たんぽぽ舎です。【TMM:No5271】
5つの情報をお知らせします
転載・転送歓迎
(転載される方はご一報いただけると幸いです)
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★1.警察・検察に利用される犯罪報道の転換を
遺族がメディアは「警視庁広報部」と糾弾
大川原事件で被告のまま死亡の相嶋氏長男
「メディア改革」連載第185回 (上) 上下2回連載
浅野健一(アカデミックジャーナリスト)
★2.ガザ地上侵攻激化、避難民に空爆続く「誰も安全でない」
ガザ発「市民6万人超殺害、ジェノサイド進行」と警告
医師・教師・記者も標的に、ガザ社会の「系統的破壊」と訴え
国際報道規制下で「真実伝える闘い」続くガザの記者たち (5)
(6回の連載)
山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)
★3.試論「廃原発事始め」 第11回
日本がついに獲得した「潜在的核保有大国」の地位がもたらしたもの
原爆を落とした国と落とされた国による「核同盟」
★4.メルマガ読者からのイベント案内(お問い合わせは主催者へ)
◆10.28東京集会 今すぐやめろ!辺野古新基地建設−代執行に屈しない!
★5.新聞・配信より2つ
◆原子炉格納容器調査へ準備加速 福島第1原発3号機デブリ採取
◆地中ごみ 当初推計の1/4 揺らぐ異例値引き根拠
(10月4日 「東京新聞」朝刊1面より抜粋)
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※10月16日(木)第2回「沖縄の基地問題と非暴力の抵抗運動」
米軍辺野古新基地建設反対!
辺野古ぶるー(カヌーチーム)で闘い続ける
鈴木公子さんと千葉和夫さんのトークとDVD上映
お 話:鈴木公子さん(辺野古ぶるー)
「辺野古新基地建設の現状と問題点など」
【鈴木公子さん】…一言紹介(沖縄辺野古から参加してくれます)
《…2016年に東京から沖縄へ移住し、カヌーチーム「辺野古ぶるー」と
して辺野古新基地建設を阻止するために、毎日カヌーを漕いでいます。
ヤマトから遠く離れた沖縄島で、さらに陸からは見えない海上という
密室で、日々何が行われているのか、見えないことを可視化するため
に、講演会などの機会を得て新基地建設が強行される沖縄の現状をお話
しています。
沖縄の痛み、苦悩を1人でも多くの方に知っていただき、共に闘って
いただくために。》
※「レイバーネット」のイベント案内「10/17『水平へ漕ぎ出す−辺野古
海上行動と裁判闘争−』DVD上映&辺野古の今を聞く会」より抜粋
しました。
お 話:千葉和夫さん(辺野古ぶるー)
「原発推進と米軍新基地建設強行の『根っこ』は同じ」
日 時:10月16日(木)18時より20時(開場17時30分)
会 場:たんぽぽ舎セミナー室 定員 30名 ふるってご参加下さい。
予約方法:たんぽぽ舎あてに電話03-3238-9035、又はメール
tanpopo3238@yahoo.co.jp で氏名と電話番号を
お知らせ下さい。受付番号をお伝えします。
参加費:1000円(資料代含む)
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※10月17日(金)第53回「原発いらない!金曜行動」(首相官邸前)
福島第一原発の核汚染水海洋投棄を中止せよ!
フクシマは終わっていない!
