たんぽぽ舎です。【TMM:No4845】
4つの情報をお知らせします
転載・転送歓迎
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★1.8/24放射能汚染水−緊急抗議行動
東電本店に400人、「中止せよ」「撤回せよ」の声が東電本店へひびいた
柳田 真(たんぽぽ舎共同代表)
★2.緊急声明・「放射能汚染水」海洋放出を即時断念せよ!
抗議し、計画の白紙撤回を強く求める
2023年8月22日 老朽原発うごかすな!実行委員会
★3.生物濃縮した魚介類を人間が摂取し内部被曝し子々孫々に
遺伝的障害を及ぼすから、汚染水を流してはいけない
経産省木野参事官の発言「長期陸上保管は海洋放出に優る」(下)
荒木福則(神奈川県横浜市在住)
★4.新聞より5つ
◆放出は「強引」水産業者に憤り 取引停止、早くも悪影響
(8月24日18時40分「共同通信」より抜粋)
◆「海洋放出は中止を」 広島で被爆者ら訴え
「体内被ばくの危険性がある水を流すのは許せない」
(8月24日16時02分「共同通信」より抜粋)
◆言葉の耐えられない軽さ
三木義一(青学大名誉教授)
(8月24日「東京新聞」朝刊21面「本音のコラム」より)
(8月24日「東京新聞」朝刊5面「ミラー」より)
◆風評被害防止策
丁寧に放出します − 岸田総理 中ちゃん(逗子市)
(8月24日「東京新聞」朝刊5面「笑ケース」より)
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※「汚染水放流の中止を求めて1600km韓日市民徒歩行動」
李・元栄(イ・ウォニョン)(韓日市民徒歩行進隊長)さんから
日本の市民さん一緒に歩きましょう!「汚染水放流停止」
〜東京9月11日
行進日誌 0821 名古屋市内での映像(2分ちょっとです)
(名古屋駅を行進した市民の様子と、ソウルから来日した元水原大学教
授の李元栄さんのインタビューです。
…Newzdrive/ジャーナリスト・関口威人)
(青柳行信氏発信8/24☆原発とめよう!
九電本店前ひろば第4509日目☆より抜粋)
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※8/30(水)「靖国よ、夫を、息子を、兄を帰せ!NO!ハプサ(合祀)」
お 話:内田雅敏さん(弁護士)
日 時:8月30日(水)19時より21時
会 場:「スペースたんぽぽ」 参加費:800円(資料代含む)
◇予約受付中 たんぽぽ舎 電話 03-3238-9035 か
「ヤフーメール」<tanpopo3238@yahoo.co.jp> 宛てに、
ご氏名と電話番号をお知らせ下さい。受付番号をお伝えいたします。
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※9/2(土)康 宗憲氏5回連続講座
解放と分断、そして平和統一への道
「死刑台から教壇へ」の著者と学ぶ韓国現代史
第2回「朝鮮半島はなぜ分断されたのか…朝鮮民族にとっての米国と日本」
お 話:康 宗憲(韓国問題研究所代表)
日 時:9月2日(土)14時より16時
会 場:「スペースたんぽぽ」 参加費:800円(資料代含む)
◇予約受付中 8/30と同じ方法です
11/4第4回「平和統一への道…統一運動の歴史」
12/9第5回「最近の朝鮮半島情勢について」
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※9/14(木)黒川眞一氏 「福島第一原発事故とUNSCEAR報告」
−過小評価される放射線被曝−
お 話:黒川眞一(「高エネルギー加速器研究機構」名誉教授)
日 時:9月14日(木)18時より21時 講師のお話は19時からです
会 場:「スペースたんぽぽ」 参加費:800円(資料代含む)
◇予約受付中 8/30と同じ方法です
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※9/26(火)孫崎 享氏 「台湾有事と日本外交・日米同盟」
お 話:孫崎 享(東アジア共同体研究所理事・所長)
