たんぽぽ舎です。【TMM:No4733】地震と原発事故情報−4つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No4733】

2023年4月1日(土)地震原発事故情報−

          4つの情報をお知らせします

                    転送歓迎

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★1.2011年の東電福島原発事故から、今年の3月で丸12年

  東京電力の傲慢、独善、隠蔽、無責任体質は、現在も継続中

 東電への抗議の声を挙げましょう

東電本店合同抗議のご案内(4月5日・第115回)

                 東電本店合同抗議

★2.ウクライナ侵攻と台湾問題との比較 参加者に問いを投げかける

  和平が実現するためには、過去の経緯、

  おのおのの主張を精査する必要がある

3/28孫崎 享さん『台湾有事と日米軍事同盟』に参加して

            斎藤なぎさ(たんぽぽ舎ボランティア)

★3.メルマガ読者からのイベント案内(お問い合わせは主催者へ)

  ◆チェルノブイリ37年・福島12年 救援イベント

         中筋純講演会 (4月15日)

   「チェルノブイリと福島 〜原発事故を後世にどう伝えていくか〜」

原発大回帰に抗して コリン・コバヤシ講演会(4月20日

★4.平和構想研究会が「声明と論点〜大軍拡を止め、

  平和外交に転じるために」を公表!…3つの論点

  私も含めて25人が賛同しました。ぜひご一読、ご拡散ください!

      杉原浩司(武器取引反対ネットワーク[NAJAT]代表)

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※4/5(水)2つの申し入れ・抗議行動にご参加を!        

  2つの行動=定例は第1水曜です。

1.第57回とめよう!東海第二原発20年運転延長反対

  2024年9月の再稼働はゆるさない!

  日本原電本店抗議行動 茨城県東海第二原発の再稼働工事を止めよ!

 日 時:4月5日(水)17:00より18:00(4月から15分延長となります)

 場 所:日本原電本店前(住友不動産秋葉原北ビル 台東区上野5-2-1)

      JR秋葉原駅より5分、銀座線末広町駅4番出口より4分

       ※北ビルです!南ビルではありません!

 主 催:「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」TEL 070-6650-5549

 協 力:「再稼働阻止全国ネットワーク」

  ☆第58回は、5月10日(水)17:00より18:00です。

         (5/3は憲法集会なので) (定例は毎月第1水曜)

2.「第115回東電本店合同抗議」放射能汚染水を海へ捨てるな!

  柏崎刈羽原発を再稼働するな!東電は2200億円の原電支援するな!

  東電は福島第一原発事故の責任をとれ!

 日 時:4月5日(水)18:45より19:45(4月から開始時間を15分遅くします) 

 場 所:東京電力本店前(千代田区内幸町1-1-3)

 呼びかけ:「経産省前テントひろば」070-6473-1947 

      「たんぽぽ舎」 03-3238-9035

 賛 同:東電株主代表訴訟など141団体

  ☆第116回は、5月10日(水)18:45より19:45です。

     (5/3は憲法集会なので)(定例は毎月第1水曜)

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※4/13(木)自主上映会にご参加を!

 『アイたちの学校』 高賛侑監督

 日 時:4月13日(木)19時より21時 18時30分開場 

 会 場:「スペースたんぽぽ」

 『ワタシタチハニンゲンダ!』 の高賛侑監督が、ウリハッキョ

 (私たちの学校)差別との闘いの真実を浮き彫りにする。

  参加費:1000円 予約受付中 定員30名 

たんぽぽ舎 電話 03-3238-9035 か「ヤフーメール

<tanpopo3238@yahoo.co.jp> 宛てに、氏名と電話番号を

お知らせ下さい。受付番号をお伝えいたします。

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※4/22(土)山崎ゼミにご参加を!

  「今一番ホットな原発問題を考える」

 

 お 話:山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)

 日 時:4月22日(土)14時より17時 

 会 場:「スペースたんぽぽ」 参加費:800円

                 ◇予約は必要ありません。

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※4/25(火)学習会にご参加を!  

