たんぽぽ舎です。【TMM:No3418】地震と原発事故情報−6つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No3418】

2018年7月18日(水)地震原発事故情報−

               6つの情報をお知らせします

               転送歓迎

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★1.日本原電東海第二原発の20年運転延長・再稼働反対

   原子力規制委員会パブリックコメントを出そう!

   参考として山崎久隆さん提出予定の意見を紹介致します

★2.複数基の同時被災・同時トラブル発生を考えない

   「新規制基準」と審査

  東電福島第一原発事故の最も重要な教訓を

  無視して再稼働を推進する規制委

  原子力規制委員会原発再稼働推進委員会!その176

            木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)

★3.原発事故から7年 東京電力に10回目の損害賠償請求/岩手…ほか

  メルマガ読者からの原発等情報3つ(抜粋)

                黒木和也 (宮崎県在住)

★4.再稼働手続きを問う−柏崎刈羽原発(下)

  国に対して無責任な原子力政策をやめるよう知事は求めるべき…

  メルマガ読者からの「新潟日報」情報1つ(抜粋)

                 金子 通 (たんぽぽ舎会員)

★5.メルマガ読者からのイベント案内

           (お問い合わせは主催者へ)

  ◆球美ぬ里にめんそうれ!沖縄球美の里写真展 新宿2018

   期間:7月31日(火)より8月5日(日) 入場無料

   場所:エコギャラリー新宿

★6.TVより1つ

  ◆ 東電 福島第一原発の事故以降自粛のテレビCMを7年ぶり再開

             (7月18日「テレ朝 news」15:05配信より)

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脱原発川柳【ふるさとを 未来を奪う 放射能】 乱 鬼龍(転載歓迎)

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※7/21(土)山崎ゼミにご参加を!

  「差し迫った東海第二原発の問題点&パブコメ対策」

  「東電柏崎刈羽原発も同じBWRです。共通の問題点もあるので

  比較と批判もします」

 お 話:山崎久隆(たんぽぽ舎副代表)

 日 時:7月21日(土)14時より17時

 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 参加費:800円

東海第二原発の再稼働及び20年稼働延長を許さない!

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┗■1.日本原電東海第二原発の20年運転延長・再稼働反対

 |  原子力規制委員会パブリックコメントを出そう!

 |  参考として山崎久隆さん提出予定の意見を紹介致します

 └──── (たんぽぽ舎メールマガジン編集部)

パブリックコメントで提出予定の意見の一覧 「その1」

               ※60項目あるので2回連載とします

東海第二の本質的問題(1ページ 1 はじめに)

1 設置許可の瑕疵

  そもそも設置許可をしてはならない原発

2 設置許可時との状況の変化

  当初設置許可を出した時と、まるで変わってしまった

3 原発のエネルギー構成上の問題と事故の多発

 原発はもはや電源として機能はしない

4 沸騰水型軽水炉の欠陥

  炉心安定性の欠如と核暴走の危険性

5 欠陥水位計が曝露された福島事故

  原子炉水位さえ見えなくなる原発

6 再循環ポンプという大きな弱点

  圧力容器の下部に巨大配管のリスク

7 応力腐食割れなど老朽化で破損

  炉内構造物も配管もSCCで壊れてゆく

8 福島第一原発事故の原因究明は出来ていない

  同じ沸騰水型軽水炉である東海第二で教訓の反映は出来ていない

9 東海第二への資金投入は福島事故対策の妨害になる

  巨額の資金の多くは、電力からの支援金や債務保証だ

各論ue

地震(10p 地震による損傷の防止)

10 想定地震のうち震源を特定しない地震が過小

  少なくても直下M7.3以上を想定すべきである

11 基準地震動の策定方法は過小評価

  想定される地震から計算(入倉式等)される基準地震動が小さい

12 地盤の不安定さが十分考慮されていない

  日本一軟弱地盤に立つのだから、これを考慮すべきである

13 耐震設計分類は不合理である

  福島第一の経験は耐震設計分類の不合理を証明している

14 残余のリスクを評価していない

  基準地震動の範囲内で評価するのは誤りだ。限界応力値を示せ

15 クリフエッジを示すべきである

  地震におけるクリフエッジを明記して解析するべき

16 地震応答解析により「十分な強度」は有しないことが判明

  Ssを用いた解析でさえ強度は2倍を下回る箇所が多々ある

津波(38p 津波による損傷の防止)

17 基準津波の策定方法が不明確である

  太平洋沖で発生する津波の選定が不明確である

18 最新知見を取り入れていない

  東海第二を襲う津波について新しい知見が取り入れられていない

19 防潮堤の液状化対策が終わっていない

  防潮堤基部における液状化対策の審査がされていない

20 津波の漂流物評価がおかしい

  漂流物の衝突解析が現実を無視している

21 超過津波設定が過小である

  超過津波を24m超としているが、32m級をベースにすべきだ

22 超過津波の防潮堤耐性評価と損傷モード解析が不透明

  超過津波で防潮堤を越えて破壊される規模が不明確

23 超過津波の漂流物評価が非現実的だ

  防潮堤を越えてくる漂流物の評価が現実離れしている

24 排水機構(ゲート)の信頼性評価に無理がある

  超過津波の排水機構の成立性に問題がある

25 超過津波による浸水範囲と高さに問題がある

  超過津波の溢水を想定しているのに敷地全部は冠水しないとは?

