たんぽぽ舎です。【TMM:No5066】地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No5066】

2024年8月9日(金)地震原発事故情報-

              5つの情報をお知らせします

                    転載・転送歓迎

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★1.原爆が投下された日-広島6日、長崎9日

  長崎市イスラエルを招待しない理由、市民理解

  驚くべきは政府の長崎市への冷酷(日刊ゲンダイ

                  柳田 真(たんぽぽ舎共同代表)

★2.新潟県魚沼では100名以上の参加-高校生の参加も-熱心な討論

  ワークショップ「柏崎刈羽原発で緊急事態になったら、

  自分たちはどうなる?どうする?」

  「柏崎刈羽を考える市民検証委員会」の活動

                 上岡直見(環境経済研究所代表)

★3.8/7(水)第73回日本原電本店(65名参加)、第131回東電本店(64

  名参加)へ申し入れと抗議行動…速報

  8/24(土)「東海村原子力施設見学といばらき大集会参加」の

  バスツアー(大型バス二台)への参加呼びかけも

                   小山芳樹(たんぽぽ舎)

★4.読者からのつぶやき】(仮タイトル)

  ☆旧日本兵最大の死因   (J.S 千葉県)

  ☆A級戦犯と日本人 (E.A 神奈川県)

  ☆東京大空襲 (M.W 千葉県)

★5.新聞より3つ

  ◆南海トラフ「巨大地震注意」 宮崎で震度6弱(M7.1)

  気象庁「普段より可能性高まる」 危険度「数百回に1回程度」

         (8月9日「東京新聞」朝刊1面より抜粋)

  ◆子や孫の未来のために、東海第二の再稼働を阻止するのが

   大人たちの責任

   防潮堤問題に触れると再稼働推進のシナリオにつながりかねない

                元土木技術者・日下部伸さん(74)

         〔8月9日「東京新聞」茨城版<東海第二原発

          再考再稼働>(69)より〕

  ◆【近事片々】より

   ・「核兵器のない世界」の実現は、「我が国の使命」と首相。

    米国に面と向かって言えるか。

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反戦憲法改悪反対 川柳】

・異次元の国民虐めを押し付ける

・いつ辞める!早く辞めろよ民の為     菊地輝子

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※8/16(金)第39回「原発いらない!金曜行動」(首相官邸前)

 福島第一原発の核汚染水海洋投棄を中止せよ! 老朽原発うごかすな!

 東海第二原発再稼働するな! フクシマは終わっていない!

 日 時:8月16日(金)18時30分より19時45分

 場 所:首相官邸

 主 催:「原発いらない金曜行動」実行委員会

     定例:毎月第3金曜日

  次回の第40回は、9月20日(金)18時30分より19時45分です。

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※たんぽぽ舎の夏休みは=8月13日(火)より17日(土)=です。

 メールマガジンもお休み(14水、16金、17土)致します。

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※8/31(土)【山崎久隆ゼミ】『日本原電の闇』

 敦賀2号…「直下に活断層あり」⇒規制委員会「適合せず」

 東海第二…「原電、防潮堤欠陥工事の対策⇒規制委への回答延期」

 お 話:山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)

 日 時:8月31日(土)14時より17時

 会 場:「スペースたんぽぽ」

 参加費:800円(資料代含む)  ◇予約の必要はありません。

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※9/1(日)東海第二原発が危ない!防潮堤欠陥工事を中止せよ!

 第13波一斉行動…たんぽぽ舎の行動案内

 日 時:9月1日(日)14時より15時15分 (雨天決行)

 場 所:JR御茶ノ水駅…お茶の水橋口改札前と聖橋口改札前の2ヵ所

 内 容:リレートーク、ビラ配布、

     新署名「再稼働はダメ、廃炉を求める!」、

     横断幕・ノボリ旗でアピール

   第13波一斉行動の呼びかけは

   「東海第二原発いらない!首都圏ネットワーク」です。

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※9/4(水)2つの申し入れ・抗議行動にご参加を!

     2つの行動=定例は第1水曜です。

1.第74回日本原電本店抗議行動

  東海第二原発の防潮堤は「設計も施工も」無理とごまかしだらけ

  欠陥工事による防潮堤は大地震・大津波に役立たず

  小手先の補修工事でなんとかなるものではない

  日本原電は再稼働をあきらめ、いますぐ廃炉を決めよ!

