たんぽぽ舎です。【TMM:No4253】
4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.「さよなら原発・ぎふの10年」記念冊子発行
3・11フクシマ原発事故から10年
今だ終わらない事故処理と続く放射能汚染
原発再稼働で増え続ける行き場のない核のごみ
これからも脱原発社会をめざして
中川敦詞(さよなら原発・ぎふ)
根深い東電体質の危険=「組織内で情報共有が
うまくいっていない…」
それが福島第一原発事故を招いたことは東電自ら認めている
保安規定をたやすく破る会社が原発を動かして良いわけがない
山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)
★3.事故前対策「許されるレベル」武黒一郎元副社長が反論
あると分かっていた…」 7/20福島原発株主訴訟・東京地裁…ほか
メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)
黒木和也 (宮崎県在住)
★4.新聞より1つ
◆素朴な疑問
命よりも大会スポンサーを大事にする五輪
鎌田 慧(ルポライター)
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※7/13【院内ヒアリング集会】の映像をUPLAN三輪さんがアップ
してくれています。(主催:再稼働阻止全国ネットワーク)
20210715 UPLAN【院内ヒアリング集会】
IAEA「深層防護第5層」の実効性を問う〜
https://www.youtube.com/watch?v=QUdI45tFwPE
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※7/24(土)学習会にご参加を!
「3/18東海第二原発運転差し止め水戸判決」
今後の原発裁判へ向けて
お 話:後藤政志さん〔元東芝、原子炉格納容器設計者、
博士(工学)〕
お 話:上岡直見さん〔環境経済研究所(技術士事務所)代表〕
日 時:7月24日(土)13:30〜17:00 新ちょぼゼミ
会 場:「スペースたんぽぽ」
資料代:800円
予約必要です
たんぽぽ舎あて 電話 03-3238-9035 か
メール nonukes@tanpoposya.net で、ご氏名と電話番号を
お知らせ下さい。受付番号をお知らせいたします。
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※7/27(火)学習会にご参加を!
「廃止をめざして!とことん学ぼう 土地規制法とはなんだ」
お 話:馬奈木厳太郎(まなぎいずたろう)弁護士(土地規制
特別報告:湯本雅典
(「沖縄と本土 一緒に闘う」などビデオ作品製作)
日 時:7月27日(火)18:30〜21:00
会 場:「スペースたんぽぽ」
参加費:800円 予約必要です(上記と同じ)
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┗■1.「さよなら原発・ぎふの10年」記念冊子発行
| 3・11フクシマ原発事故から10年
| 今だ終わらない事故処理と続く放射能汚染
| 原発再稼働で増え続ける行き場のない核のごみ
| これからも脱原発社会をめざして
└──── 中川敦詞(さよなら原発・ぎふ)
このほど「さよなら原発・ぎふの10年」を発行しました。
福島第一原発事故を受けて岐阜でもデモをしようと夜に市民が集まり
会合を開いていました。
デモは、岐阜市だけでなく近隣の各務原市、大垣市、関市でも開催
されるようになり今までにない県内での連携がとられるようになった
のもこの頃からです。
目次の一部紹介
・チラシ画像でみる「さよなら原発パレードinぎふ」の10年
・放射能拡散予測の風船飛ばし
・岐阜で開催された小出裕章さんの講演会
・裁判のこれまでとこれから
・超深地層研究所問題
など関連した活動の主要なメンバーからもメッセージが綴られて
います。岐阜でのデモは今なお150人規模で行われております。
是非ご覧ください。
「さよなら原発・ぎふの10年」A4判 カラー 20頁
発行:2021年3月11日 カンパ込みで1冊300円です。
(「まとめ購入」割引 10冊以上=8掛け&送料無)
ご購入は
冊数、お名前(団体名)、送付先、連絡先を明記して、
「1」または「2」の方法でご注文下さい。
「1」ファクス:058-242-3054
