たんぽぽ舎です。【TMM:No4704】地震と原発事故情報−4つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No4704】

2023年2月25日(土)地震原発事故情報−

              4つの情報をお知らせします

                     転送歓迎

━━━━━━━ 

★1.規制委の石渡明委員 原発60年超運転に反対発言

  関連記事と発言の文字起こし(続報)

               今井孝司(地震がよくわかる会)

★2.トルコ・シリア地震で建物崩壊 04年以降は耐震化も…

   以前の建物はそのまま 耐震基準強化進む日本にとっても”他山の石”

  「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」その481

                    島村英紀(地球物理学者)

★3.市東さんの農地、作業小屋、三里塚反対同盟の

  ヤグラへの強制執行を許さない!

  氷点下での12時間にわたる阻止行動が闘われる

     中井はるみ(忘れまい3・11!反戦・反原発の会/ 千葉)

★4.新聞・配信より4つ

  ◆関西電力CMも取りやめ 顧客情報不正閲覧で4月末まで営業活動自粛

   (2月24日 19:38配信 毎日新聞より抜粋)

  ◆原発攻撃を防ぐ国際ルールを   専門家が提言

      (2月25日東京新聞朝刊6面より抜粋)

━━━━━━━ 

※2/26(日)脱原発青空川柳句会

 日 時:2月26日(日)12時より15時 

 場 所:経済産業省前   

  選 :乱 鬼龍   呈賞あり

━━━━━━━ 

※2/28(火)<松山“農業アイドル”自死で“パワハラ

  加害を捏造したマスコミ>

  浅野健一の「人権とメディア」連続講座の再開第4回

 お 話:佐々木貴浩さん(Hプロジェクト株式会社代表取締役

     渥美陽子・松永成高両弁護士

     (あつみ法律事務所、佐々木さん訴訟代理人

     浅野健一(元同志社大学大学院教授、たんぽぽ舎アドバイザー)

 日 時:2月28日(火)18時より20時   

 会 場:「スペースたんぽぽ」

 参加費:800円  定員40名  ◇予約受付中  たんぽぽ舎あて

 電話 03-3238-9035 か「ヤフーメール」 <tanpopo3238@yahoo.co.jp> で、

 氏名と電話番号をお知らせ下さい。受付番号をお伝えいたします。

━━━━━━━ 

※3/4(土)連続講座『敗戦後日本と在日朝鮮人 植民地主義を問う』

第2回「居住国の圧倒的権力のもとでの生を強いられた異民族」

 お 話:高 演義さん(フランス文学者)

 日 時:3月4日(土)14時より16時   

 会 場:「スペースたんぽぽ」

参加費:800円  ◇予約受付中 2/24と同じ方法です。

    第3回…4月1日(土)14時より16時

  第4回…5月6日(土)14時より16時

━━━━━━━ 

※3/4(土)『季節』読者会開催

 日 時:3月4日(土)18時から20時   

 会 場:「スペースたんぽぽ」

 世話人:平田明良(たんぽぽ舎ボランティア)

 会場代:300円

 小島卓『季節』編集長も参加されます。

━━━━━━━ 

※3/5(日)東海第二原発いらない!第7波一斉行動

 たんぽぽ舎は、いつものようにJRお茶の水駅3ヵ所でおこないます

 日 時:3月5日(日)14時より15時15分

 場 所:JRお茶の水駅の3ヵ所

  ・お茶の水橋口、・聖橋口、・地下鉄千代田線乗り換え口

 集合場所:お茶の水橋口改札前

 内 容:マイクアピール(リレートーク)、ビラ配布、署名、はがきなど

 呼びかけ:東海第二原発いらない!首都圏ネットワーク

━━━━━━━ 

※3/11(土)2つの抗議行動 福島第一原発大惨事から12年

  2つの行動=定例は第1水曜です。

1.「第114回東電本店合同抗議」放射能汚染水を海へ捨てるな!

  東電は2200億円の原電支援するな!

