たんぽぽ舎です。【TMM:No5109】地震と原発事故情報−5つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No5109】

2024年11月7日(木)地震原発事故情報−

              5つの情報をお知らせします

                    転載・転送歓迎

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★1.脱原発運動は正念場

  誰のための、何のための市民運動なのか、その真価が問われる

  女川原発は3・11被害原発で福島第一と同じ沸騰水型

  仙台・女川脱原発だより (1)

              青柳純一(翻訳家・金起林記念会)

★2.米国先住民のウラン採掘・精錬の被害実態 (下)(了)

  〜来日したディネの女性たち〜

  脱原発と核被害者=ヒバクシャの人権と補償を確立する

  運動をさらに進めよう

        振津かつみ(チェルノブイリ・ヒバクシャ救援関西)

★3.稼働中原発は10基…大飯3、4、高浜1、2、3、4、

  伊方3、玄海3、4、川内1(大飯、高浜は関西電力

  伊方は四国電力玄海、川内は九州電力)

  2024年11月5日現在の原発稼働状況

                山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)

★4.メルマガ読者からのイベント案内(お問い合わせは主催者へ)

  ◆2025年チェルノブイリ39周年救援カレンダー発売中!

   チェルノブイリ子ども基金

   保養に集う子どもたちのカラー写真で構成。見開きA4サイズ。

  ◆11/9原発事故に強いられた「決断」〜映画上映と避難者のお話

   上映:『決断 運命を変えた3・11母子避難』

   お話:森松明希子さん(大阪府在住)主催:ヒロシマとつなぐ会

  ◆11/13国・東京電力の責任を問う!!福島原発被害東京訴訟

   第2陣(3次訴訟)口頭弁論期日及び報告集会

   場所:東京地裁 626号法廷 報告集会:日比谷図書文化館

  ◆2024 11/16原子力艦事故避難訓練

   場所:産業交流プラザ(第一研修室)

   講演・報告:呉東正彦さん・新倉裕史さん

  ◆11/17より宮崎浩一さん「男性の性暴力被害−現代日本社会に

   おける回復の可能性」(全5回連続講座)

   主催:ふぇみゼミ

★5.新聞より3つ

  ◆[柏崎市長選挙2024・新潟]

   阿部由美子氏が立候補表明「原発にノーを突きつける」、

   無投票回避へ急きょ出馬

            (11月6日「新潟日報デジタルプラス」より)

  ◆柏崎刈羽原発巡る東京電力の運転適格性など「問題なし」に

   異論相次ぐ 新潟県技術委員会、報告書案再検討へ

        (11月7日「新潟日報デジタルプラス」より抜粋)

  ◆世にも不思議な物語

   「袴田無罪判決の次は狭山です」…袴田ひで子さん

    鎌田 慧(ルポライター

(11月5日「東京新聞」朝刊19面「本音のコラム」より)

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※11/9(土)「パレスチナとともに 米大統領選後の中東」

 重信房子さんの講座は、定員に達したので予約の受付を

 終了させていただきます。

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※11/15(金)第41回「原発いらない!金曜行動」(首相官邸前)

 福島第一原発の核汚染水海洋投棄を中止せよ! 老朽原発うごかすな!

 東海第二原発再稼働するな! フクシマは終わっていない!

 日 時:11月15日(金)18時30分より19時45分

 場 所:首相官邸

 主 催:「原発いらない金曜行動」実行委員会

            定例:毎月第3金曜日

  次回の第42回は、12月20日(金)18時30分より19時45分です。

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※11/30(土)東海第二原発を今こそ廃炉へ集会

 日 時:11月30日(土)18時30分より20時30分

 会 場:文京区民センター3A

 お 話:大石光伸さん(東海第二原発運転差止訴訟原告団・共同代表)

     山本雅彦さん(原発住民運動福井・嶺南センター事務局長)

 行動提起、各地の運動団体から報告あり

主 催:「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」TEL 070-6650-5549

 資料代:800円

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┗■1.脱原発運動は正念場

 | 誰のための、何のための市民運動なのか、その真価が問われる

 | 女川原発は3・11被害原発で福島第一と同じ沸騰水型

 | 仙台・女川脱原発だより (1)

