たんぽぽ舎です。【TMM:No4236】
5つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.7月の日程ご案内−学習会・集会・抗議行動
7/7(水)日本原電と東京電力−2つの本店抗議行動
7/12(月)岩垂弘「8回連続講座」第3回
《高度成長期の運動 1956〜》など参加歓迎です!
出席株主は東日本大震災以後最小の269人
「脱原発・東電株主運動」提案への賛同の波は
徐々に広がりを見せる
113問の事前質問を15分で一括回答したことは問題だ
山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)
★3.「廃止をめざして!とことん学ぼう 土地規制法とはなんだ」
お話:馬奈木厳太郎(まなぎいずたろう)弁護士
7/27(火)たんぽぽ舎講座
市原みちえ(たんぽぽ舎ボランティア)
★4.原発の処理水放出、福島で政府WG(ワーキンググループ)
東電対応に批判続出…ほか
メルマガ読者からの原発等情報3つ(抜粋)
黒木和也 (宮崎県在住)
★5.メルマガ読者からのイベント案内(お問い合わせは主催者へ)
◆7/10(土)シンポジウム「実効性ある避難計画はできない」
基調講演:上岡直見さん(環境経済研究所)
会場:ひたちなか市文化会館 小ホール
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┗■1.7月の日程ご案内−学習会・集会・抗議行動
| 7/7(水)日本原電と東京電力−2つの本店抗議行動
| 7/12(月)岩垂弘「8回連続講座」第3回
| 《高度成長期の運動 1956〜》など参加歓迎です!
└──── たんぽぽ舎
7月
7日(水)抗議行動 17:00〜18:00(夏時間)
とめよう!東海第二原発20年運転延長・再稼働許すな!
日本原電本店抗議行動
場 所:日本原電本店前(台東区上野5−2−1)
主 催:「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」/
協 力:「再稼働阻止全国ネットワーク」 ※8月は4日(水)です
7日(水)抗議行動 18:45〜19:45(夏時間)
東電は原発事故の責任をとれ「第94回東電本店合同抗議」
※菅井益郎さん(国学院大学名誉教授)の発言も予定
呼びかけ:経産省前テントひろば/たんぽぽ舎
賛 同:東電株主代表訴訟など139団体 ※8月は4日(水)です
12日(月)岩垂弘「8回連続講座」14:00〜16:30
社会運動は社会を変えられるか
戦後76年を社会運動を通じて顧みる
第3回《高度成長期の運動 1956〜》
お 話:岩垂 弘さん(ジャーナリスト)
資料代:800円 予約の必要はありません
13日(火)学習会 18:00〜21:00
マスコミが絶対に伝えない「新型コロナワクチンの「危険性」
講 師:岡田幹治さん(ジャーナリスト) 新チョボゼミ
参加費:800円 要予約
事故原発放射能汚染水を海へ流すな!東海第二原発をうごかすな!
場 所:首相官邸前 18:30より19:45
この行動は毎月第3金曜に開催します。8月は20日(金)予定
24日(土)学習会 13:30〜17:00
講 師:後藤政志さん(元原子炉格納容器設計者)
上岡直見さん(環境経済研究所代表)
参加費:800円 要予約 新チョボゼミ
27日(火)学習会 18:30〜21:00
「廃止をめざして!とことん学ぼう 土地規制法とはなんだ」
お 話:馬奈木厳太郎(まなぎいずたろう)弁護士(土地規制
特別報告:湯本雅典
(「沖縄と本土 一緒に闘う」などビデオ作品製作)
参加費:800円 要予約
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| 出席株主は東日本大震災以後最小の269人
| 「脱原発・東電株主運動」提案への賛同の波は
| 徐々に広がりを見せる
| 113問の事前質問を15分で一括回答したことは問題だ
└──── 山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)
◎ネット中継が初めて行われた
東京電力ホールディングスの株主総会が6月29日(火)に開かれた。
東電株主総会において「脱原発」を中心とした株主提案をしてきた
「脱原発・東電株主運動」は、1989年に発足し1991年から株主提案権を
取得して毎回、株主提案をおこなってきた。
