たんぽぽ舎です。【TMM:No3587】地震と原発事故情報−6つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No3587】

2019年2月27日(水)地震原発事故情報−

               6つの情報をお知らせします

                        転送歓迎

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★1.日本海溝沿い 30年内大地震 本県(茨城県)沖M7超「80%」

   政府の地震調査委員会予測

  「原発事故の危険 目そらすな」超巨大地震 原発防災に影

   「評価不能を理由に最悪の事態から目をそむけてはいけない」

    (島崎邦彦・東京大名誉教授)の指摘

            本日の朝刊2紙(茨城新聞東京新聞)から

★2.東海第二原発の審査は不合格だ!

   原子力規制委員会の処分の執行停止を求める

   審査請求提出の記者会見

   3月7日(木)16時よりの記者会見 参加しよう

   再稼働阻止全国ネットワーク

★3.「書籍」から

   理解できない「潜在的核抑止力」の議論

   小泉純一郎

★4.私たちの国が民主国家であるならば、県民投票の結果を受け

   ひとまず工事を中断しなければならない

   2/26辺野古レポート

   千葉和夫(たんぽぽ舎ボランティア、在沖縄)

★5.反原発派の怒りを買った経団連会長、

  過激発言の裏に国内原発再稼働の思惑…ほか

  メルマガ読者からの原発等情報3つ(抜粋)

   黒木和也 (宮崎県在住)

★6.新聞より2つ

  ◆再稼働は住民の理解得た上で、と言いつつ、東海第二原発

   対策工事を先行させる日本原電。順番が逆でしょう。

            (2月23日毎日新聞「近事片々」より)

  ◆トラの威を借りる(安倍晋三首相)  鎌田 慧(ルポライター

         (2月26日東京新聞朝刊27面「本音のコラム」より)

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※明日です! 2/28(木)学習会にご参加を!

 慰安婦問題植村裁判「真実を捏造したのは歴史修正主義者たちだった

 私は理不尽なバッシングに負けなかった」

 被告西岡力と櫻井よし子の

 2014年朝日新聞バッシングのウソが証明された

 講 師:植村 隆さん (「週刊金曜日」発行人)

 日 時:2月28日(木)19時より21時

 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 参加費:800円

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※3/4(月)緊急報告第2弾にご参加を!

 2月27日-28日のハノイ第2回「朝米首脳会談」

 メディアが伝えない「本当の」最新取材報告

     [シンガポールに続きハノイで朝米首脳会談を取材予定]

 報 告:浅野健一さん (人権と報道連絡会 世話人)

 日 時:3月4日(月)19時より21時

 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 参加費:800円

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【後世にクイを残すな軟弱の地盤もカタク基地を拒否する】

                     乱 鬼龍(転載歓迎)

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┗■1.日本海溝沿い 30年内大地震 本県(茨城県)沖M7超「80%」

 |  政府の地震調査委員会予測

 | 「原発事故の危険 目そらすな」超巨大地震 原発防災に影

 |  「評価不能を理由に最悪の事態から目をそむけてはいけない」

 |   (島崎邦彦・東京大名誉教授)の指摘

 └──── 本日の朝刊2紙(茨城新聞東京新聞)から

地震原発事故情報》編集部より

 今朝の茨城新聞東京新聞掲載の『30年内大地震発生』を紹介します。

1.2/27茨城新聞1面より抜粋

  日本海溝沿い 30年内大地震 本県(茨城県)沖M7超「80%」

 政府の地震調査委員会(委員長・平田直東京大教授)は26日、東北―関東

地方の日本海溝沿いの海域で、今後30年間にマグニチュード(M)7〜8の

地震が起きる可能性が高いとする予測を公表した。確率90%以上の場所

もあった。

 本県沖でもM7から7.5の地震が起きる確率は「80%程度」とした。

 2011年3月の東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)発生を受け、同年11

月にまとめた長期評価を改定した。

 平田委員長は「大震災があったので、しばらく大きな地震は起きない、

とは考えないでほしい」と警戒を呼び掛けた。調査委はこうした地震

発生し、沿岸に達する津波の高さの予測も進める。 (後略)

2.2/27東京新聞3面「核心」より抜粋

  「事故の危険 目そらすな」超巨大地震原発防災に影

 政府の地震調査委員会が日本海溝沿いの地震予測を改定した。2011年の

超巨大地震東日本大震災)の震源域に隣接する海域で同規模の地震が発

生することを「否定できない」と言及したものの、データ不足として及び

腰の評価になった。

 原発事故の再発を危ぶむ専門家からは「危険の芽から目をそらすな」と

の批判も。東北太平洋岸にある原発の運転再開を急ぐ電力各社は、負担増

につながる防災想定の見直しには消極的だ。(中略)

 委員長の平田直・東京大教授は「評価できないことはいっぱいある」と

説明する。

 こうした調査委の慎重姿勢を危ぶむのは島崎邦彦・東京大名誉教授(地

震学)だ。

 評価不能を理由に最悪の事態から目をそむけてはいけないと指摘。

 「2011年の地震の北と南で別の超巨大地震が発生しうるということは、

もっと前面に出して伝えるべきだ」と訴える。(後略)

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┗■2.東海第二原発の審査は不合格だ!

 |  原子力規制委員会の処分の執行停止を求める

 |  審査請求提出の記者会見

 |  3月7日(木)16時よりの記者会見 参加しよう

 └──── 再稼働阻止全国ネットワーク

   【記者会見】東海第二原発の審査は不合格だ!