 └──── 青柳純一(翻訳家・金起林記念会)

◎ 東京から仙台へ移住して1年余り、今正念場を迎えた女川原発

その現状を緊急報告する。

 当然ながら、脱原発運動の成否は稼働を阻止できるか否かにかかる。

 ドイツのメルケル元首相のように、政府トップの決断で原発を止める

のがベストだが、日本では当面期待できない以上、決断は原発を取りま

く地域社会に住む市民の力量にかかる。

◎ 女川、そして日本の脱原発運動はこの1年が正念場である。

 女川原発は、1.3・11東日本大震災時の被害原発で、2.東日本

では初めての再稼働、3.東電福島第一原発と同じ沸騰水型という3つ

の側面をもつ。

 また、その再稼働の成否は東電柏崎刈羽新潟県)・日本原電東海第

二(茨城県)と並び、東日本での13年半ぶりの再稼働という形で脱原発

運動の今後を左右する。

◎ しかも、10月27日総選挙での自・公政権の惨敗を受け、来年7月参

院選、8月仙台市長選、10月宮城県知事選と選挙が続く。

 女川の場合、特に1年後の宮城県知事選が天王山となる。

 そのため、村井知事と政府の原発推進派は再稼働を急いでいた。

 つまり、強引な手法による既成事実の積み重ね、これが10年余り日本

を支配してきたアベ政治の本質であり、私たちは今、その「終わりの始

まりに参加」している。

◎ 現在の女川原発は、総選挙後の10月29日に試運転を開始し、11月3

日に本格運転の開始直後にトラブルが生じ、再稼働を延期して4日には

原発を停止させた。

 「原子炉内の中性子を計測する移動式炉心内計測系が途中で動かなく

なる事象が発生」したというが、彼らの迅速な判断と情報の公開は何を

意味するのか、二つの側面があると思う。

◎ 第一に、市民側の反応である。11月5日、東北電力本店での再稼働

停止の要請行動には緊急連絡で60人近い市民が結集した。

 現地女川から駆けつけた阿部美紀子町議が語るように「原発自体が動

きたくないという意志表示」であり、悲鳴を上げているのだ。

 また、仙台の脱原発運動を率いる多々良哲市民連合代表が地元テレビ

局のインタビューに答えて市民の多くが再稼働に不安を感じており、そ

れが端的に現実化した」との発言はこれと表裏をなす。

 さらに、現場にいた馬内ゼミの学生に「なぜ再稼働を急ぐと思うか」

と聞くと、「(原子力ムラなど)利害関係者が多いからではないか」と

答え、もう一人は「女川原発の安全対策費(7100億円)があれば学費や

奨学金も助かるのに」という。馬内教授は「学生に抗議行動の現場を見

せたかった」といい、今後とも若者参加の現場見学が鍵になるだろう。

 実は、この抗議行動の伏線は2日に武藤類子さんを招いて開かれた

「動かすな!女川原発」全国集会にあった。

 11月初めには珍しい激しい雨の中、450人余の参加した集会で登壇した

発言者の9割は女性、市内をデモ行進すると途中参加者も加わって500人

を超えた。ここで採択された「集会宣言」を東北電力本社に持参して抗

議行動となった。

◎ ところで、もう一方の東北電力側はどうか。

 現在の電力事情は原発を必要としない。本音でいえば、リスクを冒し

たくないが、外部からの圧力がある。

 前述した村井知事周辺や原子力ムラ、そして中央政界の原発推進派、

いずれもウラ金議員と親しい。

◎ 今、脱原発運動は正念場、誰のための、何のための市民運動なのか。

 その真価が、ここ仙台では女川原発をめぐり、少なくとも1年は問わ

れ続けるだろう。

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┗■2.米国先住民のウラン採掘・精錬の被害実態 (下)(了)

 | 〜来日したディネの女性たち〜

 | 脱原発と核被害者=ヒバクシャの人権と補償を確立する

 | 運動をさらに進めよう

 └──── 振津かつみ(チェルノブイリ・ヒバクシャ救援関西)

