たんぽぽ舎です。【TMM:No3566】地震と原発事故情報−5つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No3566】

2019年2月1日(金)地震原発事故情報−

               5つの情報をお知らせします

                        転送歓迎

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★1.茨城へビラまきに行こう−東海第二原発再稼働のための工事反対

   茨城の5市1村の人々に連帯し応援する活動

  東海第二原発(110万kw)は東京圏の人々の問題だ

   柳田 真(たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)

★2.2/6(水)福島原発被害東京訴訟第2陣(東京地裁103号)へ傍聴応援を

   当事者が現実の被害を訴える声こそが、困難を打ち破る

  1/19げんげんれん日比谷決起集会の報告

   鴨下祐也(福島原発被害東京訴訟原告団団長、

原発被害者訴訟原告団全国連絡会

[げんげんれん]共同代表)

★3.安倍政権の原発輸出政策は破綻した− (その2)(3回の連載)

   日立の英国原発凍結の理由は建設費の高騰

  巨額の損失を招く原発−今後は日本の原発再稼働阻止がカギ

                 山崎久隆(たんぽぽ舎副代表)

★4.台湾蔡英文政権、脱原発政策「変えず」=

  従来方針通り2025年に全廃…

  メルマガ読者からの原発等情報1つ(抜粋)

   黒木和也 (宮崎県在住)

★5.新聞より2つ

  ◆東海第二原発再稼働反対 4242人署名、茨城県鉾田市長に提出

   鉾田・主婦の会     (2月1日茨城新聞朝刊23面より抜粋)

  ◆さまよう使用済み核燃料 原発内での保管 常態化懸念

   関西電力、中間貯蔵施設確保に壁

    (2月1日、日本経済新聞朝刊27面「ニュースな科学」より抜粋)

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※明日です! 2/2(土)山崎久隆ゼミにご参加を!

 「東電福島第一原発事故から8年!福島第一原発の現在の問題点」

お 話:山崎久隆 (たんぽぽ舎副代表)

 日 時:2月2日(土)14時より17時

 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 参加費:800円

━━━━━━━ 

※2/6(水)2つの抗議行動にご参加を!

1.とめよう!東海第二原発 20年運転延長・再稼働ゆるすな!

日本原電本店抗議行動

 日時:2月6日(水)17:00より17:45

 場所:日本原電本店前(都営新宿線「小川町」駅B6出口より2分)

 共催:再稼働阻止全国ネットワーク TEL 070-6650-5549

  とめよう!東海第二原発首都圏連絡会

2.「第65回東電本店合同抗議」東電は福島第一原発事故の責任をとれ!

 日 時:2月6日(水)18:30より19:30

 場 所:東京電力本店前

 呼びかけ:「経産省前テントひろば」070-6473-1947

  「たんぽぽ舎」 03-3238-9035

 賛 同:東電株主代表訴訟ほか133団体

━━━━━━━ 

※2/9(土)学習会にご参加を!

 「自然災害と原発から命を守るには」

 〜今そこにある危険とどう向き合うか〜

お 話:守田敏也さん(市民環境研究所理事・

篠山市原子力災害対策検討委員会委員)

 日 時:2月9日(土)19時より21時

 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 参加費:800円

━━━━━━━ 

┏┓ 

┗■1.茨城へビラまきに行こう−東海第二原発再稼働のための工事反対

 |  茨城の5市1村の人々に連帯し応援する活動

 | 東海第二原発(110万kw)は東京圏の人々の問題だ

 └──── 柳田 真(たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)

◎1月30日(火)の「再稼働阻止全国ネットワーク」拡大事務局会議は良い

打ち合わせ会議であった。東京圏(18名)と全国各地から−とくに老朽原発

の地−の参加があった。

   (北海道、青森、福島、茨城、静岡、岐阜、関西、愛媛)

 関西のすぐれた活動=アメーバ行動(ハンドマイクと旗とビラを持っての

情宣行動)の数年の蓄積と効果を学んで、東京圏の私たちも茨城へ東海第二原

発再稼働反対のビラまきに行こう−日本原電による東海第二原発再稼働の

ための工事反対!を軸に−茨城の人々−とくに5市1村の人々の活動に

連帯し、応援しよう。

 日本原電の東海第二原発(東海村にあり、沸騰水型110万kw)の20年運転

延長=再稼働反対!

◎この提案について、参加者の多くから賛同し、補強する意見が続いた。

福島から、千葉から、東京圏から、反原発自治体議員・市民連盟から、賛同

の発言が出された。

 司会から「まとめ」として「全国相談会に提起したい」とされ、了承

された。

◎2018年11月27日の「東海第二原発20年運転延長反対」で東京圏の運動は

大きく盛り上がった(2018年10/20日本教育会館での800名弱の決起集会、

2018年10/26や11/27の日本原電本店包囲「人間の鎖」やデモ、署名6万筆

以上)。

 その後、2018年12月から2019年1月は体制の再整備中だ。

 それでも1月9日の日本原電本店抗議行動(新年第1回)は95人の参加で

意気が上がった。(同日の東電本店合同抗議は90人の参加)

 東海第二原発に反対するエネルギーは高い。20年運転延長=再稼働の

ための工事反対!のおおまかなスローガンの下、茨城現地と連帯し、

2019年を正念場と位置付け、全力で闘おう。

 老朽で被災原発である東海第二原発がもし再稼働したら(2021年3月工事

終了予定−日本原電の計画)、事故は必至だ。

 地震・火山の噴火も迫る。東京圏を死の灰放射能だらけのまちにしな

いために、私たちと子ども・孫の未来のためにも闘おう。

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┗■2.2/6(水)福島原発被害東京訴訟第2陣(東京地裁103号)へ傍聴応援を

 |  当事者が現実の被害を訴える声こそが、困難を打ち破る

 | 1/19げんげんれん日比谷決起集会の報告

 └──── 鴨下祐也(福島原発被害東京訴訟原告団団長、

原発被害者訴訟原告団全国連絡会

[げんげんれん]共同代表)

 1月19日、日比谷コンベンションホールにて、原発被害者訴訟原告団全国

連絡会(通称:げんげんれん)の総会・決起集会が行われました。

 全国で約30の原発事故賠償の集団訴訟が起きている中で、21訴訟団が

繋がっている原告団全国連絡会。関わる原告は13,000人にも及びます。

 2016年2月13日の結成以来、3年目となった今年の決起集会には、14の

訴訟団から50人の原告代表らが参加し、それを支援する100名を越す弁護士・

支援者の皆さまと共に、未だ救済されない被害の数々を熱く訴えました。

 更に夕方からは街に繰り出し、有楽町マリオン前で街頭アピール。

原告の女性達が次々とマイクを握り、訴える切実な声に、多くの方が

足を止め、チラシを受け取ってくださいました。

 原発事故被害者の戦いは、公害・薬害訴訟に酷似した側面を持ちながら、

更に背後に強大な国際原発ロビーや核保有国が存在する点で、一層困難な

裁判であると言われています。

 しかし、当事者が現実の被害を訴える声こそが、その困難を打ち破る

ものだと信じ、私たち原告は今日も闘い続けています。その勇気を与えて

くださっているのが、皆さまの温かい応援です。

 今年は、2月20日に、かながわ訴訟(横浜地裁)、3月14日に千葉

訴訟(2陣)(千葉地裁)、3月26日には愛媛訴訟(松山地裁)の判決が

下されます。

 又、既に闘いの場が高裁へ移っている群馬(東京高裁)、生業(仙台

高裁)、千葉(1陣)(東京高裁)、京都(大阪高裁)の動きにも注目

です。

 なお、2月6日(水)10時30分からは、福島原発被害東京訴訟第2陣の

期日が103号法廷で開かれます。

いつも傍聴者がギリギリで、傍聴券配布になれない東京訴訟ですが、

どうかもうひとまわり大きな応援を、よろしくお願いいたします。

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┗■3.安倍政権の原発輸出政策は破綻した− (その2)(3回の連載)

 |  日立の英国原発凍結の理由は建設費の高騰

 | 巨額の損失を招く原発−今後は日本の原発再稼働阻止がカギ

 └──── 山崎久隆(たんぽぽ舎副代表)

1.中西経団連会長の原発撤退発言 … 1/30掲載ずみ。

2.日立の英国原発凍結の理由は建設費の高騰 … (その2)

3.安倍政権の原発輸出政策は破綻した  … (その3)

4.九州電力玄海原発2号機が廃炉

2.日立の英国原発凍結の理由は建設費の高騰

◎ 英国で建設が予定されているのはABWR2基、合計290万キロワット

柏崎刈羽原発6、7号機や浜岡原発5号機、島根原発3号機と同型とさ

れる。

 しかし建設費用はとんでもなく高い。柏崎刈羽原発6号機が約4180億円、

最新の島根原発3号機が約4240億円に対し、ウィルファ原発は二基で3兆

円、3倍以上だ。

 実際は、これさえ過小で、欧州委員会は4.2兆円と見積もっていると

いう。本当に日本のABWRなのか、疑問が湧く。安全対策の設計が異

なるのかもしれない。

 報道では、建設出資金を日本政府・日本企業、日立、英政府・英国企業

のそれぞれが3000億円ずつ出資し、残りの2兆円あまりを英政府や英国の

政府系機関が融資するという枠組みだったという。

◎ 日本とは異なり、英国では新しく原発を建設する際、メーカーは電力

会社に一括で建設費用を請求するわけではない。

 電力会社は発電した電気料金で建設費を支払うが、その間はメーカーの

「立て替え」になる。言うならば、日立が発注した原発を日立が建設し、

費用は電気料金で回収する。

 英国では発電所ごとの買取価格が設定され、原発は発電を開始してから

35年間、買取価格が保証される。再生可能エネルギーが15年だから、優遇

されている。

 その上で、設定された買取価格が電力市場価格を下回る場合、発電

事業者が差額を調整機関に支払い、逆に市場価格を買取価格が上回る

場合、その差額は調整機関が発電事業者に対して補填を行うが、財源は

「供給者義務」を通じて小売から回収される。最終的には電力料金に

上乗せされて回収されるので、消費者負担となる。

◎ 赤字にならないためには、一定の額以上で電気が売れなければなら

ない。それを日立は「メガワットあたり92.5ポンド」と見積もっていた。

 そのため日立は、交渉時の価格92.5ポンド/メガワットアワー(13688

円・日本風に直せば13.7円/キロワットアワーに相当)で買い取るよう

英国政府に求めていた。これは現在の市場価格約50ポンドの2倍ちかく

にもなる。

 競争相手の再生可能エネルギーは、英国の場合、洋上風力発電だが、

2013〜2015年度に140ポンドだったものが2017年では60ポンドまで下がっ

ている。

 既に原発を追い越している。再生可能エネルギーは今後も下がる一方

なのに、原発は逆に上振れすると考えられるから、競争力はない。

◎ 日立は損失を出した場合の被害を小さくしようと、子会社への出資

比率を下げたがっている。年明け早々に中西経団連会長とメイ首相が

会談したのは英国政府に出資比率を高めることを求めるためだった。

 しかし既に3000億円の出資を予定している政府も、EU離脱問題を抱え

大混乱に陥っている時に、出資拡大どころではない。政権の窮地に、

そんな交渉を持ってこられても、まとまるはずがなかった。

◎ 2018年5月8日にメイ首相は英国政府が日立に対し、金融機関からの

借入金に対し債務保証を行うことを伝えたと報じられている。これで国策

原発のリスクが英国民に転嫁された。そのうえ、日本政府100%出資の国際

協力銀行(JBIC)および日本貿易保険(NEXI)による融資と

保証も検討されていた。これはリスクを日本国民の負担へと転嫁するもの

であった。

 メーカーとしてはリスクの全てを日英政府にかぶせたつもりだったが、

そのような意図は見え透いていた。

◎ 世界でも早い時期から原発を推進してきた英国は、核燃料サイクル

再処理事業も進めていた。

 しかし現在では再処理工場も閉鎖し、原発は老朽化に伴い停止し続けて

いる。

 今では15基の原発で、880万キロワットの設備容量しかない。ちなみに

日本は柏崎刈羽原発7基だけで821万キロワット。再稼働した9基で913万

キロワットだ。

 15基中、炭酸ガス冷却炉が14基、加圧水型軽水炉が1基、118.8万キロ

ワットである。このままいけば2035年には最新の原発が止まり、

脱原発国になる。  (その3)に続く

 月刊「たんぽぽニュース」(たんぽぽ舎発行)2019年1月号No277より転載

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┗■4.台湾蔡英文政権、脱原発政策「変えず」=

 | 従来方針通り2025年に全廃…

 | メルマガ読者からの原発等情報1つ(抜粋)