 『老朽化と安全工学』…原発をやめるべきこれだけの理由

 お 話:後藤政志さん(元東芝、原子炉格納容器設計者)

 日 時:4月25日(火)18時より21時 講師のお話は19時より

 会 場:「スペースたんぽぽ」 参加費:800円   

     ◇予約受付中 4/13と同じ方法です

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5/6(土)4回連続講座『敗戦後日本と在日朝鮮人 植民地主義を問う』

第4回「=関係性=」「祖国(朝鮮)と異国(日本)との

     絶えざる関係を 生きる存在」

 お 話:高 演義さん(フランス文学者)

 日 時:5月6日(土)14時より16時 13時30分開場  

 会 場:「スペースたんぽぽ」

参加費:800円  ◇予約受付中

        ◇予約受付中 4/13と同じ方法です

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┗■1.2011年の東電福島原発事故から、今年の3月で丸12年

 | 東京電力の傲慢、独善、隠蔽、無責任体質は、現在も継続中

| 東電への抗議の声を挙げましょう

| 東電本店合同抗議のご案内(4月5日・第115回)

 └──── 東電本店合同抗議

 2011年の東電福島原発事故から、今年の3月で丸12年です。

 東京電力の傲慢、独善、隠蔽、無責任体質は、現在も継続中です。

 東電への抗議の声を挙げましょう。

◎「経産省前テントひろば・たんぽぽ舎」呼びかけの、

“東電は責任をとれ!東電本店合同抗議”を、以下の通り開催致します。

 日 時:4月5日(水)午後6時45分より7時45分まで

        (開始時刻、終了時刻を変更)

 場 所:東京電力本店前

 賛 同:東電株主代表訴訟など141団体

       *当日の天気予報は、「曇り」です。

コロナウイルス蔓延のため、体調のすぐれない方や持病の有る方は、

 無理をしないでください。

○東電関連の新聞記事などをまとめます。

(1)「大江健三郎さんの思い、継ぐ」。東京で脱原発集会:3/21 共同通信

(2)東電福島原発の処理水放出向け設備でトラブル。

 弁の閉止不十分で混入:3/20 朝日新聞デジタル

(3)原発停止期間除外は「変な案」。政府の新制度案に

 前規制委員長:3/20 東京新聞

(4)データ流用報告ないまま現場判断。柏崎刈羽原発で東電、

  規制庁に説明:3/15 朝日新聞デジタル

(5)ドイツ各地で反原発デモ。「廃炉先送り許さない」:3/12 共同通信

(6)避難、なお3万人。地域の再生課題。

 東日本大震災12年:3/11 朝日新聞デジタル

(7)<東日本大震災12年>「原発は核爆弾と同じ」。千葉駅前で

 避難者や市民団体、再稼働阻止訴え:3/12 東京新聞

(8)金子勝氏、「岸田政権の原発回帰で電力会社は

        ボロもうけ」:3/12 毎日新聞

(9)(社説)原発事故から12年、教訓捨てる「復権

   許されず:3/11 朝日新聞デジタル

(10)社説:福島第1原発事故12年、

   終わり見えぬ苦難直視を:3/11 毎日新聞

・東電への「申し入れ行動」を行いますので、希望される方は

「申し入れ書」を、ご持参願います。

・プラカード、ノボリ旗をたくさん持参してください。

★なお、当日は前段で、「とめよう!東海第二原発 20年運転延長・

 再稼働ゆるすな!日本原電本店抗議行動」が行われます。

 日 時:4月5日(水)午後5時より6時まで (終了時刻を変更)

 場 所:日本原電本店(地下鉄銀座線:末広町駅徒歩4分、

            JR秋葉原駅徒歩7分

 主 催:「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」TEL 070-6650-5549

 協 力:「再稼働阻止全国ネットワーク」

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┗■2.ウクライナ侵攻と台湾問題との比較 参加者に問いを投げかける

 | 和平が実現するためには、過去の経緯、

 | おのおのの主張を精査する必要がある

| 3/28孫崎 享さん『台湾有事と日米軍事同盟』に参加して

 └──── 斎藤なぎさ(たんぽぽ舎ボランティア)

