たんぽぽ舎です。【TMM:No4165】地震と原発事故情報−4つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No4165】

2021年4月2日(金)地震原発事故情報−

             4つの情報をお知らせします

                      転送歓迎

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★1.4月の日程ご案内−学習会・集会・抗議行動

  4/7(水)「日本原電本店抗議」・「東電本店合同抗議」

  4/16(金)「水戸地裁で勝利判決!東海第二原発をとめよう!」

  など参加歓迎です!

★2.書籍の紹介 『原発亡国論』3・11と東京電力と私

  10年前、滅びかけたことを忘れた日本人たちへ 木村俊雄著

★3.放射性廃棄物地層処分について(その8)

  放射性廃棄物地層処分と地下水問題

  (地層処分を開始してから10〜30年後に大惨事が勃発する)

   平宮康広(信州大学工学部元講師)

★4.最短12分で津波到達「日向灘地震」の恐怖

  今後30年以内に70〜80%の確率で発生の可能性

  警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識 その390

    島村英紀(地球物理学者)

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※4/7(水)2つの抗議行動にご参加を!

2つの抗議行動=定例→毎月第1水曜

1.とめよう!東海第二原発 20年運転延長・再稼働ゆるすな!

  日本原電本店抗議行動

  茨城県東海第二原発の再稼働工事を止めよ!

 日 時:4月7日(水)17:00より17:45

 場 所:日本原電本店前(住友不動産秋葉原北ビル 台東区上野5-2-1)

     銀座線末広町駅4番出口より4分

             ※北ビルです!南ビルではありません!

 主 催:「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」TEL 070-6650-5549

 協 力:「再稼働阻止全国ネットワーク」

 ☆5月は、第1水曜が休日のため、5月12日(水)となります。

2.「第91回東電本店合同抗議」放射能汚染水を海へ捨てるな!

  東電は2200億円の原電支援するな!

  東電は福島第一原発事故の責任をとれ!

 日 時:4月7日(水)18:30より19:30

 場 所:東京電力本店前(千代田区内幸町1-1-3)

 呼びかけ:「経産省前テントひろば」070-6473-1947

      「たんぽぽ舎」 03-3238-9035

 賛 同:東電株主代表訴訟など139団体

 ☆5月は、第1水曜が休日のため、5月12日(水)となります。

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※4/13(火)学習会にご参加を!

「同化」か「排除」か それでも我が子を朝鮮学校に通わせる理由

 お 話:金東鶴 (キム トンハク)さん&シンカミさん

 日 時:4月13日(火)19時より21時

 会 場:「スペースたんぽぽ」

 参加費:800円  予約の必要はありません。

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※4/15(木)学習会にご参加を!

 「どうする日本の司法:裁判員制度の問題点」

 お 話:武内更一弁護士

 日 時:4月15日(木)18時より21時 講師のお話は19時より

 会 場:「スペースたんぽぽ」   新ちょぼゼミ

 参加費:800円

 予約方法:メールか電話で、ご氏名・電話番号

      (当日緊急に連絡できる番号)をお伝えください。

       予約受付番号をお知らせ致します。

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┗■1.4月の日程ご案内−学習会・集会・抗議行動

 | 4/7(水)「日本原電本店抗議」・「東電本店合同抗議」

 | 4/16(金)「水戸地裁で勝利判決!東海第二原発をとめよう!」

 | など参加歓迎です!

 └──── たんぽぽ舎

4月

7日(水)抗議行動 17:00−17:45

 東海第二原発、再稼働工事はやめよ!「日本原電本店抗議」

 場 所:日本原電本店前(台東区上野5−2−1)

     (JR秋葉原駅昭和通り口より7分)

 主 催:とめよう!東海第二原発首都圏連絡会

 協 力:再稼働阻止全国ネットワーク

7日(水)抗議行動 18:30−19:30

 東電は原発事故の責任をとれ「第91回東電本店合同抗議」

 場 所:東電本店前(JR新橋駅、地下鉄三田線内幸町駅)

 呼びかけ:経産省前テントひろば/たんぽぽ舎

 賛 同:東電株主代表訴訟など139団体

13日(火)学習会 19:00−21:00

 「同化」か「排除」か それでも我が子を朝鮮学校に通わせる理由

 お 話:金東鶴 (キム トンハク)さん&シンカミさん

 資料代:800円 予約の必要はありません

15日(木)学習会 18:00−21:00 予約必要です

 「どうする日本の司法:裁判員制度の問題点」

 お 話:武内更一弁護士

 資料代:800円    講師のお話は19時より

16日(金)集会 18:00−20:30

 「水戸地裁で勝利判決!東海第二原発をとめよう!」

 お 話:河合弘之弁護士(東海第二原発訴訟弁護団共同代表)ほか

 会 場:「東京学院」貸会議室 (JR水道橋駅西口1分)