原子力規制委員会の処分の執行停止を求める審査請求提出〜

〜設置変更許可・工事計画認可・運転期間延長認可は不合格〜

行政不服審査法への対応があまりに遅い〜

〜「住民説明会」で明らかになった原子力規制庁への不信感〜

日時:3月7日(木)16時〜18時

場所:衆議院第一議員会館第一会議室

発言予定(敬称略、詳細未定)

大河原まさ子議員

審査請求総代 山崎久隆、披田信一郎、木村雅英

審査請求申立団体

     鎌田 慧(再稼働阻止全国ネットワーク)

柳田 真(とめよう!東海第二原発首都圏連絡会)

地元からの審査請求 大石光伸(東海第2原発運転差止訴訟原告団

主催:「再稼働阻止全国ネットワーク」

共催:「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」

問合せ:080-5062-4196(木村)

    または 070-6650-5549(再稼働阻止全国ネットワーク)

 地元及び多くの「国民」の東海第二原発の運転延長・再稼働反対の声に

もかかわらず、原子力規制委員会は昨年9月・10月に適合性審査合格、11

月に運転延長許可を決定した。

 私たちは、昨年2月、5月、10月に東海第二の審査について原子力規制

庁の担当を呼んで実施してきた院内ヒアリング集会を踏まえ、行政不服

審査法に基づき、適合性審査(設置変更許可、工事計画認可)処分に対

して11月27日に、運転延長許可処分に対して本年2月6日に、審査請求を

提出した。

 ところが、原子力規制委員会国家行政組織法第3条に規定されている

「三条委員会」で、上級官庁のない独立した政府機関である為に、審査

請求に対して応じるのも原子力規制委員会と、自らの処分を自ら審査する

構造になっているためもあって、原子力規制委員会の対応があまりに遅い。

 特に、辺野古基地建設についての沖縄県の処分に対して私人でもない沖縄

防衛局が審査請求し国交相が審査した場合と全く対応が異なる。

 原子力規制庁は、一方で本年1月、2月に「東海第二発電所の新規制基

準適合性審査等の結果に係る住民説明会」を地元茨城県内で実施して「審

査合格」をアピール(勿論地元住民から「審査やり直せ」など多数の

疑問の声)、さらに2月22日には日本原電が東海第二原発の再稼働方針を

明言した。

 私たちは、原子力規制委員会による東海第二審査の不当性と審査請求に

対する対応の不当性とを訴え、東海第二原発の運転延長・再稼働を止める

ために、記者会見を行なう。

 多くのメディア関係者と市民の参加を呼びかける。

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┗■3.「書籍」から

 |  理解できない「潜在的核抑止力」の議論

 └──── 小泉純一郎

ところで、経済的な利益とは別の理由で「原発は日本に必要だ」と考え

る人たちもいます。たとえそれなしで電力は足りるとしても、「潜在的

核抑止力」のために原発の開発を続けるべきだ、というのです。

もちろん日本には「非核三原則」がありますから、核兵器を作ることも

持つこともできません。

 しかし、実際に核兵器を持っていなくても、「核兵器をつくることがで

きる」というだけで、外国からの核攻撃をおさえる力になる。これが「潜

在的な核抑止力」というものです。

そして、原子力を使うという点で、原発核兵器の技術にはたくさんの

共通点があります。要するに、原発をつくることができれば核兵器もつく

ることができる。そこで一部の政治家は、こう主張します。

 「日本にはすぐれたロケット技術もあるので、いざとなれば短期間で

核兵器による攻撃が可能だ。しかし原発の開発をやめてしまうと、基礎研

究から始めなければならず、核兵器の開発まで何年もかかってしまう。

それでは周囲国に対する潜在的核抑止力が失われてしまうので、原発

やめるべきではない」

私には、この理屈がさっぱりわかりません。どんなに潜在的な能力が

あっても、将来、日本が核武装などできるわけがないからです。むしろ、

日本にその潜在的な能力があることで周辺諸国が軍事的な脅威を感じてし

まい、緊張緩和や核軍縮の流れを邪魔している面もあるといえるでしょう。

すでに日本は、原発の使用済み核燃料を再処理することで得られたプル

トニウムが大量に余っています。それが「いずれ核兵器のために使われる

のではないか」と心配する国は少なくありません。

しかしいうまでもなく、日本は世界で唯一の被曝国。その記憶が失われ

ることはありません。したがって、国民が核武装を認める事など考えられ

ない。そういう国で、潜在的な核抑止力を持とうとすること自体が、私に

は理解できません。

だいたい、国土や国民を守る安全保障のことを考えれば、原発そのもの

が大変な脅威です。潜在的な核抑止力を持つために原発をつくり、それが

事故を起こして国民の生命を奪い、国土を荒廃させてしまったのでは、

元も子もありません。外敵からの攻撃を防ぐための原発で自滅するのは、

あまりにも愚かな話です。

しかも原発は、何度もいうようにテロリズムのターゲットになるおそれ

がある。国家の安全保障の面からみても、原発には大きなリスクがあるの

です。

原発ゼロ、やればできる』小泉純一郎

     (太田出版)「111〜113頁」より

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┗■4.私たちの国が民主国家であるならば、県民投票の結果を受け

 |  ひとまず工事を中断しなければならない

 |  2/26辺野古レポート

 └──── 千葉和夫(たんぽぽ舎ボランティア、在沖縄)

