たんぽぽ舎です。【TMM:No4402】地震と原発事故情報−4つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No4402】

2022年2月7日(月)地震原発事故情報−

             4つの情報をお知らせします

                      転送歓迎

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★1.約10年間で266人の甲状腺がんが発見され

  そのうち222人が摘出手術を受けている事実

  福島県は、県民本位に県民の健康を守れば良い

  県民健康調査をより拡充し、体系的かつ有機的な健康対策を

  構築すべき

  福島県知事あての「原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟」による

  「抗議声明と質問書」を紹介します

               山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)

★2.深発地震後のプレート上のつながり

 700キロメートル地下で起きた“世界一深い大地震”が

 浅い地震を引き起こした?

「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」その429

                 島村英紀(地球物理学者)

★3.チェルノブイリの廃虚で軍事訓練、市街戦想定

  ウクライナ北部プリピャチ…

  メルマガ読者からの原発等情報1つ(抜粋)

                 黒木和也 (宮崎県在住)

★4.新聞より3つ

  ◆作業員の被ばく線量 公表せず 東電、個人情報理由に

   事故・トラブル時「検証つながらぬ」疑問の声

             (2月6日東京新聞朝刊22面より抜粋)

  ◆火の玉を抱へて眠る浅間山   五明紀春(新座市

                長谷川櫂

   ウイルスが地位協定に守られて堂々と入る基地から町へ

                   平野充好(山口市

               永田和宏

        (2月6日朝日新聞11面「朝日歌壇・俳壇」より)

  ◆【素粒子】より2つ

   ・3日続けて9万人。

   ・手詰まり感、ひしひし。

        (2月5日朝日新聞夕刊1面「素粒子」より抜粋)

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※明日です!

 2/8(火)安田節子さん6回連続講座にご参加を!

 「食卓の危機」有機学校給食編

 第1回「子どもの健康と食品添加物

 お 話:安田節子さん(食政策センター・ビジョン21代表)

 日 時:2月8日(火)19時より21時 開場 18時30分

 会 場:「スペースたんぽぽ」

 参加費:800円 予約必要です。定員25名。残席8名様です。

      予約は、たんぽぽ舎あて 電話 03-3238-9035 か

  メール tanpopo3238@gmail.com 、 nonukes@tanpoposya.net で

  ご氏名と電話番号をお知らせ下さい。

 第2回3月7日(月)「子どもの健康と農薬汚染 その1」

 第3回5月23日(月)「子どもの健康と農薬汚染 その2」

 第4回7月25日(月)「子どもの健康とバイオテクノロジー食品(

           GM、ゲノム編集食品)」

 第5回9月27日(火)「世界と日本の有機給食の取り組み」

 第6回11月30日(水)「有機農業が拓く世界」

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※2/10(木)『パスワードが危ない?!』

 個人情報を守るチャレンジ講座

講 師:小倉利丸さん(JCA−NET理事。

           盗聴法に反対する市民連絡会メンバー)

日 時:2月10日(木)「復習・自由学習タイム」 17時より18時30分

          講座受付開始18時30分 講座 19時より21時

会 場:「スペースたんぽぽ」(コロナ対策をして定員の約半分)

    予約必要です。定員25名。残席8名様です。

参加費:800円          2/8と同じ予約方法です。

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※2/19(土)『ペテン学 基礎講座!2022』

 これは「報道」か「プロパガンダ」か?はたまた「ウソ八百」か?!

 −戦時下の新聞と今のぼくら−

 アーサー・ビナード浅野健一による「ペテン学」レッスン!

日 時:2月19日(土)13時30分より16時30分

会 場:「スペースたんぽぽ」

    予約必要です。定員40名。2/8と同じ予約方法です。

参加費:800円

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※動画アップの紹介 三輪祐児さんのユープランより

・2/2実施「2つの抗議行動」

20220202 UPLAN 第43回とめよう!東海第二原発原電本店抗議、

「第101回東電本店合同抗議」放射能汚染水を海へ捨てるな!

https://www.youtube.com/watch?v=1KXFSksDBhQ

広瀬隆二酸化炭素によって地球が温暖化しているという説は

 科学的にまったく根拠がないデマである」

20220127 UPLAN 【総集編・全編6時間】

https://www.youtube.com/watch?v=K14tki8e2Ck

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┗■1.約10年間で266人の甲状腺がんが発見され

 | そのうち222人が摘出手術を受けている事実

 | 福島県は、県民本位に県民の健康を守れば良い

 | 県民健康調査をより拡充し、体系的かつ有機的な健康対策を

 | 構築すべき

 | 福島県知事あての「原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟」による

 | 「抗議声明と質問書」を紹介します

 └──── 山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)

                     2022年2月4日

福島県知事内堀雅雄殿

            抗議兼質問書

       原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟(原自連)