 タイトルは『台湾有事』となっていますが、ウクライナ侵攻について

詳細な話があり、ウクライナ侵攻と台湾問題との比較、日本の置かれた

状況、リベラル勢力の衰退などについて参加者に問いを投げかける形で

進められました。

 まず昨年9月に爆破されたロシアとドイツを結ぶ海底パイプライン

「ノルドストーリーム」についてアメリカが関与したかしないかという

問いから始まりました。

 侵攻が始まる前にバイデンはドイツの首相を呼んで会談をしている。

そこでバイデンは「ロシアが侵攻したらその時はもうノルドストリームは

なくなる」と話していた。

 またピューリッツアー賞受賞の米国調査報道記者シーモア・ハーシュ

が「ノルドストリーム」が米情報当局と米軍によって破壊されたことを

2月上旬に明らかにした。孫崎さんはこのように情報を与えてくれます。

 次にこれから読み上げるのは誰が言ったかと問います。「プーチン

意図はNATOウクライナへの拡大を許さないことにある」。

 正解は安倍元首相。2月27日朝7時30分フジテレビ日曜報道「ザ・プ

ライム」でもプーチンの思いを安倍氏は伝えていた。5月にはイギリス

の「エコノミスト」との対談でも安倍氏は同じように述べている。

昨年7月8日に安倍氏が殺害された時には「エコノミスト」は編集後記

として再度このインタビュー記事を載せている。

 森喜朗氏や安倍氏と最も親しかった高市早苗氏は彼らと180度異なる

見解を3月10日に述べた。3月23日国会がゼレンスキーの演説をオンラ

インで流したとき、ほぼ全員の国会議員がスタンディングオベーション

をした。「ロシア側の言い分もあるしゼレンスキーにも問題がある」と

言った最大派閥の安倍氏が言ったことよりも力のあるものがこの国を決

めていた。そこまでひどい情況に日本はなっていると孫崎さんは嘆きます。

 プーチンは4月に和平を提案する。「ウクライナNATOに入らない」

「クリミアとドンパスをのめば止める」と。しかしイギリスのジョンソン

大統領がゼレンスキーに蹴れと指図。

 ここで孫崎さんは停戦の話として「NATOウクライナに進出しない」

「東部2州に自治権を与える」この2つを提案しています。

 これに反対する人たちのロジックとして「軍事でもって現状を変更し

てはいけない」というのがある。

 けれども第二次世界大戦アフガニスタンリビア、シリア、アラブの

春など武力を使っている。サダムフセインは核開発をしていないのに

殺しているではないか。

 もう一つ。NATOに拡大しないという論理。これは1990年、ドイツ

統一に反対していたソ連に対してベーカー米国国務長官ゴルバチョフ

大統領に「NATOは1ミリたりとも東方に拡大しない」と約束したこ

とであり、今日実施するのに不条理はない、と孫崎さんは指摘します。

 「ウクライナの東部2州は住民の意思により帰属を決める」について

は、国連憲章を参照すればいい。

 ゴルバチョフが捕まりエリツインはロシアの軍隊を前にして自分は攻撃

されないと知っていた。なぜならアメリカから盗聴器をもらい情報を得て

いたから。アメリカはある国を1度ドーンと落とす。経済を破壊して新し

い人を据えていうことを聞かせる。その最初は日本であった。

(『戦後史の正体』を参照されよ。)

 バイデンはロシア経済を破壊してプーチンを追い出すつもりだった。

しかし原油価格は高騰してインドや中国が買ったので今年はプラス成長

した。ロシアの軍部はプーチンぬきで核を使用できるという情報を

アメリカが昨年10月ころに入手。それに慌てたマクロンは核使用に

反対して、ロシア国内を攻撃しないと決めた。

 そしてアメリカのロシア追い落としも止まる。ミリー米国統合参謀本部

議長は「もうウクライナは勝つことはない。どこかの時点で和平を」と

述べた。それに対して世界の指導者の中で突出しているのは岸田首相である。

 日本は朝鮮戦争をきっかけに警察予備隊ができ、マスコミはレッドパージ

されて民主主義と自由主義は終わってしまった。

    (『朝鮮戦争の正体』を参照されたし。)