 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.台湾蔡英文政権、脱原発政策「変えず」=従来方針通り2025年に全廃

  1/31(木)22:00配信「時事通信

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190131-00000141-jij-cn

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┗■5.新聞より2つ

 └──── 

 ◆東海第二原発再稼働反対 4242人署名、茨城県鉾田市長に提出

  鉾田・主婦の会

 日本原子力発電(原電)東海第二原発(東海村白方)の稼働延長に反対する

鉾田市の主婦グループが1月31日、岸田一夫市長に4242人分の署名簿を

提出した。

 署名を集めているのは「東海第二原発を動かさず子どもの未来を守る

鉾田主婦の会」(木村みね子代表)。

 昨年11月から、岸田市長に対し、原発再稼働へ反対するよう意思表示を

求める署名活動を開始した。署名活動は3月まで続ける予定という。

  (後略)  (2月1日茨城新聞朝刊23面より抜粋)

 詳しくはこちらを

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190201-00000007-ibaraki-l08

 ◆さまよう使用済み核燃料 原発内での保管 常態化懸念

  関西電力、中間貯蔵施設確保に壁

 原子力発電所から出た核燃料を一時保管する中間貯蔵施設について、

関西電力の候補地選びが難航している。

 2018年中に予定していた公表を2020年ごろに先送りした。他の電力では

原発敷地内に新たに保管用施設を作る動きもあるが、地元には保管が常態

化することへの警戒感も強い。

 使用済み核燃料を再利用する「核燃料サイクル」が滞ったまま原発

再稼働が進み、保管場所の確保が再び大きな問題になっている。(後略)

  (2月1日、日本経済新聞朝刊27面「ニュースな科学」より抜粋)

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たんぽぽ舎です。【TMM:No3565】地震と原発事故情報−4つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No3565】

2019年1月31日(木)地震原発事故情報−

               4つの情報をお知らせします

                        転送歓迎

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★1.過去の重大核(原子力)事故の発端は「核(原子力)」と

   関係ない既存技術の範囲の中で起きた

  つまりヒューマンエラーによる事故がたびたび起きていた

   人間の作業による間違いが避けられない以上、

   原発の安全は保証できるはずがない

   日本原子力研究開発機構(東海村)で放射性物質漏えい警報

   小張佐恵子 (おばりさえこ 福島応援プロジェクト茨城

  事務局長・脱原発ネットワーク茨城元共同

  代表・彫刻家)

★2.会場一杯で盛況 北海道や静岡からも参加あり

   安倍政権は国家の私物化、憲法違反である

   1/29(火)「山本太郎大いに語る会」「スペースたんぽぽ」で開催

   山田和秋(たんぽぽ舎ボランティア)

★3.辺野古/大浦湾の自然は守れない

   「環境監視等委員会」は非常に問題がある

   1/29辺野古レポート

         千葉和夫(たんぽぽ舎ボランティア、在沖縄)

★4.辺野古埋め立てを認めた「国・地方係争処理委員会」は規定違反

   係争処理委員会への申し入れ行動は拒否された!

   1/30総務省前で抗議集会とヒューマンチェーン

                    坂東喜久恵 (たんぽぽ舎)

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※2/2(土)山崎久隆ゼミにご参加を!

 「東電福島第一原発事故から8年!福島第一原発の現在の問題点」

お 話:山崎久隆 (たんぽぽ舎副代表)

 日 時:2月2日(土)14時より17時

 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 参加費:800円

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※2/6(水)2つの抗議行動にご参加を!

1.とめよう!東海第二原発 20年運転延長・再稼働ゆるすな!

日本原電本店抗議行動

 日時:2月6日(水)17:00より17:45

 場所:日本原電本店前(都営新宿線「小川町」駅B6出口より2分)

 共催:再稼働阻止全国ネットワーク TEL 070-6650-5549

  とめよう!東海第二原発首都圏連絡会

2.「第65回東電本店合同抗議」東電は福島第一原発事故の責任をとれ!

 日 時:2月6日(水)18:30より19:30

 場 所:東京電力本店前

 呼びかけ:「経産省前テントひろば」070-6473-1947

  「たんぽぽ舎」 03-3238-9035

 賛 同:東電株主代表訴訟ほか133団体

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※2月24日(日)たんぽぽ舎第31回「総会」+「記念講演」と懇親交流会

日 時:2月24日(日)12:30開場

 第1部 第31回「総会」

 第2部 「記念講演」15時より17時

  講師:村上達也氏 (茨城県東海村前村長)

     『東海第二原発は危険!20年延長・再稼働は異常

      原発固執する日本はとても危ない』

  講師:内田雅敏氏 (弁護士)

     『3・1独立運動を建国の礎とする韓国とどう向き合うか』

第3部 懇親交流会

会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 (総会も含め、会員以外の方も歓迎です)

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┏┓ 

┗■1.過去の重大核(原子力)事故の発端は「核(原子力)」と

 |  関係ない既存技術の範囲の中で起きた

 | つまりヒューマンエラーによる事故がたびたび起きていた

 |  人間の作業による間違いが避けられない以上、

 |  原発の安全は保証できるはずがない

 |  日本原子力研究開発機構(東海村)で放射性物質漏えい警報

 └──── 小張佐恵子 (おばりさえこ 福島応援プロジェクト茨城

  事務局長・脱原発ネットワーク茨城元共同

  代表・彫刻家)

 茨城県東海村にある日本原子力研究開発機構で、30日午後2時半ごろ、

放射性物質が漏えいし警報が鳴るという事故が起きました。

<https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000146506.html?fbclid=IwAR3MajtOAPwPI01zmyNSGgQ11MWXc9k85sr0sjr5qdgKMZFg4Y5rT1RY_L8>

1月30日朝日新聞によると

 「機構では一昨年6月、大洗研究開発センター(同県大洗町

<http://www.asahi.com/topics/word/大洗町.html>)で放射性物質

<http://www.asahi.com/topics/word/放射性物質.html>が入ったビニール

袋が破裂し、作業員5人が内部被曝する事故があった。

作業手順や態勢が問われそうだ。

 基準を超える放射性物質

<http://www.asahi.com/topics/word/放射性物質.html>が漏洩(ろう

えい)した疑いがあるのは、ウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)

燃料

<http://www.asahi.com/topics/word/ウラン・プルトニウム混合酸化物燃料.html>

の製造に伴う残存物質の整理などを手掛ける「プルトニウム燃料第二

開発室」。

 9人の作業員が、密封された作業用の容器からMOX粉末を貯蔵する容器

を取り出す作業をしていたところ、午後2時24分ごろ、室内モニターの警報

が鳴り、3分後に別の警報が鳴ったという。空気中1立方センチあたり

から0.91マイクロベクレル <http://www.asahi.com/topics/word/ベクレル.html>

が検出された。

 警報は0.07マイクロベクレル

<http://www.asahi.com/topics/word/ベクレル.html>を超えると鳴る設定

だった。機構は「原因は分からない」としている。

 作業員9人は19歳から50代の協力会社員。体への汚染は確認されず、

被曝(ひばく)していないという」

*果たして本当なのか?極めて疑わしい。*

 思い出したのは、つい先日、1月26日に開催された上岡直見さんによる

講演会で、聞いた以下のような話です。

 …過去の重大核事故の発端は、実は「核」と関係ない既存技術の範囲の

中で起きた、ということ。つまりヒューマンエラーによる事故がたびたび

起きてきたのです。

 人間の作業による間違いが避けられない以上、原発の安全は保証できる

はずがありません。

 古い設計の原発と言うのは、改造に改造を重ねているために当初の図面も

行方不明になっており、かつての担当者も退職している場合もあり、情報が

更新されていないために、わからなくなっていることがたくさんあると言う

こと。

 工事を始めるのに図面の「試掘」が必要で「考古学」などと自嘲していた

とのこと。

 福島第一原発事故の時も図面は無かったそうです。

 設計通り製作施行されているものと思っていても、現場の作業員は設計者

の意図や理論を知らないので、誤った作業でも気がつかないことがある。

 組み立ての時に部品が上下反対につけられたり、輸送時の仮留め具を外し

て取り付けるべきところを忘れて動作しなかったり、タンクの中に懐中電灯

などを置き忘れたり、様々な間違いや失敗が起きると言う事。

 これらは上岡さんがプラントで実際に経験した事故やトラブルの例。

 「5重の壁」の筈が5重の将棋倒しだった!

◎ 原発技術者の故平井憲夫さんの「原発がどんなものか知って欲しい」

というレポート  http://iam-k.com/HIRAI/index.html 

 をずっと前に読んで、背筋を寒くしたことを思い出しました。

 平井憲夫さんはあらゆる事故の原因を、「余りにも机上の設計ばかりに

重点を置いていて、現場の施工、管理を怠ったため」と言っています。

 「原発は、作業者から検査官まで総素人によって造られているのが現実

です」と書いています。

 「家を建てる時に、立派な一級建築士に設計をしてもらっても、大工や左

官屋の腕が悪かったら、雨漏りはする、建具は合わなくなったりしますが、

残念ながら、これが日本の原発なのです」

 「また、原発には放射能の被曝の問題があって後継者を育てることが出来

ない職場なのです。」とも…。

★関連報道

 東海村施設、服や床に放射性物質 原子力機構が汚染検査

 茨城県東海村核燃料サイクル工学研究所で放射性物質が漏れた問題で、

運営する日本原子力研究開発機構は31日、現場にいた作業員9人の防護服

などを調べた結果、汚染が検出されたと明らかにした。

 床の汚染も確認され、最大濃度で管理目標値の約30倍の1平方センチ

メートル当たり1.1ベクレルだったが、法令の制限値は下回っていた。

 機構によると30日午後、「プルトニウム燃料第2開発室」という建物の

一室で、プルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料用の粉末が入った

容器を扱っていた際、放射性物質の漏えいを検知する警報が鳴動。物質の

体内への取り込みや、身体の汚染はなかった。

 (1月31日19:06「共同通信」より)

https://this.kiji.is/463641817201919073?c=39546741839462401 

┏┓ 

┗■2.会場一杯で盛況 北海道や静岡からも参加あり

 |  安倍政権は国家の私物化、憲法違反である

 |  1/29(火)「山本太郎大いに語る会」「スペースたんぽぽ」で開催

 └──── 山田和秋(たんぽぽ舎ボランティア)

山本太郎氏の話より

◎ 安倍政権は「国民のための奉仕者」ではなく、「オトモダチのみの

 奉仕者」であり、国家の私物化で、憲法違反である。

 「生活が苦しい」と感じている人の割合 56.5%

 「生活が苦しい」と感じている「母子世帯」の割合 82.7%

 相対的貧困率 15.6%(6.5人に1人が貧困)

子どもの相対的貧困率 13.7%(7人に1人が貧困)

(2016年国民生活基礎調査 厚生労働省)

 貯蓄ゼロ世帯の割合

  20歳代61.0% 30歳代40.4% 40歳代45.9% 50歳代43.0%

 60歳代37.3% (2017年日本銀行金融広報中央委員会)

 以上のデータから、日本の国民は憲法25条1項「すべての国民は健康で

文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」に違反している。

◎ 景気回復が阻害されている理由

 消費税増税であることは明らか、「国の借金が増える」というウソの抗弁

にだまされてはいけない。日本は財政が余っている。なぜ、この財政を使用

しないのか。

 消費税を止めて国民の収入を増やせば、国民の消費は増え、景気は良く

なる。

 国の借金はチャラにできる、日本銀行の買い取りで、できる。

 消費税に反対し、国民の大多数の人の共感を得て、日本の政治を変える具

体的な方策を近日発表する。

┏┓ 

┗■3.辺野古/大浦湾の自然は守れない

 |  「環境監視等委員会」は非常に問題がある

 |  1/29辺野古レポート

 └──── 千葉和夫(たんぽぽ舎ボランティア、在沖縄)