 元ウラン坑夫の多くは肺がん、肺線維症などの呼吸器疾患、腎障害な

ど、ウランの粉塵やラドンガスへの曝露による病気で苦しみ、

亡くなった人々も多いのです。

 エイディスさんも家族を養うために、540mの地下鉱山で6年間

(1976〜82年)働きました。

 そして2006年になって悪性リンパ腫、さらに2023年には乳がんにもな

りました。

 坑夫のみならず、家族も汚染した住環境で被曝しました。

 レッド・ウォータ・ポンド・ロードは、このような被害を受けた先住民の

村のひとつであり、先住民への「核の民族差別、不正義、植民地主義

とも呼ばれる、ウラン開発被害の「象徴的」なコミュニティです。

 エイディスさんは、「ナバホの歴史や言い伝えでは、『ウラン』など

というものは聞いたこともなかった。ウラン採掘が家の真ん前で

始まっても、職場ができたと思っただけだった」と話しました。

 ウラン鉱山の操業中も危険性は全く知らされず、家畜はもちろんのこ

と、子どもたちもウラン残土の上で遊んでいました。

 フェンスがやっとできたのは2012年になってからです。危険性を知ら

ずに汚染した鉱山の廃棄物を使って家を建てた人もいました。

 2002年頃、環境保護NGOの調査プロジェクトにコミュニティとして

参加することになり、このような市民の環境調査がきっかけとなって、

2005年に連邦政府環境保護省(USEPA)による環境調査が始まり

ました。

 また、2003年ごろから、住民とNGOが協議して準備し、2007年に

ニューメキシコ大学の研究グループが村に来て住民健診を行いました。

 ウランは重金属で腎毒性があるので腎障害の調査も行いました。

 この村では、全国や州全体の調査と比較して、尿中ウラン濃度がより

高い結果が出ています(22人のみのデータ)。

 健診では、高血圧、自己免疫疾患などのリスクが高くなっていること

がわかりました。

 毎年7月16日には、「鉱滓ダム決壊事故を思い起こす日」の行事を開

催し、もう20回になるとのこと。

 当初は被害を認めなかったナバホ・ネーションのリーダーたちも、

今では出席するようになったそうです。

 テリーさんは、「日本に来て、自分たちは孤立していない、自分たち

の闘いは国際的な闘いだと感じた。

 日本でも共に闘う人々がいることを知り、また頑張ろうと思いまし

た」と話していました。

 日本から、人形峠のウラン残土が「燃料」としてアメリカに「輸出」

されたことにも触れ、「持って行った先は、ユート・マウンテン・ユート

という先住民の居留区にあるホワイト・メサ精錬所だったということも、

日本の皆さんはぜひ知っておいてほしい」と二人は話していました。

 ウラン開発の一つのエンド・ポイントの原発核燃料サイクルが推進さ

れ、福島原発重大事故を経験している日本で、私たちも連帯し、脱原発

と核被害者=ヒバクシャの人権と補償を確立する運動をさらに

進めましょう。

※(詳細な報告は「救援関西」のニュースレター「ジュラーヴリ138

 号」)をご覧下さい。

http://wakasa-net.sakura.ne.jp/che/138.pdf

 (ノーニュークスアジアフォーラム通信 No.190より了承を得て転載)

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┗■3.稼働中原発は10基…大飯3、4、高浜1、2、3、4、

 | 伊方3、玄海3、4、川内1(大飯、高浜は関西電力

 | 伊方は四国電力玄海、川内は九州電力)

 | 2024年11月5日現在の原発稼働状況

 └──── 山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)

電力会社 号機 状態 運転開始日  停止日 出力(万kW)

