たんぽぽ舎です。【TMM:No3833】地震と原発事故情報−5つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No3833】

2020年1月14日(火)地震原発事故情報−

               5つの情報をお知らせします

                        転送歓迎

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★1.たんぽぽ舎に届いた年賀状の紹介 (その4)

   伊東良徳(弁護士)より

★2.東京電力による日本原電への資金支援2,200億円は

   とんでもない!

  福島第二原発廃炉に4,100億円も必要

   柏崎刈羽原発の安全対策費にも1兆2000億円必要

   東電は原発事故収束と被害者救済を最優先しろ!

   柏崎刈羽原発再稼働するな!

   放射能汚染水の海洋放出反対!避難者の住居を奪うな!

   1/8(第76回)東電本店合同抗議の報告

             渡辺秀之(たんぽぽ舎ボランティア)

★3.島村英紀さんのパンフレット

   「地震多発地帯・首都圏の地震活動」を読んで

   −関東地方の人はフィリピン海プレートの動向に要注意−

   今井孝司(地震がよくわかる会)

★4.<東海村議選 東海第二原発の現場から>(上)

  原発の恩恵「少ない」

  次の村議の任期中、村は原電から再稼働の同意を

  求められる可能性がある…ほか

  メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)

   黒木和也 (宮崎県在住)

★5.新聞より1つ

  ◆<東海村議選 東海第二原発の現場から>(下)

   村民の声すくえるか  (1月14日東京新聞【茨城】より抜粋)

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※1/18(土)山崎ゼミにご参加を!

核燃料サイクル政策と再処理施設の最新情報」

 講 師:山崎久隆さん (たんぽぽ舎副代表)

 日 時:1月18日(土)14時より17時 

 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F) 

 参加費:800円

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※1/21(火)学習会にご参加を!

 「原発メルトダウン津波ではなく、その前の地震によって

  引き起こされた」

講 師:木村俊雄(元東電社員、

         福島第一の炉心設計・管理業務担当)さん

日 時:1月21日(火)19時より21時

会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

  参加費:800円(学生400円)

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※1/22(水)学習会にご参加を!

  「企業ファースト化する日本とアベ政権」

講 師:竹信三恵子さん(ジャーナリスト、和光大学名誉教授)

        〔講師のお話は19時より〕

  日 時:1月22日(水)18時より21時

  会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

  参加費:800円

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※たんぽぽ舎の「第32回総会」は、2020年2月23日(日)12時30分から

 予定しております。

 総会・お二人(村上達也前東海村長、吉野信次・市民自治をめざす

 1000人の会)の記念講演・こんしん会の3部構成です。

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※記事重複のおわびです。

 1/11発信【TMM:No3832】の★5.地震の基礎知識コラムその329は、

 1月9日に発信済みでした。おわび致します。

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┗■1.たんぽぽ舎に届いた年賀状の紹介 (その4)

 └──── たんぽぽ舎

☆ 10日に1回を超える頻度で、全国のどこかの原子力施設上空を

航空機(ヘリコプターが多いですが軍用ヘリが少なくなく、戦闘機の

場合もあります)が飛行していることをご存じですか?

 事業者が文書で報告し原子力規制庁が公表したものだけでその頻度

なのです。(私のサイトで、事業者の「飛行確認連絡票」全件に

リンクを張って紹介しています。

 「航空機落下確率に対する評価基準の不合理性」で

検索してください)

 国は、原子力施設上空の飛行回避が指導され周知徹底されている、

墜落確率は極めて低いとして原子力施設に防護設計(航空機が墜落

しても壊れない設計)を求めてはいません。

 航空機テロの場合は壊れることを前提に、遠隔操作や作業員による

手動の対応で放射能の大量漏洩は防ぐというのです。

 原発が一度壊れてしまうといかに何もできないかは、次々と原子炉

建屋を爆発させた福島原発事故の進行、さらには事故後今だに汚染水の

漏洩を防げない東電の惨状を見ても明らかなのに。

 原発裁判を続けていると、国や官僚の無責任ぶりに呆れること

ばかりです。

 実質的に本業の中心となっている解雇事件では、資金力にものを

言わせて執念深い対応をする使用者側の弁護士が増えて

難渋しますが、こちらも根気よくやっています(笑いの記号)

  今年もよろしく      伊東良徳(弁護士)

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┗■2.東京電力による日本原電への資金支援2,200億円は

 |  とんでもない!

 | 福島第二原発廃炉に4,100億円も必要

 |  柏崎刈羽原発の安全対策費にも1兆2000億円必要

 |  東電は原発事故収束と被害者救済を最優先しろ!

 |  柏崎刈羽原発再稼働するな!

 |  放射能汚染水の海洋放出反対!避難者の住居を奪うな!

