たんぽぽ舎です。【TMM:No3717】地震と原発事故情報−4つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No3717】

2019年8月5日(月)地震原発事故情報−

               4つの情報をお知らせします

                        転送歓迎

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★1.福島第一原発事故は100年経っても終わらない

   復興、五輪の掛け声の陰で福島原発事故はなかったことに

   「自覚的に原子力を終わらせる歴史を作りたい」(小出裕章氏)

   福島を忘れない!全国シンポに参加して  (下)

                渡辺寿子 (原発いらない!ちば)

★2.福島第二原発廃炉を報告 小早川智明東電社長

  各首長は「使用済み核燃料の県外搬出」等を求めた…ほか

  メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)

                 黒木和也 (宮崎県在住)

★3.安倍自公を倒す、ただそれだけを目標に

  艶やかな女性が千葉県浦安に集まった

  もう一つの野党共闘が浦安で実現した

             渡辺マリ (たんぽぽ舎ボランティア)

★4.新聞より2つ

  ◆第一原発トリチウム水 長期保管議論へ タンク増設検討

   処分方法を議論する政府小委員会

           (8月4日8:06配信「福島民報」より抜粋)

  ◆3年前より100万票以上も減らした公明党

   公明党が比例得票数を大幅に減らした3つの要因

          (8月1日、日刊ゲンダイ、高野 孟

               「永田町の裏を読む」より抜粋)

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※8/7(水)2つの抗議行動にご参加を!

1.とめよう!東海第二原発 20年運転延長・再稼働ゆるすな!

日本原電本店抗議行動

 日 時:8月7日(水)17:00より17:45

 場 所:日本原電本店前(住友不動産秋葉原北ビル 台東区上野5-2-1)

                銀座線末広町駅4番出口より4分

 共 催:再稼働阻止全国ネットワーク TEL 070-6650-5549

   とめよう!東海第二原発首都圏連絡会

2.「第71回東電本店合同抗議」

  福島第二原発廃炉に4100億円も必要

  柏崎刈羽原発の安全対策費に1.2兆円も必要

  東電は福島第一原発事故の責任をとれ!

 日 時:8月7日(水)18:30より19:45

 場 所:東京電力本店前

 呼びかけ:「経産省前テントひろば」070-6473-1947

  「たんぽぽ舎」 03-3238-9035

 賛 同:東電株主代表訴訟ほか134団体

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※8/21(水)全国一斉抗議行動第1波にご参加を!

    「特重できていない原発」はすぐ止めろ!

 日 時:8月21日(水)

  12時より13時…原子力規制委員会前(港区)

         (地下鉄六本木一丁目駅より)

     15時より16時…九州電力東京支社前(千代田区)

               (JR有楽町駅日比谷口すぐ前)

 主 催:「再稼働阻止全国ネットワーク」

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┗■1.福島第一原発事故は100年経っても終わらない

 |  復興、五輪の掛け声の陰で福島原発事故はなかったことに

 |  「自覚的に原子力を終わらせる歴史を作りたい」(小出裕章氏)

 |  福島を忘れない!全国シンポに参加して  (下)

 └──── 渡辺寿子 (原発いらない!ちば)

