たんぽぽ舎です。【TMM:No3470】地震と原発事故情報−6つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No3470】

2018年9月27日(木)地震原発事故情報−

               6つの情報をお知らせします

               転送歓迎

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★1.原子力規制委員会が入るビルの前にノボリ旗が林立

   東海第二原発の再稼働に反対する人・人が抗議

  オンボロ原発の「設置変更」の許可を出すな!不合格とせよ行動

      柳田 真(たんぽぽ舎、とめよう!東海第二原発首都圏連絡会)

★2.東海第二原発の20年運転延長・再稼働反対!

   9/26規制委の東海第二「適合」記事…新聞3紙の違い

  9/27 日経新聞朝刊は一切掲載なし!?

              浜島高治 (神奈川県在住)

★3.<東海第二原発>新基準適合も再稼働険しく 原電経営綱渡り

  「…今回の決定で原電の経営の未来が見えたとは思えない」…ほか

  メルマガ読者からの原発等情報3つ(抜粋)

                  黒木和也 (宮崎県在住)

★4.伊方3号機再稼働容認−「住民視点で向き合って」

  柏崎訴訟原告団は落胆…

  メルマガ読者からの「新潟日報」情報1つ(抜粋)

                金子 通 (たんぽぽ舎会員)

★5.メルマガ読者からのイベント案内

      (お問い合わせは主催者へ)

  ◆10/14(日)「第2回天木塾」

 「トランプ政権と従属化する安倍政治を語る」

   天木直人塾長とブロガー田中宏和さんとの対談

★6.茨城新聞より一部

  ◆東海第二 審査合格 被災原発で初めて 再稼働、先行き不透明

   地元同意や避難計画課題 明確な道筋描けず

              (9月27日茨城新聞朝刊1面より抜粋)

  ◆村民の思い 交錯 東海第二 審査合格

   「原発頼らない村に」「危険は感じてない」

            (9月27日茨城新聞朝刊27面より抜粋)

━━━━━━━ 

※9/30(日)JCO臨界事故から丸19年『追悼と抗議』

 事故の教訓を生かせない政府に抗議を!

 放射線被ばく事故の原点から考えよう!

 日 時:9月30日(日)10時より11時

 場 所:経済産業省別館前 事故発生時刻10時35分にもくとう

 連絡先:たんぽぽ舎  献花(白菊)を用意(実費200円)

━━━━━━━ 

※10/1(月)横須賀抗議集会へご参加を!

 原子力空母ロナルド・レーガン横須賀配備抗議!

 母港撤回を求める10.1全国集会

 

 日 時:10月1日(月)18時より

 会 場:ヴェルニー公園(横須賀市)(京浜急行汐入駅下車3分)

     ※たんぽぽ舎も毎年参加しています。ご一緒にどうぞ!

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※10/3(水)2つの抗議行動にご参加を!

1.とめよう!東海第二原発 20年運転延長・再稼働ゆるすな!

日本原電本店抗議行動

 日時:10月3日(水)17:00より17:45

 場所:日本原電本店前(都営新宿線「小川町」駅B6出口より2分)

 共催:再稼働阻止全国ネットワーク TEL 070-6650-5549

  とめよう!東海第二原発首都圏連絡会

2.「第61回東電本店合同抗議」東電は福島第一原発事故の責任をとれ!

 日 時:10月3日(水)18:30より19:45

 場 所:東京電力本店前

 呼びかけ:「経産省前テントひろば」070-6473-1947

   「たんぽぽ舎」 03-3238-9035

 賛 同:東電株主代表訴訟ほか131団体

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┗■1.原子力規制委員会が入るビルの前にノボリ旗が林立

 |  東海第二原発の再稼働に反対する人・人が抗議

|  オンボロ原発の「設置変更」の許可を出すな!不合格とせよ行動

 └──── 柳田 真(たんぽぽ舎、とめよう!東海第二原発首都圏連絡会)

◎9月26日(水)朝、東京港区の原子力規制委員会・規制庁の入るビル前の道路は、

10本をこす、たくさんのノボリ旗・横断まく・看板が林立、黄色の放射性廃棄物

ドラム缶(模型)を背中にしょった人も多数。

 東京駅から110kmの近さの茨城県にある日本原電東海第二原発の再稼働に反対

する人びとの抗議行動の姿だ。

 オンボロで7年半前の3・11東日本大震災で被災して重大な被害をこうむっ

原発の再稼働に反対して、「規制委員会は、設置変更の許可を出すな!東海第

原発に不合格を出せ!」と、人びとのコールがひびいた。

◎朝10時から午後1時まで、断続的に抗議行動がおこなわれた。

 共催:とめよう!東海第二原発首都圏連絡会、

    原子力規制委員会毎水曜昼休み抗議行動、

    原子力規制を監視する市民の会

 始めに、原子力規制委員会に「東海第二原発の20年運転延長・再稼働反対」署

名8500余筆が申し入れ文の読み上げと共に手交された。規制委員会の会議の前に

渡してほしいと。

 10時30分からの規制委員会の会議が始まると、会合に申し込んだ人々はビルの

中に入り、残りの人々はビルの前の道路で抗議を続け、一時休止した。

 11時45分頃、規制委員会会合をぬけてきた女性が報告。不当にも規制委員会が

許可を出したことがしらされ、参加者から「規制委員会糾弾!」「東海第二原発

の再稼働を認めない!」のコールがひびいた。

 会場から出て来た人々の報告は皆そろって「規制委員会ではなく、原子力推進

委員会だ」と批判。「原子力規制委員会は解散せよ!」のコールがひびきわたっ

た。

◎さいごに、今後の行動日程3つへの参加がよびかけられて終了しました。

 3つの行動は

 (1)10月3日(水)17時より17時45分 日本原電本店(東京都千代田区)への申し

入れ行動、その後、東京電力本店合同抗議行動(18時30分より19時45分)へ

 (2)10月20日(土)18時より20時40分 800名の「東海第二原発STOP」大集会

(日本教育会館)

 (3)10月26日(金)17時30分より19時 日本原電本店を包囲する人間のくさり行

動。各地でおこなわれる「反原子力の日」の行動の一環。

◎当日の横断まく・看板に書かれたスローガン等の紹介

・東海第二原発の設置変更の許可やめて

2度目の大事故が心配

 ・東海第二原発の設置変更の許可やめて

「規制」に合格しても、安全は保証されない

 ・20年運転延長を許さない とめよう!東海第二原発首都圏連絡会

 ・危険!逃げられない 首都圏東海第二原発。老朽炉再稼働反対!

◎当日の取材は、共同通信など。

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┗■2.東海第二原発の20年運転延長・再稼働反対!

 |  9/26規制委の東海第二「適合」記事…新聞3紙の違い

 | 9/27 日経新聞朝刊は一切掲載なし!?

 └──── 浜島高治 (神奈川県在住)

 本日9月27日の朝刊3紙(茨城新聞日本経済新聞東京新聞)を比べてみた。

 昨日の原子力規制委員会による東海第二原発「適合」決定の記事の扱いが大き

く違う。以下に記載面と見出しを貼り付ける。

 イ.茨城新聞  ※★6.「新聞より」で抜粋紹介

   1面:東海第二 審査合格 被災原発で初めて 再稼働、先行き不透明

      地元同意や避難計画課題 明確な道筋描けず

   3面:論説 東海第二新基準合格 再稼働、地元の判断焦点

   26面:要支援者 どう避難 移動手段の確保課題

      「解説」安全面、なお残る懸念

   27面:村民の思い 交錯 東海第二 審査合格

      「原発頼らない村に」「危険は感じてない」

      地元同意権限持つ首長ら 再稼働「慎重に判断」

 ロ.日本経済新聞   掲載なし

 ハ.東京新聞

   1面:批判意見認めず 東海第二「適合」 規制委 審査書を決定

      東電から資金 大震災で損傷

   2面:「核心」96万人の避難 見通せず 東海第二30キロ圏計画難航

      道路寸断なら 運転手の確保は 6市村の同意 再稼働を左右

   6面:東海第二原発 審査書要旨

   31面:浪江離れて茨城で暮らす夫妻 故郷失いたくない 東海第二「適合」

      原電後押しする東電にも怒り

 ※ひとりごと

  日本経済新聞の「掲載なし」とはどういうことなのか。

  9/26「日経」夕刊には掲載されていたが…

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┗■3.<東海第二原発>新基準適合も再稼働険しく 原電経営綱渡り

 | 「…今回の決定で原電の経営の未来が見えたとは思えない」…ほか

 | メルマガ読者からの原発等情報3つ(抜粋)

 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.<東海第二原発>新基準適合も再稼働険しく 原電経営綱渡り

  「…今回の決定で原電の経営の未来が見えたとは思えない」

                 橘川武郎教授(東京理科大)

  9/26(水)21:56配信「毎日新聞

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180926-00000098-mai-bus_all

2.脱原発「裁判所が決着をつける問題ではなく

  こういう問題こそ政治が決着をつけるべきだ」小泉元首相が横浜で講演

  9/26(水)21:59配信「カナロコby神奈川新聞」

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180926-00029728-kana-l14

3.伊方原発決定 不安に向き合ったのか

  司法が行政を追認するばかりでは困る

  9/26(水)12:19配信「京都新聞社説」

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180926-00000015-kyt-soci

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┗■4.伊方3号機再稼働容認−「住民視点で向き合って」

 | 柏崎訴訟原告団は落胆…

 | メルマガ読者からの「新潟日報」情報1つ(抜粋)

 └──── 金子 通 (たんぽぽ舎会員)

 ◆伊方3号機再稼働容認−「住民視点で向き合って」

  柏崎訴訟原告団は落胆

 広島高裁の異議審決定に対し、東京電力柏崎刈羽原発の運転差し止めを求める

訴訟の原告団らから落胆の声が上がった。

 「負の遺産を次の世代に残してはいけない。再稼働が認められて残念だ」原告

の一人、刈羽村の主婦・伊藤久美さんは声を落とした。「司法には、原子力規制

委員会や政治とは異なる、住民の視点から原発と向き合ってほしい」と求めた。

 異議審は熊本県阿蘇カルデラでの「破局的噴火」が争点の一つだった。

 柏崎刈羽原発の訴訟で原告側の弁護団長を務める和田光弘弁護士は「大規模噴

火がいつ起こるか分からず、可能性が低いので自然災害として想定しなくてもよ

いというのは暴論で、東日本大震災原発事故の教訓を無視している」と指摘し

た。

 東電福島第一原発事故により、福島県大熊町から新潟市に避難する佐藤定利さ

んは「火山に限らず日本で自然災害が頻発していることに向き合っていない」と

憤った。(後略)

   (9月26日「新潟日報」より、紙面のみでネット上に掲載なし)

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┗■5.メルマガ読者からのイベント案内

 |     (お問い合わせは主催者へ)

 └──── 

 ◆10/14(日)「第2回天木塾」

「トランプ政権と従属化する安倍政治を語る」

  天木直人塾長とブロガー田中宏和さんとの対談

 日 時:10月14日(日)13時より15時50分

 会 場:東京都千代田区神田須田町1-24-21加瀬ビル173 3階

     銀座線神田駅5番出口より直進徒歩1分、JR神田駅より3分

 主 催:新党憲法9条

       連絡先 田巻 makoto-tamaki@eva.hi-ho.ne.jp

 会場費:無料

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┗■6.茨城新聞より一部

 └──── 

 ◆東海第二 審査合格 被災原発で初めて 再稼働、先行き不透明

  地元同意や避難計画課題 明確な道筋描けず

 原子力規制委員会は26日の定例会合で、日本原子力発電(原電)東海第二原発(東

海村白方)が新規制基準に適合しているとする「審査書」を決定した。

 再稼働の前提となる審査に正式に合格したことになり、2011年3月の東日本大

震災で被災した原発では初めて。

 再稼働へのハードルを一つ越えた形だが、今後、立地する東海村と県に加え、

全国で初めて周辺5市に拡大された地元同意や、半径30キロ圏に住む約96万人の

避難計画策定が必要で、先行きは不透明だ。(後略)

               (9月27日茨城新聞朝刊1面より抜粋)

詳しくはこちらを

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180927-00000007-ibaraki-l08

 ◆村民の思い 交錯 東海第二 審査合格

  「原発頼らない村に」「危険は感じてない」

   (前文省略)

 「極めて理不尽なことだ」。前村議の相沢一正さん(76)は納得いかない様子。

1999年のジェー・シー・オー(JCO)臨界事故を受け、原発反対派の村議になり、

3期務めた。現在も脱原発を掲げ、住民団体の要職を務める。(後略)

              (9月27日茨城新聞朝刊27面より抜粋)

詳しくはこちらを

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180927-00000006-ibaraki-l08

────────── 

☆ひきつづき、たんぽぽ舎の活動・日刊メルマガ=「地震原発

 故情報」へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致

 します。

  郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎 口座番号 00180-1-403856

☆《事故情報編集部》より

 メールマガジン読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他投稿(「川柳

・俳句・短歌」など)を歓迎します。

1.「投稿」のテーマは、「原発問題」が中心軸ですが、エネルギー、自然、政

治・経済、社会、身近な生活も歓迎します。

2.原稿に「見出し」をつけて下さい。(「見出し」は1行見出しよりも2行又

は3行見出しの方が読む人にとってわかりやすい)

 執筆者名(基本的に本名でお願いしています)と執筆者名の後にかっこ書きで

「所属・団体名」か「在住県名」を記載して下さい。

 例:たんぽぽ花子(たんぽぽ舎)、たんぽぽ太郎(東京都千代田区在住)

3.「集会・デモ・講演会等のお知らせ」の投稿に関しては、どの団体・グルー

プも平等に掲載する基本方針です。

 そのため日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先など必要事項を400

文字以内でお送り下さい。

 件名に「イベント案内掲載希望」と明記して下さい。

 日程が直前にならないよう余裕を持っていただけると幸いです。

 メールマガジンへのイベント案内は1回だけの掲載とさせていただきます。

4.集会や行動の参加報告等に関しては600文字以内で、タイトル(見出し)

 及び本文をお送り下さい。件名に「メルマガ掲載希望」と明記して下さい。

「投稿」の送付先はたんぽぽ舎のアドレス「 nonukes@tanpoposya.net 」です。

なお、お送り頂いた投稿は紙面の制限上掲載できない場合もあります。

ご了解下さい。

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 ◆このメールマガジンのバックナンバーは、ホームページの「メルマ

  ガ:地震原発事故情報」をご参照下さい。

 ◆メールマガジンをお送りします

  たんぽぽ舎では、「地震原発事故情報」(メールマガジン)を

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  Eメールアドレスからご氏名とともにたんぽぽ舎あてにメールを

  送ってください。

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たんぽぽ舎です。【TMM:No3469】地震と原発事故情報−6つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No3469】

2018年9月26日(水)地震原発事故情報−

               6つの情報をお知らせします

               転送歓迎

━━━━━━━ 

★1.東海第二原発を「不合格」にせよ

   9/26(水)原子力規制委員会の前でコールひびく

                柳田 真(たんぽぽ舎)

★2.『老朽被災原発 東海第二をとめよう!』

   −20年運転延長、これだけの危険−

  たんぽぽ舎新刊パンフレット(101冊目)完成

★3.東海第二原発の20年運転延長・再稼働反対!

