たんぽぽ舎です。【TMM:No4240】地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No4240】

2021年7月6日(火)地震原発事故情報-

             5つの情報をお知らせします

                      転送歓迎

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★1.新聞・情報誌より2つ

  ◆柏崎刈羽原発 また工事不備か 東電が調査

   「配管、ずさんな溶接」匿名の申告

            (7月6日朝日新聞朝刊27面より見出し)

   ※東京電力HDの発表

  ◆担当機関「NUMO」は無能の極み

   彷徨える原発廃棄物「地層処分」問題

      (「選択」2021年7月1日発行、82から83頁より抜粋)

★2.基準地震動過小評価、火山噴火など様々な問題を抱えている

 島根原発2号機適合性審査パブコメに意見を出して下さい

         芦原康江(さよなら島根原発ネットワーク)

★3.人体の影響探るべく「クマムシ」5000匹が宇宙旅行

  10年間の無代謝状態から復活も

  警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識 その402

                  島村英紀(地球物理学者)

★4.重要選挙「4連敗」菅政権に近づく“終焉”

  G7全首脳が五輪支持はフェイク報道

  『紙の爆弾』8月号    中川志大(『紙の爆弾』編集長)

★5.メルマガ読者からのイベント案内(お問い合わせは主催者へ)

  ◆7/18(日)シンポジウム「東海第2原発・避難問題を考える」

   「原発事故 避難の現実」

   主催:福島応援プロジェクト茨城

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※明日です! 雨が降らなければいいですね!

 7/7(水)2つの抗議行動にご参加を!

 2つの抗議行動=定例→毎月第1水曜

  (6月から9月は夏時間となり開催時間の延長あり)

1.とめよう!東海第二原発 20年運転延長・再稼働ゆるすな!

  日本原電本店抗議行動

  茨城県東海第二原発の再稼働工事を止めよ!

 日 時:7月7日(水)17:00より18:00(夏時間です)

 場 所:日本原電本店前(住友不動産秋葉原北ビル 台東区上野5-2-1)

     銀座線末広町駅4番出口より4分

             ※北ビルです!南ビルではありません!

 主 催:「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」TEL 070-6650-5549

 協 力:「再稼働阻止全国ネットワーク」

2.「第94回東電本店合同抗議」放射能汚染水を海へ捨てるな!

  東電は2200億円の原電支援するな!

  東電は福島第一原発事故の責任をとれ!

  ※菅井益郎さん(国学院大学名誉教授)の発言も予定

 日 時:7月7日(水)18:45より19:45(夏時間、20:00になる時も)

 場 所:東京電力本店前(千代田区内幸町1-1-3)

 呼びかけ:「経産省前テントひろば」070-6473-1947

      「たんぽぽ舎」 03-3238-9035

 賛 同:東電株主代表訴訟など139団体

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※7/12(月)岩垂弘氏連続講座にご参加を!

 社会運動は社会を変えられるか

   戦後76年を社会運動を通じて顧みる「8回連続講座」

 第3回《高度成長期の運動 1956~》

 お 話:岩垂 弘さん(ジャーナリスト)

 日 時:7月12日(月)14:00~16:30

 会 場:「スペースたんぽぽ」

 資料代:800円 予約の必要はありません

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※7/13(火)学習会 予約の受付を終了致しました。

 マスコミが絶対に伝えない「新型コロナワクチンの「危険性」

講 師:岡田幹治さん(ジャーナリスト)

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┗■1.新聞・情報誌より2つ

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 ◆柏崎刈羽原発 また工事不備か 東電が調査

  「配管、ずさんな溶接」匿名の申告

          (7月6日朝日新聞朝刊27面より見出し)

