たんぽぽ舎です。【TMM:No3618】地震と原発事故情報−6つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No3618】

2019年4月4日(木)地震原発事故情報−

               6つの情報をお知らせします

                        転送歓迎

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★1.今年を「零核元年」にするため頑張っていきましょう!

   No Nukes!

   「令和」は中国語の「零核」とほとんど同じ発音

  台湾では「原発ゼロ」とからめて話題に

                  笠原一浩(弁護士)

★2.あれから8年、福島第一原発事故は終わらない

   東京電力存続政策 原発事故の賠償費用を原発で稼ぐ

   東電は被害者救済より日本原電延命を優先している

   賠償は終わったつもりの東京電力  (その1)(2回の連載)

                  中村泰子(たんぽぽ舎会員)

★3.放射線副読本の廃刊・使用停止を求めます

   すでに200人以上の若年甲状腺がんが発見されている

  福島第一原発事故前の「線量限度」の

   20倍もの被ばくを強要している

              放射線被ばくを学習する会

★4.東電、ふるさと納税原発計画の東通村に2億円寄付

  「福島の復興に回すべきお金ではないか」との指摘も…ほか

  メルマガ読者からの原発等情報3つ(抜粋)

                  黒木和也 (宮崎県在住)

★5.新潟県議選−柏崎・刈羽、ポスト原発論戦の軸…

  メルマガ読者からの「新潟日報」情報1つ(抜粋)

                 金子 通 (たんぽぽ舎会員)

★6.新聞より3つ

  ◆原発立地の10道県議候補 原発再稼働 9割触れず 争点化回避

      (4月4日東京新聞朝刊1面<2019 統一地方選>より抜粋)

  ◆原発選挙公報では言及回避「不利だから書かない」

   石川・福井「争点になっていない」

   新潟 与党 相手主張に「抱きつき」

   北海道・静岡 野党系中心に散見する程度

   与野党事情は違えども 再稼働へ「争点隠し」

   労組支持配慮「沈黙」事故から8年 風化/歯止め失われる危険も

      (4月4日東京新聞朝刊24-25面「こちら特報部」より抜粋)

  ◆かみ合わぬ原発議論 県議選唐津市東松浦郡

   反対派「廃止を」、推進派は触れず

            (4月3日「西日本新聞朝刊」より抜粋)

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※4/11(木)学習会にご参加ください!

 「なぜ原発の再稼働は認められないのか

  −原発の仕組みから安全性の根拠を問う」 新ちょぼゼミ

 講 師:後藤政志さん(元東芝・格納容器設計者、工学博士)

 日 時:4月11日(木)18:00より21:00

 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 参加費:800円

━━━━━━━ 

※4/13(土)山崎ゼミにご参加ください!

  東海第二原発は問題だらけ!20年運転延長なんてとんでもない

  1900億円の資金提供を表明した東電、日本原電と東電の関係を

  徹底追及!

 講 師:山崎久隆さん(たんぽぽ舎副代表)

 日 時:4月13日(土)18:00より21:00

 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 参加費:800円

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・乱 鬼龍の森羅万笑

  川 柳 【令和とは民に命令下す気か】(転載歓迎)

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┗■1.今年を「零核元年」にするため頑張っていきましょう!

 |  No Nukes!

 |  「令和」は中国語の「零核」とほとんど同じ発音

 | 台湾では「原発ゼロ」とからめて話題に

 └──── 笠原一浩(弁護士)

 「令和」は中国語では「零核」とほとんど同じ発音なので、台湾では

原発ゼロ」とからめて話題になっているようです。

 安倍政権の意図にかかわらず、また皇室への考え方の如何を問わず、

今年を「零核元年」にするため頑張っていきましょう!

No Nukes!

「零核」の話の参照記事

 <https://www.asahi.com/articles/ASM411519M30UEHF00L.html>

 (12時50分「台湾では『零核に似ている』」のところをご覧ください)

余談:万葉集前文の当該部分の元ネタとなった漢詩は、「安帝」に仕えて

いた人が仕官に嫌気を指し、都を去って故郷に帰りたいという思いを詩に

託したものと言われています(笑)

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┗■2.あれから8年、福島第一原発事故は終わらない

 |  東京電力存続政策 原発事故の賠償費用を原発で稼ぐ

 |  東電は被害者救済より日本原電延命を優先している

 |  賠償は終わったつもりの東京電力  (その1)(2回の連載)

 └──── 中村泰子(たんぽぽ舎会員)

1.東京電力存続政策 原発事故の賠償費用を原発で稼ぐ

  東電は被害者救済より日本原電延命を優先している

 東京電力福島第一原発事故から9年目に入ったが、事故は全く終わら

ない。5万人以上の避難者がいまだに帰ることができないでいる。災いの

拡大、未来への押し付けが進む。最悪の放射能公害を発生させた東電は、

本来、汚染者負担の原則により、破綻処理されるべきであった。

 ところが、加害者東電が国の保護を受け、被害者が切り捨てられるとい

う倒錯した事態になっている。東電の存続が許される理由は、巨額の賠償

費用の捻出のためとされる。

 東電は賠償をやり遂げるためとして、柏崎刈羽原発6・7号機を、安全

対策費6800億円をかけて再稼働させる予定だ(7号機2021年1月以降、

6号機未定)。原発事故の賠償費用を原発で稼ぐというのは、被害者を

愚弄しきっている。

 また、東電の実質子会社である日本原子力発電を破綻させないため、

東海第二原発再稼働(2023年1月予定)のための安全対策費3000億円の

3分の2を東電が資金支援する。被害者救済より日本原電延命を優先して

いる。

2.賠償は終わったつもりの東京電力

  ADR和解案を蹴っておきながら原電に資金支援することこそ不公平

 東電の事業計画では、賠償について、「最後の一人まで賠償貫徹」

「迅速かつきめ細やかな賠償の徹底」および「和解仲介案の尊重」という

「3つの誓い」を掲げている。

 しかし、東電は、裁判外紛争解決手続き(ADR)において、121件の

和解案拒否を行っている(18年末までに手続きが終了した2万3千件の

うち)。

 2月21日、東電と市民との対話会(東電共の会)で、ADR和解案

拒否についての質問に対し、東電原子力センター石田守也所長は、拒否

の理由として、「それを払ってしまうと、公平性が失われ説明責任が果

たせない。すでに解決済みの人から苦情が出て、また始まることになる」

と答えた。

 避難生活をする市民からは、「被害者としては、加害企業に公平性

などと言ってほしくない!勝手に避難区域を線引きされ、区域外ホット

スポットは無視されるなど、賠償金額は不公平で不満は大きい」と怒り

をぶつけた。

 公平性というなら、和解案を蹴っておきながら、日本原電に資金支援

することこそ不公平との批判も出た。

 どうも東電は、賠償はもう片付いたと思っているふしがある。東電の

ホームページにアップされた、役員年頭挨拶(小早川智明社長、川村隆

会長、大蔵誠福島復興本社代表)の中には、「原発事故の責任」という

言葉も、「原発」という言葉すら全くなかった。

 「福島への責任」という曖昧な言葉が繰り返されたが、その中身は、

何はともあれ稼ぐ力を高めて成長を続けることであり、原子力損害賠償・

廃炉支援機構からの資金で廃炉作業を進め、国による福島への帰還政策、

風評払拭キャンペーンに大いに協力するということのようだ。

 川村会長にいたっては、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を

持ち出して、「企業が稼ぎ、社会に還元することが、貧困からの脱出と

社会の持続的成長の基礎になる」と述べた。

 社会への還元がどのようになされたというのか。

 札束をばらまいて原発立地を進め、挙句の果てに福島第一原発事故

 起こし、取り返しのつかない巨大な負の還元をもたらしたのに。

                      (その2)に続く

     (「思想運動」2019-4-1号No.1039から了承を得て転載)

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┗■3.放射線副読本の廃刊・使用停止を求めます

 |  すでに200人以上の若年甲状腺がんが発見されている

 | 福島第一原発事故前の「線量限度」の

 |  20倍もの被ばくを強要している

 └──── 放射線被ばくを学習する会

 文科省が昨年9月に発行した放射線副読本は、下記のように “放射線

安全だ。福島では被ばく被害は起きていない”という誤りを小中高校生に

教え、放射線への警戒心をゆるめさせる危険なものです。廃刊・使用停止

を要求します。

1.放射線副読本の安全論は「100ミリシーベルト未満の放射線によるがん

リスクは検出困難」(11頁下段の表)という誤った認識に基づいています。

 1)自然放射線の累積1ミリシーベルトで子どものがんが増えるという

論文など、100ミリシーベルト未満の被ばくでの有意ながんリスク上昇を

検出した論文が多数発表されています。

 2)“100〜200ミリシーベルト被ばくのがんリスクは野菜不足による

がんリスク(1.06倍)と同程度”(10頁)との趣旨が書かれています。

出典とされる論文には「野菜・果物とがんについては、関連が見られま

せんでした」と書かれており、上記記述は誤りです。

2.「食品中の放射性物質に関する指標等」(17頁)は、原発事故翌年

の「平常時」の日本の基準値と、事故直後の緊急時の外国の基準とを比較

するトリックです。同じ状況で値を比べずに、「日本は世界で最も厳しい

レベル」と言うのは虚偽宣伝です。

また、引用した資料に「本表に示した数値は…安全と危険の境目では

ありません」(17頁脚注11)とあるのに、本文では「厚生労働省は、

食品に含まれていても健康に影響を及ぼさないと考えられる、放射性

物質の量(基準値)を決めました」と書かれています。これは「安全な

被ばく量」があるという誤った記述です。

3.「健康影響があるとは考えにくい」(12、14頁)としていますが、

すでに200人以上の若年甲状腺がんが発見されていること、事故前の「

線量限度」の20倍もの被ばくを強要していることには一切ふれていま

せん。この副読本は被災者の苦悩を無視し、国の責任を覆い隠すもの

です。

4.昨春から小中学校を再開した町村でも2019年度の在校生は事故前の

3%に過ぎません。子どもや若者の帰還は進まず、復興にはほど遠いの

に、第2章では「復興に向けた取組が着実に進められている」と宣伝し

ています。

 被ばく影響を否定することが避難者へのいじめを生んでいるにもかか

わらず、第2章では「根拠のない風評」がいじめを生むとして、放射線

の危険性を指摘する声を抑圧しています。

5.放射線副読本は2017年12月12日の復興大臣指示に基づいて改訂され

ています。教育内容が政権の意向に沿ってゆがめられたことは、

重大問題です。

┏┓ 

┗■4.東電、ふるさと納税原発計画の東通村に2億円寄付

 | 「福島の復興に回すべきお金ではないか」との指摘も…ほか

 | メルマガ読者からの原発等情報3つ(抜粋)

 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.東電、ふるさと納税原発計画の東通村に2億円寄付…

  「福島を置き去り」批判噴出!

  「福島の復興に回すべきお金ではないか」との指摘も

  4/3(水)10:14配信「税理士ドットコム」

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190403-00000753-zeiricom-soci

2.鳩山元首相 福島の原発トリチウム水の海洋放出に猛反対

 「無害?とんでもない」

 4/3(水)12:19配信「東スポWeb」

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190403-00000020-tospoweb-ent

3.東電、原発トラブル情報33件放置…規制委検査

  4/3(水)22:51配信「読売新聞」

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190403-00050318-yom-sci

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┗■5.新潟県議選−柏崎・刈羽、ポスト原発論戦の軸…

 | メルマガ読者からの「新潟日報」情報1つ(抜粋)

 └──── 金子 通 (たんぽぽ舎会員)

 ◆新潟県議選−柏崎・刈羽、ポスト原発論戦の軸

 定数2に対し野党系無所属元職の池田と自民推薦の無所属新人の三井

田、自民新人の与口が激しく争う。東京電力柏崎刈羽原発の再稼働の是非

よりも「ポスト原発」の地域活性化策、人口減少への対応や産業振興の

在り方などが論戦の軸となっている。

 池田は原発再稼働を認めない立場。街宣などで昨年の知事選に立候補

した経験に触れながら、花角県政の原発問題への対応や厳しい県財政を

「しっかり見る」と県政の監視を訴えの柱に据える。個人演説会では

原発の賛成、反対は脇に置き、住民が心を一つに先のことを考えたい」

とポスト原発の地域づくりを呼び掛ける。会田洋前柏崎市長も応援に

立つ。保守系2人の勢いを警戒し、若い有権者への支持拡大を図る。

 (4月4日「新潟日報」より抜粋。紙面のみでネット上に掲載なし)

┏┓ 

┗■6.新聞より3つ

 └──── 

 ◆原発立地の10道県議候補 原発再稼働 9割触れず 争点化回避

 統一地方選で7日に投開票される道府県議選のうち、原発が立地する

10道県の候補者の9割が、選挙公報原発の再稼働問題に言及していない

ことが本紙の調査で分かった。

 原発の話題自体にすら触れない候補が多く、地元で争点化が回避され

たまま、再稼働に向けた動きが進む現状が浮き彫りになった。(後略)

    (4月4日東京新聞朝刊1面<2019 統一地方選>より抜粋)

 詳しくはこちらを

https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201904/CK2019040402000155.html

 ◆原発選挙公報では言及回避「不利だから書かない」

  石川・福井「争点になっていない」

  新潟 与党 相手主張に「抱きつき」

  北海道・静岡 野党系中心に散見する程度

  与野党事情は違えども 再稼働へ「争点隠し」

  労組支持配慮「沈黙」事故から8年 風化/歯止め失われる危険も

 7日投開票の道府県議選で、原発が立地する10道県の候補の大半が、

再稼働問題を巡る姿勢を選挙公報で明かしていなかった。

 知事の政策をチェックし、きめ細かく民意を反映させるのが議員の仕事

のはず。

 だが、賛否を明記しないどころか、どちらの意味とも取れる言葉でお茶

を濁すケースもある。いったん事故があれば苛烈な被害に遭う地元の

選挙で、なぜ「原発」に触れないのか。(榊原崇仁、安藤恭子)(後略)

