たんぽぽ舎です。【TMM:No4588】
3つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.結局「国葬」の何が問題なのか
岸田政権による安倍政治の継承
原発政策も同じ手法−「火事場泥棒政策」
山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)
★2.要するに再稼働を推進するために取って付けた提言
【記事】「エネルギーの安定供給と脱炭素の両立へ」
日経新聞が緊急提言
上岡直見〔環境経済研究所(技術士事務所)代表〕
★3.新聞より2つ
◆安全な避難に456点もの指摘…原発検証委員会が新潟県知事に報告書
柏崎刈羽原発重大事故時、改善点盛り込む
(9月22日14:00「新潟日報」より抜粋)
情報提供:上岡直見氏
◆国葬はまさに理不尽の象徴 宮子あずさ(看護師)
(9月26日「東京新聞」朝刊23面「本音のコラム」より)
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※安倍元首相の「国葬」反対行動のお知らせ 安倍「国葬」やめろ!
第6弾銀座〜武道館デモ! 9月27日(火)12時30分
日比谷公園中幸門集合 13時出発
連絡先:090-2173-2591 武内
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※明日です! ご参加を!
9/27(火)第5回安田節子氏連続講座(全6回)にご参加を!
「世界と日本の有機給食の取り組み」
お 話:安田節子さん(食政策センター・ビジョン21代表)
日 時:9月27日(火)19時より21時
会 場:「スペースたんぽぽ」
参加費:800円 予約必要です。
たんぽぽ舎あて電話03-3238-9035か「ヤフーメール」
<tanpopo3238@yahoo.co.jp> で、ご氏名と電話番号を
お知らせ下さい。 受付番号をお伝えいたします
第6回は11月30日(水)「有機農業が拓く世界」です。
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※9/30(金)9・30追悼と抗議集会 JCO臨界被ばく事故から23年
1999年9月30日茨城県東海村で起きた放射能事故を忘れない
日 時:9月30日(火)10:00〜11:00
呼びかけ:たんぽぽ舎 献花(実費)します
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※10/1(土)学習会にご参加を! 日韓近現代史 全4回連続講座
〜日本は朝鮮に何をしたか?〜軍事侵略・植民地支配をした時代
お 話:愼 蒼宇(シン チャンウ)先生(法政大学社会学部教授)
日 時:10月1日(土)14時より16時
会 場:「スペースたんぽぽ」
参加費:800円 予約必要です。9/27と同じ方法です。
第2回は11/5(土)〔日露戦争・「韓国併合」から武断政治へ〕
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※10/5(水)2つの申し入れ・抗議行動にご参加を!
2つの行動=定例は第1水曜です
1.第51回とめよう!東海第二原発 20年運転延長・
2024年9月の再稼働はゆるさない!日本原電本店抗議行動
日 時:10月5日(水)17:00より17:45 (冬時間です)
場 所:日本原電本店前(住友不動産秋葉原北ビル 台東区上野5-2-1)
※北ビルです!南ビルではありません!
主 催:「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」TEL 070-6650-5549
協 力:「再稼働阻止全国ネットワーク」
☆第52回は、11月2日(水)17:00より17:45 (冬時間)です。
(定例は毎月第1水曜)
2.「第109回東電本店合同抗議」放射能汚染水を海へ捨てるな!
東電は2200億円の原電支援するな! 東電は福島第一原発事故の
責任をとれ!
日 時:10月5日(水)18:30より19:30 (冬時間です)
スピーチ予定(敬称略)
1.「周波数変換所」の増設が遅れた理由(停電の方が安上がり)
…浜島高治
2.岸田政権の原発全面攻勢を批判する…山崎久隆
3.東海第二原発いらない!首都圏ネットの第6波一斉行動
12月2(金)、3(土)、4(日)…志田文広、柳田 真
呼びかけ:「経産省前テントひろば」070-6473-1947
「たんぽぽ舎」 03-3238-9035
賛 同:東電株主代表訴訟など141団体
☆11月は、2日(水)第110回です。18:30より19:30(冬時間)
(定例は毎月第1水曜)
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※10/8(土)小出裕章さん講演会にご参加を!
