たんぽぽ舎です。【TMM:No3850】地震と原発事故情報−5つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No3850】

2020年2月3日(月)地震原発事故情報−

               5つの情報をお知らせします

                        転送歓迎

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★1.現代の社会が共感ではなく優劣のルールに頼る

   サル的社会になりつつある(その原因がネット社会)

   山極京都大学総長が語る“共感力を必要とする社会”

   −ゴリラの研究が教えてくれた情報化急進への警鐘−

  増尾 誠(京都市在住 83才)

★2.福島第一原発放射能汚染水(ALPS処理水)は

   トリチウム以外の核種も基準超え

  規制委員長はトリチウムも他核種も海に流せと言うのか!

   原子力規制委員会原発再稼働推進委員会!その217

    木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)

★3.福島第一原発処理水処分提言「地元の声聴いて」

  福島県漁業者が政府に注文…ほか

  メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)

   黒木和也 (宮崎県在住)

★4.メルマガ読者からのイベント案内

           (お問い合わせは主催者へ)

  ◆3/11 10年目原発被ばく隠しを許さない

   3.10(火)東京集会&3.11(水)東電抗議へ

   主催:「反被ばく首都圏アクション実行委員会」

★5.新聞より1つ

  ◆福島第一原発の処理水処分 地元との対話が不可欠だ

   政府は方針を決める前に関係者の不安や意見、要望を

   謙虚に受け止める責任がある

   理屈ばかりを振りかざして処分を急げば

   新たな風評被害を生むだけだ

          (2月3日毎日新聞朝刊「社説」より抜粋)

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※2/5(水)2つの抗議行動にご参加を!

1.とめよう!東海第二原発 20年運転延長・再稼働ゆるすな!

  日本原電本店抗議行動

 日 時:2月5日(水)17:00より17:45

 場 所:日本原電本店前

        (住友不動産秋葉原北ビル 台東区上野5-2-1)

         銀座線末広町駅4番出口より4分

 共 催:再稼働阻止全国ネットワーク TEL 070-6650-5549

  とめよう!東海第二原発首都圏連絡会

2.「第77回東電本店合同抗議」

  東電は福島第一原発事故の責任をとれ!

 日 時:2月5日(水)18:30より19:30

 場 所:東京電力本店前(千代田区内幸町1-1-3)

 呼びかけ:「経産省前テントひろば」070-6473-1947

  「たんぽぽ舎」 03-3238-9035

 賛 同:東電株主代表訴訟ほか135団体

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※たんぽぽ舎31周年「名刺意見広告」にご協力をお願い致します。

 1コマ名刺サイズ(85×50mm)縦型、横型どちらでも可

募集しめ切り:2月8日(土)

 掲載料金:1コマ・団体 4000円 個人 2000円

 お申し込み・問い合わせは「たんぽぽ舎」です

  TEL 03-3238-9035 メール nonukes@tanpoposya.net

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※たんぽぽ舎の「第32回総会」は、2020年2月23日(日)12時30分から

 予定しております。 会場:「スペースたんぽぽ」

 総会・お二人の記念講演・こんしん会の3部構成です。

記念講演

 『もはや正気の沙汰でなし…東海第二原発再稼働の策動』

 村上達也氏 (前東海村長)

 『組合活動の教訓から−市民運動のいくつかのルールへ』

 「市民自治を柱に多様な市民運動に関わって今考えていること」

 吉野信次氏 (市民自治をめざす1000人の会・

       ピースサイクル全国ネット共同代表)

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・【シンジローと言っても誰も信じない

  口先だけでイクジなどなし

  桜からデタラメという芽がのびて

  春立つよりも腹の立つ日々】    乱 鬼龍(転載歓迎)

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┗■1.現代の社会が共感ではなく優劣のルールに頼る

 |  サル的社会になりつつある(その原因がネット社会)

 |  山極京都大学総長が語る“共感力を必要とする社会”

 |  −ゴリラの研究が教えてくれた情報化急進への警鐘−

 └──── 増尾 誠(京都市在住 83才)