   9/25「ハロー原電」(日本原電本店前ビラまき行動)

  5回目はそぼ降る雨の中で!

   横田朔子(たんぽぽ舎ボランティア)

★4.<伊方原発再稼働許可>「福島第一原発の事故忘れたか」

  「原発安全神話に逆戻りしている」被爆者ら怒り…ほか

  メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)

                  黒木和也 (宮崎県在住)

★5.メルマガ読者からのイベント案内

          (お問い合わせは主催者へ)

  ◆9/30(日)【予見できた!回避できた!東電刑事裁判報告会】

   場所:専修大学神田キャンパス7号館

   主催:福島原発刑事訴訟支援団・福島原発告訴団

★6.新聞より1つ

  ◆原発避難者の受難

   東京五輪までに被害者の姿がみえなくされるのではないか

                  鎌田 慧(ルポライター

         (9月25日東京新聞朝刊23面「本音のコラム」より)

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※明日です! 9/27(木)学習会にご参加を!

 「市民運動」を勝利させるために革命ではなく多数派になる

           「東電は責任をとれ」連続講座第30回

 講 師:木村 結さん (脱原発・東電株主運動世話人)

 日 時:9月27日(木)19:00より21:00

 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 主 催:東電本店合同抗議

 参加費:800円(学生400円、避難者400円)

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※9/30(日)JCO臨界事故から丸19年『追悼と抗議』

 事故の教訓を生かせない政府に抗議を!

 放射線被ばく事故の原点から考えよう!

 日 時:9月30日(日)10時より11時

 場 所:経済産業省別館前 事故発生時刻10時35分にもくとう

 連絡先:たんぽぽ舎  献花(白菊)を用意(実費200円)

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※10/1(月)横須賀抗議集会へご参加を!

 原子力空母ロナルド・レーガン横須賀配備抗議!

 母港撤回を求める10.1全国集会

 

 日 時:10月1日(月)18時より

 会 場:ヴェルニー公園(横須賀市)(京浜急行汐入駅下車3分)

     ※たんぽぽ舎も毎年参加しています。ご一緒にどうぞ!

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※10/3(水)2つの抗議行動にご参加を!

1.とめよう!東海第二原発 20年運転延長・再稼働ゆるすな!

日本原電本店抗議行動

 日時:10月3日(水)17:00より17:45

 場所:日本原電本店前(都営新宿線「小川町」駅B6出口より2分)

 共催:再稼働阻止全国ネットワーク TEL 070-6650-5549

  とめよう!東海第二原発首都圏連絡会

2.「第61回東電本店合同抗議」東電は福島第一原発事故の責任をとれ!

 日 時:10月3日(水)18:30より19:45

 場 所:東京電力本店前

 呼びかけ:「経産省前テントひろば」070-6473-1947

   「たんぽぽ舎」 03-3238-9035

 賛 同:東電株主代表訴訟ほか131団体

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┗■1.東海第二原発を「不合格」にせよ

 |  9/26(水)原子力規制委員会の前でコールひびく

 └──── 柳田 真(たんぽぽ舎)

本日、原子力規制委員会(六本木ファーストビル)前で、30数名の参加者が

 ◎東海第二原発(日本原電)を「不合格」にせよ!、

 ◎東海第二原発の20年運転延長を認めるな!

 ◎再稼働推進の原子力規制委は解散せよ!

などのコールを叫び、原子力規制委員会に抗議しました。

 主催:とめよう!東海第二原発首都圏連絡会

 共催:原子力規制委員会毎水曜昼休み抗議行動

詳しくは、明日、報告します。

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┗■2.『老朽被災原発 東海第二をとめよう!』

 |  −20年運転延長、これだけの危険−

|  たんぽぽ舎新刊パンフレット(101冊目)完成

 └──── たんぽぽ舎

 たんぽぽ舎の新刊パンフレットが発行されました。

 山崎久隆さん(たんぽぽ舎副代表)執筆です。

  タイトル:『老朽被災原発 東海第二をとめよう!』

  −20年運転延長、これだけの危険−

    パンフNo101 B5判 28頁 カラー 頒価400円

目次の紹介

【第一部】東海第二原発再稼働は原発過酷事故を再現する

1 東海第二原発の建つ場所

2 東海第二の経過

3 東海第二の仕組みと欠陥

4 東日本大震災と東海第二の被害

5 冷温停止に3日半

6 東海第二の危険性−その1 地震津波

7 東海第二の危険性−その2 老朽化

8 東海第二の危険性−その3 複合事故と避難態勢

9 防災計画はシビアアクシデントを考慮していない

10 経理的基礎の欠如した日本原電

11 東海第二を廃炉

【第二部】再処理工場の廃止に見る核のゴミ問題

1 東海村周辺の核施設

2 東海再処理工場の廃止に1兆円・70年

3 大量の廃棄物を放置

4 高レベル放射性廃液

【参考資料】

東海第二原発・再処理施設 緊急事態の首都圏への影響シミュレーション

(作成:環境経済研究所代表 上岡直見)

※このパンフレットのご注文、お問い合わせについては、たんぽぽ舎あて、メー

ルか電話でご連絡いただければ幸いです。

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┗■3.東海第二原発の20年運転延長・再稼働反対!

 |  9/25「ハロー原電」(日本原電本店前ビラまき行動)

 | 5回目はそぼ降る雨の中で!

 └──── 横田朔子(たんぽぽ舎ボランティア)

 9月25日(火)は8人で、昼休み(12時より12時45分)、日本原電本店前(東京都

千代田区美土代町)で、第5回目の「ハロー原電」ビラ配りと署名活動を行いまし

た。

 小人数でも、「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」の横断幕、看板、黄色

放射性廃棄物ドラム缶(模型)が目立ち、社員の反応は、当初に比べて少しずつ

変化が起きています。署名は残念ながらゼロでした。

◎昼はランチに出る人、弁当を買って来る人などビルの社員の出入りが多くなる

のでビラ配りのチャンス!

 相変わらずビラを受け取る社員は少ないものの、反応はかなりありました。看

板やビラ配りを意識して目をそらしたり、表玄関を避けて裏玄関にまわったり

(裏玄関でもビラ配りをやっています)、さりげなく看板に目をやったり、何を

やっているのかを意識している社員が増えた感じがします。

 通行人のビラ受け取りも徐々に良くなっており、横断幕や、看板、黄色のドラ

ム缶などが目立ち、効果的だと思われます。

 また、原電の隣のビルに出入りする社員のビラの受け取りが増えてきました。

 行動参加者も自前の大きな立て看板「ここに日本原電の本店があります」(日

本原電本店の看板がないので、通行人には全くわからない)を作ってきたり、気

合が入っています。

 Yさんがビルの中から出てきた人に「日本原電の表・裏玄関に置かれている

『ビラ配り等の禁止』の看板はいつ頃から?」と聞いたところ、「6ヶ月くらい

前から」との返事でした。3.11原電本店抗議行動(数百人)の後の対策でし

ょう。

◎日本原電から30mほど離れた位置に警視庁のパトカーが停車。男女の警官が原

電の斜向かいに離れて立ち、1人はいかにも私たちを観察しながらメモを取って

いました。看板をもったまま近づくと、間もなく2人とも立ち去りました。

 ハロー原電の第1回〜5回の中でパトカーがきたのは今回が初めてです。おそ

らく原電からの通報があったのではないかと思います。

 霧雨からだんだん雨足が強まりビラ配りが困難になったため、12時45分には終

了しました。皆さん、雨の中本当にお疲れさまでした。

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┗■4.<伊方原発再稼働許可>「福島第一原発の事故忘れたか」

 | 「原発安全神話に逆戻りしている」被爆者ら怒り…ほか

 | メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)

 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.<伊方原発再稼働許可>「福島第一原発の事故忘れたか」

  「原発安全神話に逆戻りしている」被爆者ら怒り

  9/25(火)21:58配信「毎日新聞

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180925-00000101-mai-soci

2.吉永小百合さん「核の傘要らない」ICANと対談

  「…核兵器のない、本当に平和な世界をつくっていくというのが

  大事なんじゃないかしら」

  9月25日「東京新聞朝刊2面」

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201809/CK2018092502000141.html

┏┓ 

┗■5.メルマガ読者からのイベント案内

 |       (お問い合わせは主催者へ)

 └──── 

 ◆9/30(日)【予見できた!回避できた!東電刑事裁判報告会】を

  開催します!

<日時> 9月30日(日)14:00より16:30(開場13:30)

<場所> 専修大学神田キャンパス7号館(大学院棟)3階731教室

     (九段下駅出口5より徒歩3分、神保町駅出口A2より徒歩3分)

<無料・予約不要>

<主催> 福島原発刑事訴訟支援団・福島原発告訴団

      https://shien-dan.org/   info@shien-dan.org

 昨年から始まった刑事裁判で、驚きべき新事実が次々に明らかに!!

証拠採用された山下検面調書(東電社員)には、非常に重要な証言がありました。

 また、被害関係者の調書等も読み上げられました。双葉病院遺族はもちろん、

東電関係者からも「責任の所在が明らかになってほしい」という証言がありまし

た。

 また、指定弁護士は、裁判官が福島原発などで現場検証をするよう求めていま

す。公判のこれまでのまとめと今後の見通しについての報告会を行います。

 この裁判のことを知り、ぜひ広めてください!

┏┓ 

┗■6.新聞より1つ

 └──── 

 ◆原発避難者の受難

  東京五輪までに被害者の姿がみえなくされるのではないか

                  鎌田 慧(ルポライター

 フクシマ原発事故の後、放射線が強く強制退去させられた地域以外で子供を抱

えて福島県外へ避難した人たちは「自主避難者」と呼ばれる。

 強制退去を命じられた家族の生活費などは補償の対象になっているが、自主避

難者への生活補償はない。

それでも将来の子どもの健康だけを考えての、苦渋の決断だった。

 このひとたちの住宅費の支援は、昨年3月で打ち切られた。1年前の東京都の

実態調査では、月収20万円以下が過半数を占めている。

 新潟県精神保健福祉協会の調査では、重度ストレスが25%と通常の5倍に達し

ている。居住の不安定を思えば当然ともいえる。

 福島の自然の恵みを受けて暮らしてきたひとたちである。この人たちにはなん

の罪もない。ところが、立ち退かない。居座っているなどと、非難されはじめて

いる。

 この状況をつくりだした東京電力の責任は忘れられ、被害者側がわがままと批

判される、本末転倒。

 いままで各地の公営住宅や公務員住宅、雇用促進住宅など、空き家の提供を受

けていた。が、6カ月後には打ち切りになる。さらに2年後には強制退去の人た

ちへの補償も縮小されそうだ。

 放射能を「アンダーコントロール」(安倍首相)といって誘致された五輪がはじ

まる。それまでに被害者の姿がみえなくされるのではないか。それが避難者たち

の恐怖である。 (9月25日東京新聞朝刊23面「本音のコラム」より)

────────── 

☆ひきつづき、たんぽぽ舎の活動・日刊メルマガ=「地震原発

 故情報」へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致

 します。

  郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎 口座番号 00180-1-403856

☆《事故情報編集部》より

 メールマガジン読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他投稿(「川柳

・俳句・短歌」など)を歓迎します。

1.「投稿」のテーマは、「原発問題」が中心軸ですが、エネルギー、自然、政

治・経済、社会、身近な生活も歓迎します。

2.原稿に「見出し」をつけて下さい。(「見出し」は1行見出しよりも2行又

は3行見出しの方が読む人にとってわかりやすい)

 執筆者名(基本的に本名でお願いしています)と執筆者名の後にかっこ書きで

「所属・団体名」か「在住県名」を記載して下さい。

 例:たんぽぽ花子(たんぽぽ舎)、たんぽぽ太郎(東京都千代田区在住)

3.「集会・デモ・講演会等のお知らせ」の投稿に関しては、どの団体・グルー

プも平等に掲載する基本方針です。

 そのため日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先など必要事項を400

文字以内でお送り下さい。

 件名に「イベント案内掲載希望」と明記して下さい。

 日程が直前にならないよう余裕を持っていただけると幸いです。

 メールマガジンへのイベント案内は1回だけの掲載とさせていただきます。

4.集会や行動の参加報告等に関しては600文字以内で、タイトル(見出し)

 及び本文をお送り下さい。件名に「メルマガ掲載希望」と明記して下さい。

「投稿」の送付先はたんぽぽ舎のアドレス「 nonukes@tanpoposya.net 」です。

なお、お送り頂いた投稿は紙面の制限上掲載できない場合もあります。

ご了解下さい。

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 ◆このメールマガジンのバックナンバーは、ホームページの「メルマ

  ガ:地震原発事故情報」をご参照下さい。

 ◆メールマガジンをお送りします

  たんぽぽ舎では、「地震原発事故情報」(メールマガジン)を

  発信しています。

   ご希望の方は、件名を「アドレス登録希望」として、ご自身の

  Eメールアドレスからご氏名とともにたんぽぽ舎あてにメールを

  送ってください。

   違うアドレスから「こちらのアドレスに送って」ということは

  間違いの元となりますのでやめて下さい。

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 ・配信削除につきましても以下のアドレスに直接メールを下さい。

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 ◆携帯電話への送信は、容量が多いためか全文表示できない例があ

  ります。

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たんぽぽ舎は、月曜〜土曜13:00〜20:00オープン、

       日曜・休日はお休みです。

   〒101-0061 東京都千代田区神田三崎町2-6-2

              ダイナミックビル5F

       TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797

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たんぽぽ舎です。【TMM:No3468】地震と原発事故情報−6つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No3468】

2018年9月25日(火)地震原発事故情報−

               6つの情報をお知らせします

               転送歓迎

━━━━━━━ 

★1.伊方の地に原発反対の大きな声を轟かせましょう!