東北電力 女川2 停止中 2024.11.05 82.5

関西電力 美浜3 停止中      2024.10.15 82.6

   大飯3 運転中 2024.04.07      118

   大飯4 運転中 2023.10.27      118

   高浜1 運転中 2024.08.28      82.6

   高浜2 運転中 2023.09.16      82.6

   高浜3 運転中 2023.12.25      87

   高浜4 運転中 2024.04.24      87

四国電力 伊方3 運転中 2024.10.18      89

九州電力 玄海3 運転中 2024.02.02      118

   玄海4 運転中 2024.06.03     118

   川内1 運転中 2024.08.29      89

   川内2 定検中 2024.09.14 89

合 計 13基中 運転中10基 停止中3基  989.2/1243.3

*11月5日、女川原発2号機は10月29日に東日本大震災で被災した原

 発としては 初めて再稼働を強行したが、発電開始直前に中性子

 出器の校正用機 器が動かなくなり手動で引き抜き、点検のため3

 日、原子炉を停止。

 運転を開始してすぐに機器トラブルで原子炉を止めるのは関電高浜

 などこれで4例目。

*美浜3は10月7日に冷却用配管のうち海水系統で漏れがあることが

 確認されたため原子炉を停止し調査することになった。

*10月29日、女川原発2号機は震災で被災した原発としては初めて再

 稼働を強行した。防潮堤の最高点29mは、全原発の最高点。巨大津

 波が来ることを想定している地点の被災原発を動かすのはなぜか。

 震災で壊滅的な被害を受けた女川町は再び原発の脅威と自然災害の

 脅威にさらされることになる。

*運転開始日は営業運転開始の日なので原子炉起動の日とは一月程度

 違いがある。

*運転可能な13基の原発のうち稼働中は10 基(77%)、

 その出力は1243.3万kWに対して989.2 万kW(80 %)。

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┗■4.メルマガ読者からのイベント案内(お問い合わせは主催者へ)

 └──── 

 ◆2025年チェルノブイリ39周年救援カレンダー発売中!

 2022年2月に始まったロシアによるウクライナへの軍事侵攻により、

チェルノブイリ原発事故被災地域に暮らす子どもたちや長年被害に苦し

む人々はさらなる苦難に直面しています。

 一日も早くすべての子どもと家族に平和な日常と笑顔が戻ることを願

わずにいられません。

 カレンダーの収益は、チェルノブイリと福島の原発事故により被災し

た子どもたちの救援金にあてられます。

 保養に集う子どもたちのカラー写真で構成。見開きA4サイズ。

定価:1,000 円 送料:9部まで200円、10部以上300円

お申し込み方法:E-mail、Fax、または郵送でお申し込みください。

お支払方法:お届けするカレンダーに同封の郵便振替用紙で

      お振り込みください。

【問合せ・申し込み先】チェルノブイリ子ども基金

           〒177-0041 東京都練馬区石神井町3-16-15-408

TEL/FAX 03-6767-8808

   E-mail cherno1986@jcom.zaq.ne.jp

http://ccfj.la.coocan.jp

 ◆11/9原発事故に強いられた「決断」〜映画上映と避難者のお話

日 時:11月9日(土)13:30より16:30

上 映:『決断 運命を変えた3・11母子避難』

         (2024年、安孫子亘監督、90分)

お 話:森松明希子さん(大阪府在住)

会 場:杉並区立浜田山会館(杉並区浜田山1-36-3)

主 催:ヒロシマとつなぐ会

共 催:ヒロシマ講座

事前申し込み: yuust2001@gmail.com (佐藤優)

参加費:1300円(当日清算

詳 細: http://sandori2014.blog.fc2.com/blog-entry-3016.html

 ◆11/13国・東京電力の責任を問う!!福島原発被害東京訴訟

  第2陣(3次訴訟)口頭弁論期日及び報告集会

 日 時:11月13日(水)10時30分 9時45分より正門前でスピーチ

 場 所:東京地裁 626号法廷

 報告集会:地裁終了後、日比谷図書文化館セミナールームB

 スペシャルゲスト:森松明希子(原発賠償関西訴訟原告団長)

 お問い合わせ:福島原発被害首都圏弁護団

        TEL 03-5363-0138

 ◆2024 11/16原子力艦事故避難訓練

日 時:2024年11月16日(土)13:00

場 所:産業交流プラザ(第一研修室)

     横須賀市本町3−27 ベイスクエアよこすかー1番館3F

          (京急汐入駅徒歩1分、JR横須賀駅徒歩7分)