   (4月4日東京新聞朝刊24-25面「こちら特報部」より抜粋)

 ◆かみ合わぬ原発議論 県議選唐津市東松浦郡

  反対派「廃止を」、推進派は触れず

 7日投開票の県議選で、選挙区内に九州電力玄海原発がある唐津市

東松浦郡区(定数6)の候補7人の対応が割れている。

 原発反対派の候補が「原発ゼロ」や「段階的廃止」を訴える一方、

推進・容認派はほとんど原発を取り上げておらず、論戦はかみ合ってい

ない。有権者からは「命に関わる重要な問題。明確な意思表示をしてほ

しい」(77歳男性)と不満も漏れる。(後略)

 (4月3日「西日本新聞朝刊」より抜粋)

 詳しくはこちらを

https://news.biglobe.ne.jp/domestic/0403/nns_190403_1995498463.html

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☆ひきつづき、たんぽぽ舎の活動・日刊メルマガ=「地震原発

 故情報」へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致

 します。

  郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎 口座番号 00180-1-403856

☆《事故情報編集部》より

 メールマガジン読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他

 投稿(「川柳・俳句・短歌」など)を歓迎します。

1.「投稿」のテーマは、「原発問題」が中心軸ですが、エネルギー、

 自然、政治・経済、社会、身近な生活も歓迎します。

2.原稿に「見出し」をつけて下さい。(「見出し」は1行見出しよりも

 2行又は3行見出しの方が読む人にとってわかりやすい)

 執筆者名(基本的に本名でお願いしています)と執筆者名の後にかっこ

 書きで「所属・団体名」か「在住県名」を記載して下さい。

 例:たんぽぽ花子(たんぽぽ舎)、たんぽぽ太郎(東京都千代田区在住)

3.「集会・デモ・講演会等のお知らせ」の投稿に関しては、どの団体・

 グループも平等に掲載する基本方針です。

 そのため日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先など

 必要事項を400文字以内でお送り下さい。

 件名に「イベント案内掲載希望」と明記して下さい。

 日程が直前にならないよう余裕を持っていただけると幸いです。

 メールマガジンへのイベント案内は1回だけの掲載とさせていただきます。

4.集会や行動の参加報告等に関しては600文字以内で、タイトル(見出し)

 及び本文をお送り下さい。件名に「メルマガ掲載希望」と明記して下さい。

「投稿」の送付先はたんぽぽ舎のアドレス「 nonukes@tanpoposya.net 」です。

なお、お送り頂いた投稿は紙面の制限上掲載できない場合もあります。

ご了解下さい。

────────── 

 ◆このメールマガジンのバックナンバーは、ホームページの「メルマ

  ガ:地震原発事故情報」をご参照下さい。

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  たんぽぽ舎では、「地震原発事故情報」(メールマガジン)を

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  間違いの元となりますのでやめて下さい。

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たんぽぽ舎です。【TMM:No3617】地震と原発事故情報−6つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No3617】

2019年4月3日(水)地震原発事故情報−

               6つの情報をお知らせします

                        転送歓迎

━━━━━━━ 

★1.【8年目の3・11】

   「史上最悪」の福島第一原発事故健康被害

   安倍首相「健康被害は一切ない」発言で

   歯止めなくした被ばく線量下限  (その4)(4回の連載)

   生活能力全般が低下する「新ヒバクシャ」の症状

         渡辺悦司さん(市民と科学者の内部被ばく研究会)

★2.東海第二原発審査請求にまともに対応しない三条委員会、

   とんだ惨状!

  都内郵送に1週間:原子力規制委員会

   「郵便受取り規制委員会」?

   原子力規制委員会原発再稼働推進委員会!その197

             木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)

★3.本日5回フロート(オイルフェンス)を越え抗議/阻止行動

   続けることが大事

   4/2辺野古レポート

         千葉和夫(たんぽぽ舎ボランティア、在沖縄)

★4.柏崎刈羽原発避難計画を策定−新潟県、市町村の意見反映…

  メルマガ読者からの「新潟日報」情報1つ(抜粋)

   金子 通 (たんぽぽ舎会員)

★5.メルマガ読者からのイベント案内

          (お問い合わせは主催者へ)

  ◆4/21(日)崎山比早子講演会

   「原発事故から8年 福島における小児甲状腺がんの多発」

   会場:ココネリホール(練馬区立区民・産業プラザ3F)

★6.新聞より4つ

  ◆避難者の話

   住宅の保障こそ最大の人権擁護である 鎌田 慧(ルポライター

         (4月2日東京新聞朝刊25面「本音のコラム」より)

  ◆「福島・飯舘村の今」語るシンポジウム 避難者に募る疎外感

   帰還者 故郷で生活再開も 子や孫おらず「夢ない」

   事故から8年「なかったこと」に抵抗を

   ハコモノ先行の復興 役所の目線、村内ばかり

      (3月31日東京新聞朝刊28-29面「こちら特報部」より抜粋)

  ◆福島原発事故の「自主」避難者ら「アベコベの世界」に憤り

   避難の権利 確立を 条例制定へ草の根の動き

        (3月29日毎日新聞夕刊2面「特集ワイド」より抜粋)

  ◆31議会、東海第二に否定的「廃炉」「再稼働反対」可決

   首長の姿勢に温度差

     (3月28日朝日新聞29面「クローズアップ茨城」より見出し)

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※4/11(木)学習会にご参加ください!

 「なぜ原発の再稼働は認められないのか

  −原発の仕組みから安全性の根拠を問う」 新ちょぼゼミ

 講 師:後藤政志さん(元東芝・格納容器設計者、工学博士)

 日 時:4月11日(木)18:00より21:00

 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 参加費:800円

━━━━━━━ 

※4/13(土)山崎ゼミにご参加ください!

  東海第二原発は問題だらけ!20年運転延長なんてとんでもない

  1900億円の資金提供を表明した東電、日本原電と東電の関係を

  徹底追及!

 講 師:山崎久隆さん(たんぽぽ舎副代表)

 日 時:4月13日(土)18:00より21:00

 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 参加費:800円

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┏┓ 

┗■1.【8年目の3・11】

 |  「史上最悪」の福島第一原発事故健康被害

 |  安倍首相「健康被害は一切ない」発言で

 |  歯止めなくした被ばく線量下限  (その4)(4回の連載)

 |  生活能力全般が低下する「新ヒバクシャ」の症状

 └──── 渡辺悦司さん(市民と科学者の内部被ばく研究会)

◎生活能力全般が低下する「新ヒバクシャ」の症状

編‥被ばくはうつ病やアレルギーも増加させると言われています。

 東京で4千人もの患者を診てから岡山へ避難した三田茂医師は、「『

新ヒバクシャ』に『能力減退症』が始まっている」という論文を出し

ました。

渡辺‥被ばくは単一の大病だけではなく、複数のがん、脳や神経の異常、

アレルギーなど、非定型的な複数の症状を同時に起こします。

 三田医師は「疲れやすさ、眠気、記憶力・集中力・判断力・理解力の

低下など、生活能力全般の低下や、化学物質過敏症などが東日本で広範囲

に見られる」、「私たちは自身を21世紀の新ヒバクシャだと再認識し、

自ら健康を保持しなくてはならない」と言っています。

 首都圏を中心に爆発的に広がっているインフルエンザなどの感染症

にも、影響があるかもしれません。

 また3月3日の読売新聞が「避難指示が出された福島県の11市町村で、

要介護認定を受ける人が急増。葛尾村は全国1位」と報道しました(

ただ常に被ばくの影響は言わず、避難生活が悪い、戻れば良いという

論調です)。

 ADHD自閉症なども増加傾向にあります。福島県が発表した「学校

統計要覧17年度版」では、「特別支援」の児童生徒数は10年度と17年度を

比較した小学校が2倍近く、中学校が1.52倍に増加しています。うち「知

的障害」では小学校が約1.5倍に、さらに「自閉症・情緒障害」は2.61倍に

増加しています。政府・行政は、被ばくの影響も含めて系統的調査を行う

べきです。

 脳にトリチウムが入って血管が炎症を起こしたり、コルチゾール

不足して精神に影響することが考えられます。

 そうしたことについての被ばくの影響への理解がないと、子どもの

不可思議な行動ややる気のなさを、親や教師が暴力的に「しつけ」たりす

ることも増えます。

 これは家庭、教育、ひいては社会の崩壊を引き起こすでしょう。

 影響を理解し、本人の責任ではないとしなければならない。

 あらゆる病気・症状に被ばくの影響を考え、問題を見つめ、告発する

勇気を持つことが必要です。 (了)

      (人民新聞2019.3.5発行通巻1675号より了承を得て転載)

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┗■2.東海第二原発審査請求にまともに対応しない三条委員会、

 |  とんだ惨状!

 | 都内郵送に1週間:原子力規制委員会

 |  「郵便受取り規制委員会」?

 |  原子力規制委員会原発再稼働推進委員会!その197

 └──── 木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)

 まずは次をご覧いただきたい。

                投函     受取り確認

設置許可工事認可・審査請求 11月27日(火)朝  11月28日(金)夕

設置許可工事認可・補正書  1月11日(金)昼  1月16日(水)午後

運転延長認可・審査請求   2月7日(木)昼  2月12日(火)夕

運転延長認可・補正書    3月18日(月)朝  3月26日(火)昼

 審査請求や補正書の提出日(投函日)と規制庁受取確認日を並べた

ものだ。

 東海第二原発について初めて審査請求書を郵送した時は1日で六本木

ファーストビルに到着した。が、いやがらせとしか思えない連名者の押印

を要求されて期限ぎりぎりに送った設置許可工事認可・補正書は、月曜・

火曜と電話しても受取が確認できず、郵貯に配達確認して追及して、

やっと水曜に到着を確認できた。

 運転延長認可の審査請求も到着確認に5日かかり、その補正書は何と

1週間以上かかった。宛先に先方からの郵便封筒にある担当者名を記載

していたのに。

 原子力規制庁実用炉審査部門への提出が、持参直接提出を拒みながら、

郵送すると1週間かかる。よほど審査請求を恐れているのであろうか。

 それにしても、最初の提出から4か月を経過したが、行政不服審査法

でいう「審理員」が未だに決まらず、私たち「審査請求人」は身動きが

取れない。

 当初は不当な「合格」の審査に対して早急に異議申立の意見陳述を

するつもりで審査請求したのだが…。

 総務省は、2016年に改訂された改正「行政不服審査法」について、3番

目の改善点として「3審理の迅速性の確保等」をあげ、「争点等の整理の

ための手続の新設や、標準審理期間の設定・審理員候補者名簿の作成(努

力義務)などにより、審理の迅速性の確保や、透明性の向上が図られまし

た。」としているが、原子力規制委員会の対応はあまりに遅い。

 原子力規制委員会が三条委員会としていることに無理があるのでは

ないか。環境省も除染・汚染度対策・県民健康などで信用できないが、

別組織が審査し直す方がまだましかもしれない。

(注)三条委員会(コトバンクから)

 国家行政組織法第3条や内閣府設置法第64条の規定に基づいて、府省の

外局として置かれる、独立性の高い行政委員会。府省の大臣などから指揮

監督を受けず、独自に権限を行使できる。公正取引委員会・国家公安委

会・特定個人情報保護委員会内閣府)、公害等調整委員会総務省)、

公安審査委員会法務省)、中央労働委員会厚生労働省)、運輸安全

委員会(国土交通省)、原子力規制委員会環境省)がある。

┏┓ 

┗■3.本日5回フロート(オイルフェンス)を越え抗議/阻止行動

 |  続けることが大事

 |  4/2辺野古レポート

 └──── 千葉和夫(たんぽぽ舎ボランティア、在沖縄)

 4月2日(火) 天候:晴れ、気温低く風が冷たく感じる。

<工区「2」埋め立て>

いつもは、朝8時20分ごろからダンプカーがK1基部から埋め立て区域

内に入って赤土の投下が開始される。

 今日は基部外側のフロートの張替えをしていた。従って、ダンプカーが

やってこない。いずれにしろ埋め立てが遅れる事は悪くは無い。

 私たちはK9護岸工事現場に行く前に、ここに立ち寄りフロートの張り

替えに抗議し作業現場にカヌーを進めた。このようなこともあり張替えは

数10分遅れだと思う。結果的に作業は大幅に遅れた。

その後もダンプカーが次々にやってくる事はなかった。原因は推測

だが、今大浦湾にいるガット輸送船はゼロか1隻なので、赤土の在庫が

ないことによると思われる。(これは私の私見です)

<K9護岸工事>

 本日は午前3回/午後2回計5回フロート(オイルフェンス)を越え

抗議/阻止行動を展開した。圧倒的な海保GBの機動力で成果ゼロで

終わった。

 このような日もあるが、明日からもめげずにやっていきたい。

 続けることが大事だと思っている。

┏┓ 

┗■4.柏崎刈羽原発避難計画を策定−新潟県、市町村の意見反映…

 | メルマガ読者からの「新潟日報」情報1つ(抜粋)

 └──── 金子 通 (たんぽぽ舎会員)