日 時:9月26日(火)18時より21時 講師のお話は19時からです
会 場:「スペースたんぽぽ」 参加費:800円(資料代含む)
◇予約受付中 8/30と同じ方法です
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┗■1.8/24放射能汚染水−緊急抗議行動
| 東電本店に400人、「中止せよ」「撤回せよ」の声が東電本店へひびいた
└──── 柳田 真(たんぽぽ舎共同代表)
8月24日(木)朝10時から11時まで、東京電力本店前で、「放射能汚染
水−緊急抗議行動」が「さようなら原発1000万人アクション実行委員
会」の呼びかけで開催されました。
◎たんぽぽ舎は、メールやファックス等で会員に緊急連絡、10数人が参
加しました。又、2本ののぼり旗(たんぽぽ舎、「とめよう!東海第二原
発首都圏連絡会」)と2つの横断幕を持って参加しました。
横断幕の文字は次の通り…「放射能汚染水を海に流すな!」「海を放
射能で汚すな!」「安全な陸上部で保管できる」「10万トンタンク10基
で可能、土地もある」
◎1時間の集会でしたが、400人が参加(主催者発表)。
主催者のあいさつ、全労協、原水禁、原子力資料情報室、韓国から、
韓統連、「これ以上海を汚すな!市民会議・東京、日本カトリック正義
と平和協議会などなどが、汚染水海洋放出の問題点をそれぞれ挙げて、
多面的に批判しました。
◎反原発民間団体として、たんぽぽ舎柳田も3点発言しました。
1つは、東電本店抗議行動の大事さ−大災害を起こした原因企業=東
京電力本店を攻めることは重要。特に本店前での行動は企業を大きく追
及できる。これまで、国会や官邸前での追及はあったが東電本店前の行
動は珍しい。国に任せて「人ごと」のようにふるまう東京電力を今後も
追及しよう。東電本店を追及しないテレビ、マスコミも問題だ。
2つは、原発事故炉の汚染水の海洋投棄は日本が初めて。悪質だ。米
国のスリーマイル島原発事故でも、ソ連のチェルノブイリでもどちらも
海に捨てていない。
デブリに触れた放射能だらけの水を海へ捨てる日本は許されない。
3つは、事故を起こしていない原発のトリチウムを海へ流すことの問
題も今後考えていこう。日本の原発、韓国の原発、中国の原発のトリチ
ウムの海洋投棄が人間に与える内部被ばくは無視できない−特に子ども。
今後検討していこう。
本日、汚染水の海洋投棄が残念にも始まっても私たちは多くの運動の
声を生かして、今後も放射能汚染水海洋投棄の中止、撤回を求めて闘って
いこう。
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┗■2.緊急声明・「放射能汚染水」海洋放出を即時断念せよ!
| 抗議し、計画の白紙撤回を強く求める
└──── 2023年8月22日 老朽原発うごかすな!実行委員会
岸田政権は、「ALPS処理水」と称して、「放射能汚染水」の太平
洋への放出を、早ければ8月24日から開始すると決定しました。
福島県漁連、全国漁連をはじめとする全国民と交わした約束を反故に
し、世界の世論を蹂躙する暴挙です。環境の放射能汚染を許さず、すべ
ての原発の廃炉を願う私たちは、満腔の怒りをもって抗議します。
◎ 日本は「国連海洋法条約」を批准しています。
「第194条第1項 いずれの国も、あらゆる発生源からの海洋環境の汚染
を防止し、軽減し及び規制するため、利用することができる実行可能な
最善の手段を用い、かつ、自国の能力に応じ、単独で又は適当なときは
共同して、この条約に適合するすべての必要な措置をとるものとし、
また、この点に関して政策を調和させるよう努力する。」
日本が国際社会で尊敬される国であろうとするなら、この精神を実現す
べきです。
12年前、東京電力が福島第一原発から大量の核物質を世界にばらまい
てしまいました。多くの国の人々が、援助の手を差し伸べてくれました。
しかし、今、政府や東電は「タンクの土地がないからもう一度核物質
をばらまかせて欲しい」と言っているのです。手前勝手な恥ずべき主張です。
もし、隣国である中国や韓国で万一にも原発事故が起きて同様の事態
が起きたら、日本政府はどうするというのでしょうか?