  東電は福島第一原発事故の責任をとれ!

 発 言:落合恵子さん、鎌田 慧さん、山崎久隆さん、

  菅井益郎さん、鴨下全生さん…ほか

 日 時:3月11日(水)13:30より15:00

 場 所:東京電力本店前(千代田区内幸町1-1-3)

 呼びかけ:「経産省前テントひろば」070-6473-1947 

   「たんぽぽ舎」 03-3238-9035

 賛 同:東電株主代表訴訟など141団体

  ※3月11日は東電福島第一原発事故の発生の日です。(12年目)

    ぜひ皆さんのご参加を。(2021年3/11の参加者は650名でした)

  ☆第115回は、4月5日(水)18:45より19:45です。

    (定例は毎月第1水曜)

2.第56回日本原電本店抗議行動 

 とめよう!東海第二原発 20年運転延長反対

  2024年9月の再稼働はゆるさない!

   茨城県東海第二原発の再稼働工事を止めよ!

 発 言:地元茨城から・野口 修さん、茨城の議会から・玉造順一さん、

  市民から・中井はるみさん…ほか

 日 時:3月11日(水)16:00より17:30

 場 所:日本原電本店前(住友不動産秋葉原北ビル 台東区上野5-2-1)

      JR秋葉原駅より5分、銀座線末広町駅4番出口より4分

       ※北ビルです!南ビルではありません!

 主 催:「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」TEL 070-6650-5549

 協 力:「再稼働阻止全国ネットワーク」

  ☆第57回は、4月5日(水)17:00より18:00です。

   (定例は毎月第1水曜)

━━━━━━━ 

┏┓ 

┗■1.規制委の石渡明委員 原発60年超運転に反対発言

 | 関連記事と発言の文字起こし(続報)

 └──── 今井孝司(地震がよくわかる会)

○初めに

 規制委の定例会議(2月8日)で、石渡明委員が原発60年超へ向けた改正

案に反対意見を表明、結論を持ち越し、その後の臨時会議(2月13日)で、

石渡氏以外の4名が賛成で、改正案が了承されました。

 前回と今回の会議関連記事(28件)を当会HP( http://jishinga.com/ )

にアップしました。

 URLは以下の通り

http://jishinga.com/tokushuu/ISHI_2ND/main.html

 2/13臨時会議の文字起こしもおこないました。URLは以下の通り

http://jishinga.com/tokushuu/ISHI_GIJI/main.html

・石渡委員の発言の頭出し機能を全発言箇所の冒頭に作成しました。

・「●発言頭出し」をクリックで、該当する石渡委員発言の映像が始まる

仕組みにしました。テキスト上で気になる発言がありましたら、映像の方

もご覧ください。

 以下に石渡委員の発言で重要と思われる部分を抜粋しました。

○2/13臨時会議・石渡委員の発言の抜粋(1)

●発言頭出し :URLは以下の通り

https://www.youtube.com/live/5GgPldDhlq0?feature=share&t=963

[石渡委員](前略)表題は「運転認可延長に関する審査と長期停止期間中

の発電用原子力施設の経年劣化との関係に関する見解」という文書であり

ます。その1項目めに書いてある、「いわゆる原子力利用の推進の機能に

該当するものであって、原子力規制員会であるとかが関わるべき事柄では

ない。」(中略)

 「ATENA(アテナ)(*1)との「実務レベルの技術的意見交換会

結果を踏まえた原子力規制委員会の見解(案)について」という議題の中で、

この文書が出てきました。(中略)

 私は、この文章をあたかも金科玉条のように、使ってですね、原子力

規制委員会が係るべき事柄ではないというのは、原子力規制委員会の全体

の意志として、確固として決定されたものではないと考えますが、皆様の

見解はいかがでしょうか。

[山中委員長]様々な場での意見交換も含めて、委員も出席し、前委員長

(更田豊志氏)も出席した場で、議論がなされた事をまとめた資料であると

思っております。

[田中委員]石渡委員が言われるように、十分議論したかというと、若干

議論が少なかったかも分からない。

------------------------------------------------------------

(*1)ATENA(アテナ)とは「原子力エネルギー協議会」の意味。

電事連電気事業連合会、JEMA=日本電機工業会、電中研=電力

中央研究所、原産協会=日本原子力産業協会、メーカーの5団体が

下部組織にある。

------------------------------------------------------------

○石渡委員の発言の抜粋(2)

