たんぽぽ舎です。【TMM:No4172】
4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.福島第一原発から汚染水を流すな−暴挙だ
「福島復興」の名の下に環境汚染
山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)
★2.25億円の新交付金で老朽原発の再稼働推進はやめてください
ネット署名呼びかけ団体
★3.第6次エネルギー基本計画にもっと注目して欲しい
「グリーン成長戦略」はイカサマのカタマリのようなもの
「原発事故から10年に思う」井田徹治氏の記事要約
今名人(香川県)
★4.メルマガ読者からのイベント案内(お問い合わせは主催者へ)
◆4/25(日)「さあ!控訴審へ!東電刑事裁判・逆転勝利を
めざす集会」のお知らせ
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【汚染水海の怒りを知ってるか】 乱 鬼龍 転載歓迎
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※4/13(火)学習会にご参加を!
「同化」か「排除」か それでも我が子を朝鮮学校に通わせる理由
お 話:金東鶴 (キム トンハク)さん&シンカミさん
日 時:4月13日(火)19時より21時
会 場:「スペースたんぽぽ」
参加費:800円 予約の必要はありません。
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※4/15(木)学習会にご参加を!
「どうする日本の司法:裁判員制度の問題点」
お 話:武内更一弁護士
日 時:4月15日(木)18時より21時 講師のお話は19時より
会 場:「スペースたんぽぽ」 新ちょぼゼミ
参加費:800円
予約方法:メールか電話で、ご氏名・電話番号
(当日緊急に連絡できる番号)をお伝えください。
予約受付番号をお知らせ致します。
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※4/16(金)「東海第二原発とめよう」集会にご参加を!
日 時:4月16日(金)18時より20時30分
会 場:「東京学院」貸会議室 (JR水道橋駅西口1分)
(千代田区神田三崎町3-6-15)
主 催:「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」
TEL 070-6650-5549
資料代:800円
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※4/17(土)山崎ゼミにご参加を!今一番ホットな原発問題を考える
お 話:山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)
日 時:4月17日(土)14時より17時
会 場:「スペースたんぽぽ」
参加費:800円 予約の必要はありません。
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┗■1.福島第一原発から汚染水を流すな−暴挙だ
| 「福島復興」の名の下に環境汚染
└──── 山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)
暴挙。表現するならば、これに尽きる。
東京電力福島第一原発事故から10年を経て、国は汚染水を海洋放出
することを政府決定しようとしている。
地元、福島県の漁民を始め、全国漁業協同組合連合会(全漁連)も
反対し続けてきた海洋投棄。これを4月13日の閣議決定により政府
決定とすることが報じられている。
汚染水増加を止められない東京電力−
減らすための取り組みに失敗し続けた
福島第一原発は、事故から10年を経ても安全確保さえ出来ていない。
2月13日の地震で原子炉格納容器で損傷が進み、たまり水の水位が低下
したため冷却水の量を増やしている。
汚染水の元はデブリに接触する地下水や雨水、注入水だから、減らす
ための取り組みに失敗し続けたことが、今日の汚染水問題の背景にある。
過去に放射性物質の投棄を阻止した日本−
海洋投棄は国際法で禁止されている。国や東京電力は、船に積んで
海洋投棄するわけではなく、陸上施設からの排出なので条約上問題は
ないとしている。
しかし、旧ソ連の放射性物質の日本海海洋投棄が1993年4月に報道
され、これに対して日本は、ロシアの原子力潜水艦解体で発生する
放射性廃棄物の海洋投棄を防止するため液体放射性廃棄物処理施設
(スズラン)が建設された。
ロシアの破棄物と福島第一原発のそれとは異なるが、放射性廃液の
海洋投棄という、似たシチュエーションにおいて日本は明らかに
異なる対応をしている。
これについては明確に説明をしたことはない。
汚染水問題には解決策はある−海に捨てる以外に方法はいくらでもある
東京電力に対しても、海洋投棄をさせない取り組みが必要だ
大量に林立するタンク。見かけは「どうしようもない」との印象かも
知れない。
マスコミもそういう立場で報道しがちだ。
しかし方法はいくらでもある。
東京近郊には環七通りや神田川周辺などに大量の雨水貯水池か施設が
存在し、そこには数千トンの雨水を溜める能力がある。
これらのおかげで都内の冠水被害は大幅に減っている。
このような地下貯水システムを福島第一原発の敷地内に建設すれば
良い。トリチウム汚染水とはいえ、事実上はただの水。地盤への漏えい
防止のためには二重構造にすれば良いだけだ。
地下タンク方式でも、2年もあれば何基も出来る。排出設備建設期間
で貯蔵施設が十分作れる。
海に捨てる以外に方法はいくらでもある。現実に海に流そうとしても
設備建設に2年、それから開始して40年もかかる。
その間もタンクは相当期間林立している。結局、危険度も景観も、
場所を塞ぐことも何にも変化はない。
国が決定をしても、主体は東京電力である。東電が貯蔵を決断すれば
可能だ。
東京電力に対しても、海洋投棄をさせない取り組みが必要だ。
★4/13(火)放射能汚染水を海へ流すな!
