たんぽぽ舎です。【TMM:No3673】地震と原発事故情報−6つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No3673】

2019年6月14日(金)地震原発事故情報−

               6つの情報をお知らせします

                        転送歓迎

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★1.原発をあきらめない「安倍政権」のねらいは核武装かも?

   安倍政権・6つのウソの問題点

   武笠紀子(とめよう!東海第二原発首都圏連絡会)

★2.秋葉原の日本原電本社前で社員および周辺へのチラシまき

   「若い方の受け取りが案外よかった」

  6/12(水)第12回【ハロー原電】のご報告

   小熊ひと美 (西東京市在住)

★3.「特定重大事故等対処施設」はテロ対策などという

   ものではなく原発の安全性向上のために必要な施設

   6/5東京電力への質問書   原子力民間規制委員会・東京

★4.軍隊を廃止、軍事予算を社会福祉にあて、国民の幸福度を

  最大化する道を選んだコスタリカ

  6/8「オツトン・ソリスさんと平和の対話」東京集会に参加して

   山田和秋 (たんぽぽ舎ボランティア)

★5.放射性物質北太平洋を循環 福島第一原発事故で流出

  東に進み北米大陸に到達後、西向きに

  親潮によって日本付近に戻ると予想…ほか

  メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)

   黒木和也 (宮崎県在住)

★6.新聞より1つ

  ◆イランに動機ない(ホルムズ海峡でのタンカー攻撃)

   イスラムスンニ派武装勢力がイランと日本の関係に

   くさびを打ち込もうとしたのではないか

宮田 律(おさむ)(現代イスラム研究センター理事長)

          (6月14日毎日新聞朝刊3面「ミニ論点」より)

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※明日です! 6/15(土)山崎ゼミにご参加を!

 「特定重大事故等対処施設」問題と6/26東電株主総会

 講 師:山崎久隆さん (たんぽぽ舎副代表)

 日 時:6月15日(土)14時より17時

 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 参加費:800円

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※6/24(月)学習会にご参加を!  新ちょぼゼミ第29回

 今さら聞けない「遺伝子組換え」と「ゲノム編集」(基礎編)

 講 師:天笠啓祐さん(市民バイオテクノロジー情報室代表)

 日 時:6月24日(月)18時より21時

 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 参加費:800円

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┗■1.原発をあきらめない「安倍政権」のねらいは核武装かも?

 |  安倍政権・6つのウソの問題点

 └──── 武笠紀子(とめよう!東海第二原発首都圏連絡会)