東京電力HDの発表

 7月6日付朝日新聞朝刊27面「柏崎刈羽 また工事不備か

「配管、ずさんな溶接」匿名の申告」について

    東京電力ホールディングス株式会社   2021年7月6日

 7月6日付朝日新聞朝刊27面において、「柏崎刈羽 また工事

不備か「配管、ずさんな溶接」匿名の申告」との報道がされて

おります。

 当社柏崎刈羽原子力発電所において、「消火配管の工事」に関する

申告があったのは事実です。

 申告案件という事案の性質に鑑み、申告内容や調査状況の詳細を

明らかにするのは、現時点では差し控えさせていただきますが、発電所

の安全確保に万全を期していくため、申告内容に基づく調査や事実

確認を進め、調査結果に応じて厳正な対応を行ってまいります。

 なお、これまでの調査において、本件はこれまで公表している一連の

工事未完了案件とは違う性質のものと認識しております。

 申告案件という事案の性質に鑑み、公表を控えていたものであり、

今後、適切なタイミングで公表してまいります。

 ◆担当機関「NUMO」は無能の極み

  彷徨える原発廃棄物「地層処分」問題

 かつての“国会の野次将軍”の獅子吼(ししく)は衰えて

いなかった。

 「あんた、もっとしっかりやってくれ!」

 北海道維新の会代表の鈴木宗男は4月、原子力発電環境整備機構

(NUMO)の理事長・近藤俊介を呼び出し、こう発破をかけた。

 鈴木の地盤である北海道の寿都町神恵内村で、NUMOが昨年11月

から始めた高レベル放射性廃棄物地層処分の「文献調査」をめぐり、

地元が賛成・反対半ばする混乱に陥っている事態の責任を質したのだ。

 これに、東京大学名誉教授の近藤は心外とばかり反論、面談は険悪な

まま終わったという。(中略)

 高給で役立たずの正副理事長

 地層処分とは、原発の使用済み核燃料の再処理過程で排出される

高レベル放射性廃棄物を、300メートル以深の地中へ埋設する処分を

指す。

 NUMOはその事業主体として2000年に設立されたが、約20年、最終

処分場の立地にまったく実績をあげられなかった。(中略)

 10月の町長選挙に向けて元助役の越前谷由樹が出馬表明し、文献調査

の撤回を訴えているのだ。こうした事態を受け、鈴木はNUMOへ干渉

してきたのである。が、近藤はその不興を買ってしまった。(中略)

 当時の民主党政権の首相・菅直人は、事故の緊迫化に情緒不安定と

なり、近藤に不測の事態のシミュレーションを依頼したのだ。

 その回答は実に「強制移転区域は原発の半径170キロ、移転希望区域は

東京都を含む半径250キロに及ぶ可能性がある」と指摘、わが国の崩壊を

示唆する予測だった。これが5000万人避難の「最悪シナリオ」と喧伝

され、国民を過剰な不安に陥れたのだ。(中略)

 それでも、両人には監督官庁である経済産業省事務次官の年俸2300

万円を超える報酬が支払われている。その原資は、電気料金から拠出

される地層処分の積立金だ。(中略)

 原子力をめぐる世論の賛否は分かれるが、仮に国民が「脱原発」を

選択しても、使用済み核燃料1万9000トンの処分は喫緊の課題である。

 が、NUMOの78歳と83歳の正副理事長に国民の負託に応える気概は

ない。   (「選択」2021年7月1日発行、82から83頁より抜粋)

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┗■2.基準地震動過小評価、火山噴火など様々な問題を抱えている

| 島根原発2号機適合性審査パブコメに意見を出して下さい

└──── 芦原康江(さよなら島根原発ネットワーク)

 皆様

 島根原発2号機は、適合性審査を終え、「審査書」案に対する

パブコメ募集が始まっています。

 基準地震動過小評価の問題や火山噴火など様々な問題を抱えたまま、

再稼働に向けて進められようとしています。

 そもそも、周辺30km圏内には、全国でも3番目に多い約46万人の

避難対象者が住み、避難行動に支援が必要な高齢者等の人口も全国

最多の実態を抱え、県境を越える広域避難は困難を極めます。

 その「避難計画」を規制の対象としないままの「合格」も容認

できません。

 また、中国電力の数々の不正行為や審査過程において露になった

「安全二の次・コスト優先」の姿勢からも、原子力発電を扱う能力に

欠けることは確かであり、基準に適合していると判断することは誤り

だと考えます。

 ぜひ、全国からパブリックコメントに意見を出していただきます

よう、お願いします。

 意見募集期間 6月24日(木)から7月23日(金)

 意見提出の方法は、3通り(郵送・FAX、原子力規制委員会HP

から) あります。

 中国電力・島根原子力発電所3号機の運転をやめさせる訴訟の会

(daynight.jp)HPをごらん下さい。

http://sayonara.daynight.jp/shimanegenpatsu/3goro/

※「審査書案」の問題点と意見例文なども掲載していますので、

 参考にしてください。

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┗■3.人体の影響探るべく「クマムシ」5000匹が宇宙旅行

 | 10年間の無代謝状態から復活も

 | 警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識 その402

 └──── 島村英紀(地球物理学者)