最初は事故でも、12年後に税金を使って核物質を世界にばらまくのは
国家の犯罪です。近隣の政府が国民の健康・生命・財産を守るため反対
するのは当然です。
私たちも、岸田政権が「原発推進への暴走政策の一環として行う放射
能汚染水の海洋投棄」に強く反対します。
◎ 政府・経産省は、2020年、ALPS汚染水処理の「検討諸案」で当
時80万立方mの汚染水処理を『34億円の経費(東電でさえ、「海底トン
ネルからの放出施設建設費、測定のためなどに2021年から2024年度の3
カ年で約437億円必要」としていた)と91か月の期間』で海洋放出するの
が他の案よりも安くて早いと提案しました。
海洋放出に導くための結論ありきの提案でした。
ところが、政府・経産省は本年1月、「需要(風評)対策300億円、漁
業者支援事業500億円」を予算計上しています。海洋放出期間は7〜8年
としていましたが、市民団体からの批判と指摘を受けて、30〜40年かか
ると訂正しています。
政府、東電の海洋放出のコスト、期間は、いずれも大きく前提が崩れ
ています。34億円は1千億円を超え、7〜8年が30〜40年になっていま
す。海洋放出しなければ海底トンネル工事の437億円も、風評対策費800
億円も不要です。もっと安全で効果のある方法を考えるべきです。
◎ 東電は「タンクを設置する場所がないから放出」するとしています
が、30年も40年もかけて放出する間に地震や災害によってタンクが破損
する恐れがあります。汚染水をモルタル固化して陸上に保管すべきです。
そうすれば、風評被害も起きず、風評対策費も不要です。国内外の人々
の安全を守るためにはコストを問題にすべきではありません。
政府や御用学者は、トリチウムは「自然界にも存在している」「放出
する放射線のエネルギーは弱い」「他の放射性物質と比べて人体への影
響は低い」「体内に入っても、水と同じように体外へ排出される」とし
ています。人体への影響は「低い」「ほとんどありません」と、安全神
話を振りまいています。
しかし、人体はトリチウムを判断して体外に出すわけではありません。
体内に入ったトリチウムは他の水と同様に細胞内にも入り、とどまりま
す。細胞の中に入ればDNAを破壊する可能性があります。安全で無害
な放射性物質は存在しません。
放射線に、これ以下なら安全と言う「しきい値」はありません。さら
に「トリチウムの生物学的効果比(RBE)は、セシウムより2倍〜6
倍高い」と言う研究発表もあります。母乳からトリチウムが検出された
こともあります。細胞分裂が最も活発な乳幼児の体に入れば大変です。
トリチウムの研究はまだ途上です。
政府と東電は「国際機関・IAEAが報告書でお墨付きを与えたから、
海洋放出は安全」としていますが、IAEAは「国際原発推進機関」で
あり、原発推進国からの出資と原子力ムラからの人員派遣で運営されて
いることを考えれば、全くの欺瞞です。
そのIAEAのグロッシ事務局長でさえ「IAEAの報告書は、処理
水の海洋放出計画を認めるものではなく、最終決定は日本政府が下すも
の」とし、IAEAは海洋放出計画の承認も推奨もしていないことを認
めています。
◎ 福島第一原発は、事故前には2.2兆ベクレル/年のトリチウムを排
出していましたが、海洋投棄では10倍の22兆ベクレル/年の放出を予定し
ています。
原発推進派は「海外の原発からはもっと大量にトリチウムを海に流し
ている」「トリチウムは安全だ」と言いますが、実に通常運転時の10倍
を放出する予定です。
ちなみに、操業延期を何度となく繰り返し、いまだに稼働していない
六ケ所再処理工場では、年間で大気中に1900兆ベクレル、海洋に1京8
千兆ベクレルを放出するとしています(国に提出した再処理事業指定申
請書)。実に900倍です。自然界に影響がないと言う証明はありません。
◎ 海洋放出されるのはトリチウムだけではありません。
タンクに貯められている130万立方mの汚染水はメルトダウンした核燃
料に触れた汚染水です。政府、東電は2018年マスコミに暴露されるまで
2014年の資料を使い、「トリチウム以外は基準を満たしている」と国民
をだましていました。
ALPSを通してタンクに貯められている約130万立方mの7割には「
基準値」を超えたセシウム、ストロンチウム、ヨウ素など、半減期が長
い放射性物質が残っています。
東電は約130万立方mのうちの64核種のデータがとれている3つの
タンク群(3.6万立方m)の結果を公表しているだけであり、放射性物質
の核種ごとの総量は不明のままです。タンクに溜まっている核種ごとの
総量が分からなければ、自然界に対する影響も分かりません。
◎ なお、政府と東電の説明は、科学とは程遠いものです。
例えば、汚染水を希釈して、トリチウム濃度を基準値以下にして海洋
放出するから安全と言っています。では、基準値なるものはどこで、ど
のような根拠で決まったのでしょう?