内 容:講演・報告(呉東正彦さん・新倉裕史さん)

    避難訓練…芸術劇場前〜市役所前公園へ避難します。

     (帽子、マスク、ビニールコート持参してください)

主 催:東京湾の原子炉から首都圏を守る会

連絡先:090-1124-0355 (三浦半島9条連事務局)

 神奈川県横須賀港は多国籍化とともに、原子力艦船の寄港も増加して

います。

 米海軍は住民参加の避難訓練は行なわず、横須賀市も3キロ以内の地

域の一部で市民が参加するのみとなっています。

 原子力艦船の危険性と不十分な災害対策を市民にアピールします。

 ◆11/17より宮崎浩一さん「男性の性暴力被害−現代日本社会に

  おける回復の可能性」(全5回連続講座)

第1回 11/17「なぜ「男性の」性暴力被害なのか:

       私と研究テーマの関係」

第2回 11/24「男性被害を研究者はどのように説明してきたのか:

       これまでの研究について」

第3回 12/1「男性は被害を語れないのか?:

       日本の男性学批判と語りの形式」

第4回 12/8「現代日本の心理臨床と社会:当事者性、

       心理支援の可能性」

       (ゲスト:朴希沙さん/臨床心理士公認心理師

第5回 12/15「個人の苦しみと社会をつなげる:現代日本の課題と展望」

時間はすべて、日曜17:00-19:00。

主 催:ふぇみゼミ

詳細とお申し込み https://b5fz2024.peatix.com/

男性が性暴力被害に遭っていることは一般に知られるようになりました。

本講座では「男性」というカテゴリーに注目して性暴力を考えることか

ら、私たちの見方を作っている社会の力を明らかにし、回復のプロセス

現代日本でどのように可能なのかを考えていきます。

┏┓ 

┗■5.新聞より3つ

 └──── 

 ◆[柏崎市長選挙2024・新潟]

  阿部由美子氏が立候補表明「原発にノーを突きつける」、

  無投票回避へ急きょ出馬

 新潟県柏崎市の飲食店経営者で東京電力柏崎刈羽原発に反対する市民

団体の共同代表を務める阿部由美子氏(62)が11月6日、柏崎市で会見を

開き、任期満了に伴う柏崎市長選(10日告示、17日投開票)に無所属で立

候補すると正式に表明した。原発の再稼働阻止を訴えるとし「原発に反

対の人だけでなく、避難や東電に不安がある人、皆さんのノーを突き付

ける」と語った。

 柏崎市長選には、再稼働を条件付きで容認する無所属現職の桜井雅浩

氏(62)が3期目を目指して立候補を表明しており、選挙戦になる見通し

となった。

 阿部氏は会見で、無投票となるのを避けるために、今月に入ってから

急きょ立候補を決めたと説明。政党の支持や推薦は受けず、街頭での訴

えで浸透を図るとした。

 阿部氏は柏崎市出身。柏崎高、法政大卒業後、社会福祉法人などで勤

務した。1999年ごろから市民団体「柏崎刈羽市民ネットワーク」に参加

し、2023年に共同代表に就いた。

            (11月6日「新潟日報デジタルプラス」より)

https://www.47news.jp/11731454.html

 ◆柏崎刈羽原発巡る東京電力の運転適格性など「問題なし」に

  異論相次ぐ 新潟県技術委員会、報告書案再検討へ

 東京電力柏崎刈羽原発の安全性を確認する新潟県技術委員会(座長・

小原徹東京科学大教授)が11月6日、新潟市中央区で開かれ、東電福島

第一原発事故を踏まえた柏崎刈羽原発の安全対策について報告書案が示

された。

 「特に問題となる点はない」と結論付けた原案に対して、委員からは

異論が相次ぎ、次回の会合で再度検討することになった。(中略)