・安倍政権は、原発についてウソを重ねています。

【ウソその1】「世界一厳しい新規制基準」に合格した安全な原発

だけを稼働している。

 →日本の耐震基準は厳しいが、ほとんど地震がない他国と比べる方が

間違っています。

 99基もあるアメリカの原発は、ほとんど地震がない東海岸に集中立地

しています。原発50基以上はあるフランスには、めったに地震があり

ません。

 また、田中俊一前原子力規制委員長は、「新規制基準に合っているか

どうかを判断しただけで、安全かどうかを判断していない」と明言

している。「安全な原発」は大嘘です。

【ウソその2】30キロ圏内の自治体で、原発事故の際の「避難計画」を

策定するので安心である。

 →原発が99基もあるアメリカですが、「深層防護」第五層の原発事故

の避難計画策定まで、原発事業者(電力会社)の責務です。

 避難計画が作れなくて中止に追い込まれた原発もあるし、避難のため

の核シェルター等の安全対策の費用負担が大きく、採算上から原発

新設されていません。

 日本は、この深層防護の第五層「避難計画」策定を自治体に丸投げ。

自治体はとりあえずの避難計画を策定しますが、実効性はありません。

 東海第二原発の30キロ圏内の水戸市からの避難者を受け入れる協定を

結んだ松戸市には、半年たっても受け入れ計画はできていません。

 「避難訓練」は気候と天候の良い時に実施され、台風や大雪の日には

中止。大地震や大津波を想定した避難訓練はまず行われません。

【ウソその3】原子炉はアンダーコントロール福島第一原発事故

終わっている。

 →東京電力福島第一原発で事故を起こした原子炉は4つ。見た目には

修復されてきましたが、内部はメルトダウンメルトスルーかの判断も

ついていません。

 放射性デブリを取り出すというものの、危険性が高く、持っていく先

はありません。

 安倍首相は「原子炉アンダーコントロール」と言ってオリンピックを

招致しましたが、残された核燃料とデブリは冷し続けなければならず、

放射能は消えていません。

 福島に世界から人を集めて競技をおこなうなどあり得ない話です。

【ウソその4】「核燃料サイクル」計画で核燃料を増やすから、原子力

準国産燃料である。

 →「核燃料サイクル」はすでに破綻しています。高速増殖炉「もん

じゅ」はほとんど動かないままに廃炉六ヶ所村再処理施設は失敗が

重なって動きません。

 プルトニウムの使い道がなく、ウランにまぜたMOX燃料にして

使っています。

 核燃料を裁断し再処理すると高レベル核廃液が貯まりますが、きわめ

て危険で最終処分場の目処はありません。どこの自治体でも住民の反対

運動が起こります。核廃棄物を増やして「準国産」燃料などとふざけた

話です。

【ウソその5】原発はCO2を出さない、環境に負担をかけない発電

方法である。

 →原発推進派は「原発は発電時にCO2を出さないので、環境に負担

をかけない」という主張をしますが、ウラン採掘から核燃料製造、原発

稼働から核廃棄物処理まで多量の化石燃料を使うのです。その上、平常

運転でも放射性ガスや放射性温水を排出するので「環境に負担をかけ

ない」は大嘘です。

【ウソその6】プルトニウム高速増殖炉で使うためである。

 →あの石破さんが言ってますが、潜在的に核保有力を持ち続けるため

には原発が必要です。「プルトニウム」の保有が国際的に認められる

には、高速増殖炉原発の開発を続けなければならないのです。原発

止めない理由の一つだと思います。

原発も原爆も止めましょう!どちらも《NO!NUKES》、

 ウソだらけの安倍政権は退陣へ!

          (発行:松戸市民ネットワーク「たんぽぽ」No345

           2019.6.1 より了承を得て転載)

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┗■2.秋葉原の日本原電本社前で社員および周辺へのチラシまき

 |  「若い方の受け取りが案外よかった」

 | 6/12(水)第12回【ハロー原電】のご報告

 └──── 小熊ひと美 (西東京市在住)

◎ 6月12日(水)17:30から、秋葉原の日本原電本社前で【ハロー原電】

=「日本原電社員および周辺へのチラシまき」をおこないました。

 曇り空の中、総勢14名が参加。

 横浜からマイク持参で街宣される方、茨城県からの参加もあり、賑や

かなチラシまきとなりました。

 今回は、東海第二原発再稼働反対の新チラシと、周辺住民への抗議

行動への理解と参加を訴えるお手紙をセットで配布。

 雨がふってきたので30分ほどで、周辺住宅へのポスティングに切り

替え。チラシまきが70組、ポスティングは400組を配布しました。

◎ 日本原電からは警備員1人がずっと立ったまま警戒し、途中、原電

社員も1人出てきて私たちを観察していました。

 とめよう!東海第二原発首都圏連絡会のオレンジ旗を見た外国の

カップルが、わざわざ車の窓を開けて「No Nukes!」

 若い方の受け取りが案外よかったとの感想や、サラリーマン風の方で

わざわざ「原発賛成です」と言っていく方もいました。

※次回第13回目の【ハロー原電】は、7月10日(水)17:30から1時間ほど

の予定で行います。どなたも参加できます。

 あなたも日本原電本社の社員に向けて、東海第二やめましょう!と声

がけしてチラシをまきましょう。

    (6/13「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」MLより)

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┗■3.「特定重大事故等対処施設」はテロ対策などという

 |  ものではなく原発の安全性向上のために必要な施設

 |  6/5東京電力への質問書

 └──── 原子力民間規制委員会・東京

東京電力ホールディングス株式会社

代表執行役社長 小早川智明 様

        原子力民間規制委員会・東京 代表 岩田俊雄

  福島第一原発事故加害企業東京電力への質問書

 5月8日に出した当方・原子力民間規制委員会・東京の質問書への

回答を指定の5月28日(水)までに貴社からしていただけませんでした。

この対応は大変残念です。

 今回改めてクローズアップされた「特定重大事故等対処施設」(テロ

対策施設)の内容は、原発の安全性向上のために必要なものとして、

原子力民間規制委員会が地震対策も含め電力会社に設置を勧告した設備

そのものです。

 この施設はテロ対策などというものではなく、最低限の安全対策とし

て必要なものです。

〇質問です

1.「特定重大事故等対処施設」の設置工事についての貴社の

  基本計画をお知らせください。

2.貴社の柏崎刈羽原発についての対策は、現在どう取り組んで

  いますか。

 福島第一原発事故の収束のめどもつかず、先の見通しもままならず、

福島の放射線量もまだまだ高いままなのに、被害者への補償は次々と

切り捨てようとする政府と東京電力の対応は許されるものでは

ありません。

 貴社は原発再稼働計画を中止し、福島の本当の復興に全力を投じる

べきです。

 東電行動憲章にある「いかなる差別も行わず」の原則にのっとり、

民間規制委員会への回答拒否を撤回し、質問書への回答を6月26

日(水)までに、Eメールで送ってください。 以上

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┗■4.軍隊を廃止、軍事予算を社会福祉にあて、国民の幸福度を

 | 最大化する道を選んだコスタリカ

 | 6/8「オツトン・ソリスさんと平和の対話」東京集会に参加して

 └──── 山田和秋 (たんぽぽ舎ボランティア)

