たんぽぽ舎です。【TMM:No4487】
4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.「東海第二原発」を再稼働してはいけない
5つの問題 (その1)
1.40年超の老朽原発=不測の事態が起こりやすい
2.実行可能な避難計画はない
4.日本原電に「経理的基礎」がない
5.地元との同意は極めて難しい
(5回の連載) 山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)
★2.今回で原告(控訴人)側の主張(準備書面)は完了、
次回は証人申請をする予定
行政訴訟(子ども裁判)の原告が、皆、中学を卒業し原告の資格を
失うのが来年3月に迫る
5/18子ども脱被ばく裁判控訴審第三回期日に参加して
冨塚元夫(たんぽぽ舎ボランティア)
★3.福島第一原発処理水放出まで1年、1日130トンずつ増えていく
東電「海に流すしか打つ手ない」目を奪う巨大タンク群
メルマガ読者からの原発等情報1つ(抜粋)
黒木和也 (宮崎県在住)
★4.新聞より1つ
◆【素粒子】より2つ
・男性の出国容認の嘆願署名に大統領が不快感(※)。ほか
(5月23日朝日新聞夕刊1面より)
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※5/28(土)明 真南斗さん学習会にご参加を!
台湾有事?? 沖縄・南西諸島をまたも戦場にするのか!
お 話:明 真南斗さん(琉球新報記者)
日 時:5月28日(土)14時より16時
会 場:「スペースたんぽぽ」
参加費:800円 予約必要です。定員25名。
5/21と同じ予約方法です。
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高浜1.2号ただちに廃炉!
5.29(日)「原発のない明日を−老朽原発このまま廃炉!大集会
in おおさか−(5.29大集会)」
日 時:5月29日(日)13時より集会 14時30分デモ出発
会 場:うつぼ公園
主 催:老朽原発うごかすな!実行委員会
東京圏からも10名ほどが参加します。
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※6/1(水)2つの申し入れ・抗議行動にご参加を!
2つの行動=定例は第1水曜です
1.第47回とめよう!東海第二原発
20年運転延長・再稼働ゆるすな! 日本原電本店抗議行動
日 時:6月1日(水)17:00より18:00 (夏時間です)
場 所:日本原電本店前(住友不動産秋葉原北ビル 台東区上野5-2-1)
銀座線末広町駅4番出口より4分
※北ビルです!南ビルではありません!
主 催:「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」
TEL 070-6650-5549
協 力:「再稼働阻止全国ネットワーク」
☆第48回は、7月16(水)です。(定例は毎月第1水曜)
2.「第105回東電本店合同抗議」
放射能汚染水を海へ捨てるな!
東電は2200億円の原電支援するな!
東電は福島第一原発事故の責任をとれ!
日 時:6月1日(水)18:45より19:45 (夏時間です)
呼びかけ:「経産省前テントひろば」070-6473-1947
「たんぽぽ舎」 03-3238-9035
賛 同:東電株主代表訴訟など141団体
☆7月は、6日(水)第106回です。(定例は毎月第1水曜)
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※6/2(木)『季節』(NoNukesVoice改題)春号(鹿砦社発行)の読者会開催
日 時:6月2日(木)18時より20時
会 場:「スペースたんぽぽ」
呼びかけ人:柳田 真、平田明良
「季節」編集長の小島卓氏も参加の予定です。
参加予約については電話で予約お願いします。
たんぽぽ舎 TEL 03-3238-9035
参加費:300円
開催趣旨:季刊誌「季節」春号を題材にして自由闊達に
議論しましょう。記事を読んで思ったことを
述べてください。
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※6/4(土)山崎久隆氏学習会にご参加を!「今一番ホットな原発情報」
「福島第一原発汚染水問題の最新情報」
お 話:山崎久隆さん(たんぽぽ舎共同代表)
日 時:6月4日(土)14時より17時
会 場:「スペースたんぽぽ」
参加費:800円 予約の必要はありません。
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┗■1.「東海第二原発」を再稼働してはいけない
| 5つの問題 (その1)
| 1.40年超の老朽原発=不測の事態が起こりやすい
| 2.実行可能な避難計画はない
| 4.日本原電に「経理的基礎」がない
| 5.地元との同意は極めて難しい
