たんぽぽ舎です。【TMM:No5011】地震と原発事故情報−4つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No5011】

2024年4月19日(金)地震原発事故情報−

              4つの情報をお知らせします

                    転載・転送歓迎

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★1.「愛するふるさと津島(第一原発から30km)を返せ」

  生活の糧となる山、川が汚染され全集落が強制避難

  3/11仙台高裁第8回・原告意見陳述 (その1) (4回の連載)

        福島原発事故津島被害者原告団 団長・今野秀則

★2.韓国総選挙 野党「共に民主党」が圧勝

  更に「祖国革新党」が12議席獲得し尹政権に大打撃を与えた

  この「祖国革新党」を率いたのが尹錫悦検察総長(当時)によって

  潰され日本で「たまねぎ男」と揶揄されたチョグク氏だ

               渡辺マリ(たんぽぽ舎ボランティア)

★3.メルマガ読者からのイベント案内(お問い合わせは主催者へ)

  ◆4/26(金)第2回憲法改悪を許さない東京東部大集会

   お話:田中優子さん(前法政大学総長)

   会場:亀戸文化センター・カメリアホール

★4.配信・新聞より3つ

  ◆東電に二審(東京高裁)も賠償命令 国の責任認めず、新潟訴訟

              (4月19日「共同通信」より)

  ◆「再稼働後、最大の揺れ」(4月18日未明)

   (4/17深夜、豊後水道で、M6.6の地震

   震度6弱地震愛媛県四国電力伊方原発について会見

        (4月18日03:03「愛媛新聞ONLINE」より抜粋)

  ◆原発事故対策 避難計画は不要なのか

            (4月12日「東京新聞」朝刊5面・社説より)

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※4/26(金)第35回「原発いらない!金曜行動」(首相官邸前)

 福島第一原発の汚染水海洋投棄を中止せよ! 老朽原発うごかすな!

 東海第二原発再稼働するな! フクシマは終わっていない!

 日 時:4月26日(金)18時30分より19時45分

 場 所:首相官邸

 主 催:「原発いらない金曜行動」実行委員会

  定例:毎月第3金曜日 (4/19は「総がかり行動日」なので

   1週後ろに変更)

  第36回は、5月17日(金)18時30分より19時45分です。

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※4/27(土)群馬県議会と市民の合意で設置した追悼碑撤去は群馬の歴史に

     大きな汚点を残した、群馬追悼碑問題を考える

     浅野健一が選ぶ講師による「人権とメディア」連続講座

 お 話:川口正昭(記憶 反省 そして友好)の追悼碑を守る会共同代表

     浅野健一(元同志社大学大学院教授)

 日 時:4月27日(土)14時より16時 13:30開場

 会 場:「スペースたんぽぽ」

 参加費:800円(資料代含む)

 ◇予約受付中 たんぽぽ舎・電話 03-3238-9035 か

 「ヤフーメール」<tanpopo3238@yahoo.co.jp> 宛てに、

 ご氏名と電話番号をお知らせ下さい。受付番号をお伝えいたします。

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※5/11(土)岡口基一元裁判官の講演会

     「白を黒にしてしまう大きな力。

      そして、無邪気に権力を行使してしまう弾劾裁判員たち」

     浅野健一が選ぶ講師による「人権とメディア」連続講座

 お 話:岡口基一元裁判官

 日 時:5月11日(土)14時より16時

 会 場:「スペースたんぽぽ」

 参加費:800円  ◇予約受付中 4/27と同じやり方です。

 岡口基一(おかぐち きいち)さんのプロフィール

 1966年、大分県生まれ。1992年、東京大学法学部卒業。

1994年浦和地方裁判所判事補。水戸地裁判事補、大阪高裁・東京地裁

仙台高裁判事。

2024年4月3日、裁判官弾劾裁判所の裁判により罷免。

4月4日、伊藤塾専任講師に就任。著作『要件事実マニュアル

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※5/27(月)『民主主義VS専制主義?』

     NATOウクライナ「戦争」

 お 話:金 性済(キム ソンジェ)さん

         (日韓和解と平和プラットフォーム)