 日 時:9月4日(水)17:00より18:00

 場 所:日本原電本店前(住友不動産秋葉原北ビル 台東区上野5-2-1)

     JR秋葉原駅より5分、銀座線末広町駅4番出口より4分

      ※北ビルです!南ビルではありません!

 主 催:「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」TEL 070-6650-5549

 協 力:「再稼働阻止全国ネットワーク」

  ☆第75回は、10月2日(水)17:00より18:00です。

2.「第132回東電本店合同抗議」

  放射能汚染水海洋投棄を中止せよ! 柏崎刈羽原発を再稼働するな!

  東電は2200億円の原電支援するな!

  東電は福島第一原発事故の責任をとれ!

 日 時:9月4日(水)18:45より19:45

 場 所:東京電力本店前(千代田区内幸町1-1-3)

 呼びかけ:「経産省前テントひろば」070-6473-1947

      「たんぽぽ舎」 03-3238-9035

 賛 同:東電株主代表訴訟など141団体

  ☆第133回は、10月2日(水)18:45より19:45です。

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※9/7(土)青木美希さん講座「原発と再生エネルギー」

 お 話:青木美希(ジャーナリスト、作家)

 日 時:9月7日(土)14時より16時 開場:13時30分

 会 場:「スペースたんぽぽ」

 参加費:800円(資料代含む)  ◇予約受付中

     たんぽぽ舎 電話 03-3238-9035 か

     「ヤフーメール」<tanpopo3238@yahoo.co.jp> 宛てに、

     ご氏名と電話番号をお知らせ下さい。

     受付番号をお伝えいたします。

 大人気の青木美希さんをお呼びして、「原発と再生エネルギー」に

ついて、最新の情報をお話しいただきます。是非ともお越しください。

 「なぜ日本は、原発を止められないのか」も人気大躍進の著書で、

当日販売も予定しております。お楽しみに。

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※9/14(土)第2回藤原寿和さん講座

 「福島第一原発事故による健康被害の原因は

  テルル・化学毒と放射能毒の複合汚染」

 お 話:藤原寿和さん(福島原発事故被害放射能毒・

      化学毒原因裁定を求める会)

 日 時:9月14日(土)14時より16時 開場:13時30分

 会 場:「スペースたんぽぽ」

 参加費:800円(資料代含む)  ◇予約受付中 9/7と同じです

 2011年3月11日、東電福島第一原発過酷事故により撒き散らされた人

放射能廃棄物を、私達は浴びせられてしまいました。

 特に核分裂生成物=テルル放射能毒、化学毒をあわせ持ち、このた

め、小児甲状腺がんを始め多種多様な今までにない病気が増えています。

 これは「放射能毒・化学毒=複合汚染による原子力公害」と認定させ

なければなりません。

 ※第3回は、10月12日(土)14時より16時です

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┗■1.原爆が投下された日-広島6日、長崎9日

 | 長崎市イスラエルを招待しない理由、市民理解

 | 驚くべきは政府の長崎市への冷酷(日刊ゲンダイ

 └──── 柳田 真(たんぽぽ舎共同代表)

一、原爆が投下された(残念な日)の8月6日広島、9日長崎へは、

かつては毎年行っていた。10年程前はたんぽぽ舎の山本さん(千葉市

を中心に10人程で出かけて広島での諸行事に参加していた。(9日の長

崎へは毎回は行けなかった)

 近年は日本原電東海第二原発の再稼働に反対する活動が忙しくなり、

あまり行けていない。

二、長崎市イスラエルを招待しないことについて、長崎の被爆者団体

が発言している。紹介します。(8月9日「毎日新聞」朝刊3面)