 ◆柏崎刈羽原発避難計画を策定−新潟県、市町村の意見反映

 県は2日、東京電力柏崎刈羽原発の事故発生に備えた「原子力災害広域

避難計画」を正式に策定したと発表した。策定は3月29日付。

 1月末に公表した計画案について、市町村などから求められた変更など

を反映した。避難計画は避難ルートなどを提示しており、市町村が対応

する際の指針となる。

 1月に公表した避難計画案の「原子力災害対策重点区域外からの外国

人、一時滞在者(観光客など)への対応」という項目の対象に、区域外

からの通勤・通学者を追加した。対応として「円滑・迅速な避難が実施

できる体制を整備する」としている。

 (4月3日「新潟日報」より紙面のみでネット上に掲載なし)

┏┓ 

┗■5.メルマガ読者からのイベント案内

 |         (お問い合わせは主催者へ)

 └──── 

 ◆チェルノブイリ33年・福島8年 救援イベント

  4/21(日)崎山比早子講演会

  「原発事故から8年 福島における小児甲状腺がんの多発」

日 時:2019年4月21日(日)19:00開演(開場18:30)

講 演:崎山比早子 (医学博士、

「3.11甲状腺がん子ども基金代表理事)

支援活動の報告:佐々木真理「チェルノブイリ子ども基金」事務局長

黒部信一「未来の福島こども基金」代表

フルート演奏:吉原りえ

会 場:ココネリホール(練馬区立区民・産業プラザ3F)

           (西武池袋線西武有楽町線

            都営地下鉄大江戸線練馬駅」北口徒歩1分)

主 催:チェルノブイリ子ども基金/未来の福島こども基金

     問:チェルノブイリ子ども基金

     TEL/FAX 03-6767-8808 E-mail cherno1986@jcom.zaq.ne.jp

入場料:予約800円/当日1000円(全席自由)

※予約受付は4/18(木)15時まで

☆この催しの収益は、チェルノブイリと福島の原発事故で被災した子ども

たちの救援金にあてられます。

┏┓ 

┗■6.新聞より4つ

 └──── 

 ◆避難者の話

  住宅の保障こそ最大の人権擁護である  鎌田 慧(ルポライター

 住民に避難訓練をさせながら工場を稼働させる。そんな危険な工場は

いやだ、と住民が反対しても政府は無視して会社にハッパをかける。

ひどい国の話のようだが、ほかならぬ日本の現実だ。

 避難途中に多くの病人が亡くなった。「原発事故さえなかったら」と

書いて酪農家が自殺した。牧草地もウシも希望も奪われた。政府は犠牲を

顧みない。まるで戦争だ。

 福島原発事故から8年、避難者の生活はますます苦しくなっている。

 3月29日、福島県は東京の国家公務員住宅に住んでいる55世帯に、

「3月末で退去」「退去しない場合は、家賃の2倍の損害金を請求する」

と文書で通告してきた。

 退去届の提出を強要され、心身に変調をきたしたひともいる。「4月

1日で荷物と共に放り出されるのでは」と不安な気持ちで生活している。

 大熊町から避難してきたKさんは「県が貧困をつくりだしている」と

批判した。彼女は避難指示区域からの避難者だが、区域外からの「自主

避難者」は「勝手に逃げた」扱いで、視線は厳しい。

 しかし、故郷を離れ、不安定な仕事について、誰が好きこのんで苦しい

生活を続けているのか。

 国は原発を遮二無二進め、県はその方針に従って財政的に潤った。

住民の人権を無視してきた政治責任は、キチンととるしかない。

住宅の保障こそ最大の人権擁護である。

        (4月2日東京新聞朝刊25面「本音のコラム」より)

 ◆「福島・飯舘村の今」語るシンポジウム 避難者に募る疎外感

  帰還者 故郷で生活再開も 子や孫おらず「夢ない」

  事故から8年「なかったこと」に抵抗を

  ハコモノ先行の復興 役所の目線、村内ばかり

 東京電力福島第一原発事故によって全村避難を強いられた福島県飯舘村

で、31日は一つの節目に当たる。

 2年前、大半の地域で避難指示が解除された日だ。村は国ともども復興

をアピールしてきたが、村民を取り巻く環境は複雑さを増している。

 そうした状況を語り合うシンポジウムが23日、京都大の今中哲二氏らで

つくる「飯舘村放射能エコロジー研究会(IISORA)」によって

開かれた。 (中略)

 国学院大の菅井益郎名誉教授(日本経済史)は足尾銅山鉱毒事件など

過去の公害に触れ「国はあわよくば被害がなかったことにしようとして

きた。福島(第一原発)の事故では絶対に避けなければいけない」と

訴える。(後略)

     (3月31日東京新聞朝刊28-29面「こちら特報部」より抜粋)

 ◆福島原発事故の「自主」避難者ら「アベコベの世界」に憤り

  避難の権利 確立を 条例制定へ草の根の動き

 原発事故が発生したら、国は住民に「避難する権利」を認めよ−。

東京電力福島第一原発事故の被災者や、各地の原発周辺の住民にとって、

当然の主張のように聞こえるが、チェルノブイリ原発事故が起きた

旧ソ連と異なり、日本には「避難の権利」がない。なぜだろうか。

                       【沢田石洋史】

 「日本史上最悪のいじめ」というドキリとする言葉が飛び出した。

 東京都港区のホールで17日に開かれた講演・交流会。福島県からの

避難者ら約100人を前に、マイクを握った弁護士、柳原敏夫さん(67)は

避難者らの声を代弁した。

 「加害責任を負う日本政府は避難者や残留者の『命の復興』ではなく、

経済復興に突き進んでいる。原発事故の被害者は『助けてくれ』という

声すら上げられず、経済復興の妨害者にさせられています。『3・11

ショック』のどさくさ紛れの中で、『全てがアベコベ』の世界が出現し

たのです」

 避難者が直面しているのは「住まい」の問題だ。(後略)

      (3月29日毎日新聞夕刊2面「特集ワイド」より抜粋)

 ◆31議会、東海第二に否定的「廃炉」「再稼働反対」可決

  首長の姿勢に温度差

    (3月28日朝日新聞29面「クローズアップ茨城」より見出し)

────────── 

☆ひきつづき、たんぽぽ舎の活動・日刊メルマガ=「地震原発

 故情報」へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致

 します。

  郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎 口座番号 00180-1-403856

☆《事故情報編集部》より

 メールマガジン読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他

 投稿(「川柳・俳句・短歌」など)を歓迎します。

1.「投稿」のテーマは、「原発問題」が中心軸ですが、エネルギー、

 自然、政治・経済、社会、身近な生活も歓迎します。

2.原稿に「見出し」をつけて下さい。(「見出し」は1行見出しよりも

 2行又は3行見出しの方が読む人にとってわかりやすい)

 執筆者名(基本的に本名でお願いしています)と執筆者名の後にかっこ

 書きで「所属・団体名」か「在住県名」を記載して下さい。

 例:たんぽぽ花子(たんぽぽ舎)、たんぽぽ太郎(東京都千代田区在住)

3.「集会・デモ・講演会等のお知らせ」の投稿に関しては、どの団体・

 グループも平等に掲載する基本方針です。

 そのため日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先など

 必要事項を400文字以内でお送り下さい。

 件名に「イベント案内掲載希望」と明記して下さい。

 日程が直前にならないよう余裕を持っていただけると幸いです。

 メールマガジンへのイベント案内は1回だけの掲載とさせていただきます。

4.集会や行動の参加報告等に関しては600文字以内で、タイトル(見出し)

 及び本文をお送り下さい。件名に「メルマガ掲載希望」と明記して下さい。

「投稿」の送付先はたんぽぽ舎のアドレス「 nonukes@tanpoposya.net 」です。

なお、お送り頂いた投稿は紙面の制限上掲載できない場合もあります。

ご了解下さい。

────────── 

 ◆このメールマガジンのバックナンバーは、ホームページの「メルマ

  ガ:地震原発事故情報」をご参照下さい。

 ◆メールマガジンをお送りします

  たんぽぽ舎では、「地震原発事故情報」(メールマガジン)を

  発信しています。

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たんぽぽ舎です。【TMM:No3616】地震と原発事故情報−6つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No3616】

2019年4月2日(火)地震原発事故情報−

               6つの情報をお知らせします

                        転送歓迎

━━━━━━━ 

★1.経産省前と満開桜の日比谷公園

   淵上太郎さん追悼川柳句会と花見会

                 浜島高治(神奈川県在住)

★2.☆特集 原発事故を忘れない 8年が経過しました☆

   「月刊むすぶ」最新号のご案内       ロシナンテ

★3.カヌー隊メンバーに対する「敵意むき出し、

   一方的な仕打ち」をやめろ!

   4/1辺野古レポート

          千葉和夫(たんぽぽ舎ボランティア、在沖縄)

★4.青天の霹靂!地球をかすめた小惑星…近年増加傾向に

   警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識 その291

   島村英紀(地球物理学者)

★5.メルマガ読者からのイベント案内

          (お問い合わせは主催者へ)

  ◆写真展と講演会のお知らせ(4/12〜4/14、静岡県三島市

   被ばく地・福島を忘れないために!

   会場:三島市生涯学習センター

★6.新聞より1つ

  ◆<東京検分録>小泉元首相/原子力ムラぶっ壊せるか

   「アンダーコントロール…どなたかが言ったようだけど

   収束なんかしていない…」

            (4月1日「河北新報ONLINE」より抜粋)

━━━━━━━ 

※明日です! 4/3(水)2つの抗議行動にご参加を!

1.とめよう!東海第二原発 20年運転延長・再稼働ゆるすな!

日本原電本店抗議行動

 日時:4月3日(水)17:00より17:45

 場所:日本原電本店前(住友不動産秋葉原北ビル 台東区上野5-2-1)

                銀座線末広町駅4番出口より4分

 共催:再稼働阻止全国ネットワーク TEL 070-6650-5549

  とめよう!東海第二原発首都圏連絡会

2.「第67回東電本店合同抗議」

  東電は福島第一原発事故の責任をとれ!

 日 時:4月3日(水)18:30より19:45

 場 所:東京電力本店前

 呼びかけ:「経産省前テントひろば」070-6473-1947

  「たんぽぽ舎」 03-3238-9035

 賛 同:東電株主代表訴訟ほか134団体

━━━━━━━ 

・淵上太郎氏追悼【テントなお太郎の遺志を受けつなぐ】

                    乱 鬼龍(転載歓迎)

━━━━━━━ 

┏┓ 

┗■1.経産省前と満開桜の日比谷公園

 |  淵上太郎さん追悼川柳句会と花見会

 └──── 浜島高治(神奈川県在住)

 3月31日(日)、経産省前の乱鬼龍川柳教室に始まり、日比谷公園での

満開桜宴の淵上太郎氏追悼会がありました。

 乱先生の隣席で、皆さんからの秀作に何度も感動したのですが控えが

ありませんので、乱先生の川柳だけ紹介いたします。

淵上太郎脱原発を粘り抜き     淵上太郎春風となり天へ行く

脱原発太郎の夢のまだ続く     権力の牙城に一矢太郎逝く

テントなお太郎の遺志を受けつなぐ

当方の規格外句は、原発廃炉に先駆けて、

 「ここを更地 淵上広場(アゴラ) 集い場に」

 藤原節男さん設営の「淵上さん想いでビデオ」上映もありました。あの

帽子とヒゲで、「テントは憩いの峠の茶屋の役割も…」と言われたのが

印象に残りました。

 追悼花見会の会場は、日比谷公園入口の噴水近くに移りました。満開の

桜の向こうに、テント5周年夜集会で皆でグルリ行進をした時、淵上さん

が狙い撃ち逮捕された資源エネ庁前が見えます。

 皆さんの淵上さんの想い出:『ビールは終わりなく、タバコ、楊枝、

握手握りは強く暖かく』…昭和から平成を共にされた方々の語りには

涙ぐみました。

 ビール・酒・ワイン、チーズ、つまみ、熱い鍋等いっぱいで、途中から

の参加者も多数で故人を偲びました。

 追伸:「週刊金曜日」3.29:1226号に、『経産省前テント広場「村長」、

    3月20日に逝去』の記事が掲載されています。

┏┓ 

┗■2.☆特集 原発事故を忘れない 8年が経過しました☆

 |  「月刊むすぶ」最新号のご案内

 └──── ロシナンテ

桜の便りがあちこちから寄せられてきていますが、

いかがお過ごしでしょうか。

最新号のご案内です。よろしくお願いいたします。

    「月刊むすぶ」2019年3月号No.578

☆特集 原発事故を忘れない 8年が経過しました☆

・イチエフ作業員のらくがき日誌 第4回   木戸和人

・3・11福島第一原発事故刑事裁判の厳正判決を求める全国集会が開催され

 ました

放射能に翻弄される私たち

・「月刊むすぶ」2011年3月号からの歩み―

 原発、福島関連のタイトル一覧(1)

原発事故日誌

◇2018年8月5日真夏の学習会

 人はなぜ社会的弱者を産み出し排除するのか   亀口公一

◇時代を駆ける 第316回              舘崎正二

 平成の終わりに 元号を考える(17)

 〈民主主義と天皇制は共生できるのか〉

◇此岸にとどまる―震災&癌サバイバーとして生きる(10) 藤田三奈子

◇証言・三里塚闘争 農業基本法

 農政・構造改善事業の実施 第2回    加瀬 勉

水俣病六〇年のQアンドA(連載23) 久保田 好生

 水俣と私たちの「距離」(2)

◇藤田恵の環境問題にもの申す

 第52回「水問題原論」を読む(番外)   藤田 恵

◇凡夫の雑記帳(14)

アナキズムノート 赤きまなざし―(十八)   青野 禮

 ありし日の文子、その面影

◇馬づらペンギンの「要介護日記」(7)   春本幸子

憲法から考える憲法を考える第171回

改憲をストップするために》61 日米地位協定問題(下) 中北龍太郎

「月刊むすぶ」1冊800円+悪税。送料(78円:1冊の場合)