 日 時:5月27日(月)19時より21時

 会 場:「スペースたんぽぽ」

 参加費:800円  ◇予約受付中 4/27と同じやり方です。

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※6/1(土)「なかったことにはできない 関東大震災・知られざる悲劇

      福田村事件」

     浅野健一が選ぶ講師による「人権とメディア」連続講座

 お 話:辻野弥生さん…映画「福田村事件」(森達也監督)の企画協力者

 日 時:6月1日(土)14時より16時 (開場13時30分)

 会 場:「スペースたんぽぽ」

 参加費:800円(資料代含む)  ◇予約受付中 4/27と同じやり方です。

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┗■1.「愛するふるさと津島(第一原発から30km)を返せ」

 | 生活の糧となる山、川が汚染され全集落が強制避難

 | 3/11仙台高裁第8回・原告意見陳述 (その1) (4回の連載)

 └──── 福島原発事故津島被害者原告団 団長・今野秀則

 2024年3月11日、仙台高裁第8回津島裁判期日が開催されました。

 この日は、福島第一原発事故から13年の当日でもあり、前日から東日

本大震災の報道一色でありました。

 ふる里へ帰りたいが帰れない。家族がいまだにバラバラになったま

ま、避難者はまだ2万人以上。ふる里へ戻れず避難した地域へやむなく

家を建てて住めば、住民登録はふる里のままでも避難者と認められない。

 「復興」「除染したから安全」というが、それならなぜ放射能が検出

されるのだ。放射能は無毒化にはできないことは誰でも知っている。

 それでも「安全」と嘘をつく、津島原発訴訟団は阿武隈山間の集落の

皆さん、お互いが助け合い絆の深い地域で、第一原発から30kmも離れ

たところですが、風の流れと共に放射性物質がまともに降り落ち、生活

の糧となる山、川が汚染され全集落が強制避難となりました。

 今だに回復できなく、「愛するふるさと津島を返せ」と訴えています。

 今回の意見陳述では団長の今野さんが訴えました。

7つの見出しを紹介します。

1.津島地区及び事故後の状況    (その1)に掲載

2.避難等経緯

3.ふるさと復興・再生への思い   (その2)に掲載

4.時間経過に伴う被害の深刻化、拡大

5.国・東電の責任追及       (その3)に掲載

6.改めて、ふるさとへの思い

7.事故責任の問い無くして真摯な復興・再生はない

                  (その4)に掲載

1.津島地区及び事故後の状況

◎ 私たちのふるさと津島地区は、戦後開拓に入った多くの人びとも含

め約450世帯・1400人の住民が暮らす中山間地域です。

 互いに顔見知りの住民は、自然あふれる環境の中で助け合い、多様・

多彩な年中行事に楽しみ、喜びを見出し、生き甲斐を感じて平穏に暮ら

していました。

 しかし、2011年3月、東日本大震災、それに伴う東電第一原発事故に

よる高濃度の放射能汚染により避難を余儀なくされました。

◎ 3/11地震発生当時、激しい揺れに住民は不安に戦きましたが、地

震そのものによる被害はさほど大きくはなくほっと安堵して、散乱した

家具調度などの後片付けに追われました。

 しかし、翌日になると原発が危機的な状況に陥り、避難圏域の拡大に

伴って原発近傍の町中心部や沿岸部から約1万人近くの人びとが、原発

から20〜30km離れている津島地区に避難してきました。

 8つある地区の集会所、学校施設、公民館など足の踏み場もないほど

避難者で溢れました。親せきや見知らぬ人まで受け入れて30人を超える

避難者を世話した民家もありました。

◎ 津島地区は停電せず、地下水や山からの引き水が確保され、民家に

はコメや野菜など食料の備蓄もあるため、住民は炊き出しなど地区を挙

げて避難者を支援しました。そうは言っても、テレビでは津波の悲惨な状

況や次々と爆発する原発の映像が流れ、果たして津島地区は安全と言え

るのか不安な気持ちで過ごしました。

 町役場は3月12日に本所機能を津島支所に移転していましたが、その

支所で3月15日に町災害対策本部会議が開かれました。