 資料代:800円

17日(土)山崎ゼミ 14:00−17:00

 「東電福島第一原発問題を中心に」

 講 師:山崎久隆さん(たんぽぽ舎共同代表)

 資料代:800円 予約の必要はありません

24日(土)学習会 15:00−17:00

 戦後日本のレイシズム朝鮮学校差別

 −4・24阪神教育闘争を記念して−

 お 話:梁 英聖(リャン ヨンソン)さん

         (反レイシズム情報センター代表)

 資料代:800円 予約の必要はありません

28日(水)学習会 18:00−21:00 予約必要です

 「新形コロナワクチンの正体を知る」

 講 師:岡田幹治さん(ジャーナリスト)

 資料代:800円    講師のお話は19時より

 ※とくに指定のない学習会会場は「スペースたんぽぽ」です

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┗■2.書籍の紹介

 | 『原発亡国論』3・11と東京電力と私

 | 10年前、滅びかけたことを忘れた日本人たちへ

 | 木村俊雄著

 └──── 《事故情報編集部》

 もう一度、思い出してほしい。

 原発事故の一報を初めて耳にしたときに、あなたが感じた恐怖を。

 福島第一原子力発電所の事故が

 あと一歩、悪いほうへ転がっていたら…

 その被害はコロナ禍どころではなく、この国は滅んでいた。

 しかし、たった10年しか経っていないのに、私たち日本人は

自分たちが危うく滅びかけたことさえ忘れてしまったのだ。

 COVID−19という未知のウイルスの襲来によって、

今も世界中で毎日多くの命が奪われ、私たちの日常生活は大きく

様変わりした。

 それなのに、わたしはこんなふうに考えてしまうのだ。

 『どうせ、みんなすぐに忘れるさ…』

 なぜなら、たった10年しか経過していないにも関わらず、私たち

日本人は自分たちが危うく滅びかけたあの事故のことを

忘れてしまったのだから。

             (以上の文章は、帯と表紙裏より転載)

目次紹介

序 章 「原発再稼働」という過ちから」立ち戻るために…

    いま私たち日本人のセンスが問われている

第1章 「3・11」を経験しても「自分さえよければいい」日本人

第2章 「東京電力」で津波を想定することはタブーだった

第3章 元原発エンジニアである「私」が反原発の旗を振る理由

第4章 「私」の反原発興国論とその実践

 『原発亡国論』3・11と東京電力と私

 2021年3月初版発行 駒草出版 B6判 160頁 1400円+税

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┗■3.放射性廃棄物地層処分について(その8)

 | 放射性廃棄物地層処分と地下水問題

 | (地層処分を開始してから10〜30年後に大惨事が勃発する)

 └──── 平宮康広(信州大学工学部元講師)

