伊藤整ら日本の知識人は、永井荷風中島敦清沢洌

(きよし)らの一部例外を除いて、一斉に戦争賛美に変わってしまいました、

 魯迅研究者で「戦後知識人」の代表的な一人である竹内好は『中国

文学』80号(1942年1月)に以下のような巻頭言「大東亜戦争と吾等の

決意宣言)」を書きました。

 歴史は作られた。世界は一夜にして変貌した。われらは目のあたりそれ

を見た。感動に打顫へながら、虹のやうに流れる一すぢの光芒の行衛を

見守った。(中略)

 戦争はあくまで避くべしと、その直前まで信じてゐた。戦争はみじめ

であるとしか考へなかった。實は、その考へ方がみじめだったのである。

卑屈、固陋、囚はれてゐたのである。

 戦争は突如開始され、その刹那、われらは一切を了得した。一切が明ら

かとなった。天高く光清らに輝き、われら積年の鬱屈は吹き飛ばされた。

 こゝに道があったかとはじめて大覚一番、顧れば昨日の鬱情は既に跡形

もない。(中略) 十二月八日、宣戦の大詔が下った日、日本国民の決意は

一つに燃えた。(中略)この世界史の変革の壮挙の前には、思へば、支那

事変は一個の犠牲として堪へ得られる底のものであつた。 (中略)

 大東亜戦争は見事に支那事変を完遂し、これを世界史上に復活せし

めた。今や大東亜戦争を完遂するものこそ、われらである。(中略)

 耳をすませば、夜空を掩って遠雷のやぅな轟きの谺するのを聴かないか。

 間もなく夜は明けるであらう。やがて、われらの世界はわれらの手をも

つて眼前に築かれるのだ。

 今、ロシアによるウクライナ侵攻、それを背景として「台湾有事」が

喧伝され、防衛費の拡大による、トマホークなどの米国からの武器の

爆買い、沖縄南西諸島のミサイル防衛網の設置と要塞化が急ピッチで

進められています。

 国境の島、与那国では住民のためとしてシェルターの建設が検討され

ています。那覇でもミサイル防空訓練が計画されています。

 兼原信克元内閣官房長官補・国家安全保障局次長、元自衛隊陸幕長、

海幕長、同航空司令らによって『君たち、中国に勝てるのか』(2023年

1月、産経新聞社出版)というような本までが出版されるようなありさまです。

 こんな時だからこそ、改めて歴史を振り返り、前記1941(昭和16)年

12月8日未明の真珠湾攻撃の報に日本社会が戦争賛美一色になってしまっ

たときのことを思い起こす必要があります。

◎「君たち、中国に勝てるのか」

 前記書籍のタイトル「君たち、中国に勝てるのか」は、故安倍晋三首相

(当時)が、2016年、外務、防衛及び自衛隊幹部との防衛文書改訂のため

の準備会の冒頭で述べた言葉のようです。

 政治家が考えなければならないことは、〈どうしたら中国に勝てるのか〉

ではなくて、〈中国と戦争をしないためにはどうしたらいいか〉という

ことです。

 本「発言」でも繰り返してきたように、日中間には、1972年の日中共

声明をはじめとする四つの基本文書が存在します。

 これらは日中間を律する「平和資源」です。このことは周近平主席も認

めております。この四つの基本文書を活用した外交こそが求められます。

 ところが前記書籍『君たち、中国に勝てるのか』には、この四つの基本

文書に関する記述は一切ありません。軍事一辺倒で、いけいけどんどんです。

〈今度はアメリカと一緒にやるから負けないぞ〉とでも思っているようです。

◎連載を終えるに際し

 本「発言」連載を終えるに際し思うことは、本「発言」を通して発信

してきたことがらの多くが未だならずということです。残念ながら、

事態はより悪化してきております。それでも、いやそれだからこそ、

これまでと同様、発信続けなければならないと思います。

「飲水思源」、今は亡き、先人たちの「平和」構築に向けての尽力に

思いを馳せながら、「以民促官」、民衆の力が政治を動かすという確信

を堅持しながらです。

皆さん、お元気でどうぞ!   (2023年3月「東愛知新聞」より)