今回の総会でも8議案を提案している。
地域の東京ガーデンシアターで実施された。ホールの1階だけでも700名
以上収容できるが、269名しか参加しなかったため閑散とした
雰囲気だった。
しかしインターネット中継が行われたことで、実際に総会を「見た」
人はそれなりに多くいたのではないか。株主限定とはいえ、特に
セキュリティがあったわけでもないようで、誰でも視聴できたのでは
ないかと思われる。確認はしていないけれども。
いつもは行われる冒頭の20分近い一方的な「営業報告」は全て省略
されたのは良かった。
しかし10名からの113問の事前質問を、たった15分で一括回答した
ことは問題だ。
残念ながら「事前質問への回答」は、年々希薄になっている。
◎昨年度の東京電力の姿
福島第一原発事故を起こした当事者にして、復興を最優先すべき会社
が、柏崎刈羽原発の再稼働に前のめりになった挙げ句に、工事未了の
箇所を隠して「完了した」と虚偽の発表をし、さらにセキュリティ
システムとしてはテロ対策施設と位置づけられ、「特定重大事故等
対処施設」と同様な重要度を持つはずの「周辺監視システム」の監視
カメラが故障していたのに長期間にわたり修理もしないでいたことが
規制委員会に発覚したことで、「核燃料の移動禁止処分」という形式で
事実上の運転禁止処分を受けたことなど、原子力の現場では1年間で
極めて重大な事件を引き起こしていた。
再稼働を許可した後、保安規定を合格させた直後に発覚した事件に
よりいわば「メンツを潰された」規制委が激怒した結果、少なくても
1年以上再稼働は出来ない状況になっていった。
これは東電の再建計画に重大な影響を与えた。
3月31日には出すはずだった、新しい総合特別事業計画も出せない
状況で株主総会を迎えざるを得ない事態になった。
その上、総会直前の6月26日には、東電エナジーパートナーによる
「不正勧誘事件」により、詐欺まがいの営業に対し消費者庁から半年
もの電話営業活動禁止処分という、電気を売る会社にとっては利益を
喪失し他社との競争にも後れを取る行政処分を受ける事態になった。
今期の売り上げには直接影響はないかもしれないが、来期は深刻な
損失計上を覚悟しなければならない緊急事態である。
これらも全て「身から出たさび」なので、冒頭から東電は謝罪に次ぐ
謝罪の総会になり、とても「強引な議事進行」などできる状況には
ならなかった。
◎議事の結果は
議事では、新役員の選任が行われ、小早川智明社長ら取締役10人が
再任、新たに経済同友会の代表幹事を務めた小林喜光氏を含む取締役
3人が新任された。
「株主216名」が提出した議案は全て否決されたものの、一部には高い
賛同率を得たものもある。
その賛否一覧が東電により公表されている。
【2号機案から9号議案の賛成率】
第2号 2.41% アルプス処理水(汚染水)処分の協議委員会設置
第3号 2.28% 柏崎刈羽原子力発電所の再稼働中止
第4号 2.08% 福島原発事故に関わる賠償責任の貫徹
第5号 4.01% 事故収束作業に従事する作業員の健康管理
第6号 2.27% 福島原発事故に関わる全ての資料の保存・記録・
管理と公開
第7号 2.19% 大間原発の受電契約破棄
第8号 2.39% 水力発電所の活用
第9号 14.37% 役員報酬の個別開示
https://www.tepco.co.jp/about/ir/stockinfo/pdf/210629_1-j.pdf
◎一部の議案では賛同も増える
第9号議案、役員報酬の個別開示は14%を越える賛同を得ていて、
賛同数が極めて大きいことが分かる。国(支援機構)を除けば3割に
近い数だ。株主運動の成果は徐々に出ていると言える。この議案は昨年
も出されており、その時より賛成の割合は増えているという。
東電の場合、個人株主は18%程度とされているので、そのほとんどが
賛同した数値になる。法人株主の中に賛同者があったかもしれない
から、これは想像だが。
なお、最大株主は「原子力損害・廃炉支援機構」つまり国で、54.74
%を保有している。
1号議案は会社提案の取締役選任議案。反対率は0.89%から5.36%
で、最も高かったのは来期から取締役会長に就任予定の小林喜光氏。
反対率の高い人に新川麻氏があり、5.52%と小林氏に次いで「支持されて
いない」ようだ。西村あさひ法律事務所の弁護士で、1965年生まれと
比較的若い。さらに女性だということで反対票が多いのだとしたら、
それはそれで不当なことである。
◎汚染水海洋放出も強行しない?