 山極壽一京都大学総長は、昨年の11月5日に「NHKEテレ大阪」の

『視点 論点』で「共感力を必要とする社会」の題で、とても内容のある

良い話をされました。

 個人的に文書化し大学時代の同期の友人に見せたところ、すばらしい

感想文を送ってくれました。

 私の下手な説明より勝ると思い、これで紹介させていただきます。

【山極京都大学総長の話の感想文 四日市市 川北明彦】

 大変共感できる内容でした。類人猿学って現代の人間社会を分析し

集団のあり方についての指針を得るにはとっても興味ある学問ですね。

 小生は現代社会において、例えばトランプ大統領の思考やそれに

共感し支持する人々の台頭から、歴史的に積み上げてきた共同社会、

その社会基盤であり理想と言われた民主主義の崩壊を見ているような

気がしていますが、まさにその根本に触れていると感じました。

本文よりの引用

 「私は、現代の社会が共感ではなく、優劣のルールに頼る

サル的社会になりつつあると感じています。互いの優劣に基づいて

トラブルを解決するほうが効率的ですが、共感力を使う必要は

なくなり、格差が大きく、利益を優先する社会になります。そして、

個人の利益だけを追求すれば、利益を侵害する仲間は排除され集団は

閉鎖的になります。」

 この「人間社会の共感力が失われつつある(その原因がネット社会)」

という指摘こそ本講演の核心で、伝統的共同社会崩壊の

根本原因でしょう。

 脳科学中野信子の紹介した「サイコパス」というのが正にこの

ことに触れていて、「他人の不幸の上に自分の幸福を構築して、

他人の不幸には全く共感しない」というサイコパシー優先の社会が

実現しつつあるのではないでしょうか。

 『視点 論点』の原文はNHKのホームページ

<http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/400/414895.html>

ご覧になれます。

 たんぽぽ舎の原発反対などの活動も、共感力を用いた信頼できる

仲間づくりに成功しているからこそできているのだと思います。

 この考えはとても大切です。

 山極さんは、人類の起源から説き起こして、子育てや人類だけに

起こる思春期など順序だてて、やさしく、わかりやすく語って

おられます。一読することをお勧めいたします。

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┗■2.福島第一原発放射能汚染水(ALPS処理水)は

 |  トリチウム以外の核種も基準超え

 | 規制委員長はトリチウムも他核種も海に流せと言うのか!

 |  原子力規制委員会原発再稼働推進委員会!その217

 └──── 木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)