 |  1/8(第76回)東電本店合同抗議の報告

 └──── 渡辺秀之(たんぽぽ舎ボランティア)

◎朝からの雨は止んだものの寒さが続く夕方、東京電力本店前で「日本

原電(東海第二原発)への資金支援をするな!東電は福島第一原発事故

責任をとれ!柏崎刈羽原発再稼働するな!原発事故避難者の住居を

奪うな!」のコールが鳴り響いた。

 多数のノボリ旗と横断幕が、多くの人の協力で、東電に向けて

掲げられた。

 呼びかけは、「経産省前テントひろば」と「たんぽぽ舎」であり、

134の賛同団体と共に、第76回東電本店合同抗議行動が行われた。

参加者は約80人。

◎冒頭、当「東電本店合同抗議」の135番目の賛同団体として、

「忘れまい 3.11!反戦原発の会 /千葉」が加わったことが

報告された。

 まず、川崎市の春橋さんから、福島第一原発廃炉作業に向けた

中長期ロードマップ改定での問題点の紹介があった。

 現在、約100万トンもの放射性汚染水の処理方法について議論が

なされているが、それ以外に極めて困難な問題がある。

 それは、プロセス主建屋と高温焼却炉建屋地下階の放射性滞留水と

ゼオライト土嚢(どのう)だ。

 特にゼオライト土嚢は、約3〜4Sv/hrと放射線量が桁違いに高く、

人が近づけない。

 この放射性滞留水とゼオライト土嚢を撤去するのは、極めて困難だ。

そのためか、中長期ロードマップからこの項目が削除された。

今後も、廃炉に向けての困難な作業が、立ちはだかっている。

 続いて、日本音楽協議会による音楽での抗議が行われた。

更に、「反原発自治体議員・市民連盟」、及び「民間規制委員会・

東京」による東電本店申し入れ行動が行われた。

 また、たんぽぽ舎の柳田さんから、情勢報告がなされた。

 「日本原電の所有する東海第二原発の再稼働に向けた工事の準備が

始まっている」との情報を、東海村の知人や村上達也前東海村村長

から得た。

 日本原電が地元自治体と結んだ協定の趣旨に反するものだ。東京電力

が日本原電に資金支援する2,200億円は、東電に戻って来ない可能性が

高く、東電と日本原電が「共倒れ」するとの声もある。更には、この

資金支援が、電気料金の値上げにつながる恐れもある。

 毎月の「東電本店合同抗議」は80〜100人と小規模ではあるが、

確実に多くの人に訴え、東電にも大きな影響を与えていると信じて、

これからも頑張って行こう。

 最後に、ドンパン節で締めくくり、19時35分に終了。

◎次回、第77回の東京電力本店合同抗議

日 時:2月5日(水)18時30分から19時30分

場 所:東京電力本店前(東京都千代田区内幸町)

  JR・地下鉄「新橋」駅徒歩5分、

   地下鉄三田線「内幸町」駅徒歩3分

  呼びかけ:「経産省前テントひろば」、「たんぽぽ舎」

引き続き賛同団体を募集中!

☆なお、3月の東京電力本店合同抗議行動は、

 7日(土)13時より14時30分におこないます。

  (3月11日ではありません)

◎当日は前段で、17時から17時45分まで、「とめよう!東海第二原発

20年運転延長・再稼働ゆるすな!日本原電本店抗議行動」が、

「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」と「再稼働阻止全国ネット

ワーク)の共催で行われます。

日 時:2月5日(水)17時から17時45分

場 所:日本原電本店前(秋葉原近辺に移転:

地下鉄銀座線「末広町」駅4番出口から

徒歩4分/JR秋葉原駅中央改札口から徒歩7分)

 こちらにもぜひご参加下さい。

☆日本原電本店抗議行動も、

 3月は7日(土)15時30分よりおこないます。

  (3月11日ではありません)

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┗■3.島村英紀さんのパンフレット

 |  「地震多発地帯・首都圏の地震活動」を読んで

 |  −関東地方の人はフィリピン海プレートの動向に要注意−

 └──── 今井孝司(地震がよくわかる会)

○去年4月末に行われた島村英紀さんの講演を元にしたパンフレット(

以下パンフと略する)が昨年末にたんぽぽ舎から発刊(頒価400)

