たんぽぽ舎です。【TMM:No4844】地震と原発事故情報−5つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No4844】

2023年8月23日(水)地震原発事故情報−

             5つの情報をお知らせします

                   転載・転送歓迎

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★1.声明 東電福島第一原発の汚染水海洋放出決定に断固として抗議する

  原発事故により発生した放射性物質を海に捨てる行為は世界でも例がない

                        たんぽぽ舎

★2.漁協の反対を無視した海洋放出強行へ

  新聞・テレビは「処理水」安全と宣伝…NHK、朝日新聞ほか

  「中国だけが反対」は悪質な世論操作…

  南太平洋諸国(16カ国と2地域)も疑問・反対

  不審死捜査妨害の木原官房副長官が画策

  「メディア改革」連載第134回

          浅野健一(アカデミックジャーナリスト)

★3.トリチウムは水に溶けやすく、子どもの体は大人よりも水分が

  多いので放出されたら特に子どもたちが危ない!

  汚染水海洋投棄決定に怒り心頭です!

               宮口高枝(脱被ばく実現ネット)

★4.メルマガ読者からのイベント案内(お問い合わせは主催者へ)

  ◆8/24、10時より11時 放射能汚染水海洋投棄反対−緊急抗議行動

   場所:東京電力本店前

   呼びかけ:さようなら原発1000万人アクション実行委

  ◆緊急!汚染水流すな!8・25、12時〜13時官邸前行動

   場所:首相官邸

   呼びかけ:放射能汚染水放出に反対する北区の会

★5.新聞より2つ

  ◆福島・汚染水の海洋放出

   安全なら生活用水として使えばいい! ラサール石井の東憤西笑

         (8月23日発行「日刊ゲンダイ」14面より)

  ◆【素粒子】より2日分

   ・「理解なしには」の約束を実質ほごにして処理水放出へ。ほか

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※「汚染水放流の中止を求めて1600km韓日市民徒歩行動」

 李・元栄(イ・ウォニョン)(韓日市民徒歩行進隊長)さんから

 日本の市民さん一緒に歩きましょう!「汚染水放流停止」

  〜東京9月11日

行進日誌 0821 名古屋市内に到着

https://tinyurl.com/4cc9kbux

        (青柳行信氏発信8/23☆原発とめよう!

         九電本店前ひろば第4508日目☆より抜粋)

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※8/24(木)第19回【ハロー原電】にご参加を! 

  東海第二原発とめよう!日本原電本店前アピール行動

 日 時:8月24日(木)15時30分より17時くらい

       可能な方は13時たんぽぽ舎で配布ビラの帳合いをして

       日本原電本店へ行きますのでご協力を

 集 合:日本原電本店前(住友不動産秋葉原北ビル 台東区上野5-2-1)

主 催:「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」TEL 070-6650-5549

     マイクアピールやビラ配布(周辺の住宅街にも)

           定例:毎月第4木曜

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※8/26(土)いばらき大集会バスツアー!

 参加者募集は締め切りとさせていただきます。

 (国内旅行傷害保険加入の期限のため)

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※8/30(水)「靖国よ、夫を、息子を、兄を帰せ!NO!ハプサ(合祀)」

 お 話:内田雅敏さん(弁護士)

 日 時:8月30日(水)19時より21時

 会 場:「スペースたんぽぽ」  参加費:800円(資料代含む)

  ◇予約受付中  たんぽぽ舎 電話 03-3238-9035 か

  「ヤフーメール」<tanpopo3238@yahoo.co.jp> 宛てに、

  ご氏名と電話番号をお知らせ下さい。受付番号をお伝えいたします。

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※9/2(土)康 宗憲氏5回連続講座

 解放と分断、そして平和統一への道

 「死刑台から教壇へ」の著者と学ぶ韓国現代史

 第2回「朝鮮半島はなぜ分断されたのか…朝鮮民族にとっての米国と日本」

 お 話:康 宗憲(韓国問題研究所代表)

 日 時:9月2日(土)14時より16時

 会 場:「スペースたんぽぽ」  参加費:800円(資料代含む)