(※1)【飲水思源】いんすい−しげん

 物事の基本を忘れないという戒めの語。

 また、他人から受けた恩を忘れてはいけないという戒めの語。

 水を飲むとき、その水源のことを思う意から。

 「goo辞書」より

https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E9%A3%B2%E6%B0%B4%E6%80%9D%E6%BA%90/

(※2)【以民促官】

 民をもって官を促す。

 たとえ政府間に困難があっても民間の交流を盛んにして状況を変えて

ゆく、という考え方。

 『中国百科検定』より

https://www.jcfa-net.gr.jp/kentei/rinen.html

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┗■5.新聞より1つ

 └──── 

 ◆「国民はもっと怒るべきです」

がんとの凄まじい闘いの中から命懸けで戦後民主主義の危機に

警鐘を鳴らし続けた坂本龍一

ラサール石井の東憤西笑連載(149)

 

 坂本龍一氏が亡くなった。まさに巨星墜(オ)つ。その活動は世界レベル。

音楽だけではなくその存在そのものが人々に大きな影響を与えた。国葬

というものがあるなら(あったような気もするが)真にこの人こそふさ

わしいのではないか。

 政治家的発言も真摯に鋭く、「原発」「神宮外苑再開発」「コロナ

政策」などに抗議の声を上げる姿は頼もしく勇気をもらった。だが、

そういう発言が凄まじいがんとの闘いの中で命懸けで発せられていた

とは不覚にも存じ上げなかった。「苦しい。もう逝かせてくれ」とまで

漏らすのはよほどのことだっただろう。

 9.11でアメリカの覇権主義に疑問を持ち「世界は簡単に戦争をする」

と気付き、3.11では「日本は民主主義国家なのか、ここは原子力帝国で

はないのか」と考えた。

 原発の劣化、テロの標的になりかねないとして、「時間が経てば経つ

ほど危険性は増す」と訴えた。原発反対の声を上げると坂本龍一氏で

さえも仕事が減ったという。

 神宮の森の再開発にも抗議した。がんは身体を侵し尽くし、抗議運動

の先頭に立つことはできなかった。インタビューには書面で答えていた。

 「先人が100年をかけて守り育ててきた貴重な神宮の樹々を犠牲にすべ

きではありません」と小池都知事に手紙を書いた。それだけでもどれだ

け大変だったであろう。ところが小池都知事は「事業者に手紙を出せば

いいのでは」とまるで他人事。血の通った人間の言葉ではない。

オリンピック招致のあたりからにおい出した再開発の怪しさを坂本氏は

感じ取っていた。

 「コロナ対策」についても厳しく批判した。日本の初期対策を「非常に

ぬるい。一貫性がないし、長期ビジョンもない」と断じ「検査数が絶対的

に少なすぎます」と指摘した。そしてドイツが「社会民主主義的な福祉

体制を維持できていた」のに対しイタリアは「新自由主義的な政策に

よって病床数の削減や合理化を進めてきた(日本の関西の都市に似てい

るね)そのツケを一気に払わされ医療崩壊が起きた」と喝破。

 そして「安倍さんはその新自由主義に乗っているだけ」と言い「安倍

さんはとても『保守』とは言えない「保守的なそぶり」は「ジェスチャー

「その本質は、アメリカ追随とネポティズムと露骨な大企業優遇です」

と見抜いていた。

 そして「国民はもっと怒るべきです」と言う。

 本日4月5日には坂本さんの遺志を継いで神宮外苑再開発に反対する 

抗議デモが行われた。まだまだ間に合う。統一地方選挙もある。

坂本氏の言葉と音楽を胸に、それぞれがそれぞれの怒りを持ち、

それぞれの闘いを続けていこうじゃないか。(水曜掲載)

          (4月6日発行「日刊ゲンダイ」14面より)

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※【動画アップの紹介】

☆IWJさんもアップしてくれました。

 2023.03.28 ウクライナ戦争と安倍晋三銃撃事件の間にある「つなが

り」とは?