1月29日 天候:晴れ、風弱く日差しがあり日中は暑さを感じた。

<K9護岸>

 いつものごとく朝1番でK9護岸に行った。ランプウェイ台船には昨日の

残りの土砂(赤土)が3分の2ほど残っていた。これだと全部陸揚げ終了する

には最低でもあと5時間ぐらいはかかる。

<N4護岸/K8護岸>

 カヌーチームは、本日のK9護岸での抗議/阻止行動は時間的にまだ先

なので、昨日(1月28日)工事が始まったN4護岸を抗議船に乗って見に

行った。

 写真(※)で説明するがN4護岸は135m、K8護岸は515mだが、移植対象

のサンゴが確認されているので250mと約半分の長さとしてK9護岸と同じ

ように桟橋として使用し土砂を陸揚げする。

 K8の予定地には移植対象のサンゴがある。沖縄防衛局はサンゴを移植

しないでもサンゴに影響与えないとするシュミレーションを「環境監視等

委員会」(有識者による)に報告し「問題ない」ということになっている。

 しかし、この「環境監視等委員会」は非常に問題があり、今まで

ジュゴンをはじめあらゆる事柄に“問題なし”としている御用学者の

グループに見える。

 有識者と言ってもこれでは辺野古/大浦湾の自然は守れない。

 私が思うには「毅然とした態度で自然を守る」ような組織ではない。

※《事故情報編集部》より

 「写真」は、添付しておりません。

┏┓ 

┗■4.辺野古埋め立てを認めた「国・地方係争処理委員会」は規定違反

 |  係争処理委員会への申し入れ行動は拒否された!

 |  1/30総務省前で抗議集会とヒューマンチェーン

 └──── 坂東喜久恵 (たんぽぽ舎)

 1月30日(水)総務省前で、総務省管轄の第三者機関「国・地方係争処理

委員会」の取り扱いについて、「国がこのような申し立てをするのは規定

違反ではないか」との申し入れと、公正中立な審査を行うことを求める抗議

とヒューマンチェーンが開催されました。

 参加者は400名。主催は「止めよう!辺野古埋め立て」国会包囲実行

委員会。

 なんと、申入れについては、「公正・中立な委員会なので、(申入れは)

受けられない」。との答えだそうで門前払い。

 報告を聞いてみんなあきれ返りました。公正・中立でないのではとの

疑問には答えないようですね。リレートークはみんな怒りでいっぱい。

 18:30からリレートーク、その後19:30からみんなで手に光り物を持って

防衛省は私人じゃないぞ」等々シュプレヒコール総務省の周りで

アピールしました。

 この後いろいろな行動が予定されています。ぜひご参加を。

 http://humanchain.tobiiro.jp/

★当日のコールを紹介します。

 地方自治の砦!玉貴県知事の声を聞いて!

 審査は公正!審査は中立!防衛省は私人じゃないない!

 執行停止取り消し! 国と地方は対等! 地方自治を守ろう!

★関連報道

  「辺野古埋め立ては違法」400人が人間のくさり

  総務省前 係争処理委に訴え

 沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設を巡り、市民約400人が30日夜、

東京・霞が関総務省前で手をつなぐ「人間の鎖」を作り、同省の第三者

機関「国地方係争処理委員会」に対し、国による辺野古沖の埋め立ては

違法だと認めるよう訴えた。 (中略)

 この日は、約50の市民団体で作る「止めよう!辺野古埋立て」国会包囲

実行委員会が主催。係争処理委に「公正・中立な審査」と「国の効力停止

決定の取り消し」を求めた全国3862団体の署名を提出しようとしたが、

総務省から「要請は受けていない」と拒否された。(後略)

  (1月31日東京新聞朝刊2面より抜粋)

詳しくはこちらを

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201901/CK2019013102000158.html

────────── 

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たんぽぽ舎です。【TMM:No3564】地震と原発事故情報−6つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No3564】

2019年1月30日(水)地震原発事故情報−

               6つの情報をお知らせします

                        転送歓迎

━━━━━━━ 

★1.原発はもとよりその他の大規模発電所を新設する必要はない

   「『夢のリニア新幹線』には原発が必要」という

   イメージ操作に使われる

   今後2028年までほとんど「電力需要」は増えないという推定

   「電力広域的運営推進機関」の電力需要想定

         上岡直見 [環境経済研究所(技術士事務所)代表]

★2.安倍政権の原発輸出政策は破綻した− (その1)(3回の連載)

   日立の英国原発凍結・3000億円の損失

  巨額の損失を招く原発−今後は日本の原発再稼働阻止がカギ

                 山崎久隆(たんぽぽ舎副代表)

★3.日立製作所の本音

   スイスABB社の送配電電力部門の買収

                浜島高治 (神奈川県在住)

★4.「専門家が警鐘!日本列島を襲う巨大地震8連発」

  週刊誌の記事を読んで−その2

  日本列島も例外ではない、大同団結し来るべき人災天災を

  防ぐべく、原子力関連施設の新規建設、再稼働停止を訴えよう

               永山一美(たんぽぽ舎ボランティア)

★5.「廃炉ラッシュ」で原発計画頓挫でも議論から

  逃げ続ける安倍政権…ほか

  メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)

                黒木和也 (宮崎県在住)

★6.新聞より1つ

  ◆東京ガス九州電力、出光興産、千葉に計画の火力発電所

   石炭断念、LNG火力に

          (1月30日、日本経済新聞朝刊15面より抜粋)

━━━━━━━ 

※2/2(土)山崎久隆ゼミにご参加を!

 「東電福島第一原発事故から8年!福島第一原発の現在の問題点」

お 話:山崎久隆 (たんぽぽ舎副代表)

 日 時:2月2日(土)14時より17時

 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 参加費:800円

━━━━━━━ 

※2/6(水)2つの抗議行動にご参加を!

1.とめよう!東海第二原発 20年運転延長・再稼働ゆるすな!

日本原電本店抗議行動

 日時:2月6日(水)17:00より17:45

 場所:日本原電本店前(都営新宿線「小川町」駅B6出口より2分)

 共催:再稼働阻止全国ネットワーク TEL 070-6650-5549

  とめよう!東海第二原発首都圏連絡会

2.「第65回東電本店合同抗議」東電は福島第一原発事故の責任をとれ!

 日 時:2月6日(水)18:30より19:30

 場 所:東京電力本店前

 呼びかけ:「経産省前テントひろば」070-6473-1947

  「たんぽぽ舎」 03-3238-9035

 賛 同:東電株主代表訴訟ほか133団体

━━━━━━━ 

※2月24日(日)たんぽぽ舎第31回「総会」+「記念講演」と懇親交流会

日 時:2月24日(日)12:30開場

 第1部 第31回「総会」

 第2部 「記念講演」15時より17時

  講師:村上達也氏 (茨城県東海村前村長)

     『東海第二原発は危険!20年延長・再稼働は異常

      原発固執する日本はとても危ない』

  講師:内田雅敏氏 (弁護士)

     『3・1独立運動を建国の礎とする韓国とどう向き合うか』

第3部 懇親交流会

会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 (総会も含め、会員以外の方も歓迎です)

━━━━━━━ 

┏┓ 

┗■1.原発はもとよりその他の大規模発電所を新設する必要はない

 |  「『夢のリニア新幹線』には原発が必要」という

 |  イメージ操作に使われる

 |  今後2028年までほとんど「電力需要」は増えないという推定

 |  「電力広域的運営推進機関」の電力需要想定

 └──── 上岡直見 [環境経済研究所(技術士事務所)代表]

 先日、「電力広域的運営推進機関」から「全国及び供給区域ごとの需要

想定(2019年度)」という資料が公表された。

 これは、今後の社会・経済動向等から電力会社別に2028年までの電力

需要を予測したものだが、基本的に電力業界が主導する機関の推定である

が、今後2028年までほとんど需要は増えないという推定が示されている。

2011年に落ち込んだままである。

 参照

https://www.occto.or.jp/juyousoutei/oshirase/190116_juyousoutei_2019.html

 つまり、原発はもとよりその他の大規模発電所を新設する必要はないと

いうことである。しかも東電と中電については、2027年のリニア新幹線

名古屋開業を反映しているというが、それによる需要の影響はほとんどみら

れない。

 リニア新幹線の電力はJR東海が27万kW(名古屋開業)と想定しており、

東電と中電の全体需要の8000万kWていどに比べてわずかな割合しかない。

 JR東海の想定については私がチェックしてみたところだいたい近い

数字になったので、この数値は嘘ではないようだ。

 逆に気になるのは「夢のリニア新幹線には原発が必要」というイメージ

操作に使われるのではないかという点である。

 安全性の議論はもちろんだが需給の観点からも原発は必要ないという

事実の普及が大切だろう。

┏┓ 

┗■2.安倍政権の原発輸出政策は破綻した− (その1)(3回の連載)

 |  日立の英国原発凍結・3000億円の損失

 | 巨額の損失を招く原発−今後は日本の原発再稼働阻止がカギ

 └──── 山崎久隆(たんぽぽ舎副代表)

1.中西経団連会長の原発撤退発言 … 本日掲載。

2.日立の英国原発凍結の理由は建設費の高騰 … (その2)

3.安倍政権の原発輸出政策は破綻した  … (その3)

4.九州電力玄海原発2号機が廃炉

1.中西経団連会長の原発撤退発言

 1月5日の東京新聞で、『原発 国民反対なら無理』と、中西経団連会長

が語り、政権との同調姿勢を転換したという記事が出た。

 『経団連の中西宏明会長(日立製作所会長)は年初に際しての報道各社

とのインタビューで、今後の原発政策について「東日本大震災から8年が

たとうとしているが東日本の原発は再稼働していない。国民が反対するもの

はつくれない。全員が反対するものをエネルギー業者や日立といったベン

ダー(設備納入業者)が無理につくることは民主国家ではない」と指摘。

「真剣に一般公開の討論をするべきだと思う」として、国民の意見を踏ま

えたエネルギー政策を再構築すべきだとの見方を示した』

 この直後の17日に、日立は英国アングルシー島での「『ウィルファ・

ネーウィズ』(「新しいウィルファ」の意)原発」計画から撤退(報道で

は「凍結」)する意向であることが報じられている。

 ちなみに昨年11月には、東芝が英西部カンブリアのムーアサイ原発

計画から撤退し、子会社のニュージェネレーション(NuGen)を解散

すると発表していた。

 これで、東芝ほどではないが、日立も巨額損失を出すことになる。

 この計画撤退により子会社の「ホライズン・ニュークリア・パワー社」

の「のれん代」など、約2800億円の損失が生じるとみられ、2019年3月

期に2000億〜3000億円規模の損失を計上する可能性が高い。2018年度の

利益4000億円を食い潰し、最終利益は1000億円程度に圧縮される。

それでも黒字だから、経営への影響は小さい。(その2)に続く

月刊「たんぽぽニュース」(たんぽぽ舎発行)2019年1月号No277より転載

┏┓ 

┗■3.日立製作所の本音

 |  スイスABB社の送配電電力部門の買収

 └──── 浜島高治 (神奈川県在住)