 さて台湾有事について話がうつります。ウクライナ問題はウクライナ

約束を破ったことが一番大きいのに対して、台湾の問題はどのように約束

されているかというと1972年に日中国交正常化して、台湾は中国の一部で

あると確認。それを了解した上で台湾とは商業、文化の交流を持つこと。

 日本はポツダム宣言を重視すること。すなわち「日本は戦争でとった

台湾を中国に返す」というカイロ宣言を守ること。麻生太郎氏のように

「台湾有事は日本の存立危機」と言うのは欺瞞であると孫崎さんは批判

します。

 台湾と180度違うところは、国連憲章は自主を認めると言っているので

ロシアは東部2州の住民の意思を尊重するという立場をとっている。

 多くの日本人は日米関係が悪くなったら生活が悪くなると思っている。

しかしG7のGDPより非G7のGDPの方が多くなってきている。歴史

は変わってきている。

 今一番の問題はリベラル勢力の衰退である。国際紛争は妥協に基づく

平和的な解決の道があるということを示せてこなかったことである。

 孫崎さんは1月3日の赤旗新聞での対談でも、昨年8月に中国からの

引揚者の絵画を前に山田洋二監督と澤地久枝さんと集まった時にも、

和平のための提案を述べたそうです。

 赤旗新聞ではかたくなに2条件は報道しなかったし、澤地久枝さん

も2日後に九条改憲反対とロシア糾弾しか言われなかったそうです。

 「和平が実現するためには、過去の経緯、おのおのの主張を精査する

必要がある」と言われますが全くその通りで、プーチンの代弁をした

安倍氏の言葉が和平の糸口になるかもしれないのに封印された意味を考え

るべきだと思います。

※ 参考  (3月30日発行「日刊ゲンダイ」より)

日本外交と政治の正体<481> 孫崎 享

◆ロシアのウクライナ侵攻後の安部元首相の発言

 安倍晋三発言「ゼレンスキーがNATOに加盟しない、

 東部2州に自治権を与えると言っていれば、ロシアの侵攻はなかった」

 何か事件が発生した際、その時には重要性に気づかないが、後々検証

すると歴史上、極めて重要な意味を持つものがある。

 昨年2月24日、ロシア軍がウクライナに侵攻した。そして、同27日に

フジテレビ系の「日曜報道」で、安倍晋三元首相はこう発言していた。

プーチン(大統領)の意図は、NATOの拡大、それがウクライナ

拡大するということは絶対に許さない。

 東部2州の論理でいえば、かつて、ボスニア・ヘルツェゴビナコソボ

が分離・独立した際、西側が擁護したではないか−というその西側の

論理をプーチンが使おうとしていることである。

 プーチンとしては領土的野心ではなくて、ロシアの防衛、安全の確保

という観点から行動を起こしている。もちろん私は正当化しているわけ

ではないが、彼がどう思っているかを正確に把握する必要がある」

 安部氏はロシア側にも、それなりに理解しうる理由があることを説明

していた。こうした解説はその後、日本の社会にはほとんど存在しない。

 安部氏の発言後、安部氏と近しいといわれる高市早苗・現経済安全保障

担当相は<今夜のG7首脳会談後には、実効性ある厳しい制裁の決断を

期待します>とツイートし、さらに<領土問題でプーチン政権は交渉

相手でない>と述べている。

 そして、ウクライナのゼレンスキー大統領が日本の国会でオンライン

演説し、国会議員のほぼ全員の「スタンディングオベーション」が行われた。

 つまり、この段階では、安倍氏の考えは完全否定されていたということ。

 長年、日本の政界に君臨してきた政治家よりも、より強い力が日本の

政界、報道界を覆ったのである。

 「より強い力」とは何か。それは米国である。安倍派の政治家は安倍氏

の考えを知っていて、安倍氏の考えとは矛盾する「スタンディングオベ

ーション」を行ったのである。

 この動きは米国がこの国の立法府、マスコミ、官界をいかに支配して

いるかを如実に示した。

 英エコノミスト誌は、昨年7月8日に安倍氏が銃撃された直後、「奈良

で殺害された安倍氏は5月にエコノミスト誌と対談しておりそれを再掲

する」と書き、そのなかで安倍氏は「ゼレンスキーがNATOに加盟

しない、東部2州に自治権を与えると言っていればロシアの侵攻はな

かった」と語っていた。

         