 6月8日「オツトン・ソリスさんと平和の対話」東京集会に参加。

 いま、日本は憲法9条自衛隊を明記し、米国と共に戦争をする国に

変えられようとしています。

 この時期に、軍隊を廃止、軍事予算を社会福祉にあて、国民の幸福度

を最大化する道を選んだコスタリカの生き方がどんなに素晴らしいかを

学ぼう。

1.コスタリカは北米と中米を結ぶ重要地域であり、米国にとって喉

から手が出るほどほしい場所です。

 しかし、コスタリカは1949年常備軍を廃止して以来、70年間一度も

武力を行使することなく、平和を守ってきました。

 もちろん、米国の圧力や隣国ニカラグアの領土侵犯など幾多の危機も

あったが、その都度、軍事と外交両面をにらみながら、大胆かつ緻密に

非武装中立」作戦を展開、粘り強い話し合いと国際司法裁判所への

提訴で勝利してきました。

 それを可能にしたのは、絶えず平和国家の進むべき道を問い直す作業

を国民一人ひとりが価値観として持っていたこと、「平和主義」「民主

主義」が根づいていたこと、その中から後に大統領になるホセ・フィ

ゲーレスのような優れた政治指導者たちが生まれたことによります。

 ホセは「軍隊は過去のものです。戦争は正常な状態ではない。戦争は

病気で、平和が健康なので、病気の原因は取り除くべき」と語った。

 またある大学教授は「コスタリカに軍は必要ない。なぜなら敵がどこに

もいないからです」と。この敵がいないという言葉は胸にひびきます。

敵とは軍産複合体利益集団が作りだした言葉だから。

2.さて、もし、日本が5兆1911億円(2018年度)の軍事予算案をコス

タリカのように社会福祉費に当てたら、どうなるでしょう、驚愕する

ほどのことが可能です。

 一例をあげると、あの青森沖に墜落した欠陥機F35戦闘機、1機分

で58箇所保育所を作り5200人の子供が保育を受けられ、9機分で日本中

の待機児童全員が保育園に入れます。(F35戦闘機、1機116億円+

307億円維持費、147機合計で6.2兆円の無駄遣い)

3.集会の席でソリスさん(大学生のとき、時の大統領が米国のイラク

戦争に賛意を表したことで人権裁判所に提訴、憲法違反であるとの勝利

判決を勝ち取った)に質問が出ました。

 ・他国に攻められたらどうしますか?

 「私たちに敵という言葉はありません。同じ人間同士、話し合うこと

で平和は作るものです。人を殺すという選択はありません」

 コスタリカは軍事予算を社会福祉に当て、13年間授業料無償、医療費

無償、年金充実などにより、人間の「幸福、健康度」、3年連続140カ国

中1位に輝いている。

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┗■5.放射性物質北太平洋を循環 福島第一原発事故で流出

 | 東に進み北米大陸に到達後、西向きに

 | 親潮によって日本付近に戻ると予想…ほか

 | メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)

 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.放射性物質北太平洋を循環 福島第一原発事故で流出

  東に進み北米大陸に到達後、西向きに

  親潮によって日本付近に戻ると予想

  6/13(木)16:19配信「共同通信

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190613-00000097-kyodonews-soci

2.米が選ばないF35を爆買い

  米国、来年度から5年間でF15EX戦闘機を80機調達する

  6月12日東京新聞【私説・論説室から】

https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2019061202000178.html

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┗■6.新聞より1つ

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 ◆イランに動機ない(ホルムズ海峡でのタンカー攻撃)

  イスラムスンニ派武装勢力がイランと日本の関係に

  くさびを打ち込もうとしたのではないか

宮田 律(おさむ)(現代イスラム研究センター理事長)

 米国とイランの関係改善を狙った安倍晋三首相のイラン訪問の機会を

とらえて日本が運航する船舶を攻撃することは、イランの仕業とは考え

にくい。こうした攻撃を仕掛ける能力があるとすれば革命防衛隊だ。

だが、革命防衛隊は首相が会談したハメネイ氏に忠誠を誓っている。

攻撃する動機はない。

 攻撃したのは、日本のイランに対する印象の悪化や、米国とイランの

関係悪化を狙う勢力ではないかと推測する。具体的には、イランと敵対

するサウジアラビアアラブ首長国連邦(UAE)の影響を受けるイスラ

ム教スンニ派武装勢力が、イランと日本の関係にくさびを打ち込もう

としたのではないか。

 先月来、湾岸地域ではサウジやUAE関連のタンカーが襲われる事件

が起きており、米国はイランの犯行と主張する。

 また、イランを直接攻撃する力がなく、米軍にイランを攻撃してほし

いサウジやUAEもこれに同調している。

(6月14日毎日新聞朝刊3面「ミニ論点」より)

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