 年初(1月5日東京新聞朝刊1面)に「国民が反対するものはつくれな

い」と言い、1月15日には「再稼働をどんどんやるべきだ」と言った中西

日立会長兼経団連会長。

 矛盾している中西会長の本音は「もう(原発を)止めたい、東芝のように

なりたくない」。

 しかし、15日の発言は、東芝を潰した官邸の今井尚哉総理秘書官あたり

から脅された発言と見るべきでしょう。

 日立が英国原発建設断念と同時に決断した、スイスが本社のABB社の

送配電電力部門を8千億円で買収した、こちらが「本命」…ABBは日立

東芝の重電の先生。

 日本ABB社は、スイスの情景に近い三島にあります。世界の直流送電の

先駆者であり、優良稼ぎ部門です。ABB社はそれを日立に売って工場の

自動化やロボットに集中します。

 日立は以前から、ABBと直流送電会社を作ってきました。洋上の風力

発電機から電気を送るのに1本の電線で済むからです。

 エジソンの直流と、テスラの交流の争いは大昔のこと。新材料・新素子の

開発が進んでいます。

 平和産業への転進を促すことこそ我らの役割でしょう。

 日立で出世することは、何度も魂を売ることです。

 日立の裏の顔は、秘密警察(消防隊というH−CIA)が公然と闊歩する

弾圧会社です。

 最高に登り詰めてもヒヤヒヤでしょう。

 (入社3年目に、エレベータ工場長の実験棟からの飛び降り自殺を経験

した元日立社員)。

┏┓ 

┗■4.「専門家が警鐘!日本列島を襲う巨大地震8連発」

 | 週刊誌の記事を読んで−その2

 | 日本列島も例外ではない、大同団結し来るべき人災天災を

 | 防ぐべく、原子力関連施設の新規建設、再稼働停止を訴えよう

 └──── 永山一美(たんぽぽ舎ボランティア)

 さて、日本列島では、昨今、中央構造線が活性化し、近年中、大規模の

地震が活発化してきています。これは江戸時代でも同様だったようで、南海

トラフの安政東海地震などが発生していました。

 記事本文中でも心配なことは「南海トラフなどによる地震の連発」と書か

れています。

 原子力発電所や核施設を多数抱え、また発電所ではなくとも核を扱う

実験炉も多数存在します。

 その中での昨今の地震連発、火山噴火連発、いつ何が起きてもおかしく

ないこの状況での、再稼働、新規建設、稼働継続は、事故れば人災としか

言えないのではないか。

 危険を承知で稼働する、危険に目をつぶり稼働する、稼働するという人に

投票する、言い換えれば自分たちでそうしてきてしまっている部分があるの

ではないかと思います。

 過去の言い伝えを畏れたり、恐怖を感じる文言だけを取り上げて、恐怖

して騒ぎ煽る事は案外容易い事でしょう。

 しかしそれを踏まえ、起きるであろう災害事故、人災を未然に防ぐ手立

て、活動を考察し、皆で出来ることを無理なく活動継続していくこと、目標

を定め集中して活動する事、何かを起こすときに、大同団結し、皆で一丸に

なる事こそ、大きなものに対抗するために大切な時期に来ているのだろうと

実感してやみません。

出典:週刊実話1/15付15時発信

https://news.nifty.com/article/domestic/society/12151-166121/

┏┓ 

┗■5.「廃炉ラッシュ」で原発計画頓挫でも議論から

 | 逃げ続ける安倍政権…ほか

 | メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)

 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.「廃炉ラッシュ」で原発計画頓挫でも議論から逃げ続ける安倍政権

原発アンタッチャブル」(自民党関係者)

  安倍政権はエネルギー基本計画を見直す気はないようだ

  1/29(火)6:00配信「ダイヤモンド・オンライン」

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190129-00192206-diamond-bus_all

2.東日本大震災福島第一原発事故による避難者数

  5万3千人 復興庁、1月まとめ

  1/29(火)17:28配信「共同通信

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190129-00000137-kyodonews-soci

┏┓ 

┗■6.新聞より1つ

 └──── 

 ◆東京ガス九州電力、出光興産、千葉に計画の火力発電所

  石炭断念、LNG火力に

 東京ガス九州電力、出光興産は月内にも、千葉県袖ケ浦市で新設する

火力発電所の燃料について、計画していた石炭を断念することを決める。

液化天然ガス(LNG)に燃料を転換すべく詳細を詰める。

 石炭はLNGに比べて価格が安いとみていたが、環境対策などで建設

費用が膨らみ、採算が見込めないと判断した。

 3社は電力自由化をにらみ、2015年から石炭火力の新設計画を進めて

きた。総投資額は3千億〜4千億円で稼働は2020年代半ばを予定。

 出力は最大で原子力発電所2基分に相当する200万kwを想定しており、

首都圏最大になるとみられていた。(後略)

  (1月30日、日本経済新聞朝刊15面より抜粋)

────────── 

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たんぽぽ舎です。【TMM:No3563】地震と原発事故情報−7つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No3563】

2019年1月29日(火)地震原発事故情報−

               7つの情報をお知らせします

                        転送歓迎

━━━━━━━ 

★1.文句なしに共感です

   「★3.いそがしいパパ」と

   「★5.「本土決戦」?」(1/22「No3557」)を読んで

           むらき数子(『原発ゼロ』調布行動に参加)

★2.沖縄辺野古新基地建設に伴う埋め立ての賛否を問う「県民投票」

   には圧倒的な差で勝ちたい(「埋め立て反対」で)と思う

  辺野古レポート   千葉和夫(たんぽぽ舎ボランティア、在沖縄)

★3.たんぽぽ舎に届いた「寒中お見舞い」から (その2)

   関電の約束が守られなかったのだから

   西川福井県知事は「大飯原発の停止」を求めるべき

  核のゴミの処理は半減期1万年以上かかっても

   「無害化」出来ないことが証明された50年

            東山幸弘(ふるさとを守る高浜・おおいの会、

  福井県高浜町在住)

★4.「専門家が警鐘!日本列島を襲う巨大地震8連発」

  週刊誌の記事を読んで―その1

  リングオブファイヤ、火山、地震活動期に入ったことは明白

  次の瞬間にもいつどこでエネルギーが解放されるかわからない!

   永山一美(たんぽぽ舎ボランティア)

★5.古賀茂明「原子力ムラの最終戦争 頼みの綱は

  核武装能力保持を狙う安倍政権」…ほか

  メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)

   黒木和也 (宮崎県在住)

★6.柏崎刈羽原発のケーブル火災−東電消防隊、構造理解せず…

  メルマガ読者からの「新潟日報」情報1つ(抜粋)

   金子 通 (たんぽぽ舎会員)

★7.新聞より1つ

  ◆正直な政治       鎌田 慧(ルポライター

         (1月29日東京新聞朝刊27面「本音のコラム」より)

━━━━━━━ 

※1/30(水)学習会にご参加を!  新ちょぼゼミ

 「これでいいのか!?原子力損害賠償法(福島原発事故の教訓から)」

お 話:竹村英明さん(発電会社「イージーパワー」と

電力小売「グリーンピープルズパワー」代表取締役

 日 時:1月30日(水)18時より21時

 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 参加費:800円

━━━━━━━ 

※2/2(土)山崎久隆ゼミにご参加を!

 「東電福島第一原発事故から8年!福島第一原発の現在の問題点」

お 話:山崎久隆 (たんぽぽ舎副代表)

 日 時:2月2日(土)14時より17時

 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 参加費:800円

━━━━━━━ 

┏┓ 

┗■1.文句なしに共感です

 |  「★3.いそがしいパパ」と

 |  「★5.「本土決戦」?」(1/22「No3557」)を読んで

 └──── むらき数子(『原発ゼロ』調布行動に参加)

 メールマガジン編集部のみなさま、毎日の編集・発行がいかに大変な作業

であることか、個人通信を週刊か旬刊で発信するのにフーフー言っている

私からは、気の遠くなる思いです。感謝、のひとことです。

近日中に、郵便局に行く際に、カンパさせていただきます。

 東京都調布市では、毎月11日に、「『原発ゼロ』調布行動」を調布駅

広場でおこなっています。今月1月は第73回、58人の参加がありました。

10時半からの1時間、トークと歌です。チラシ配布や署名集めもあります。

霞が関へは行きにくいけど、近くの駅前なら参加できるという行動です。

 1月22日発信の「No3557」の、「★3.いそがしいパパ」と「★5.「

本土決戦」?」、文句なしに共感です。

 前者は、40年から30年前の、風景と重なり、柳田さんの「有給休暇の「

使用と拡大」に努力を」に深く同感します。

 私達世代が成し遂げられなかったことを、子世代に期待するのは理不尽

のような気もしますが、孫たちにはもっとパパとゆっくり過ごす子ども

時代を過ごさせてやりたい。

 後者の、鎌田慧さんの指摘が当たっていると思うだけに、恐ろしい

現実です。

 自国民が一億玉砕しても構わないという“財界人”に道連れにされて

たまるか!

┏┓ 

┗■2.沖縄辺野古新基地建設に伴う埋め立ての賛否を問う「県民投票」

 |  には圧倒的な差で勝ちたい(「埋め立て反対」で)と思う

 | 辺野古レポート

 └──── 千葉和夫(たんぽぽ舎ボランティア、在沖縄)

◎1月26日(土)天候:朝小雨、9時ごろ雨が止み時々日差しがある。

 しかし風が強い。

<カヌーは中止>

朝、瀬嵩まで海の状況及び工事の状況を3名で見に行った。昨日の14時

30分K9護岸に接岸した台船には7割ほどの赤土が残っている。

 しかも小雨混じりで風も徐々に強くなる予報、従って本日の海上行動は

中止とした。

<1/26県民投票キックオフ集会>

本日、午前11時からキャンプシュワブゲート前で「県民投票キック

オフ集会」があった。本日はカヌーが中止となり幸か不幸か参加した

かったキックオフ集会に参加できた。

 参加した人は3,000人(主催者発表)、県出身の国会議員を始め県民投票に

関わっている多くの人が参加した。

 その中で多く語られた事は「一部の市長は不参加を表明し市民の投票

権を奪うという暴挙は反民主主義的で憲法にも違反している」「県民投票

が2択→3択になり問題があっても県民の全員が参加できるのは良い」

等々であり、前向きに肯定する人がほとんどである。

とにかくほぼ決まったからには圧倒的な差で勝ちたいと思う。

<県民投票ビラ配り>

海上行動が中止になったので、カヌーチームは辺野古、豊原、久志の3

地域の全戸に県民投票に関してのビラを配った。本日11時の集会には間に

合わせたいので、全員が手分けして当たった。2月24日の投票日まで、

カヌーを漕ぎながらこちらにも力を入れたい。

◎1月28日(月)天候:晴れ、風弱く暖かい。海も穏やか。

朝8時50分:K9護岸に到着、朝一番でランプウェイ台船が接岸したが

土砂(赤土)は10分の1ほど積んでいる状態、土曜日の積み残しだと思う。

 9時45分:積み降ろし終了

 10時35分:入れ替わり土砂満杯の台船がはいってきた。このタイミング

で私たちは抗議&阻止行動のためフロートを越えた。

 今日はカヌーの人数も多かったが思うように阻止はできなかった。せい

ぜい5〜6分ストップしただけだと思う。残念だがこのような日もある。

しかし、空の台船が離岸してから新しい台船が接岸するまで約55分

かかっている。前は30分程度だったので私たちの抗議行動により台船はか

なり遠回りをして沖の方から入ってくる。従って、私たちの抗議活動が

この差25分程度に大きく効いてきていると思う。

追伸(1/29):

 ご存知だと思いますが、辺野古新基地建設は違法の連続です。

 でも沖縄の人たちは毎日毎日いじめられてもがんばっています。

 私もカヌーチームの一員として毎日海に出ています。

 体力的/精神的にきつい時もありますが、周りの皆さんに励まされ

 どうにか持ちこたえています。これからもよろしくお願いします。

【参考記事】新基地 反対票呼び掛け 県民投票へ辺野古3000人集会

      1月27日「琉球新報

https://ryukyushimpo.jp/news/entry-867140.html

┏┓ 

┗■3.たんぽぽ舎に届いた「寒中お見舞い」から (その2)

 |  関電の約束が守られなかったのだから

 |  西川福井県知事は「大飯原発の停止」を求めるべき

 | 核のゴミの処理は半減期1万年以上かかっても

 |  「無害化」出来ないことが証明された50年

 └──── 東山幸弘(ふるさとを守る高浜・おおいの会、

  福井県高浜町在住)