日 時:10月17日(金)18時30分より19時45分
場 所:首相官邸前
主 催:「原発いらない金曜行動」実行委員会
定 例:毎月第3金曜日
次回の第54回は、11月21日(金)18時30分より19時45分です。
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※10月30日(木) 《幻想の「核融合発電」》
お 話:黒川眞一さん(「高エネルギー加速器研究機構」名誉教授)
日 時:10月30日(木)18時より21時(開場17時30分)
会 場:たんぽぽ舎セミナー室 定員 30名
参加費:900円(資料代含む)(学生 500円)
予約方法:10/16と同じ方法です。
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┗■1.警察・検察に利用される犯罪報道の転換を
| 遺族がメディアは「警視庁広報部」と糾弾
| 大川原事件で被告のまま死亡の相嶋氏長男
| 「メディア改革」連載第185回 (上) 上下2回連載
└──── 浅野健一(アカデミックジャーナリスト)
◎刑事事件で逮捕・起訴された被告人が、公判中に、否認するほど身柄
の拘束が長引く「人質司法」は憲法に違反するなどとして国に2億
2000万円の損害賠償を求めた異例の国家賠償請求訴訟が東京地裁で
審理されている。
原告は出版大手「KADOKAWA」の元会長・角川歴彦(よしひこ)元会長
(81)。角川氏は22年9月、五輪組織委員会の元理事に賄賂を渡した
疑いで逮捕され、保釈請求を繰り返したが、226日間、東京拘置所に
勾留された。角川氏は24年6月、「無罪主張をする人ほど保釈されに
くくなることで、冤罪の温床を作り出している」などと主張し、
国賠訴訟を起こした。
角川氏の刑事裁判は今年9月に結審し、来年1月22日に判決がある。
角川氏は『人間の証明 勾留226日と私の生存権について』(リトル
モア)を出版している。この国賠訴訟については、角川人質司法違憲
訴訟弁護団が開設したサイトがある。
◎私はこの裁判を最初から傍聴しているが、10月3日午前10時半から
約20分、東京地裁民事第6部(大津多香裁判長)で行われた第4回
口頭弁論を取材した。弁論は傍聴人が約100人は入れる103号法廷で
開かれ、原告側の代理人として村山浩昭(弁護団長)、弘中惇一郎、
右側に着席した国側の訴訟代理人は3人(女性2人)。3人は法務省
出向の検事と思われるが、法廷で氏名を名乗らない。裁判所の開廷票
にも氏名がない。昔は、弁護士の氏名があった。公開の裁判なのだか
ら、訴訟当事者は顕名で公表すべきではないか。
傍聴券配布はなかったが、傍聴席は満席だった。「袴田さんの再審
無罪から学び活かす会」の山崎俊樹事務局長も「アムネスティインタ
ーナショナル」のTシャツを着て参加した。司法記者クラブメディア
の冒頭カメラ撮影はあったが、白カバーの記者席はなかった。
◎大津裁判長は「本日はご苦労様でございます」「ありがとうござい
ます」などと言って裁判を進行する親しみやすい裁判官だ。この日の
弁論で、原告側は書面で、検察幹部が角川氏を任意で取り調べている
ことを報道各社の司法記者にリークし、その結果、角川氏が囲み取材
を受けざるを得なくなり、無実だと説明したことを理由に「証拠隠滅の
恐れがある」として逮捕した経緯を追及した。
原告側は角川氏の逮捕と勾留(226日)について、「日本が批准して
いる国際人権規約(自由権規約第9条1項)に抵触しているかの検討
が欠かせない」と主張してきた。これに対し、国側は「国際法との関係
の議論は不要」と返答してきた。
原告代理人は「条約は法令と同等。日本の刑訴法などに合致している
としても、国際法に抵触しているかの検討が欠かせない」と指摘し、改
めて回答を要求した。裁判長は原告に対し、11月24日までに改めて書面
で主張するよう求め、被告側に12月26日までに回答するよう求めた。
大津裁判長は原告側の論点を大事にしており、好感が持てる。
次回期日は1月9日午後2時。次々回は3月11日午後1時15分と
指定した。同じ103号法廷だ。
◎角川氏と弁護団は司法記者クラブで会見。会見室も記者と支援者で
満席だった。記者から「最高裁が大川原事件などで問題視された保釈
について、来年1月に全国の裁判官数十人を集め研究会を開くと決め
たが、裁判へ影響するか」と聞いた。村山氏は「最高裁が保釈に特化
して研修を実施するのは歓迎したい。最高裁は議論の中身を市民に
開示してほしい」と答えた。
勉強会のテーマは「人質司法を無くすためにメディアができること」。
コーディネーターは浜田敬子氏(ジャーナリスト)で、角川氏、津田
大介氏(ジャーナリスト、メディアアクティビスト)、大川原化工機
事件(3人逮捕、初公判直前に起訴取り消し)の冤罪事件で被告のまま
死亡した相嶋静氏(享年72歳)の長男、村山弁護団長、弘中惇一郎
弁護士が登壇した。
村山氏は最初に「今日のテーマは犯罪報道なので、メディアのみな
さんは真剣に受け止めてもらいたい」と述べた。浜田氏は「私自身は
事件取材の経験がないので、朝日新聞の事件記者に聞いたが、警察担当
の記者は逮捕時の報道に最も力を入れるので、どうしても警察情報を
