たんぽぽ舎です。【TMM:No3943】
5つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.「不要不急」は私が決める−「新しい生活様式」はいらない
「自粛競争」を煽って国民の暮らしを壊しただけ
「自粛」としたのは「命令」にすると
補償しなければならないから
上岡直見〔環境経済研究所(技術士事務所)代表〕
★2.厚労省を解体せよ
早期発見と早期入院、早期治療が疫病対策の基本
安倍内閣の無責任さが日本の医療体制の構造的欠陥を隠蔽
平宮康広(信州大学工学部元講師)
★3.新型コロナ巨大災害下で「不要不急」の原発再稼働工事を
進める日本原電、進めさせる茨城県
再稼働について周辺自治体から了解が得られる
見込みがほとんどない…
メルマガ読者からの原発等情報1つ(抜粋)
黒木和也 (宮崎県在住)
★4.被ばく検査替え玉問題「柏崎原発での調査状況確認」−
規制事務所長…
メルマガ読者からの「新潟日報」情報1つ(抜粋)
金子 通 (たんぽぽ舎会員)
★5.新聞より1つ
◆「責任」の責任
うそと言い逃ればかり「セキニンガアル」と言うが、
責任はとらない人 鎌田 慧(ルポライター)
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☆ 時 事 川柳【総長の椅子賭けマージャンで転げ落ち】 八金
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※6/3(水)2つの抗議行動にご参加を!
1.とめよう!東海第二原発 20年運転延長・再稼働ゆるすな!
日本原電本店抗議行動
日 時:6月3日(水)17:00より17:45
場 所:日本原電本店前(住友不動産秋葉原北ビル 台東区上野5-2-1)
銀座線末広町駅4番出口より4分
共 催:「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」
「再稼働阻止全国ネットワーク」 TEL 070-6650-5549
2.「第81回東電本店合同抗議」
東電は福島第一原発事故の責任をとれ!
日 時:6月3日(水)18:30より19:30
呼びかけ:「経産省前テントひろば」070-6473-1947
「たんぽぽ舎」 03-3238-9035
賛 同:東電株主代表訴訟など137団体
※「新型コロナウイルス」対策を致します。
・現場に手指消毒用ボトルを用意します。
・「密集」しないように参加者同士の間隔を空けて抗議します。
・体調に不安のある方は、無理に参加しないで下さい。
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※6/4(木)学習会にご参加を! 新ちょぼゼミ
「ジャーナリズムと日本の危機〜ワセダクロニクルの挑戦」
講 師:渡辺 周(まこと)さん
(元朝日新聞記者「プロメテウスの罠」取材チーム)
日 時:6月4日(木)18時より21時
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円 〔講師のお話は19時より〕
※「新型コロナウイルス」対策を致します。
・会場に手指消毒用ボトルを用意します。
・机の上に消毒液を噴霧しペーパータオルで拭きます。
・窓をこまめに開けて換気に配慮します。
・「密集」しないように着席していただきます。
・体調に不安のある方は、無理に参加しないで下さい。
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※「スペースたんぽぽ」を≪自習室≫としてご利用ください。
≪自習室≫当面のスケジュール
5月29日(金)14時より18時
5月30日(土)会場使用のため≪自習室≫はお休み
6月 1日(月)14時より18時
6月 2日(火)14時より18時
6月 3日(水)14時より18時
ご利用の方はたんぽぽ舎あて、ご氏名と連絡先電話番号を
お知らせ願います。詳しくはお問い合わせ下さい。
Tel 03-3238-9035 Fax 03-3238-0797
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┗■1.「不要不急」は私が決める−「新しい生活様式」はいらない
| 「自粛競争」を煽って国民の暮らしを壊しただけ
| 「自粛」としたのは「命令」にすると
| 補償しなければならないから
└──── 上岡直見〔環境経済研究所(技術士事務所)代表〕
◎ 安倍首相は「コロナ緊急事態宣言」解除にあたって「日本モデルの
成功」とアピールしたが、実際には行き当たりばったりで何もして
いないではないか。
科学的な分析もなしに「日本スゴイ」的な精神論で満足していると、
次の危機に対応できないから危険だという指摘がある。(※1)
検査をしないから実態がわからない、実態がわからないから何の対策
がどのくらい効果があったのかわからない。ただ「自粛競争」を煽って
国民の暮らしを壊しただけだ。
◎ 欧米のような強制的な規制によらず「自粛」としたのは、何ら