◎ 一昨年の11月、関電の岩根茂樹社長は大飯原発3、4号機の再稼働に

あたり、使用済み核燃料の県外搬出先を2018年中に示すと明言したことに

よって、西川一誠福井県知事は再稼働に同意し、3月と5月に起動しま

した。

 しかし、岩根社長は昨年12月26日、西川知事に「候補地を示すことが出来

ない」と謝罪しました。それに対し、西川知事は「大変残念であり遺憾」と

不快感を示すだけで、大飯原発の停止を求めませんでした。

 約束が守られなければ大飯原発は停止すべきです。

 原発で電気を起こせば、それに伴った分だけ核のゴミである使用済燃料が

出ます。

 もうすぐ50年、若狭の原発は関西方面に2兆2千億kWhの電力を供給し、

福島事故が起きる前には使用電力量の半分を賄って来ました。

 その分、核のゴミも溜まり英国や仏国、青森県六ヶ所村に搬出しました

が、まだ構内の使用済み燃料プールに7,424本(関電発表)の燃料集合体が

保管されています。このまま運転を続ければ数年で満杯になり、「運転で

きない」状況を迎えます。

◎ 使用済み燃料は「ゴミ」でなく、再処理すれば再び燃料になるプルト

ニウムが出来ているので「資源」であるとして、再処理して新たな燃料(M

OX燃料)を造るため国内で再処理ができないため(再処理工程は原爆製造

過程でもある)英国や仏国に搬出しました。

 その後、日米原子力協定の見直しによって国内でも再処理ができるよう

になって、青森県六ケ所村に再処理工場が建設され始めたのですが、トラ

ブル続きでいつ完成するかメドが立っていません。

 完成する前に設備の耐用年数を迎えるのではないかとも言われており、

溜まり続ける使用済み核燃料の行き場がありません。再処理ができるまで

「中間貯蔵」するとして、より安全な乾式貯蔵の話も出ていますが、コケ

かけた六ヶ所工場の次はなく、「中間貯蔵」という名の「核の墓場」がで

きるだけです。

◎ 若狭の人たちは50年前、原発ができる時「使用済み核燃料(核のゴミ)

の処理」は人類の英知が「無害化(放射能の出ないもの)」してくれて、

原発構内に「とどめ置かれることは無い」と喧伝され、30年の運転期間が

過ぎれば「更地」になって返ってくると信じていました。

 この50年の歴史は30年の約束が40年はおろか60年まで運転すると大工事

を始めました。

 また、核のゴミの処理は半減期1万年以上かかっても、「無害化」出来

ないことが証明された50年でもありました。運転を止め、廃炉にして

「更地」にするにしても50年以上、100年はかかると言われ、廃炉にするた

めに出た「放射能が出る廃棄物」はどこに保管するのか、明らかではあり

ません。今建っている原子炉は「更地」になったが、その隣にもっとデカ

い「放射能の出る保管庫」がある、笑えない問題を抱えています。

◎ 今なすべきとことはこれ以上、核のゴミを増やさないために「原発

電気」は止める以外にありません。原発の電気はなくとも電気は足りて

います。

┏┓ 

┗■4.「専門家が警鐘!日本列島を襲う巨大地震8連発」

 | 週刊誌の記事を読んで―その1

 | リングオブファイヤ、火山、地震活動期に入ったことは明白

 | 次の瞬間にもいつどこでエネルギーが解放されるかわからない!

 └──── 永山一美(たんぽぽ舎ボランティア)

 この週刊誌は男性的向記事が多いのですが、そういう雑誌にも掲載され

るほど、状況は逼迫し大衆にも興味が大きくなっている今ではないかと

思っております。

 感想を書かせて頂きましたが、気になる方はサイトにて全文ご覧

ください。 (週刊実話:1/15付15時発信)

https://news.nifty.com/article/domestic/society/12151-166121/

◎ 2019年は迫りくる巨大地震のシグナルで溢れている、と始まる本記事

は、地震・災害の各界の著名人の文言をもとに、最大級の警鐘を鳴らす年

になるようです。

 実際に環太平洋の火山帯では、火山の噴火が連続し、その規模も決して

小さいと言われるものではない状況です。カムチャツカの島々にある火山

が連続で噴火を繰返し、去年のハワイは割れ目噴火を数か月、現在は小康

状態ですが。

 津波を伴う大噴火を繰り返しているのは、インドネシア西部スンダ海峡

のアナク・クラカタウ島。この火山は以前の大噴火では、農作物、動植物

に影響のある気象にも大きな作用をさせました。

◎ 世界がこの状態ですから、多数のプレートに囲まれた環太平洋火の帯

の中心ともいえる日本も例外ではない状況となっています。

 最近は九州にある巨大な鬼界カルデラに点在する火山活動が活発に

なってきています。

 神戸大学海洋底探査センターによると、近年、鹿児島県・薩摩半島

南約50キロにある海底火山「鬼界カルデラ」に、マグマの活動が活発な

場所を発見したと発表しています。

 これは「海底から100隆起したドーム状の火山体で、熱水が噴出し、煙

のようにたなびく「熱水プルーム」を少なくとも5カ所確認したという」

ものだそうです。

 まさに地震も火山も「天地動乱」の活発期に入ったことはだれの目にも

明らかです。過去の例から見ても江戸末期に(と言ってもまだ160年位前)

日本でも10を数える天災が相次ぎましたが海外でも同様に活動していた

ようなのです。火山、地震不定期に見えがちですが、地球規模からみる

と実に定期的に活動を繰り返しています。

※リングオブファイヤ=環太平洋火山帯

┏┓ 

┗■5.古賀茂明「原子力ムラの最終戦争 頼みの綱は

 | 核武装能力保持を狙う安倍政権」…ほか

 | メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)

 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.古賀茂明「原子力ムラの最終戦争 頼みの綱は

  核武装能力保持を狙う安倍政権」

  儲かる原発が儲からなくなった

  太陽光バブル創出は再エネ抑制の布石

  「原発は安い」から「原発は高いから無理」と豹変した原子力ムラ

  原発「もうつくれない」も原発「再稼働どんどん」も一貫した主張

  「核武装」と「利権」で止められない原発

  にわか環境派の安倍総理が義務付けた「非化石電源44%」とは?

  スクラムを組み直して最終戦争に出る原子力ムラ

  「どうやっても原発が儲かる仕組み作り」が真の狙い

  1/28(月)7:00配信「AERA dot.」

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190127-00000015-sasahi-pol

2.太陽光、風力に駆逐され原発はオワコン(終わったコンテンツ)化−

  安倍ジャパンだけが直視しないエネルギー産業の激変

  1/28(月)12:00「志葉玲 フリージャーナリスト」

https://news.yahoo.co.jp/byline/shivarei/20190128-00112689/

┏┓ 

┗■6.柏崎刈羽原発のケーブル火災−東電消防隊、構造理解せず…

 | メルマガ読者からの「新潟日報」情報1つ(抜粋)

 └──── 金子 通 (たんぽぽ舎会員)

 ◆柏崎刈羽原発のケーブル火災−東電消防隊、構造理解せず

 昨年11月に東京電力柏崎刈羽原発で発生した電気ケーブル火災で、原発

常駐する東電の自衛消防隊が現場の地下トンネルの構造などを理解して

おらず、火元の発見が遅れる一因になったことが28日、分かった。

 東電は同日、火災の原因と対策をまとめた報告書を県、柏崎市刈羽村

に提出した。

 報告書では、柏崎消防との連携の問題点として、自衛消防隊内の情報

共有が不十分だったため、市消防に現場の状況を正しく伝えることができ

なかったと総括した。

(1月29日「新潟日報」より抜粋。紙面のみでネット上に掲載なし)

┏┓ 

┗■7.新聞より1つ

 └──── 

 ◆正直な政治       鎌田 慧(ルポライター

 来月24日、沖縄の県民投票が行われる。辺野古新米軍基地建設に賛成か

反対か、投票で決められる。自民党の影響力が強い宜野湾市など5市の市

長が反対していた。それでは全件有権者の3割が参加できない、と懸念さ

れていた。

 県民投票を呼びかけた若者のハンガーストライキなどがあって世論が

動き、「賛成」「反対」のほかに「どちらでもない」の一拓を付ける、と

の妥協案で無事に全県実施ができることになった。ほっとする想いである。

辺野古新基地「世界一危険」な普天間飛行場の代替であり、沖縄の負担

軽減、唯一の選択肢。これが安倍内閣の殺し文句。

 ところが、辺野古に軍港や弾薬庫などを備えた滑走路2本の新基地を

つくる計画は、1966年から米軍にあった(真喜志好一ほか著『沖縄はもう

だまされない』)。

 辺野古に移設しなければ、普天間に固定化される、と安倍政権が宜野湾

市長にいわせている。しかし、もともと米軍の安全基準にさえ達しない

普天間は、運用停止か米国に引き取るべきだ。

 これから県民投票に向けて官邸の攻勢が強まろうとしている。「正直、

公正、謙虚で丁寧な政治をつくりたい」とは、石破茂氏の総裁選挙に

臨んだ抱負の言葉だった。

 ところが自民党内部からそれは安倍首相への個人攻撃だとして封印させ

られた。

 あぁ、正直な政治がほしい。

       (1月29日東京新聞朝刊27面「本音のコラム」より)

────────── 

☆ひきつづき、たんぽぽ舎の活動・日刊メルマガ=「地震原発

 故情報」へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致

 します。

  郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎 口座番号 00180-1-403856

☆《事故情報編集部》より

 メールマガジン読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他

 投稿(「川柳・俳句・短歌」など)を歓迎します。

1.「投稿」のテーマは、「原発問題」が中心軸ですが、エネルギー、

 自然、政治・経済、社会、身近な生活も歓迎します。

2.原稿に「見出し」をつけて下さい。(「見出し」は1行見出しよりも

 2行又は3行見出しの方が読む人にとってわかりやすい)

 執筆者名(基本的に本名でお願いしています)と執筆者名の後にかっこ

 書きで「所属・団体名」か「在住県名」を記載して下さい。

 例:たんぽぽ花子(たんぽぽ舎)、たんぽぽ太郎(東京都千代田区在住)

3.「集会・デモ・講演会等のお知らせ」の投稿に関しては、どの団体・

 グループも平等に掲載する基本方針です。

 そのため日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先など

 必要事項を400文字以内でお送り下さい。

 件名に「イベント案内掲載希望」と明記して下さい。

 日程が直前にならないよう余裕を持っていただけると幸いです。

 メールマガジンへのイベント案内は1回だけの掲載とさせていただきます。

4.集会や行動の参加報告等に関しては600文字以内で、タイトル(見出し)

 及び本文をお送り下さい。件名に「メルマガ掲載希望」と明記して下さい。

「投稿」の送付先はたんぽぽ舎のアドレス「 nonukes@tanpoposya.net 」です。

なお、お送り頂いた投稿は紙面の制限上掲載できない場合もあります。

ご了解下さい。

────────── 

 ◆このメールマガジンのバックナンバーは、ホームページの「メルマ

  ガ:地震原発事故情報」をご参照下さい。

 ◆メールマガジンをお送りします

  たんぽぽ舎では、「地震原発事故情報」(メールマガジン)を

  発信しています。

   ご希望の方は、件名を「アドレス登録希望」として、ご自身の

  Eメールアドレスからご氏名とともにたんぽぽ舎あてにメールを

  送ってください。

   違うアドレスから「こちらのアドレスに送って」ということは

  間違いの元となりますのでやめて下さい。

  登録できしだい発信致します。

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  ります。

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たんぽぽ舎です。【TMM:No3562】地震と原発事故情報−5つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No3562】

2019年1月28日(月)地震原発事故情報−

               5つの情報をお知らせします

                        転送歓迎

━━━━━━━ 

★1.社会世相にイライラ、安倍一強にイライラ(年賀状から)

   突破口はどこか−私たちの実践からヒントは出ないか

   原発輸出総崩れ⇒国内原発再稼働阻止がカギと思う

                   柳田 真(たんぽぽ舎)

★2.原発の事業性を検証する−結論「原発の事業性は、ない」

   甚大かつ巨大なリスクであるため…民間の保険が成立していない

          楠 達史(城南信用金庫城南総合研究所特別顧問)

★3.世論は再稼働反対 原発輸出は大失敗  (その2)(3回の連載)

   原発廃止の希望の光が見えてきた新年の始まり

   中西会長の身勝手な言い分、脅しを許してはいけない

                 渡辺寿子 (原発いらない!ちば)

★4.柏崎刈羽原発は「断層調査が不完全」…

  メルマガ読者からの「新潟日報」情報1つ(抜粋)

                 金子 通 (たんぽぽ舎会員)

★5.新聞より

  ◆震災後「放射線ニコニコしている人に影響ない」

   山下・長崎大教授「深刻な可能性」見解記録

              (1月28日東京新聞朝刊1面より抜粋)

  「同日」に真逆の内容 「甲状腺 問題意識高く」

  「ニコニコ」発言 一方で被ばく「深刻」真意は?

