たんぽぽ舎です。【TMM:No4265】
5つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.7月16日中断以降、上関原発ボーリング調査の動きなし
この3年間、中国電力は何も実施できず
「いのち・未来 うべ」が
7月3日オンライン学習会の動画を公開
自らの権利の自覚と「民」に徹することが
権力との力関係を逆転させる秘訣
連載「権利に基づく闘い」その20
熊本一規(明治学院大学名誉教授)
★2.青森の焦点2つ…「米軍軍事訓練」と「核のゴミ」
「青森県を核のゴミの最終処分地としない」ことを県条例で
定めるための請願運動開始
7/16第2回「原発いらない金曜行動」へのメッセージ
あおもり金曜日行動」)
★3.なぜ日本は核武装「できない」か−技術と予算があっても
プロジェクトマネジメントがグダグダだから開発は不可能だろう
上岡直見(環境経済研究所代表)
冷却用の海水漏れる…
メルマガ読者からの原発等情報1つ(抜粋)
黒木和也 (宮崎県在住)
★5.新聞より1つ
元福島大学長 星埜惇さん語る
若者2人看護 次々亡くなる 髪が全て抜け 意識なくなる
核を扱ってはいけない 原発の70キロ圏 震え止まらず
(8月6日東京新聞朝刊20−21面「こちら特報部」より抜粋)
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※8/20(金)第3回「原発いらない金曜行動」にご参加を!
フクシマは終わっていない 放射能汚染水を海へ流すな!
東海第二原発の再稼働反対!
日 時:8月20日(金)18時30分より19時45分
場 所:「首相官邸」前
主 催:「原発いらない金曜行動」実行委員会
「毎月第3金曜」に開催、9月は17日、10月は15日です
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※8/21(土)『山崎ゼミ』にご参加を!
「東電柏崎刈羽原発の問題点を中心に」
お 話:山崎久隆さん (たんぽぽ舎共同代表)
日 時:8月21日(土)14時〜17時
会 場:「スペースたんぽぽ」
参加費:800円 予約の必要はありません。
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※8/23(月)岩垂弘さん『8回連続講座』第4回にご参加を!
社会運動は社会を変えられるか
戦後76年を社会運動を通じて顧みる
第4回《1970年前後の運動(上)》
お 話:岩垂 弘さん(ジャーナリスト)
日 時:8月23日(月)14:00〜16:30
会 場:「スペースたんぽぽ」
資料代:800円 予約の必要はありません
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※8/25(水)学習会にご参加を!
お 話:筒井哲郎さん(プラント技術者の会会員、
原子力市民委員会委員)
日 時:8月25日(水)18:00〜21:00
会 場:「スペースたんぽぽ」 (講師のお話は19時より)
資料代:800円 予約必要です。
たんぽぽ舎あて 電話 03-3238-9035 か
メール nonukes@tanpoposya.net で、
ご氏名と電話番号をお知らせ下さい。
受付番号をお知らせいたします。
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※お知らせ:たんぽぽ舎の夏休みは8月11日(水)から
8月14日(土)までです。
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┗■1.7月16日中断以降、上関原発ボーリング調査の動きなし
| この3年間、中国電力は何も実施できず
| 「いのち・未来 うべ」が
| 7月3日オンライン学習会の動画を公開
| 自らの権利の自覚と「民」に徹することが
| 権力との力関係を逆転させる秘訣
| 連載「権利に基づく闘い」その20
└──── 熊本一規(明治学院大学名誉教授)
◎ 上関原発ボーリング調査は、7月16日中止以降、全く動きが
ありません。
2019年11〜12月には2000年補償契約を論拠として調査を企てた
のですが、「12月16日反論及び質問書」で論破され、調査を
中止しました。
2020年11〜12月には、論拠を欠いたまま、1週間に一度程度の
形ばかりの調査を試みましたが、12月15日に中止(予定では2021年
1月末まで)しました。
2021年7月には、裁判での「今後の埋立等には船を浮かべたりして
妨害しない」旨の和解条項を論拠として調査を試みましたが、「7月