民主的な検討の結果ではない。「命令」にすると補償しなければ
ならないが「自粛」なら当事者が自主的にやったことに
なるからである。
これは福島第一原発事故と同じで「自主的に避難した人は救済の
対象にしない」という姿勢と同じである。
コロナを悪用して改憲に結びつける意図は、緊急時なら「命令」で
あっても補償しなくてよいという法的な根拠を作る裏もあるのだろう。
◎ この数か月、医療現場の奮闘には本当に感謝しなければならない。
しかし適切な対応をしていれば現場の負担をもっと軽くできたはずだ。
雨の日も風の日も荷物を運ぶ宅配員にも感謝しなければならない。
それに国民の忍耐と創意工夫だ。
せいぜいアベノマスクを配ったくらいで政権の手柄にすり替えては
ならない。
しかも「緊急事態宣言」を解除する時期になってもまだ大部分の
国民には届いていない。
◎ 厚生労働省は5月4日にコロナ対策の専門家会議の「提言」を
受けて「新しい生活様式」と称する「実践例」をホームページで
公開した。
食事は横並び、会話は控えて料理に集中などが例示されている。
このような不自然なことが続けられるはずがない。
ある学者は「主役のはずの人間一人ひとりの行動や心理という
視点がない」と指摘している。(※2)
提言の意図は明らかだ。現実にできるはずのないことを故意に
掲げて、何がどうなっても「国民の行動が不十分だった」という理由
で済ませるためだ。
「新しい生活様式」は無視して、不要不急は自分で決めよう。
(※1)窪田順生「[コロナ収束は日本人のマジメさや清潔さのお陰]
という勘違いの恐ろしさ」
『ダイヤモンドオンライン』2020年5月28日
https://diamond.jp/articles/-/238555
(※2)「新しい生活様式、ヒトとして大丈夫?動物学者に聞いた」
『朝日』ウェブ版2020年5月24日
https://www.asahi.com/articles/ASN5Q6CRMN5CULZU02C.html
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┗■2.厚労省を解体せよ
| 早期発見と早期入院、早期治療が疫病対策の基本
| 安倍内閣の無責任さが日本の医療体制の構造的欠陥を隠蔽
└──── 平宮康広(信州大学工学部元講師)
◎ 今の医療体制下では、構造的に新型コロナウィルス感染に対処
できない。
しかし厚労省は、今の医療体制に固執している。そのため国民の命と
生活が危機に直面している。
早期発見と早期入院、早期治療が疫病対策の基本である。
早期発見についていえば、PCR検査件数や抗体検査件数を増やす
しかない。
だが厚労省が、過去27年間に全国の保健所を45%以上削減したせい
で、それが困難な状況に陥っている。
◎ 今の日本には2種類の保健所がある。
ひとつは「市町村保健センター」で、設置主体は都道府県である。
もうひとつは「保健所」で、設置主体は市区町村である。
「保健所」がある市区町村に、「市町村保健センター」はない。
東京23区は、各区に「保健所」がひとつある。
そして、各「保健所」のPCR検査能力が限界を超えている。
各区に、「保健所」とは別に、「市町村保健センター」を設置すれば
PCR検査や抗体検査等をより多く実施できるようになるが、怠慢な
都議会と無能な小池都知事が行動を起こす場面はなかった。
◎ 同じことが他道府県についてもいえるが、厚労省は、早急なPCR
検査を要求する医師会に屈し、「PCR検査センター」の
設置に同意した。
だが、PCR検査を行う人員が不足している。
また、「PCR検査センター」は臨時施設であるため、就労する人の
多くが非正規雇用労働者になりかねない。
◎ 都道府県知事が、準保健師ライセンスを発行し、同時に「PCR
検査センター」を「市町村保健センター」に移行するプログラムを作成
ライセンス発行を拒み、「市町村保健センター」数の増大も
おそらく拒む。
◎ 現状、新型コロナウィルス感染者の早期入院は容易でない。
諸外国と比較して、日本の集中治療室や陰圧隔離病室の数は驚くほど
少ない。
第二種感染症指定医療機関(※)の数が人口10万人あたり1施設に
なれば、陰圧隔離病室等の数が諸外国並みになると考えられるが、
厚労省は、「医療圏(二次医療圏)」なるものを制定し、第二種感染症
指定医療機関はひとつの「医療圏」にひとつしか置けないように
している。
(※)《事故情報編集部》注
定められた二類感染症〔結核、重症急性呼吸器症候群(SARS)、
中東呼吸器症候群(MERS)等〕の患者に対する日本の医療機関。
都道府県知事が指定する。
◎ 「医療圏」は、概ね総務省が定める広域行政圏と重なっているの
で、第二種感染症指定医療機関の数を人口10万人あたり1施設にする
ことはとうていできない。
各都道府県は、「医療圏」など無視して第二種感染症指定医療機関を
増やすか、あるいは広域行政圏を無視して「医療圏」を増やすべき
である。
だが、厚労省は、全国424の公立および公的病院の再編統廃合を