ロシナンテ社 〒606-8186 京都市左京区一乗寺南大丸町9-203

    TEL&FAX 075-406-7791 HP:http://www9.big.or.jp/~musub/

お問い合わせメールはこちらまで! e-mail:musub@big.or.jp

┏┓ 

┗■3.カヌー隊メンバーに対する「敵意むき出し、

 |  一方的な仕打ち」をやめろ!

 |  4/1辺野古レポート

 └──── 千葉和夫(たんぽぽ舎ボランティア、在沖縄)

 4月1日(月) 天候:曇り、午前中は穏やかだった海は昼近くから風が

 強まり波も高くなる。気温も低く寒い一日(朝は15度C、日中は18度C

 くらい)

<K9護岸>

 朝一番でK9護岸に回った。ランプウェイ台船の入れ換えのタイミング

でフロートを越え抗議/阻止行動を展開した。赤土を満杯の台船の接岸を

20分ほどストップする。接岸の手前で海保GB(ゴムボート)とカヌーが

ごちゃごちゃしていると台船はストップしなければならないという羽目に

なってしまう。皮肉な結果だ。

<K8護岸工事>

護岸は今日現在60数m伸びている。その先にグリ石の投下が行われて

いる。海はだんだん深くなってくるので時間はかかってくる。

 それ以上に問題はこのあたりはサンゴをはじめ多くの生物が生息して

いる。それを“環境監視等委員会”の「専門家(自称)」達は「環境に

大きな影響はない」の結論で埋め立てが加速している。彼らは今こそ、

県民の前に出てきて説明責任を果たすべきだと思う。

・午前中一度、午後一度フロートを越え抗議/阻止行動をした。海上

保安庁のGBの数が8隻と多くいずれも工事ストップまでは至らな

かった。といっても抗議の姿勢は十分に示したと思っている。

海上保安官

 先週、海上保安官について書いたが本日も書かざるを得ない事態が

発生した。K9護岸抗議行動で拘束された私たちは開口部(大型船が出入

りする外洋に面したフロートの一部)で解放されることになった。

 本日は気温も低く、風もあり海上ということもあり、非常に寒い午前中

であった。

 拘束された所から開口部まで直線で3km弱をなんと1時間かけて送ら

れた。歩くスピードよりずっと遅い、しかも、私たちは寒さを訴えて

いる。このGBの艇長(班長)は返事もしない。

 このように敵意むき出しの行為はどこから来るのだろうか、私たちは

彼に対してぞんざいな口をつかったり、ののしったりは一度もしていな

い。つまり権力を持っているものの一方的な仕打ちである。

 私は今まで何度も拘束されているが、この短距離でこのような時間を

かけて送られたのは初めてである(怒)。

┏┓ 

┗■4.青天の霹靂!地球をかすめた小惑星…近年増加傾向に

 |  警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識 その291

 └──── 島村英紀(地球物理学者)

 3月16日に、小惑星が地球をかすめるように通過した。直径約8

メートルの小惑星だが、地球と月の間の約半分の22万キロの距離だった。

この距離は近い方だ。

 2017年に近づいて話題になった小惑星「2014 JO25」の最大径は650

メートルだったが、一番近づいたときにも180万キロあった。月までの

距離の約5倍である。

 これは2004年に小惑星「トータティス」が156万キロまで近づいて以来

13年ぶりのことだった。トータティスは直径約5キロだった。

 もっと小さくて10メートル級の隕石が落ちてきても、大変なことに

なる。

 たとえば2013年にロシア西南部・チェリャビンスクに落ちて爆発した

小惑星は約17メートルの大きさだった。明るい流れ星はいくつかのドライ

ブレコーダーに捉えられた。衝撃波で東京都の面積の7倍もの範囲で

4000棟以上の建物を破壊して1500人もの重軽傷者を生んだ。

 2018年末には、10メートルほどの小惑星ベーリング海に落下した。

幸い被害もなく、見ていた人がいない海上だった。ベーリング海は米国

アラスカ州とロシアを隔てる海だ。サケやカニなどの好漁場として知ら

れる。この小惑星は秒速約30キロで大気圏に突入して爆発した。

 この落下は、包括的核実験禁止条約機関(CTBTO)が使っている

観測器で分かった。先週、米国航空宇宙局(NASA)も衛星写真

公開した。

 CTBTOのシステムは複数の地震計と音響センサーから構成されて

いて、人間の耳には聞こえない可聴外の超低周波音も検出する。数万キロ

先の音も捉えられる。このシステムは核実験に起因する大気圏内の爆発を

見つけるために、常時動いているものだ。

 核爆発は大気圏内の爆発が禁止され、以前の核保有国の間では、地下

核実験も包括的核実験禁止条約によって禁止されている。

 だが、インドやパキスタン北朝鮮のように、この条約に加盟して

いない国が、これからも増えるかも知れない。これらの国にとっては

核実験が国家の権威を誇示するものだ。このために監視網はいまでも動い

ている。

 ベーリング海小惑星が落下したときには、放出されたエネルギーは

173キロトンだった。1945年に広島に投下された原子爆弾のエネルギーの

10倍以上だ。

 もちろん、流れ星は下を見て落ちてくれるわけではない。都会のような

人口密集地だったら大変だった。

 直径数十メートル以上の天体は、地球の近傍に100万個もあると考えられ

ている。だが、そのうち発見されているのは1万個ほどにしかすぎない

のだ。チェリャビンスクに落ちた小惑星も、落ちてくるまで知られていな

かった。青天の霹靂である。

 最近は、地球にはいままで考えられていたよりも頻繁に小惑星が接近

していることが分かってきた。

 もちろん中には、地球まで落ちてくるものもある。多くの天体が私たち

の頭上を通過しているのをもっと心配した方がいいのかもしれない。

 (島村英紀さんのHP http://shima3.fc2web.com/

島村英紀が書いた『夕刊フジ』のコラム」より3月29日の記事)

※4/27(土)島村英紀さんの学習会にご参加ください!

 『地震多発地帯・北関東の地震活動』

 「東海第二原発」がある茨城県周辺の地震のお話

 講 師:島村英紀さん(地球物理学者)

 日 時:4月27日(土)14時より16時15分

 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 主 催:たんぽぽ舎

 後 援:「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」

 参加費:800円

┏┓ 

┗■5.メルマガ読者からのイベント案内

 |         (お問い合わせは主催者へ)

 └──── 

 ◆写真展と講演会のお知らせ(4/12〜4/14、静岡県三島市

  〜被ばく地・福島を忘れないために!〜

(1)写真展「福島原発事故に苦しむ9年目の今」

  田端勉さんが事故以来、現地を訪れ記録した福島の現状の写真展

 日時:4月12日(金)12時〜17時、13日(土)10時〜17時

      14日(日)10時〜16時まで

(2)田端勉さん講演会

  「福島原発事故より教訓を学び、浜岡原発問題を考える」

 日時:4月14日(日)13時より

 会場(写真展、講演会とも):三島市生涯学習センター

                (3F:市民ギャラリー)

主催:原発震災を防ぐ風下の会 連絡先 055-988-1926(堀)

入場無料、予約不要

*田端勉さんのプロフィール:

「避難者を支援する志太榛原住民の会」代表

 東電福島第一原発事故以来、現地に救援物資を届けたり、バスツアー

などで現地視察を行う。また、熊本地震でもボランティアの支援活動を

行い、藤枝を中心に浜岡原発の危険性を訴え続けている。

┏┓ 

┗■6.新聞より1つ

 └──── 

 ◆<東京検分録>小泉元首相/原子力ムラぶっ壊せるか

  「アンダーコントロール…どなたかが言ったようだけど

  収束なんかしていない…」

 平成の政治史に強烈なインパクトを残した小泉純一郎元首相(77)は、

東京電力福島第一原発事故を機に脱原発にかじを切った。

自民党をぶっ壊す」と叫び、郵政民営化構造改革を手掛けた主役は

いま、政権の原発政策に真っ向から反論する。

 小泉氏が顧問を務める「原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟」の講演会

が3月13日、東京都内であった。約1500人を前に小泉節は意気軒高だった。

 「原発事故から8年たった。アンダーコントロール。どなたかが言った

ようだけど、収束なんかしていないですよ」。2013年、安倍晋三首相が

五輪招致演説で述べた内容を痛烈に皮肉った。

 政府や国会が設置した事故調査委員会の報告書、18年に改定された

エネルギー基本計画、フィンランドにある核のごみ最終処分場の視察…。

原発を巡る国内外の情勢を70分間、立ちっぱなしでとうとうと語った。

 「過ちを改むるにはばかることなかれ」

 「老いて学べば、死して朽ちず」

 小泉氏が好んで紹介することわざだ。自民党を率いた首相経験者が原発

推進を誤りだと率直に認め、太陽光や風力といった自然エネへの転換を

各地で精力的に訴える。「変節」の印象は残るものの、己の信念を貫こう

とする姿勢は、この人の真骨頂だろう。(後略)

              (4月1日「河北新報ONLINE」より抜粋)

 詳しくはこちらを

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201904/20190401_71038.html

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たんぽぽ舎です。【TMM:No3615】地震と原発事故情報−6つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No3615】

2019年4月1日(月)地震原発事故情報−

               6つの情報をお知らせします

                        転送歓迎

━━━━━━━ 

★1.「3.24老朽原発うごかすな!高浜全国集会」の報告とお礼

       木原壯林 (原発うごかすな!実行委員会@関西・福井)

★2.【8年目の3・11】

   「史上最悪」の福島第一原発事故健康被害

   安倍首相「健康被害は一切ない」発言で

   歯止めなくした被ばく線量下限  (その3)(4回の連載)

   福島県心筋梗塞は全国1位心臓の筋肉を冒すセシウム

         渡辺悦司さん(市民と科学者の内部被ばく研究会)

★3.海上保安官は違法行為に加担するな

   海上保安庁は違法工事をやめさせる側に回るべきだ

   3/30辺野古レポート

        千葉和夫(たんぽぽ舎ボランティア、在沖縄)

★4.日本は地震対策を過信していた?

  被害広げた「2大神話」の存在=

  「予知神話」と「安全神話」…ほか

  メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)

               黒木和也 (宮崎県在住)

★5.県議選告示−柏崎刈羽原発再稼働、争点化巡り住民二分…

  メルマガ読者からの「新潟日報」情報1つ(抜粋)

                 金子 通 (たんぽぽ舎会員)

★6.新聞より2つ

  ◆東京電力東北電力に支援要請 東海第二 安全対策の追加費用

 原電方針    (3月30日「茨城新聞朝刊21面」より抜粋)

  ◆福島第一、作業員4割が「不安」 工期見通せず、東電調査

           (3月31日「茨城新聞朝刊23面」より抜粋)

━━━━━━━ 

※4/3(水)2つの抗議行動にご参加を!

1.とめよう!東海第二原発 20年運転延長・再稼働ゆるすな!

日本原電本店抗議行動

 日時:4月3日(水)17:00より17:45

 場所:日本原電本店前(住友不動産秋葉原北ビル 台東区上野5-2-1)

                銀座線末広町駅4番出口より4分

 共催:再稼働阻止全国ネットワーク TEL 070-6650-5549

  とめよう!東海第二原発首都圏連絡会

2.「第67回東電本店合同抗議」

  東電は福島第一原発事故の責任をとれ!

 日 時:4月3日(水)18:30より19:45

 場 所:東京電力本店前

 呼びかけ:「経産省前テントひろば」070-6473-1947

  「たんぽぽ舎」 03-3238-9035

 賛 同:東電株主代表訴訟ほか134団体

━━━━━━━ 

┏┓ 

┗■1.「3.24老朽原発うごかすな!高浜全国集会」の報告とお礼

 └──── 木原壯林 (原発うごかすな!実行委員会@関西・福井)

 標記の集会は「原発うごかすな!実行委員会@関西・福井」の主催で、

800を超える団体、個人のご賛同を得て、3月24日(日)午後2時より原発

立地の高浜町で開催されました。

 350名を超えるご参加をいただき、若狭、京都北部、滋賀北部の市や町の

代表、関西、福井をはじめとする全国の市民団体、労働団体からの「老朽

原発うごかすな!」の強い決意の表明をいただきました。

 集会後、高浜町内をデモ行進し、町内の皆さんに「老朽原発廃炉原発

全廃!」を訴えました。

 一方、全国集会に先立つ11時30分より開催された原発周辺での前段行動

(「若狭の原発を考える会」の呼びかけで、有志が参加)には220名の

ご参加をいただき、300mのデモの後、原発北ゲート前で抗議行動と

申し入れを行いました。

ご参加、ご賛同、ご支援をいただきました皆様に、

深く感謝し、お礼申し上げます。

※東京から参加した青山晴江さん(たんぽぽ舎ボランティア、「再稼働

阻止全国ネットワーク」)の報告は、3/25発信の【TMM:No3609】に

掲載済みです。

┏┓ 

┗■2.【8年目の3・11】

 |  「史上最悪」の福島第一原発事故健康被害

 |  安倍首相「健康被害は一切ない」発言で

 |  歯止めなくした被ばく線量下限  (その3)(4回の連載)

 |  福島県心筋梗塞は全国1位心臓の筋肉を冒すセシウム

 └──── 渡辺悦司さん(市民と科学者の内部被ばく研究会)