◎広告代理店の関与とメディア戦略

 オリンピックは福島の復興をアピールをするために最大限利用されているが、

看過できないのが大手広告代理店(具体的には電通)の関与とメディア戦略の活

発化である。「風評被害」の払拭や福島復興PRのために電通に240億円が国や福島

県から支払われる。

 また「安心・安全メディア研究会」なるものが事故翌年の2012年から年6回も

開催されている。そこには福島県内全メディアと福島県観光課、農産物流課、広

報課及び電通が参加しているということです。

 武藤さんの話を聞いて、税金を投入して、これだけ大規模、戦略的に(放射能

安心・安全キャンペーンを展開して、放射能怖くない、原発事故など過去のもの

とオリンピックを前に国民と外国人を洗脳しようとしているのかと許せないし、

恐ろしくなりました。

◎東電刑事裁判の判決日(9/19)迫る

 東電刑事裁判のの判決日が9月19日(木)に決まり、配布された武藤さんのレジ

ュメには東電刑事裁判の経緯や争点などが書かれていますが、紙面の都合もあり、

省きます。代わりに最後に書かれた武藤さんのこの裁判に臨む胸を打つ決意を記

します。

 「私たち告訴人の目的は、真実を知りたい。自分たちと同じような被害者を二

度と出したくはない。何とか核の悲劇の歴史にピリオドを打ちたい。事故の責任

を追及することが、被害者の責任。」

 9月19日には皆で東京地裁に集まり、裁判官が真実を直視した厳正、公正な判

決を出すか、歴史的裁判の判決を見届けましょう。

福島第一原発事故は100年経っても収束できない

 シンポの最後は小出裕章(元京都大学原子炉実験所助教)さんの記念講演でした。

講演の題「福島第一原発事故 100年経っても収束できない」が示すように、かな

り辛口の、安易な希望的観測を許さない内容でした。

 広島原爆で燃えたウランの重量は800グラムであり、100万キロワットの原発

基が1年間運転すると1トンの核分裂生成物(死の灰)が生まれる。つまり広島

原爆1000発分の「死の灰」を生み出す。いかに原発が大量の放射性物質を作り出

すか冒頭でまず小出さんは説明しました。

◎困難だが発電所全体を覆うのが最善

 以下小出さんの話でもっとも大事だと思った部分を記します。

 溶け落ちた燃料(デブリ)を取り出すのは世界中どこもやったことがなく、至

難の業。

 東電は試行錯誤しているようだが、どの方法も無理と危険があり、実現不可能

である。

 今、福島第一の現場は汚染水の処理などで悪戦苦闘している。

 現在考えられるもっとも安全な福島第一の処理方法は、発電所全体をコンクリー

トか金属で覆ってしまうチェルノブイリ方式である。

 しかし全体を覆う前にやらなければならない困難な作業がある。それは、1〜

3号炉のプールに残っている使用済み核燃料を取り出すことだが、それは非常に

困難な作業である。しかしやらなければならない。そうしてもデブリの取出しは

おそらく100年経ってもできず、つまり、福島第一原発事故は100年経っても収束

しないだろうということである。

◎どんなに辛い事実も見ないよりは視たほうがよい

 小出さんは最後に上記のことばを私たちにメッセージとして残しました。

 そして「日本の原子力発電はもう終わりであるが、愚かな選択にしがみつきな

がらずるずると自滅するのである。日本の原発は1970年代から90年代にかけて多

く建設された。いまのシニア世代こそ原子力の暴走を許した張本人である。その

私たちの手で意志的に原発に引導を渡したいと思う。(自滅を待つのではなく)

自覚的に原子力を終わらせる歴史を作りたい」と講演を終えました。

 「小出さんの終わりの言葉を深くかみしめ、これからの運動の力にしたい」と

の閉会挨拶の言葉に深く頷きました。

◎住民の心を置き去りにして変貌を遂げている被災現地

 翌14日は被災現地のフィールドワークでした。一言でいうと、原発事故の痕跡

を見えないようにし、住民の心を置き去りにしてどんどん変貌をとげている印象

でした。

 紙面の都合上こちらの報告は次号に載せる予定ですが、言い古された言葉です

が、百聞は一見にしかずで、貴重な体験をしました。

 (「原発いらない!ちば」2019年7月号ニュースより了承を得て転載)

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┗■2.福島第二原発廃炉を報告 小早川智明東電社長

 | 各首長は「使用済み核燃料の県外搬出」等を求めた…ほか

 | メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)

 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.福島第二原発廃炉を報告 小早川智明東電社長

  いわき、田村、浪江、飯舘訪問

  各首長は「使用済み核燃料の県外搬出」等を求めた

  8/3(土)9:59配信「福島民報

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190803-00000015-fminpo-l07

2.岩根茂樹電事連会長「将来の原発再稼働や新増設に備える」

  政府には長期的な位置づけを明確化を要求

  8/3(土)7:31配信「産経新聞

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190803-00000503-san-bus_all

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┗■3.安倍自公を倒す、ただそれだけを目標に

 | 艶やかな女性が千葉県浦安に集まった

 | もう一つの野党共闘が浦安で実現した

 └──── 渡辺マリ (たんぽぽ舎ボランティア)

〇 なぜ中村みおさん?

 安倍・自公政権による沖縄県民に対する国家権力の乱用、反人道的な行為はご

存知の通り。

 「沖縄の基地を本土へ」とか「地位協定の見直し」、或いは本土でおこなわれ

る抗議集会が開かれ、現地に行って座り込みをする素晴らしい人たちがいる。

 けれど、解決が遅々として進まない「今」、「この時」私に何ができる?

 社民・全国比例区・沖縄出身の仲村みおさんを応援するしかないではないか!