早くとるための競争になると言っていた」と述べた。(下に続く)
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┗■2.ガザ地上侵攻激化、避難民に空爆続く「誰も安全でない」
| ガザ発「市民6万人超殺害、ジェノサイド進行」と警告
| 医師・教師・記者も標的に、ガザ社会の「系統的破壊」と訴え
| 国際報道規制下で「真実伝える闘い」続くガザの記者たち (5)
| (6回の連載)
└──── 山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)
この23か月もの間、休みなく続いているという事実は、私たちに大
きな疑問を突きつけます。なぜ、こんなに長い間続いているのに、誰
も止めようとしないのか。この問いこそが、私たちが直面する最も難
しい問題です。
正直に言えば、それこそが私たちが報道を続ける原動力でもあります。
世界中の人々には真実を知る権利があり、何が起きているのか、意図的
に病院や学校、住宅街が破壊され、子どもたちが大量に殺されている
現実を伝えなければならないと信じているからです。
そして数年後には、新たに障害を負った若い世代が現れるでしょう。
イスラエル軍の使用する爆弾によって、病院で多くの子どもたちが手足
を失い、四肢切断という重い障害を負うことになるのです。これが、
この地域の子どもたちに刻まれた過酷な現実です。
さて、こうした話を伝えることは本当に重要です。
世界は理解しなければなりません。たった一度の出来事、それは、
どれくらいでしたか?3時間ほどだったでしょうか。その後に、ガザ
地区全体を破壊し尽くす23か月もの残虐行為が続いているのです。
そして、誤解しないでいただきたいのは、私たちは「その出来事が
許される」と言っているわけではありません。そんなことは決して
言っていません。
ただ、私たちがこの23か月間見続けてきたのは、攻撃が最も野蛮
なかたちで、今もなお続いているという現実なのです。
私は、避難者が身を寄せているはずの安全地帯、アル=マワシのテ
ント群に、爆弾が休みなく落ちるのをこの目で見てきました。人々が
避難していた学校が標的にされるのを見てきました。食料を求めて人々
が集まるラッシュアワーの市場が、混雑しているその瞬間に狙われるの
を見てきました。
つまり、ガザ地区全体で、あらゆるかたちの死を、あらゆる場面で、
私たちは目の当たりにしてきたのです。
今この場所に立っているとき、安全だと言えるでしょうか?いいえ、
まったく安全ではありません。ここでは何が起きてもおかしくないの
です。街中でも、オフィスの中でも、自宅の中でも、どこにいても危険
が迫っています。これは、イスラエル当局がこの虐殺が始まった最初の
数週間からはっきりと示していることでもあります。彼らは「ここには誰
一人として安全な者はいない」と断言しました。
パレスチナ人への非人間化、そして悪魔化が徹底的に行われている
のです。
イスラエルは記者たちを最優先で狙い、一人ひとりを追跡している
ように見えます。記者本人でなければ、その家族が狙われます。
実際に、真実を伝え現場の状況を記録していた記者の家族が、住民登録
からまるごと消されてしまう、つまり家族全員が殺害されるケースを私
たちは目の当たりにしてきました。
これは、現場での批判の声を徹底的に封じ込めるためのイスラエルの
戦術です。
そして同時に、世界に向けて「自分たちは野蛮な者たちと戦っている」
「テロと戦っている」「文明のない人々と戦っている」というイメージ
をつくり上げ、維持しようとしているのです。
でも、見てください。状況は確実に変わりつつあります。そして私は、
この変化がこれからも続いていくことを願っています。私たちが日々目
にしている光景、画面に映るのは、そのごく一部に過ぎません。現場は、
それ以上にひどい状況です。
ここ数日、私はほとんど眠れない夜を過ごしています。取材してきた
あらゆる光景が頭の中で何度も繰り返し蘇るからです。血に染まった子
どもたちが病院にいる姿、崩れ落ちる父親、家族全員の遺体を前に泣き
叫ぶ母親、栄養失調でやせ細った子どもたち……それらの光景が夜な
夜な私たちを襲います。
さらに、眠れない理由はそれだけではありません。夜通し鳴り響く
ドローンの音が、ここにいるすべての人の精神と心をじわじわと蝕み、
私たちを常に緊張状態に追い込みます。今、私たちは過剰なほどの
警戒を強いられているのです。次の攻撃がいつ起こるのか、誰にも
わからないからです。
(6)へ続く
原題:“On Our Way to Annihilation”: Al Jazeera’s Hani Mahmoud Reports
Live from Outside Gaza City
原文:https://www.democracynow.org/2025/9/26/gaza_city
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┗■3.試論「廃原発事始め」 第11回
| もたらしたもの
| 原爆を落とした国と落とされた国による「核同盟」
1 「存原発」の根拠−なぜ原発に固執するのか、固執できるのか?