   9月30日の伊方現地全国集会は抗議集会として開催

   名出真一(伊方から原発をなくす会)

★2.2018年サクラ調査報告集(第15集)完成しました

   環境調査と原発放射能の関係

  たんぽぽ舎のホームページからダウンロードできます

   山田昌郎 (サクラ調査ネットワーク・データ集計担当)

★3.「もう太陽光、いりません」九州電力、連休中8割もカバー、

  原発再稼働も一因…ほか

  メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)

   黒木和也 (宮崎県在住)

★4.50キロ以上離れた札幌・清田区でも液状化

   昔の人が住むのを避けていた水田や沼地に人々が住むようになった

  警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識 その266

   島村英紀(地球物理学者)

★5.メルマガ読者からのイベント案内

        (お問い合わせは主催者へ)

  ◆9/27(木) 韓国原発映画「パンドラ」上映

   「神田香織おしゃべりタイム」VOL.2

   会場:本郷文化フォーラム

  ◆第26回「原発はいらない西東京集会&デモ」

   集合:西東京市役所・田無庁舎玄関前

   主催:原発はいらない西東京集会実行委員会

★6.新聞より2つ

  ◆<福島第一原発

   東電、2月からトリチウム水保管タンクの放射性物質測定

   東電は「タンクの濃度は調べていない」と繰り返してきた

                (9月22日河北新報より抜粋)

  ◆耐震性、本格議論へ 苫東火発1号機再稼働

   東日本大震災後 抜本的見直しせず

             (9月24日茨城新聞9面より抜粋)

━━━━━━━ 

※緊急のお知らせ!明日です!ご参加願います!

 9/26(水)「東海第二は廃炉原子力規制委員会抗議行動

 設置変更許可認可するな! 20年運転延長を認めるな!

日時:9月26日(水)10時より13時(議題2が「東海第二設置変更許可」)

場所:原子力規制委員会六本木ファーストビル)前

    東京メトロ南北線「六本木一丁目」駅徒歩4分

主催:とめよう!東海第二原発首都圏連絡会 TEL 070-6650-5549

共催:原子力規制委員会毎水曜昼休み抗議行動 TEL 080-5062-4196

共催:原子力規制を監視する市民の会(12時〜12時半)

━━━━━━━ 

※9/27(木)学習会にご参加を!

 「市民運動」を勝利させるために革命ではなく多数派になる

           「東電は責任をとれ」連続講座第30回

 講 師:木村 結さん (脱原発・東電株主運動世話人)

 日 時:9月27日(木)19:00より21:00

 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 主 催:東電本店合同抗議

 参加費:800円(学生400円、避難者400円)

━━━━━━━ 

※9/30(日)JCO臨界事故から丸19年『追悼と抗議』

 事故の教訓を生かせない政府に抗議を!放射線被ばく事故の原点から

 考えよう!

 日 時:9月30日(日)10時より11時

 場 所:経済産業省別館前 事故発生時刻10時35分にもくとう

 連絡先:たんぽぽ舎  献花(白菊)を用意(実費200円)

━━━━━━━ 

┏┓ 

┗■1.伊方の地に原発反対の大きな声を轟かせましょう!

 |  9月30日の伊方現地全国集会は抗議集会として開催

 └──── 名出真一(伊方から原発をなくす会)

 既にご存知の方も多いかと思います。

 昨年12月に広島高裁によって伊方原発運転差し止めの仮処分決定が出されまし

た。これに対して四国電力が異議を申し立てていました。

 この決定が25日出され、異議を認めて、12月の仮処分決定は取り消されました。

12月決定はもともと今月末までという期限付きの決定でした。

 この時点でわざわざ取り消さなくても10月1日に伊方原発の再稼働が可能にな

ります。その期限の5日前に取り消し決定をした広島高裁(三木昌之裁判長)の

犯罪性は大きなものがあります。

 再稼働日の行動については改めてお知らせさせていただきます。

 9月30日の伊方現地全国集会は抗議集会として行いたいと思います。

あらためて多くの皆様の結集をお願いいたします。

伊方の地に原発反対の大きな声を轟かせましょう!!

◆2018年9月原発のない未来へ

 ◎9/30(日)伊方原発再稼働反対現地全国集会

  ゲスト:蓮池 透さん (元東電社員)

  日 時:9月30日(日)13:30より15:30

  場 所:道の駅伊方きらら館前歩道

(国道197号メロディーライン沿い)

 ◎9/30(日)蓮池 透さん講演会

  日 時:9月30日(日)18:30より20:30

  場 所:八幡浜市民スポーツセンター

      (サブアリーナ) 八幡浜市北浜1-5-1

 上記2つとも主 催:伊方から原発をなくす会

       連絡先:kyoudoukoudou@gmail.com

※関連報道

 広島高裁 伊方原発3号機、再稼働可能に 四電の異議認める

          (9月25日毎日新聞より見出しのみ)

詳しくはこちらを

https://mainichi.jp/articles/20180925/k00/00e/040/242000c?fm=mnm

┏┓ 

┗■2.2018年サクラ調査報告集(第15集)完成しました

 |  環境調査と原発放射能の関係

 | たんぽぽ舎のホームページからダウンロードできます

 └──── 山田昌郎 (サクラ調査ネットワーク・データ集計担当)

 遅くなりましたが,今年の春行なわれたサクラ調査の報告集ができあがり,た

んぽぽ舎のホームページからダウンロードできるようになりましたので,お知ら

せいたします。HPはこちらです。 http://www.tanpoposya.com/

 サクラ調査は,ソメイヨシノの花弁とガクの数,ガクの花弁化,雄しべの花弁

化,花弁の形態等を観察するもので,調査木1本当たり1000個程度の花を調査し

ます。

 2004年から調査を開始し,3.11東京電力福島第一原発事故のあった2011年には

第8回の調査を行ない,その後今回までさらに7回調査したことになります。

 調査は各地で環境問題に取り組んでおられる皆さんが自主的・継続的に行なっ

て,調査結果をたんぽぽ舎に寄せてくださっています。

 今年は開花期間が短かったため調査日の設定が難しかったにもかかわらず,鹿

児島,宮崎,愛媛,岐阜,富山,神奈川,東京,埼玉,福島,宮城から昨年と同

数の38本の木についての結果が集まりました。

 これまでの15回の調査木の本数は延べ1290本になりました。

 来年から新たに調査をやってみたいとお考えの方がいらっしゃいましたら,ぜ

ひ報告集をご参照いただいてご検討の上ご参加ください。

 また,調査ではなく報告集の編集やデータの解析作業の面でご協力いただけそ

うな方がいらっしゃいましたら,たんぽぽ舎までご連絡いただけたら幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします。

┏┓ 

┗■3.「もう太陽光、いりません」九州電力、連休中8割もカバー、

 | 原発再稼働も一因…ほか

 | メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)

 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.「もう太陽光、いりません」九州電力、連休中8割もカバー、

  原発再稼働も一因

  9/24(月)8:00配信「J-CASTニュース

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180924-00000000-jct-bus_all

2.吉永小百合 核兵器廃絶への思い訴え「私の声は小さいけど…切実に」

  9/24(月)19:07配信「デイリースポーツ」

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180924-00000152-dal-ent

┏┓ 

┗■4.50キロ以上離れた札幌・清田区でも液状化

 |  昔の人が住むのを避けていた水田や沼地に人々が住むようになった

 | 警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識 その266

 └──── 島村英紀(地球物理学者)

 北海道地震北海道胆振東部地震)で震源から50キロ以上も離れた札幌市でも

大きな被害があった。

 札幌の南東部にある清田区で舗装道路が壊れて陥没したほか、住宅が傾いて住

めなくなったのだ。液状化である。地元のテレビ局の女子アナが腰まで入って抜

けなくなった。救出されるのに6時間半もかかった。

 札幌市の人口は200万近い。北海道内で唯一、急激に膨張したところだ。

 清田でも、昔の川や低地を埋め立てて宅地が造られ、新興住宅が立ち並んだ。

「谷埋め盛り土」という工法だった。沢が流れる谷地を山から切り出した土で埋

める手法だ。そこが集中的にやられたのだ。地下に埋められた水道管が破損した

ことも被害を大きくした。

 しかも、埋め立てに使われた土は火山灰だった。震源地近くで崩れたのと同じ、

支笏(しこつ)カルデラから数万年前に出た火山灰だ。支笏湖から札幌市の南部

まで、広く分布している。

 1978年の宮城県沖地震マグニチュード7.4)は初めての都市型災害を起こした

ので有名だ。

 マンションで玄関の鉄のドアが開かなくなったほか、ガスや水がストップした

都市生活がどんなに大変なものか、人々は思い知らされた。またブロック塀や門

柱の倒壊による死者が死者の半分以上もあった。どれも新顔の地震被害だった。

 それだけではなかった。地震で全壊した家1200戸の99%までが造成された土地

に建っていた家だったのだ。一般に古い家ほど地震に弱いが、新しい家が建って

いたこの新開地に被害が集中した。

 つまり、昔の人が住むのを避けていた場所に人々が住むようになったのだ。昔

の人が避けていた土地は水田や沼地だった。

 今回の地震でも、札幌市内の新興住宅地でこの悲劇が繰り返された。ほんの数

百メートル離れた場所でも、もと沢の上でなければ、ほとんど被害はなかった。

 都市への人口集中は札幌には限らない。日本中、いや世界全体の傾向である。

このため、都会が膨張して、いままで人が住んでいなかったところに新興住宅が

建ち並ぶようになっている。

 2011年の東日本大震災のときも、震源からはるかに離れた首都圏でも液状化

被害が目立った。千葉県浦安の新興住宅地もそうだった。ここはちょっと前まで

海で、潮干狩りを楽しんだところだった。また茨城県や千葉県のあちこちで起き

液状化は、利根川が氾濫した低地を埋めて宅地にしたところに起きた。

 近頃の新しい建物は地震に丈夫に出来ている。しかし、地盤や土台が液状化

傾いてしまえば、住宅としては無傷でも、住めなくなってしまう。

 もう一度住むためには、建て直さなければならない。だが地盤を含めて直すに

は多大の金がかかってしまう。

 庶民としては、その土地の昔を知るべきであろう。近年の宅地開発で、低地や

谷や沢を表す昔の地名を消してしまって、緑が丘だ美しが丘だという新しい地名

に惑わされてはいけないのだ。

島村英紀さんのHP http://shima3.fc2web.com/

 「島村英紀が書いた『夕刊フジ』のコラム」より9月21日の記事)

┏┓ 

┗■5.メルマガ読者からのイベント案内

 |       (お問い合わせは主催者へ)

 └──── 

 ◆9/27(木) 韓国原発映画「パンドラ」上映

  「神田香織おしゃべりタイム」VOL.2

日 時:9月27日(木)18時30分より(上映時間136分)開場は18時。

会 場:本郷文化フォーラム

 地下鉄丸の内線・大江戸線本郷三丁目」徒歩5分

参加費:1000円(ドリンク付き)

問い合わせ:香織倶楽部・高橋

      ta-yo@hyper.ocn.ne.jp

後 援:NPO法人ふくしま支援人と文化ネットワーク

 本郷文化フォーラムで毎月開催の「神田香織おしゃべりタイム」にて韓国映画

「パンドラ」を上映します。

広瀬隆さん推薦の作品。観てみたら、ハラハラドキドキ、笑いあり涙ありの秀

作。2016年末に韓国で公開され、300万人超の大ヒット作にも関わらず、日本では

公開されませんでした。

 韓国を舞台にしたフィクションですが、地震メルトダウン、政府の隠蔽体質、

住民の避難、冷却水漏れ、被曝しながらの復旧作業等、ストーリーは完全に東京

電力福島第一原発事故をなぞった作品。

 ◆第26回目の「原発はいらない西東京集会&デモ」のご案内です。

  皆さんご参加ください。

日 時:10月7日(日)14:00より

集 合:西東京市役所・田無庁舎玄関前

      (西武新宿線田無駅南口徒歩3分)

集 会:田無庁舎玄関前14:00 デモ出発14:30

    田無庁舎玄関前(南町)〜市役所通り〜武蔵境通り〜踏切〜

    青梅街道〜谷戸新道〜西東京いこいの森公園

ミニライブ:15:30より16:30 西東京いこいの森公園(谷戸町)