●発言頭出し :URLは以下の通り

https://www.youtube.com/live/5GgPldDhlq0?feature=share&t=3102

[石渡委員]伴委員がよくおっしゃる設計の古さなんですが、これは伴

委員のニュアンスでは、かなり抽象的に聞こえるのですが、これは

ATENA(アテナ)の資料を見ると、もっと非常に具体的でありまして、

要するに50年も60年すると、もう部品が調達出来ないという事(*1)を

深刻に考えている。やっぱり事業者ですから、考えてるわけですよね。

 それで、設計の古さというのは、まさに直接的にはそういう所だと思

うのですね、それに対する対策というのを、ATENA(アテナ)のほう

では考えているようですが、やはり古いものについては、実際的な障害

というものが起きてくる。これは避けられないと思います。

------------------------------------------------------------

(*1) 「安全な長期運転に向けた経年劣化管理の取組 2022年9月1日

原子力エネルギー協議会」の事を示していると思われる。このパンフの

6頁目に製造中止となる部品の問題に言及した所がある。

パンフのURLは以下の通り

https://www2.nra.go.jp/data/000403110.pdf

 パンフの一部抜粋

・今後、長期運転を行っていくにあたって、時間の経過に伴い、一部部品

の製造中止や既存メーカの撤退による事例が増加していくことが想定される。

------------------------------------------------------------

○石渡委員の発言の抜粋(3)

●発言頭出し :URLは以下の通り

https://www.youtube.com/live/5GgPldDhlq0?feature=share&t=3778

[石渡委員]安全規制に関わる法令等の政令の改正、運用の変更に対応す

るため、運転を停止した期間と書いてあるんですよね、で、例えばですよ

ね、審査上不備があって、審査を中断して、検査に入った、という事例が

今までもありました。これは検査に入っている期間も、延びるわけですよ

ね、多分そうなんだと思うのですよ。

 で、要するにですね、我々の責任ではなくて、事業者側の責任でそうい

 う事が起きて、それに対して、我々として、不本意ながらも、審査を中

断をして、検査に入らざるを得なかった、それも、後で運転期間延ばして

いいよという話なわけですよね。

 それは私は非常におかしいと思うのですね。そういう制度になるのであ

れば、審査をしている人間としては、これはちょっと耐えられないと思い

ます。

┏┓ 

┗■2.トルコ・シリア地震で建物崩壊 04年以降は耐震化も…

 |  以前の建物はそのまま 耐震基準強化進む日本にとっても”他山の石”

 | 「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」その481

 └──── 島村英紀(地球物理学者)

2月6日、トルコ・シリア地震が起きた。ビルが崩れ多くの死者が出

ている。大地震は2回起き、マグニチュード(M)は7・8と、200キロ

メートル以上離れたところで起きた誘発地震(M=7・5)だった。とも

震源が浅かったため、それ以上の震度はない震度をもたらした。日本

では震度7という最高の震度だ。

 日本の地震では隣国にまで地震被害が及ぶことはめったにないが、

トルコ南部で起きたこの地震は国境を越えてシリアにも甚大な被害を及

ぼした。シリアは12年も続く内戦で、アサド政権派と反体制派の支配地

域に分断されて人道危機に陥っている。救助もままならないうえ、死者

の正確な数も不明だ。

 死者と負傷者の数は、シリア側で分かっていないこともあり、いまだ

に不明だが、死者は4万人を優に超えている。

 2000年以降だけでも死者・行方不明者が2万人を超えた地震は7回もある。不名誉だが東日本大震災も名を連ねている。

 具体的には2001年のインド西部地震(M7.7)は2万人が死亡したし、2003

年のイラン・バム地震(M6.6)は4.3万人、2004年のインドネシアスマトラ

島沖地震(M9.1)は主に津波被害で他国も合わせて22万人、2005年のパキス

タン・カシミール地震(M7.6)は8.6万人、2008年の中国・四川省地震(M7.9)