  ◇予約受付中  8/30と同じ方法です

 第3回「独裁政権との闘い…韓国民主化運動の歴史」

 第4回「平和統一への道…統一運動の歴史」

 第5回「最近の朝鮮半島情勢について」

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┗■1.東電福島第一原発の汚染水海洋放出決定に断固として抗議する

 | 原発事故により発生した放射性物質を海に捨てる行為は世界でも例がない

 └──── 2023年8月23日 たんぽぽ舎

           声  明

 8月22日、岸田文雄首相は関係閣僚会議を開き、8月24日に東電福島

第一原発から汚染水の海洋放出を開始することを決定した。

 このような行為に対して断固抗議し、直ちに撤回することを求める。

一.汚染水海洋放出に正当性はない

 2021年4月13日、岸田首相は2年後を目処に汚染水の海洋放出開始を

閣議決定した。

 地元の人々をはじめ、国際社会にも衝撃を与え、特に中国、韓国など

の近隣諸国や太平洋諸国フォーラムからは次々に抗議や再考を求める意

見書が届いた。

 日本政府はそれに対し、木で鼻を括った対応を繰り返し、海洋放出を

強行する姿勢をとり続け、とうとう昨日、具体的な期日を設定してしまった。

 この行為は、国際的な取り決め、国連海洋法条約や、汚染物質の海洋

投棄を禁じたロンドン条約にも反しており、日本が過去にロシアが軍事

施設から日本海に投棄しようとした放射性廃棄物について断固抗議して

中止させた経緯から見ても、極めて不当なことである。

二.前提となる「根拠」の「ロードマップ」は破綻している

 汚染水の海洋放出という処理方法が、いつからいつまで続くのかにつ

いては、まともな発表も報道もない。

 東電の計画書には「30年程度をかけて」徐々に放出するとしているだけだ。

 これは廃炉対策推進本部が定めた「ロードマップ」(*)(工程表の

こと。現在は2013年6月27日付改訂第2版が最新)に記載されている廃

炉期間に沿っているだけのことである。何ら根拠のあるものではない。

汚染水が今後全く増えなければ早期に終わらせることもできるだろう。

 しかし毎日何百トンもの汚染水が発生するようならば終わらないこと

もあり得る。

 排出設備は設計上毎日500トンの汚染水を放出可能としているが、実際

に運用する量については明確になっていない。

 増え続ける汚染水の量や、二次、三次処理のペース、海洋モニタリン

グの結果と、変数が多すぎて想定困難というところだ。

 ロードマップでは、廃炉作業の終了を概ね2053年11月としており、期

限が切られている。

 よくいわれる「廃炉に掛かる期間は30年から40年」との幅のある期限

の示し方も、末尾から逆算して年々減っていることを誤魔化しているに

すぎない。

 東電によると廃炉作業が終了するときまでに排水も終わっていること

が前提となるため、汚染水処理も2053年3月末が期限であるとしてい

る。そこから逆算すると2023年11月末は30年前だ。

 とうとう今年秋には30年から40年の範囲を逸脱する。この点について

国も東電も全く説明していないし、マスコミも指摘しない。

 誰もが「できるわけないが」と思いつつ「触れない」ロードマップの

奇怪さ。

 しかし汚染水対策を「早く早く」としている根拠らしきものは「ロー

ドマップ」の日程表から逆算した残り時間のみだから、始末に負えない

愚かさの象徴として指摘しておく。

原子力災害対策本部において、「東京電力福島第一原子力発電所廃炉

対策推進会議」が設置され、政府、東電、関係機関の参加で現場の作業

と研究開発の進捗管理を一体的に進めていくこととされ、この会議にお

いて策定された。(経産省資料より)