-前略

長崎市イスラエルを招待しないことについて、被爆者団体「長崎県

平和運動センター被爆者連絡協議会」の川野浩一議長(84)は「79年前の

悲惨な出来事を体験した市民の一人として、パレスチナ自治区ガザ地区

を激しく攻撃しているイスラエルを招待すべきではないと考えている。

『不測の事態を避けるために』と説明している。市長とは立場が違う

が、市長の判断は当然だ」と指摘。

 米英などの駐日大使が参列しないことについては「核保有国の代表が

式典に来て『歴史を繰り返さない』と手を合わせることの積み重ねに意

味がある。『イスラエルを招待しないなら大使は参列しない』という政

治的な判断をする問題ではない。各国が本当に歴史を繰り返さないとい

う気持ちで参列しているのかが問われている」と語った

長崎市被爆者団体「長崎原爆被災者協議会」の田中重光会長(83)は

「欧州やG7の政治家は何を見ているのかと言いたい。イスラエルは、

パレスチナの学校や病院などを攻撃しており、ジェノサイド(集団虐

殺)だ。それを支持するのはおかしい」と憤った。

                     【尾形有菜、樋口岳大】

三、ダブルスタンダードの欧米に忖度し、長崎市の正論に無視を決め込

む政府の冷酷に「ノーコメントは、ありえない」国際ジャーナリスト春

名幹男氏(8月9日発行「日刊ゲンダイ」)

-前略

 市はもともと、在日イスラエル大使館への招待状送付について「ガザ

地区の危機的な人道状況や国際世論に鑑み、式典で不足の事態が発生す

るリスクが懸念される」-中略

 ただ、イスラエルがいま、実施している攻撃は「自衛」の範囲を超え

た「殺戮」と言うしかない。ガザ地区では、子供を含めた犠牲者が約4

万人にも上っているのだ。-中略

 一方、イスラエルを擁護する欧米こそダブルスタンダードで、批判さ

れるべきだろう。

 そうした二重基準にとらわれず、ロシアとイスラエル双方の招待を見

送った長崎市は、世界平和を願う被爆地の矜持を示したと言える。

 ところがそんな市の世論に無視を決め込んでいるのが、日本の岸田政

権である。林官房長官は「式典に誰を招待するかは、主催者の長崎市

判断することであり、政府としてコメントする立場にない」と、まるで

他人事のような言い方だ。 -中略

 国際ジャーナリストの春名幹夫はこう言う。

 「日本政府は結局、欧米各国に忖度し、足並みを揃えることしか頭に

ないから、余計な事は言えないでしょう。しかしノーコメントはありえ

ない対応です。どの国を式典に招待するかは、主催者である長崎市が決

めること。各国が参加不参加を決めるのは自由ですが、欧米が徒党を

組んで抗議するなどが完全な筋違いです。特に米国は原爆を投下した当

事者として、反省がないとしか思えません。日本政府は『ここは政治闘

争の場ではない』『核兵器の根絶と平和実現を目指す場だ』と、ハッキ

リと発言すべきでした。外務省も水面下で、各国に長崎市の立場を理解

するよう求めるのがスジですが、そんな様子もない。これではイスラエ

ルを擁護したも同然です」-後略

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┗■2.新潟県魚沼では100名以上の参加-高校生の参加も-熱心な討論

 | ワークショップ「柏崎刈羽原発で緊急事態になったら、

 | 自分たちはどうなる?どうする?」

 | 「柏崎刈羽を考える市民検証委員会」の活動

 └──── 上岡直見(環境経済研究所代表)

◎ 新潟県が設置していた「福島第一原発事故を踏まえた原子力災害時

の安全な避難方法の検証」は5年間にわたり多くの議論を積み重ねてき

たがそれらを総括することなく終了してしまった。

 このため総括委員会の池内了元委員長ほか有志による「市民検証委員

会」が立ち上げられ、2023年から活動を続けている。

◎ 一巡目には県内各地をキャラバンで回り、柏崎・新潟・新発田

上越・三条・糸魚川・長岡・十日町・南魚沼・佐渡小千谷で、池内

了氏のトークと意見交換を行った。

 二巡目はさらに各地で市民が主体的に参加して「柏崎刈羽原発で緊急

事態になったら、自分たちはどうなる?どうする?」というワーク

ショップを始めている。

◎ このワークショップは、それぞれの地域の状況、事故の想定、避難

の手順など背景を説明した上で、グループに分かれて地図を見ながら緊

急時の対応を仮想体験して「本当に避難できるのか」「どんな問題が起

きるか」などの論点を挙げてゆく試みである。

 二巡目はこれまで新発田と魚沼で開催したが、魚沼では人口3万2千

人の地域から100名以上の参加者が集まるという高い関心が寄せられた。

◎ 魚沼は柏崎刈羽原発の30km圏をわずかに外れていて、新潟県の避

難計画では長岡市からの避難者を受け入れることになっているが、人口

3万2千人の地域に最大2万5千人の避難者が来る想定になっている。

 東側は福島県に接しているが限られた道路しかなく積雪期は通行止め

になる。魚沼は以前から地域の脱原発運動が活発であり、ワーク

ショップでは高校生の参加もあり、熱心な討論が行われた。

[参考]市民検証委員会ホームページ

https://shiminkenshouiinkai.jimdosite.com/

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┗■3.8/7(水)第73回日本原電本店(65名参加)、第131回東電本店(64