「日本社会の朝鮮(人)差別」
日 時:10月8日(土)14時より16時 13時30分開場
会 場:千代田区立日比谷図書文化館コンベンションホール
参加費:800円 予約必要です。(受付120名様) 9/27と同じ方法です。
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┗■1.結局「国葬」の何が問題なのか
| 岸田政権による安倍政治の継承
| 原発政策も同じ手法−「火事場泥棒政策」
└──── 山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)
1.27日に迫る安倍元首相の「国葬」
「安倍外交」=「今だけ金だけ自分だけ」を引き継ぐのは大問題
◎ 「国葬」の是非については、世論の反対が過半数を大きく超え、
全ての主要紙の世論調査でも6割を超える結果になっている。
本日朝のNHKニュースでは、耳を疑うコメントが流れた。
この「国葬」の目的に「安倍の外交遺産の継承」があるという。
ならば、「国葬」の政治利用である。
「国葬」そのものに法的根拠はなく、弔問外交を理由の一つに挙げて
きたことから、違和感を感じない向きも多いかも知れないが、「国葬」
には無宗教であると共に政治的中立性も求められるはずだ。
そうでなければ「故人に対する敬意と弔意を国全体として表す行為」
(8月10日の記者会見で初めて「国葬」の意義を説明した際の岸田首相
の発言)にはならないからだ。
◎ 「安倍外交」とは、トランプ政権やプーチン政権に過度にすり
より、エネルギーや防衛政策を過度に米国・ロシアに依存(米国とは
兵器の爆買い、ロシアとはサハリン天然ガスをはじめとしたエネルギー
開発への出資)させ、あげくに米国の要請に従って経済破綻を来す寸前
までに金融緩和を継続したことに尽きる。
◎ その「成果」は、永遠に完成しない「辺野古」の代替基地問題を
泥沼化させた沖縄基地問題、米国と共に過度に軍事的緊張をあおる政策
に自ら先頭を切って参加したいくつもの「多国間同盟」の推進、都合の
悪い事件は隠蔽し、なかったことにする「もり・かけ・さくら」に代表
される「今だけ金だけ自分だけ」の目先政策を体現するご都合主義外交
政策、人権上問題が大きい国との厳しい外交はスルーし、貿易による
ウィンウィンの関係のみを追求した「金目の外交」。
◎ このような外交は、莫大な資金援助や兵器の購入などで経済的に
潤った国や政権にとっては「歓迎」だが、本来必要なエネルギー技術
支援、人権を守る産業構造への転換、武力衝突を回避するための「対話
外交」としては、何の成果も無いばかりか、むしろ抑圧的政権への支援
になってしまっている。
このような外交を引き継いで本当にいいんですか、岸田さん。
2.「国葬」の何が問題か−
安倍の「アンダーコントロール」発言による
東京オリンピック招致などのウソを隠蔽するもの
◎ 「国葬」についての憲法との関係性について、憲法学者の木村草太
東京都立大学教授は次のように問題点を指摘している。
「故人に対する敬意と弔意を国全体として表す行為」の説明では、
「国全体」が問題になる。
(1)国民全体、(2)安倍氏に敬意、弔意を持つ一部の国民、(3)
内閣のメンバー、の3通りの可能性があるが、(1)であれば思想、
良心の自由を定めた憲法19条と、表現の自由を保障する憲法21条
に違反することになるのであり得ない。
(2)であれば私的行事に内閣の権限で公金を支出することになり、
これもあり得ない。
さらに、(3)だとすれば閣議決定だけで葬儀の実施は可能だが、
それはあくまで内閣葬でなければならず、これをもって国葬を名乗る
ことは許されない、ということになる。
◎ これら憲法上の問題が回避できない限り、一法律に過ぎない「内閣
府設置法の4条3項33号の国の儀式の事務」の適用はできないと指摘する。
政府はその後、「国葬」の位置づけを「故人に対する敬意と弔意を
あらわす行為」(9月14日の立憲民主党に対する回答)と変更した。
8月10日の首相会見から「国全体として」を削除した上で、「安倍元
首相の首相としての実績」を根拠とする説明を始めた。
しかしこれではノーベル賞受賞者など、生前の功績が大きかった民間
人はいくらでもいる。なぜ安倍元首相だけが「国葬」になるのかを、
憲法第14条の平等原則との整合性を明らかにし、正当性を説明しなけれ
ばならない。
◎ 折しも統一教会と安倍・岸三代にわたるただならぬ関係が日々明ら
かにされる中で、このような人物を国葬にすることに世論は急速に反対
に傾いていった。
安倍政権が憲政史上最長だったというのも、教団ぐるみ選挙など、
様々な問題が噴出している今となっては、単に対抗勢力(野党に限らず
自民党内でも)の力不足だっただけで、安倍政権の行う政策の妥当性、