三.「告示濃度比総和1未満」の水「ALPS処理水」も汚染水だ

 汚染水を海洋放出することにした国と東電は、放出することができる

水を考え出した。それが「告示濃度比総和1未満」という定義である。

 「告示濃度」とは原子力規制委員会が告示した放射性物質の濃度限度

を定めた規則のこと。その別表第二に「放射性物質の種類が明らかで、

かつ、一種類である場合の放射線業務従事者の呼吸する空気中の放射性

物質の濃度限度等」の第六欄に「廃液中又は排水中の濃度限度」として

定められている。

 この濃度の放射性物質を毎日、その濃度の水として約2リットルずつ

飲み続けた場合、1年間で1ミリシーベルトの被ばくとなる濃度として

規定された。

 例えば、セシウム137の場合、1リットル当たり90ベクレルとさ

れている。

 放射性物質が混じり合う場合は、それぞれが告示濃度比でいくつにな

るかを計算し、その合計を総和とする。それが1未満であれば告示濃度

を満たすと考える。

 ALPS処理水の場合は、セシウムストロンチウムをフルターで除

去して減らし、その告示濃度比総和が1未満に下がったものを指す。

 この段階ではALPSでは取り除けないトリチウムが大量に含まれて

いるが、この告示濃度は1リットル当たり6万ベクレルである。

 トリチウムは1リットル当たり1500ベクレルになるように希釈す

るので、この段階で告示濃度限度の40分の1になる。

 その希釈率が100倍であった場合、予めALPSで再処理した段階で他

放射性物質については1以下になっているから、それを100分の1に希

釈することになるので全体の告示濃度比総和1未満は達成可能であると

いうわけだ。

 個別の濃度をいちいち測って放出するわけではない。

 これを称して「ALPS処理水」なのだが、告示濃度比総和1未満の

水は、東電によると全体の三割しかないのである。

四.あらためて海洋放出の中止を求める

 原発事故により発生した放射性物質を海に捨てる行為は、世界でも例

がない。

 1979年3月に発生した米国スリーマイル島原発事故では、メルトダウン

した後の圧力容器内や周辺に漏出した汚染水については、サスケハナ川

に捨てることはなく、廃棄物処理設備に移送して処分している。

 旧ソ連チェルノブイリ原発事故でも当初の消化段階ではプリピャチ川

に汚染水は流れ込んだが、その後は汚染水を川に放出することはなかった。

 東電は12年以上経過した今でも汚染水の発生を止めることができず、

大量のタンクに溜め続けるしかない事態を招いた。

 それでも不安定な敷地内に大量のタンク群を作るのではなく、大型の

地下式貯水装置(タンク)を敷地の外または第二原発敷地を活用して作

る、あるいはモルタル固化を行うなどの方法で、海洋放出を止めること

は可能である。コストもさほどかからない。

 今からでも、こうした対策を講じて、海洋放出を止めるように要請する。

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┗■2.漁協の反対を無視した海洋放出強行へ

 | 新聞・テレビは「処理水」安全と宣伝…NHK、朝日新聞ほか

 | 「中国だけが反対」は悪質な世論操作…

 | 南太平洋諸国(16カ国と2地域)も疑問・反対

 | 不審死捜査妨害の木原官房副長官が画策

 | 「メディア改革」連載第134回

└──── 浅野健一(アカデミックジャーナリスト)

◎ 岸田文雄首相は今月17〜19日、米・韓・日首脳会談のため訪米した。

帰国した翌日の20日東京電力福島第一原発を視察。21日には全国漁業

協同組合連合会の坂本雅信会長と面会した。坂本氏は核汚染水の海洋放

出への反対を表明したが、政府は22日に関係閣僚会議を開き、24日に海

洋放出を始めると決定した。

 23日午前7時からのNHKニュースで、政治部の潮悠馬記者(前福島

放送局記者)がスタジオで、「水面下では模索が続いていた。政府関係

者は、決め打ちはぎりぎりまで避けたと明かしていた。IAEA報告書

が出た直後に放出という案もあったが、地元から海水浴シーズンを避け

るようにという要望があり、9月の底引き網漁の開始前になった。この

タイミングの他ないという判断だった」と解説した。

 完全に自・公政権の広報官だ。

 続いて、科学文化部の橋口和門記者が東電の放出の手順を説明した。

首藤奈知子キャスターが「放出は安全と確認されているんですよね」と

聞くと、「影響は無視できるほど小さい。国際原子力機関IAEA

も安全とし、東電は異常があれば中止するという方針だ」と答えた。

 東電の代弁人だ。

◎ NHKは、韓国政府の会見映像を流し、「計画に科学的・技術的な

問題はないと評価している」と伝えた。「問題があれば中止を求める」

と述べたと伝えたが、「必ずしも放出を支持しているわけではない」と

表明した部分はカットした。

   [ソウル 22日 ロイター]