       インタビュー

          ※(その2)は3/30【TMM:No3614】に掲載

福島県心筋梗塞は全国1位心臓の筋肉を冒すセシウム

編‥他にも、漫画家のさくらももこさんが昨年は乳がんを再発して急死。

17年に急死したアナウンサーの小林麻央さんも、乳がんでした。

「EXILE」の中尾翔太さんは、22歳で胃がんによって急死しました。

渡辺‥乳がんは、白血病に次いで放射線感受性の高いがんの一つです。

1Gyの被ばくで発病リスクが倍になります。中尾さんも、胃がんは発病率

が高く、事故当時は10代半ば。育ち盛りで被ばくすると影響が出やすいの

です。

 首都圏に集まるスポーツ選手、歌手、声優・俳優により強い被ばく影響

があるとしたら、運動や発声で呼吸量が多く、空気中の放射性微粒子を人

より多く吸うからだと思います。

 福島県と平野続きの関東や東北南部では、福島原発から出た放射能

微粒子となって空気中を舞い続けています。遠方から東日本に行った人

が、咳が止まらなくなったり声が出なくなり、離れたら元に戻ったという

報告は、多数あります。

 病気は複合要因です。被ばく以外の原因があっても、被ばくは

(1)発病しやすくなり、(2)病気の進行を早め、(3)病気の悪性化

を進めるのです。

 心臓では、心筋梗塞心不全の2つについても、福島県心筋梗塞

全国1位で、急増し続けています。また、心不全も増えています。

 昔は、血管の中にコレステロールがたまり、血栓になって詰まると言わ

れていましたが、最近の医学では、血管が炎症を起こすと、そこに白血球

などが染み出して心臓の血管をふさいだり、脳に飛べば脳梗塞になります。

動脈では大動脈解離が起きます。全て突然死の要因です。

 放射能は細胞に炎症も起こします。放射能が入ると、活性酸素となり、

酸化ストレスを起こし、炎症を起こすのです。突然死の引き金になって

いると言えます。

 また、福島第一原発から多く放出された放射性セシウムは、心臓の筋肉

にたまりやすいことを、バンダジェフスキー(チェルノブイリ・解剖

学者)が証明しています。

 日本政府と国際原子力マフィアは、全て分かったうえで、「事故の被害

は無い。あると言うなら自分の被ばく線量を自分で証明してみろ」と、

不可能に近い要求をしてきます。私たちは、この壁の前で被ばくの被害や

責任追及を言いづらくさせられています。

 しかし私は、このように集団的に表れた疾患・症状の全体を見た時に、

その人たちが被ばくしたかどうかを病理病態学的・症候学的に特定する

ことが可能ではないかと思っています。

 福島第一原発事故の被害者、典型的にはいま賠償裁判が闘われている

米軍の『トモダチ作戦』に従事した兵士たちの症状は、被ばく状況は

違うのに、チェルノブイリ・広島・長崎・核実験被ばくの症状と酷似

しているからです。  (その4)へ続く

      (人民新聞2019.3.5発行通巻1675号より了承を得て転載)

┏┓ 

┗■3.海上保安官は違法行為に加担するな

 |  海上保安庁は違法工事をやめさせる側に回るべきだ

 |  3/30辺野古レポート

 └──── 千葉和夫(たんぽぽ舎ボランティア、在沖縄)

 3月30日(土) 天候:曇り風弱く海は穏やか

<K8進捗状況>

 作業はダンプカーから捨て石をモッコに移しクレーンで海に投下、

ユンボで固め護岸を作る作業、護岸は約60m出来ている。

・午前中K8護岸工事現場で抗議&阻止行動を展開した。2度フロート

を越えたが残念ながら、工事をストップするまでには至らなかった。

 ・午後も2度フロートを越えたが本日はチームはうまく噛み合わず空振り

に終わった。

<工区2(3月25日赤土投入開始)>

朝8時30分ごろダンプカーから赤土投入していたが、1時間くらいし

作業を中断している。理由は分からない。結局昼まで何も動きはなかった。

午後は時々赤土を運び投入している模様、その間隔は10分に1台位の

のんびりしたペースである。3月25日華々しく埋め立て開始した割には

かなり余裕を持ちすぎているのではないか。

海上保安官の嫌がらせ−無法行為>

 本日は海上保安庁のGB(ゴムボートが土曜日でカヌーチームの人数が

多いこともあり)が10艇投入されていた。最近勘違いしている一部のもの

がかなり質が悪い。その中で何件かの嫌がらせがあったので2つほど

書いておく。

1)午前中、拘束され松田ぬ浜に200mくらいになった時、カヌーメンバー

がGBの床に座っていたが床は金属(アルミ)で冷たく痛いので、操縦席の

後ろ側の椅子に座ろうとした。通常そのような行為は問題が起きない。

 しかし、艇長は即座にGBをストップさせた。そして「過去にそこから

飛び降りた人がいるので艇を動かすことができない」と主張する。

 そんなルールはもともと存在してないし、急に独自の法律を作られても

対応はできない。

 その態度はまるで自分たちの言い分は何をやっても良いと言う態度で

単なる意地悪にしか思えない。あと1分も走れば私たちを解放できるのに

なぜこんなことでトラブルを起こすのだろうか?

 そもそも、私たちを拘束監禁して30分から1時間も寒いGBの床に

座らせておく事は人権上大きな問題ではないのかと私は思う。

2)午後、フロートを越える時、女性が海に落ちた、私はすぐに助けに向か

おうとした。このような事は日常茶飯事である。

 しかし、GBに乗っていた艇長は「自分で落ちた」と主張して私が行く

ことを拒んだ。カヌーがひっくり返りなかなか起きれない。(話が長く

なるので途中カット)

 それでも私はムリムリ彼女のところに行き、カヌーと人をフロートの

外に押し出した。通常これで一見落着なのだが、今度は別の隊員も飛び

込んできて、その勢いで私に頭から海水がかかった。

 私は「今、そのように飛び込む状況ではない」と抗議した。なぜなら

ば、そこに私を抑えてる隊員がいる。私はカヌーを漕いで工事ストップ

に向かうことができない。

 私が強く抗議をしていると、急に2人がかりで私のカヌーを転覆させ

た。私はカヌーに直ぐに乗ろうと思ったが、後からライフジャケットを

つかまれ「今はダメです」と言われ、数分間冷たい水の中に入る羽目に

なった。まるで意味がわからない。これも単なるいじめでしょう。

 沖縄の民意は「辺野古の海に新基地を作らせない」とハッキリとして

いる。本来なら民主主義の原理に基づいて工事をストップさせなければ

ならない。

 しかしあれから1ヵ月、1秒だってそんなことはしない。一方、海上

保安官は違法行為に加担しないで、県民の声を真摯に聞かなければなら

ない。

 そしてむしろ違法工事を辞めさせる側に回るべきである。それが最近

逆にかなり質が落ちている、というか自分たちの置かれている立場を

わきまえるべきである。

┏┓ 

┗■4.日本は地震対策を過信していた?

 | 被害広げた「2大神話」の存在=

 | 「予知神話」と「安全神話」…ほか

 | メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)

 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.日本は地震対策を過信していた?

  被害広げた「2大神話」の存在=「予知神話」と「安全神話

  「阪神・淡路大震災」と「東日本大震災」を長期取材して感じた

  3/30(土)8:00配信「AERA dot.」

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190327-00000023-sasahi-soci

2.乾式貯蔵技術を米国とはまったくの別物に変えた

  ヒノマル原発産業の宿痾

  「使用済み核燃料プールとと使用済み核燃料の潜在的危険性が

  顕在化した福島核災害」「似て異なる全く別物の日米乾式貯蔵」

  3/31(日)8:33配信「HARBOR BUSINESS Online」

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190331-00189183-hbolz-soci

┏┓ 

┗■5.県議選告示−柏崎刈羽原発再稼働、争点化巡り住民二分…

 | メルマガ読者からの「新潟日報」情報1つ(抜粋)

 └──── 金子 通 (たんぽぽ舎会員)

 ◆県議選告示−柏崎刈羽原発再稼働、争点化巡り住民二分

 東電柏崎刈羽原発が立地する柏崎市刈羽(定数2)には3人が立候

補した。第一声ではいずれの候補者も再稼働の是非には触れず、原発

問題に全く言及しない候補者もいた。

 有権者からは地域の将来像や活性化策の議論を求める声がある一方、

再稼働の論議を重視するという意見も聞かれた。

 候補者の演説を聞いた同市中央区の無職宇佐美寛さん(71)は「市内から

商業施設や工場が撤退している。再稼働問題も大事だが、喫緊の課題は

今後の地域振興だ。候補者から人口減対策などを聞きたい」と述べ、

原発問題は争点にならないとの見方を示した。

 一方、市内の主婦(79)は「福島第一原発の事故が終わっていないから、

再稼働には反対。やっぱり原発問題に注目している」と論戦に期待した。

(3月30日「新潟日報」より抜粋、紙面のみでネット上に掲載なし)

┏┓ 

┗■6.新聞より2つ

 └──── 

 ◆東京電力東北電力に支援要請 東海第二 安全対策の追加費用

原電方針

 日本原子力発電(原電)の村松衛社長は29日、都内で会見し、再稼働を

目指す東海第二原発(東海村白方)に必要な安全対策工事にかかる新たな

追加費用について、東海第二の電力を受電する東京電力東北電力

2社に求めていく方針を示した。(後略)

            (3月30日「茨城新聞朝刊21面」より抜粋)

 ◆福島第一、作業員4割が「不安」 工期見通せず被ばくも 東電調査

 東京電力が、廃炉作業が進む福島第一原発で昨年秋、社員を除く全

作業員約5千人を対象に実施したアンケートで、4割が第一原発で働く

ことに「不安を感じている」と回答した。

 理由として、このうち45%が「先の工事量が見えないため、いつまで

働けるか分からない」を挙げ、「被ばくによる健康への影響」が40%、

「安定的な収入が保証されない」が36%と続いた。

 アンケートは事故があった2011年以降、作業環境の改善を目的に毎年

実施。今回は2018年9月に行い、対象者の94%に当たる5031人から結果

を回収した。年代別では、40代が最も多く29%で、10代も8人いた。

(後略) (3月31日「茨城新聞朝刊23面」より抜粋)

────────── 

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たんぽぽ舎です。【TMM:No3614】地震と原発事故情報−5つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No3614】

2019年3月30日(土)地震原発事故情報−

               5つの情報をお知らせします

                        転送歓迎

━━━━━━━ 

★1.東京電力福島第一原発事故収束と被害者救済を最優先しろ!

   柏崎刈羽原発再稼働するな!

   日本原電の債務保証はとんでもない!

   放射能汚染水海洋放出反対!避難者の住居を奪うな!

   4/3(水)第67回東京電力本店合同抗議のご案内

                渡辺秀之(たんぽぽ舎ボランティア)

★2.弔 詩   下山 保 (テント盟友)

★3.【8年目の3・11】

   「史上最悪」の福島第一原発事故健康被害

   安倍首相「健康被害は一切ない」発言で

  歯止めなくした被ばく線量下限  (その2)(4回の連載)

   全省庁を動員した被害隠し「放射能安全キャンペーン」

   子どもと若者の白血病・がんリスクを高める被ばく

    渡辺悦司さん(市民と科学者の内部被ばく研究会)

★4.韓国内の書店では嫌日(反日)の本は

  並んでいません−知人から聞いた話   柳田 真(たんぽぽ舎)

★5.東海第二原発への支援「東電、東北電に引き続き要請」

  日本原電の村松社長…ほか

  メルマガ読者からの原発等情報5つ(抜粋)

   黒木和也 (宮崎県在住)

━━━━━━━ 

※4/3(水)2つの抗議行動にご参加を!

1.とめよう!東海第二原発 20年運転延長・再稼働ゆるすな!

日本原電本店抗議行動

 日時:4月3日(水)17:00より17:45

 場所:日本原電本店前(住友不動産秋葉原北ビル 台東区上野5-2-1)

                銀座線末広町駅4番出口より4分

 共催:再稼働阻止全国ネットワーク TEL 070-6650-5549

  とめよう!東海第二原発首都圏連絡会

2.「第67回東電本店合同抗議」

  東電は福島第一原発事故の責任をとれ!