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┗■3.メルマガ読者からのイベント案内(お問い合わせは主催者へ)

 └──── 

 ◆チェルノブイリ37年・福島12年 救援イベント

   中筋純講演会 (4月15日)

 「チェルノブイリと福島 〜原発事故を後世にどう伝えていくか〜」

 チェルノブイリと福島を撮り続ける写真家 中筋純さんの講演会をZoom

によるオンラインで開催します。原発事故に関する報道は非常に少なく

なっていますが、今も被害に苦しむ人がいることを伝え、支援を呼びか

けます。

 また、長年、ウクライナベラルーシ甲状腺がんの子どもと若者を

支援している「チェルノブイリ子ども基金」と、福島の子どもたちの保養

や健康支援を続ける「未来の福島こども基金」の活動を報告します。

 日 時:4月15日(土)13:00〜15:00

 定 員:200名

 参加費:無料

 申込締切: 4月15日(土)9:00

 申込先URL:https://us02web.zoom.us/meeting/register/tZMtceqppjIiG9dKW428M2mtZVGJCAYPxqD8   

  ※申込時記載のメールアドレスにZoomミーティングのURLと詳細が届きます。

 【共催】チェルノブイリ子ども基金 未来の福島こども基金

 【後援】生活協同組合パルシステム東京

 【主催問い合わせ】Eメール cherno1986@jcom.zaq.ne.jp

原発大回帰に抗して コリン・コバヤシ講演会(4月20日

 

 日 時:4月20日(木) 18時30分開始

 講 演:コリン・コバヤシ(フランスに在住。

       フリージャーナリスト・著述業・映像作家)

     崎山比早子(医学博士 元放医研主任研究官)

場 所:東京ボランティア・市民活動センター会議室

飯田橋セントラルプラザ10F

 資料代:500円

 連絡先:attac首都圏

     E-mail: havanaferme@gmail.com(担当:根岸)

 2017年−18年と東京、パリで開催された反核世界社会フォーラムの開催

の可能性について、シコ・ウィタカーと協議を重ね提言してきたコリン・

コバヤシが、10年前から批判を続けてきた国際原子力ロビーの隠蔽戦略と

原発大回帰を告げるフランスの原発状況について報告する。

 また反核世界社会フォーラムに参加された甲状腺がん子ども基金代表

 理事崎山比早子さんが12年後の今、最もトピックな問題点を語る。

※コリン・コバヤシ講演

 1)国際原子力ロビーの隠蔽戦略:ICRP/UNSCEAR―エートスから

  早野・宮崎論文まで

 2)フランスの原発開発と原発回帰

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┗■4.平和構想研究会が「声明と論点〜大軍拡を止め、

 | 平和外交に転じるために」を公表!…3つの論点

 | 私も含めて25人が賛同しました。ぜひご一読、ご拡散ください!

 └──── 杉原浩司(武器取引反対ネットワーク

            [NAJAT]代表)