◎ 国からも東電からも放射能に関する情報の連絡は一切ないが、諸般

の情勢に鑑みてこれ以上地区内に留まれないと町長が決断し、その日の

うちに町を挙げて町外に避難することが決定され、一転して私たち津島

地区住民も避難する立場に追いやられました。

 突然のことに戸惑いながらも、私たち住民は、2〜3日、長くても1

週間もすれば元通りの平穏な生活に戻れるだろうと、取るものも取りあ

えず町当局が指示した二本松市方面に行く当てもなく避難しました。

 それが、いつ帰れるのか見通しもつかないままに、10年を超えて強い

られ続ける過酷な避難になるとは思いもしませんでした。

◎ 避難に際して、友人や親戚などを頼る人もいましたが、住民の大半

は避難先の公民館や集会所、学校の体育館などで、募る寒さに震えなが

ら不安に苛まれて過ごしました。

 その後、旅館やホテル、ペンションなどへの2次避難、更には逐次整

備された仮設住宅や借り上げ住宅への3次避難など転々と避難生活を強

いられました。まるで悪夢です。夢であってほしいと思うことが幾度

あったことか。

 特に悲惨なのは、子供たちでした。本来なら新学期を迎え、家族とと

もに希望に満ちた学校生活を送れるはずなのに、見知らぬ避難先で区域

外就学しなければならず、放射能汚染地域から避難したことが分かれば

いじめに遭って辛い思いをし、不登校になって心の傷を今に至るも引き

ずっている人も多くいます。    (その2)へ続く

  (2024年4月1日発行『原発事故被害者 相双の会』

  No143より了承を得て転載)

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┗■2.韓国総選挙 野党「共に民主党」が圧勝

 | 更に「祖国革新党」が12議席獲得し尹政権に大打撃を与えた

 | この「祖国革新党」を率いたのが尹錫悦検察総長(当時)によって

 | 潰され日本で「たまねぎ男」と揶揄されたチョグク氏だ

 └──── 渡辺マリ(たんぽぽ舎ボランティア)

〇 保守政権下の韓国検察は「できないことがない」「第四の権力」と

いわれ、既得権益ブロックの重要な要となってきた。

 文大統領の悲願はこの政権と検察の癒着にメスを入れる「検察改

革」、そのための切り札として検察総長に任命したのが尹錫悦氏(現大統

領)だった。

 だが、検察総長としての尹の行動はいわば「検察至上主義」であり、

外部からの圧力に左右されない気骨はあっても、検察の力を削ぐ改革に

は事実上、反発や非協力を貫いている。

 保守言論や国会議員へのリークによる世論捜査、「選択的正義」とし

て非難される標的捜査や手抜き捜査、身内の庇護など、それまでの韓国

検察の体質はそのまま引き継がれた。

〇 検察改革のもう一つの切り札としてチョグク氏を法務部長官に指名

すると検察の組織防衛のためのチョグク潰しが本格化。

 既に任命される前後からチョグク氏とその家族についての、検察から

のリークによるものと思しき不正蓄財や不正入試にまつわるおびただし

い数の疑惑報道が溢れ始めた。

 そして、わずか1カ月余りの在任で辞意を表明せざるを得なかった。

 しかし裁判でそれらの容疑を裏付ける確証を検察が示しうるのかも覚

束ない状況が明らかになっている。

 チョグク一家の起訴内容や公判の過程でむしろ検察の強引な標的捜査

や検・言癒着(検察と保守言論との癒着)が問題として浮上した。

 ☆「文在寅時代の韓国」文京沫著 岩波新書(149頁〜152頁より抜粋)

 そのチョグク氏が今年3月に立ち上げたのが「祖国革新党」だ。

 スローガンは「3年は長すぎる!」(註:韓国の大統領の任期は5年)

 中道、無党派層を結集させ12議席を獲得したのだ。

 ☆今年3月16日、たんぽぽ舎で「尹錫悦退陣!」を掲げる韓国・民主

  労総の映像を上映。

  尹政権の基本路線は財閥優遇、労組弾圧、反北、「国家保安法」の

  名のもとの拘束、逮捕。「共に民主党」の李在明代表に対して何と

  276回にわたる押収捜査が行われている。

  軍事独裁時代の「公安統治」だとして立ち上がった民主労総の闘い

  を描いたものだ。

〇 元徴用工問題と安倍首相

 2018年に韓国大法院(最高裁)が日本企業に元徴用工(強制動員被害者)