さらに、議場と取締役とが議場で行った質疑応答では、福島県漁連と
交わした、合意無き場合は海洋放出しないとの約束を否定しなかった。
さらに原発の再稼働を求める意見に対しても、だから柏崎刈羽原発の
再稼働をとはさすがに言えなかった。理解を得て、という言葉を付け
なければならないこと、さらに信頼を回復しなければ先に進めないとの
見解も表明し、再稼働の推進をとの回答を期待したであろう株主には
期待外れだっただろう。
◎これからも東京電力への追及を
確かに「敵失」でいったんは柏崎刈羽原発再稼働の動きは止まった
が、このまま手をこまねいていたら1年あまり後には再稼働へと再始動
する。
これを止めるためには、地元と連携した強い世論の醸成が必ず必要だ。
さらに、汚染水放出についても強引に進めることは困難になっている。
株主総会当日に開かれた政府による意見交換会では、県の森林組合
連合会の田子英司会長が「安全が理解されないままの海洋放出がなされ
れば再びフクシマが思い起こされることを懸念している」(テレビユー
福島6/29)と反対意見を述べるなど、反対の声はますます広がり
続けている。
東電の汚染水対策をまともな方向に変えさせなければならない。
株主総会では株主提案議案が承認されるような、目に見えた成果が
見えにくいが、しかしこれは徐々にボディブローのように効いてくる
はずである。
実際に、株主提案をおこなった議案の内容が、否決されはしても何年
か後に会社により実行された例もある。
特に個別役員報酬の開示は、今では多くの企業で実施されている。
コロナの影響があったとしても、株主総会をインターネットで公開
せよと要求してきたのは、私たち株主運動だったことも事実だ。
それが今回は実現した。
このような影響力を使い切れるかどうか、こちら側の意志と運動の
強化が決め手になろう。
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┗■3.「廃止をめざして!とことん学ぼう 土地規制法とはなんだ」
| お話:馬奈木厳太郎(まなぎいずたろう)弁護士
| 7/27(火)たんぽぽ舎講座
└──── 市原みちえ(たんぽぽ舎ボランティア)
「廃止をめざして!とことん学ぼう 土地規制法とはなんだ」
お 話:馬奈木厳太郎弁護士(土地規制法案審議の参議院内閣委員会
特別報告:湯本雅典
(「沖縄と本土 一緒に闘う」などビデオ作品製作)
日 時:7月27日(火)18時30分から21時 18時受付開始
会 場:「スペースたんぽぽ」
協 力:動画撮影・youtube公開(三輪祐児さん「UPLAN」)
予約必要です
予約申し込みは、たんぽぽ舎へ
電話 03-3238-9035 かメール nonukes@tanpoposya.net で、
ご氏名と電話番号をお知らせ下さい。
受付番号をお知らせいたします。
参加費:800円
6月16日国会閉会日前夜、コロナ下で混乱する人々をあざ笑うかの
ように夜陰に乗じた「重要土地規制法」成立強行。
原発周辺地域での生息物生態変化調査なども監視対象に?
国民投票法、デジタル庁関連法、老朽原発再稼働などとも繋がり、
戦争法制の一環か。
昨年から、馬奈木弁護士は、法案の「立法事実なし」、「総理に
数百万人の私権制限の権限を白紙委任するもの」等の懸念と、「無関心
が最大の敵」と指摘し続けています。
私たちが、今後、取るべき撤回への方法&警戒すべきことなどを
学びます。
沖縄現地取材の特別報告も聞きます。ぜひ、ご参加を!
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┗■4.原発の処理水放出、福島で政府WG(ワーキンググループ)
| 東電対応に批判続出…ほか
| メルマガ読者からの原発等情報3つ(抜粋)
└──── 黒木和也 (宮崎県在住)
1.原発の処理水放出、福島で政府WG(ワーキンググループ)
東電対応に批判続出
6/30(水)15:00配信「朝日新聞デジタル」
https://news.yahoo.co.jp/articles/eb4e8cfc825f88edde1efe60a3ad7d3173f22520
2.「廃炉」作業現場の法令違反44% 時間外労働など労務関係多く
6/30(水)10:41配信「福島民友新聞」
https://news.yahoo.co.jp/articles/dc76f62fad91e991f44358f7fb1c96fea1056480
3.中国台山の「原子炉破損」が大問題なワケ、
それでも原子力発電は必要か?
6/30(水)6:10配信「ビジネス+IT」
https://news.yahoo.co.jp/articles/7097cb285f4511786c3062d475755e386ed7b475
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┗■5.メルマガ読者からのイベント案内(お問い合わせは主催者へ)
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◆7/10(土)シンポジウム「実効性ある避難計画はできない」
日 時:7月10日(土) 13:30〜16:00
会 場:ひたちなか市文化会館 小ホール
内 容:第1部 基調講演「住民を守らない原子力防災政策」
上岡直見さん(環境経済研究所)
第2部 パネルディスカッション
「避難計画の現状」「行政への働きかけ」について
パネリスト 阿部功志さん(東海村議)
江尻加那さん(茨城県議)
川澄敏雄さん(東海第二原発運転差止訴訟原告)
コーディネーター 大石光伸さん(訴訟団共同代表)
主 催:東海第二原発運転差止訴訟団・
原発いらない茨城アクション実行委員会
※オンライン配信は通信環境の状況で中止です
YouTube録画提供予定 主催者に問合せお願いします
入場整理券:500円
詳細はチラシを
http://sustran-japan.eco.coocan.jp/datafile/20210710_toukai2.pdf
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☆ひきつづき、たんぽぽ舎の活動・日刊メルマガ=「地震と原発事
故情報」へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致
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