は6.9万人、2010年のハイチ地震(M7.0)では31.6万人、そして12年前に起き

東日本大震災(M9.0)の犠牲者数2.1万と続く。地震はもっとも恐るべき

災害なのだ。

 今度のトルコ・シリア地震で耐震構造の不備を嘆く声が聞こえる。

 だがトルコでは耐震の法制化は急速に進んだ。耐震建物の推進は政治的

な優先課題となり、2004年以来は日本並みだ。

 しかし、法制化は遡(さかのぼ)れない。今回倒れた家屋はどれも耐震

化以前に建てられたものだった。

 建築に手抜きもあったのではないかともいわれている。

 トルコ・シリア地震は人ごとではない。日本でも大地震のたびに強化

されてきた耐震法(建築基準法)。しかし最新の耐震法以前に建てられ

た家屋は多い。

 阪神淡路大震災(1995年)での建築研究所の調査がある。震災で倒れた

り大破した家屋は、1971年以前に建てられた家が圧倒的に高かった。つ

まり日本の建築基準法は1972年に強化されたのだ。なお建築基準法

1982年にさらに強化されて1972年から1981年までに建てられた家屋は

それなりに強くなった。(※)

 日本でも手抜きがある。コンクリートの中に空き缶などのゴミが入って

いたのは氷山の一角だろう。阪神淡路大震災でビルが倒れて、はじめて

わかったことだ。

 今回トルコ・シリア地震があった地区では数百年間、これほどの地震

はなかったという。1000年以上前に建てられた砦(とりで)の遺跡も今

回の地震で壊れた。

 日本にも熊本や北海道などで起きる地震と同じで、地震国では地震

どこにでも起きる。どこに地震のエネルギーがたまっているかを知る方

法は地震学にはない。

トルコ・シリア地震は日本にとっても他山の石として心すべきだろう。

※『夕刊フジ』のHPでは、「なお建築基準法は82年にさらに強化

された。」はこの行の最後に移動しています。

 (島村英紀さんのHP http://shima3.fc2web.com/

 「島村英紀が書いた『夕刊フジ』のコラム」より2月17日の記事)

┏┓ 

┗■3.市東さんの農地、作業小屋、三里塚反対同盟のヤグラへの

 | 強制執行を許さない!

 | 氷点下での12時間にわたる阻止行動が闘われる

 └────中井はるみ(忘れまい3・11!反戦・反原発の会/ 千葉)