に賠償を命じた。

 被告企業は韓国に行き、その正当性を主張してきた、その結果がこの

判決だ。

 被害者が加害者に謝罪と賠償を求めるのは当然のこと、判決に従うの

が普通だろう。

 ところがこの元徴用工と日本企業の民事裁判に安倍政権が介入してき

たために国と国との争いになってしまった。

 「日韓請求権協定」で解決済みとして対韓輸出規制などの報復措置を

行い、韓国も対抗措置をとるなどして日韓関係は「最悪」となる。

 しかし、最悪にしたのはどちらだろう?

〇 尹錫悦政権誕生

 尹政権は韓国政府傘下の「日帝強制動員被害者支援財団」が判決の確

定した被害者に賠償金相当額を「日本企業の代わりに肩代わりして支払

う第三者弁済」という「解決策」を提示し、日本政府は「日韓関係を健

全な関係に戻すものとして評価」し、受け入れた。

 被告企業は被害者に謝罪もしなければ償いのための金を1円も出さず

に済むということだ。

 被害者の人権より、安全保障、日米韓同盟関係を優先。

 日韓・シャトル外交も再開。

〇 バイデン氏、大喜び

 これまで、日米、韓米関係は良好だったが、日韓関係が問題だった。

 日・米・韓の安保協力の体制を確立するため両国の修復を強く望んで

いたバイデン政権。

 尹大統領となり、日・米・韓の3か国の同盟的状況が実現。

 この日・米・韓の関係は⇒米の主導、日韓追従。

 特に突出しているのが軍事的関係だ。

〇 4月14日「朝日新聞」社説

 米国は抑止力の構成要素に「同盟国の活用」を組み込む。

 バイデン政権の国家安全保障戦略では、同盟重視の意義を「敵が我々

の大陸に到達する前に脅威を打ち砕く」と記述している。

 自国の被害を最小化し、国益確保のために同盟国をいかに使うか」と

考えるのは自然だろう。

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┗■3.メルマガ読者からのイベント案内(お問い合わせは主催者へ)

 └──── 

 ◆4/26(金)いのちを守ろう!9条を守ろう!

  第2回憲法改悪を許さない東京東部大集会

 お 話:田中優子さん(前法政大学総長)

 日 時:4月26日(金)18時30分開始

 会 場:「亀戸文化センター カメリアホール」

         江東区亀戸2-19-1カメリアプラザ3F

主 催:憲法改悪を許さない東京東部大集会実行委員会

 問い合わせ:070-5010-9533(小松)

 資料代:500円 先着400名 手話通訳あり

 「新たな戦前」にストップをかけるために。

 市民が手をつなぎ、憲法改悪を許さず「戦争をさせない」ための大き

 なうねりを作り出していきましょう

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┗■4.配信・新聞より3つ

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 ◆東電に二審(東京高裁)も賠償命令 国の責任認めず、新潟訴訟

 東京電力福島第一原発事故福島県から新潟県に避難した住民ら634人

が、東電と国に損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁は19日、

一審新潟地裁判決に続き、国の責任は認めず、東電のみに賠償を命じた。

 木納敏和裁判長は事故により「平穏に生活する環境が損なわれ、避難

を余儀なくされた」と指摘。東電の賠償責任を認める一方、国が東電に

対し、事故を防ぐための規制権限を行使しても「事故が起きなかったと

は認められない」と判断した。

 当初の原告数は約800人で、2021年6月の一審新潟地裁判決は東電に対

し、うち636人に計約1億8400万円の賠償を命じた。

 一方で「津波は予見できたが、事故を回避するのは困難だった」とし

て国の責任は認めなかった。

 控訴審で、原告のうち155人が今年1月に和解。和解額は非公表だが、

東電による謝罪などが和解条項に盛り込まれた。

 634人は控訴審で、一審で認められた賠償額に加え、1人当たり300万円

上積みして支払うよう求めていた。  (4月19日「共同通信」より)

https://www.47news.jp/10812339.html

 ◆「再稼働後、最大の揺れ」(4月18日未明)