「首相官邸」前緊急抗議行動に行こう!
日 時:4月13日(火)12:00より13:00
場 所:首相官邸前
内 容:鎌田 慧さん、参加者からのアピール、
福島県民大集会からのメッセージなど
主 催:さようなら原発1000万人アクション実行委員会
TEL:03-5289-8222
※たんぽぽ舎も、ノボリ旗を持って、参加します。
☆紹介…放射能汚染水海洋放出問題に役立つパンフ
『放射能で汚染された水で海を汚染するな!』
−国と東電の責任は重い−
遠藤順子(健生病院非常勤医師)山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)
たんぽぽ舎パンフレットNo103 B5判 32頁 頒価400円
お問い合わせ・ご注文は、たんぽぽ舎へ
★参考論文
いま、福島のトリチウム汚染水を海に流していいかどうか
という議論をしている−
このことは日本の原発の死命を結する程、重要なこと
(前半略)
原子力を利用するということは、ウランを核分裂させるということ
で、必ずトリチウムが生まれます。トリチウムは汚染水をどんなに
きれいにして不純物(放射性物質)を取り除いても、トリチウム自身は、
水素の同位体なので、水素の構成要素そのものになっていて、絶対に
取り除くことはできません。それ故、国は海に流すといっているの
です。
では福島の事故が起きなかったら、このトリチウムはどうなったの
でしょうか。このトリチウムを含む燃料は再処理するというのが日本の
原子力政策の基本であり、もともと海に流すという計画で、国も安全で
あるというお墨付きを与えたものなのです。それを海に流したら
いけないと言われたら、日本の原子力は成り立たなくなるということに
なります。
いま、福島のトリチウム汚染水を海に流していいかどうかという議論
をしているのですが、このことは日本の原発の死命を結する程、重要な
ことなのです。
日本の原子力政策が根本的にひっくり返るという重要なターニング
ポイントがいま、始まっています。 (後半略)
(「NEWS LETTER」2021.3・4 NPO「現代の理論・
社会フォーラム」発行「2/14小出裕章講演(松本市中央公民館)」
より抜粋)
★参考記事
処理水海洋放出決定へ 風評対策示さぬまま 福島第一原発
13日にも閣僚会議 (4月10日東京新聞1面見出し)
福島第一原発処理水海洋放出方針
中国政府「十分な協議を」 韓国報道「納得しがたい」
(4月10日東京新聞4面見出し)
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┗■2.25億円の新交付金で老朽原発の再稼働推進はやめてください
└──── ネット署名呼びかけ団体
緊急ネット署名−締切:4月12日(月)正午
ネット署名→ https://forms.gle/6qJCzUq9yMNgB4mB9
要請事項
1.経産大臣は、老朽原発の再稼働推進のための交付金を撤回すること。
3.福井県議会議長は、全員協議会開催をやめ、老朽原発再稼働に同意
しないこと。
皆さまへ
国内初の40年超え老朽原発(美浜3号、高浜1・2号)の再稼働を
経産省が提起した25億円の新交付金で、一気に進めようとしています。
原発1サイトに25億円。美浜・高浜で50億円です。
福井県知事は、6日に交付金の提示を受けて、県議会で議論を進める
ように求めました。
県議会議長は、早期に全員協議会を開き、同意に進もうとしています。
9日には、県の原子力安全専門委員会が開かれ、老朽原発の安全性に
ついて報告書をまとめる予定です。知事の同意表明の条件の一つです。
福井県民と周辺地域住民の安全を、金と引き換えに売り渡すなど
許されません。
新交付金は、福井に限らず、40年超えの老朽原発を再稼働する地域に
適用しようとしています。
福井県内では連日の申入れや行動が取り組まれています。
★時間がありません。
全国から、ネット署名で反対の意思を示しましょう。
ネット署名はこちらから
https://forms.gle/6qJCzUq9yMNgB4mB9
◆署名の締め切り:4月12日(月)正午(13日に提出予定)
◆署名の宛先:経産大臣、福井県知事、県議会議長
ネット署名呼びかけ団体:
避難計画を案ずる関西連絡会/ 原子力規制を監視する市民の会/
(4/9☆原発とめよう!九電本店ひろば第3643日目☆より抜粋)
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┗■3.第6次エネルギー基本計画にもっと注目して欲しい
| 「グリーン成長戦略」はイカサマのカタマリのようなもの
| 「原発事故から10年に思う」井田徹治氏の記事要約
└──── 今名人(香川県)
第6次エネルギー基本計画にもっと注目して欲しいと思っています
昨年12月の経産省「グリーン成長戦略」は、現在策定中の第6次
エネルギー基本計画の伏線。
「成長戦略」に組み込むイカサマのカタマリのようなもの。
そういう動きに対峙していく必要があると思います
原発事故から10年に思う 井田徹治(共同通信) 2021/4/5
自然エネルギー財団コラム
<https://www.renewable-ei.org/activities/column/REupdate/20210405.php>
以下、要約(元記事の1/5)です。全文はURLからご覧下さい。