      出演:TOMASA しゅうやん

アピール:首都圏から最も近い、40年目の老朽東海第二原発はさらに20年の

     運転延長が目論まれています。

     今夏も原発なしで電力は足りていました。

     ご一緒に『原発はいらな〜い』と声に出してみましょう。

  予約は不要。どなたでも出入り自由です。

  鳴り物・ゼッケン・旗などアピールするものをお持ちください。

主 催:原発はいらない西東京集会実行委員会

     http://nonuke-ntyo.cocolog-nifty.com/

     E-mail:nonuke-ntyo@nifty.com

┏┓ 

┗■6.新聞より2つ

 └──── 

 ◆<福島第一原発

  東電、2月からトリチウム水保管タンクの放射性物質測定

  東電は「タンクの濃度は調べていない」と繰り返してきた

 東京電力福島第一原発で汚染水を処理した後に残る放射性物質トリチウムを含

む水について、敷地内で保管するタンクの放射性物質濃度を、東電が今年2月か

ら測定していたことが21日、分かった。「タンクの濃度は調べていない」と繰り

返してきた従来の説明と異なり、情報公開に対する姿勢が問われそうだ。

 東電は河北新報社の取材に「測っているのは配管でつながった『タンク群』で、

タンク一つ一つではない」と釈明。説明の整合性は取れていると主張した。

 処理水は配管でつながった複数のタンクにほぼ同時にためる。東電はタンクに

ためる直前に加え、過去に貯蔵した処理水もタンク群単位で抽出調査していた。

 (後略)  (9月22日河北新報より抜粋)

詳しくはこちらを

https://www.kahoku.co.jp/special/spe1090/20180922_01.html

 ◆耐震性、本格議論へ 苫東火発1号機再稼働

  東日本大震災後 抜本的見直しせず

 地震で被災した北海道電力の苫東厚真火力発電所1号機が19日に再稼働した。

規定の震度5の耐震基準を満たしていたにもかかわらずボイラー管など重要設備

が損傷。東日本大震災後、国や電力会社が火力発電所の耐震性を議論したが、抜

本的な見直しは見送られた。苫東厚真の被災を受け、耐震性の検討が本格化する

のは必至だ。 (後略) (9月24日茨城新聞9面より抜粋)

────────── 

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治・経済、社会、身近な生活も歓迎します。

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 執筆者名(基本的に本名でお願いしています)と執筆者名の後にかっこ書きで

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 例:たんぽぽ花子(たんぽぽ舎)、たんぽぽ太郎(東京都千代田区在住)

3.「集会・デモ・講演会等のお知らせ」の投稿に関しては、どの団体・グルー

プも平等に掲載する基本方針です。

 そのため日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先など必要事項を400

文字以内でお送り下さい。

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4.集会や行動の参加報告等に関しては600文字以内で、タイトル(見出し)

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   〒101-0061 東京都千代田区神田三崎町2-6-2

              ダイナミックビル5F

       TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797

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たんぽぽ舎です。【TMM:No3467】地震と原発事故情報−6つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No3467】

2018年9月22日(土)地震原発事故情報−

               6つの情報をお知らせします

                        転送歓迎

━━━━━━━ 

★1.決意を新たにして関西電力・老朽高浜原発1、2号機、

   美浜原発3号機の再稼働を阻止しよう!

              木原壯林(若狭の原発を考える会)

★2.東海第二原発の再稼働に反対し地元と首都圏で行動 (その2)

   国民の負担と犠牲が前提の原子力災害対策

  自治体への働きかけが必要

   住民を守れないので原発を動かすべきではないという

  意見書を国に提出してもらいたい

           中村泰子(原子力民間規制委員会・東京)

★3.<伊方原発>3号機仮処分、28日に決定 大分地裁…ほか

   メルマガ読者からの原発等情報3つ(抜粋)

   黒木和也 (宮崎県在住)

★4.書評

   「検証 朝鮮戦争−日本はこの戦争にどうかかわったのか」

  元朝鮮大学教授94歳の白 宋元さん著

   冨塚元夫(たんぽぽ舎ボランティア)

★5.メルマガ読者からのイベント案内

      (お問い合わせは主催者へ)

  ◆2018年9月原発のない未来へ

   ◎9/30(日)伊方原発再稼働反対現地全国集会

        ゲスト:蓮池 透さん (元東電社員)

   ◎9/30(日)蓮池 透さん講演会

        会場:八幡浜市民スポーツセンター

   主催:伊方から原発をなくす会

★6.新聞より2つ

  ◆東海第二、26日議論 原子力規制委 了承なら審査合格

        (9月22日8:00配信「茨城新聞クロスアイ」より抜粋)

  ◆メルマガで「もんじゅ」後継機「ASTRID」に異論

   原子力委員会の岡芳明委員長

             (9月21日18:10共同通信より)

━━━━━━━ 

※9/27(木)学習会にご参加を!

 「市民運動」を勝利させるために革命ではなく多数派になる

           「東電は責任をとれ」連続講座第30回

 講 師:木村 結さん (脱原発・東電株主運動世話人)

 日 時:9月27日(木)19:00より21:00

 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 主 催:東電本店合同抗議

 参加費:800円(学生400円、避難者400円)

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※9/30(日)JCO臨界事故から丸19年『追悼と抗議』

 事故の教訓を生かせない政府に抗議を!放射線被ばく事故の原点から

 考えよう!

 日 時:9月30日(日)10時より11時

 場 所:経済産業省別館前 事故発生時刻10時35分にもくとう

 連絡先:たんぽぽ舎  献花(白菊)を用意(実費200円)

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┗■1.決意を新たにして関西電力・老朽高浜原発1、2号機、

 |  美浜原発3号機の再稼働を阻止しよう!

 └──── 木原壯林(若狭の原発を考える会)

◎ 関西電力は、トラブル続きでも原発を稼働させています

 関西電力は、定期検査中の高浜原発4号機を8月31日に起動(いわゆる再々稼

働)させました。4号機では、去る6月22日に、蒸気発生器伝熱管に傷が見つか

り、8月19日には、事故時に原子炉に冷却水を補給するポンプが油漏れを起こし、

20日には、温度計差込部から噴出した微量放射性物質を含む蒸気が原子炉建屋か

ら漏れ出るトラブルを起こしています。

 このことは、運転開始後33年を超えた高浜原発4号機のような原発では、色々

な部分の老朽化が進んでいることを示し、その原発を運転しようとする関西電力

に、原発は万が一にも事故を起こしてはならないとする緊張感も体制もないこと

を示しています。

 また、原子力規制委員会が「新規制基準」に適合とした原発が、再稼働時に次々

にトラブルを起こしている事実は、「新規制基準」は安全を保障するものとは程

遠く、規制委員会の審査は、いい加減極まりないことを示しています。

 それでも、関西電力は、トラブル後10日目の8月31日に高浜4号機の再々稼働

を強行し、8月3日から定期検査入りした高浜3号機を11月に起動させるといわ

れています。許してはなりません。

◎ 関西電力は40年越え老朽高浜1、2号機、美浜原発3号機を

  再稼働させ、全国の老朽原発再稼働を先導しようとしています

 関西電力は、来年以降、老朽原発高浜1号機(来年で45年越え)、2号機(同

44年越え)、美浜原発3号機(同43年越え)を再稼働させ、全国の老朽原発の再

稼働を先導しようとしています。安倍政権のエネルギー政策に迎合するものです。

 老朽原発には、取り換えることのできない圧力容器や配管の脆化(ぜいか)や腐

食など、危険極まりない状況が多数あることを多くが指摘していす。それでも、

政府や関西電力は、再稼働を企んでいるのです。

 ところで、老朽原発の安全対策費は、福島第一原発事故の大きな犠牲の上に、

また、反原発の闘いの故に、高騰し続け、福島第一原発事故以降9基の老朽原発

廃炉が決定しています (福島第一、第二を含めれば、廃炉は19基)。

 このことを考えれば、安全対策費が膨大で、経済的にも成り立たない、老朽原

発の運転を関西電力に断念させることは、私たちの闘い如何では、可能であろう

と考えます。

 老朽原発運転を阻止し、原発新設を阻止すれば、最悪でも、2033年には、若狭

原発はゼロになります。もちろん、その前に重大事故が起こる可能性もありま

すから、断固として、原発の早期全廃を勝ち取らなければなりません。

 関西、福井の総力を結集して、高浜、美浜の老朽原発をを廃炉に追い込みまし

ょう! (後略) (9月21日、京都の金曜行動で配布したチラシより抜粋)

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┗■2.東海第二原発の再稼働に反対し地元と首都圏で行動 (その2)

 |  国民の負担と犠牲が前提の原子力災害対策

 | 自治体への働きかけが必要

 |  住民を守れないので原発を動かすべきではないという

 | 意見書を国に提出してもらいたい

 └──── 中村泰子(原子力民間規制委員会・東京)

3.国民の負担と犠牲が前提の原子力災害対策

 原子力規制委員会策定の「原子力災害対策指針」では、放射能放出前に、

 イ.5km圏内の人がまず避難する、

 ロ.30km圏内の人は屋内退避で、5km圏内の避難完了後に避難を開始する、と

なっている。

 しかし、迅速、的確な避難指示は全く期待できないことから、住民は避難の途

中で大量の放射能(特に放射性ヨウ素が危険)を浴びることになる。

 道路渋滞、避難先でも被ばくするなど福島第一の経験から大混乱と大量被ばく

は目に見えている。

 避難計画の策定と実施を自治体に負わせるということは、その費用は税金、す

なわち国民負担ということになる。危険物を使用する電力会社は防災費用を負担

せず、無実の国民が負担せよというのは傲慢不遜な制度だ。

 原子力防災は自然災害への防災対策とは別次元の話なのに、同列にされている

ところにごまかしがある。

 現在の法体系では、原子力防災計画は法律上の要件となっておらず、原子力

制委員会が原発の運転を許可する際の審査対象ではない。規制委は「指針」を作

っただけで何もしない。

 原子力災害避難計画を審査する機関はどこにもない。原子炉等規制法を改正し

て、規制委が原子力防災計画を審査し、現地検証をしたうえで合否の判定を行う

こととし、合格しなければ原発の運転は認められない、とするべきである。

 新規制基準から原子力防災が外されているところに、公衆の安全より原発維持

を優先する国の姿勢が現れている。

4.自治体への働きかけが必要

  住民を守れないので原発を動かすべきではないという

  意見書を国に提出してもらいたい

 規制委も電力会社も危険を住民に押し付けておきながら、原子力防災について

は全く当事者意識がない。

 原子力防災計画を丸投げされた30km圏内の自治体は、筋違いの任務を負わされ

ている。地方自治体には財源がないので、国から多少の補助金があるにしても、

まともな対策はできない。

 周辺自治体には、丸投げに異議をとなえ、業務を返上し、住民を守れないので

原発を動かすべきではないという意見書を国に提出してもらいたいと強く思う。

 土台無理な原子力災害対策のために、無駄に人手、時間、費用、をとられるの

は、自治体行政にとって大きな損失である。

 自治体には、原子力災害ではなく、自然災害への備えに注力してほしい。上か

らの指示に従うだけではなく、下からの声を上へぶつけるべきではないか。それ

地方自治のありかたではないかと思う。

 東海第二原発廃炉の運動に関わる中で、今後自分としては、原発周辺自治体へ

どのような働きかけができるか、どう行動するかを、「とめよう!東海第二原発

首都圏連絡会」などの運動から学び、皆さんに相談しながら探っていきたい。

(「思想運動」2018-9-15号 No.1029 から了承を得て転載)

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┗■3.<伊方原発>3号機仮処分、28日に決定 大分地裁…ほか

 | メルマガ読者からの原発等情報3つ(抜粋)

 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.<伊方原発>3号機仮処分、28日に決定 大分地裁

  9/21(金)18:32配信「毎日新聞

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180921-00000064-mai-soci

2.関電など電力3社、使用済み核燃料の再処理費用470億円計上

  核燃サイクル継続へ資金確保

  9/21(金)20:48配信「産経新聞

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180921-00000654-san-bus_all

3.大地震発電所全滅「東京ブラックアウト」が発生したら…乗り切る術

  9/21(金)8:00配信「デイリー新潮」

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180921-00548983-shincho-soci

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┗■4.書評

 |  「検証 朝鮮戦争−日本はこの戦争にどうかかわったのか」

 | 元朝鮮大学教授94歳の白 宋元さん著 (三一書房、2013年)

 └──── 冨塚元夫(たんぽぽ舎ボランティア)