                       会長 吉原毅

                     幹事長 河合弘之

                     幹事 近江屋信広

                    事務局次長 木村結

◎ 本年1月27日、欧州委員会議長に宛てた5人の元首相の書簡「脱

炭素・脱原発は可能です−EUタクソノミ−から原発の除外を−」に対

して、福島県知事たる貴殿から異議ある旨の書面(以下「貴信」と

いいます。)が届きましたので、5人の元首相の意見をとりまとめ、

事務局を務める原自連から反論し、かつ、質問いたします。

◎ 貴信は、「2022年1月27日付け欧州委員会委員長宛ての書簡の中

で、福島第一原子力発電所の事故において、『多くの子供たちが甲状腺

がんに苦しみ』とする記述がなされております。

 福島県では、チェルノブイリ原発事故後に明らかになった放射線

よる健康被害として、放射性ヨウ素の内部被ばくによる小児の甲状腺

がんが報告されたことから、福島県の放射性ヨウ素の被ばく線量は

チェルノブイリに比べて低いとされるものの、子どもたちの甲状腺

状態を把握し、健康を長期に見守ることを目的として、県民健康調査

甲状腺検査を実施しております。」と述べております。

◎ そこで質問します。

 この県民健康調査甲状腺検査の結果、約10年間で266人の甲状腺がん

発見され、そのうち222人が摘出手術を受けているのではないのですか。

それを県として認めますか(質問「1」)。

 この266人という数字は、福島原発事故前の年間発生率100万人に

1から2人と比べると35から70倍となりますが、県としてはこの数字を

もってしても「多く」ないと言いますか。県としては福島原発事故前と

後では発生率が何倍だと認識していますか。

その数字と算出根拠をお答えください(質問「2」)。

 福島原発事故後の約10年間で266人に甲状腺がんが発生しているにも

拘らず、福島原発事故との因果関係がない、もしくは認めがたいと

するならば、その266人の甲状腺がんの原因は何だと考えますか

(質問「3」)。

 県民の健康を預かる県としては266人もの大量疾病が発生しているの

に、その原因の調査をしないのは間違いです。福島原発事故後、県と

政府はこの11年間、甲状腺がんの大量発生と福島原発事故との因果関係

を否認することにのみ急で、それをもってこと足れりとし、「それなら

ば真の原因は何なのか」を全く究明しようとしません。県民の健康に

責任をもつ県としては誠に無責任です。

 このように当方が言うと、県は「いや、大量発生はしていない。

266人というのは過剰診断によって発見された数字に過ぎないのだ。」と

反論するかもしれません。

 しかし、266人中222人が実際に甲状腺の片摘または全摘手術を受けて

いる(そのほとんど全部が福島県医大の鈴木眞一教授執刀)事実を

どう説明するのですか。

◎ そこで質問します。

 県としては222 人の手術は過剰診断もしくは過剰手術であった、

不要・有害な手術であったと考えますか。その結論と理由を明確に

お答えください(質問「4」)。

 222人の手術が過剰診療であったか否かを判断するにはそれに関する

医療情報開示(個人情報保護のうえ)とそれに基づく科学的かつ公正、

公平な討議(鈴木眞一教授の参加も得て)が不可欠です。

県にはその用意がありますか。結論と理由をお答えください

(質問「5」)。

◎ 最後に当方の意見を述べます。

 国は原発の再稼働確保のため、福島原発事故由来の放射能被ばくと

小児甲状腺がん発生には因果関係はない→よって放射能は恐くない→

よって原発事故はたいしたことはない→原発を再稼働しても大丈夫だ、

という論理を貫徹しようとしています。

 しかし、福島県は県内の原発を全て無くすという方針を決定している

のですから、そのような国の企図に忖度する必要はないはずです。

 県民本位に県民の健康を守れば良いのです。

 そのためには、県民健康調査をより拡充し、学校での検査も網羅的に

して完全な実態把握をし、体系的かつ有機的な健康対策を構築すべきで

あります。

 以上のとおり、反論かつ質問を致します。

◎2022年2月15日までに明確にお答えください。

 回答の有無及び内容は公開します。        以上

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┗■2.深発地震後のプレート上のつながり

| 700キロメートル地下で起きた“世界一深い大地震”が

| 浅い地震を引き起こした?

| 「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」その429

└──── 島村英紀(地球物理学者)