◎ 資源エネルギー庁が1月31日(金)に開催した有識者による

「第17回多核種除去設備等処理水の取扱いに関する小委員会」で、

「現実的な選択肢」として「海洋放出」と「(蒸発させ)大気放出」の

2案を提言する報告書を大筋で了承した。

 風評被害と地元理解への対応を課題としてはいるが、これからの施策

資源エネルギー庁など政府の独自の判断ですることになる。

◎ いつの間にかタンク保管を選択肢からはずし、公聴会も開催せず、

風評被害対策も曖昧なままで、あまりに強引な小委員会の幕引きだ。

 福島第一原発の7号炉、8号炉建設予定地あるいは福島第二原子力

発電所に仮設タンクあるいは恒久貯蔵タンクを設けることができる

はずなのに、大熊町から土地提供の提案もあるのに、幕引きを認めた

有識者は由々しき者たちである。

◎ それにしても、海洋放出を後押しした更田委員長を許せない。

 2018年8月に発覚したように多くの汚染水(ALPS処理水)は、

トリチウム汚染水であるばかりか他核種が告示濃度を超えている

からだ。

 その内訳を知って驚いた。こんなのを絶対に海に流してはいけない。

【2019年12月31日の汚染水・処理水

     (東電HP「処理水ポータルサイト」)】

http://www.tepco.co.jp/decommission/progress/watertreatment/

 汚染水・処理水合計約118万立方メートルのうちALPS処理水が

108万立方メートル。

 そのうち、30万立方メートル(28%)のみが(真の)トリチウム水(他核種

は告示濃度以下)。

 残り72%は告示濃度超放射性核種を含み、32%が1〜5倍超え、

40%は5倍以上超えなのだ。

 残存する核種はヨウ素129、ストロンチウム90、

ルテニウム106などで、これらを環境中へ放出することは

許されない。

 それゆえ、「小委員会」でも海洋放出する前に2次処理をするとは

言っていた。

 しかし、これら多核種告示濃度超え水を2次処理して濃度がどれ

ぐらい下がるのかはやってみないと分からない。経産省と東電とを

引き続き監視しないといけない。

◎ それにしても、本来トリチウムも他核種も総量で規制するべきで

あるのに、唯一の原子力規制行政の長が、トリチウムを海に流せという

のもひどいが、大半が他の核種も告示濃度を超えていることを知り

ながら、ALPS処理水を海に流せと言って海洋放出の後押しをした

ことは許されない。

 このことでも、原子力規制委員会が被曝を押しつける委員会で全く

信用できないことが良く分かる。

 なお、牧野寛さんの「原点から考える福島第一原子力発電所 放射能

汚染水海洋放出問題」(「岩波科学2月号」)から多くを教えられた。

 力作の一読をお勧めする。

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┗■3.福島第一原発処理水処分提言「地元の声聴いて」

 | 福島県漁業者が政府に注文…ほか

 | メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)

 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.福島第一原発処理水処分提言「地元の声聴いて」

  福島県漁業者が政府に注文

  2/1(土)11:54配信「福島民友新聞

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200201-00010013-minyu-l07

2.原発称賛、耐えられるのか

  原発は暴騰する価格や建設期間の面から見ても

  気候危機の代案にはなり得ない…イ・ウォニョン水原大学教授

  2/2(日)15:23配信「ハンギョレ新聞」

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200202-00035610-hankyoreh-kr

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┗■4.メルマガ読者からのイベント案内

 |         (お問い合わせは主催者へ)

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 ◆3/11 10年目原発被ばく隠しを許さない

  3.10(火)東京集会&3.11(水)東電抗議へ

1.「関東も放射能被ばくしている 国・私達のすべき事」

  日 時:3月10日(火)昼の部 14時〜16時半/夜の部 18時半〜21時

  会 場:池袋・豊島区民センター7階

  資料代:各回500円  ※予約不要

  発言:渡辺悦司さん

     「急拡大する福島・関東の放射能汚染・健康被害・死者」

       (内部被曝研/『東京五輪がもたらす危険』編著者)

     ・園良太さん「原発事故の幕引き許さない」。避難者。

      「Gowest」で避難希望者支援中。

      会場で関西の支援者と共に避難保養相談を受けます

     ・福島、関東の住民から放射能被ばくの影響と思える

      健康被害のお話。いわき、宇都宮、埼玉、松戸、

      東京東部、東京西部、横浜etc(予定)

     ・東京五輪の問題点:オリンピック災害おことわり連絡会

2.事故から10年目の東京電力本店抗議

  国・東電は事故の責任を取れ/被害を隠すな/

  帰還政策から避難の保障へ!

  場 所:東京電力本店前

  日 時:3月11日(水)18時半〜

両日とも主 催:「反被ばく首都圏アクション実行委員会」

    連絡先:090−8494−3856(岡田)

    メール gowest@gowest-comewest.net

https://www.gowest-comewest.net/our-missions/yobikake/

賛同募集。上記にメール下さい

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┗■5.新聞より1つ

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 ◆福島第一原発の処理水処分 地元との対話が不可欠だ

  政府は方針を決める前に関係者の不安や意見、要望を

  謙虚に受け止める責任がある

  理屈ばかりを振りかざして処分を急げば

  新たな風評被害を生むだけだ

       (2月3日毎日新聞朝刊「社説」より抜粋)

 本文はこちらを

https://mainichi.jp/articles/20200203/ddm/005/070/051000c

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