再エネ(自然エネルギー:RE)は、この10年で急激にコストが下がり、
世界的に急拡大。
総発電量でも、発電比率でも、原発を上回った(2019年〜) 。
日本のエネルギー政策は、このような世界の動きに逆行する。
現在の再エネ発電比率も2030年の供給目標(RE:22〜4%)も、
欧州諸国に遠く及ばない。
世界では、多くの国・地域・企業などが2050年までに再エネ100%の
目標を掲げる。
しかし経産省が掲げる再エネ比率(参考値)は、2050年に50〜60%。
原発は「確立した脱炭素電源」で「安全性を大前提に…活用を
目指す」とされる第6次エネルギー基本計画の策定においては、原発
比率20%程度で検討が進みつつある。
G7の中で、石炭火力の発電比率30%超は最高。 将来、石炭を全廃
しないのは日本だけ。
日本は、原発と石炭火力に固執して再エネで遅れをとり、世界から
取り残されつつある。
太陽光・風力のビジネスチャンスを失い、原子力と石炭火力という
負け組技術のみ残る。
「原発が止まれば、電気代が上昇しCO2排出量も増加。なので原発
支持は回復するはず」と原子力村は予想。
しかしこの10年、排出量は減少。 世論調査では、脱原発が大多数。
一方で、原発政策を推進してきた原子力村の重鎮が、事故後も原発
関連の組織のトップに居座る。
各地で相次ぐ原発関連の不祥事。 原発に対する国民の信頼が、回復
できるはずもない。
なぜ、こうまで民意とかけ離れた、非民主的なエネルギー政策が
続くのか?
エネルギー基本計画や温室効果ガス削減目標は、日本の将来・地球の
未来を左右する。
それが、一部の関係省庁・政治家・大企業関係者の水面下の議論で
決められようとしている。
このままでは、将来世代に国庫の赤字・環境破壊・巨額の座礁資産
という負債を残す。
福島第一原発事故後の10年が問うているものは、日本の民主主義の姿。
今、求められるのは、非民主的なエネルギー政策を、市民や世論の
力で正すこと。
原発事故を起こした現行世代は、将来世代に対して大きな責任を負う。
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┗■4.メルマガ読者からのイベント案内(お問い合わせは主催者へ)
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◆4/25(日)「さあ!控訴審へ!東電刑事裁判・逆転勝利を
めざす集会」のお知らせ
日 時:2021年4月25日(日)14時より16時
場 所:郡山市労働福祉会館 中ホール(コロナ対応 定員50人)
内 容:弁護団報告
原発事故被害者のスピーチ
主 催:福島原発刑事訴訟支援団
問い合わせ:福島原発刑事訴訟支援団 info@shien-dan.org
080-5739-7279
チラシはこちらから https://shien-dan.org/
東電刑事裁判は、指定弁護士が控訴をしてから1年4か月。
いよいよ今年、控訴審が始まる見込みです。
不当判決を覆し、原発事故の罪を認めさせるため、2021年も力を合わせ
ていきましょう!
@事前申込が必要です。コロナ対応のため、会場の定員が少なくなって
おります。
@福島県内の方を優先したいと思いますので、遠方の方はなるべく、
支援団ホームページに掲載する録画をご覧いただきますよう
お願いいたします。
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☆ひきつづき、たんぽぽ舎の活動・日刊メルマガ=「地震と原発事
故情報」へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致
します。
郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎 口座番号 00180-1-403856
☆《事故情報編集部》より
メールマガジン読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他
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自然、政治・経済、社会、身近な生活も歓迎します。
2.原稿に「見出し」をつけて下さい。(「見出し」は1行見出しよりも
2行又は3行見出しの方が読む人にとってわかりやすい)
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たんぽぽ太郎(東京都千代田区在住)
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グループも平等に掲載する基本方針です。
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件名に「イベント案内掲載希望」と明記して下さい。
日程が直前にならないよう余裕を持っていただけると幸いです。
メールマガジンへのイベント案内は1回だけの
掲載とさせていただきます。
4.集会や行動の参加報告等に関しては600文字以内で、
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件名に「メルマガ掲載希望」と明記して下さい。
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