16日反論書」で論破され、調査を中止しました。
結局、中国電力は、この3年間、何も実施できていません。
中国電力とのやり取りに関し、7月3日にNGO「いのち・未来
うべ」*1主催のオンライン学習会が実施され、この度、その動画が
YouTubeに公開されました。URLは次のとおりです。
https://www.youtube.com/watch?v=PZN52Cq31uM
◎ 「12月16日反論及び質問書」も「7月16日反論書」も、この動画を
見ればよく理解できますので、ぜひご覧ください。*2
「いのち・未来 うべ」の安藤公門氏は、「以下の言葉を動画やその
紹介などで今後、使わせていただきます」として、「権利者が自らの
権利を自覚するとともに『民』に徹し日々の営みを続けること、支援者
は権利者の営みを支えること。これが権力に抗するうえでの秘訣だと
思います」との私の考える「住民運動の依拠すべき原則」を広めて
くださるそうです。
私の話の核心をつかんで広めてくださることを嬉しく思います。
上関原発ボーリング調査の動きは当分ないでしょうから、次回から
は、この原則に基づいて都市計画道路を如何に止めているか(あるいは
止めたか)の報告をしたいと思います。
注1:7/5発信たんぽぽ舎メルマガNo.4239には「いのち・未来・宇部」
と間違って記してしまいました。
誤記を陳謝するとともに、ここに訂正させていただきます。
注2:「12月16日反論及び質問書」も「7月16日反論書」も私の
ホームページ( http://kumamoto84.net )に掲載しています。
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┗■2.青森の焦点2つ…「米軍軍事訓練」と「核のゴミ」
| 「青森県を核のゴミの最終処分地としない」ことを県条例で
| 定めるための請願運動開始
| 7/16第2回「原発いらない金曜行動」へのメッセージ
あおもり金曜日行動」)
青森市の小熊ひと美と申します。「原発なくそう! 核燃いらない!
あおもり金曜日行動」から、官邸前の「原発いらない金曜日行動」に
向けて連帯のメッセージをお送りします。
JR青森駅前で毎週行われている「あおもり金曜日行動」は、今日
7月16日で467回目になります。これまで1回の休みもなく原発いらない
の声を挙げ続けてきました。
◎ 今、青森で焦点化しているのは、米軍の軍事訓練と核のゴミの問題
です。
本州最北端の下北半島では、密集した軍事施設の隙間を縫うように
核燃サイクル施設や使用済み核燃料中間貯蔵施設、大間や東通の原発が
建てられ、真上を戦闘機が飛び交い、墜落事故や爆弾の投下などが
頻繁に起きています。
一昨年の模擬弾の落下事故では落下地点の半径1キロの範囲に小・
ありました。
事故原因もあいまいにされたまま、今また再処理工場にほど近い
沖縄と同じように、日米地位協定に守られた米軍のやりたい放題を
許すわけにはいきません。
◎ そして下北半島は今や核廃棄物の一大集積場になっています。
六ヶ所の核燃サイクル施設には高レベル放射性廃棄物・ガラス固化体
が溜まり続けています。
このまま国によって、六ヶ所村に最終処分地が押し付けられるのでは
ないかと危惧されます。
そこで今、私たちは「青森県を核のゴミの最終処分地としない」こと
を県条例で定めるための請願運動を開始しました。
遠くて近い青森と東京。沖縄とも北海道とも手をつなぎ、原発
全廃の日まで、全国の仲間とともに声を挙げ続けましょう。
(7/16第2回「原発いらない金曜行動」に寄せられたメッセージ
「その2」小熊ひと美氏と「原発いらない金曜行動」実行委員会の
了承を得て転載)
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┗■3.なぜ日本は核武装「できない」か−技術と予算があっても
| プロジェクトマネジメントがグダグダだから開発は不可能だろう
└──── 上岡直見(環境経済研究所代表)
今年のたんぽぽ舎活動方針の第4にも「日本核武装・核兵器技術の
蓄積を絶つ」が挙げられている。
たしかに原発と核兵器は密接な関係があるが、日本の核開発には実は
大きな障壁がある。
それは非核三原則などの政治的制約ではない。
日本の自主核武装論は1960年代からあるが、興味深い指摘が
されている。
「安全保障調査会」の報告によれば、英・仏でも核武装していること
から考えれば技術・予算・人材の点では可能としても、最も重大な障壁
はプロジェクトマネジメントだという。(※1)
◎ 日本でも、戦時中に陸軍が中心となり「仁科研究」として理化学
研究所で原爆開発が行われていたことは知られているが、実は仁科