合理性により国民の支持が高かったという説明にも疑問が噴出している。
特に米国トランプ政権への「抱きつき外交」、オリンピック誘致に
まつわる電通出身者の会社を中心に起きた巨額の贈収賄事件と電通への
巨額の利益供与(電通が選挙戦略を通じて政権に深く食い込んでいる)、
福島第一原発「アンダーコントロール」発言に見られる事故の隠蔽
行為、こうした行為は安倍政権のもたらした負の側面を隠蔽する効果を
もたらしたのではないか。
3.原子力政策に見える岸田政権の「泥棒政策」
◎ 「国葬」に見られる「安倍政治の継承」は、原発政策にも現れて
いる。
何ら法的根拠もない8月24日の第二回「EXグリーントランスフォー
メーション実行会議」なる場で、突如「来年夏頃までに許可済みの原発
7基の再稼働推進」「革新炉開発方針」だ。
再稼働については、東海第二原発(日本原電)も柏崎刈羽原発(東京
電力)も、地元の合意の見通しは立っていない。
来年夏までに防災計画が策定(東海第二)される見通しもないし、
運転禁止命令が出ている東京電力について解除する見通し(柏崎刈羽)
も立っていない。
こんな状態で再稼働などできるわけもないし、強行したら「安全性の
無視」「安全神話の復活」でしかない。
◎ 折しも今月末で退任する更田豊志委員長が、最後の記者会見で
語った、規制が緩めば「安全神話の復活」「規制が推進側の虜になる」
過ちを繰り返すと警告した。
それが来年早々に実現してしまうかも知れない、そんな危惧が、
更田氏にもあったのかも知れない。
原子力政策をどうするか、目先のウクライナ危機に乗じて何万年もの
長期にわたり影響が残る原子力政策を大きく変えることはできない。
脱原発政策を採ったが、現在のウクライナ危機においても根幹である
脱原発の方向性は変わっていない。
電力不足に備え、廃炉にする原発のいくつかを待機状態にすると言う
だけである。
◎ 一方日本では、原発依存の低減(自民党)、将来的に脱原発(公明
党や立憲民主党)などの政策方針を大きく変えようとしている。その
中心にあるのが新増設だ。
これを始めてしまえば、継続的に日本の電力シェアの20%を原発で
維持し続ける政策に変わってしまう。
こうした重大な政策変更を、選挙も国会議論も何もなく突然一会議体
で表明すること、火事場泥棒的政策決定方式が「安倍政治」の
手法である。
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┗■2.要するに再稼働を推進するために取って付けた提言
| 【記事】「エネルギーの安定供給と脱炭素の両立へ」
| 日経新聞が緊急提言
└──── 上岡直見〔環境経済研究所(技術士事務所)代表〕
本日の日経です。
「エネルギーの安定供給と脱炭素の両立へ 日経新聞が緊急提言」
https://mxb.nikkei.com/?4_--_246881_--_1283380_--_85
これはあくまで日本経済新聞の提言であって政府の政策ではないが、
記事では「エネルギーの安定供給と脱炭素の両立・原発活用の体制を
国主導で再構築・再生エネは2050年で7割を?指す・「移行期」の安定
供給と資金確保に万全を期し、総力戦で臨む必要がある」をポイントと
している。また「骨子」として12項目が挙げられている。
しかし各項目をよく見ると、ほとんどがいつになるかわからない机上
計画であり、唯一実体があるのは「再稼働の審査を効率化し、既存炉を
最大限活用」だけである。
要するに再稼働を推進するために取って付けた提言である。
「資金確保」というのも「日本原電」に対する資金提供を意図して
いるのではないか。
また以前は原発に批判的だった学者が、諸手を挙げて賛成コメントを
寄せているのも気になる。
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┗■3.新聞より2つ
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◆安全な避難に456点もの指摘…原発検証委員会が新潟県知事に報告書
柏崎刈羽原発重大事故時、改善点盛り込む
東京電力柏崎刈羽原発の安全性を巡る新潟県独自の「三つの検証」の
一つで、重大事故時の安全な避難方法を検証する避難委員会の関谷直也
委員長(東大大学院准教授)は21日、県庁で花角英世知事に報告書を
提出した。
安全な避難に向けて456に上る論点を示す内容で、関谷委員長は「県の
中で改善をしていくところなど改めて整理してほしい」と求めた。
報告書は、住民への情報伝達や要支援者の避難など12の
テーマに分け… (後略)
(9月22日14:00「新潟日報」より抜粋)
https://www.niigata-nippo.co.jp/articles/-/116130
情報提供:上岡直見〔環境経済研究所(技術士事務所)代表〕