  当時の関係者「広い範囲を心配 回答と食い違いか」

  山下氏が回答「状況の把握に異を唱えなかっただけ」

        (1月28日東京新聞朝刊24-25面

           「こちら特報部背信の果て2」より抜粋)

━━━━━━━ 

※明日です! ご参加下さい!

 1/29(火)『2019年選挙の年に、山本太郎 おおいに語る』

    「本当のこと言って何か不都合でも?」

 −山本太郎が実行したい、いくつかの提案−

  1.消費税はまず5%へ!廃止を目指す!

  2.税金はまず大金持ちからいただく!

  3.原発ゼロへ、これ以上被ばくさせない!

  4.安定した雇用・処遇で景気へ貢献!

 お 話:山本太郎参議院議員

 日 時:1月29日(火)19時より21時 18時30分開場

 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 参加費:800円

 ◎お問い合わせが多数来ております。当日は、お早めにおいで下さい。

━━━━━━━ 

※1/30(水)学習会にご参加を!  新ちょぼゼミ

 「これでいいのか!?原子力損害賠償法(福島原発事故の教訓から)」

お 話:竹村英明さん(発電会社「イージーパワー」と

電力小売「グリーンピープルズパワー」代表取締役

 日 時:1月30日(水)18時より21時

 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 参加費:800円

━━━━━━━ 

┏┓ 

┗■1.社会世相にイライラ、安倍一強にイライラ(年賀状から)

 |  突破口はどこか−私たちの実践からヒントは出ないか

 |  原発輸出総崩れ⇒国内原発再稼働阻止がカギと思う

 └──── 柳田 真(たんぽぽ舎)

◎たんぽぽ舎に届いた年賀状(約150通)と私個人の年賀状(約200通)を、

今年はテイネイに読むことができた。

 かなり共通していることは、現在の社会世相に対して、又、安倍一強政治

のひどさについて、みんなイライラしている。

 この現状を憂い、なんとかしたい、切り口(又は突破口)はどこか、

何か、という雰囲気(文面)が多かった。いくつかの課題を書いている

人もいた。

◎私たち−たんぽぽ舎の実践から、総括から、ヒントは出ないか。

 突破口はなにか。その有力なひとつ。

 原発輸出政策の総崩れ=6ケ国全部ダメ⇒安倍成長戦略の破たんという

年末年始のできごとだ。ここに注目したい。(株価の乱高下−今後も下がる

可能性でアベノミクスの破たんも近づいている)

 原発輸出総崩れに加えて、国内原発の再稼働を市民運動で1つでも2つで

も阻止することだ。

 関西の闘い(高浜原発1.2号機、美浜原発3号機)と東京圏−首都圏の

闘い(東海第二原発の20年運転延長反対、廃炉にせよ)の前進、もうひとま

わり、ふたまわり大きく強い運動をつくることだ。この成功が近づけば

安倍内閣への最大のパンチになる。

◎昨年1年、私たちは東海第二原発の20年運転延長阻止を全力で闘った。

茨城県東海村の村上元村長から、東京圏で大きな運動のかたまりができて、

これまでの「茨城だけの闘い」が2018年に東京圏へ広がり、うれしい、と

おホメのことばをいただいた。東海第二原発は今年が正念場だ。

 みんなで討論の場を活発化しよう。

 反原発こそ安倍内閣のアキレス腱であることを運動の前進で示そう。

 東海第二原発廃炉にしよう。

 原発過酷事故の発生前に、原発をとめよう。

 地震・火山噴火は防げないが、しかし、原発は人間の力で止められる。

 私たちと子どもたちの未来のために立ち上がろう。

※6ケ国=アメリカ、ベトナムリトアニア、台湾、トルコ、イギリス

経団連中西会長(日立会長)の発言…「原発 国民反対なら無理」「政権と

 同調姿勢転換」

経団連公開討論会の申し入れ…原自連(吉原会長)が原発政策について、

 2月中の開催、経団連会館大ホールを要望中。

           (月刊「たんぽぽニュース」(たんぽぽ舎発行)

               2019年1月号No277より転載)

┏┓ 

┗■2.原発の事業性を検証する−結論「原発の事業性は、ない」

 |  甚大かつ巨大なリスクであるため…民間の保険が成立していない

 └──── 楠 達史(城南信用金庫城南総合研究所特別顧問)

 原発の再稼働がなし崩し的に進んでいる。

 そこで、本稿では原発の事業性(viability:事業として成り立つ可能性)に

ついて、「経済産業省総合資源エネルギー調査会・発電コスト検証ワー

キンググループ報告書、2015年5月」(以下、「経済産業省報告書」と

略称)を使用して検証する。

 第一に、原発事業の保険であるが「甚大かつ巨大なリスクであるため…。

民間の保険が成立していない」(「 」内は、経済産業省報告書64頁からの

引用)。保険が成立していないと言う事は、原発事業はリスクがあまりにも

大きすぎて事業性がない事を示唆している。

 第二に、原子力発電コストについては、原発事業の保険が成立していない

等にも拘わらず数値を造り、「10.1円〜/kWh」(「 」内は、経済産業省

報告書12頁からの引用)としている。この「10.1円〜」については、

大きな問題が少なくとも2点ある。

 第1の問題点は、原子力発電コストの「10.1円」を各電源コストの中

で最も安いと吹聴し、独り歩きさせている事である。

 第2の問題点は、その「10.1円〜」が、「下限10.1円で上限

なし」と受け取れる事である。

 因みに、石炭火力・太陽光等の全ての(原子力発電コストを除く)各電源

発電コストは、経産省報告書12頁で「単一発電コスト」表示、又は、「下限

発電コスト〜上限発電コスト」表示であり、「単一発電コスト」表示でない

各発電コストについては全て下限発電コストと上限発電コストが両方明記

されている。

 次に、上記の「上限なし」を前提とした場合の、原発重大事故・テロ・

武力攻撃等発生の際の金銭的損失(1)+原発重大事故・テロ・武力攻撃等

発生の際の金銭に表せない損失(2)=(1)+(2)=総損失として、

経済産業省報告書に基づきこの総損失が「上限なし:∞」だとすると、

 「∞の総損失」×「原発重大事故・テロ・武力攻撃等発生確率:

ゼロ超(即ち、確率 >0)」=「略∞の総損失」との試算が出来、原発

重大事故・テロ・武力攻撃等発生の際の総損失は、略上限なしとなり得る。

 第三に、原発の事業性について当事者がどのように考えているかについて

直近の状況を、朝日新聞2017年12月1日朝刊6頁から以下に引用する。

(引用)

 東京電力ホールディングスは30日、原子力事業を支援する新たな制度を

つくるよう、近く国に要望することを明らかにした。原発の事業リスクを

減らし、事業者間での再編・統合をすすめるためとしているが…。

この日、記者会見した文挟誠一副社長は「原子力はいろいろなリスクが

発生する」と説明。

「(国に)事業の予見性を高めるような制度設計、環境整備をお願いし

たい」と語った。(引用終わり)

 前記により、電力会社としても原発の事業性は困難だと認識している事

が窺える。

 結論として、原発の事業性はないと思料される。

筆者プロフィール:慶應義塾大学経済学部卒、

         マサチューセッツ工科大学(MIT)経営学修士

         現在、Abalance株式会社独立社外取締役

(出典:「城南総合研究所調査報告書」2018.3.11発行No30より)

※参考記事

 「時代遅れの原発事業 原発はもうからない

原発輸出総崩れでも諦めない安倍政権」

 安倍政権が成長戦略の柱と位置付けた「原発輸出」が総崩れだ。東京電力

福島第一原発事故の後、国内では原発の新増設が困難になり、海外への輸出

に活路を見いだそうとしたが、企業は採算が合わないと判断している。

かつての「夢のエネルギー」は「もうからないビジネス」となっている。

(後略) (1月21日毎日新聞夕刊1から2面「特集ワイド」より抜粋)

https://mainichi.jp/articles/20190121/dde/012/040/004000c

┏┓ 

┗■3.世論は再稼働反対 原発輸出は大失敗  (その2)(3回の連載)

 |  原発廃止の希望の光が見えてきた新年の始まり

 |  中西会長の身勝手な言い分、脅しを許してはいけない

 └──── 渡辺寿子 (原発いらない!ちば)

4.「今更何を言っているのか。無責任さに唖然とする」目加田説子

  身勝手極まりない中西発言

 しかし、このような中西氏の発言の問題点をもっとも鋭く突いていたの

が、1月13日付の東京新聞「新聞を読んで」のコラムに中西氏と経団連

批判を書いた目加田説子中央大総合政策学部教授でした。

 他の識者の見解と批判もそれなりに説得力がありましたが、中西氏の手前

勝手を完膚なきまでに突いた目加田氏の批判記事は出色で、溜飲が下がる

思いです。

 目加田氏は中西氏の、特に「国民が反対するものはつくれない。国民が

反対するものを無理やりつくるのは民主国家ではない」などの年初の発言

を取り上げ、次のように追及しています。

 「今更何を言っているのか。無責任さに唖然とする。多くの国民は福島

第一事故以降、原発が安全かつ低コストでクリーンなエネルギーという神話

は嘘だったことを見抜き、脱原発を求めてきた。にもかかわらず政府の原発

輸出の片棒担いできたのは、当の経団連ではなかったか。」

 日立は英国で進めてきた2基の原発の建設計画が、安全対策費の高騰で

事業費が想定の1.5倍の3兆円となり、資金の調達が難しくなり、計画は

凍結(事実上中止)に追い込まれ、その結果約3千億円の損失を計上した

ことを発表しました。

 目加田氏はこの日立の失敗を踏まえ、次のように続けます。

 「輸出に失敗したとたん『国民が反対するものはつくれない』と開き

直るのか。まずは責任を持って方針転換を示すのが筋だろう」と。

 そもそも中西氏が会長を務める日立は、英国での原発建設計画は企業と

して勿論儲かると踏んで、現地に反対運動などがあるのを承知で始めたの

でしょう。

 しかし、東芝と同じく原発に厳しくなった世の中の流れを見誤り、失敗

に終わったとたん原発建設に入れこんだことに何の反省も述べず、「国民

が反対するものはつくれない」とは全く白々しい。

 中西氏は原発ビジネスは儲からないが、国策だから仕方なく政府に協力

してきたような顔をしていますが、経団連傘下の日立、東芝三菱重工

どの原子力軍事産業は、原発を推進する政府と一体となって、全国の

原発、再処理施設、「もんじゅ」などの建設に携わり、さんざん儲けてき

たはずです。

 それを棚に上げて、メーカーとして福島第一原発事故の責任の一端がある

のに、原発推進企業としての何の反省もなく、原発再稼働に反対する国民が

悪いと考え、その世論を変えて、相変わらず原発を維持、存続させようと

するのは、日本を衰退と滅亡に導くもので、許せません。

 中西氏のこの間の一連の発言は、輸出が失敗し、国内の再稼働で儲けよう

としても住民や自治体の反対が強く、思うようにならない現状に対する焦り

から出ていると思われます。

 再稼働反対の世論をさらに強めて中西氏のような経営者を困らせま

しょう。 (その3)に続く

 (「原発いらない!ちば」ネットワークニュース2019年1月号より

  了承を得て転載)

┏┓ 

┗■4.柏崎刈羽原発は「断層調査が不完全」…

 | メルマガ読者からの「新潟日報」情報1つ(抜粋)

 └──── 金子 通 (たんぽぽ舎会員)

 ◆柏崎刈羽原発は「断層調査が不完全」

  「柏崎刈羽原発市民研究会」など住民団体が東電に申し入れ

 東京電力柏崎刈羽原発に反対する住民団体柏崎刈羽原発市民研究会」

などは25日、東電に対し、同原発周辺の断層の活動性を評価するために

掘削した「寺尾トレンチ」と呼ばれる断層面の調査結果を巡り、「東電の

解釈に疑義がある」とする申し入れを行った。(後略)

(1月27日「新潟日報」より抜粋)

詳しくはこちらを

http://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20190126447009.html

┏┓ 

┗■5.新聞より

 └──── 

 ◆震災後「放射線ニコニコしている人に影響ない」

山下・長崎大教授「深刻な可能性」見解記録

 東京電力福島第一原発事故の直後、福島県放射線健康リスク管理アドバ

イザーの山下俊一・長崎大教授が子どもの甲状腺被ばくについて「深刻な

可能性がある」との見解を示したと、国の研究機関「放射線医学総合研究所

(放医研、千葉市)の文書に記されていたことが分かった。

 国の現地派遣要員らが集う「オフサイトセンター(OFC)」にいた放医研

職員の保田浩志氏が書き残していた。(榊原崇仁) (後略)

             (1月28日東京新聞朝刊1面より抜粋)

詳しくはこちらを

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201901/CK2019012802000122.html

「同日」に真逆の内容 「甲状腺 問題意識高く」

「ニコニコ」発言 一方で被ばく「深刻」真意は?