 だが、会合では東電の運転適格性と核物質防護に関する評価につい

て、委員から懸念の声が多く出た。

 豊島剛志委員(新潟大名誉教授)は東電社員が許可されていないス

マートフォンを原発構内に持ち込む問題が発生していることを挙げ「軽

微かもしれないが、『問題なし』と書くのは疑問が残る」と指摘した。

   (後略)  (11月7日「新潟日報デジタルプラス」より抜粋)

https://www.47news.jp/11733897.html

 ◆世にも不思議な物語

  「袴田無罪判決の次は狭山です」…袴田ひで子さん

  鎌田 慧(ルポライター

 60年前、浦和地裁で死刑判決を受けた石川一雄さんは、自分の運命に

降りかかってきた「死刑」よりも、その日の巨人戦の勝敗の方に関心が

あった。

 殺人などやっていなかったので、なんの恐怖もなかったのだ。

 石川さんは、無知と言うよりも警察官を信じすぎた。狭山市の女子高

生殺人容疑の別件逮捕から自供まで、取り調べの刑事から、働き手の兄

を逮捕するぞと脅かされた。罪を認めれば10年で釈放するなどと、赤子

の手をねじるように密室で寵絡されていた。空腹に耐えかねて畑の作物

を齧った罪の意識が強かった。

 被差別部落に生まれた石川さん。家計は就職差別で苦しく、識字の教

育も受けていなかった。狭山事件は「身代金要求の誘拐犯罪」を偽装し

た殺人事件だが、文章で他人を脅迫しようと、非識字者が考えるとは、

刑事や検事、裁判官のあまりに荒唐無稽な想像だ。

 漢字を意識的に誤用している脅迫状の作為性に、国語学者大野晋

さんや大江健三郎さんも疑間を呈した。

 さらに重要な証拠の女子高生の万年筆が石川家から発見されたが、

インクの違いが化学的に証明されている。

 11月1日。東京高裁・寺尾判決50周年の集会が日比谷野外音楽堂で開

かれた。石川さんは最近、足腰が弱くなった。

「袴田無罪判決の次は狭山です」と、袴田ひで子さんが力をこめて

発言した。 (11月5日「東京新聞」朝刊19面「本音のコラム」より)

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※【動画アップの紹介】

☆三輪祐児さんのユープラン(UPLANpart3)より

  https://www.youtube.com/results?search_query=UPLANpart3

・20241031 田中一郎氏『「脱原発」と「脱炭素」:

            エネルギー革命をどう乗り切るか』

https://www.youtube.com/watch?v=lb9jOHpp4eQ

・20241025 UPLAN 山崎裕待氏「声を上げることの意味〜総選挙直前で

 ヤジ排除問題を考える〜」

 https://www.youtube.com/watch?v=sIdYROIBzOg

・20241019 UPLAN【後半】板垣雄三

 「つながり会う世界〜とらえ返しの焦点=パレスチナ

 https://www.youtube.com/watch?v=msLxocSEyWU

・20241019 UPLAN【前半】板垣雄三

 「つながり会う世界〜とらえ返しの焦点=パレスチナ

 https://www.youtube.com/watch?v=BfLvkoDRhDc

・20241002 UPLAN UPLAN 第75回とめよう!東海第二原発

 日本原電本店抗議行動・第133回東電本店合同抗議

 https://www.youtube.com/watch?v=11BKK7bi4Xs

・20240925 UPLAN【再開新ちょぼゼミ第1回】田中一郎

 「日本の裁判所はこうしたら変えられる」

 https://www.youtube.com/watch?v=4c7-o46Y2yU

・20240918 UPLAN 井戸川裁判福島被ばく訴訟第30回口頭弁論期日

 https://www.youtube.com/watch?v=mB4NbVCqlOc

・20240911 UPLAN【裁判前街宣・記者会見】

 311子ども甲状腺がん裁判 第11回口頭弁論

 https://www.youtube.com/watch?v=z_TXshjOy1I

・20240824 UPLAN【前半】

 STOP!東海第二原発の再稼働 いばらき大集会

 https://www.youtube.com/watch?v=3RCb69P3WhA

・20240824 UPLAN【後半】

 STOP!東海第二原発の再稼働 いばらき大集会

 https://www.youtube.com/watch?v=An4iMPDKWrE

☆広瀬 隆…私のYouTube「ロックフェラー財閥シリーズ第26話」で

 5月5日、「チェルノブイリ原発事故と放射能の基礎知識」を掲載。

 https://youtu.be/rRg2bq8B-Dk

ソ連の“ウラルの核惨事”と“キューバ・ミサイル危機”大事件に

 ついては「ロックフェラー財閥シリーズ第25話」

 https://youtu.be/6g2-jh1J9JU

・“スリーマイル島原発事故”の被害とイギリスの“ウィンズケール

 再処理工場”による海の汚染は「ロックフェラー財閥シリーズ第24話」

 https://youtu.be/4XFzySIQi10  ぜひ、ご覧下さい。

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☆ひきつづき、たんぽぽ舎のメールマガジン=「地震原発事故情報」

 へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致します。

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☆《事故情報編集部》より

 2024年2月中旬から、『月曜、水曜、金曜、土曜』の週4回の発信と

 なりました。「火曜、木曜」の発信しない日でも「緊急事態」の場合

 は、発信することもあります。

 メールマガジン読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他

 投稿(「川柳・俳句・短歌」など)を歓迎します。

1.「投稿」のテーマは、「原発問題」が中心軸ですが、エネルギー、

 自然、政治・経済、社会、身近な生活も歓迎します。

2.原稿に「見出し」をつけて下さい。(「見出し」は1行見出し

 よりも2行又は3行見出しの方が読む人にとってわかりやすい)

 執筆者名(基本的に本名でお願いしています)と執筆者名の後にかっこ

 書きで「所属・団体名」か「在住県名」を記載して下さい。

 例:たんぽぽ花子(たんぽぽ舎)、

   たんぽぽ太郎(東京都千代田区在住)

3.「集会・デモ・講演会等のお知らせ」の投稿に関しては、

 どの団体・グループも平等に掲載する基本方針です。

 そのため日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先

 など必要事項を400文字以内でお送り下さい。

 件名に「イベント案内掲載希望」と明記して下さい。

 日程が直前にならないよう余裕を持っていただけると幸いです。

 メールマガジンへのイベント案内は1回だけの

 掲載とさせていただきます。

4.集会や行動の参加報告等に関しては600文字以内で、

 タイトル(見出し)及び本文をお送り下さい。

 件名に「メルマガ掲載希望」と明記して下さい。

5.【読者からのつぶやき】(仮)

 ☆字数は2から4行位(70文字から140文字程度)、

  タイトルも付けて下さい。

 ☆テーマ:原発関連、「今、悩んでいること、困っていること」、

  ガザへの思い、ウクライナについて、政治の腐敗について、

  武器輸出問題、パンデミック条約…等々

 ☆投稿者名は、ペンネームも可能です。名前の後ろにかっこで

  在住県名を入れて下さい。

 「投稿」の送付先はたんぽぽ舎の

 別アドレス < tanpopo3238@yahoo.co.jp > です。

 なお、お送り頂いた投稿は紙面の都合上、全て掲載できない場合も

 あります。ご了解下さい。

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 ◆このメールマガジンのバックナンバーは、ホームページの

  「メルマガ:地震原発事故情報」をご参照下さい。

 ◆メールマガジンをお送りします

  たんぽぽ舎では、「地震原発事故情報」(メールマガジン)を

  発信しています。

   ご希望の方は、件名を「アドレス登録希望」として、ご自身の

  Eメールアドレスからご氏名とともにたんぽぽ舎あてにメールを

  送ってください。

   違うアドレスから「こちらのアドレスに送って」ということは

  間違いの元となりますのでやめて下さい。

  登録できしだい発信致します。

 ・配信先のアドレス変更のご連絡は「旧アドレス」もお知らせ下さい。

 ・配信削除につきましても以下のアドレスに直接メールを下さい。

  たんぽぽ舎の通常アドレス「 nonukes@tanpoposya.net 」か、

  別アドレス < tanpopo3238@yahoo.co.jp >へお送り下さい。

 ◆携帯電話への送信は、容量が多いためか全文表示できない例が

  あります。

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一般社団法人 たんぽぽ舎  月曜〜土曜13:00〜20:00オープン、

              日曜・休日はお休みです。

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