1.8月4日に「スペースたんぽぽ」において浅野健一さんの企画で、講演会

「停戦65年・朝鮮戦争終結と日本の責任−朝米会談後の北東アジアの情勢」が

行なわれました。

 講師は、元朝鮮大学教授94歳の白宋元さんでした。考え抜かれた内容を丁寧に

述べたもので、是非彼の著作を読んでみたいと思いました。

 この本の特徴は、注釈として列挙されている資料・著書が非常に多いことです。

事実の解明のために隠れた資料の発掘に努力されたのだと思います。

 もう一つはこの戦争を1950年当時の世界経済からも分析している点です。

2.目次は次の通りです。

序 章

第一章 朝鮮戦争の起源―38度線による分断

第二章 北朝鮮臨時人民委員会の創設と民主改革

第三章 モスクワ三相会議の破綻、朝鮮問題の国連上程

第四章 李承晩の民衆弾圧、5.30総選挙の惨敗

第五章 朝鮮民主主義人民共和国の創建、南北連絡会議

第六章 朝鮮戦争におけるアメリカとソ連

第七章 朝鮮戦争の勃発と国連

第八章 戦争の各段階、中国人民志願軍参戦

第九章 朝鮮戦争と日本の再軍備

3.「朝鮮戦争北朝鮮の侵略で始まった」というのが通説ですが、実は根拠は

極めて希薄です。証言にその様な事を裏づけるものがありますが、逆の証言もあ

ります。

 筆者は数々の証言、外交文書を分析しています(米国国立公文書館の文書等)。

できたばかりの共和国には侵略する戦力はありません。

 人民委員会の連絡会で国ができつつあった。南の政治指導者も含め会議を開い

て、全国統一の政府をつくる方向に合意していた。

 南朝鮮信託統治していたアメリカの南朝鮮単独政府樹立の政策は、アメリ

の戦略で李承晩派が強引に行なった単独選挙に大敗して破綻していた。

 更に中国革命で大陸に足場を失ったので、このまま、民主的統一政府ができる

のをただ待つわけにいかずとして、武力解決を図ろうとした。

 ソ連は介入する武力がなかった。南の武力は旧日本軍、旧日本憲兵体や、ヤク

ザ組織などで、北の武力はレジスタント組織を基盤にしていた。

 南にもレジスタント経験者がおり、李承晩よりも人望ある指導者たちだったが、

彼らは北の指導者(人民委員会)と統一政府をつくる政策(南北連絡会議)だっ

たので、李承晩政府から排除されのちに次々に暗殺された。

 李承晩に反対・抵抗する人々は弾圧された−主な事件は10月人民抗争(1946年)

済州島「4.3人民蜂起」(1948年)です。

 単独選挙に反対して立ち上がった済州島の4.3人民蜂起で米軍軍事顧問団の指揮

下に島民を大量虐殺し、全島で焦土作戦を敢行したのは韓国の国防警備隊第9連

隊であった。

4.さらに述べれば、1980年5月、金大中の釈放と民主化を要求する5万光州市

民の平和なデモに発砲して多数の高校生、大学生、市民を虐殺したのは全斗煥

指揮する韓国軍部隊であった。

 1980年の光州事件から87年韓国民主宣言をへて、2017年ローソクデモによって

ついに民主派が保守派をおさえて文大統領の誕生になった。

5.第二次世界大戦直後、アメリカを除いて、敗戦国はもちろん戦勝国も荒廃か

ら立ち直るため復興建設に集中していました。

 大戦で兵士・民間人合計最大の死者を出したのはソ連で約2千万人。その他の

国の死者数は中国約1300万人、ドイツ約700万人、日本約300万人に対しアメリ

は約30万人でした。

 戦争直後の好景気からまもなくアメリカは過剰生産不況に陥ります。過剰農産

物は欧州・日本への食糧援助となりました。

 軍産複合体は不況脱出の為新たな戦争を渇望していました。現在でも、アメリ

カの軍事費は突出しており年間約6000億ドル以上(約70兆円)で、2位中国の約

3倍、3位ロシアの約9倍、7位日本の約12倍です。

 1947年トルーマンドクトリンにて対ソ連包囲網形成。朝鮮国独立政府への非協

力、南北分断政策(南朝鮮と日本を反共の砦に。)を打出した。

 アメリカは世界の覇権国家ソ連も中国も自国の復興で精一杯でした。

 北の挑発云々はでっち上げの多い歴史を見ると明らかです。

 満州事変、ベトナム戦争トンキン湾事件イラク侵攻の大量破壊兵器など。

 アメリカ空軍は80万回以上、海軍航空隊は25万回以上の爆撃を行った。その85%

は民間施設を目標とした。56万トンの爆弾と3万トンのナパーム弾が投下され、

爆弾の総重量は、第二次世界大戦で日本に投下された16万トンの3.7倍であるとい

われています。

 日本は朝鮮戦争勃発により、民主化の停止、財閥解体の中止、戦争犯罪人の釈

放(米軍への協力条件)、旧官僚の復帰、旧産軍学協同の復活から急速に武器弾

薬量産体制を整えて米軍に協力しました。

 荒廃した工場を再稼動し、武器弾薬・車両の大量受注による特需を享受し、経

済復興に大きく役立てた。

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┗■5.メルマガ読者からのイベント案内

 |     (お問い合わせは主催者へ)

 └──── 

 ◆2018年9月原発のない未来へ

 ◎9/30(日)伊方原発再稼働反対現地全国集会

  ゲスト:蓮池 透さん (元東電社員)

  日 時:9月30日(日)13:30より15:30

  場 所:道の駅伊方きらら館前歩道

(国道197号メロディーライン沿い)

 ◎9/30(日)蓮池 透さん講演会

  日 時:9月30日(日)18:30より20:30

  場 所:八幡浜市民スポーツセンター

      (サブアリーナ) 八幡浜市北浜1-5-1

 上記2つとも主 催:伊方から原発をなくす会

       連絡先:kyoudoukoudou@gmail.com

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┗■6.新聞・配信より2つ

 └──── 

 ◆東海第二、26日議論 原子力規制委 了承なら審査合格

 原子力規制委員会は21日、日本原子力発電が再稼働と最長20年の運転延長を目

指している東海第二原発(東海村白方)について、26日の定例会合で再稼働に関す

る議論をすると発表した。原電による安全対策の内容をまとめた「審査書」を了

承すれば正式に審査合格となる。

 合格すれば、2011年3月の東日本大震災地震津波の被害を受けた原発では

初めて。事故を起こした東京電力福島第一原発と同じ沸騰水型炉では、東電柏崎

刈羽6、7号機(新潟県)に続き2例目。

 再稼働には事前の地元の同意が必要だが、立地自治体だけでなく周辺自治体も

判断に加わる初のケースとなる。事故時に備える住民避難計画の対象の半径30キ

ロ圏には、全国の原発で最多の96万人が暮らしており、策定作業は難航しそうだ。

 (後略)  (9月22日8:00配信「茨城新聞クロスアイ」より抜粋)

詳しくはこちらを

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180922-00000005-ibaraki-l08

 ◆メルマガで「もんじゅ」後継機「ASTRID」に異論

  原子力委員会の岡芳明委員長

 国の原子力委員会の岡芳明委員長が、廃炉作業が始まった高速増殖原型炉「も

んじゅ」の後継となる高速炉開発に関し、「もんじゅ」と同じナトリウム冷却型

は経済性がなく「無理なものを研究しても予算と優秀人材を浪費する」との見解

を、原子力委のメールマガジンで21日までに公表した。

 政府が検討する「もんじゅ」後継機の開発や、フランスと共同研究を進める実

証炉「ASTRID(アストリッド)」の計画に異を唱えた形。原子力委の委員

長が政府方針に反する立場を公に表明するのは異例だ。

  (9月21日18:10共同通信より)

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☆ひきつづき、たんぽぽ舎の活動・日刊メルマガ=「地震原発

 故情報」へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致

 します。

  郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎 口座番号 00180-1-403856

☆《事故情報編集部》より

 メールマガジン読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他投稿(「川柳

・俳句・短歌」など)を歓迎します。

1.「投稿」のテーマは、「原発問題」が中心軸ですが、エネルギー、自然、政

治・経済、社会、身近な生活も歓迎します。

2.原稿に「見出し」をつけて下さい。(「見出し」は1行見出しよりも2行又

は3行見出しの方が読む人にとってわかりやすい)

 執筆者名(基本的に本名でお願いしています)と執筆者名の後にかっこ書きで

「所属・団体名」か「在住県名」を記載して下さい。

 例:たんぽぽ花子(たんぽぽ舎)、たんぽぽ太郎(東京都千代田区在住)

3.「集会・デモ・講演会等のお知らせ」の投稿に関しては、どの団体・グルー

プも平等に掲載する基本方針です。

 そのため日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先など必要事項を400

文字以内でお送り下さい。

 件名に「イベント案内掲載希望」と明記して下さい。

 日程が直前にならないよう余裕を持っていただけると幸いです。

 メールマガジンへのイベント案内は1回だけの掲載とさせていただきます。

4.集会や行動の参加報告等に関しては600文字以内で、タイトル(見出し)

 及び本文をお送り下さい。件名に「メルマガ掲載希望」と明記して下さい。

「投稿」の送付先はたんぽぽ舎のアドレス「 nonukes@tanpoposya.net 」です。

なお、お送り頂いた投稿は紙面の制限上掲載できない場合もあります。

ご了解下さい。

────────── 

 ◆このメールマガジンのバックナンバーは、ホームページの「メルマ

  ガ:地震原発事故情報」をご参照下さい。

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  たんぽぽ舎では、「地震原発事故情報」(メールマガジン)を

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たんぽぽ舎です。【TMM:No3466】地震と原発事故情報−6つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No3466】

2018年9月21日(金)地震原発事故情報−

               6つの情報をお知らせします

               転送歓迎

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★1.東海第二原発(東京圏の原発)を止めよう運動が前進

   各自治体で請願がたくさん−東海第二の運転延長しないで

  「ハロー原電行動」と原電本店周辺ビラ撒き

  800人の大集会(10月20日)の協力券を普及中

       柳田 真(たんぽぽ舎、止めよう!東海第二首都圏連絡会)

★2.東海第二原発の再稼働に反対し地元と首都圏で行動

   負担と犠牲が前提の原子力防災対策

  原子力災害対策を自治体に丸投げ

  原子力事業者は公衆の安全を守れ  (その1)(2回の連載)

            中村泰子(原子力民間規制委員会・東京)

★3.私設原発応援団たちによる間違いだらけの

  「泊原発動いていれば」反論を斬る…ほか

  メルマガ読者からの原発等情報3つ(抜粋)

                 黒木和也 (宮崎県在住)

★4.書評「しゃべり尽くそう!私たちの新フェミニズム

   著者:望月衣塑子 トーク・伊藤詩織 三浦まり 平井美津子 猿田佐世

                山田和秋(たんぽぽ舎ボランティア)

★5.メルマガ読者からのイベント案内

         (お問い合わせは主催者へ)

  ◆9.29 被ばく学習会「あなたの初期被ばく、計算できます」

   講演:山田國廣さん(京都精華大学名誉教授)

   場所:文京区・男女平等センター

★6.新聞より1つ

  ◆<北海道電力>送配電を分社化方針 2010年4月

            (9月20日20:49配信「毎日新聞」より)

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※9/27(木)学習会にご参加を!

 「市民運動」を勝利させるために革命ではなく多数派になる

           「東電は責任をとれ」連続講座第30回

 講 師:木村 結さん (脱原発・東電株主運動世話人)

 日 時:9月27日(木)19:00より21:00

 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 主 催:東電本店合同抗議

 参加費:800円(学生400円、避難者400円)

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┏┓ 

┗■1.東海第二原発(東京圏の原発)を止めよう運動が前進

 |  各自治体で請願がたくさん−東海第二の運転延長しないで

|  「ハロー原電行動」と原電本店周辺ビラ撒き

 | 800人の大集会(10月20日)の協力券を普及中

 └──── 柳田 真(たんぽぽ舎、止めよう!東海第二首都圏連絡会)

 東海第二原発(実質は東京圏の原発、首都圏の原発)を止めよう運動が東京、千

葉、埼玉、神奈川、茨城などで前進しています(課題もいくつか出ている)。一部

を報告します。

〇 とめよう!東海第二原発首都圏連絡会は2018年5月結成以来、多くの団体、

個人の協力の混成部隊でいくつもの努力をしてきた。

 その定例会議は第一木曜(夕方より)、と第三水曜日(14時より)の2回で、多い

時は40人、少ない時は20人でレジュメを用意していつも時間に追われながら、熱

心に諸課題を討論。

〇 首都圏の各自治体への請願活動が急速に広がっています。東海第二原発の運

転延長をしないで!の請願や陳情です。

 その1:今日、茨城からきたメールを紹介

 皆様、茨城の川澄です。今日、栃木県真岡市でも採択された由です。那須塩原

市、那珂川町、茂木町、益子町市貝町芳賀町、真岡市で7市町になりました。

全25市町の28%です。

 因みに、栃木県の日光市塩谷町を除く23市町が東海第二の避難先になってい

ます。

 その2:西東京市の請願活動です。(田無市保谷市が合併して西東京市になっ

た。平成13年=2001年)

 市民たちがこういうハガキを出して努力し(署名は1000筆を超えた)、委員会を

通過できたとのこと、成果!(9月20日の情報)

ハガキの全文の紹介

西東京市議会公明党(5人の議員氏名)へのハガキ

東海第二原発の運転延長を行わないことを求める請願に勿論賛成してくださいま

すよね!