◎2月15日夜、成田市天神峰にある市東孝雄さんの農地と作業小屋など

の建物や重機、決戦本部のおかれた「はなれ」、反対同盟のヤグラなど、

敷地外の住居をのぞく一切を奪い破壊する強制執行が機動隊の暴力をも

って強行されました。

◎「15日にも強制執行がある」との情報で、14日深夜から支援の人々

かけつけ始め昼には100名近くになりましたが、何もないまま日没が

近づき、帰る人は帰り(私もその一人)、残れる人も交代でいったん休も

うと態勢を解いて移動しかかったその時、7時のニュースで「今夜執行」

と流れ、道路封鎖が始まりました。まさか夜陰に乗じて仕掛けてくるとは・・・。でも、やらないとみせかけ手薄になった時を狙うというのは三里塚の攻撃

の常とう手段です。以下は、反対同盟のツイッターや現場で闘った会の

仲間から聞いた経過です。

◎8時過ぎ、執行官ではなく300人の機動隊が、団結街道の入り口で市東

さんを中心にスクラムで固めた阻止戦に突撃してきて押しまくりつきとば

してくずし、ジャバラで閉鎖しながら敷地内から支援を排除していきま

した。「本来なら執行官が来て執行を告げるのに、いきなり機動隊が来て

自分も二回押し倒された」「国策を暴力でやるっていうのは許せない」と

市東さんは怒りをたたきつけています。

 減ったとはいえ執行を阻止しようとする50名近くの支援の仲間が体を

張って機動隊にぶつかり押し返す激しい攻防が続きます。

ヤグラや離れの屋根の上にのぼった仲間たちは、旗をひるがえし抗議の

シュプレヒコールを続けています。敷地内、ヤグラの周りから支援を排

除すると、高所作業車を近づけ、まずヤグラで闘う仲間を、最後にはな

れの屋根の上で闘っていた仲間を作業車のゴンドラに拘束し排除。それ

はなんと朝の8時過ぎでした。この間、屋根やヤグラでも、下のジャバ

ラ越しでも、絶えることのない抗議のコールが続けられました。実に

12時間も、しかも氷点下にもなる寒さの中で夜を徹して闘いが続きま

した。3名が不当にも逮捕されました。

◎「裁判で仮執行付きの明け渡しの判決が出ている」と報道されていま

すが、この裁判たるや、ウソとペテンだらけのとんでもない裁判です。

この農地は市東さんの祖父の代から100年以上にわたって耕し続けてきた

土地で、戦後の農地解放で所有できたはずが、孝雄さんの父東市さんが

戦争で捕虜になり復員が遅れたために、名義上他の人が地主になってし

まったものです。

 突然この地に空港を作るから出ていけという国の一方的決定に「土地

は絶対売らない」と東市さんは闘ってきました。

ところが地主は耕作者である東市さんに一言もなく公団に土地を売り渡

してしまいました。そしてその事実を地主も公団も隠し続け、東市さん

の死後、その遺志を継いで孝雄さんがもどって農業を続けて以降も15年

にわたって地代を受け取り続けていたのです。

 そして突然「土地は空港のものだから明け渡せ」と裁判を起こしてき

たのです。その裁判も、対象の土地が違っていたり、東市さんの署名を

偽造したり、本来なら訴えが無効になるようなでたらめなものですが、

空港側は市東さんや反対同盟の弁護団の鋭い追及にもほとんど反論せず、

裁判長を味方に楽々勝訴し続けているのです。

 まさに国策裁判です。ちなみに、千葉地裁で初めに農地明け渡しを命

じる判決を出した多見谷裁判長は、その後沖縄那覇支部に異動し、翁長

前知事が訴えた辺野古の埋め立て差し止めを却下する判決を出しました。

 明け渡しが最高裁で決定した後、異議審で再度不当を訴えましたが、

千葉地裁でそれを却下し多見谷判決を追認した高瀬裁判長は、千葉の避

難者が国と東電を訴えた第二陣の裁判で、国の責任を認めない判決を出

しました。

三里塚辺野古原発―どれも住民の反対を踏みにじって強行する国策

であり、裁判所はそれに加担しています。