  (4/17深夜、豊後水道で、M6.6の地震

  震度6弱地震愛媛県四国電力伊方原発について会見

 愛南町震度6弱などを観測した17日の地震を受け、愛媛県と四国電

力は18日未明から伊方原発(伊方町)の状況などに関して会見を開いた。

【県原子力安全対策推進監】

 昨日23時14分に発生した地震伊方原子力発電所の影響について、今

現状で分かっていることを申し上げます。

 まず、昨日23時14分の地震で、四国電力から23時34分に県の方へ連絡

がございました。

 地震でございますけれども、最大で2号機で、38ガル。これは水平で

すけど、観測しております。運転している方は3号機でございます。

こちらの方は最大で33ガルを観測しております。

 伊方発電所3号機については、運転は継続中でございます。なお、念

のため、設備の設定、巡視点検を実施しております。この地震による環

境への放射能の影響はございません。

 その後、四国電力の方から設備の点検の中で、一部運転に関する部分

がございました。

 その後のところからでございますけれども、伊方発電所3号機の湿分

分離加熱器の第2段ドレンタンクの水位制御弁の制御が不調となり、発

電機出力が約2%低下してございます。ですが、基本的に運転には影響

がございません。

 現在、設備の巡視点検を引き続き実施しているところでございます。

県といたしましては、原子力センター職員が伊方発電所に立ち入り、現

場の状況を確認している状況でございます。また、環境放射線テレメー

ター装置による周辺環境放射線等については異常がないことを確認して

おります。

【記者】四国電力に対して、いまどういう呼びかけを行っているのか。

【推進監】基本的に設備の異常等があるかということについて、引き続

き確認をお願いしているところでございます。

【記者】湿分分離加熱器の異常は、地震によるものと考えていいのか。

四国電力】今はそう考えていますけど、実際、何が原因だったのか

は、これからの調査になると思います。

【記者】加熱器は原発の運転にどのような役目を果たしているのか。

四国電力】簡単に言いますと、これは2次系、いわゆる炉の方じゃな

くて、タービン側の方で、発電機に直結しているタービン側の施設です。

 タービンは4段ぐらい繋がってるんですけれども、最初のところに高

圧っていうところが入って、その後、低圧、低圧。その間に入れて、高

圧で1回使った蒸気を湿分、湿った分を落とすんですね。

 それで蒸気は乾いている方が力が出ますので、湿気を落として次の

タービンに送る設備になります。

 それを落とした水が下にたまるのがドレンタンクというイメージです。

 基本的には本来、落とした水も 少し温かいので再利用できるんです

が、水位制御弁の不調で(再利用する水の量が減り)出力が落ちて

しまった。全体的に出力が2%下がった状態。(後略)

          (4月18日03:03「愛媛新聞ONLINE」より抜粋)

https://www.ehime-np.co.jp/article/news202404180061

 ◆原発事故対策 避難計画は不要なのか

 原発は、どれほど対策を講じても事故の可能性をゼロにはできない。

 万が一の際、周辺住民の安全確保を左右するのが避難計画だ。

 それを、まさか裁判所がこうも軽んじるとは驚きを禁じ得ない。

 住民が関西電力美浜原発3号機と同高浜原発1〜4号機の運転差し止

めを求めた仮処分申請。このうち美浜3号機と高浜1、2号機は営業運

転開始から40年を超えて再稼働した「老朽原発」で、3、4号機も来年

40年になるが、福井地裁は3月末、訴えを退けた。(中略)