「2」 Email: mutohitoshi@yahoo.co.jp
お支払い方法
郵送(または宅配)でお送りした場合、振込用紙を同封しますので、
お振り込み下さい。
ご不明な点のお問合せ 090-8952-0013 伊藤まで。
くわしくは、「さよなら原発・ぎふ」のブログをご参照ください。
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| 根深い東電体質の危険=「組織内で情報共有が
| うまくいっていない…」
| それが福島第一原発事故を招いたことは東電自ら認めている
| 保安規定をたやすく破る会社が原発を動かして良いわけがない
└──── 山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)
3.規制基準適合性審査を通すため
東電の経営陣は柏崎刈羽原発の再稼働の前提として、東電に原子力を
運営する資格があるとする文書を規制委に提出している。
そこには「社内の関係部門の異なる意見や知見が、一元的に把握
され、原子力施設の安全性向上に的確に反映されなければならない」と
されていたが、今回の事案はどれ1つ本店が把握していなかった。
この文書も明白なウソだった。7月13日、規制委は東電の本店を立入
検査した。そこで小早川社長やテロ対策部門の職員から聴取したという。
その結果について「組織内で情報共有がうまくいっていない印象は
あった」(金子修一検査チーム長)との説明が記者にされている。
これは2000年代から続く東電の体質であり、それが福島第一原発事故
を招いたことは東電自ら認めている。
その体質は依然として露骨に現れ続け、原発を危機に陥れている。
運転していないからといって安心してはいけない。
福島第一原発の現状、汚染水対策、いずれも同じ体質の下で事態は
進行しているのだから。
4.東京電力の広報姿勢
これら一連の事件が発覚する前後に、立地自治体では地域説明会が
開催されている。
再稼働を巡る通り一遍の説明会で、今回の問題についての説明が
なかったことで参加者から批判が集まったと報道されている。
東電は事前に計画していた説明会であり、今回の事案があっても予定
通り実施することにしたというが、これこそが地元住民を軽視する姿勢
に他ならない。
これだけ重大事案として報道もされていることに一切触れず、再稼働
を巡る説明だけをして、いったい誰に納得してもらうつもりなのか。
さらに、これらの説明が立地自治体だけで開催されており、消費者で
ある東京圏を含め東京電力管内ではまったく実施されていない。
消費者にも説明することが説明責任であることを東電は全く認識して
いない。
東電は規制委が設定した4月7日の締め切り期限までに弁明を行わな
かった。「弁明の余地がない」と判断したという。そうならば、再稼働
など出来るわけもない。柏崎刈羽原発の再稼働を撤回すべきである。
東電は、この一連の出来事については、市民団体に対しては次のよう
に弁明している。
『…対応は次の方針に沿って取り組んでまいります。
1点目ですが、福島第一原子力発電所事故まで遡り、安全文化や
核セキュリティ文化が現場の隅々まで根付いていたのか、組織的な課題
を明らかにしてまいります。
2点目として、柏崎刈羽原子力発電所にとどまらず、社長を含む経営
層・本社まで広範囲に調査を行い、原子力部門の組織全体の課題を
明らかにしてまいります。
3点目として、核物質防護業務について、全発電所の課題抽出と
解決を図り、核物質防護体制の再構築を目指してまいります。
4点目として、原因分析や改善措置の内容に対して、核セキュリティ
や安全文化に精通した第三者が評価を行うことで、透明性を確保
いたします。
最後に、これらの取り組みを、自社に閉じることなく、他電力や
他業界などの国内外の外部専門家の指導を得ながら、良好事例などを
積極的に取り入れ進めてまいります。
また、この取組みの状況については、地元をはじめ社会の皆さまには
様々な機会を通じて適宜お知らせしていくことが望ましいと考えており
ます。一連の事案については、様々な方法を検討し、福島の皆さまにも
しっかりと情報発信してまいります。…』
未だに「情報発信」などと一方的な主張の拡散で済むと考えている。
これでは誰にも理解を得ることは出来ない。
5.原子力規制委員会の問題点
更田豊志委員長は、この間の東電不祥事について「不正なのか、
分かっていて意図的にやらなかったのか。あるいは知識が足りなかった
のか。技術的な能力の問題か。それとも、なめているのか。この程度で