 | 名参加)へ申し入れと抗議行動…速報

 | 8/24(土)「東海村原子力施設見学といばらき大集会参加」の

 | バスツアー(大型バス二台)への参加呼びかけも

 └──── 小山芳樹(たんぽぽ舎)

 8月7日(水)、相変わらずの猛暑の中、2つの抗議行動が取り組まれ

ました。

1.17時から18時は、第73回日本原電本店への申し入れと抗議行動、

 65名参加。カンパは11,265円。主催は、「とめよう!東海第二原発

都圏連絡会」。

主催者スピーチは、柳田真さん(たんぽぽ舎共同代表)。脱原発

ピーチは内田ひろきさん(千葉県柏市議会議員)。参加者スピーチ、

喜多村憲一さん(脱原発かわさき市民)。日本原電への申し入れ…沼

倉潤さん(首都圏連絡会)、要請書…けしば誠一さん(反原発自治

議員・市民連盟)。

 日本原電6人衆(この日は5人)が3曲で抗議アクション。イ.「日

本原電音頭」by ジョニーH、ロ.「GO GO 投票」by 右田春夫、

ハ.「君とぼくの未来」by マアルハート・バンド。

久保清隆さん(首都圏連絡会)から、行動提起。8/24(土)「東海村

子力施設見学といばらき大集会参加」バスツアー(大型バス二台)への参

加呼びかけがされました。主催者からA4判4頁の資料が配布されまし

た。

 次回の第74回日本原電本店への申し入れと抗議行動は、9月4日(水)

17時から18時です。

2.18時45分からは、第131回東電本店合同抗議と申し入れ行動。

 64名の参加。カンパは10,006円。

 呼びかけは、「経産省前テントひろば」と「たんぽぽ舎」。

 迫力ある多摩川太鼓でスタート。東電本店への申し入れは、反原発

治体議員・市民連盟から武笠紀子さん。「原子力民間規制委員会・東

京」の坂東喜久恵さんより質問書が手渡されました。

 東電の問題点について、3人の方から鋭い指摘がされました。山崎久

隆さん(たんぽぽ舎共同代表)、永野勇さん(千葉)、柳田真さん(たん

ぽぽ舎共同代表)。

 19時20分頃からは、雷と土砂降りの雨となり早めに行動を切り上げま

した。主催者からA4判2頁の資料が配布されました。

 次回の第132回東電本店合同抗議と申し入れ行動は、9月4日(水)18

時45分から19時45分です。

たんぽぽ舎に数名が戻り、豪雨に濡れた横断幕やノボリ旗、旗竿など

をひろげ、カンパの集計をしました。

☆2つの抗議行動の動画は三輪祐児さんのユープラン(UPLANpart3)を

 ご覧下さい。

・20280807 UPLAN 第73回とめよう!東海第二原発 日本原電本店抗議行動

 第131回東電本店合同抗議行動

 https://www.youtube.com/watch?v=ZOYN9sjbF1w

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┗■4.読者からのつぶやき】(仮タイトル)

 └──── 

☆旧日本兵最大の死因

 旧日本軍兵士の最大の死因は戦闘死ではなく餓死、病死だった。

                      (J.S 千葉県)

A級戦犯と日本人

 多くの日本人が戦争責任をA級戦犯に転嫁し、自分たちは被害者と

考えている。

 けれどA級戦犯と日本人との違いは直接手を下したか否かに過ぎない。

                      (E.A 神奈川県)

東京大空襲

 一夜にして10万人近くが命を落とし、その犠牲者の約1割が朝鮮人

だったとされる。創氏改名のため、死没者名簿に載っていても日本名で

記されているため調査ができない。死してなお、彼・彼女らは強いられ

た名前に囲い込まれている。          (M.W 千葉県)