 公明党のHPでは、理念に「原発ゼロの社会へ」を掲げています。そして、

原発に依存しない社会・原発ゼロ社会」を目指すとして「建設後40年を経た原

発の運転を制限する制度を厳格に適用します」と表明しています。

 この11月に運転40年を迎える東海第二原発はまさにこの厳格に適用する原発

相当します。

 当然、この理念を実現するために、東海第二は再稼働への道ではなく、廃炉

の道を選ぶべきとのお考えと思います。

 私も、東海第二原発は延長せず廃炉にすべきと考えますので、西東京市議会に

提出された標記請願に賛成してください。

その3:葛飾区や港区、杉並区やその他多くの市や千葉県内、埼玉県内、神奈川

県内の取り組みは後日まとめて報告したい(止めよう東海第二原発の発表を待って)

〇 ハロー原電行動1〜4回と原電本店周辺ビラ撒きの実施

 Oさん(女性)の提案で原電本店職員へ訴える活動を毎週始めた。今日で実質4

回目。10人程で東京・千代田区美土代町の原電本店の正門と裏門で「20年延長は

危険、止めて」と訴える活動。看板やのぼり旗、横断幕などで昼休みの1時間。

 その後、原電本店周辺から神田神保町(800名の大集会の会場=日本教育会館が

ある)までビル群へポスティング。1000枚以上が配布できた。

〇 10月20日(土)夕方の大集会(800名会場)の協力券の普及が進んでいる。5月に

誕生したばかりの若い「連絡会」にとって800名は大きな事業。でも、皆が頑張っ

ている。何とかできそうな感じ。

〇 全体として「東海第二原発を止めよう」の運動が前進中、登り坂。課題もい

くつか出ているが、皆な張り切っているので乗り越えられると思う。

 11月27日=20年延長をストップしよう。

追伸1:9月17日(月・休日)さようなら原発全国集会が東京・代々木公園で開か

れた。参加者8000人(今春の集会は1万2000人)。ブースを借りて「東海第二原発

NO」のビラ撒きをした。デモでは第3梯団で(止めよう!東海第二首都圏連絡会)

350人が参加(春の時よりも2割くらい人数が増えた)

 トランペット、小型と大型の太鼓で音楽も充実、放射性廃棄物ドラム缶の模型

10数個を各人が背負って、横断幕、のぼり旗で元気に渋谷駅周辺をデモ行進しま

した(反省点もあり)。

追伸2:署名を受け取らない日本原電本店。他の3者(経産省東京電力本店、

規制委員会)は皆な、署名を受け取っているのに。

 そこで、「止めよう東海二原発連絡会のハガキチームは、署名を受け取らない

日本原電に抗議ハガキをドンドン出そうと考えてハガキ普及に取り組んだ。

 9月1日茨城集会から、9月17日全国集会までに延べ200組(400枚の官製ハガキ)

が普及できた。今それらがどんどん日本原電へ向かっている。

┏┓ 

┗■2.東海第二原発の再稼働に反対し地元と首都圏で行動

 |  負担と犠牲が前提の原子力防災対策

 | 原子力災害対策を自治体に丸投げ

 | 原子力事業者は公衆の安全を守れ  (その1)(2回の連載)

 └──── 中村泰子(原子力民間規制委員会・東京)

 日本原子力発電の所有する東海第二原発茨城県東海村)は現在、原子力規制

委員会の設置変更許可が下されるかどうかという段階にきている。たとえそれが

許可されても、運転開始後40年となる今年11月27日までに運転延長の認可と、工

事計画の認可が必要で、その後、茨城県と周辺6市村の同意も得なければならな

い。地元茨城県内では、すでに6割を超える自治体で運転延長に反対する意見書

が採択されている。首都圏でも「とめよう!東海第二原発 首都圏連絡会」が5

月に結成され、各地で活発な運動が展開されている。

1.原子力災害対策を自治体に丸投げ

 いざ原発事故発生というときに備えて、原発から30km圏内の自治体に原子力

災計画の策定が義務付けられている。

 東海第二原発は日本一人口密集度の高いところに立地している(30km圏内に

100万人)。福島第一原発事故の経験から、実効性のある避難計画をつくることは、

ほとんど不可能だ。

 事故が起きれば首都圏壊滅もありうる。巨大なリスクに目をつぶり、ひたすら

既定路線をゆくというのは、旧日本軍と同じメンタリティなのだろう。国策とい

う名の自滅への道を、私たちは阻止しなければならない。

 9月1日に水戸で開催された「東海第二原発再稼働STOP!茨城県大集会」

で、東海村特別養護老人ホームを経営する伏屋淑子さんは、「原発事故になっ

たら高齢者は逃げられない。スタッフには逃げてもらう。行政は迎えに来るとい

うが、介助者なしでは車に乗せられない。逃げられない人がいるのになぜ再稼働

するのか」と訴えた。

 また、同日夜に開催された「再稼働阻止全国ネットワーク全国相談会in水戸」

で、東海村村議の阿部功志さんは、「広域避難計画を自治体が作れと丸投げする

政府は無責任。規制委は避難計画を再稼働の審査対象とすべき。そもそも、なん

で住民が避難しなければならないのか!」と、無理難題を押し付けられる自治

側からの声をあげた。

2.原子力事業者は公衆の安全を守れ

 従来の原子炉立地審査指針には、「仮想事故の発生を仮想しても、周辺の公衆

に著しい放射線災害を与えないこと」という条件が明記してあった。

 しかし、新規制基準で原子炉立地審査指針は外された。都合が悪かったのであ

ろう。だが、公衆に放射線災害を与えないことは、原子力事業者の責務であるこ

とに変わりはないはずだ。

 原子力規制委員会は、「新規制基準への適合性を審査しているだけで、審査を

通ったから安全とは言えない」と逃げつつ、涼しい顔で合格証を出している。

 電力会社は、「安全とは言えない」原発を無理やり動かすというのなら、その

前に住民を守る予防措置を講じるべきだ。

 なぜなら、福島第一原発事故前は、「事故は起きないので安心してください」

と言い、住民はそれを信じて原発を受け入れた。それが後になって、「事故は起

こりうる」に変わった。

 住民は、被ばくし、避難し、故郷を失い、生存権を奪われる危険にさらされる

ことになった。「それは約束が違う」ということになる。危険を承知で原発を使

用するのなら、住民の安全確保が必須だ。電力会社の責任で、住民が同意できる

予防措置が実施されたうえでなければ、再稼働してはならない。

 例えば、少なくとも周辺50km圏内の住民に対し、「住民の皆さま全員を収容で

きる放射線防護施設を、当社負担で用意します。移住先についても当社で確保し

ます」というくらいの約束をしてもらわなければ見合わない。それには何兆円も

かかるので、実際には無理で、電力会社は再稼働をあきらめるしかない。

(その2)に続く (「思想運動」2018-9-15 No.1029 から了承を得て転載)

┏┓ 

┗■3.私設原発応援団たちによる間違いだらけの

 | 「泊原発動いていれば」反論を斬る…ほか

 | メルマガ読者からの原発等情報3つ(抜粋)

 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.私設原発応援団たちによる間違いだらけの

  「泊原発動いていれば」反論を斬る

  9/20(木)8:40配信「HARBOR BUSINESS Online」

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180920-00175165-hbolz-soci

2.<北海道地震>ブラックアウトの原因は北海道電力の怠慢か

  北電が泊原発固執し続け“集中電源体質”から脱皮できない限り

  北海道の大停電リスクはなくならない可能性がある

  9/20(木)9:30配信「毎日新聞

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180920-00000019-mai-bus_all

3.「原発憲法基本原理に違反」大津の差し止め訴訟で住民側

  「生命、自由および幸福追求権」「平和的生存権」などを侵害する

  9/20(木)22:57配信「京都新聞

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180920-00000030-kyt-soci

┏┓ 

┗■4.書評「しゃべり尽くそう!私たちの新フェミニズム

 |  著者:望月衣塑子 トーク・伊藤詩織 三浦まり 平井美津子 猿田佐世

 └──── 山田和秋(たんぽぽ舎ボランティア)

 いま、パワハラ、セクハラ、LGBTなど毎日のニュースに出ない日はないく

らいです。

 ところが、安倍政権は女性の働き方改革といっても、根底にある男女格差や女

性蔑視の男性目線を変えようとはしていません。女性を労働力補給の一環として

見ているようです。

 2017年11月公表された男女格差の度合いを示す「ジェンダーギャップ指数」で

日本は144カ国中114位と過去最低を記録しました。

 政治の世界では、国会議員が129位、経済参画は114位、勤労所得で100位、幹部、

管理職で116位、高等教育の在学率101位、どこをとっても格差が是正されていな

いのが日本の実態です。大変恥ずかしいことです。

 安倍政権が「好景気」をうたっても、何も変わっていません。

 このような現状を変えようとこの本は企画されました。

 政権の代表のような菅官房長官を初めて狼狽させた望月衣塑子さんが様々な分

野の4人の女性とトークセッションしました。

*伊藤詩織さんとは、性暴力の加害者を擁護し、被害者をパッシングする日本の

社会について。しかも加害者は安倍首相の親しいお友達。

*三浦まりさんとは、「ジェンダー平等」を実現するためには、まず女性議員を

増やそうと。

女性議員が増えれば、政治が変わるし、国民生活の民主化が前進する。

*平井美津子さんとは、授業で「慰安婦」問題を教え続けるのは、様々な性暴力

と同じ根を持つからだと。ヘイトの嫌がらせや妨害を受けながら。

*猿田佐世さんとは、自発的対米従属の現状を変えるためにはどうするかをトー

ク。

日本のこと知っているアメリカ人はほとんどない。

 最もタイムリーなこの本を女性はもとより、特に男性に読んで欲しいそうだ。

出版社 梨の木舎 定価1620円(税込み)

※たんぽぽ舎でも扱っています。

┏┓ 

┗■5.メルマガ読者からのイベント案内

 |        (お問い合わせは主催者へ)

 └──── 

 ◆9.29 被ばく学習会「あなたの初期被ばく、計算できます」

  講演:山田國廣さん(京都精華大学名誉教授)

  第46回 被ばく学習会「あなたの初期被ばく、計算できます」

講 演:山田國廣さん(京都精華大学名誉教授)

日 時:9月29日(土)13時開場 13時15分より16時45分

場 所:文京区・男女平等センター・研修室A

    地下鉄丸の内線、大江戸線本郷三丁目」駅5分、

    都営地下鉄「春日」駅7分

    文京区本郷4-8-3 本郷真砂(まさご)アーバンハイツ1階

申込み:https://goo.gl/YmzgNG 電話予約:090-3577-4844

主 催:放射線被ばくを学習する会

       http://anti-hibaku.cocolog-nifty.com/

資料代:1,000円

 「初期被曝の衝撃」という本を出版された京都精華大名誉教授の山田國廣さん。

福島第一原発事故による初期被ばく線量を計算する方法を考え出し、「小さくて

読めない」文字で発表されていた東京都の観測データも発掘、福島県だけでなく

首都圏の住民の初期被ばく線量を計算する方法を編み出したというのです。

 ご本人からくわしい説明をお話しいただきます。

┏┓ 

┗■6.新聞より1つ

 └──── 

 ◆<北海道電力>送配電を分社化方針 2010年4月

 北海道電力20日、送配電部門を担う分割準備会社を2019年4月に設立し、

20年4月に分社化する方針を発表した。

 分社後の「北海道電力ネットワーク」は、発電・小売り事業を保有し持ち株会

社となる北電の100%子会社で、今年4月に社内分社化した送配電カンパニーを移

行させる。

 大手電力会社は20年4月までに送配電部門の分離を義務付けられており、6日

地震とは無関係だという。(9月20日20:49配信「毎日新聞」より)

────────── 

☆ひきつづき、たんぽぽ舎の活動・日刊メルマガ=「地震原発

 故情報」へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致

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  郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎 口座番号 00180-1-403856

☆《事故情報編集部》より

 メールマガジン読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他投稿(「川柳

・俳句・短歌」など)を歓迎します。

1.「投稿」のテーマは、「原発問題」が中心軸ですが、エネルギー、自然、政

治・経済、社会、身近な生活も歓迎します。

2.原稿に「見出し」をつけて下さい。(「見出し」は1行見出しよりも2行又

は3行見出しの方が読む人にとってわかりやすい)

 執筆者名(基本的に本名でお願いしています)と執筆者名の後にかっこ書きで

「所属・団体名」か「在住県名」を記載して下さい。

 例:たんぽぽ花子(たんぽぽ舎)、たんぽぽ太郎(東京都千代田区在住)

3.「集会・デモ・講演会等のお知らせ」の投稿に関しては、どの団体・グルー

プも平等に掲載する基本方針です。

 そのため日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先など必要事項を400

文字以内でお送り下さい。

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 日程が直前にならないよう余裕を持っていただけると幸いです。

 メールマガジンへのイベント案内は1回だけの掲載とさせていただきます。

4.集会や行動の参加報告等に関しては600文字以内で、タイトル(見出し)

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 ◆このメールマガジンのバックナンバーは、ホームページの「メルマ

  ガ:地震原発事故情報」をご参照下さい。

 ◆メールマガジンをお送りします

  たんぽぽ舎では、「地震原発事故情報」(メールマガジン)を

  発信しています。

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たんぽぽ舎は、月曜〜土曜13:00〜20:00オープン、

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たんぽぽ舎です。【TMM:No3465】地震と原発事故情報−4つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No3465】

2018年9月20日(木)地震原発事故情報−

               4つの情報をお知らせします

               転送歓迎

━━━━━━━ 

★1.たんぽぽ舎は来年30周年です

   原発やめようの活動と放射能測定の活動

  原発のない社会をめざして−この道ひとすじ30年

              柳田 真(たんぽぽ舎共同代表)

★2.泊原発再稼働が意味のない理由

   供給力が不足した場合に発電所を停止する

  原発は電力供給の点だけからみても安定電源ではなく最も脆弱な電源

           上岡直見〔環境経済研究所(技術士事務所)代表〕

★3.<東電強制起訴公判>「コンクリートの塊が降り、死ぬかと思った」

  消防隊員ら命の危険と隣り合わせ…ほか

  メルマガ読者からの原発等情報3つ(抜粋)

               黒木和也 (宮崎県在住)

★4.新聞より3つ

  ◆第五福竜丸から核問題考える 豊崎博光さん撮影約60点

   22日から江東 世界の被害訴える写真展

   乗組員・久保山さん命日 23日「平和語る集い」

              (9月20日東京新聞朝刊22面より抜粋)

  ◆全道停電 10月中に検証結果 世耕経産相

   北本連系線の増強も検討 「90万キロワットでもまだ細い」

          (9月19日10:46配信「北海道新聞」より抜粋)

  ◆なぜ起きた“ブラックアウト”地震発生から停電までの17分間に何が?