| (5回の連載)
└──── 山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)
現在再稼働の準備を行っている茨城県東海村の東海第二原発は、東京
から110km北に位置する。
昨年末閣議決定された「第6次エネルギー計画」では、この原発を
含めて27基の原発の再稼働が電源に組み込まれる想定がされている。
当初、今年の秋に再稼働可能になると見られていたが、3月になり
再稼働の条件となる安全対策工事の完工時期を2024年9月とした。
この計画変更で、約1年半ほど後ろ送りになった。
では、東海第二原発にはどのような問題があるのだろうか。
5つの問題にまとめてみた。
問題1:40年超の老朽原発であり不測の事態が起こりやすいこと
問題2:背景にある巨大な人口に防災計画は無理であること
問題5:地元との同意は極めて難しいこと
問題1:40年超の老朽原発であり不測の事態が起こりやすいこと
(1)3/11震災時に被災、補修されたが損傷が残っている恐れあり
東海第二原発は、2011年の東日本大震災で地震と津波に遭遇して
いる。このときはなんとか冷温停止することはできたが、大きな揺れに
より、各所に損傷が残っているかも知れない。
特に地盤については一部液状化もしたであろうし、新たに建設して
いる防潮堤は土壌改良を行わなければならないほど、地盤が悪い。
このようなところに重量構造物を沢山作ったら、事故を準備する
ようなもの。
(2)現在は使えない可燃性ケーブルを使っていること
福島第一原発3号機の爆発は、水素だけの爆発では説明がつかない
ことが分かっている。おそらく大量の可燃性の炭化水素系ガスが発生
し、それに引火したのではないかと考えられている。
ケーブル類が蒸し焼き状態になったことから発生したのではない
だろうか。
東海第二原発でも古い可燃性ケーブルが大量に使われており、難燃
シートで包まれているが、火災の熱は遮蔽できない。同じような爆発が
起きる可能性があると思われる。
(3)耐震性が限界に近く地震で損傷する恐れが大きいこと
想定される地震動で施設・設備の耐震評価を行うと、ほとんどの
ところがギリギリ、中には破断限界まで1.03倍という場所さえ
存在する。
現在の地震評価も過小評価の可能性は否定できない。
実際に、柏崎刈羽原発では想定が600ガルのところ、中越沖地震では
3倍近い1700ガルに達していた。 (その2)に続く
(初出:月刊たんぽぽ舎ニュース5月号)
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┗■2.今回で原告(控訴人)側の主張(準備書面)は完了、
| 次回は証人申請をする予定
| 行政訴訟(子ども裁判)の原告が、皆、中学を卒業し原告の資格を
| 失うのが来年3月に迫る
| 5/18子ども脱被ばく裁判控訴審第三回期日に参加して
└──── 冨塚元夫(たんぽぽ舎ボランティア)
◎ 今回も始めにデモがありました。第一回の時の参加者75人より
少ない50人でしたが、福島地裁の時にはデモはなかったのでデモが
出来るだけで素晴らしい。地元の方々のご支援に感謝します。
欅(けやき)の青葉の美しい青葉通りやアーケード・繁華街を
小一時間歩く。マイクで裁判の説明をして支援を訴える。
「子供をひばくから守ろう」のほかに、「放射性廃棄物の焼却を
止めよう!」などがありました。
◎ 傍聴券を求めて60人くらい並びましたが、傍聴席は39で私は当たり
ました。
被ばくをさせられた」という訴えが退けられたものです。
国と福島県は、原子力災害に関する法律に違反して、また原子力防災
訓練で決まっていたことを行わず、住民に放射能が高かった場所の
情報を与えず、原告に無用な被ばくをさせたにもかかわらず、全て
行政の範囲内で過失がないという驚くべき判決でした。
それに対し、行政の裁量の範囲は無限ではなく、規制する法律がなけ
れば、憲法と国際人権法に基づいて判断しなければならないことを準備
書面に書き法定で陳述しました(柳原弁護士)
◎ 学校における環境基準としての放射線基準については井戸弁護士
が、陳述しました。
公害防止法では定めていなかった放射線の基準を未だに決めてない
政府の怠慢があるが、十万人に一人の被害という原則に照らせば、年間
1ミリシーベルトでも350倍違法なのに年間20ミリシーベルトで避難させ
ないはありえないという主張をしました。
光前弁護士は、「子供を放射能の無い環境で教育せよ」という訴えに
追加して、これまでこの要求が満たされなかった結果、子供は高校生に
なって訴訟資格が無くなるので、追加で、賠償請求したいと主張した
が、裁判長に却下されました。
◎ 最後に原告陳述がありました。
バレー症候群に罹患していたが、事故後悪化した。事故後1年経過した
ころから急性貧血になり、昼過ぎまで起き上がることができなく
なった。他県に避難しようとしましたが、いろんな事情でできなかった
そうです。
事故前、子供たちは元気だったのに事故後体調が悪化しました。