https://jp.reuters.com/article/japan-fukushima-southkorea-idJPKBN2ZX0F0

 最後に、経済部の佐々木悠介記者が「風評被害対策で政府は800億円の

基金を用意している」などと説明した。

 NHKの記者3人は、幹部のチェック済の原稿を棒読みしている。

 NHKの海外ニュース番組は、ロシアのテレビ局の番組を放送する際、

「ロシアの公営テレビの報道をそのまま伝えています」という字幕を入

れるが、NHKニュースにも「日本政府の見方をそのまま伝えています」

というキャプションを入れるべきだ。

 報道各社は炉心溶融を起こした福島第一原発から出続ける汚染水を「

処理水」と詐称し、「原発マフィアの総元締め」(小出裕章氏)である

IAEAの「安全」報告書を呪文のように唱えて、漁協の同意を得ない

ままの放出強行に手を貸した。

 歴史に残る報道犯罪だ。私の見解は、フェイスブックに投稿している。

https://www.facebook.com/profile.php?id=100022241222173

◎ 私は「朝鮮新報」の連載で、日本は核汚染水を海に流すことに

よって、“水の惑星”である地球の敵になったと書いた。小出氏に取材

して書いた。放出は最短で30年続き、地球環境を汚染する。

http://blog.livedoor.jp/asano_kenichi/archives/32866269.html

 21日夕の日本テレビnews every.」で、官邸クラブの政治部記者が国

会記者会館から、「坂本氏は一定の理解を首相に示した」と伝えた。

 記者は、「米・韓・日首脳会談を経て放出する。急に見えるが、政府

は慎重に進めてきた」と解説した。なぜ、米韓日会談と、汚染水の海洋

放出が関係あるのか。

 日本テレビは22日の「news zero」では、8日にウィーンで開かれた核

不拡散条約(NPT)再検討会議で、中国以外の国はIAEAの見解を

支持したと伝え、「中国総局記者によると、中国は焦っている」と解説。

 有働由美子キャスターは「科学的根拠があるのになぜ中国は反対する

のか」とコメントした。

https://www.asahi.com/articles/ASR8934G8R89UHBI00C.html

◎ NPTは核兵器を扱う機関で、汚染水問題とは関係がない。記者は

「中国のテレビは、関係のないペルーの声を伝え、他国も反対している

と情報操作している」と非難した。

 海は繋がっている。南米も無関係ではない。

 22日の朝日新聞は1面トップで、「処理水放出24日にも」「一定の理

解と首相ら判断」などの見出しの記事(笹川翔平記者)を掲載した。

 記事の情報源は「政権幹部」「首相周辺」などだった。

 「天声人語」は、中国政府の「安全なら使い道があるだろう」という

主張に対し、「ひどく乱暴な主張」「外交カードの意図」と噛みつき、

「ため息が出る」と書いた。

 「安全なら総理がまず飲んだら」と、保守本流辛坊治郎氏も提言し

ている。中国政府だけが海洋汚染を問題視しているという世論操作は万

死に値する。

◎ 朝日新聞の仮名の情報源である「官邸幹部」は、元経産次官で政権

原発回帰を牽引してきた嶋田隆首相秘書官だろう。

 また、岸田氏の最側近で“影の総理”とも呼ばれる木原誠二官房副長

官もその一人だろう。木原氏の妻の前夫である安田種雄氏の不審死事件

(2006年)で、妻が警視庁から事情を聴かれている。木原氏は捜査妨害

の疑惑について説明もせず、放出強行を指揮している。

 23日の朝日新聞1面のトップは、東電の24日からの海洋放出の広報記

事だった。

 朝日新聞は、世界を敵に回す核汚染水放出に反対しないのだ。

 朝日新聞とNHKは新・大本営発表報道の主犯で、日本メディアは

世界の人民の敵になった。

┏┓ 

┗■3.トリチウムは水に溶けやすく、子どもの体は大人よりも水分が

 | 多いので放出されたら特に子どもたちが危ない!

 | 汚染水海洋投棄決定に怒り心頭です!