2月26日(火) 天候:曇り、時々青空が見える。風はどんどん強くなり10時

 ごろで8から10m/秒

<N4護岸工事現場>

8時50分:工事現場に到着、海は大きなうねりと波でかなり荒れている。

うねりと波を合わせると上下に1.5mから2mほど揺れる。

 N4護岸工事は、護岸基部の補強作業を9時20分ごろから開始、グリ石を

投下して、ユンボで固めている。その上に鉄板を敷いていた。最終的には

海に面したところに根固め袋材を並べ補強するものと思われる。

 今、このような工事を急ぐ理由は*台風2号がフィリピン東にある。

私たちは10時30分まで現場に待機したが風が強まってきたので一旦

松田ぬ浜に戻った。

昼食後、船で再びN4工事現場に戻ったが、風と波は午前中よりも強

くなっている。また工事も先ほどと同じ場所の補強作業に専念している。

従って、私たちは本日の抗議/阻止行動を終了した。

<県民投票>

 昨日も書いたが、沖縄県民の新基地建設に対し“NO”を明確に示した

にもかかわらず、本日も普通に工事を進めている。

 私たちの国は民主国家であると、事あるごとに言うならば、県民投票の

結果を受けひとまず工事を中断しなければならない。私はそれを強く要求

する。

<*台風2号情報>

 猛烈な台風2号は、2月26日正午時現在、フィリピンの東にあって北

にゆっくり進んでいます。中心気圧は915ヘクトパスカル、中心付近の最大

風速は55m、最大瞬間風速は75mとなっています。この台風は、今後

フィリピンの東を西寄りに進んでいく見込みです。

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┗■5.反原発派の怒りを買った経団連会長、

 | 過激発言の裏に国内原発再稼働の思惑…ほか

 | メルマガ読者からの原発等情報3つ(抜粋)

 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.反原発派の怒りを買った経団連会長、

  過激発言の裏に国内原発再稼働の思惑

  2/26(火)6:01配信「ダイヤモンド・オンライン」

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190226-00195127-diamond-bus_all

2.電源交付金10億円「前借り」青森・東通村、東電原発完成遅れ

  2/26(火)20:34配信「共同通信

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190226-00000179-kyodonews-pol

3.東電は個別に丁寧な対応を=原発事故賠償の和解拒否で−世耕経産相

  2/26(火)11:39配信「時事通信

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190226-00000046-jij-bus_all

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┗■6.新聞より2つ

 └──── 

 ◆再稼働は住民の理解得た上で、と言いつつ、東海第二原発の対策工事

  を先行させる日本原電。順番が逆でしょう。

              (2月23日毎日新聞「近事片々」より)

 ◆トラの威を借りる(安倍晋三首相)  鎌田 慧(ルポライター

 辺野古への米軍基地建設は反対。安倍内閣が「唯一の解決策」とする重

要策に、沖縄県民投票が突きつけた72%の圧倒的な反対の声。安倍首相は

どう聞いたのか。それでも無視するのか。

 なにがあっても「史上最長政権」の記録樹立が政権維持の動機、かつ最

大の欲望であるかのような、まるで迷惑な憲法感覚。祖父岸信介の遺恨・

憲法改悪と軍事力強化への突進は、けっして支持されていない。

 米軍基地の新設工事は世界最北限のジュゴンや豊かなサンゴ礁が成育す

る海を殺し、水深30mの海底の下、マヨネーズ状の軟弱地盤に、7万7000

本もの巨大な砂杭を埋めて、なお完成するかどうか。経費は2兆5千億円

以上。それもすべて日本のおもてなし予算。

 アメリカの専門家でさえ、在沖海兵隊は規模が小さ過ぎて戦略的価値

ない。米本国に置くよりも駐留費が50から60%安いからだ、と明言して

いる。

 「海を潰(つぶ)し、自然の命を殺戮(さつりく)し、人間を殺すための

軍事基地をつくる。これは人間の道を踏み外す、罰当たりの所業である」

と私は投票前、週刊誌に書いた。

 沖縄は日米安保日米地位協定の最大犠牲者だ。沖縄いじめの首相が

一方では米大統領ノーベル平和賞推薦の使い走り、ご機嫌とりに終始し

ているのは選挙民の屈辱だが、沖縄の抵抗運動に沈黙するのは共犯だ。

        (2月26日東京新聞朝刊27面「本音のコラム」より)

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