自身も完成は期待していなかった。
むしろ「お国のお役に立つ研究」を口実に自分の研究のために予算を
確保し、関係者が兵役に行かなくてもすむようにするのも裏の目的
だったらしい。(※3)
回ってきて困ったという手記が残されており、米国のマンハッタン
計画とは比べ物にならないグダグダなプロジェクトマネジメント
だった。これで原爆ができるわけがない。
◎ この集団無責任体制は日本の「お家芸」で今も変わっていない。
以前から安倍前首相が、米国のCIAのような情報組織を作るべき
と主張している。
ところが技術や人材はそれなりにあるのだが、外務省・防衛省・
警察庁が縦割りと主導権争いでまとまらないという。(※2)
敗戦間際になっても陸軍と海軍が縄張り争いをして協調行動が取れ
なかったことはよく知られているが、今も一向に改善されていない
ようだ。
核兵器開発の面からいえばこの「集団無責任体制」がある種の安全
装置になっているとも考えられる。
◎ 米・ロ・中など既存の核保有国は、核武装自体は周知の事実だから
隠す必要はなく、その内容が機密なだけである。
しかし日本で自主核開発をしようとすれば、核開発自体を機密にして
始める必要があるし、技術的にもゼロから始めなければならない要素
(原子炉級プルトニウムの使用など)がかなりある。
「日本は技術があるからすぐできる」等の意見が右からも左からも
聞こえるが、そう簡単な話ではない。
ただしいくら秘密にしても人や金を動かすと必ず痕跡が残る。日本の
核武装を阻止するには、そこに注目することが重要ではないだろうか。
(※1)安全保障調査会『日本の安全保障1968年版』
(※2)黒井文太郎「日本にはなぜ情報機関がないのか」
『軍事研究』2021年8月号
(※3)山崎正勝「理化学研究所の原爆開発計画と戦後の原子力開発」
日本平和学会2019年春季研究大会
(注):事故情報編集部より
上岡直見氏の投稿は、8月4日にいただきました。
掲載が遅くなったことをおわび致します。
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| 冷却用の海水漏れる…
| メルマガ読者からの原発等情報1つ(抜粋)
└──── 黒木和也 (宮崎県在住)
冷却用の海水漏れる
8/5(木)19:39配信「時事通信」
https://news.yahoo.co.jp/articles/2023704dac9c70c54023cb0f56a1bcc2f174428d
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┗■5.新聞より1つ
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元福島大学長 星埜惇さん語る
若者2人看護 次々亡くなる 髪が全て抜け 意識なくなる
核を扱ってはいけない 原発の70キロ圏 震え止まらず
人類が初めて核爆弾の恐怖に震えた広島の原爆投下から、6日で
76年が経過する。元福島大学長の星埜惇さん(93)は旧制広島高校の学生
として現地で被爆、戦後は深刻な後遺症に苦しみながら学究生活を
送り、一方で原爆被害の実態を伝え続けてきた。星埜さんが語る
「核を扱ってはいけない」という言葉は、重く胸に響く。
2011年3月の東京電力福島第一原発事故のときは、原発から約70キロ
離れた福島市内にいた。76年前の被ばくとは放射線量のレベルが違うと
知りながらも、「放射能」という言葉を聞くと身震いが
止まらなかった。
「原子力が暴走したとき止めるすべを人類は持っていません。
どれほどの利益があっても、そんな危険なものを使っていれば、いずれ
とんでもないしっぺ返しを食らうと考えます」
(8月6日東京新聞朝刊20−21面「こちら特報部」より抜粋)
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投稿(「川柳・俳句・短歌」など)を歓迎します。
1.「投稿」のテーマは、「原発問題」が中心軸ですが、エネルギー、
自然、政治・経済、社会、身近な生活も歓迎します。
2.原稿に「見出し」をつけて下さい。(「見出し」は1行見出しよりも
2行又は3行見出しの方が読む人にとってわかりやすい)
執筆者名(基本的に本名でお願いしています)と執筆者名の後にかっこ
書きで「所属・団体名」か「在住県名」を記載して下さい。
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たんぽぽ太郎(東京都千代田区在住)
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