 2015年5月にマグニチュード(M)7.9の世界一深い地震が起きた東京・

小笠原諸島で、今度は正月早々の1月4日に浅い地震が起きた。

 2015年の深い地震はMが大きく、初めて日本中で有感地震になり、

首都圏と長野、山梨では広く震度4から5だった。

 夜8時過ぎの地震でエレベーターが19000台も止まり、高層階では多く

の人々がエレベーターが止まったために床に座り込む画像が流れた。

 この正月の地震では震源は海底だったが、震源に近い小笠原・母島で

震度5強の揺れを観測したほか、父島で震度4の揺れを記録した。Mは

6.1だった。

 現地では鏡が倒れたりコップが落ちて割れたりした。1000キロ

メートルも離れた首都圏でも震度1から2を記録した。

 2015年の地震は深さが700キロメートルを超えたが、今回は深さは77

キロメートルで、ずっと浅かった。

 二つの地震は、同じ太平洋プレートに載っている。このため、深い

地震が、今回の浅い地震を引き起こしたのではないかという学説が

強まっている。

 もともとこの説は1952年に起きた十勝沖地震(M8.2)で唱えられたものだ。

 1950年にM7.5の地震が343キロメートルの深さで起き、それが引き金

になって十勝沖地震が起きたのではないかというものだった。太平洋

プレートの上どうしで、プレートが潜り込んでいるところだ。

 その後、関東地方の浅い地震が、岐阜・高山地方を中心にした飛騨の

深い地震の起きた後で起きた例が多数あることが発表された。

 40年あまりにわたっての気象庁のすべての地震を統計的に調べ

上げたものだ。ここも潜り込んでいる太平洋プレートの上どうしだ。

 さらに2003年9月に起きた十勝沖地震(M8.0)でも、先駆けとして深い

大きな地震二つ(1990年、M7.2、深さ約500キロメートルと2003年7月、

M7.1、深さ487キロメートル)が同じ太平洋プレートで起きていたこと

が報告されている。

 深発地震が起きてから浅い地震が起きるまでの期間は2ヶ月〜13年と

ばらつきがある。

 このばらつきでは、いずれ起きるかも、は分かっても、当面の地震

予知には役立たない。だが、ひとつながりのプレートの上で起きる

地震だから、あり得る話だ。

 ところで今回の地震では幸い津波はなかった。しかし津波の情報が

出るまでに、発生から8分かかった。これは気象庁のいまの基準よりも

遅い。

 父島と母島に観測点が1点ずつしかない。島嶼(とうしょ)部は、

観測点が限られるから遅れたためだ。

 日本海中部地震(1983年、M7.7)では北海道・奥尻島や東北地方では

津波警報より早く津波が襲ってきて、大きな被害を生んだ。津波警報

発表されたのは地震発生から14分後だった。

 このときの津波警報の遅れは問題になり、気象庁はそれ以来、津波

警報を早く出すようにしたが、それでも今回のように遅れることもある。

 揺れが大きかった海岸近くの人々は、気象庁津波情報が出なく

ても高台など安全な場所に避難することが必要だろう。

 先週のトンガの海底噴火でも、気象庁津波警報が出なくても津波

来れば避難することが大事なのだ。

 (島村英紀さんのHP http://shima3.fc2web.com/

 「島村英紀が書いた『夕刊フジ』のコラム」より1月21日の記事)

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┗■3.チェルノブイリの廃虚で軍事訓練、市街戦想定

 | ウクライナ北部プリピャチ…

 | メルマガ読者からの原発等情報1つ(抜粋)

 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.チェルノブイリの廃虚で軍事訓練、市街戦想定

  ウクライナ北部プリピャチ

  2/5(土)16:33配信「AFP=時事」

https://news.yahoo.co.jp/articles/11fb5859683f77e2a7d52c84c4af1a4079d05442

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┗■4.新聞より3つ

 └──── 

 ◆作業員の被ばく線量 公表せず 東電、個人情報理由に

  事故・トラブル時「検証つながらぬ」疑問の声

 東京電力は、福島第一原発廃炉作業中の事故やトラブルによる、

作業員の被ばく線量が「個人情報に該当する場合がある」として、本人

の同意がなければ公表しない方針を示した。溶融核燃料(デブリ)の取り

出しなど、長期にわたる廃炉工程では重大な被ばく事故が起きる恐れも

あり、情報公開に後ろ向きな姿勢に疑問の声が上がる。(中略)

 NPO法人「東京労働安全衛生センター」の飯田勝泰事務局長は「

事故時の線量は個人情報保護法の例外規定である『公衆衛生の向上に

必要な情報』に当たるはずだ。被ばく実態が分からなければ事故の検証

や再発防止につながらず、作業員の不安解消のためにも公表すべきだ」

と話す。

 原発作業員らを支援する「被ばく労働を考えるネットワーク」の

なすびさんは「第3者に検証されるべき重要な情報を出さないのは

隠蔽でしかない」と疑問を呈した。

           (2月6日東京新聞朝刊22面より抜粋)

 ◆火の玉を抱へて眠る浅間山   五明紀春(新座市

               長谷川櫂

  ウイルスが地位協定に守られて堂々と入る基地から町へ

                   平野充好(山口市

               永田和宏

       (2月6日朝日新聞11面「朝日歌壇・俳壇」より)

 ◆【素粒子】より2つ

  ・3日続けて9万人。

   自宅にいる感染者が44万人近い現状に、不安と不満が鬱積する。

  ・手詰まり感、ひしひし。

   2カ月半ぶりの政府・分科会が示した対策に目新しさなし。

          (2月5日朝日新聞夕刊1面「素粒子」より抜粋)

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