異常な鼻血が出たり、身体中に発疹が出るようになり、食が細く
なったそうです。特に次男はひどい状態で、朝起き上がることができ
ず、鼻血、腹痛、頭痛、不眠、動悸、息切れ等のため通学がほとんど
できなかったそうです。
「放射能のせいだと思う」と原告は言いました。
◎ 肥田舜太郎医師が長年の診察と研究の結果、辿り着いた典型的
放射能被ばく症状だと思います。
放射能の影響では無い」と言っていますが、何が原因か明らかに
できません。
原告や家族の健康被害は、電離放射線が細胞を破壊してエネルギー
代謝ができなくなったり、免疫機能が働かなくなった結果です。福島市
は事故直後、高い放射能の下にありました。
◎ この裁判は遡れば、事故後2011年に始まった福島集団疎開裁判
です。一貫して、「放射能の無い環境で子供たちを教育せよ」と要求
して来ました。
疎開裁判の時、仙台高裁の判事は「子供たちの健康に由々しき事態が
起こると予想される」と言いました。まさに由々しき事態が起こったの
です。
国と県は責任を取るべきです。
この裁判の弁護士6人は、「3.11甲状腺がん裁判」の弁護人でも
あります。
事故後、長年、不溶性放射性微粒子による内部被ばくの危険性を
明らかにして来ました。
二つの裁判は負けるはずがありません。
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┗■3.福島第一原発処理水放出まで1年、1日130トンずつ増えていく
| 東電「海に流すしか打つ手ない」目を奪う巨大タンク群
| 風評被害続く漁業・水産業者は「反対貫く」が…複雑な心境も…
| メルマガ読者からの原発等情報1つ(抜粋)
└──── 黒木和也 (宮崎県在住)
1.福島第一原発処理水放出まで1年、1日130トンずつ増えていく
東電「海に流すしか打つ手ない」目を奪う巨大タンク群
5/23(月)13:30配信「南日本新聞」
https://news.yahoo.co.jp/articles/aab36c66d7e0d17f3a994e067b82610974302aa1
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┗■4.新聞より1つ
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◆【素粒子】より2つ
・男性の出国容認の嘆願署名に大統領が不快感(※)。
ウクライナで「非戦」の道、険しく。
・日米首脳が会談。
「応分の負担」の中身が気にかかる。
(5月23日朝日新聞夕刊1面より)
(※)事故情報編集部より注。
「不快感」ではなく、実際は「反対発言」。
参考記事・見出しのみ
「男性出国求める請願『反対』」2.5万人署名
ゼレンスキー大統領 (5月23日朝日新聞より)
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※動画アップの紹介 三輪祐児さんのユープランより
・20220523 UPLAN 安田節子「子どもの健康と農薬汚染・その2」
https://www.youtube.com/watch?v=wEYfpFojx6k
・20220521 UPLAN 渋谷徹「化学物質とエピジェネティクス」
https://www.youtube.com/watch?v=eOcR_8VRIAE
・20220520 UPLAN 第12回原発いらない金曜行動
https://www.youtube.com/watch?v=T04eteLmV5Q
・20220511 UPLAN 第104回東電本店合同抗議
https://www.youtube.com/watch?v=iuwtYhEJNB0
・20220510 UPLAN 清水ただし「日本維新の会」って、どんな政党?
https://www.youtube.com/watch?v=mYDp5alRvh8
科学的にまったく根拠がないデマである」
20220127 UPLAN 【総集編・全編6時間】
https://www.youtube.com/watch?v=K14tki8e2Ck
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☆ひきつづき、たんぽぽ舎の活動・日刊メルマガ=「地震と原発事
故情報」へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致
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よりも2行又は3行見出しの方が読む人にとってわかりやすい)
執筆者名(基本的に本名でお願いしています)と執筆者名の後にかっこ
書きで「所属・団体名」か「在住県名」を記載して下さい。
例:たんぽぽ花子(たんぽぽ舎)、
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