 宇宙旅行は年々行きやすくなっているが、じつはまだ多くの問題が

残っている。なかでも大きな問題は、宇宙から来る放射線の人体への

影響だ。

 かつて月に行った米国のアポロ計画に参加した宇宙飛行士は心臓や

血管の病気での死亡率が高い。

 1968~1972年にアポロ計画で11回、月への有人宇宙飛行が行われた

が、「訓練は受けたものの地球を離れなかった宇宙飛行士」や、「国際

宇宙ステーション(ISS)の乗組員のように低周回軌道内で地球の

近くにとどまった宇宙飛行士」と比べて、4~5倍も高い死亡率だった。

 これは、地球の磁気圏が作ってくれているバリアを越えて、たとえ

短時間でも、その外側に行ったために違いない。

 ISSは「宇宙」といっても地球の半径の16分の1にしかすぎない。

それでも、人体に多少の影響はないわけではない。これまでISSに

滞在した宇宙飛行士は240名。滞在期間は数週間から数ヶ月が多く、

長ければ1年だった。

 宇宙での人体への影響を調べるために「クマムシ」5000匹が

「スペースX」に乗せられて、6月に宇宙に送られた。

 クマムシは大きさ0.05から1.2ミリメートルの小さな生物で、足が8本

ある。世界中に住む。

 とても生命力が強い。150度Cの高温からマイナス200度Cを下回る

低温、真空から75000気圧の広い圧力の過酷な環境に耐える。放射能にも

強い。人間の致死量をはるかに超える放射線を浴びても平気だ。

 クマムシは冷凍された状態でISSに送られ、そこで蘇生(そせい)

して宇宙空間の放射線にさらされる。

 極端な乾燥で脱水状態にされても「乾眠」という無代謝の休眠状態

になって、体重の85%ある水分を3%以下までに減らす。

 しかし水を与えると息を吹き返す。クマムシは10年間の無代謝状態

からも復活できる。

 クマムシが送られる理由は変化があったクマムシの遺伝子を特定

するためだ。宇宙空間での人体の旅行を遺伝子レベルで助けよう

というわけだ。

 いままでもクマムシは宇宙に送られた実績がある。2007年にロシアの

衛星「フォトンM3」に乗せられた2匹のクマムシは10日後に無事に

地球に帰還した。宇宙の真空と放射線に耐えて、生殖能力も

失わなかった。

 また2019年に月面着陸に挑んだイスラエルの「べレシート

(創世記)」にも乗せられていた。

 べレシートは着陸には失敗したが、クマムシは、バラバラになった

着陸船から生き残ったのではないかという推測がある。

 クマムシなら拳銃の弾より速いスピードでも耐えるから、着陸船が

墜落しても生き残っている可能性がある。月には生き延びたクマムシ

住みついているかもしれないのだ。

 なお、生物を月に送り込んでも国際法には違反しない。イスラエル

これを狙った。

 火星は衛生や殺菌について厳格な規則が定められている。火星に生物

を送り込むのは簡単ではない。

 これは最近の南極と同じだ。近年、南極に土を持ち込めなくなった。

 次の年に補給が来るまで新鮮な食材がない南極では、気安く土を

持ち込んで越冬隊員が喜ぶ野菜栽培をしていたのである。

島村英紀さんのHP http://shima3.fc2web.com/

島村英紀が書いた『夕刊フジ』のコラム」より6月25日の記事)

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┗■4.重要選挙「4連敗」菅政権に近づく“終焉”

 | G7全首脳が五輪支持はフェイク報道

 | 『紙の爆弾』8月号

 └──── 中川志大(『紙の爆弾』編集長)