 そして、そもそもなぜウクライナ戦争は勃発したのか?〜3.28たんぽ

ぽ舎・新ちょぼゼミシリーズ〜

 台湾有事と日米軍事同盟…孫崎享氏(元外務省国際情報局長)

https://iwj.co.jp/wj/open/archives/515007

YOUTUBE「なにぬねノンちゃんねる」野口昌泰さん

 20230311日本原電本店抗議 12年目の3.11東海第二原発

 うごかすな!

 https://www.youtube.com/watch?v=OjvtkYRwzo8

YOUTUBEチャンネル「こばと通信」の野田裕彦さん

 2023.03.11 3.11事故から12年 追悼と東電抗議

 東京電力福島原発事故の責任をとれ!二度と原発大事故を繰り

 返さない!柏崎刈羽原発再稼働するな!汚染水止めろ!

 「第114回東電本店合同抗議」

  https://youtu.be/SOmnA24ZVF0

☆三輪祐児さんのユープランより

・20230328 UPLAN 孫崎 享「台湾有事と日米軍事同盟」(ウクライナ問題)

 https://www.youtube.com/watch?v=Pg0e3aAkGjQ

・20230325 UPLAN 山崎久隆「原子力基本法等の改悪は何を目的として

 いるのか GX法案に潜まされる新たな脅威

 原子力推進を『国の責務』に!!」

 https://www.youtube.com/watch?v=wXtM85mkz5M

・20230321 UPLAN 岸田政権の新たな原発推進政策反対!

 フクシマを忘れない!再稼働を許さない!さようなら原発全国集会

 https://www.youtube.com/watch?v=1uGxjOGDoMU

・20230317 UPLAN原発政策の大転換・運転期間延長を許すな!院内集会

 〜原子力基本法・炉規法・電事法など束ね法案を糾弾〜

 https://www.youtube.com/watch?v=r2OpzIRA3ko

・20230301 UPLAN 岸田内閣の退陣を求める〜やめろ軍拡!

 とめろ原発! 3.1官邸前アクション

 https://www.youtube.com/watch?v=0KIPQmXWj4Y

・20230209 UPLAN 天笠啓祐『「みどりの食料システム戦略

 (農林水産省)」の概要と問題点』

 https://www.youtube.com/watch?v=094n9Ww7uYE

・広瀬 隆…みなさん、「遠い宇宙の彼方から地球にやってくる

 宇宙線が、地球上に雲をつくり、それが地球の気温を大きく

 変化させている」なんていう突拍子もない話を信じられますか。

 『気候変動の宇宙物理学』「第1話」を見て下さい。

 https://youtu.be/JSD2PyaOEmw

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☆ひきつづき、たんぽぽ舎の活動・日刊メルマガ=「地震原発

 故情報」へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致

 します。

  郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎 口座番号 00180-1-403856

☆《事故情報編集部》より

 メールマガジン読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他

 投稿(「川柳・俳句・短歌」など)を歓迎します。

1.「投稿」のテーマは、「原発問題」が中心軸ですが、エネルギー、

 自然、政治・経済、社会、身近な生活も歓迎します。

2.原稿に「見出し」をつけて下さい。(「見出し」は1行見出し

 よりも2行又は3行見出しの方が読む人にとってわかりやすい)

 執筆者名(基本的に本名でお願いしています)と執筆者名の後にかっこ

 書きで「所属・団体名」か「在住県名」を記載して下さい。

 例:たんぽぽ花子(たんぽぽ舎)、

   たんぽぽ太郎(東京都千代田区在住)

3.「集会・デモ・講演会等のお知らせ」の投稿に関しては、

 どの団体・グループも平等に掲載する基本方針です。

 そのため日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先

 など必要事項を400文字以内でお送り下さい。

 件名に「イベント案内掲載希望」と明記して下さい。

 日程が直前にならないよう余裕を持っていただけると幸いです。

 メールマガジンへのイベント案内は1回だけの

 掲載とさせていただきます。

4.集会や行動の参加報告等に関しては600文字以内で、

 タイトル(見出し)及び本文をお送り下さい。

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 あります。ご了解下さい。

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