天然水1リットル(L)中のトリチウムの濃度は約1ベクレル(Bq)
です。
ところが、トリチウムを含む水の環境放出規制基準は1L当たり60,000
Bqと定められています。この基準は、原発を運転すれば、この程度の
トリチウムが放出される可能性があり、基準値をこの高濃度にしておか
ないと原発を運転できないから定められたのです(原発や原子力施設の
稼働の都合で定めた基準です)。
この濃度でも、人や生物にとって安全というものではありません。
政府と東電は、このような原発運転の都合で定めた高濃度を規制基準
とし、その40分の1の濃度(1,500Bq/L)まで希釈して放出するか
ら、海洋放出は安全としているのです。
◎ 海洋放出に対しては、当初より県漁連の強い反対が表明されていま
した。
また、周辺自治体からも「住民理解を得ることが重要だ」との強い要
望が出されていました。
政府と東電は2015年、県漁連に「関係者の理解なしにいかなる処分も
しない」と文書で約束を交わしています。
政府がこれを反故にすることは、民主主義の根幹にかかわります。海
洋放出は福島の漁民のみならず近隣諸国、太平洋諸島に影響を与えます。
他方、「海洋放出は危険だ」「風評被害が起こるから中止しろ」と言
う人たちに対しては「風評加害者」のレッテルを貼っています。地元の
漁業者に対しては「ごね得だ」と言う心ない言葉がかけられています。
海洋放出は人々を分断します。
ひとたび放射能汚染水を海洋放出すれば地元漁民の問題にとどまらず、
太平洋、ひいては地球規模の海洋生物の生態系に影響を与え、その影響
を私たちも回避できません。
「放射能汚染水の海洋放出」に強く抗議し、計画の白紙撤回を強く
求めます。
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┗■3.生物濃縮した魚介類を人間が摂取し内部被曝し子々孫々に
| 遺伝的障害を及ぼすから、汚染水を流してはいけない
| 経産省木野参事官の発言「長期陸上保管は海洋放出に優る」(下)
└──── 荒木福則(神奈川県横浜市在住)
※(上)は、8/18発信【TMM:No4840】に掲載
◎ 双葉・大熊両町で3.11前、2万人近くいた人の帰還している人
は、わずかに双葉町60人、大熊町426人です。100人のうち2、3人しか
帰還していません。
家、建物が有っても、夜、電気がついていないので人が住んでいない
のが分かります。灯っている電気は街灯や道路灯ばかりです。
帰還している人は高齢者ばかりで、この人達が亡くなった時、双葉、
大熊町は無人化します。ばら撒かれた放射能を除染で取り切れなくて、
また、これからも核汚染を断ち切れない所に故郷でも人間は還らな
いんです。
原発事故で除染して戻るという処置は福島第一原発事故が初めてでし
た。(注1)。
それは無理だと分かりました。双葉、大熊町だけでなく、強制避難し
た12市町村全体でも帰還率は約2割だから失敗です。
◎ もう元に戻ることのない故郷の土地が、これ以上、事故被害が漁業
者に、全国、世界へ広がるのを食い止め、原発をやめることにも繋がる
汚染水の長期陸上保管のために使われれば、双葉・大熊町民の本望では
ないでしょうか。
中間貯蔵施設(注2)の1600人の地権者と土地を売却した人々も、除
染土用に国に接収された段階で、そこに汚染水タンクが建とうが、トリ
チウムが減衰する期間の100年伸びようが、大した違いでなく、むしろ、
同じ理由から、また、自らの意思で行えば、汚染水タンクが巨大な墓石
にも似て亡くなられた人々の鎮魂の意味も持ち、本望ではないかと思い
ます。
◎ 生物濃縮した魚介類を人間が摂取し内部被曝し子々孫々に遺伝的障
害を及ぼすから、汚染水を流してはいけません。
流せば、近隣諸国に喧嘩を売ることになります。
戦争に向かいやすくなります。
(注1)スリーマイル島原発事故では、居住区域の強制避難も除染も
無かった。
チェルノブイリ原発事故では半径30キロ内の住民は強制退去し除染は
無く今も無人のまま。
(注2)双葉町(面積5,142ヘクタール)と大熊町(面積7,871ヘクタール)
の海岸部。福島第一原発を取り囲み、海岸と南北に通る国道6号の間の
1,600ヘクタールの土地。福島県内の除染土と10万ベクレル以上の放射性
廃棄物を持ち込み埋める。
30年後(2045年)に移される県外の最終処分場の目処はついていない。
因みに、長期陸上保管に要する土地面積は70ヘクタール:今後、1日
70トンの汚染水が発生し続けるとした場合、2011年を起点に、トリチウ
ム濃度が1000分の1に減衰する期間の120年(半減期12年を10回)経過す
る間に発生する汚染水は410万トン、これを貯められる10万キロリット
ルタンク41基を建てられる土地面積。
┏┓
┗■4.新聞より5つ
└────
◆放出は「強引」水産業者に憤り 取引停止、早くも悪影響