◎ 東京都議選でも争点となった「東京オリ・パラ中止」。選挙期間中

も東京都民の「反対」は58%(東京新聞)。

 それでも菅義偉首相は「いざ始まれば盛り上がるだろう」と考えて

いるのでしょう。

 6月11日~13日に英国で開かれたG7サミットでは、「参加国の全

首脳が五輪開催を支持」という“フェイク”を無理やり演出し、そして

「9月解散、10月総選挙」での勝利を目論んでいるようです。

 その“G7フェイク”や“菅戦略”の全貌について今月号で詳細に

解説しました。

◎ しかし、それでも隠せないのは「政治とカネ」、そして国家の

私物化の問題です。

 公職選挙法違反で菅原一秀経産相、昨年末には吉川貴盛農水相

そして河井案里・克行夫妻と、菅首相と関係が深い人物が短期間に

相次いで辞職、いずれも自身の疑惑についてほとんど説明しないまま

で、菅原氏の辞職の際には菅氏も「首相として回答することはない」と

取材を拒んでいます。

 さらに検察の証拠改ざんが明らかになった森友事件(前号参照)など

一連の疑惑をすべて五輪がうやむやにしてくれると首相や自民党

考えているのだとすれば、私たちにとっては、やはり「スピン報道」に

惑わされないことこそが重要だといえます。

 本誌はその一助となるべく、真に重要な情報の提供と問題提起を

行なっています。

◎ コロナ対策における失政、そして安倍晋三菅義偉政権の本質が

明らかになるなかで、本誌への注目も高まっているようです。

 今後とも、ご愛読をよろしくお願いいたします。

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┗■5.メルマガ読者からのイベント案内(お問い合わせは主催者へ)

 └──── 

 ◆7/18(日)シンポジウム「東海第2原発・避難問題を考える」

  「原発事故 避難の現実」

日 時:2021年7月18日(日)13:30より15:30

内 容:

 第1部 井戸川克隆 講演会「福島事故の教訓を生かしてください」

 第2部 パネルディスカッション

     「安全な未来を子どもたちに残したい」

     井戸川克隆:双葉町元町長。

     草野 和美:いわき市より、東京に避難。

     島  明美伊達市在住。「宮崎早野論文」の欺瞞を検証。

 第3部 質疑応答

会 場:土浦市本郷1403−1 ともいきの郷

主 催:福島応援プロジェクト茨城

参加費:1,000円

申込み

(A)会場参加(先着20名まで)

(B)ZOOM参加(500名まで)WebでPeatix(クレジット、コンビニ払い)

  からお手続きください。

https://f-ibaraki-tokai2.peatix.com

1.Web以外は、お名前・連絡先電話、アドレスをご記入の上、

 小張佐恵子tel:090−9108−0464(saekoobari@gmail.com)に

 メールでお申し込み下さい。件名は「視聴申込み」

2.参加いただいた皆様には、メディア活動支援機構(MSO)による

 編集後の後追いアーカイブ視聴のURLも配信いたします。

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☆ひきつづき、たんぽぽ舎の活動・日刊メルマガ=「地震原発

 故情報」へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致

 します。

  郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎 口座番号 00180-1-403856

☆《事故情報編集部》より

 メールマガジン読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他

 投稿(「川柳・俳句・短歌」など)を歓迎します。

1.「投稿」のテーマは、「原発問題」が中心軸ですが、エネルギー、

 自然、政治・経済、社会、身近な生活も歓迎します。

2.原稿に「見出し」をつけて下さい。(「見出し」は1行見出しよりも

 2行又は3行見出しの方が読む人にとってわかりやすい)

 執筆者名(基本的に本名でお願いしています)と執筆者名の後にかっこ

 書きで「所属・団体名」か「在住県名」を記載して下さい。

 例:たんぽぽ花子(たんぽぽ舎)、

   たんぽぽ太郎(東京都千代田区在住)

3.「集会・デモ・講演会等のお知らせ」の投稿に関しては、どの団体・

 グループも平等に掲載する基本方針です。

 そのため日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先など

 必要事項を400文字以内でお送り下さい。

 件名に「イベント案内掲載希望」と明記して下さい。

 日程が直前にならないよう余裕を持っていただけると幸いです。

 メールマガジンへのイベント案内は1回だけの

 掲載とさせていただきます。

4.集会や行動の参加報告等に関しては600文字以内で、

 タイトル(見出し)及び本文をお送り下さい。

 件名に「メルマガ掲載希望」と明記して下さい。

 「投稿」の送付先はたんぽぽ舎の

 アドレス「 nonukes@tanpoposya.net 」です。

なお、お送り頂いた投稿は紙面の都合上掲載できない場合もあります。

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  の「メルマガ:地震原発事故情報」をご参照下さい。

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