◎ 経産省とNUMOは、ガラス固化体=高レベル放射性廃棄物

および再処理工程で生じる放射性残渣を詰めたドラム缶=低レベル

放射性廃棄物を全国1カ所の地域で地層処分しようとしている。

 だが、地熱が大きな障害になり、またガラス固化体の製造技術が

不完全なため、ガラス固化体も「ドラム缶」も深度の浅い岩盤上層に

埋設することになりそうである。

 しかも全国複数カ所で埋設することになりそうである。それについて

はすでに述べたが、より大きな問題がその先にある。

◎ 経産省とNUMOは、直径数10m(ひょっとして直径100m前後)の

巨大な立坑を掘削し、地下300m以深に巨大な地下施設(面積10平方

km)を建設した後、50年の歳月をかけて、4万体のガラス固化体を

地下施設に埋設するつもりでいる。

 だが、巨大な立坑の掘削と巨大な地下施設の建設、そしてそれらを

50年維持するのは困難で、「大惨事」が勃発する危険がある(

ちなみに、経産省とNUMOは、エレベータで地上施設と地下施設を

別途結び、「ドラム缶」を地下施設に埋設するつもりでいる)。

◎ ところで、ヨーロッパの平野部はおおむね洪積層で、日本の平野部

はおおむね沖積層である。

 地表から礫層下位層までの深度=礫層の「厚さ」は、ヨーロッパの

場合50m前後、日本の場合150m前後で、500m以上の場合さえある。

礫層の中を地下水が流れているが、どこをどう流れているかは

不明である。

 したがって、掘削中の立坑が地下水系とぶつかる危険が大いにある

(ちなみに、日本の降雨水量はヨーロッパの約2倍で、地下水の水量

はおそらく2倍以上である)。

◎ 経産省とNUMOは、トンネルの止水技術等を応用して地下水の

浸水を防ぐ、と述べている。だが、地下水系は地下を流れる「川」

である。地下水系の高低差は1000m以上ある場合が多いと考えられ、

水のパワーは強い。トンネルの止水技術等で浸水を防ぐことはおそらく

できない。

 運よく、地下水系と衝突することなく立坑を掘削し、地下300m以深に

地下施設を建設できたとしても、その後ガラス固化体と「ドラム缶」を

埋設する50年間、立坑と地下施設は「大水害」の危険にさらされる。

 地下水系は年間10〜20m移動する。豪雪や豪雨の後、新しい

地下水系が生じる場合もある。

◎ 立坑を掘削して地下施設を建設してから10〜30年後に地下水系が

立坑の壁を突き破り、地下施設が水没して「大惨事」が勃発する危険が

大いにある。

 ちなみに、経産省は「科学的特性マップ」と称するものを作成して

全国各地で地層処分の説明会を開催しているが、科学的特性マップには

火山や活断層に関する記載があっても地下水や地下水系に関する記載が

まったくない。経産省にとって、「科学」とはそのようなもので

あるらしい。      (その9)に続く

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┗■4.最短12分で津波到達「日向灘地震」の恐怖

 | 今後30年以内に70〜80%の確率で発生の可能性

 | 警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識 その390

 └──── 島村英紀(地球物理学者)

 3月20日午後6時過ぎに宮城県沖で最大震度5強マグニチュード

M=6.9)を観測する地震が起きた。一部地域で一時、津波注意報が出た。

 津波は海底で地震断層が上にある海水を動かすことで生まれる。地震

断層とは震源のことだ。地震断層が陸の下にあったり、海底でも地震

断層が深いときには津波は出ない。

 東日本大震災では地震断層がごく浅くて、しかも大きかったので、

津波に襲われた。地震断層の動きも、最大の津波を発生する

向きだった。

 いったん発生した津波は四方八方に伝わっていく。津波の速さは

水深の平方根に比例する。

 水深4000〜6000メートルの太平洋深部ならジェット機なみだが、

水深が小さければ遅くなる。

 水深100メートルならば、時速110キロメートルで高速道路の自動車

なみ、水深10メートルならば時速36キロメートルと短距離のオリン

ピック選手なみになる。遅いといっても逃げられる速さではない。

 毎秒6〜8キロメートル、時速にして2万キロメートル以上という

地震波の速度は、津波が伝わる速度よりはずっと速い。

 東日本大震災では、仙台空港では揺れてから約1時間で津波が来た。

震源がはるか三陸沖にあったからだ。

 しかし、いつも1時間の余裕があると思ってはいけない。ずっと

短時間で津波に襲われるかもしれない。震源が近ければ、津波

すぐにも来る。

 この3月に宮崎県が調査したら、日向灘(ひゅうがなだ)を震源

するM7.6の「日向灘地震」が起きたとき、県の沿岸部には最短12分で

津波が到達することが分かった。

 最大震度6強の揺れのあとで最大6メートルの津波が来るという。

 マグニチュード(M)7クラスの日向灘地震は今後30年以内に70〜80%

の確率で発生するといわれている。地震が起きれば建物の被害は

約1万6000棟、死亡者は約1700人と想定される。

 2016年の熊本地震(M7.3)の直接死50人、2018年の西日本豪雨の死者

237人よりも、日向灘地震がはるかに大規模な災害になる可能性がある。

 日向灘地震には限らない。津波三陸はるか沖だった東日本大震災

の1時間よりも早く襲って来る地震は多い。

 げんに宮崎・延岡市や門川町など沿岸8つの市や町でも、南海トラフ

地震では15〜16分で津波が襲って来る。四国や紀伊半島ではもっと早い。

 福岡でも、南海トラフ地震津波は3時間後にやってくるとはいえ、

2005年の福岡県西方沖地震(M7.0)のように数分で来てしまう津波

ある。玄界灘から朝倉市に至る「西山断層帯」などで地震が起きたら、

わずか2分で4メートル以上の津波が押し寄せる。

 北海道南西沖地震(1993年。M7.8)で北海道・奥尻島では震源

近かったせいで、地震から5分と経たないうちに大津波が襲ってきて

多くの犠牲者が出た。

 この地震に限らず、日本海岸でも太平洋岸でも、近くで大地震

起きれば、すぐに津波が来る。

 地震が起きて揺れが収まるまでに1、2分。数分で高台の避難場所に

逃れることは簡単ではない。

 預金通帳やはんこや薬を用意し、おばあさんを背負って避難しなけれ

ばならない。昼間ならばまだしも、夜や冬のこともあろう。

 海岸近くで地震が起きることは大いに危険なのである。

  (島村英紀さんのHP http://shima3.fc2web.com/

  「島村英紀が書いた『夕刊フジ』のコラム」より3月26日の記事)

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