当時の関係者「広い範囲を心配 回答と食い違いか」

山下氏が回答「状況の把握に異を唱えなかっただけ」

 「放射線の影響はニコニコ笑っている人には来ません」。

 長崎大教授の山下俊一氏は東京電力福島第一原発事故の直後に、福島市

でこう講演した。

 ところが、同じ日、その会場からわずか徒歩5分の場所で、子どもの

被ばくについて「深刻な可能性」と見解を示したことが記録されていた。

 正反対に感じる「大丈夫」と「深刻」をどう捉えたらいいのか。

 山下氏は本紙の質問に文書で回答したが、「深刻」発言を聞いた人の記憶

と食い違いを感じる。(後略)

(1月28日東京新聞朝刊24-25面

 「こちら特報部背信の果て2」より抜粋)

────────── 

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 故情報」へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致

 します。

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☆《事故情報編集部》より

 メールマガジン読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他

 投稿(「川柳・俳句・短歌」など)を歓迎します。

1.「投稿」のテーマは、「原発問題」が中心軸ですが、エネルギー、

 自然、政治・経済、社会、身近な生活も歓迎します。

2.原稿に「見出し」をつけて下さい。(「見出し」は1行見出しよりも

 2行又は3行見出しの方が読む人にとってわかりやすい)

 執筆者名(基本的に本名でお願いしています)と執筆者名の後にかっこ

 書きで「所属・団体名」か「在住県名」を記載して下さい。

 例:たんぽぽ花子(たんぽぽ舎)、たんぽぽ太郎(東京都千代田区在住)

3.「集会・デモ・講演会等のお知らせ」の投稿に関しては、どの団体・

 グループも平等に掲載する基本方針です。

 そのため日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先など

 必要事項を400文字以内でお送り下さい。

 件名に「イベント案内掲載希望」と明記して下さい。

 日程が直前にならないよう余裕を持っていただけると幸いです。

 メールマガジンへのイベント案内は1回だけの掲載とさせていただきます。

4.集会や行動の参加報告等に関しては600文字以内で、タイトル(見出し)

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  ガ:地震原発事故情報」をご参照下さい。

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たんぽぽ舎です。【TMM:No3561】地震と原発事故情報−8つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No3561】

2019年1月26日(土)地震原発事故情報−

             8つの情報をお知らせします

                      転送歓迎

━━━━━━━ 

★1.《2月24日(日)午後》たんぽぽ舎30周年の集いへのお誘い

   村上達也さんの講演と内田雅敏さんの話

  原発ゼロ社会は近い−私たちにできることは色々ある

★2.メールマガジンのカンパ要請に対して多くの

   ご協力ありがとうございます(その18)

   今回、29名の方より9万3千3百円が寄せられました

★3.東海第二適合性審査への異議申立(審査請求)から

  逃げる原子力規制委員会

  行政不服審査法を好き勝手に使う安倍政権・原子力規制委員会

  原子力規制委員会原発再稼働推進委員会!その191

         木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)

★4.東電・九電は原告に対する損害賠償責任を認めよ

   1/23あらかぶさん裁判第11回口頭弁論

   原告側から新たな論点「浜岡原発での白血病労災事件の

   上積み補償の事実」を提起

         池田 実(あらかぶさんを支える会共同代表)

★5.たんぽぽ舎に届いた「寒中お見舞い」から (その1)

   「弁護人の援助を受ける権利の拡充」を目指す

   過酷な労働を強いられた個人の請求権まで国家が消滅させたとする

  解釈は、当時の政府も後の最高裁も採っていません

   寒中お見舞い申し上げます

            前田裕司(弁護士、九州宮崎県在住)

★6.神奈川県 福島から自主(区域外)避難者への家賃補助終了へ…ほか

  メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)

                 黒木和也 (宮崎県在住)

★7.メルマガ読者からのイベント案内(お問い合わせは主催者へ)

◆1968年〜89年―そして世界と日本の現在を考える

  分断の時代を越える2.2シンポ

★8.新聞より1つ

 ◆使用済み核燃料の長期保存 玄海町の脇山町長、容認発言を陳謝

  「半永久とは思ってない」

        (1月26日「佐賀新聞LIVE」より抜粋)

━━━━━━━ 

※1/29(火)『2019年選挙の年に、山本太郎 おおいに語る』

 「本当のこと言って何か不都合でも?」

 −山本太郎が実行したい、いくつかの提案−

  1.消費税はまず5%へ!廃止を目指す!

  2.税金はまず大金持ちからいただく!

  3.原発ゼロへ、これ以上被ばくさせない!

  4.安定した雇用・処遇で景気へ貢献!

 お 話:山本太郎参議院議員

 日 時:1月29日(火)19時より21時 18時30分開場

 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 参加費:800円

 ◎お問い合わせが多数来ております。当日は、お早めにおいで下さい。

━━━━━━━ 

※1/30(水)学習会にご参加を!  新ちょぼゼミ

 「これでいいのか!?原子力損害賠償法(福島原発事故の教訓から)」

お 話:竹村英明さん(発電会社「イージーパワー」と

電力小売「グリーンピープルズパワー」代表取締役

 日 時:1月30日(水)18時より21時

 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 参加費:800円

━━━━━━━ 

┏┓ 

┗■1.《2月24日(日)午後》たんぽぽ舎30周年の集いへのお誘い

 |  村上達也さんの講演と内田雅敏さんの話

|  原発ゼロ社会は近い−私たちにできることは色々ある

 └──── たんぽぽ舎

 日 時:2019年2月24日(日)12:30開場

 第1部 第31回「総会」13時00分より14時45分まで

 第2部 「記念講演」15時より17時

  講師:村上達也氏 (茨城県東海村前村長)

     『東海第二原発は危険!20年延長・再稼働は異常

      原発固執する日本はとても危ない』

  講師:内田雅敏氏 (弁護士)

     『3・1独立運動を建国の礎とする韓国とどう向き合うか』

第3部 懇親交流会 17時15分より19時(予定)

会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

      東京都千代田区神田三崎町2-6-2

             TEL 03-3238-9035

 費 用:第1部は無料、第2部は800円、第3部は3,000円

     第2・3部共に参加の方は3,500円

(総会も含め、会員以外の方でも参加できます)

 お問い合わせ:たんぽぽ舎 TEL 03-3238-9035

┏┓

┗■2.メールマガジンのカンパ要請に対して多くの

 |  ご協力ありがとうございます(その18)

 |  今回、29名の方より9万3千3百円が寄せられました

 └──── たんぽぽ舎

 2013年4月26日に「日刊メールマガジン」へのカンパを初めてお願いし

ました。

 以来、たんぽぽ舎に皆様からの善意が届いております。

 今回、2018年6月26日から12月14日までの約6ヵ月の間に29名の方々か

ら9万3千3百円が寄せられました。

 なお、振込用紙に「メルマガ・情報・ニュース」などの文字が明記され

ているカンパに限定して集計をしております。

 たんぽぽ舎によせられたたくさんの一般カンパにも「メルマガカンパ」

の意味が込められているものがありますが、明記されていないものは集計

から除外しております。

 青森県1名、岩手県2名、茨城県2名、東京都2名、埼玉県3名、

 千葉県10名、神奈川県4名、群馬県1名、愛知県1名、大阪府1名、

 徳島県1名、宮崎県1名、です。

 1月22日の【TMM:No3557】にて「地震原発事故情報」へのカンパをお

願いいたしました。よろしくお願い致します。

 今後もカンパのまとめ(報告)を予定しています。

┏┓ 

┗■3.東海第二適合性審査への異議申立(審査請求)から

 | 逃げる原子力規制委員会

 | 行政不服審査法を好き勝手に使う安倍政権・原子力規制委員会

 | 原子力規制委員会原発再稼働推進委員会!その191

 └──── 木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)

 原子力規制委員会が、東海第二原発について、適合性審査を突貫工事で

実施し、9月26日に設置変更認可、10月18日に工事計画認可を認めた。そ

して、山崎久隆さんはじめ私たちが10月25日の院内ヒアリング集会でどう

考えても不合格と指摘した後の11月7日に、とうとう「例外中の例外」で

あるはずの運転延長まで認めた。

 そこで、この東海第二の適合性審査について行政不服審査法に基づき11

月27日に審査請求を提出したが、2カ月近く経った今でも審査請求の審査

に入れないでいる。

 一方で、昨年10月30日に行政不服審査法に基づいて国土交通相沖縄県

による辺野古「埋立承認撤回」処分の執行停止をわずか数週間で決定した。

 「国民が簡易迅速かつ公正な手続の下で広く行政庁に対する不服申立て

をする」為の「行政不服審査法」を、防衛省の沖縄防衛局長が私人に成り

すまして審査請求し、安倍政権内の国交相地方自治体である沖縄県の処

分の効力停止を2週間程で決定したのだ。

2つの審査請求を比較してみよう。

※《事故情報編集部》より…木村雅英氏の原稿では2つの比較を横に並べ

て見やすくしてありますが、メールマガジンでは1行33文字ほどで改行す

るため一部レイアウトを変更して掲載いたします。

処 分 内 容 …辺野古の「埋立承認撤回」

        …東海第二の「適合性審査」合格

処分をした組織(処分庁)…沖縄県  …原子力規制委員会

審 査 請 求 者 …沖縄防衛局長(私人ではない) …私たち一般市民

請求受理(審査庁)…国交相    …原子力規制委員会

審 査 期 間  …数週間    …2カ月経っても審査に入れず

 東海第二の方は、防衛省でなく本当の私人である私たち「国民」が、沖

縄県でなく国の原子力規制委員会の処分に対して、国交省でなく同じ原子

力規制委員会に審査請求している。

 なお、沖縄県の処分に対して審査受理(審査庁)が国交相であるのも地

自治の観点からどう考えても変だ。

 一方、東海第二の適合性審査処分に対して審査受理(審査庁)が処分庁

と同じ原子力規制委員会であるのも変だ。

 原子力規制委員会が独立性が高いいわゆる「3条委員会」だからと説明

されているが、同じ組織の同じ部門(原子力規制部審査グループ実用炉審

査部門)が対応するのも変な話だ。

 それゆえ、以前に高浜原発の適合性審査合格取消を訴えた折には、既に

再稼働されてしまった後、なんと1年半も経ってから「執行を停止しない」

との決定通知を原子力規制委員会が送ってきた。

 東海第二の審査請求においても、以前には不必要だった連名者の記名・

押印要求して審査請求の対応をどんどん遅らせているのだ。

 嘘つき安倍政権が「国民」の為の「行政不服審査法」を悪用して沖縄県

の決定を無効にし、一方で原子力規制委員会が審査請求されたらずるずる

と先延ばしする。厳しく当局を追及していかねばならない。

 現に、同法を管轄する総務省の担当に辺野古の問題と規制委の対応を電

話で追求したところ、少しは私に理解を示した。

 財務省首相官邸の嘘答弁、厚労省の勤労統計不正などなど、安倍政権

による役人たちの嘘が絶えない。

 日本は「国民主権」でなく「役人主権」なのだろうか。めげずに追及し

ていかねばならない。

┏┓ 

┗■4.東電・九電は原告に対する損害賠償責任を認めよ

 |  1/23あらかぶさん裁判第11回口頭弁論

 |  原告側から新たな論点「浜岡原発での白血病労災事件の

 |  上積み補償の事実」を提起

 └──── 池田 実(あらかぶさんを支える会共同代表)