推進していて、今も継続している。しかも安倍内閣は、昨年秋に決定
した13万病床削減を撤回していない。
「市町村保健センター」数や「医療圏」数の増大等は、都道府県
知事の裁量でやれることだが、厚労省はおそらく妨害する。
困ったことに、国会議員が厚労省の「自治体弾圧」を認識していない。
とりわけ野党国会議員の認識不足、頭の悪さにあ然とする。
彼らは、医療体制の構造的欠陥にまったくアプローチしていない。
◎ 早期治療は、たとえばアビガンの有効性、早期投与を認めるか
否か、といった問題になるので、厚労省が対処するしかない。
妊娠している女性にアビガンを投与することはできないは、
あきらかである。
だが、問題はその先にある。妊娠していない若い女性がアビガンを
服用した場合、その女性は子供を産めない体になるのか。国民がそれを
知ることは、きわめて重要である。
アビガンは、他の薬同様、服用を止めてから7日後に体から抜ける、
と言われている。だとすれば、アビガンを服用した若い女性は、子供を
産めない体になる、などということはあり得ない。
第二種感染症指定医療機関に、出産と無縁な高齢の女性がアビガンを
服用し、服用を止めてから何日後に体から抜けたか等の情報を開示する
責務がある。だが、厚労省はまったく努力していない。
◎ 多くの国民が、安倍内閣の無責任さにうんざりしている。
だが、問題はその先にある。
安倍内閣の無責任さが、日本の医療体制の構造的欠陥を隠蔽している。
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┗■3.新型コロナ巨大災害下で「不要不急」の原発再稼働工事を
| 進める日本原電、進めさせる茨城県
| 再稼働について周辺自治体から了解が得られる
| 見込みがほとんどない…
| メルマガ読者からの原発等情報1つ(抜粋)
└──── 黒木和也 (宮崎県在住)
1.新型コロナ巨大災害下で「不要不急」の原発再稼働工事を
進める日本原電、進めさせる茨城県
再稼働について周辺自治体から了解が得られる
見込みがほとんどない
5/27(水)8:32配信「ハーバー・ビジネス・オンライン」
https://news.yahoo.co.jp/articles/68955040c9bc84f2470b132e2a115c924bb481ca
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┗■4.被ばく検査替え玉問題「柏崎原発での調査状況確認」−
| 規制事務所長…
| メルマガ読者からの「新潟日報」情報1つ(抜粋)
└──── 金子 通 (たんぽぽ舎会員)
◆被ばく検査替え玉問題「柏崎原発での調査状況確認」−規制事務所長
ボディカウンター(WBC)で「替え玉」検査が発覚したことについて、
原子力規制庁柏崎刈羽原子力規制事務所の水野所長は26日の定例会見で
「柏崎刈羽原発で同様の事例がないか、東電の調査の状況を確認する」
と述べた。(中略)
柏崎刈羽原発広報部は26日、取材に対し「社員や協力企業に聞き取り
調査をした結果、過去1年間に同様の事例がないことを確認した」と
答えた。それ以前については「不明」とした。
(5月27日「新潟日報」26面より抜粋)
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┗■5.新聞より1つ
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◆「責任」の責任
うそと言い逃ればかり「セキニンガアル」と言うが、
責任はとらない人
鎌田 慧(ルポライター)
六ヶ所村(青森県)の木村きそさんは、県知事がテレビに出てくると
ハエ叩きで画面を叩いていた。半世紀前、失敗に終わった「むつ小川原
巨大開発」。反対運動のひとこまである。
土地を奪われ犠牲になった農民は多い。
いま、首相がテレビにでるとチャンネルを切り替える、というひと
たちがいる。こちらの方が平和的、というべきか。
演技的なちいさなマスクをかけ、目に力のない、窮屈そうな表情を
みるだけで、気が滅入る。
嘘つき呼ばわりされてきたが、理解力がたりなかったからのようで、
近づいてくる人間には小学校の土地を安くわけてやったり、
「腹心の友」には大学を創らせたり。外国へ行っては使いもしない
戦闘機を大量に買ってくる。
諌(いさ)める側近がいないがための国民の不幸。
提案した」と言い逃れ、本人の賭博行為が暴露されても最も軽い
訓告処分にしたのは自分ではない「法務省だ」と言い張ったり。
それでも、「最終的には首相として当然責任がある」というのだが
「最終的に」「当然」の言葉をはさんで緩衝剤にする。
これまでなんどもセキニンガアルと言った。が無責任のままに
終わった。
昔の責任は自裁、ハラキリだったが野蛮にすぎる。
いまは「受任」を辞める「辞任」である。
それが人間的な良心というものだ。
(5月26日東京新聞朝刊23面「本音のコラム」より)
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