   北海道胆振東部地震

         (9月19日19:04配信HBC北海道放送ニュースより)

━━━━━━━ 

※9/22(土)講演・上映会にご参加を!「沖縄と基地」

 講演とDVD[誰も知らない基地の話]上映会

 日 時:9月22日(土)14:00より17:00

 講 演(予定):山城博治さん (沖縄平和運動センター議長)

 講 演:井筒高雄さん (元陸上自衛隊レンジャー隊員)

 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 参加費:1000円

 【予約優先】です。

 たんぽぽ舎あて電話かメールで、お申し込み下さい。

 ご氏名と電話番号(当日連絡の取れる電話)をお知らせ下さい。

━━━━━━━ 

※9/27(木)学習会にご参加を!

 「東電は責任をとれ」連続講座第30回

 「市民運動」を勝利させるために革命ではなく多数派になる

 

 日 時:9月27日(木)19:00より21:00

 講 師:木村 結さん (脱原発・東電株主運動世話人)

 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 主 催:東電本店合同抗議

 参加費:800円(学生400円、避難者400円)

━━━━━━━ 

※事故情報編集部より「補強」1点お願い致します。

 昨日発信の【TMM:No3464】の

 ★3.いつ起きても不思議ではない…「雨も降らないのに地滑り」

 島村英紀氏の文章は末尾にいつも記載している2行が抜けていました。

 以下の2行をつけて下さい。

 (島村英紀さんのHP http://shima3.fc2web.com/

 「島村英紀が書いた『夕刊フジ』のコラム」より9月14日の記事)

お詫びして補強させていただきます。

━━━━━━━ 

┏┓ 

┗■1.たんぽぽ舎は来年30周年です

 |  原発やめようの活動と放射能測定の活動

|  原発のない社会をめざして−この道ひとすじ30年

 └──── 柳田 真(たんぽぽ舎共同代表)

 たんぽぽ舎は来年(2019年)30周年を迎えます。

 20周年記念集会を2009年5月23日(土)、25周年記念集会を2014年8月31日(日)

に、両日とも全水道会館で開催しました。

 30周年記念集会を2019年5月から夏に開催したいと思います。

 2019年2月には、たんぽぽ舎第31回総会の開催を予定しています。

30周年記念は、皆さんの知恵と意見をよせていただいて、原発ゼロ社会の早期

実現をめざして開催したい。

内容について多くの皆さんのご意見・ご協力をお願い致します。

┏┓ 

┗■2.泊原発再稼働が意味のない理由

 |  供給力が不足した場合に発電所を停止する

 | 原発は電力供給の点だけからみても安定電源ではなく最も脆弱な電源

 └──── 上岡直見〔環境経済研究所(技術士事務所)代表〕

1.泊原発が動いていれば北海道の全域停電(系統崩壊)はなかったというデマ

に対して、すでに多くの反論がなされているが、それらで触れられていない点を

いくつか指摘したい。

 供給力が不足した場合に発電所を停止する、というのは一見すると逆のように

感じられるので、電力会社側の操作ミスではないかと解釈する人もいるが、これ

には別の技術的理由がある。

2.電気は、水道のように圧力を落として供給を続けることはできない。供給力

が不足すると周波数が低下し、それに同調してタービンの回転数が落ちてしまう。

タービンには各々の設備に固有の危険回転数というものがあり、この回転数で運

転を続けると振動が発生してタービンが吹き飛んでしまう。

 危険回転数というのはスピード超過ではなく、回転数の低い側に共振点がある。

正確ではないが、たとえると自転車を漕ぎ始める時はふらふらするが、一定のス

ピードになると安定するという感じで捉えると感覚的にわかると思う。

3.昔は実際に共振事故で、建屋を貫いて破片が何kmも飛ぶような大破壊を起こ

した例があり、周波数低下時には発電機を止めざるをえない。これは火力発電所

でも原発でも共通だから、大規模な発電所が急停止して周波数が回復できないと

きは、いずれにしても全域停電(系統崩壊)が発生する可能性がある。

 泊原発が動いていれば良かったという話には全くならない。ホリエモンが何か

言っているのは電力技術に無知なためである。

4.もう一つの問題は、仮に安全停止したとしてそこからの復旧である。

 北海道電力の資料によると、苫東厚真火力発電所の損傷の内容は一部のボイラー

管の損傷であるが発生したのが9月6日未明で、11日にはボイラーの内部を点検

し、損傷管の取替を実施という方針を決定している。そして19日には作業が完了

して通常運転(苫東厚真1号機のみ)に復帰している。

 実は苫東厚真火力発電所のような石炭ボイラーではボイラー管の損傷は平常時

でも日常的に起きるトラブルで、発電所としては全く手慣れた作業だったはずで

ある。

5.こう書くと何でもないようだが、これが原発だったらどうだろうか。原発

ボイラーに相当するのは、泊原発(PWR・加圧水型)の場合は蒸気発生器であ

るから、そもそも「内部を点検」という作業そのものが容易ではない。

 1991年2月の関西電力美浜原発2号機の蒸気発生器損傷がこれに近いが、再起

動まで半年以上かかっている。

 かりに原子力重大事故にならないにしても、火力発電所が2週間弱で通常運転

に復帰できるのに、原発では半年以上動かせないのである。

 もちろん原発の本質的な危険性は放射線であるが、原発は電力供給の点だけか

らみても安定電源ではなく、最も脆弱な電源といえる。

※参考

 「世界」2018年10月号に上岡直見氏の文章『東海第二原発に緊急事態が起きた

ら首都圏は?』6頁が掲載されています。

┏┓ 

┗■3.<東電強制起訴公判>「コンクリートの塊が降り、死ぬかと思った」

 | 消防隊員ら命の危険と隣り合わせ…ほか

 | メルマガ読者からの原発等情報3つ(抜粋)

 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.<東電強制起訴公判>「コンクリートの塊が降り、死ぬかと思った」

  消防隊員ら命の危険と隣り合わせ

  9/19(水)19:45配信「毎日新聞

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180919-00000074-mai-soci

2.北海道地震による大停電が北海道電力の経営危機を引き起こす理由

  9/19(水)6:00配信「ダイヤモンド・オンライン」

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180919-00179913-diamond-bus_all

3.「原発事故なければ患者助かった」元看護副部長が証言

  9/19(水)11:47配信「朝日新聞デジタル

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180919-00000029-asahi-soci

┏┓ 

┗■4.新聞より3つ

 └──── 

 ◆第五福竜丸から核問題考える 豊崎博光さん撮影約60点

  22日から江東 世界の被害訴える写真展

  乗組員・久保山さん命日 23日「平和語る集い」

 改修中のため休館している江東区の都立第五福竜丸展示館のある夢の島公園

22日から3日間、写真展「第五福竜丸と世界の核被害」が開かれる。23日は、

1954年3月に米国の水爆実験に遭った福竜丸の乗組員で、半年後に亡くなった久

保山愛吉さんの命日。毎年この時期、多くの人が展示館を訪れており、休館して

いる今年も福竜丸を通して、核の問題を考えてもらいたいと企画された。

 世界中の核被害者を撮影してきたフォトジャーナリスト豊崎博光さん(70)が撮

影した約60点を、同公園のグリーンパーク(熱帯植物館西側)の特設テントで展

示する。(中略)

 入場無料で、雨天は夢の島マリーナ会議室で開催。

 問い合わせは同館=電03(3521)8494=へ。

           (9月20日東京新聞朝刊22面より抜粋)

 ◆全道停電 10月中に検証結果 世耕経産相

  北本連系線の増強も検討 「90万キロワットでもまだ細い」

 世耕弘成経済産業相は18日、北海道新聞のインタビューに答え、胆振東部地震

の発生に伴うブラックアウト(大規模停電)の原因を調べる第三者委員会による

検証結果を10月中にまとめる考えを明らかにした。

 北海道と本州をつなぎ電力を融通し合う北本連系線(送電容量60万キロワット)

は来年3月に30万キロワット増強されるが、「90万キロワットでもまだ細い」と

指摘し、さらなる増強も検討していく考えを示した。 (後略)

           (9月19日10:46配信「北海道新聞」より抜粋)

 詳しくはこちらを

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180919-00010003-doshin-pol

 ◆なぜ起きた“ブラックアウト”地震発生から停電までの17分間に何が?

  北海道胆振東部地震

 今回の地震発生から道内全域が停電するまでの17分間に何があったのか。

 経済産業省がその過程を明らかにしました。

 経済産業省が、ブラックアウトの原因として例に挙げたのは、祭りで使う「み

こし」でした。

 「みこしを担ぎきれなくて、支えきれなくて、つぶれてしまっている」(経産

省の担当者)

 地震が発生したのは、6日午前3時7分59秒。その30秒後、揺れの影響で苫東

厚真の2号機と4号機が停止。

 当時の総需要310万キロワットのうち、130万キロワットの供給力が一気に失わ

れます。

 いったんは、残された火力発電所などで需要を支えたものの、午前3時25分、

苫東厚真1号機が配管を損傷しダウン。

 他の発電所で需要を支えることができなくなり、3時25分30秒、ブラックアウ

トとなりました。

 19日の会見では、1号機がダウンするまでの17分間は、本州からの送電線を通

じたおよそ60万キロワットの電力供給や、一部地域での強制停電で、2度にわた

って需給バランスが回復していたことを明らかにしました。

 ブラックアウトは防げなかったのか。

 経産省の認可団体は、今後の第三者委員会で経過を詳しく検証します。

      (9月19日19:04配信HBC北海道放送ニュースより)

────────── 

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治・経済、社会、身近な生活も歓迎します。

2.原稿に「見出し」をつけて下さい。(「見出し」は1行見出しよりも2行又

は3行見出しの方が読む人にとってわかりやすい)

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たんぽぽ舎です。【TMM:No3464】地震と原発事故情報−6つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No3464】

2018年9月19日(水)地震原発事故情報−

               6つの情報をお知らせします

               転送歓迎

━━━━━━━ 

★1.タンカー激突が証明した大型漂流物の危険

  9/6北海道胆振(いぶり)東部地震により全道停電

  しかし泊原発は稼働していなくてよかった(過酷事故にならず)

        渡辺寿子 (原発いらない!ちば)  (その2)

★2.東海第二原発の「例外中の例外」運転延長を認めてはいけない

  「動かすか動かさないかは私たちの知ったことではない」なら

  無責任に特急審査で老朽・被災原発の「認可」を乱発するな

  原子力規制委員会原発再稼働推進委員会!その182

            木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)

★3.いつ起きても不思議ではない…「雨も降らないのに地滑り」

  なにかあったら滑り出す地滑りの「候補地」は

  全国に18万カ所以上もある

  警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識 その265

                  島村英紀(地球物理学者)

★4.西田敏行さん 原発事故から立ち上がる強い福島を見せたい…ほか

  メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)

                  黒木和也 (宮崎県在住)

★5.新潟県知事就任から3ヵ月−原発再稼働、検証重視の姿勢継承…

  メルマガ読者からの「新潟日報」情報1つ(抜粋)

                  金子 通 (たんぽぽ舎会員)

★6.新聞より2つ

  ◆トリチウム汚染水 陸上で長期保管を 脱原発団体 海洋放出に反対

       (9月19日東京新聞朝刊3面より抜粋)

  ◆訪朝土産 異例の返還 朝鮮学校生から没収

 政府、対話意識か   (9月18日茨城新聞朝刊23面より抜粋)

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※緊急のお知らせです!

 福島原発刑事訴訟−9月21日(金)の公判は取り消しとなりました。

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※9/22(土)講演・上映会にご参加を!「沖縄と基地」

 講演とDVD[誰も知らない基地の話]上映会

 日 時:9月22日(土)14:00より17:00

 講 演(予定):山城博治さん (沖縄平和運動センター議長)

 講 演:井筒高雄さん (元陸上自衛隊レンジャー隊員)

 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 参加費:1000円

 【予約優先】です。たんぽぽ舎あて電話かメールでお申し込み下さい。

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┗■1.タンカー激突が証明した大型漂流物の危険

|  9/6北海道胆振(いぶり)東部地震により全道停電

|  しかし泊原発は稼働していなくてよかった(過酷事故にならず)

 └──── 渡辺寿子 (原発いらない!ちば)  (その2)

3.タンカー激突が証明した大型漂流物の危険

◎ 7月13日に行われた東海第二原発についての規制庁に対するヒアリングにお

いて質問事項のひとつに津波による漂流物の問題がありました。

 東海第二原発の北2kmには日立港、南に3kmには常陸那珂港という国際港

湾があり、大型船舶が日々出入りしています。両港合わせて500〜57000トンの大

型船舶が毎日平均8隻停泊している計算になります。

◎ ヒアリングで規制庁は「船舶は緊急に離岸するようになっているから問題な

い」としました。ただしどのように各船舶にに連絡するかは未検討。「大きな漂

流物は東海第二原発には到達しないことをシミュレーションで確認している」な

どといっていました。

 しかし3・11では津波で東北各地で大型船舶が流され、岸壁に乗り上げまし

た。

 9月4日の台風21号による高潮・強風では、港内に停泊していた5000トンのタ

ンカーが関西空港の連絡橋に激突し、くい込んでしまいました。

 この事故は津波や高潮が押し寄せてきた時、大型船舶などによる防潮堤の破壊

が現実のものであることをはからずも実証してしまいました。

4.泊原発は稼働していなくてよかった(過酷事故にならず)

  泊原発の周辺にも多くの活断層

◎ 9月6日未明北海道胆振地方を震源とするM6.7の大地震が発生しました。北

海道全道に渡って停電するという前代未聞の事態となりましたが、北海道の電力

の約半分を賄っていた、震源に近い苫東火力発電所地震による損傷で停止して

しまったことが原因でした。

 苫東火力発電所の停止で電力の需給バランスが大きく崩れ、他の発電所も損傷

を免れるために自動的に発電を停止し、全道停電という事態に至ったとのことで

す。??