されました。

 大変お忙しい中、校正作業でご面倒かけました島村英紀様、どうも

ありがとうございました。そして、去年はたんぽぽ舎30年の本の作成と

重なったこともあり、パンフ作成チームの方々はより大変だったことと

思います。作成チームの方にも深く感謝いたします。

○ パンフの表紙は安政地震(1854年)をモチーフにした

鯰絵(なまずえ)です。

 島村さんのホームページに『島村英紀の「大正期の出版広告学」』

(以下のアドレス)という記事があり、その中にこの絵の解説が

ありました。

http://shima3.fc2web.com/taishounoshosekikoukoku2.htm

 要石(かなめいし)を背中に背負ったナマズが、地震で壊れた千両箱に

しがみつく金持ちの首を締め上げている。

 地震によって失うものが多い金持ちや代官を描いた、庶民の痛烈な

皮肉を表している。

 この表紙の鯰絵の色が大変綺麗です。そして、中の図も全てカラー

で、通常の本と比べても遜色のないものと思います。

○ 感想については、以前(去年5月頃)書いたので、パンフを読む前、

読んだ後に、役にたつのではないかと考え、補足となるような図を

当会HP( http://jishinga.com/ )内に作成しました。

直接リンクは以下の通りです。

http://jishinga.com/tokushuu/SHIMA_PANFU/main.html

 図の中で、特に注目してほしいのが、フィリピン海プレート上面の

深度を表す等深線です。東京都の直下30km付近に、陸のプレート(

北米プレート)と海のプレート(フィリピン海プレート)の境界が

あることを意味します。

 地震発生場所は相模湾よりですが、この境界が起した地震

大正関東地震関東大震災)(1923年M7.9)です。この地震よりも

マグニチュードが大きい元禄関東地震(1703年M8.2)も、同様な境界

で発生した地震です。

 パンフの中で言及されていますが、「海溝型地震が普通は海の底で

起きますが、関東だけは陸の下で起きてしまいます」ということが、

この補足図からも分るかと思います。

○ パンフの中に、東京都の防災会議がまとめた4パターンの地震

東京湾北部地震(M7.3)、多摩直下地震(M7.3)、元禄型関東地震

(M8.2)、立川断層帯地震(M7.4)についての解説があります。

 この中でも、多摩直下地震と元禄型関東地震のふたつは上記の境界に

起因する地震であり、関東地方の地震活動において、フィリピン海

プレートの動きが大変重要であることが分かると思います。

○ 既出ではありますが、島村さんの過去の講演等を紹介した

まとめを、当会HP( http://jishinga.com/ )の【特集】コーナー

上位におきましたので、よろしかったらそちらもあわせて

ご覧ください。

☆『地震多発地帯・首都圏の地震活動』

B5判32頁 (カラー) 頒価400円〔送料5冊まで100円〕

 発行:2019年12月 たんぽぽ舎パンフNo102

 問い合わせ・申し込み先:たんぽぽ舎

 「ご氏名、発送先住所、電話番号、冊数」をお知らせ願います

            TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797

            メール nonukes@tanpoposya.net

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┗■4.<東海村議選 東海第二原発の現場から>(上)

 | 原発の恩恵「少ない」

 | 次の村議の任期中、村は原電から再稼働の同意を

 | 求められる可能性がある…ほか

 | メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)

 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.<東海村議選 東海第二原発の現場から>(上)

  原発の恩恵「少ない」

  次の村議の任期中、村は原電から再稼働の同意を

  求められる可能性がある

  1月13日東京新聞【茨城】

https://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/list/202001/CK2020011302000120.html

2.総理大臣と記者との会食が引き起こしている問題の

  深刻さに気付かないメディア

  「日本のメディアはまるで権力側の広報機関のようだ」

  1/13(月)9:09立岩陽一郎「インファクト」編集長

https://news.yahoo.co.jp/byline/tateiwayoichiro/20200113-00158674/

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┗■5.新聞より1つ

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 ◆<東海村議選 東海第二原発の現場から>(下)

  村民の声すくえるか

     (前略)

 前回(2016年)の村議選では、原発問題はあまり語られず争点に

ならなかった。今回の村議選で、立候補者が再稼働に対する考えを

主張しなければ、村民の思いをすくい取る受け皿になれない。

 選挙で原発を語らぬまま、村議会で再稼働の是非を問われた際に、

賛成するのは「後出しじゃんけん」と批判されても仕方ない。(後略)

             (1月14日東京新聞【茨城】より抜粋)

詳しくはこちらを

https://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/list/202001/CK2020011402000121.html

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 故情報」へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致

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☆《事故情報編集部》より

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 投稿(「川柳・俳句・短歌」など)を歓迎します。

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 自然、政治・経済、社会、身近な生活も歓迎します。

2.原稿に「見出し」をつけて下さい。(「見出し」は1行見出しよりも

 2行又は3行見出しの方が読む人にとってわかりやすい)

 執筆者名(基本的に本名でお願いしています)と執筆者名の後にかっこ

 書きで「所属・団体名」か「在住県名」を記載して下さい。

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3.「集会・デモ・講演会等のお知らせ」の投稿に関しては、どの団体・

 グループも平等に掲載する基本方針です。

 そのため日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先など

 必要事項を400文字以内でお送り下さい。

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 日程が直前にならないよう余裕を持っていただけると幸いです。

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