【ル】.「日米<核>同盟」という歪んだ同盟、盟主アメリカの傘下で
あがき続けた日本、ついに獲得した「潜在的核保有大国」の地位が
もたらしたもの−その1
・原爆を落とした国と、落とされた国による「核同盟」
1955年の「日米原子力協力協定」締結後、紆余曲折を経ながらも、
日本の原子力開発は進展していきます。
1957年8月には、茨城県東海村で日本初の研究用原子炉が初臨界。
1958年6月、「日米動力協定」により動力試験炉用にプルトニウムも
受け取れるようになり、1959年3月には原子燃料公社東海精錬所が開所。
1966年1月にはプルトニウムが初入荷。
1967年10月には、東海精錬所が動力炉・核燃料開発事業団東海事
業所に改組されます。
そして1968年7月、改定版「日米原子力協定」が結ばれ、商業用
原発に向けた大量の濃縮ウランと核燃用プルトニウムが確保できる
ことになったのです。
この「原子力協定」は、核燃料の提供とそれに伴う供給国側の規制
権を定めたものです。
核物質の貯蔵や移動についても提供側の同意が必要とされ、特に
再処理に関しては厳しくチェックを受けます。
逆に言えば、あからさまな軍事転用さえしなければ、この協定に
よって日本は、堂々とプルトニウムを保持できるというアメリカから
のお墨付きを得たわけです。
「潜在的核保有」という言い方をしますが、実際には潜在的などと
言うより、準核保有とでも言うべき状態なのだと思います。
肝心なことは、日本の準核保有状態をアメリカ側も望んでいたとい
うことです。
「原子力協定」締結の2年後、1970年3月に、日本初の商業用原発
日本原電敦賀1号機が稼働します。
・核をめぐる世界の状況が変遷していく中で
敦賀1号機の稼働以後の「日米<核>同盟」と世界情勢の動きは、
1972年9月に日米首脳会議で、日本が濃縮ウラン1万トンを輸入決定。
1973年10月、第4次中東戦争が勃発、第1次石油ショック。
1974年5月、インドが核実験。
1976年6月、日本が核拡散防止条約(NPT)を批准。
1977年9月、東海村再処理施設が運転開始。
1979年3月、米スリーマイル島原発事故。
1983年10月、米の高速増殖炉の計画中止。
1984年7月、電気事業連合会が核燃料サイクル施設の立地協力を
青森県六ケ所村などに要請、と続いていきました。
ベトナム戦争が終わり、インドが核保有国となり、中東での紛争が
激しくなって、東西冷戦だけでは<世界>は語れなくなっていきます。
日米関係も、東海村再処理施設が本格的に稼働を始める1970年代
後半以降に、大きく揺らぎだします。それは、当時のカーター大統領
が、核不拡散政策の徹底を日本にも適用させようとするところから
始まりました。
私は、戦後日本の歴代内閣の「悲願」は、「日米<核>同盟」に拠っ
て「潜在的核保有大国」に成り上がることだったのではないかと考えて
います。
そのためには、自前の核燃料サイクルを使って大量のプルトニウムを
獲得すること、それが何より重要だったのです。 (第12回に続く)
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┗■4.メルマガ読者からのイベント案内(お問い合わせは主催者へ)
└────
◆10.28東京集会 今すぐやめろ!辺野古新基地建設−代執行に屈しない!