いいんだと。委員会がつかみたいのはまさにそこです。今後の検査で
時間がかかると思うが確かめる」と述べている。これではまるで人ごと
である。
審査を行い許可を出す当事者が、その許可を出した直後にこれだけの
問題を起こしている。
さらに、原発の再稼働に向けた審査は、保安規定の審査があるのだ
が、これが許可される前にID不正使用とセキュリティシステムの
破損が発生している。
保安規定とは、原発の保守を行う手順書である。もちろん、侵入防止
は重要な点の1つであることは言うまでもない。
保安規定に何か記載され、それがどのように破られたのかは、保安
規定そのものが対テロ対策などの機微情報を含むとされて公開されて
いないので判断できない。
しかし、規制委ならばそれが分かっているはずであり、規定を
たやすく破る会社が原発を動かして良いわけがないことも当然だ。
そうした意味からも核燃料の移送禁止命令を出したのだから、原子力
を運営する基本的な資格があるかをゼロから、つまり設置許可を取り
消してから見直すしかないのである。
(初出:たんぽぽ舎月刊ニュース7月No307)
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┗■3.事故前対策「許されるレベル」武黒一郎元副社長が反論
| あると分かっていた…」 7/20福島原発株主訴訟・東京地裁…ほか
| メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)
└──── 黒木和也 (宮崎県在住)
1.事故前対策「許されるレベル」武黒一郎元副社長が反論
7/20(火)19:49配信「時事通信」
https://news.yahoo.co.jp/articles/a0b5585701be9c4aa9ab6fed5c086d01c83c8169
2.原発「60年超」運転、「延命」は安全性軽視だ
地球温暖化対策を口実にした安易なルール見直しは許されまい
何より国民の多くが稼働延長を求めていない
7/20(火)16:01配信「京都新聞社説」
https://news.yahoo.co.jp/articles/e6240aa942b3f903471495b1009d8f7446d6bf34
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┗■4.新聞より1つ
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◆素朴な疑問
命よりも大会スポンサーを大事にする五輪
鎌田 慧(ルポライター)
内閣支持率35%、共同通信の世論調査の結果だが、ANNニュース
では29.6%。コロナ対策への不信感が強まって、内閣崩壊寸前である。
その一方、菅義偉首相が縋(すが)りついてきた東京五輪、いよいよ
3日後に開会式。とはいえ東京は1日平均1000人の感染者がつづき、
ピークに向かっている。ついに選手村からもコロナ感染者があらわれた。
「国民の命と健康を守っていくのが開催の前提条件」との前言は、
既に破棄された。菅首相、開会式がはじまれば世は興奮状態、支持率は
反転すると踏んでいるようだ。
が、自己の権力維持のために人の命を瀬踏みする冷酷さは悪徳政治家
のものというしかない。
「復興五輪」とか「人類がコロナに打ち勝った証し」とか、美辞麗句
を並べたて、こんどは「感動を世界に届ける」「難局を乗り越える」
などと、歯の浮くような表現を使い、恥ずかしげもない。
「世紀の祭典」にまったく似合わない「無観客会場」の矛盾に
ついて、国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は「ファンの
応援動画や過去大会での歓声を流すなどデジタル技術を駆使する計画を
示した」(18日付本紙)そうだ。
「拍手と喝采の偽造」に依拠する五輪。
命よりも大会スポンサーを大事にする五輪。
スポーツマン精神に合致していますか。
バッハさん、道をおまちがいではありませんか。
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☆ひきつづき、たんぽぽ舎の活動・日刊メルマガ=「地震と原発事
故情報」へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致
します。
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