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┗■5.メルマガ読者からのイベント案内(お問い合わせは主催者へ)

 └──── 

 ◆9/28アリラン・ブックトークVol.11

  『朝鮮植民地戦争-甲午農民戦争から関東大震災まで-』

ゲスト:愼蒼宇さん(法政大学教員)

日 時:9月28日(土)15:00 オンライン&会場開催

場 所:アリラン閲覧室

    詳細 申込ページ:https://arirang-booktalk11.peatix.com/

主 催:文化センター・アリラン

連絡先:info@arirang.or.jp

参加費:一般 1,000円 学生/何かしらの困難を抱えている方 600円

 朝鮮の人びとは甲午農民戦争以降、50年以上にわたって日本の侵略と

植民地戦争にさらされ続けた。

 それは彼我の力が圧倒的に違う「非対称戦争」であるがゆえに凄惨な

ジェノサイドを伴い、その延長線上に関東大震災時の朝鮮人虐殺は

起こったのである。

 平時のない植民地戦争のなかでの虐殺体験や朝鮮民衆への憎悪・恐怖

を内面化した日本軍人・兵士たちと、その暴力にさらされながらも抵抗

し続けた朝鮮民衆の姿を通して、植民地近代論のように、抵抗の領域を

歴史の表舞台から周辺化しようとする傾向を批判し、日本近代史に圧倒

的に不在だった植民地戦争の実態を描き出す。

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┗■6.新聞より3つ

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 ◆南海トラフ「巨大地震注意」 宮崎で震度6弱(M7.1)

 気象庁「普段より可能性高まる」 危険度「数百回に1回程度」

 8日午後4時43分ごろ、宮崎県南部で震度6弱地震があった。震源

地は南海トラフ巨大地震の想定震源域内で、気象庁有識者で構成する

評価検討会を臨時開催。発生可能性が平常時に比べて相対的に高まって

いるとして「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」を発表した。最

大規模の地震が発生した場合、関東から九州に欠けての広範囲で強い揺

れ、関東から沖縄にかけての太平洋沿岸で高い津波が想定されるとして

1週間程度、注意するよう呼びかけた。政府は住民に備えの再確認を求

めている。(後略)     (8月9日「東京新聞」朝刊1面より抜粋)

 ◆子や孫の未来のために、東海第二の再稼働を阻止するのが

  大人たちの責任

  防潮堤問題に触れると再稼働推進のシナリオにつながりかねない

              元土木技術者・日下部伸さん(74)