水産業をなりわいにする漁業者や市場関係者は反対を押し切る形で24
日に始まった原発の処理水海洋放出に「強引すぎる」と憤りをあらわに
した。
取引が停止するなど、早くも悪影響が出ているとの訴えも上がった。
福島県に近い岩手県漁業協同組合連合会の大井誠治会長(88)は「最
後まで反対する漁業者の声を突っぱねた政府の対応はおかしい」と批判
した。(後略) (8月24日18時40分「共同通信」より抜粋)
https://www.47news.jp/9765944.html
◆「海洋放出は中止を」 広島で被爆者ら訴え
「体内被ばくの危険性がある水を流すのは許せない」
広島の被爆者団体などは24日、東京電力福島第一原発で始まった処理
水放出に反対する集会を広島市内で開いた。
被爆者らは街頭で「海洋放出は中止を」と訴え、署名活動をした。
集めた署名は岸田文雄首相に提出する。
参加した広島県原爆被害者団体協議会の佐久間邦彦理事長(78)は、処
理水について「健康被害が起きないとは限らない」と指摘し「原爆では
放射性物質を含んだ『黒い雨』で多くの人が苦しんだ。体内被ばくの危
険性がある水を流すのは許せない」と話した。
(8月24日16時02分「共同通信」より抜粋)
https://www.47news.jp/9765165.html
◆言葉の耐えられない軽さ
三木義一(青学大名誉教授)
「関係者の理解なしにはいかなる処分も行わない」と約東した汚染処
理水の放出が、22日に決定された。漁連が「賛成」したわけではない
が、その安全性を「理解」したからのようだ。
この水は、東京電力福島第一原子力発電所の放射性物質を含んだ汚染
水からトリチウム以外の大半の放射性物質を取り除いた水のことであ
り、政府や原発推進派は「処理水」と呼び、反対派は 「汚染水」と呼ぶ。
海中に放水するのか、大気に放出するのか、様々な方法のうち、どう
して海中放出がいいのか国民に丁寧に知らされてはいない。その国民も、
政府の説明が不十分とする人が7割以上いながら、海中放出に5割以上
賛成している。説明不十分なのに、賛成できる人々。
トリチウムなどの専門家は、その安全性を強調し海中を支持している
ように見えるが、本当のところはわからない。「科学者」の意見自体が
怪しいのである。
原発の時に、あれほど安全を振りまいていたのは、電力会社から多額
の寄付を受けていた一流大学の先生たちだった。事故後の「想定外」と
いう弁明と無責任さには目を覆った。
風評被害対策費300億円も庶民の税金。想定外の事態が起きても風評被
害回避のためにマスコミは自粛しないか。
五輪招致時の首相が世界に向けて公言していたのは「アンダーコント
ロール」。(8月24日「東京新聞」朝刊21面「本音のコラム」より)
高橋比呂志(栃木県鹿沼市)
10日ミラーに「今後30年以内に70〜80%の確率で起きると予測される
南海トラフ地震による原発事故が懸念されるのに、政府が原発に執着す
る理由が想像できない」という趣旨の意見が載りましたが、その背景に
原発利権があると想像する人は多いと思います。
政治家が原発関連業界の意向に従えば、政治家側には政治献金と票が
入るといううまみが生じますから、政治家が人々の命を危険にさらす政
策を選択する動機は十分あると思います。
政党機関紙とジャーナリストによる地道な調査報道のおかげで次の事
実が明らかになっています。
「日本原子力産業協会」の会員企業は、自民党の政治資金団体に2021
年、約6.3億円もの献金をする一方、同年度に約1.7兆円の原発関連
の仕事を電力各社から受注しています。2020年も同様でした。
2014年の報道では、主要な原発産業9社から自民党の政治資金団体へ
の政治献金の額が、それまでの37年間で100億円を超えたといいます。選
挙権を持たない企業の財力で政策が左右されているとしか思えず、 これ
は、国民の参政権を侵害するものです。
なお、南海トラフ地震の発生確率には、本紙が報道しているように、
科学的根拠がないと思われるので、脱原発の論拠にしない方がよいと思
います。
今後の脱原発の議論は、素朴な疑間を呈する段階から抜け出すべきで
はないでしょうか。 (8月24日「東京新聞」朝刊5面「ミラー」より)
◆風評被害防止策
丁寧に放出します − 岸田総理 中ちゃん(逗子市)
(8月24日「東京新聞」朝刊5面「笑ケース」より)
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※【動画アップの紹介】
☆三輪祐児さんのユープラン(UPLANpart3)より
・20230821 UPLAN 西尾正道「続“複合汚染”医師の目から見た日本の破壊」
https://www.youtube.com/watch?v=NxZQIKTzXBA