◎空港会社は札束を積んで明け渡しを迫りましたが、市東さんは「数億

の金よりも自分が作る一本100円の大根のほうが大事」と無農薬有機農業

を続けています。その農地の強奪、営農破壊は全く不当であり、成田空

港建設を推し進めた国や空港会社に一片の道義もありません。三里塚

争は57年間、一貫してこれと闘ってきました。

 市東さんは強制執行が確実と言われた15日の昼も、淡々と切り干し大根

を干す作業を続け、その場所がフェンスで封鎖され破壊された16日朝には、

出荷する野菜を入れたコンテナを取り戻し住居のわきの狭い場所で農作業

を続けています。

 「今日の闘いは第一歩」と市東さんは話しています。もう一つの南台の

畑は千葉地裁で係争中であり、三里塚闘争はこれからも続きます。「三里

塚闘争が続いているなんて知らなかった」とよく言われます。メディアも

ほとんど報道しません。しかしイギリスやインド(?)など外国のメディ

アは取材に来て特別番組を作っています。

◎今回の強制執行は、戦争のための空港拡張―いわば徴用であり、敵基地

攻撃能力保有や沖縄―琉球弧のミサイル要塞化、原発政策の大転換など、

岸田政権が強行しようとする戦争突撃と一体です。

反対同盟はいつも沖縄、福島と結びついて闘うと宣言しています。「東海

第二動かさないで!」の一斉行動にも参加しています。

 反原発のテーマとは違いますが、同じ国策との闘いであり、三里塚闘争

 の現在を反原発を闘う方たちにぜひ知ってほしくて、長々と報告させ

ていただきました。

 ぜひ一度天神峰に行ってみてください。

 (コミュニティバス京成成田駅の裏から出ています。)

┏┓ 

┗■4.新聞・配信より2つ

 └──── 

 ◆関西電力CMも取りやめ 顧客情報不正閲覧で4月末まで営業活動自粛

関西電力の森望社長は24日、大阪市の本店で記者会見し、新電力会社

の顧客情報を不正に閲覧していた問題を受け、電気・ガスの販売や省エネ

などのサービス提案に関する営業活動を同日から2023年4月末まで全面的

に自粛すると発表した。関連するテレビCMも取りやめる。

 関電は19年に役員らの金品受領問題が発覚した際、CMの取りやめなどの

対応をしたが、営業活動の全面自粛は今回が初。引っ越しに伴う契約内容

の変更など顧客からの申し出による手続きには対応するという。

 森氏は不正閲覧について「公正な競争を揺るがす不適切な事案を発生さ

せたことを大変重く受け止めている」と謝罪。社内処分に先立ち、社長

報酬の50%を3月から6カ月間、自主返上すると明らかにした。(後略)

(2月24日 19:38配信 毎日新聞より抜粋) 

詳細は

https://news.yahoo.co.jp/articles/2210b11276584e851f0bdd99f06875090d5f1829

 

 ◆原発攻撃を防ぐ国際ルールを   専門家が提言

 

ロシアによるウクライナ侵攻で原発が攻撃対象となったことを巡り、笹

川平和財団が設置した専門家の研究グループは24日、戦時下の原発攻撃を

防ぐ国際ルール確立を求める政府への提言を発表した。5月の先進7カ国

首脳会議(G7広島サミット)で議論を始めるべきだとしており、座長の

鈴木達治郎長崎大教授は「唯一の戦争被爆国で、福島原発事故を経験した

日本が主体的な役割を果たしてほしい」と訴えた。(中略)

 戦時の民間人保護を定める「ジュネーブ条約」は、原発攻撃を原則禁じ

ている。だが、軍事行動の支援で電力を供給している場合などを例外と

位置付ける規定があるため、原発攻撃を全面的に禁止するには関連する

国際ルールを含めて見直す必要があるという。研究グループは同日、

外務省に提言を渡した。(川田篤志

(2月25日東京新聞朝刊6面より抜粋)

全文は(2月24日 19時06分配信)