 昨年、東海第二原発茨城県東海村)の工事関係者による情報提供

で、防潮堤工事でのコンクリートの充塡(じゅうてん)不足や鉄筋の変

形が見つかった。

 これは日本原子力発電(原電)が、しっかりと施工記録をチェック

し、請負業者に指摘していれば防げたはずだ。ずさんな施工にずさんな

管理。単純ミスだと考えている。

 原電にも施工責任者がいるだろう。

 土木関係の管理者は少ないのだろうか。

 工事への知識不足や、業者に「丸投げ」していた可能性もある。

 防潮堤工事に限っていえば、原電には発電設備を造り、維持、管理す

る能力がない。原発を管理する意識が疑われる。

 もし、施工不良が隠された状態で工事が進んでいたら、原電は

「シャンシャン」で終わらせていたのではないかとも思う。

 施工不良を受け、原子力規制庁は「一部建て直しを含めた再検討」を

要求しているが、これもどこまでやり直せと言っているのか分からない。

 今の工法で補修し完成させるか、別の工法で完成させるか、具体的な

内容が不明だ。

 施工不良があった部分の工事は「地中連続壁工法」で進められている。

 取水口付近で鋼製防護壁の両端を、長さ50mを超える15.5m四方の角

柱で支える大規模なものだ。

 この工法は1980年代には大手ゼネコンが土留めや止水で採用してきた。

 だが、防潮堤建設での採用実績が少ない。

 ゼネコン側にしてみれば、もうけが少なく「うまみ」がない。

 もし、私がゼネコンの社長だったら実績の多い在来の工法で完成さ

せ、利益率を上げる選択をしていただろう。

 原電は、防潮堤などの事故対策工事を9月に完成させるという姿勢を

崩していない。

 大半のゼネコンが受注を避けたと推測される防潮堤工事の現場で、施

工業者はどう補修を進めるかを考えているのだろう。

 ただ、私は施工不良の問題に触れること自体に危惧を感じている。

 防潮堤による津波対策や事故時の避難計画の策定は、再稼働を進めた

い人たちが一方的に描いたシナリオで、再稼働の議論に乗ることにつな

がりかねないからだ。

 福島第一原発の原子炉が危機的な状況に陥ったのは、東日本大震災

よる「津波」ではなく、「地震動」が主要因だったとする説がある。

 私も同じ考えだ。

 いくら津波対策をしても安全な再稼働は成り立たないとの主張だ。

 東海第二原発でも、大震災の地震動で原子炉を冷やす冷却系配管がダ

メージを受けたはず。

 その後、補修工事を行ったとしても、再稼働させれば、地震動に

よって大惨事を引き起こしかねないと考えている。

 子どもや孫の未来のために、再稼働を阻止するのが、大人たちの

責任だ。                (聞き手・青木孝行

<くさかべ・しん> 1950年、兵庫県姫路市出身。

山梨大工学部土木工学科卒。73年に奥村組大阪市)に入社し、技術者

として軟弱地盤の改良や、地震液状化などを研究。山口大で工学博士

号を取得する。職場は、本社と同技術研究所(つくば市)とを行き来

し、2010年に、同技術研究所で定年退職。反原発を掲げ、市民運動

続けている。 〔8月9日「東京新聞」茨城版<東海第二原発

        再考再稼働>(69)より〕

https://www.47news.jp/11317307.html

 ◆【近事片々】より

 ・「核兵器のない世界」の実現は、「我が国の使命」と首相。

  米国に面と向かって言えるか。

  依存度を強める「拡大抑止」の協議の場で。

              (8月7日「毎日新聞」夕刊1面より)

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※【動画アップの紹介】

☆三輪祐児さんのユープラン(UPLANpart3)より

  https://www.youtube.com/results?search_query=UPLANpart3

・20280807 UPLAN 第73回とめよう!東海第二原発 日本原電本店抗議

 行動・第131回東電本店合同抗議

 https://www.youtube.com/watch?v=ZOYN9sjbF1w

・20240729 UPLAN 子どもたちを放射能から守ろう!子ども脱被ばく裁判

第2回最高裁要請行動と学習会

 https://www.youtube.com/watch?v=E14e03hkvEA

・20240703 UPLAN 第72回とめよう!東海第二原発

 日本原電本店抗議行動 第130回東電本店合同抗議行動

 https://www.youtube.com/watch?v=Kk-GXsTFiyQ

・20240625 UPLAN【原子力規制庁院内ヒアリング】

  東海第二原発防潮堤欠陥工事

 https://www.youtube.com/watch?v=lBmPX40JEQM

・20240617 UPLAN 【ヒューマンチェーン・講演・シンポジウム】

          司法の劣化を許さない~最高裁共同行動

 https://www.youtube.com/watch?v=M3kHSR1PqY8

・20240601 UPLAN 辻野弥生「なかったことにはできない 関東大震災

 知られざる悲劇・福田村虐殺事件」

 https://www.youtube.com/watch?v=fdoN-AfiuCg

・20240518 UPLAN たんぽぽ舎35周年記念講演

 木原壯林さん「老朽原発うごかすな!稼働原発は即時停止を!」

 村上志保さん(東海村村議)「私が東海村で取り組みたいこと」

 https://www.youtube.com/watch?v=1qs20ZxENP0 (約2時間)