 日 時:4月3日(水)18:30より19:45

 場 所:東京電力本店前

 呼びかけ:「経産省前テントひろば」070-6473-1947

  「たんぽぽ舎」 03-3238-9035

 賛 同:東電株主代表訴訟ほか134団体

━━━━━━━ 

┏┓ 

┗■1.東京電力福島第一原発事故収束と被害者救済を最優先しろ!

 |  柏崎刈羽原発再稼働するな!

 |  日本原電の債務保証はとんでもない!

 |  放射能汚染水海洋放出反対!避難者の住居を奪うな!

 |  4/3(水)第67回東京電力本店合同抗議のご案内

 └──── 渡辺秀之(たんぽぽ舎ボランティア)

「訃報」

経産省前テントひろば代表:淵上太郎さんが3月20日に逝去されました。

享年76歳。ご冥福をお祈りいたします。

東京電力の傲慢、独善、隠蔽、無責任体質は、現在も継続中です。

東電への抗議の声を挙げましょう。

◎「経産省前テントひろば・たんぽぽ舎」呼びかけの、

 “東電は責任をとれ!東電本店合同抗議”を、以下の通り開催致します。

  日時:4月3日(水)18時30分より19時45分頃まで

  場所:東京電力本店前 *当日の天気予報は、「曇り」です。

  賛同:東電株主代表訴訟ほか134団体

・ぜひ多くの方々の参加を、お願いします。

・東電への「申し入れ行動」を行いますので、希望される方は

 「申し入れ書」を、ご持参願います。

・プラカード、ノボリ旗をたくさん持参してください。

◎なお、当日は前段で、「とめよう!東海第二原発20年運転延長・再稼働

ゆるすな!日本原電本店抗議行動」がおこなわれます。

 日時:4月3日(水)17時より17時45分頃まで

 場所:日本原電本店(秋葉原に移転。

  地下鉄銀座線:末広町駅徒歩4分、JR秋葉原駅徒歩7分)

 共催:再稼働阻止全国ネットワーク/

    とめよう!東海第二原発 首都圏連絡会

東京電力関連の新聞記事などをまとめます。

1)脱原発団体が経団連に申入書。「私たちは感情的でない」:

  3/25 朝日新聞デジタル

2)原発支援へ補助制度案、経産省。2020年度創設めざす:

  3/23 朝日新聞デジタル

3)福島第一原発事故処理に最大81兆円、民間試算。経産省上回る:

  3/22 共同通信

4)<福島第一>ALPS処理水100万トン超え。タンク容量の上限迫る:

  3/19 河北新報

5)東電「責任ない」認められない。福島県の被災者から怒り:

  3/12 共同通信

6)小泉純一郎が米紙に「東電と経産省は頭がおかしい」:

  3/11 クーリエ・ジャポン

7)東海第二再稼働へ約3,000億円支援案を協議。東電HDなど大手電力:

  3/8 産経新聞

8)福島の除染土壌処理、難航。「約束が違う」住民反発:3/7 産経新聞

9)汚染処理水、処分方法絞りに遅れ。福島第一原発、小委が開かれず:

  3/7 共同通信

10)東電に1億2千万賠償命令 福島地裁支部信用組合の被害:

  3/6 共同通信

┏┓ 

┗■2.弔 詩

 └──── 下山 保 (テント盟友)

盟友渕上太郎よ いよいよ君とはお別れだ

君とは良く飲んだ 良く語らった

テントの闘い7年半 よく飽きもせず座り込んできた

言いたいことを言ってきた  やりたいことをやってきた

過ちが沢山あったけど    不十分さは毎度だったけど

反省することばかりだけど  君は 俺たちはやりぬいた

心残りはあるだろう

もう少し苦労をしてみたかったろう

だが その分は後を継ぐ者に託そう

  後を継ぐ者はいる まだ多くはないが確かにいる

21日のさようなら原発全国集会は印象深かった

  鎌田慧さんと落合恵子さんが渕上を語った

首相官邸前集会は続いている レッドウルフとその一味は健在だ

たんぽぽ舎は相変わらずにぎやかだ 福島の女たちも元気だ

だから心配がない などとは言わない

心配することが明日をつくることもある

君のあご鬚が白くなっても 俺の頭が光り増しても

形あるものは滅びても  志は滅びない 新しい命も生まれてくる

君との付き合い始まりは 9条改憲阻止の会

今に続くテント運動まで 安倍晋三との付き合いと重なる

安倍晋三はついに爺さん岸信介の意を受け 戦争への道に踏み出した

昔 岸信介と戦った俺たちは岸を退陣させた

孫と戦った俺たちは一敗地にまみれた

しかし 安倍晋三もここまでよ

嘘とおべっかに塗れた安倍王国は長くはない

長すぎる政権には 例外なく脆さが同居している

原発はもう手に余る存在 もう作れない厄介者

脱原発の実現はまだ先だが 君を引き継ぐ者たちによって実現する

渕上太郎よ 君は左翼らしからず 人間味にあふれていた

君は紳士だった

憎くさ余りある経産省を糾弾するときも

罵詈雑言を浴びせたりはしない いつも対話を求め 道理を説いて来た

君は優しかった 心で人に接し 仮面をかぶったことは一度もない

だから 女性にもてた

君は人を分けなかった 差別せず 分裂をさせず 連帯を求めた

君は仲間の信頼を集めた 君は鎌田さんや落合さんを魅了した

君は沢山の一人一人を魅了した

今日も 君の遺志を次いだテントひろばがある

明日も明後日もその後も座り込みの日数が増えていく

だから君に 安らかに眠れとは言わない

向うに行ってものんびりするな

亡者どもを集めて あの世のど真ん中にテントを張れ

経産省前テントと 川内テントと あの世のテントと連帯しよう

俺らも続々君のところに行く また一緒に飲もう 一緒に戦おう

さらば渕上太郎

※3月24日渕上太郎氏告別式での下山 保氏による弔詩

┏┓ 

┗■3.【8年目の3・11】

 |  「史上最悪」の福島第一原発事故健康被害

 |  安倍首相「健康被害は一切ない」発言で

 | 歯止めなくした被ばく線量下限  (その2)(4回の連載)

 |  全省庁を動員した被害隠し「放射能安全キャンペーン」

 |  子どもと若者の白血病・がんリスクを高める被ばく

 └──── 渡辺悦司さん(市民と科学者の内部被ばく研究会)

       インタビュー

          ※(その1)は3/28【TMM:No3612】に掲載

◎全省庁を動員した被害隠し「放射能安全キャンペーン」

 どんなに不正が発覚しても突き進む政府の方針は、2017年末に全省庁へ

指示した「風評被害払拭のための原子力タスクフォース」です。「被ばく

の被害があると思うから病気になる」という「主観主義」が取られ、「取

り締まらなければならない」とまで公言しています。

 これにより農水省は「福島県産を食べて応援」宣伝を一層強化。外務省

は、海外に放射能安全キャンペーンを大々的に発信し、日本に呼び込もう

としています(日本の海外観光客は過去最高を更新中)。また総務省は、

マスコミ対策でしょう。原発被害や避難者の報道をさせず、福島に帰還し

た人々だけを報道しています。

 昨年の「紅白歌合戦」で、『嵐』の歌唱中に彼らの飯舘村訪問映像を流

しました。厚労省は、とにかく東日本の病院の病者・死者データを隠し続

けています。そして文科省は、「放射線のホント」で「被ばくしても影響

は無い、遺伝的影響も一切無い」と生徒児童を洗脳し続けるのです。

 しかし被害は莫大で、隠しきれずに出てきています。だから、国の主張

は暴論化しています。「放射線のホント」「放射線副読本」などは、私た

ちが被ばくを広く問題化するチャンスにすべきです。

◎子どもと若者の白血病・がんリスクを高める被ばく

編‥健康被害はどのように増えているのでしょうか。国が一切調査しま

せんが、若い著名人の大病や急死も目立っています。

渡辺‥脳や臓器への重い病気と、うつやアレルギーなどの疾患が増えま

す。もちろん被ばくの影響を個々に証明はできませんが、著名人の病態か

ら市民の状態を推察できると思います。

 2月にまだ18歳の水泳の池江璃花子選手が白血病を発症し、国内外に

大変なショックを与えました。彼女は3・11当時、10歳です。広島原爆の

後に急性白血病で死亡した人は、被爆時の年齢が10歳前後の人が極端に

多いことがわかります。8年後からですが、子ども・若者は放射線感受

性が高く、被ばくと白血病の因果関係は明確です。

 彼女の住む江戸川区は、年間1mSv以上の地域に含まれ、東京都でも最

も線量の高い地域の一つです。知人は、今でも雨どいから庭石に放射能

測定器を落とすあたりで数値が急上昇するといいます。

 また東京東部の亀戸の室内プール(荒川・利根川水系、金町浄水場)が

池江選手の本拠地です。金町浄水場は事故直後に高い放射能が検出され

ました。東京湾など、水自体がひどく汚染されています。病院の統計で

も福島・関東の白血病や血液がんは明確に増えています。

 東京23区で14歳以下の子どもは、約100万人です。この子たちの放射線

感受性を、ICRP(国際放射線防護委員会)の基準によって3倍とし

ましょう。同じくICRPによる白血病発症リスクは、約42〜54件/

万人・Svです。

 池江選手の被ばく量を8年間で5mSvと最低値で推計したとしても、

100万人の子どもたちに対しては4200〜5400人程度の白血病が、発症して

いる可能性があります。

 そしてECRR(欧州放射線防護委員会)によれば、ICRPは約

40〜50分の1の過小評価ですから、子どもの白血病も、人数が何倍にも

増加する可能性があります。池江選手の白血病は氷山の一角でしょう。

 (その3)へ続く

     (人民新聞2019.3.5発行通巻1675号より了承を得て転載)

┏┓ 

┗■4.韓国内の書店では嫌日(反日)の本は

 | 並んでいません−知人から聞いた話

 └──── 柳田 真(たんぽぽ舎)

◎日本の書店には、「嫌韓、嫌朝鮮の本」がならんでいる。月刊「HA

NADA」、月刊「WiLL」など広告文を見ると「韓国批判特集号」

だ。なぜだろう!?

 どうして、こういう「大きな差」が出るのだろうか。

◎3月29日毎日新聞朝刊には、さわやかな投書(「みんなの広場」欄)が

載っていた。紹介します。

 「3・1独立運動」100周年ツアー   安河内真知子(福岡市)

 3月1日に韓国の「3・1独立運動100周年記念大会」ツアーに参加

した。日本の統治に対する民衆の抵抗運動から100年に当たる今年、私は

初めて独立運動の決議文を読んだ。日本への怒りあらわな内容と覚悟して

読むと、人間の尊厳をうたい上げ、人類の平和を希求する崇高な文章が

並び、圧倒された。

 ソウルでは当日、道路を封鎖し、舞台やスクリーンを設置して多様な

グループがそれぞれのイベントを展開していた。さまざまな主張の団体が

穏やかに行進し、バランスも取れ、平和ムードのうちに終わった。

 この決議文の流れを受け継ぐ様をみた思いで感動し、その夜は一睡も

できなかった。出会った韓国の人々は親切で、来韓目的を知ると更に

感謝され、面食らうばかりだった。高齢の被爆者は涙の歓迎をしてくれ、

返す言葉もなかった。

 高校生が、韓国軍が派遣されたベトナムに支援活動をするなど、韓国の

人々の社会的関心の高さは各種選挙の投票率にも反映されており、つい

自国を顧みた。

┏┓ 

┗■5.東海第二原発への支援「東電、東北電に引き続き要請」

 | 日本原電の村松社長…ほか

 | メルマガ読者からの原発等情報5つ(抜粋)

 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.東海第二原発への支援「東電、東北電に引き続き要請」

  日本原電の村松社長

  3/29(金)19:38配信「産経新聞

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190329-00000582-san-soci

2.東電の特別負担金は500億円 18年度分、原発事故の賠償減額

  3/29(金)20:18配信「共同通信

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190329-00000178-kyodonews-soci

3.計画ないのに事業費だけ電気料金に上乗せ?六ケ所村のツケ

3/28(木)11:53配信「テレ朝 news」

https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20190328-00000027-ann-bus_all

4.<女川原発2号機>安全対策3400億円 追加工事相次ぎ増大

  3/29(金)10:02配信「河北新報

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190329-00000004-khks-pol

5.東日本大震災8年も避難者5万人 復興庁の3月まとめ

  3/29(金)17:21配信「共同通信

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190329-00000137-kyodonews-soci

────────── 

☆ひきつづき、たんぽぽ舎の活動・日刊メルマガ=「地震原発

 故情報」へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致

 します。

  郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎 口座番号 00180-1-403856

☆《事故情報編集部》より

 メールマガジン読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他

 投稿(「川柳・俳句・短歌」など)を歓迎します。

1.「投稿」のテーマは、「原発問題」が中心軸ですが、エネルギー、

 自然、政治・経済、社会、身近な生活も歓迎します。

2.原稿に「見出し」をつけて下さい。(「見出し」は1行見出しよりも

 2行又は3行見出しの方が読む人にとってわかりやすい)

 執筆者名(基本的に本名でお願いしています)と執筆者名の後にかっこ

 書きで「所属・団体名」か「在住県名」を記載して下さい。

 例:たんぽぽ花子(たんぽぽ舎)、たんぽぽ太郎(東京都千代田区在住)

3.「集会・デモ・講演会等のお知らせ」の投稿に関しては、どの団体・

 グループも平等に掲載する基本方針です。

 そのため日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先など

 必要事項を400文字以内でお送り下さい。

 件名に「イベント案内掲載希望」と明記して下さい。

 日程が直前にならないよう余裕を持っていただけると幸いです。

 メールマガジンへのイベント案内は1回だけの掲載とさせていただきます。

4.集会や行動の参加報告等に関しては600文字以内で、タイトル(見出し)

 及び本文をお送り下さい。件名に「メルマガ掲載希望」と明記して下さい。

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なお、お送り頂いた投稿は紙面の制限上掲載できない場合もあります。

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  ガ:地震原発事故情報」をご参照下さい。

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たんぽぽ舎です。【TMM:No3613】地震と原発事故情報−5つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No3613】

2019年3月29日(金)地震原発事故情報−

               5つの情報をお知らせします

                        転送歓迎

━━━━━━━ 

★1.8年目の現実 福島原発震災の教訓と危機状況 (その2)

   汚染水「長期保管」でトリチウムの減衰を待つ

   デブリはいじらず石棺で長期密封すべき

   原発再稼働が福島第一原発事故対応を阻害する

                 山崎久隆(たんぽぽ舎副代表)

★2.追悼 渕上太郎さん

       青柳行信 (★原発とめよう!九電本店前ひろば★村長)

★3.六ヶ所再処理事業所を直ちに不合格にせよ!

   諸般の事情で珍しく六ヶ所再処理施設の問題点を

   洗い出して、「合格」延期

  原子力規制委員会原発再稼働推進委員会!その196

             木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)

★4.東京電力原発建設中の青森・東通村に4億円寄付へ…ほか

  メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)

                 黒木和也 (宮崎県在住)

★5.新聞・配信より2つ

  ◆東海第二原発の情報共有 日本原電と6市村

   事務レベルで初会合 4/23から15市町村で住民説明会

             (3月29日茨城新聞朝刊33面より抜粋)

  ◆米スリーマイル事故40年で抗議 米ペンシルベニア州

   「原発のリスクは大きすぎる」

            (3月28日19:47配信「共同通信」より)

━━━━━━━ 

※4/3(水)2つの抗議行動にご参加を!