日 時:10月28日(火)午後6時半開会
場 所:文京区民センター・3−A
講演「代執行下の工事の現状と県民の闘い」
福元勇司さん(辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議・事務局長)
報 告:
「海砂採取による自然破壊」湯浅一郎さん(環瀬戸内海会議共同代表)
「安和・塩川・宮城島での土砂搬出」福田唯一さん(あつまれ辺野古@関東)
国会議員挨拶:高良沙哉・参議院議員(沖縄選出) 予定
諸団体アピール
主 催:「止めよう!辺野古埋立て」国会包囲実行委員会
https://humanchain.tobiiro.jp/
沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック(090-3910-4140)
ピースボート(03-3363-7561)
沖縄意見広告運動(03-6382-6537)
資料代:500円
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┗■5.新聞・配信より2つ
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◆原子炉格納容器調査へ準備加速 福島第1原発3号機デブリ採取
東京電力福島第1原発3号機で計画されている原子炉格納容器内の
調査に向けた準備が加速している。東電は今回の調査用に開発した超
小型ドローン(縦13センチ、横12センチ、高さ4センチ、重さ95
グラム)の操縦訓練のほか、飛行空間を確保するため容器にたまる汚染
水の水位を下げる作業を進める。11月にも調査を始め、2037年度以降
に開始する溶融核燃料(デブリ)の本格的な取り出し作業に生かす。
「離陸します」「反時計回りに1周してください」。今月1日、千葉県
柏市の協力企業施設で報道陣に公開された調査用ドローンの操縦訓練。
遠隔操作に当たるオペレーターは搭載カメラの映像で配管などの障害物
を確認しながら、指揮官の指示に従って格納容器を模擬した設備内を
慎重に飛行させた。
訓練は柏市の施設や福島第1原発5号機などで実施。3号機の格納
容器内の環境に近づけるため、機械でもやを発生させるなど工夫して
いる。東電担当者は「多くの情報を取得できるよう広い範囲を調査し
たい。操縦の習熟が重要だ」と話す。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/440375?rct=national
◆地中ごみ 当初推計の1/4 揺らぐ異例値引き根拠
2016年、国が学校法人「森友学園」に対して払い下げた大阪府豊中
市の国有地を巡り、国土交通省大阪航空局は3日、国有地に埋まるごみ
の推計量が約5000トンだったとする報告書を公表した。学園側との
土地取引時、8億円余を値引きする根拠となった推計量の約4分の1に
とどまる。大幅な値引きの妥当性や、当時の算定根拠が揺らぐ形だ。
(高田みのり)
国有地を再び売りに出すにあたり、2024年10月〜25年3月に航空
局が調査。ボーリング調査や地中レーダー調査などを行い、約500
ページの報告書を同局のホームページで公表した。
国有地を巡っては2013年、学園側が小学校用地として財務省近畿
財務局に取得を要望。地中のごみなどを理由に、国に対して度重なる
値引き交渉をしていた。当時財務省から依頼を受けた航空局が試掘に
よるごみの深さなどから、その総量を約1万9500トンと推計。国は
撤去費用など約8億2000万円を鑑定評価額から差し引いて2016年6
月に約1億3400万円で売却した。ただ、土地取引を巡る一連の問題
が発覚して学校の開校が困難となり、2017年6月に国が同額で買い
戻した。(中略)
会計検査院は2017年11月、ごみの混入率や深さなどから、総量
を最も少ない場合で約6200トンと試算。航空局が算出した8億円
余のごみ撤去費用を「根拠不十分」としていた。
土地取引の過程では、森友学園の籠池泰典(かごいけ・やすのり)
元理事長が財務局職員に、安倍晋三首相(当時)の妻・昭恵氏との
写真を見せて「『いい土地ですから前に進めてください』と言われ
た」などと説明。財務省による公文書改ざんにもつながった。
(10月4日 「東京新聞」朝刊1面より抜粋)
「森友学園」国有地の地中ゴミ推計量「4分の1」に
揺らぐ異例値引きの理由 国土交通省大阪航空局 (関連記事あり)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/440122
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※【動画アップの紹介】
☆三輪祐児さんのユープラン(UPLANpart3)より
https://www.youtube.com/results?search_query=UPLANpart3
・20250927 UPLAN 山崎久隆
「東京電力の闇 その2 柏崎刈羽原発は再稼働どころではない状態、
デブリ取り出し計画は実現するのか」
https://www.youtube.com/watch?v=AXi0J7RxGCA
・20250926 UPLAN 原発いらない金曜行動
https://www.youtube.com/watch?v=d5WxPM2D8NE
・20250923 UPLAN【集会】さようなら原発1000万人アクション全国集会
https://www.youtube.com/watch?v=UDnP3KKLL20
・20250923 UPLAN【渋谷デモ】さようなら原発1000万人アクション全国集会
https://www.youtube.com/watch?v=_mK1_luvpqQ