 一層の不安をかきたてたのが能登半島地震だ。

 北陸電力志賀原発が立地する石川県志賀町震度7を観測し、原発

さまざまなトラブルが発生した。

 現地で多数の建物倒壊や道路寸断が起きたことを受け、住民側は「地

震による原発事故が起きた場合、屋内退避も避難もできず、被曝(ひば

く)を強いられることになる」とあらためて書面を出して訴えた。

 これに対し、地裁は「原子力規制委員会において新規制基準への適合

が認められ、その審査基準において不合理な点はない」と断じたが、そ

もそも規制委は、原子炉の状態が国の規制基準に適合しているかを審査

するだけで「安全」を保証するものではない。

 しかも福井地裁は「避難が必要になるような事態が起きる危険性は立

証されておらず、避難計画の不備については判断するまでもない」と住

民の訴えを一蹴した。

 しかし「避難が必要になるような事態が起きない安全性が立証されて

いる」という事実がない以上、判断を避ける理由にはなるまい。

 規制委の「適合」を根拠に、深刻な事故は起きないと決め付けている

だけではないか。原告側が上訴したのも当然だ。

 国は原発から30キロ圏内の自治体に避難計画の策定を義務付けている

が、規制委は避難計画を評価の対象外としており、避難計画に不備があ

るかを判断するのは、まさに司法の役割であろう。

 避難計画は事故の際、住民を放射能被曝から守る「命綱」とも言うべ

きものだ。それを軽んじるような司法の姿勢には、強い違和感を覚える。

            (4月12日「東京新聞」朝刊5面・社説より)

https://www.tokyo-np.co.jp/article/320784?rct=editorial

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※【動画アップの紹介】

☆「BOTTOM UP! CHANNEL」遠藤大輔さんより

・20240311 3・11を忘れない/東電本店前抗議

 https://www.youtube.com/watch?v=iN-mr60juTA

☆IWJさん

・2023.12.25 重信房子氏「イスラエルによるジェノサイドを許すな」

 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/520635

・2023.12.23宮田律氏(現代イスラム研究センター理事長)

  「ガザ紛争の背景〜台頭するイスラエル極右の世界観と

   米国のダブルスタンダード

 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/520531?fbclid=IwAR0o_CoPP1PAVlMqjW0f52UcfPmTuUFBcuD6hkKgtLAnjOHUhg2WAcWhYq8