1.とめよう!東海第二原発 20年運転延長・再稼働ゆるすな!

日本原電本店抗議行動

 日時:4月3日(水)17:00より17:45

 場所:日本原電本店前(住友不動産秋葉原北ビル 台東区上野5-2-1)

                銀座線末広町駅4番出口より7分

 共催:再稼働阻止全国ネットワーク TEL 070-6650-5549

  とめよう!東海第二原発首都圏連絡会

2.「第67回東電本店合同抗議」

  東電は福島第一原発事故の責任をとれ!

 日 時:4月3日(水)18:30より19:45

 場 所:東京電力本店前

 呼びかけ:「経産省前テントひろば」070-6473-1947

  「たんぽぽ舎」 03-3238-9035

 賛 同:東電株主代表訴訟ほか134団体

━━━━━━━ 

┏┓ 

┗■1.8年目の現実 福島原発震災の教訓と危機状況 (その2)

 |  汚染水「長期保管」でトリチウムの減衰を待つ

 |  デブリはいじらず石棺で長期密封すべき

 |  原発再稼働が福島第一原発事故対応を阻害する

 └──── 山崎久隆(たんぽぽ舎副代表)

     ※(その1)は3/27発信の【TMM:No3611】に掲載

3.未解決の汚染水問題 「長期保管」でトリチウムの減衰を待つ

 汚染水問題は2つのカテゴリーがある。1つは敷地に流れ込む地下水と

降り注ぐ雨水が放射能に汚染されて環境中に流出していること。

 もう1つのカテゴリーが、原子炉を冷却するために水を循環させている

システムから出る汚染水で、トリチウムを大量に含んでいる「トリチウム

汚染水」だ。

 この2つのうち、主に議論になっているのは「トリチウム汚染水」。

 東電は敷地内のタンクを増設し続けており約112万トンを保管している。

 建屋には地下水と雨水と冷却用に投入している水が流入し、その一部は

環境中に流出、そして大部分は吸い上げられてアルプス(トリチウムを除

放射性物質を低濃度まで除去する設備)を通して再度「冷却に使用」さ

れるラインと、タンクへ貯蔵されるラインに振り分けられる。このうちの

後者が「トリチウム汚染水」だ。

 原子力規制委員会は早期の海洋放出を求めているが福島県や地元の人々

から、海に流すなとの強い要求を受けている東電は結論を出さず、国の

汚染水処理対策委員会に下駄を預けている。

 その委員会が、地元と東京の3箇所で公聴会を開いた。意見表明をおこ

なった44人のうち海洋放出に賛成したのは2人。これを受けて汚染処理対

策委員会は早期放出案を一旦中止し、対策の選択肢の中に長期保管を加え

て検討することとしている。

 半減期の10倍の時間が経過すれば放射線量はほぼ1000分の1になるの

で、800兆Bqくらいと想定されている汚染水中のトリチウムは123年後

には8000億Bqほどになる。

 それを100万トンで割れば1リットル当たり800Bqで、今の東電の基準

1500Bq以下になる。こうした減衰を待つ方法が問題解決には有効だ。

4.デブリはいじらず石棺で長期密封すべき

 溶けた燃料がどうなったのか。2017から2018年にかけて少し見えて

きた。

 ロボットカメラで調査し、1、2、3号機で燃料の溶け落ちた様子など

格納容器内の状況が一定程度わかってきた。

 しかし、それらを三次元的に把握するには至っていない。

 デブリの場所は確認できても、それが張り付いているのか浮いているの

か、重さや固さは、持ち上げられるかもわからない。今は2019年度のどこ

かの時点でデブリのサンプリング調査をする段階だ。

 デブリの取り出し方法も不明確だ。

 むしろデブリを取り出すことを考える前に、100年程度は密封して管理

することだ。まず最初に10年くらいかけて水が出入りしないように地下に

「石棺」を造るべきだ。

 中途半端な状態でデブリをいじり出すのが一番危険だ。万が一にも臨界

になったり水蒸気爆発を起こしたりすれば手に負えない。建屋の破損箇所

から流出することも怖い。東電もそれはわかっているはずだ。

 密封して管理するしかないことを地元に納得してもらうほかない。

 今は「あらゆる手段を尽くして頑張っているのだ」という姿勢を見せ続

けることが目的化している。

 しかしそれは、巨額の資金を投入し続けることになる。それが税金であ

ることは忘れてはならない。

5.原発再稼働が福島第一原発事故対応を阻害する

 資金投入といえば、原発再稼働に日本中で巨額の資金が投じられている。

東電も柏崎刈羽原発に6800億円を投じた。

 東海第二原発にも1900億円をつぎ込む予定だ。福島第一原発に集中すれ

ば、もう少しまともな対策が進められる。

 再稼働ありきの国や電力会社の姿勢は、資金や人材を、再稼働出来ない

原発に投じながら「フクシマ」を無かったことにしようとしている。

 九州電力川内原発玄海原発を再稼働させた結果、管内の電力需要に

比して過大な発電設備になり、太陽光など再生可能エネルギーからの供給

を強制遮断した。本末転倒である。

 他にも弊害が出ている。北海道電力の全道停電も泊原発の再稼働を当て

にしているため本州との連系線を含む送電網や新規発電所の整備が遅れた

結果である。

 東海第二原発は、運転制限期間40年を超えており、本来は廃炉だが3000

億円もの費用を掛けて再稼働しようとしている。100万人いや、それ以上

の人々の生命と生活を危機にさらしながら。

 再稼働への「意気込み」を醸成したのは国の「原子力をベースロード

に」とのエネルギー基本計画だ。実態は現時点で再稼働している原発

9基だけ。「2030年に20%」など達成できるはずもない。

 再稼働の旗振りが続く限り「国策」に寄生して原子力産業は巨額資金を

調達し続け、そのツケは国民に回る。もし事故が起きれば数十、数百倍へ

と膨れ上がるだけだ。

 この「悪夢のサイクル」を止めなければ、どんな政権が出現しても変わ

らない。

 再稼働阻止とは日本の仕組みそのものを問い直すことでもある。(了)

 (初出:月刊たんぽぽニュース2019年3月No279より転載)

※《たんぽぽ舎よりご案内》

 5/12(日)木幡ますみさんを激励する集い

     『福島第一原発事故から9年目 福島の現状

      町議として活動4年目で見えてきたこと』

 日 時:5月12日(日)13時より17時

 お 話:木幡ますみ (福島県大熊町町議会議員)

 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 主 催:たんぽぽ舎  協力:ウシトラ旅団

 参加費:800円   懇親会費は別途。

┏┓ 

┗■2.追悼 渕上太郎さん

 └──── 青柳行信 (★原発とめよう!九電本店前ひろば★村長)

3月31日(日)午後3時半頃〜「渕上太郎追悼花見会」には

参加できませんが

◆飄々(ひょうひょう)として しなやかに

 凜(りん)として 今も ここに存在 渕上太郎さん

 渕上さんが★原発とめよう!九電本店前ひろば★に立ち寄られ、

東京に戻ったら、ご自分もテントをたてる と言われ

経産省正門前にテントをお仲間とたてられました。

まさに有限実行の人でした。

┏┓ 

┗■3.六ヶ所再処理事業所を直ちに不合格にせよ!

 |  諸般の事情で珍しく六ヶ所再処理施設の問題点を

 |  洗い出して、「合格」延期

 | 原子力規制委員会原発再稼働推進委員会!その196

 └──── 木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)

 3月20日(水)の原子力規制委員会定例会議がなかなか面白い。

http://www.nsr.go.jp/disclosure/committee/kisei/00000416.html

 議題4「日本原燃株式会社再処理事業所における再処理の事業の変更

許可申請に関する審査についての討議」で、昨年に審査が終わっていたは

ずなのに、各ページに「討議用資料(未定稿)」と斜めに大きく押印した

「審査書(案)」を資料に、いつものシャンシャン「合格」でなく、委員

長ほか委員や規制庁トップから異例の厳しい発言が続き、審査継続(差し

戻し)と決まった。

 原子力規制委員会が変身したのだろうか? いやそうではない。

 確かに更田委員長は、再処理施設は初めてのことであるとか、面的に広

放射性物質が分布しているとか言い訳している。核燃料施設の「新規制

基準」の不合理も包含していよう。

 が、この会議に提出された「日本原燃株式会社再処理事業所における

再処理の事業の変更許可申請書に関する審査書」(案)の不出来さは、

日本原電の東海第二原発の適合性審査の審査書の不出来さと同様であろう

に、東海第二原発は強引に合格させ、六ヶ所再処理施設はすぐに合格させ

なかった。

 なぜなら、六ヶ所再処理工場が稼働すれば、プルトニウムが増えて米国

が歓迎しないし、東電福島第一原発からよりも高濃度のトリチウム汚染水

を流すことになるし、おまけに原発推進経団連からも疑問符が出され、

田中俊一前委員長が核燃料サイクルについて異論を述べたなどなど、今は

早急に六ヶ所再処理施設の「合格」を与える時でないと原子力規制委員会

トップライトが判断したのだ。

 原子力規制委員会は、東海第二原発の適合性審査合格・運転延長認可と

地元住民説明会などと、全国の再稼働反対運動と全国の裁判で、「国民」

の信頼を失ってきている。続けて今、六ヶ所再処理施設合格を出して評価

を下げたくないと判断したのだ。

 とりあえず「合格」延期と判断したら、規制委トップ達は競争してまと

もに不合格の理由を述べ立てた。まるで私たちが院内ヒアリング集会で規

制庁担当に指摘してきたように。以下に異例の「討議」なる猿芝居の一部

を紹介する。

○更田委員長:ですので、航空機落下、航空機落下に伴う火災、臨界

事故、蒸発乾固、水素爆発、そして重大事故等に係る各種の設定、使用済

燃料の冷却期間、火災防護もそうだけれども、全般にわたって判断根拠に

関しての記載の充実は必要であろうと思います。

○伴委員:「震源を特定せず策定する地震動に関する検討チーム」が今

走っていて、その議論が収束に向かっていて、このタイミングでバック

フィットということになると、正直、二度手間になってしまう。

○山中委員:申請者が巨大噴火の発生を予見できると誤解を与えるような

記述が見られる。実際は、ガラス固化体の搬出などが実現可能な対処法と

も思えない。

○安井原子力規制庁長官:ある重大事故が起こって、それが二次的連鎖を

起こさないかとか、防止機能の更なる劣化を起こさないかというために

は、もっとしっかりとした評価がなされているはず。

 もう一つが意外と難しいけれども、この施設は基本的に高い放射性

物質を内包したものがあちこちにある。どこで何が起こっているかが分か

らなくて対処できるのだろうかという議論が少し、正直言うと抜けている

のではないか。

桜田原子力規制技監:耐震問題が気になっている。現時点においては

Ssを決めているのは「出戸西方断層」でそこの断層の長さが11kmと

なっているけれども、この地域の断層とかについていろいろな公開の

文献なども出ているので、そこは精査してそれを踏まえてどう考えるか。

 八甲田火山は、40万年前に最後の巨大噴火があったと、10万年前以降は

平穏になっているのでその後を考慮して決めたと書いてあるけれども、

40万年から10万年までの間はどうしたのかというところは必ずしも見えて

いない。

 近隣施設の問題など、多くは私たちが東海第二原発の審査でも何度も

指摘したことである。原子力規制庁担当も、今迄の大アマ審査をやめて

厳しく審査して「不合格」とするべきだ。

 日本原燃も、昨年9月に審査を終えた筈なのに、これだけ多くの指摘を

されて対策が大変であろう、無理せず「不合格」を受け入れるべきだ。

 なお、NHKの報道「使用済み核燃料の再処理工場 審査合格の時期の

見通し不透明に」もご参考に。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190320/k10011854811000.html

┏┓ 

┗■4.東京電力原発建設中の青森・東通村に4億円寄付へ…ほか

 | メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)

 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.東京電力原発建設中の青森・東通村に4億円寄付へ

  「ふるさと納税」制度利用

  3/28(木)18:59配信「毎日新聞

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190328-00000064-mai-bus_all

2.東北電、女川原発の安全対策費3400億円と公表

  3/28(木)20:01配信「時事通信

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190328-00000041-jijc-biz

┏┓ 

┗■5.新聞・配信より2つ

 └──── 

 ◆東海第二原発の情報共有 日本原電と6市村

  事務レベルで初会合

  4/23から15市町村で住民説明会

 日本原子力発電(原電)東海第二原発(東海村白方)について、東海村など

周辺6市村と原電による事務レベルでの連絡会が28日、東海村白方の東海

テラパークで初めて開かれた。(中略)

 原電などによると、連絡会では原電が安全性対策工事について説明。

過酷事故発生時に放射性物質がどのくらいの時間で放出されるかなどを

確認した。

 また、原電が4月23日から周辺15市町村で開く住民説明会の日程や

出前講座の実施などの説明があった。(後略)

       (3月29日茨城新聞朝刊33面より抜粋)

 ◆米スリーマイル事故40年で抗議 米ペンシルベニア州

  「原発のリスクは大きすぎる」

 【スリーマイルアイランド(米ペンシルベニア州)共同】

 米東部ペンシルベニア州のスリーマイルアイランド原発で1979年に炉心

溶融(メルトダウン)事故が発生してから28日で40年たった。

 周辺住民は事故が起きた午前4時ごろに合わせて同原発前に集まり、

原発に反対する横断幕やろうそくを手に抗議した。

 当時妊娠中で避難したという女性(71)は「原発で何が起き、どれくらい

被ばくしたのか分からず不安だった」と振り返った。

 さらに「原発によって人々や環境がさらされるリスクは大きすぎる。

再生可能エネルギーを利用していくべきだ」と話した。

           (3月28日19:47配信「共同通信」より)

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190328-00000170-kyodonews-soci

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たんぽぽ舎です。【TMM:No3612】地震と原発事故情報−5つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No3612】

2019年3月28日(木)地震原発事故情報−

               5つの情報をお知らせします

                        転送歓迎

━━━━━━━ 

★1.【8年目の3・11】

   「史上最悪」の福島第一原発事故健康被害

   安倍首相の「健康被害は一切ない」発言で

   歯止めなくした被ばく線量下限  (その1)(4回の連載)

   原発事故被害ゼロ論の虚構政府側専門家の

   「安全・安心」は二枚舌

         渡辺悦司さん(市民と科学者の内部被ばく研究会)

★2.迷惑を他県に押し付ける福島県知事

   燃料デブリは使用済み核燃料より桁違いに危険性が高い物質です

   これを他県に押し付ける

         小若順一 (食品と暮らしの安全基金 代表)

★3.川内原発「避難完了までに60時間余」

  5キロ圏内の住民 鹿児島県が公表…ほか

  メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)

                  黒木和也 (宮崎県在住)

★4.柏崎原発ケーブル火災−住民団体が説明求める…

  メルマガ読者からの「新潟日報」情報1つ(抜粋)

                  金子 通 (たんぽぽ舎会員)

★5.配信・新聞より2つ

  ◆原子力規制委員長、米原発事故から教訓を学べなかったのが反省点

  「スリーマイル島原発事故」40年で

            (3月27日17:27配信「共同通信」より)

  ◆東電に2100万円賠償命令 福島原発避難者原告42人のうち13人に

   東京地裁

   「裁判官には飯舘見てほしかった

   きっと違う判決になっていたはず」

   福島市へ避難のコーヒー店

   「新生活者は不便の苦痛ない」判決に憤り

             (3月28日東京新聞朝刊30面より抜粋)

━━━━━━━ 

※4/3(水)2つの抗議行動にご参加を!