・20250903 UPLAN 第86回とめよう!東海第二原発 日本原電本店抗議行動/
第144回東電本店合同抗議
https://www.youtube.com/watch?v=y6PN6sltbss
・20250823 UPLAN STOP!! 原電東海第二原発の再稼働 いばらき大集会
https://www.youtube.com/watch?v=pfsCqsXR-Uw
・20250823 UPLAN 【デモ】STOP!! 原電東海第二原発の再稼働
いばらき大集会 https://www.youtube.com/watch?v=v0jH-p7aJtg
・20250728 UPLAN 白石草「(福島県)「甲状腺検査」の今」
https://www.youtube.com/watch?v=4jNaSaGMXms
・20250712UPLAN 山崎久隆「東電の闇 経営破綻寸前で原発再稼働の恐怖」
https://www.youtube.com/watch?v=KGnu7sewuzk
・20250702 UPLAN 第84回とめよう!東海第二原発 日本原電本店抗議行動/
第142回東電本店合同抗議
https://www.youtube.com/watch?v=UwY7gFox7zs
・20250626 UPLAN 山田朗 第7回講座「サンフランシスコ講和条約と日米安保」
https://www.youtube.com/watch?v=XFCrhP8hko4
・20250620 UPLAN 第49回原発いらない金曜行動
https://www.youtube.com/watch?v=xjOEzjSaz_M
・20250610 UPLAN 天笠啓祐「バイオテクノロジーと現代社会」
https://www.youtube.com/watch?v=WJNxMJYD2Kw
・20250607 UPLAN 多原良子「アイヌ女性の複合差別からの脱却を目指して」
https://www.youtube.com/watch?v=uPF1s5TdIwI
https://www.youtube.com/watch?v=-riUMrgEtn0
・20250531 UPLAN 珠洲原発阻止−日本を救った人たち
青木美希氏のたんぽぽ舎36周年記念講演
https://www.youtube.com/watch?v=PTN4EjtIt3o
・20250529 UPLAN 孫崎享「トランプ政権とこれからの日本」
https://www.youtube.com/watch?v=t9U3LjeXiq0
・20250516 UPLAN 原発いらない金曜行動
https://www.youtube.com/watch?v=2jKKr4bGzH4
・20250515 UPLAN 山田朗【シリーズ戦後改革第6回】
https://www.youtube.com/watch?v=mrBkxefHXMg
・20250508 UPLAN 避難住宅追い出し訴訟控訴審・判決
https://www.youtube.com/watch?v=9smkeHHg5kk
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へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致します。
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2024年2月中旬から、『月曜、水曜、金曜、土曜』の週4回の発信と
なりました。「火曜、木曜」の発信しない日でも「緊急事態」の場合
は、発信することもあります。
メールマガジン読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他
投稿(「川柳・俳句・短歌」など)を歓迎します。
1.「投稿」のテーマは、「原発問題」が中心軸ですが、エネルギー、
自然、政治・経済、社会、身近な生活も歓迎します。
2.原稿に「見出し」をつけて下さい。(「見出し」は1行見出し
よりも2行又は3行見出しの方が読む人にとってわかりやすい)
執筆者名(基本的に本名でお願いしています)と執筆者名の後にかっこ
書きで「所属・団体名」か「在住県名」を記載して下さい。
例:たんぽぽ花子(たんぽぽ舎)、
たんぽぽ太郎(東京都千代田区在住)
3.「集会・デモ・講演会等のお知らせ」の投稿に関しては、
どの団体・グループも平等に掲載する基本方針です。
そのため日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先
など必要事項を400文字以内でお送り下さい。
件名に「イベント案内掲載希望」と明記して下さい。
日程が直前にならないよう余裕を持っていただけると幸いです。
メールマガジンへのイベント案内は1回だけの
掲載とさせていただきます。
4.集会や行動の参加報告等に関しては600文字以内で、
タイトル(見出し)及び本文をお送り下さい。
件名に「メルマガ掲載希望」と明記して下さい。
5.【読者からのつぶやき】(仮)
☆字数は2から4行位(70文字から140文字程度)、
タイトルも付けて下さい。
☆テーマ:原発関連、「今、悩んでいること、困っていること」、
ガザへの思い、ウクライナについて、政治の腐敗について、
武器輸出問題、パンデミック条約…等々
☆投稿者名は、ペンネームも可能です。名前の後ろにかっこで
在住県名を入れて下さい。
「投稿」の送付先はたんぽぽ舎の
別アドレス < tanpopo3238@yahoo.co.jp > です。
なお、お送り頂いた投稿は紙面の都合上、全て掲載できない場合も
あります。ご了解下さい。
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