 └──── 宮口高枝(脱被ばく実現ネット)

 ニュースを見ました。

 24日にも処理水海洋放出 (msn.com)

 岸田さんはじめ日本の政治家は狂っています。

 怒り心頭です。

 8月21日、たんぽぽ舎で国立病院機構北海道がんセンターの西尾正道

さんの講義を聞きました。

 トリチウムは水に溶けやすく、子どもの体は水分が70%(成人男性で

60%)を占め、放出されたら特に子どもたちが危ない!!

 身体に入ったトリチウムは、細胞の核に取り込まれ、なかなか体外に

排出されにくい。

 脳に取り込まれ、発達障害認知症などの原因にもなるようだ。

 「101.5度でトリチウム水は沸騰する」という事でした。

 「科学立国日本ならば当然トリチウムを分離できる」ということだ。

 「処理水だから大丈夫」というなら、人間、とく小さな子どもたちに

害が及ぶ事が予想されるのだから、トリチウムだけでも除去するべきだ!!

 反対する市民たちの力も弱く情けないが、「お金がかかるから除去し

ない」などと考えるのは人間のやることではない。

 科学技術は人のために!!

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┗■4.メルマガ読者からのイベント案内(お問い合わせは主催者へ)

 └──── 

 ◆8/24放射能汚染水海洋投棄反対−緊急抗議行動

 日 時:8月24日(木)10時より11時

 場 所:東京電力本店前 (千代田区内幸町1-1-3)

  (地下鉄三田線「内幸町」駅より徒歩3分)

 呼びかけ:さようなら原発1000万人アクション実行委員会

      TEL 03‐5289‐8224

漁民との約束も反故にして、放出を強行することは断じて許せません。

22日、約230人の参加で、首相官邸前で抗議の声をあげてきました。

引き続き放出予定日の24日にも一方の当事者である東京電力に対して

抗議の声を上げることにしました。

 ◆緊急!汚染水流すな!8・25官邸前行動

 日 時:8月25日(金)12時〜13時

 場 所:首相官邸

 呼びかけ:放射能汚染水放出に反対する北区の会

 共 催:ふぇみん婦人民主クラブ、さよなら原発品川アクション

 連絡先:090-1266-8645

岸田政権は8月22日 福島原発由来の汚染水を海に放出すると官邸閣僚

等会議で決定しました。放出強行されても抗議の声をあげましょう。

海はみんなのもの。ゴミ捨て場ではない。漁業者との約束守れ!

官邸前に集まり、一緒に声をあげませんか?

┏┓ 

┗■5.新聞より2つ

 └──── 

 ◆福島・汚染水の海洋放出

  安全なら生活用水として使えばいい!