〇 女性勝手連が立ち上がった

 足早に去って行く人々を相手にする寂しい駅頭宣伝。

 そこで女性たちは考えた。人々の足を止めるために、中村さんの名前を覚えて

もらうために、何をする?

 明るく、楽しく、中村さんの名前を覚えてもらおう。

 そして、女性勝手連ができたのだ。

〇 問題は

 この時期はマイクが使えないためにメッセージの声が道行く人に届かない。

そこで毎週金曜日に脱原発の訴えをしている「人間マイク(失礼!)」のМさんに

お願い。

〇 歌った、踊った、艶やかな21人の女性陣。

 浦安駅前広場に轟き渡るМさんのコール。呼応する「仲村」コール。さすがに

足を止める人が多かった。

 本土にも沖縄に対して「済まない」と思っている人がきっといる、それを信じ

て私はひたすらビラ配り。

〇 野党の意味

 普通、野党共闘というのは、一人の候補者を当選させるために共闘すること。

 けれど、勝手連は「安倍自公に打撃を与える」ための共闘。

 なので、「れいわ」に投票すると固く決めているたんぽぽ舎ボランティアのT

・Oさん、その友人のTさん、経産省前のM・Mさんが来てくれたのです。

 そしてマイク人間のМさんが。

 もう一つの「野党共闘」がここに実現!

〇 負傷した渡辺

 いつもの夜のポスティング、目標は1000枚。あるアパートの3段の階段を昇り

きった左側にポストがある。ササッとポストにビラを入れて、残りはあと2枚。

届かないので手を伸ばした、足を伸ばした、ところが足の着くべき床がない!

3段分の階段の高さから落下した渡辺でございます。

〇 選挙結果は仲村みおさんは落選し、千葉県では自民2名、立憲民主1名と、

自民が「勝ちやがった」のでございます。クソ!

〇 そして渡辺マリは、左足裏のタコと、痛みの残る右足で、一人寂しく旅に出

たのでした。

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┗■4.新聞より2つ

 └──── 

 ◆第一原発トリチウム水 長期保管議論へ タンク増設検討

  処分方法を議論する政府小委員会

 東京電力福島第一原発で汚染水浄化後に残る放射性物質トリチウムを含む水の

処分方法を議論する政府小委員会の山本一良委員長(名古屋学芸大副学長)は3

日、第一原発を視察し、長期保管を前提とした議論を9日の次回会合で本格的に

始める考えを明らかにした。

 長期保管を求める声に沿う姿勢を示す一方、トリチウム水を保管するタンクの

設置可能量に限界があるため、恒久的な対応ではないとも指摘。最終的な処分方

法を巡る議論を継続するとした。(中略)

 一方、山本氏は「永久保管はできない。(廃炉完了で)このエリアがきれいに

なる時には水(トリチウム水)もなくしたい」とも述べ、将来的な処分方法を決

める必要性に言及した。

 昨年8月に開いた公聴会では、出席者からトリチウム水の長期保管を求める意

見が相次いだ。視察結果を踏まえ、9日の会合では東電が計画する137万トンの容

量を超えるタンクを敷地内に置けるかや、保管をどの程度の期間続けられるかな

どが議題になるとみられる。(中略)

 1日当たりの汚染水発生量が2018年度並みの170トンで推移した場合、増設後の

タンクも2022(令和4)年内に満杯となる計算だ。長期保管する場合も最終的な

処分方法を巡る議論は先送りできない。

           (8月4日8:06配信「福島民報」より抜粋)

詳しくはこちらを

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190804-00000001-fminpo-l07

 ◆3年前より100万票以上も減らした公明党

  公明党が比例得票数を大幅に減らした3つの要因

 参院選後、公明党幹部の顔色が冴えないという。(中略)

 3年前より100万票以上も減らしてしまった。(中略)

 その要因として、

 第1に、創価学会員そのものが減り、なおかつ高齢化が進んでいる、

 第2に、もともと平和志向の強い学会員は、2017年5月安倍の「憲法9条に自

衛隊の存在を明文化」に対して公明党が明確な反対を打ち出さなかった、

 第3が、沖縄の辺野古基地建設問題。野原善正氏が、東京選挙区で山口の82万

票に対し21万票も獲得、その多くが公明党に不満を持つ学会員…(後略)

          (8月1日、日刊ゲンダイ

             高野 孟「永田町の裏を読む」より抜粋)

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