https://www.tokyo-np.co.jp/article/233027?rct=world

━━━━━━━ 

※動画アップの紹介

☆三輪祐児さんのユープランより

・20230209 UPLAN 天笠啓祐『「みどりの食料システム戦略

  (農林水産省)」の概要と問題点』

 https://www.youtube.com/watch?v=094n9Ww7uYE

・20230201 UPLAN 第55回とめよう!東海第二原発

 第113回東電本店合同抗議

 https://www.youtube.com/watch?v=NBWzyCmC_H0

・20230130 UPLAN 樫田秀樹「リニア新幹線は実現可能か?」

 https://www.youtube.com/watch?v=vVLRrdkhSeI

・20230121 UPLAN 山崎久隆「岸田政権の原発政策大転換の闇を

 照らす〜40年超えの老朽原発の危険−どこが?なんで?」

  https://www.youtube.com/watch?v=llWvIXy-dc4

・20221215 UPLAN 田中一郎「日本における電力自由化

 電力システム改革」未来へ向けたあるべき改革の具体像

 https://www.youtube.com/watch?v=NZhEf0W410Y

・20221130 UPLAN 安田節子最終回「有機農業が拓く世界」

 https://www.youtube.com/watch?v=3MjZZhSy0Qk

・20221127 UPLAN「11.27廃炉デー集会」絶対に再稼働させない

 東海第二原発

 https://www.youtube.com/watch?v=7csuDOzVn98

・広瀬 隆…みなさん、「遠い宇宙の彼方から地球にやってくる宇宙線が、

地球上に雲をつくり、それが地球の気温を大きく変化させている」

なんていう突拍子もない話を信じられますか。

 『気候変動の宇宙物理学』「第1話」を見て下さい。

 https://youtu.be/JSD2PyaOEmw

  

────────── 

☆ひきつづき、たんぽぽ舎の活動・日刊メルマガ=「地震原発

 故情報」へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致

 します。

  郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎 口座番号 00180-1-403856

☆《事故情報編集部》より

 メールマガジン読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他

 投稿(「川柳・俳句・短歌」など)を歓迎します。

1.「投稿」のテーマは、「原発問題」が中心軸ですが、エネルギー、

 自然、政治・経済、社会、身近な生活も歓迎します。

2.原稿に「見出し」をつけて下さい。(「見出し」は1行見出し

 よりも2行又は3行見出しの方が読む人にとってわかりやすい)

 執筆者名(基本的に本名でお願いしています)と執筆者名の後にかっこ

 書きで「所属・団体名」か「在住県名」を記載して下さい。

 例:たんぽぽ花子(たんぽぽ舎)、

   たんぽぽ太郎(東京都千代田区在住)

3.「集会・デモ・講演会等のお知らせ」の投稿に関しては、

 どの団体・グループも平等に掲載する基本方針です。

 そのため日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先

 など必要事項を400文字以内でお送り下さい。

 件名に「イベント案内掲載希望」と明記して下さい。

 日程が直前にならないよう余裕を持っていただけると幸いです。

 メールマガジンへのイベント案内は1回だけの

 掲載とさせていただきます。

4.集会や行動の参加報告等に関しては600文字以内で、

 タイトル(見出し)及び本文をお送り下さい。

 件名に「メルマガ掲載希望」と明記して下さい。

 「投稿」の送付先はたんぽぽ舎の

 通常アドレス「 nonukes@tanpoposya.net 」か、

 別アドレス < tanpopo3238@yahoo.co.jp > です。

 なお、お送り頂いた投稿は紙面の都合上掲載できない場合も

 あります。ご了解下さい。

────────── 

 ◆このメールマガジンのバックナンバーは、ホームページ

  の「メルマガ:地震原発事故情報」をご参照下さい。

 ◆メールマガジンをお送りします

  たんぽぽ舎では、「地震原発事故情報」(メールマガジン)を

  発信しています。

   ご希望の方は、件名を「アドレス登録希望」として、ご自身の

  Eメールアドレスからご氏名とともにたんぽぽ舎あてにメールを

  送ってください。

   違うアドレスから「こちらのアドレスに送って」ということは

  間違いの元となりますのでやめて下さい。

  登録できしだい発信致します。

 ・配信先のアドレス変更のご連絡は「旧アドレス」もお知らせ下さい。

 ・配信削除につきましても以下のアドレスに直接メールを下さい。

  たんぽぽ舎の通常アドレス「 nonukes@tanpoposya.net 」か、

  別アドレス < tanpopo3238@yahoo.co.jp >へお送り下さい。

 ◆携帯電話への送信は、容量が多いためか全文表示できない例が

  あります。

────────── 

たんぽぽ舎は、月曜〜土曜13:00〜20:00オープン、

       日曜・休日はお休みです。

   〒101-0061 東京都千代田区神田三崎町3-1-1

               高橋セーフビル1F

       TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797

        HP http://www.tanpoposya.com/

       郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎

   口座番号 00180-1-403856