26 最低限、各種実証試験をすべきだ

  超過津波の影響と地震による液状化との合成解析試験を行うなど

外部衝撃損傷(65p 外部からの衝撃による損傷の防止)

27 竜巻評価がフジタスケールf3(100m/s)は過小である

  日本の気象記録は近代のみなのでf5(141m/s)も考慮すべき

28 竜巻想定で外部電源及び屋外電源設備は喪失させること

  竜巻では屋外電源設備と非常用DG(海水ポンプ)は全損を想定すべき

29 外部火災について再処理工場等を考慮していない

  原子力施設特に再処理工場の爆発は安全上重大な影響を与える

30 航空機落下の火災については、故意のものと整合性を持つべき

  航空機落下は故意によるものを含めれば確率論的議論は無意味

  (「その2」に続く)

※項目の後に記載の頁数は、「審査書」の頁数を示します。

※「審査書」やパブリックコメント募集はこちらを参照して下さい

日本原子力発電株式会社東海第二発電所の発電用原子炉設置変更許可申請書に

関する審査書案に対する科学的・技術的意見の募集について

http://www.nsr.go.jp/procedure/public_comment/20180705_01.html

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┗■2.複数基の同時被災・同時トラブル発生を考えない

 |  「新規制基準」と審査

 | 東電福島第一原発事故の最も重要な教訓を

 | 無視して再稼働を推進する規制委

 | 原子力規制委員会原発再稼働推進委員会!その176

 └──── 木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)

○東電福島第一原発事故の教訓

 東電福島第一原発事故では、2011年3月11日地震発生直後に稼働していた1号

機〜3号機がスクラム(原子炉緊急停止)、その後1号機・2号機はすぐに全電

源喪失、全交流電源を喪失した3号機は3月13日未明に全電源喪失、そして1号

機水素爆発(3月12日15:36)〜3号機水素?爆発(3月14日11:01)〜2号機放

射性物質大量放出(3月15日06:00)と続いた。

 この数日間の免震重要棟における吉田所長以下東電関係者の必死の闘いの動画

・報告などから、1号機〜4号機の同時被災・同時トラブルとその制御がいかに

大変かを目の当たりにした。

○複数基の同時被災・同時トラブルは審査外

 ところが、今、原子力規制委員会が行っている審査では、複数基の同時トラブ

ル発生を全く考慮していないのだ。

 私は、複数基立地・稼働の問題を指摘(例えば、その137、その152)してきた

が、審査における同時被災・同時トラブルの無視には思い至っていなかった。

 このことは、7月13日の「東海第二原発の再稼働審査を問う!原子力規制委員

会院内ヒアリング集会(3)〜首都圏に最も近い老朽・被災原発を動かすな〜」で

発覚した。

 相沢一正さん・山崎久隆さんが東海第二の審査で「再処理工場の事故の影響を

考慮するべき」と追及した時に、原子力規制庁は(冷やし続けないといけない廃

液もある)再処理工場のトラブル発生は考慮していないと答えた。このことは大

問題である。

 さらに、複数基が立地されている他の原発での審査はどうか?と尋ねたところ、

「総て施設毎の審査だ」とはっきりと回答。

 川内・高浜・大飯・玄海と複数基が同時稼働している原発の審査でも「複数基

の同時被災・同時トラブル発生を考慮していない」ことが明らかになった。

 原子力規制委員会は、東電福島第一原発事故の最も重要な教訓である複数基の

同時被災・同時トラブル発生を全く考慮せずに、個々の施設ごとの審査でお茶を

濁しているのだ。

 今の規制委の審査では、複数基立地・複数基稼働の全国の原発はどれも東電福

島第一原発事故と同様の悪夢を生む可能性がある。直ちに総ての原発を止めるべ

きだ。

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┗■3.原発事故から7年 東京電力に10回目の損害賠償請求/岩手…ほか

 | メルマガ読者からの原発等情報3つ(抜粋)

 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.原発事故から7年 東京電力に10回目の損害賠償請求/岩手