           ラサール石井の東憤西笑 連載<168>

 先日岸田首相が福島原発を視察し、漁業関係者と会談したと思ったら、

早ければ24日にも処理水の海洋放出が始まるという。

 早すぎる。スケジュールありきで進んでいたとしか思えない。

 かつて福島原発の汚染処理水の海洋放出が検討された際、麻生太郎

は処理水について「飲めるんじゃないですか、普通」と言い放った。

 先頃も「台湾有事」についてキナ臭い発言をした麻生氏はこれまでも

暴言、問題発言を繰り返してきた。

 それ自体がまるで汚染水をまき散らしてきたような政治人生だが、政

府にとってはガス抜き、観測衛星の役割を果たしてきた。

 何やらいよいよ引退、またもや次に世襲させて退くという噂もある。

 はい。ご苦労様。余生は毎日飲めると言った処理水をずうっと飲み続

け、自ら安全性を証明して日本に貢献していただきたい。

 この処理水はALPSという。「多核種除去設備」の英語表記の頭文

字を集めた略語だが、うまく考えたものだ。ALPS処理水と言えば「

アルプスの天然水」のような浄化された響きがある。

 しかしトリチウムが希釈されただけで、他の放射性物質もなくなった

のではない。

 辛坊治郎氏がALPSを見学した際、係の人がビーカーに水を入れ「

飲めるんです」と言ったので「飲んでください」と返したら「ちょっと

勘弁してください」と断ったそうだ。

 そもそも飲める水なら海洋放出ではなく生活用水として使えばいい。

 実際そういう提起はあったが、日本政府は「積極的に被ばくするのは

望ましくない」「相当な調整と時間を要する」と答えたらしい。

 いやいや「相当な調整と時間を要する」のは海洋放出のほうだろう。

 漁業関係者と「関係者の理解なしに、いかなる処分もしない」とした

約束はどうなったのか。

 海はゴミ捨て場ではない。捨てたものは微生物、それを食べる魚に蓄

積され、我々の食卓に帰ってくる。

 風評被害に責任を持つと岸田首相は豪語しているが、どうせ金で解決

するのだろう。

 しかしその元を作ったのは国であり東電ではないか。

 作った元を海に流すのはやめてくれ。

         (8月23日発行「日刊ゲンダイ」14面より)

 ◆【素粒子】より2日分

  ・廃炉と復興に対する東電の「強い覚悟」を首相が確認したという。

   台本通りの意見交換会。問題はその中身と実践。

  ・賠償を値切り、第三者機関の和解案も拒み、旧経営陣と一緒に

   自己の責任を否定してきた東電がいう「復興」とは?

  ・デブリ取り出しが難航し、核のごみ処分の展望もないまま原発

   帰に走る政府が、東電と共有する「覚悟」とは?

             (8月21日「朝日新聞」夕刊1面より)

  ・「理解なしには」の約束を実質ほごにして処理水放出へ。

   「約束は破られてはいないが果たされてもいない」。

   政治の圧力に追いつめられた漁業者の苦渋の発言をどう聞く。

  ・「数十年にわたろうと全責任をもって対応する」。

   首相の約束もいずれはうやむやに?。

  ・「アンダーコントロール」のうそから来月で10年。

   政治のことばが信頼を失って久しく。

             (8月22日「朝日新聞」夕刊1面より)

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※【動画アップの紹介】

☆三輪祐児さんのユープラン(UPLANpart3)より

・20230821 UPLAN 西尾正道「続“複合汚染”医師の目から見た日本の破壊」

 https://www.youtube.com/watch?v=NxZQIKTzXBA

・20230819 UPLAN 山崎久隆ゼミ「誰のため・何のための海洋放出か」

 「老朽化原発の安全性確保の理屈は成り立つのか」

 https://www.youtube.com/watch?v=0KOLAc74PpY

・20230724 UPLAN【前集会・記者会見】東電株主代表訴訟第1回控訴審

 https://www.youtube.com/watch?v=sR0apZw84Sg

・20230721 UPLAN 第26回原発いらない金曜行動

 https://www.youtube.com/watch?v=eoFWi1_b1SI

・20230720 UPLAN 中野晃一「日本の官僚制:内務省の戦後そして現在」

 https://www.youtube.com/watch?v=fmEQvUzChBQ

・20230711 UPLAN 東海第二原発運転差止訴訟控訴審第一回口頭弁論期日

 https://www.youtube.com/watch?v=cuOQvBKPsdY

・20230717 UPLAN 汚染水を海に流すな!〜海といのちを守るパレード〜

 https://www.youtube.com/watch?v=z6d2s-wS2-4

・20230624 UPLAN 広瀬隆市民運動が知っておくべき過ち」

         【「原発大暴走を斬る+リニア新幹線を斬る 」】

 https://www.youtube.com/watch?v=VGYUHFAG6H8

・20230624 UPLAN 川村晃生「行き詰まるリニア、窮地のJR東海

            ストップリニア!訴訟を原告738名で提訴」

    【「原発大暴走を斬る+リニア新幹線を斬る 」】

 https://www.youtube.com/watch?v=_Hxdel9H-2s

・広瀬 隆…みなさん、「遠い宇宙の彼方から地球にやってくる宇宙線

 が、地球上に雲をつくり、それが地球の気温を大きく変化させている」

 なんていう突拍子もない話を信じられますか。

 『気候変動の宇宙物理学』「第1話」を見て下さい。

 https://youtu.be/JSD2PyaOEmw

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2.原稿に「見出し」をつけて下さい。(「見出し」は1行見出し

 よりも2行又は3行見出しの方が読む人にとってわかりやすい)

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   たんぽぽ太郎(東京都千代田区在住)

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