・20240427 UPLAN 川口正昭「群馬県追悼碑撤去問題を考える」

 https://www.youtube.com/watch?v=-hRld857H5o&t=6s

・20240406 UPLAN 山崎久隆「柏崎刈羽原発の再稼働を許さない 新規制

 基準は地震津波を過小評価 どこでも起こり得る津波災害と巨大地震

 https://www.youtube.com/watch?v=Zknd66R3uKg

・20240224 UPLAN 山崎久隆「能登半島地震から考える東海第二原発

 主催:「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」

 https://www.youtube.com/watch?v=ARJStbsE2lU

・20240210 UPLAN 山崎久隆ゼミ「大地動乱の時代」の原発廃炉に~

 地震津波は止められないが原発は止められる~今すぐ「止める、

 冷やす、閉じ込める」対策を

 https://www.youtube.com/watch?v=UIMWV9KC4nw

☆広瀬 隆…私のYouTube「ロックフェラー財閥シリーズ第26話」で

 5月5日、「チェルノブイリ原発事故と放射能の基礎知識」を掲載。

 https://youtu.be/rRg2bq8B-Dk

ソ連の“ウラルの核惨事”と“キューバ・ミサイル危機”大事件に

 ついては「ロックフェラー財閥シリーズ第25話」

 https://youtu.be/6g2-jh1J9JU

・“スリーマイル島原発事故”の被害とイギリスの“ウィンズケール

 再処理工場”による海の汚染は「ロックフェラー財閥シリーズ第24話」

 https://youtu.be/4XFzySIQi10  ぜひ、ご覧下さい。

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☆ひきつづき、たんぽぽ舎のメールマガジン=「地震原発事故情報」

 へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致します。

  郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎 口座番号 00180-1-403856

☆《事故情報編集部》より

 2024年2月中旬から、『月曜、水曜、金曜、土曜』の週4回の発信と

 なりました。「火曜、木曜」の発信しない日でも「緊急事態」の場合

 は、発信することもあります。

 メールマガジン読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他

 投稿(「川柳・俳句・短歌」など)を歓迎します。

1.「投稿」のテーマは、「原発問題」が中心軸ですが、エネルギー、

 自然、政治・経済、社会、身近な生活も歓迎します。

2.原稿に「見出し」をつけて下さい。(「見出し」は1行見出し

 よりも2行又は3行見出しの方が読む人にとってわかりやすい)

 執筆者名(基本的に本名でお願いしています)と執筆者名の後にかっこ

 書きで「所属・団体名」か「在住県名」を記載して下さい。

 例:たんぽぽ花子(たんぽぽ舎)、

   たんぽぽ太郎(東京都千代田区在住)

3.「集会・デモ・講演会等のお知らせ」の投稿に関しては、

 どの団体・グループも平等に掲載する基本方針です。

 そのため日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先

 など必要事項を400文字以内でお送り下さい。

 件名に「イベント案内掲載希望」と明記して下さい。

 日程が直前にならないよう余裕を持っていただけると幸いです。

 メールマガジンへのイベント案内は1回だけの

 掲載とさせていただきます。

4.集会や行動の参加報告等に関しては600文字以内で、

 タイトル(見出し)及び本文をお送り下さい。

 件名に「メルマガ掲載希望」と明記して下さい。

5.【読者からのつぶやき】(仮)

 ☆字数は2から4行位(70文字から140文字程度)、

  タイトルも付けて下さい。

 ☆テーマ:原発関連、「今、悩んでいること、困っていること」、

  ガザへの思い、ウクライナについて、政治の腐敗について、

  武器輸出問題、パンデミック条約…等々

 ☆投稿者名は、ペンネームも可能です。名前の後ろにかっこで

  在住県名を入れて下さい。

 「投稿」の送付先はたんぽぽ舎の

 別アドレス < tanpopo3238@yahoo.co.jp > です。

 なお、お送り頂いた投稿は紙面の都合上、全て掲載できない場合も

 あります。ご了解下さい。

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 ◆このメールマガジンのバックナンバーは、ホームページの

  「メルマガ:地震原発事故情報」をご参照下さい。

 ◆メールマガジンをお送りします

  たんぽぽ舎では、「地震原発事故情報」(メールマガジン)を

  発信しています。

   ご希望の方は、件名を「アドレス登録希望」として、ご自身の

  Eメールアドレスからご氏名とともにたんぽぽ舎あてにメールを

  送ってください。

   違うアドレスから「こちらのアドレスに送って」ということは

  間違いの元となりますのでやめて下さい。

  登録できしだい発信致します。

 ・配信先のアドレス変更のご連絡は「旧アドレス」もお知らせ下さい。

 ・配信削除につきましても以下のアドレスに直接メールを下さい。

  たんぽぽ舎の通常アドレス「 nonukes@tanpoposya.net 」か、

  別アドレス < tanpopo3238@yahoo.co.jp >へお送り下さい。

 ◆携帯電話への送信は、容量が多いためか全文表示できない例が

  あります。

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