  7/17(火)20:06配信「IBC岩手放送

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180717-00010002-ibciwatev-l03

2.福島第一トリチウム公聴会、東電「地元の意見伺って適切に」

  7/18(水)2:06配信「TBS News i」

https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20180718-00000008-jnn-soci

3.須藤靖明さん死去

  阿蘇火山、半世紀研究の学者「九州に原発そぐわず」警告も

  7/17(火)12:18配信「西日本新聞

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180717-00010007-nishinpc-soci

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┗■4.再稼働手続きを問う−柏崎刈羽原発(下)

 | 国に対して無責任な原子力政策をやめるよう知事は求めるべき…

 | メルマガ読者からの「新潟日報」情報1つ(抜粋)

 └──── 金子 通 (たんぽぽ舎会員)

 ◆再稼働手続きを問う−柏崎刈羽原発(下)

  国に対して無責任な原子力政策をやめるよう知事は求めるべき

 以下、野村修也・中央大法科大学院教授のインタビュー。

−電力会社が地元の同意を得た上で原発を再稼働する現在の手続きをどうみてい

ますか。

 「現行法では原発の再稼働について、地元の関わり方が不明確な状態だ。再稼

働に地元の同意が必要という法律、命令、規則はない。極論すれば同意がなくて

も再稼働できると答えざるを得ない状況だ」

 「自治体と電力会社が結ぶ安全協定があるが、あくまでも紳士協定で拘束力は

ない。同意を得られなくても再稼働しようとする電力会社を止めることはできな

い。現行法でいいのか考えなくてはならない」

−6月に就任した花角知事は「(知事選で)県民に信を問うことを含め、県民の意

思を確認する」などとしています。

 「再稼働の問題は首長選挙や県民投票にはそぐわない。国のゆがんだ仕組みを

住民に押しつけた中での出口戦略でしかない。知事は政府に対して再稼働の問題

を『住民に背負わすな』と言わなくてはいけない」

 「住民、自治体に再稼働を判断させるという国の責任放棄が住民間の対立、わ

かまりを立地地域に持ち込む。国に対して無責任な原子力政策をやめるよう知

事は求めるべきだ」

(7月17日「新潟日報」より抜粋。紙面のみネット上に掲載なし)

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┗■5.メルマガ読者からのイベント案内

 |          (お問い合わせは主催者へ)

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 ◆球美ぬ里にめんそうれ!沖縄球美の里写真展 新宿2018

期間:7月31日(火)より8月5日(日) 入場無料

時間:10:00より18:00 初日は13:00より最終日は16:00まで

場所:エコギャラリー新宿 新宿中央公園内区民ギャラリー

   東京都新宿区西新宿2-11-4新宿中央公園

   新宿駅西口より徒歩15分、大江戸線「都庁前」駅A5出口より徒歩5分

主催:認定NPO法人沖縄・球美の里

     〒169-0075 東京都新宿区高田馬場2-19-702

           03-6205-6139  MAIL:tokyo@kuminosato.net

 沖縄・球美の里は沖縄県久米島にある国内で唯一、通年で利用できる福島の子

どもたちの保養施設です。

 子どもたちは、海に行ったり、山に行ったり、施設内の岩山や芝生や砂場で遊

んだり、毎日自然豊かな中でゆったり楽しく過ごします。

 そんな子どもたちの様子を写真でご覧ください。

 この写真展では、ボランティアスタッフ、保養の子どもたち、球美の里の創立

者でフォトジャーナリストの広河隆一が撮った写真と、球美の里で子どもたちが

描いた絵を展示します。お楽しみに!

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┗■6.TVより1つ

 └──── 

 ◆ 東電 福島第一原発の事故以降自粛のテレビCMを7年ぶり再開

 東京電力福島第一原発の事故以降、自粛していた宣伝用のテレビCMを7年

ぶりに再開しました。

 東京のテレビ局で18日から放送されている東電のCMは、電気と都市ガスのセ

ット販売を宣伝する内容です。

 東電は原発事故の廃炉や賠償の費用が22兆円規模に膨らむ一方、おととしから

始まった電力自由化で約14%にあたる319万人の顧客が流出しています。

 7年ぶりのCM再開について、東京電力エナジーパートナーは「売り上げ目標

の達成が福島の責任を全うすることにつながる」としています。

 東電のテレビCMを巡っては、新潟県柏崎刈羽原発の安全性を主張する内容

を放送して避難者から抗議を受けた経緯があります。

           (7月18日「テレ朝 news」15:05配信より)

 動画はこちらを

https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20180718-00000028-ann-bus_all

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  件名に「イベント案内掲載希望」と明記して下さい。

 メールマガジンには1回だけの掲載とさせていただきます。

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