わたる会合を終え、2022年9月21日に最終報告書を知事に提出した。
全文(139頁)は新潟県ホームページに掲載されている。
https://www.pref.niigata.lg.jp/uploaded/attachment/335132.pdf
◆国葬はまさに理不尽の象徴
宮子あずさ(看護師)
明日は安倍元首相の国葬が予定される。私は今日の勤務後、新宿で
行われる反対集会に参加する。今から中止にできる可能性は低くとも、
自分の意志を示し続ける意味は決して小さくない。
前にも書いだ通り、私が反対する一番の理由は、国会の議決を経て
いないこと。今もその気持ちは変わらない。さらに、日が近づくごと
に、概算で16億円とも言われる費用についても、怒りが膨らんでいる。
インフレによる物価高騰、後期高齢者の窓口負担が一割から二割に
なるなど、支出の増加は深刻である。
一方で、賃金、年金や生活保護などの収入は増えていない。結果とし
て、市民の生活は苦しくなっている。
市民に倹約を求める一方で、法的根拠も明確でない国葬に大盤振る
舞い。その支出は、いとも簡単に閣議決定のみで決められる。負担増を
実感する時期だけに、あまりにも理不尽である。
最近関わったある患者さんは、生活保護を受けるため、資産状況を
細かく報告している。残高がわずかな通帳のコピーで貼付しているのを
見る、不都合な記録は「捨てた」と隠蔽する国への怒りが募ってくる。
市民に対しては細かく報告を求め、厳しく審議する一方、政府の支出
には、審議も報告もなし。
国葬はまさに理不尽の象徴である。市民の良識に基づき、最後まで
反対します。 (9月26日「東京新聞」朝刊23面「本音のコラム」より)
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※動画アップの紹介
1.IWJさんの動画
・2022.6.27 たんぽぽ舎・徹底解説「経済安全保障推進法」
https://www.youtube.com/watch?v=4KPI5u6x5zQ
2.三輪祐児さんのユープランより
・20220925 UPLAN 浅野健一が選ぶ講師による「人権とメディア」
連続講座再開第3回〜緊急講座『なぜメディアは統一協会と自民党の
癒着を報じてこなかったのか』
https://www.youtube.com/watch?v=LYuKWuOsLm8
・20220916 UPLAN 第16回原発いらない金曜行動
https://www.youtube.com/watch?v=xbQ31Xr4eMg
・20220913 UPLAN 山田朗「戦後改革の歴史的位相:
帝国の解体と象徴天皇制」
https://www.youtube.com/watch?v=hl6qod7MhRI
・20220907 UPLAN 第50回とめよう!東海第二原発20年運転延長・
第108回東電本店合同抗議 放射能汚染水を海へ捨てるな!
https://www.youtube.com/watch?v=gc0KFq4iRBI
・20220827 UPLAN STOP!!東海第二原発の再稼働いばらき大集会
https://www.youtube.com/watch?v=V3D6jgpfZDc
・20220825 UPLAN 第8回【ハロー原電】東海第二原発とめよう!
日本原電本店前アピール行動
https://www.youtube.com/watch?v=T_aI4VpvNUM
・20220813 UPLAN 鎌田慧さんと語るパート2
決定権は誰に 沖縄と福島 慰霊の旅が問う 一人ひとりの命の尊厳
具志堅隆松さん、木村紀夫さん
https://www.youtube.com/watch?v=CgTXdAdQzMw
・20220806 UPLAN 山崎久隆「原発と原爆・最新の核事情」&
「電力需給逼迫問題」他
https://www.youtube.com/watch?v=uTvZet_LOzA
・20220725 UPLAN 安田節子「子どもの健康とバイオテクノロジー食品」
https://www.youtube.com/watch?v=3goitC4V0VE
科学的にまったく根拠がないデマである」
20220127 UPLAN 【総集編・全編6時間】
https://www.youtube.com/watch?v=K14tki8e2Ck
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☆ひきつづき、たんぽぽ舎の活動・日刊メルマガ=「地震と原発事
故情報」へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致
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