◎ 泊原発はどうなったか心配でした。泊原発のある地域は震度2位で原発に損

傷はありませんでした。泊原発は長期停止中で原子炉に核燃料は入っていません

でした。

 しかし、燃料プールには使用済み核燃料があり、冷却し続けなければなりませ

ん。全道停電となってしまったので、泊原発にも外部電源が来なくなり、燃料プー

ルの冷却が心配される事態となりました。さいわい非常用ディーゼル発電機6機

が作動し、使用済み燃料の冷却は続けられました。非常用発電機がどれくらい持

つのか心配でしたが、当日夜には外部電源が復旧して事なきを得ました。

◎ この事態を捉えて早速、再稼働推進勢力から泊原発が稼働していたら全道停

電にはならなかったという意見が出ているようです(ホリエモンこと堀江貴文

まで悪乗りしている)。

 しかしこれは大きな間違いです。

 今回の事態では1つの大型発電所(苫東発電所は合計出力165万kW)にその地

方の電力の大半を頼るシステムの危険性が指摘されているわけです。

 ぜんぶで207万kWの泊原発が稼働するということは、やはり同じことになるわ

けです。

◎ 今回の地震震源はたまたま泊原発の近くではなかったのですが、北海道も

様々なところで大地震の可能性が予測されていて、政府の地震調査委員会は太平

洋側の千島海溝沿いでM8.8以上の超巨大地震が起きる「切迫性が高い」とする長

期評価を公表しています。

 次の地震泊原発の近くが震源になるかもしれません。実際、泊原発の周辺に

は18もの活断層があると北海道電力自身が泊原発の耐震安全性評価で認めていて、

現在の泊原発の再稼働審査はこの断層が焦点になっているのです。

◎ 泊原発の近くで大地震が起きたら稼働中の原発は大過酷事故を起こし第二の

福島第一原発事故になる恐れが十分あります。

 プールの中の使用済み核燃料も放射能を出しているので冷却し続ける必要があ

りますが、稼働中の原子炉の危険性に比べたら大きな差があります。まして現在

泊原発は停止して6年以上になるので、使用済み核燃料の放射能はだいぶ減衰

しているということです。

 今回の地震震源泊原発の近くでなかったからといって、泊原発が稼働して

いた方がよかったなどというのは、まったく浅はかな暴論です。

 今回の北海道地震の教訓は、いつどこで大地震が起きるかわからない日本では

原発はどこでも稼働してはならないということです。

 10月20日(土)「とめよう!東海第二首都圏連絡会」の主催で、日本教育会館一

ツ橋ホールで「東海第二原発運転延長STOP!首都圏大集会」が開催されます。

 会場を満席にして東海第二を止める力を高めましょう。

 どうぞふるってご参加ください。 (了)

    (原発いらない!ちばニュース9月号より了承を得て抜粋)

☆★☆10/20(土)「東海第二原発運転延長STOP!首都圏大集会」☆★☆

 日 時:10月20日(土)18時30分より 開場17:45

 会 場:日本教育会館3階ホール[地下鉄神保町駅A1出口より2分]

 講 演:鎌田 慧さん「プルトニウム社会と再処理工場」

 講 演:吉原 毅さん「原発ゼロ社会をめざして」

 講 演:村上達也さん「前東海村村長が訴える、あってはならない原発!」

 《特別出演》おしどりマコ・ケンさん「東海第二原発7つの不思議」

 《行動提起》…柳田 真さん[とめよう!東海第二原発首都圏連絡会世話人]

 主 催:とめよう!東海第二原発首都圏連絡会

 連絡先:TEL 070-6650-5549(柳田) TEL 090-2553-2587(永野)

 参加費:500円〈協力券の拡散にご協力願います〉

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┗■2.東海第二原発の「例外中の例外」運転延長を認めてはいけない

|  「動かすか動かさないかは私たちの知ったことではない」なら

|  無責任に特急審査で老朽・被災原発の「認可」を乱発するな

|  原子力規制委員会原発再稼働推進委員会!その182

 └──── 木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)

○運転延長認可はまだまだ

 9月13日夕以降に「東海第二原発 運転延長認可の見通し」と多くのメディアが

報じた。この日午後の東海第二原発の運転延長に関する次の審査会合で大きな宿

題が出なかったからまとめに入るということらしい。

 第623回原子力発電所の新規制基準適合性に係る審査会合

http://www.nsr.go.jp/disclosure/committee/yuushikisya/tekigousei/power_plants/0

0002120.html

 しかしながら、原子力規制庁と日本原電との劣化状況評価(耐震安全性評価)

審査会合を観ても、これで運転延長合格とはとても認められない。

 動画を少し覗いただけでも、包絡曲線の係数が許容限界ぎりぎり、配管の減肉

率評価方法が一律でない、減肉で地震応答速度の増減があり耐震評価困難など、

心配させることばかりが見えてくる。

 また、多くの評価資料がコンピュータ解析結果を並べているだけ、パラメータ

ひとつで結果を簡単に変えられる。日本原電の解析結果を誰が信じようか?

 また、工事計画認可の宿題と連動しているものもあり、まだまだ運転延長評価

に宿題が残っている。

 日本原電が補正書を書き規制庁が審査合格書を書いて一丁上がり?国会の「強

行採決」報道の様に、前のめり報道で合格を誘導しないでもらいたい、

 もっとも、残り2カ月を切っているので、再稼働推進委員会である原子力規制

委員会は報道のように進めるつもりであろうが。

○運転延長は危険極まりない

 それにしても、40年前に造った原発、被災して7年半止めている原発、をこれ

から補修して動かして大丈夫と誰が信じられようか。被災した40年前の車、7年

半も止まったままの車を誰が補修して運転しようか?

 火力発電や石油プラントに長期運転の実績があるそうだが、原発の場合には放

射能があり開放点検できず保守管理が非常に困難、材料の放射化や核分裂生成物

の固着などで大規模更新も困難。

○「例外中の例外」運転延長を認める為の前倒し審査

 それにしても、一方で「動かすか動かさないかは私たちの知ったことではない」

と言いながら、この東海第二原発の優遇・前倒し・特急の審査は何だ?

 東海第二原発についてこれから2カ月の間に、設置変更許可認可、工事計画認

可、保安規定認可、運転延長認可と認可を乱発するのか?うんざりだ。

 今一度言う。原子力規制委員会は、福島第一原発事故後の改正炉規法を尊重し、

東海第二原発の「例外中の例外」運転延長を認めてはいけない。

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┗■3.いつ起きても不思議ではない…「雨も降らないのに地滑り」

 | なにかあったら滑り出す地滑りの「候補地」は

 | 全国に18万カ所以上もある

 | 警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識 その265

 └──── 島村英紀(地球物理学者)

◎ 北海道胆振(いぶり)東部地震が起きた。現地の震度は7。多数の地滑りが

起きて家屋や道を押しつぶした。数万年前に支笏(しこつ)カルデラから出た火

山噴出物が崩れたのだ。

 日本には火山噴出物が分布しているところが多い。それゆえ、あちこちで地滑

りが起きる。

◎ 日本史上最大の被害者数15000人を生んだ火山災害は、じつは山体崩壊という

地滑りだった。これは1792年に雲仙岳で起きた。

 当時、雲仙普賢岳は噴火していたが、この火山災害は噴火による直接の災害で

はなくて、普賢岳の隣にある「眉山」の山体崩壊だった。

 地震によって起こされた地滑りが眉山を崩し、それが目の前の島原湾に流れ込

んで大津波を起こして、対岸でも多くの被害者を生んでしまったものだ。「島原

大変肥後迷惑」といわれている。島原はいまの長崎県、肥後はいまの熊本県であ

る。起き

◎ 富士山も、地震で大規模な山体崩壊を起こしたことがある。

 この山体崩壊を起こしたものも、富士山の噴火ではなく、地震だった。2900年

前のことだ。

 いまの静岡・御殿場(ごてんば)市は、この土石流が平らに堆積したところに

広がっている。つまり火山は噴火がなくても崩れるほど弱いものなのだ。

 ちなみに、富士山では近年、噴火の恐れが無視できなくなってハザードマップ

が作られるようになったが、山体崩壊のハザードマップはまだ作られていないし、

避難計画もない。富士山の山体崩壊は過去3万年間に6回起きた。

◎ 地滑りは自動車よりも速い例が報告されている。とても逃げ切れるものでは

ない。

 地滑りの発生件数は全国で毎年2000件以上もある。今回の北海道胆振東部地震

のように内陸直下型地震でも起きているが、雨によるものが多い。2000件の9割

が豪雨や台風が発生しやすい4月末から10月末に集中している。

◎ だが、大地震もなく、雨も降っていないのに、いきなり地滑りが起きて6人

が亡くなったことがある。大分・中津市耶馬渓(やばけい)町で4月に起きた事

件だ。

 崩れる前2週間の雨量はたった6ミリ。地盤が緩むほどの降雨量ではなかった。

 あまりにも不思議なので、この夏に、県が設置した有識者委員会が中間報告を

出した。「数千年前の大規模な崩壊で堆積した土砂が、長年かかって浸透した地

下水で地滑りを起こした」というのが結論だった。つまり、もともと危ない場所

で、地滑りを起こした地下水は地表からは見えない。それゆえ発生の予測は困難

なのだ。

 事件が起きた大分は火山の噴出物が堆積しているところだが、同じように火山

灰などに覆われた地質は九州各地をはじめ日本全体にある。

◎ 山崩れや地滑りなどの可能性がある山地災害危険地区が全国に18万カ所以上

もある。なにかあったら滑り出す地滑りの「候補地」はこれほど多い。

 地滑りは、日本のあちこちで、これからもいつ起きても不思議ではない災害な

のである。

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┗■4.西田敏行さん 原発事故から立ち上がる強い福島を見せたい…ほか

 | メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)

 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.西田敏行さん 原発事故から立ち上がる強い福島を見せたい

  9/18(火)11:11配信「河北新報

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180918-00000011-khks-pol

2.原子力空母の横須賀配備10年 市民団体「危険性を問い続ける」

  9/18(火) 8:00配信カナロコby「神奈川新聞」

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180918-00029516-kana-l14

┏┓ 

┗■5.新潟県知事就任から3ヵ月−原発再稼働、検証重視の姿勢継承…

 | メルマガ読者からの「新潟日報」情報1つ(抜粋)

 └──── 金子 通 (たんぽぽ舎会員)

 ◆新潟県知事就任から3ヵ月−原発再稼働、検証重視の姿勢継承

 花角新潟県知事が6月に就任してから3ヵ月が過ぎた。(中略)

 県民の関心が高い東京電力柏崎刈羽原発の再稼働問題を巡っては、米山前県政

の方向性をほぼ踏襲するなど慎重なかじ取りを見せた。(中略)

 6月の知事選で大きな争点になったのが、東京電力柏崎刈羽原発の再稼働問題

だ。花角氏は6日、初めて同原発を視察した。実際に現地を見て、原発の安全性

を巡って県独自に進める「三つの検証」など再稼働問題に対する姿勢に変化が生

じるのかが注目された。

「何の変更もない。東電が安全対策を打っていることは理解できたが、それで十

分なのか分からない。検証委員会に議論を深めてもらいたい」

 検証を重視する姿勢を変更するかを報道陣から問われると、花角氏はきっぱり

と否定した。花角氏は知事選で、米山前県政が始めた「三つの検証」を継承し、

検証が終わらない限り再稼働の議論を進めないことを公約に掲げた。検証結果を

踏まえて再稼働の是非を判断し、知事選などで「県民の信を問う」構えも示した。

 知事就任後、議会や記者会見で何度も再稼働問題に対する考えを問われた。知

事選で、再稼働を推進する自民党の全面支援を受けたため、再稼働へのハードル

となる公約を貫き通せるかに関心が集まっている。

(9月19日「新潟日報」より抜粋。紙面のみでネット上に掲載なし)

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┗■6.新聞より2つ

 └──── 

 ◆トリチウム汚染水 陸上で長期保管を 脱原発団体

  海洋放出に反対

 東京電力福島第一原発で汚染水を浄化した後に残る放射性物質トリチウムを含

む水の処分を巡り、脱原発社会の実現を目指す市民団体「原子力市民委員会」

(座長・大島堅一龍谷大教授)は18日、東京都内で記者会見し、海洋に放出せず

10万トン規模の大型タンクで敷地内や敷地近くに長期保管するべきだとする見解

を示した。今後、声明としてまとめる。(中略)

 会見で市民委員会は、長期保管を選択することで、トリチウム放射線量が

123年後に約千分の一に低減し、新たな処分策を開発する時間の確保にもつながる

と指摘。(後略) (9月19日東京新聞朝刊3面より抜粋)

 ◆訪朝土産 異例の返還 朝鮮学校生から没収

政府、対話意識か

 北朝鮮を訪問した神戸朝鮮高級学校(神戸市)の生徒が帰国時に関西空港で没収

された土産について、日本政府が先週、大半を生徒側に返還したことが分かった。

関係者が17日、明らかにした。没収は北朝鮮への独自制裁に基づく措置。使用中

の私物などを除いて全ての物品が対象になると定めており、返却は異例の対応だ。

北朝鮮側の反発を踏まえ、日朝対話を意識する日本側が配慮を示した可能性があ

る。

 在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)によると、没収は6月28日神戸朝鮮高級学校

の生徒62人が修学旅行での訪朝を終え、北京経由で関空に到着した際、税関職員

が生徒のかばんを開け、北朝鮮の国旗が描かれたクッションや化粧品、民芸品な

どを没収した。(中略)

 訪朝から帰国時の土産を含む所持品を巡っては、空港により没収されない場合

があるなど、対応に差があるとされる。(後略)

              (9月18日茨城新聞朝刊23面より抜粋)

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