―声明と論点―

大軍拡を止め、平和外交に転じるために

<http://heiwakosoken.org/2023/03/23/statements20230323/>

 昨年12月に閣議決定された安全保障3文書をふまえ、現在国会で予算案

が審議されている。それは、巨額の防衛費を計上した大軍拡予算である。

 10年前の2013年度の当初予算での防衛関係費は約4兆7800億円であっ

たが、2022年度は約5兆4000億円、それが今年度予算では約6兆8200億円

に上る。しかも23年度からの5年間で43兆円という計画で、単純に5で

割ると1年につき8兆6000億円となる。

 政府はNATO並みでGDP比2%の防衛費をめざすとしているが、

世界最高レベルの国債残高を抱え、かつ、著しい低出生率の中で優先さ

れるべき予算は別にあるはずである。

 予算案は既に衆議院を通過していることから、憲法の規定上、今年度末

には成立する。

 しかし、この間の国会審議でさまざまな問題が浮き彫りになっており、

国会の内外でさらなる議論が求められる。とりわけ、敵基地攻撃をめぐ

る野党からの質問に「ゼロ回答」を続けるなど、防衛政策に関する実質

的な議論に応じようとしない政府の姿勢は顕著であり、深刻な状況である。

 一方で、放送法の解釈をめぐる総務省の文書によって、政府による露骨

な報道への介入の一端が暴露された。政府は日頃「普遍的な価値観を共有

していない」という表現を用いて近隣諸国の脅威を煽ってきたが、民主主

義や市民的権利の尊重といった基本的価値を脅かしているのは日本政府自

身である。

 このまま何の歯止めもなく日本が大軍拡へと突き進んでいけば、その先

にあるのは破滅的な戦争である。それを回避し、平和外交へと転じるため

に、以下の論点を提示する。

 第一に、今国会における予算審議の中で、少なくとも以下の諸点が明ら

かになった。国会議員は引き続きこれらについて政府の見解と情報開示

を求め、議論をしていくべきである。

・敵基地攻撃について想定事例が示されておらず、すべて「個別具体的

に判断」として、何ら歯止めがかけられていないこと。

・購入、開発する長射程ミサイルについて、政府は、相手の武器の射程

圏外から自衛隊員の安全を確保して発射する「スタンド・オフ・ミサイ

ル」だと説明しながら、明らかに中国のミサイルの射程圏内にある南西

諸島への配備を否定していないこと。

・台湾有事において日本が集団的自衛権を行使して「参戦」した場合に、

日本がどのような被害を受けるか、その際の「国民保護」をどうするか

について、現実的な議論がなされていないこと。

・台湾有事において米軍が在日米軍基地から出動することについての

事前協議」のあり方や判断基準が曖昧であること。

・嘉手納弾薬庫にみられるように、米軍基地の自衛隊の共同使用が拡大

されており、新たな基地負担とリスクをもたらしていること。

 第二に、今後起きうることとして、以下のようなことが挙げられる。

これらに関して政府はさらに情報開示すべきであり、そのリスクを含め、国会の内外で議論がなされなければならない。

・トマホークの大量購入

・全国各地での弾薬庫の整備

石垣島におけるミサイル攻撃基地建設

陸海空を一元的に指揮する「統合司令部」を設置するための自衛隊法改定

・防衛装備移転三原則の見直しによる、武器輸出の全面解禁

・軍拡増税の実施時期の確定

・民間用港湾・空港の軍事利用を可能とする制度の導入

・日米防衛協力の指針(ガイドライン)の改定

・日米韓3カ国での「拡大抑止」協議体の設置

 第三に、東アジアにおける戦争を回避し平和外交を展開するために議論

すべき喫緊の課題として、以下のことが挙げられる。

 国会では未だほとんど議論がなされていないこれらの課題に、与野党

しっかりと向き合うべきである。

朝鮮戦争休戦70年(2023年7月)を機にした朝鮮半島の平和・非核化交渉

・中国と「互いに脅威にならない」ことを再確認する首脳間外交

・東アジア版INF条約のような核・ミサイルを管理する軍縮条約への取り組み

・対中国、対朝鮮半島における自治体外交と民間対話プロジェクトの活性化

・昨年12月に平和構想提言会議が発表した提言「戦争ではなく平和の準備を

 −“抑止力”で戦争は防げない−」

<http://heiwakosoken.org/wp-content/uploads/2022/12/20221214_HeiwaKoso_Final.pdf>

は、このほかにも多くの提案を盛り込んでおり、その活用が期待される。

戦争の過ちを二度とくり返さないために、真摯な議論と行動を呼びかける。

       2023年3月23日 平和構想研究会(代表・川崎哲)

<賛同人>他、詳細は以下のサイトを参照

平和構想研究会ウェブサイト <http://heiwakosoken.org/>

連絡先 <shudantekijieiken@gmail.com>

         (2023.03.23杉原浩司氏のブログより転載)

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※【動画アップの紹介】

☆IWJさんもアップしてくれました。

 2023.03.28 ウクライナ戦争と安倍晋三銃撃事件の間にある「つながり」とは?