1.とめよう!東海第二原発 20年運転延長・再稼働ゆるすな!

日本原電本店抗議行動

 日時:4月3日(水)17:00より17:45

 場所:日本原電本店前(住友不動産秋葉原北ビル 台東区上野5-2-1)

                銀座線末広町駅4番出口より7分

 共催:再稼働阻止全国ネットワーク TEL 070-6650-5549

  とめよう!東海第二原発首都圏連絡会

2.「第67回東電本店合同抗議」

  東電は福島第一原発事故の責任をとれ!

 日 時:4月3日(水)18:30より19:45

 場 所:東京電力本店前

 呼びかけ:「経産省前テントひろば」070-6473-1947

  「たんぽぽ舎」 03-3238-9035

 賛 同:東電株主代表訴訟ほか134団体

━━━━━━━ 

┏┓ 

┗■1.【8年目の3・11】

 |  「史上最悪」の福島第一原発事故健康被害

 |  安倍首相の「健康被害は一切ない」発言で

 |  歯止めなくした被ばく線量下限  (その1)(4回の連載)

 |  原発事故被害ゼロ論の虚構政府側専門家の

 |  「安全・安心」は二枚舌

 └──── 渡辺悦司さん(市民と科学者の内部被ばく研究会)

       インタビュー

 前号に続き福島第一原発事故問題を取り上げる。

 「市民と科学者の内部被ばく研究会」の渡辺悦司さんは先日、「放射線

被曝のもたらす健康影響の全体像の把握に向けて」を書き上げた。

 そこでは、

(1)放射線によるがんや心臓病に加え、脳や神経への影響で能力が

落ちる症状も含め、人体影響への全体を見るべきだ。

(2)政府の「福島事故の被ばく被害ゼロ論」が実行されれば、何度でも

原発事故が許容され、自滅的結果になりうることが最大の問題だ。

(3)「被害ゼロ論」の目的は、今の原発事故被害や将来の事故被害を

隠すためだけではなく、米国をはじめ帝国主義が進める「使える」小型

核兵器の戦争において、放射能は安全で被害無しと言うためである。

(4)被ばくによる危険性を主張すると、さまざまな批判反論にさらさ

れ、被ばくそのものを言いにくくされているが、堂々と主張して国と

明確に対決することが必要であり、それは世界の終わりを世界の変革へ

変える道でもある。

といったことを、膨大な資料をもとに展開した。

    (全文は http://blog.torikaesu.net/?eid=82 

     渡辺悦司さんに話を聞いた。(人民新聞編集部・園)

※《事故情報編集部》より

 今回の文章(4回の連載)は前半部分です。後半部分も連載の予定です。

原発事故被害ゼロ論の虚構政府側専門家の「安全・安心」は二枚舌

編‥国は全国のPTA大会や学校現場で『放射線のホント』『放射線

読本』を配り、「福島事故の被害はゼロ」「被ばくは体に悪影響がない」

と主張し、問題になっています。

渡辺‥被ばく被害の否定は、チェルノブイリ原発事故以降の国際原子力

マフィア=「核帝国主義」の基本路線です。

 事故直後に山下俊一らが福島に入り、「笑っている人には、放射能

影響は来ません」と講演して回ったのが最初です。

 これは、「みんな笑って病気になって死んでもらいましょう」という

示唆です。

 彼らの「放医研」内部では「これは深刻になるぞ」と言いながら、

市民向けには「影響はない」と言い続けました。

 2枚舌です。彼らは今後何が起きるのかわかっていたのであり、被害

ゼロ論は、事故前から決まっていた、国際的な対応策です。

 次の画期は、安倍首相の東京五輪招致時の「過去・現在・未来も福島

事故の健康影響は一切ありません」との発言です。

 実は日本語のテキストでは、原発汚染水の影響について言ったかのよう

に読めて、そう思っている人も多いですが、英語版では「全てに影響が

ない」と言い切っています。これが本音です。

 そのための方便として、事故当初は「年間100mSv以下の被ばくの健康

影響はわからない」と言っていたのを、安倍発言以降は「影響はない」

と断定しました。

 2枚舌を「影響なし」で統一しました。また、被ばくの影響に閾(し

きい)値はなく、なるべく避けるべきだとする「予防原則」を撤廃しま

した。

 放射能からの避難の必要性・正当性を無くせるからです。こうして

「事故被害ゼロ論」は完成しました。

 『放射線のホント』でも、原爆に関する国側の最近の本でも、放射能

による「致死量」には絶対に触れません。原爆被害に言及はありません。

これは原爆犠牲者への冒涜でもあり、後述する小型核戦争の狙いと関係

してきます。

 年間100mSv以上の被ばく者は居ないと否定していますが、年間20mSvの

帰還困難区域に住民を帰していますから、5年間で100mSvに到達します。

 ですから、今は下限値を「1Sv」に上げようとしています。原子力規制

委員会は、1mSv解釈の変更を進めています。一般住民の年間1mSv/y

基準に相当する被ばく線量率を、現行の4倍または7倍に引き上げるの

です。

 これが実施されると、「100mSv」は、国際社会や放医研すら、放射能

人間が死ぬ下限値と認める「1Sv」を超えるのです。

 なお、規制委がこの根拠にした早野龍吾東大教授らによる論文は、論拠

となる福島県伊達市の住民の被ばく線量を3分の1に過小評価したことが

大問題となっています。

 それでも規制委は、1mSv解釈の改訂を変わらず進めると言っています。

これはいわば、「住民に対する大量虐殺政策」ではないでしょうか。

   (その2)へ続く

(人民新聞2019.3.5発行通巻1675号より了承を得て転載)

┏┓ 

┗■2.迷惑を他県に押し付ける福島県知事

 |  燃料デブリは使用済み核燃料より桁違いに危険性が高い物質です

 |  これを他県に押し付ける

 └──── 小若順一 (食品と暮らしの安全基金 代表)

◎ 3月7日、NHKは「震災8年・内堀知事インタビュー」で、廃炉

最難関となっている燃料デブリは取り出して、県外で処分することを知事

が求めた、と放送しました。

 核燃料が溶けて落ちたのが、燃料デブリ

 溶けていない使用済み核燃料は、原発敷地内のプールで貯蔵されて

います。どの原発も満杯に近いので、他県に持ち出して処理することに

なっていますが、受け入れを表明した県はありません。

 燃料デブリは使用済み核燃料より桁違いに危険性が高い物質です。

これを他県に押し付けると、内堀雅雄知事は主張したのです。

 原発事故で日本中に多大な被害を与えた自治体、という認識がないの

でしょう。

◎ 1970年代に、私は消費者団体を代表して、電気料金値上げ反対の集会

に出ていました。

 「世界一高い電気料金をまだ上げるのか」というのが、消費者側の

言い分でした。

 電気料金を高くして都市住民からお金を巻き上げた原発利権族は、

莫大なお金をばらまいて原発を建設したのです。

 「事故が起きる確率は天文学的に少ない」と国が言っていたら、1979

年にスリーマイル島原発事故が起きました。

 「大事故は起こらない」と国が開き直ると、1986年にチェルノブイリ

原発事故が発生。

 その後、佐藤栄佐久福島県知事が原発の欠陥を何度も明らかにし、

原発反対派は大事故の危険性を言い続けました。

 事故が起きたら帰れる故郷がなくなると、原発のある大熊町双葉町

住民は数100回以上も聞いていたのです。

 ですから多額のお金を受け取った大熊町双葉町には大きな責任が

あります。

 受益者だった2町の住民は、「帰る権利」を隣町と同じようには主張

できません。

 避難指示が一部解除される予定の大熊町について、「帰れるエリアが

あるんだ、ということを町民の方に実感していただくことが重要」と、

知事は話しました。

 大熊町に造られた焼却施設のバグフィルターで取れるのは0.1ミクロン

(1000分の1mm)まで。それ以下のチリは放出されているので、町に帰る

放射能を吸い込みます。

 チリをすべて取り除く電気集塵機を設置しないで放射能を拡散させて

いる知事が、住民を危険な町に戻すのは、殺人に匹敵する行為です。

 知事が風評被害を嘆くのは、詐欺師が毒物を売ろうとするようなもの。

 周辺自治体は、汚染が減ったのに住民が戻らないので困っています。

テレビで大熊町の住民が「帰りたい」と言いましたが、実際に戻って

住む住民は極くわずかです。

 ここから放射能が飛び散って汚染したのですから、「全国民に迷惑を

かけて申しわけない」とお詫びするのが、まともな感覚をもつ行政の

すること。

 原発の最大の受益者だった2町は、全国に迷惑をかけたお詫びとして、

放射性廃棄物を引き取るための巨大施設を造るべきです。

 除染は必要なくなるので、浮いたお金で、避難先の住民の生活を向上

させます。

 このパッケージ政策なら、税金や電気料金を投入しても、消えた町が

潤っても、国民は納得するでしょう。

┏┓ 

┗■3.川内原発「避難完了までに60時間余」

 | 5キロ圏内の住民 鹿児島県が公表…ほか

 | メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)

 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.川内原発「避難完了までに60時間余」

  5キロ圏内の住民 鹿児島県が公表

  3/27(水)21:12配信「毎日新聞

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190327-00000078-mai-soci

2.貴重な資料、国が保管を=第五福竜丸

  元乗組員2人分のカルテ現存判明

  3/27(水)7:13配信「時事通信

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190327-00000026-jij-soci

┏┓ 

┗■4.柏崎原発ケーブル火災−住民団体が説明求める…

 | メルマガ読者からの「新潟日報」情報1つ(抜粋)

 └──── 金子 通 (たんぽぽ舎会員)

 ◆柏崎原発ケーブル火災−住民団体が説明求める

 東京電力柏崎刈羽原発に反対する住民団体原発問題を考える柏崎刈羽

地域連絡センター」(持田繁義会長)は27日、同原発を訪れ、昨年11月に

発生した電気ケーブル火災など5項目について説明を求めた。

 同センター側は、電気ケーブル火災時、火元の特定までに時間が

かかった理由などをただした。東電は2007年7月の中越沖地震後、同原発

では18件の火災があったとし、「社員によって対応に力量差が生じない

よう訓練している」などと説明した。

(3月28日「新潟日報」より抜粋。紙面のみでネット上に掲載なし)

┏┓ 

┗■5.配信・新聞より2つ

 └──── 

 ◆原子力規制委員長、米原発事故から教訓を学べなかったのが反省点

  「スリーマイル島原発事故」40年で

 原子力規制委員会の更田豊志委員長は27日の記者会見で、1979年の米

スリーマイルアイランド(TMI)原発事故から28日で40年になることに

関し「日本では東京電力福島第一原発事故に至るまで、シビアアクシ

デント(過酷事故)対策できちんとした規制の枠組みが作られていな

かった」と指摘。

 「事故から教訓を学べなかったのが反省点だ」などと述べた。

 炉心溶融を起こし、溶けた核燃料(デブリ)を取り出したTMIのケース

は、福島第一原発廃炉作業の参考となる。

 更田氏は福島第一原発廃炉について「TMIよりはるかに状況は厳

しく、困難さは比較にならない」との見方を示した。

         (3月27日17:27配信「共同通信」より)

 ◆東電に2100万円賠償命令 福島原発避難者原告42人のうち13人に

  東京地裁

  「裁判官には飯舘見てほしかった

  きっと違う判決になっていたはず」

  福島市へ避難のコーヒー店

  「新生活者は不便の苦痛ない」判決に憤り

 東京電力福島第一原発事故で避難を強いられた福島県飯舘村、浪江、

川俣町の14世帯42人が、東電に計16億8100万円の損害賠償を求めた訴訟の

判決で、東京地裁は27日、うち13人について計約2100万円の支払いを

命じた。全国30件の同様の集団訴訟で、東電に支払いを命じた判決は

11件目。(後略)  (3月28日東京新聞朝刊30面より抜粋)

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