☆三輪祐児さんのユープラン(UPLANpart3)より

    https://www.youtube.com/results?search_query=UPLANpart3

・20240406 UPLAN 山崎久隆「柏崎刈羽原発の再稼働を許さない 新規制

 基準は地震津波を過小評価 どこでも起こり得る津波災害と巨大地震

 https://www.youtube.com/watch?v=Zknd66R3uKg

・20240326 UPLAN 田中一郎「現代日本の政治改革」

 https://www.youtube.com/watch?v=XespCsWUgV4

・20240311 UPLAN 3.11日本原電本店前行動・追悼と東電本店合同抗議

 https://www.youtube.com/watch?v=0TjT1biIvgM

・20240229 UPLAN 佐藤大介「台湾の脱原発と韓国の原発暴走〜

          ノーニュークス・アジアフォーラムの30年

 https://www.youtube.com/watch?v=vQjKpumWZTE

・20240227 UPLAN 中野宏典弁護士「原発と火山リスク」

 https://www.youtube.com/watch?v=MSJ61R-AgJU

・20240224 UPLAN 山崎久隆「能登半島地震から考える東海第二原発

 主催:「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」

 https://www.youtube.com/watch?v=ARJStbsE2lU

・20240210 UPLAN 山崎久隆ゼミ「大地動乱の時代」の原発廃炉に〜

 地震津波は止められないが原発は止められる〜今すぐ「止める、

 冷やす、閉じ込める」対策を

 https://www.youtube.com/watch?v=UIMWV9KC4nw

・20240129 UPLAN 岡 真理「ナクバ、起源の暴力としての−

              起源の暴力の起源は何か」

 https://www.youtube.com/watch?v=11urxhZlU2s

・20240122 UPLAN 大久保貞利「電磁波の何が問題か」

 https://www.youtube.com/watch?v=eMaiGknN6UI

・ 20231225 UPLAN 重信房子イスラエルによるジェノサイドを許すな」

 https://www.youtube.com/watch?v=cBLb9BY4kU0

・20231118 UPLAN【前半】東海第二原発の再稼働を許さない11.18

                        首都圏大集会

 https://www.youtube.com/watch?v=GgeU2qcho_8

・20231118 UPLAN【後半】東海第二原発の再稼働を許さない11.18

                        首都圏大集会

 https://www.youtube.com/watch?v=ApzpTgB4w2o

・20231118 UPLAN【神田神保町古本屋街デモ】東海第二原発の再稼働を

                    許さない11.18首都圏大集会

 https://www.youtube.com/watch?v=Afmw-twguSg

・20230624 UPLAN 広瀬隆市民運動が知っておくべき過ち」

          【「原発大暴走を斬る+リニア新幹線を斬る 」】

 https://www.youtube.com/watch?v=VGYUHFAG6H8

・20230624 UPLAN 川村晃生「行き詰まるリニア、窮地のJR東海

            ストップリニア!訴訟を原告738名で提訴

     【「原発大暴走を斬る+リニア新幹線を斬る 」】

 https://www.youtube.com/watch?v=_Hxdel9H-2s

・広瀬 隆…『気候変動の宇宙物理学』

 「第1話」から【第14話】を見て下さい。

 https://youtu.be/JSD2PyaOEmw

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☆ひきつづき、たんぽぽ舎のメールマガジン=「地震原発事故情報」

 へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致します。

  郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎 口座番号 00180-1-403856

☆《事故情報編集部》より

 2024年2月中旬から、『月曜、水曜、金曜、土曜』の週4回の発信と

 なりました。「火曜、木曜」の発信しない日でも「緊急事態」の場合

 は、発信することもあります。

 メールマガジン読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他

 投稿(「川柳・俳句・短歌」など)を歓迎します。

1.「投稿」のテーマは、「原発問題」が中心軸ですが、エネルギー、

 自然、政治・経済、社会、身近な生活も歓迎します。

2.原稿に「見出し」をつけて下さい。(「見出し」は1行見出し

 よりも2行又は3行見出しの方が読む人にとってわかりやすい)

 執筆者名(基本的に本名でお願いしています)と執筆者名の後にかっこ

 書きで「所属・団体名」か「在住県名」を記載して下さい。

 例:たんぽぽ花子(たんぽぽ舎)、

   たんぽぽ太郎(東京都千代田区在住)

3.「集会・デモ・講演会等のお知らせ」の投稿に関しては、

 どの団体・グループも平等に掲載する基本方針です。

 そのため日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先

 など必要事項を400文字以内でお送り下さい。

 件名に「イベント案内掲載希望」と明記して下さい。

 日程が直前にならないよう余裕を持っていただけると幸いです。

 メールマガジンへのイベント案内は1回だけの

 掲載とさせていただきます。

4.集会や行動の参加報告等に関しては600文字以内で、

 タイトル(見出し)及び本文をお送り下さい。

 件名に「メルマガ掲載希望」と明記して下さい。

 「投稿」の送付先はたんぽぽ舎の

 通常アドレス「 nonukes@tanpoposya.net 」か、

 別アドレス < tanpopo3238@yahoo.co.jp > です。

 なお、お送り頂いた投稿は紙面の都合上掲載できない場合も

 あります。ご了解下さい。

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 ◆このメールマガジンのバックナンバーは、ホームページの

  「メルマガ:地震原発事故情報」をご参照下さい。

 ◆メールマガジンをお送りします

  たんぽぽ舎では、「地震原発事故情報」(メールマガジン)を

  発信しています。

   ご希望の方は、件名を「アドレス登録希望」として、ご自身の

  Eメールアドレスからご氏名とともにたんぽぽ舎あてにメールを

  送ってください。

   違うアドレスから「こちらのアドレスに送って」ということは

  間違いの元となりますのでやめて下さい。

  登録できしだい発信致します。

 ・配信先のアドレス変更のご連絡は「旧アドレス」もお知らせ下さい。

 ・配信削除につきましても以下のアドレスに直接メールを下さい。

  たんぽぽ舎の通常アドレス「 nonukes@tanpoposya.net 」か、

  別アドレス < tanpopo3238@yahoo.co.jp >へお送り下さい。

 ◆携帯電話への送信は、容量が多いためか全文表示できない例が

  あります。

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