 そして、そもそもなぜウクライナ戦争は勃発したのか?〜3.28たんぽぽ舎・新ちょぼゼミシリーズ〜

 台湾有事と日米軍事同盟…孫崎享氏(元外務省国際情報局長)

https://iwj.co.jp/wj/open/archives/515007

YOUTUBE「なにぬねノンちゃんねる」野口昌泰さん

 20230311日本原電本店抗議 12年目の3.11東海第二原発をうごかすな!

 https://www.youtube.com/watch?v=OjvtkYRwzo8

YOUTUBEチャンネル「こばと通信」の野田裕彦さん

 2023.03.11 3.11事故から12年 追悼と東電抗議

 東京電力福島原発事故の責任をとれ!二度と原発大事故を繰り

 返さない!柏崎刈羽原発再稼働するな!汚染水止めろ!

 「第114回東電本店合同抗議」

  https://youtu.be/SOmnA24ZVF0

☆三輪祐児さんのユープランより

・20230328 UPLAN 孫崎 享「台湾有事と日米軍事同盟」(ウクライナ問題)

 https://www.youtube.com/watch?v=Pg0e3aAkGjQ

・20230325 UPLAN 山崎久隆「原子力基本法等の改悪は何を目的として

 いるのか GX法案に潜まされる新たな脅威

 原子力推進を『国の責務』に!!」

 https://www.youtube.com/watch?v=wXtM85mkz5M

・20230321 UPLAN 岸田政権の新たな原発推進政策反対!

 フクシマを忘れない!再稼働を許さない!さようなら原発全国集会

 https://www.youtube.com/watch?v=1uGxjOGDoMU

・20230317 UPLAN原発政策の大転換・運転期間延長を許すな!院内集会

 〜原子力基本法・炉規法・電事法など束ね法案を糾弾〜

 https://www.youtube.com/watch?v=r2OpzIRA3ko

・20230301 UPLAN 岸田内閣の退陣を求める〜やめろ軍拡!

 とめろ原発! 3.1官邸前アクション

 https://www.youtube.com/watch?v=0KIPQmXWj4Y

・20230209 UPLAN 天笠啓祐『「みどりの食料システム戦略(農林水産省)」の概要と問題点』

 https://www.youtube.com/watch?v=094n9Ww7uYE

・20230201 UPLAN 第55回とめよう!東海第二原発 

 第113回東電本店合同抗議

 https://www.youtube.com/watch?v=NBWzyCmC_H0

・20230130 UPLAN 樫田秀樹「リニア新幹線は実現可能か?」

 https://www.youtube.com/watch?v=vVLRrdkhSeI

・20230121 UPLAN 山崎久隆「岸田政権の原発政策大転換の闇を

 照らす〜40年超えの老朽原発の危険−どこが?なんで?」

 https://www.youtube.com/watch?v=llWvIXy-dc4

・広瀬 隆…みなさん、「遠い宇宙の彼方から地球にやってくる

 宇宙線が、地球上に雲をつくり、それが地球の気温を大きく

 変化させている」なんていう突拍子もない話を信じられますか。

 『気候変動の宇宙物理学』「第1話」を見て下さい。

 https://youtu.be/JSD2PyaOEmw

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 故情報」へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致

 します。

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 メールマガジン読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他

 投稿(「川柳・俳句・短歌」など)を歓迎します。

1.「投稿」のテーマは、「原発問題」が中心軸ですが、エネルギー、

 自然、政治・経済、社会、身近な生活も歓迎します。

2.原稿に「見出し」をつけて下さい。(「見出し」は1行見出し

 よりも2行又は3行見出しの方が読む人にとってわかりやすい)

 執筆者名(基本的に本名でお願いしています)と執筆者名の後にかっこ

 書きで「所属・団体名」か「在住県名」を記載して下さい。

 例:たんぽぽ花子(たんぽぽ舎)、

   たんぽぽ太郎(東京都千代田区在住)

3.「集会・デモ・講演会等のお知らせ」の投稿に関しては、

 どの団体・グループも平等に掲載する基本方針です。

 そのため日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先

 など必要事項を400文字以内でお送り下さい。

 件名に「イベント案内掲載希望」と明記して下さい。

 日程が直前にならないよう余裕を持っていただけると幸いです。

 メールマガジンへのイベント案内は1回だけの

 掲載とさせていただきます。

4.集会や行動の参加報告等に関しては600文字以内で、

 タイトル(見出し)及び本文をお送り下さい。

 件名に「メルマガ掲載希望」と明記して下さい。

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