・20230819 UPLAN 山崎久隆ゼミ「誰のため・何のための海洋放出か」
「老朽化原発の安全性確保の理屈は成り立つのか」
https://www.youtube.com/watch?v=0KOLAc74PpY
・20230724 UPLAN【前集会・記者会見】東電株主代表訴訟第1回控訴審
https://www.youtube.com/watch?v=sR0apZw84Sg
・20230721 UPLAN 第26回原発いらない金曜行動
https://www.youtube.com/watch?v=eoFWi1_b1SI
・20230720 UPLAN 中野晃一「日本の官僚制:内務省の戦後そして現在」
https://www.youtube.com/watch?v=fmEQvUzChBQ
・20230711 UPLAN 東海第二原発運転差止訴訟控訴審第一回口頭弁論期日
https://www.youtube.com/watch?v=cuOQvBKPsdY
・20230717 UPLAN 汚染水を海に流すな!〜海といのちを守るパレード〜
https://www.youtube.com/watch?v=z6d2s-wS2-4
・20230624 UPLAN 広瀬隆「市民運動が知っておくべき過ち」
https://www.youtube.com/watch?v=VGYUHFAG6H8
・20230624 UPLAN 川村晃生「行き詰まるリニア、窮地のJR東海」
ストップリニア!訴訟を原告738名で提訴」
https://www.youtube.com/watch?v=_Hxdel9H-2s
・広瀬 隆…みなさん、「遠い宇宙の彼方から地球にやってくる宇宙線
が、地球上に雲をつくり、それが地球の気温を大きく変化させている」
なんていう突拍子もない話を信じられますか。
『気候変動の宇宙物理学』「第1話」を見て下さい。
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☆ひきつづき、たんぽぽ舎の活動・日刊メルマガ=「地震と原発事
故情報」へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致
します。
郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎 口座番号 00180-1-403856
☆《事故情報編集部》より
メールマガジン読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他
投稿(「川柳・俳句・短歌」など)を歓迎します。
1.「投稿」のテーマは、「原発問題」が中心軸ですが、エネルギー、
自然、政治・経済、社会、身近な生活も歓迎します。
2.原稿に「見出し」をつけて下さい。(「見出し」は1行見出し
よりも2行又は3行見出しの方が読む人にとってわかりやすい)
執筆者名(基本的に本名でお願いしています)と執筆者名の後にかっこ
書きで「所属・団体名」か「在住県名」を記載して下さい。
例:たんぽぽ花子(たんぽぽ舎)、
たんぽぽ太郎(東京都千代田区在住)
3.「集会・デモ・講演会等のお知らせ」の投稿に関しては、
どの団体・グループも平等に掲載する基本方針です。
そのため日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先
など必要事項を400文字以内でお送り下さい。
件名に「イベント案内掲載希望」と明記して下さい。
日程が直前にならないよう余裕を持っていただけると幸いです。
メールマガジンへのイベント案内は1回だけの
掲載とさせていただきます。
4.集会や行動の参加報告等に関しては600文字以内で、
タイトル(見出し)及び本文をお送り下さい。
件名に「メルマガ掲載希望」と明記して下さい。
「投稿」の送付先はたんぽぽ舎の
通常アドレス「 nonukes@tanpoposya.net 」か、
別アドレス < tanpopo3238@yahoo.co.jp > です。
なお、お送り頂いた投稿は紙面の都合上掲載できない場合も
あります。ご了解下さい。
──────────
◆このメールマガジンのバックナンバーは、ホームページ
◆メールマガジンをお送りします
発信しています。
ご希望の方は、件名を「アドレス登録希望」として、ご自身の
Eメールアドレスからご氏名とともにたんぽぽ舎あてにメールを
送ってください。
違うアドレスから「こちらのアドレスに送って」ということは
間違いの元となりますのでやめて下さい。
登録できしだい発信致します。
・配信先のアドレス変更のご連絡は「旧アドレス」もお知らせ下さい。
・配信削除につきましても以下のアドレスに直接メールを下さい。
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