 1月23日(水)12時40分より東京地裁前でアピール行動。チラシ配布を行

いながらマイクであらかぶ裁判のアピールを行う。全労協から瀧さん、東

京労働安全衛生センターから飯田さん、ユニオン北九州から見口さんが挨

拶。13時に終了し、参加者は地裁玄関前での傍聴整理券受け取りに移動。

この日も傍聴定数に達せず、抽選は行われなかった。

 13時30分より103号法廷で第11回口頭弁論が開始。裁判長から原告側提出

の「第11準備書面」(被告九州電力準備書面6への反論)の陳述を確認。

 原告海渡弁護士から口頭で趣旨説明をしたい旨要望し、裁判長、被告側

が了承、要旨を述べる。

 陳述後、裁判長から「新たな論点が第7(浜岡原発での白血病労災事件

の上積み補償の事実)として提起されている。事実関係がよくわからない。

気持ちはわかるが法的根拠、位置づけを明確にしてもらいたい」と述べ、

海渡弁護士から2月末までには他の反論も含め提出したいと述べ了承された。

 最後に、裁判長から次回3月13日の進行協議では双方の総論が出揃うこ

とになるので、今後の進行について検討いただくことになると述べ、双方

が了承し終了した。傍聴者は85人ほど。

 2時半から衆議院第2議員会館多目的会議室で報告集会をひらく。冒頭、

いつも議員会館会議室の便宜をはかっていただいている立憲民主党の山崎

衆議院議員からあいさつを頂いた。「私たちが提出した原発ゼロ法案は

先の国会では一度も審議されていない。ともに頑張りましょう」と激励を

受ける。つづいて海渡弁護士、木下弁護士から今日の口頭弁論の報告。海

渡弁護士からは今日提出した11準備書面について、労災上積み補償の内

容について説明、木下弁護士からは、「この1か月で残る東電3つ、九電

2つの反論を提出しなければならない。3月13日の進行協議では今後の、

総論、各論の立証計画について腹合わせすることになる。次回の口頭弁論

は、おそらく夏以降になるだろう」と今後の進行について感想を述べた。

 つづいて、学習企画として「支える会」共同代表でもある飯田勝泰さん

(全国労働安全衛生センター)から被ばく労働問題に関して象徴報告と課

題について報告を受けた。

 最後に、参加された「福島原発訴訟かながわ原告団」の山田さん、ユニ

オン北九州の見口さん、原告あらかぶさんからお礼のあいさつを受け終了

した。報告集会参加者は54人。

┏┓ 

┗■5.たんぽぽ舎に届いた「寒中お見舞い」から (その1)

 |  「弁護人の援助を受ける権利の拡充」を目指す

 |  過酷な労働を強いられた個人の請求権まで国家が消滅させたとする

 | 解釈は、当時の政府も後の最高裁も採っていません

 |  寒中お見舞い申し上げます

 └──── 前田裕司(弁護士、九州宮崎県在住)

 宮崎の三が日は穏やかな晴天でした。私は実業団駅伝や箱根駅伝のテレ

ビ観戦でゆっくり過ごしました。

 今年は刑事訴訟法が施行されて70年、「取調べの可視化」が初めて法に

基づき実施される元年、10月の徳島での日弁連人権大会では「弁護人の援

助を受ける権利の拡充」を目指すシンポが開催されます。

 長年、刑事司法改革に取り組んできた私の集大成の場として、これに尽

力するつもりです。

 韓国大法院が元徴用工の訴えを認めた判決に対し、政府をはじめ多くの

反発が示されました。

 しかし、過酷な労働を強いられた個人の請求権まで国家が消滅させたと

する解釈は、当時の政府も後の最高裁も採っていません。

 政権による上からの改憲が叫ばれる中、「国家と個人」の在り方と個人

の価値の大切さを訴え続ける1年になりそうです。

皆様のご健勝を心からお祈り申し上げます。

┏┓ 

┗■6.神奈川県 福島から自主(区域外)避難者への家賃補助終了へ…ほか

 | メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)

 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.神奈川県 福島から自主(区域外)避難者への家賃補助終了へ

  1/25(金)19:39配信「tvkニュース(テレビ神奈川)」

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190125-00010005-tvkv-l14

2.<女川原発>防災訓練 少ない参加者・実効性不安

  1/25(金)10:17配信「河北新報

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190125-00000006-khks-soci

┏┓ 

┗■7.メルマガ読者からのイベント案内

 |         (お問い合わせは主催者へ)

 └──── 

 ◆1968年〜89年―そして世界と日本の現在を考える

  分断の時代を越える2.2シンポ

  日 時:2月2日(土)18時〜21時

  場 所:「スペースたんぽぽ」

  パネラー:小倉利丸さん(現代資本主義批判研究)

       山口智之さん(APFS労働組合

       津川 勤さん(差別・排外主義に反対する連絡会)

       原  隆さん(NO−VOX Japan)

  司 会:坂本 健さん(早稲田あかね)

  主 催:反資本主義左翼(LAC)連続講座

  お問い合わせ:090-1429-9485(荒木)

  資料代:500円

  資本主義グローバリズムによる貧富の格差・不平等の広がりが

 社会の二極化と分断をもたらす中、過去と対話しながら、国境を

 越えて団結する運動を目指し、新たな社会を構想する討論を。

┏┓ 

┗■8.新聞より1つ

 └──── 

 ◆使用済み核燃料の長期保存 玄海町の脇山町長、容認発言を陳謝

  「半永久とは思ってない」

 東松浦郡玄海町の脇山伸太郎町長は25日、九州電力玄海原発で建設の手

続きが進む使用済み核燃料の乾式貯蔵施設を巡り、「税収としては長期間

の方がいい」と、使用済み核燃料の長期保管を容認するような自身の発言

について「蛇足だった」と陳謝し、「半永久的に保存されるとは思ってい

ない」と釈明した。

  (後略)  (1月26日「佐賀新聞LIVE」より抜粋)

 詳しくはこちらを

 https://www.saga-s.co.jp/articles/-/329957

────────── 

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 故情報」へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致

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☆《事故情報編集部》より

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 自然、政治・経済、社会、身近な生活も歓迎します。

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たんぽぽ舎です。【TMM:No3560】地震と原発事故情報−6つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No3560】

2019年1月25日(金)地震原発事故情報−

               6つの情報をお知らせします

                        転送歓迎

━━━━━━━ 

★1.「再・再稼働阻止」を掲げて頑張る皆さんへの賛同のメッセージ

   伊方現地の闘い・高松本社の闘いへ

   東京から“声の連帯”を送ります

     柳田 真 (たんぽぽ舎共同代表、再稼働阻止全国ネットワーク)

★2.原発をやめると株価が上がる。日立が証明した。

                   三上 元 (原自連・幹事)

★3.韓国大法院の判決を受けて 戦後補償 解決への道 (下)

  求められる慎みと節度−歴史問題の解決について

  加害者の不可欠なこと 花岡、西松、三菱マテリアルの和解に学ぶ

      内田雅敏さん(たんぽぽ舎アドバイザー 東京弁護士会所属)

★4.そのとき地球は…

   「ボイジャー」に託された異星人へのメッセージ

   警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識 その282

                    島村英紀(地球物理学者)

★5.北海道沖地震、募る危機感「千島海溝でM8.8以上、切迫性高い」

  国が見解 活動静穏化・続く陸地沈降、

  震災前の東北と似た「前兆」…ほか

  メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)

                 黒木和也 (宮崎県在住)

★6.新聞より1つ

  ◆反原発 行動する女優 「アベ政治ノー」訴える 木内みどりさん

   「言うべきこと」萎縮無用 「前ならえ」に反感

     (1月23日毎日新聞夕刊1から2面「特集ワイド」より抜粋)

━━━━━━━ 

※1/29(火)『2019年選挙の年に、山本太郎 おおいに語る』

 「本当のこと言って何か不都合でも?」

 −山本太郎が実行したい、いくつかの提案−

  1.消費税はまず5%へ!廃止を目指す!

  2.税金はまず大金持ちからいただく!

  3.原発ゼロへ、これ以上被ばくさせない!

  4.安定した雇用・処遇で景気へ貢献!

 お 話:山本太郎参議院議員

 日 時:1月29日(火)19時より21時 18時30分開場

 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 参加費:800円

 ◎お問い合わせが多数来ております。当日は、お早めにおいで下さい。

━━━━━━━ 

※1/30(水)学習会にご参加を!  新ちょぼゼミ

 「これでいいのか!?原子力損害賠償法(福島原発事故の教訓から)」

お 話:竹村英明さん(発電会社「イージーパワー」と

電力小売「グリーンピープルズパワー」代表取締役

 日 時:1月30日(水)18時より21時

 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 参加費:800円

━━━━━━━ 

┏┓ 

┗■1.「再・再稼働阻止」を掲げて頑張る皆さんへの賛同のメッセージ

 |  伊方現地の闘い・高松本社の闘いへ

 |  東京から“声の連帯”を送ります

 └──── 柳田 真 (たんぽぽ舎共同代表、再稼働阻止全国ネットワーク)

1.原発現地での活動と四国電力本店での活動は、とても重要でかつ必要な

ことです。

 原発を止めるには、原発現地での活動と、その電力会社本店へ向けての

活動の両方がとても重要であり、かつ大事な点です。伊方原発の門前活動と

四国電力本店行動に賛同し、敬意を表します。

 行動する人々の背後には何百人、何千人の支持する声があります。国民の

声があります。「国民の声を無視しては英国での原発建設はできない」と

経団連会長(日立会長)も述べました(1月5日)。

 原発ゼロはあとわずかです。もう一押し、二押しを共同して盛り上げま

しょう。

2.「再・再稼働阻止」は全国ネットワークとしても大事な活動、基本方針

です。電力会社は市民の反対行動を軽く見て扱ってきました。

 しかし、それは間違いです。「再稼働してしまえば、あとは反対運動は

沈下すると思っていた電力会社は「再・再稼働反対」の大きな動き・声に

内心ではビックリしていることでしょう。

 しかも、伊方原発再・再稼働反対の運動が広がり、九州電力川内原発

の再・再・再稼働反対運動へつながり、さらに関西電力原発の再・再稼働

反対へとつながり、運動が高まっているのですから。

3.東京圏(首都圏)でも伊方・高松の行動に連帯して、

東海第二原発阻止へ全力

 私たちは「四国電力伊方原発の闘い」を応援すると同時に、東京圏=首都

圏の唯一の原発である日本原電東海第二原発(110万Kw、沸騰水型、41年目

に入った)の20年運転延長阻止・再稼働反対の活動に全力を注ぎます。

 昨年は、日本教育会館で800名近い集会と日本原電本店包囲と人間の鎖

2回、250〜270人で成功させました。

2019年が正念場です。市民の力でなんとしても「再」稼働を阻止します。

 高松の尾崎兄弟さん作の旗指物が好評でした。

 力を合わせて闘い抜きましょう。

 原発大事故の発生の前に、原発を止めましょう。

 私たちと子供たちの未来のためにも。 (2019年1月)

注:1月中旬の四国の高松と伊方の現地へ行く人に託した文章です。

  掲載が遅れましたが、内容としては、原発の再稼働、再・再稼働、再・

  再・再稼働に反対する全国の皆さんに役立つ面もあると思い、掲載

  します。

┏┓ 

┗■2.原発をやめると株価が上がる。日立が証明した。

 └──── 三上 元 (原自連・幹事)

 日立が計画中のイギリスの原発をやめることを、来週の取締役会で正式に

決定する、と報じられると、日立の株価が11日(1月)の1日で前日3080円

が3346円に266円上げた。

 日立は昨年12月20日に、スイスABB社から送配電事業を7000億円で買収

する、と報じられジリ貧の株価が下げ止まった。1年程前に4500円ぐらい

だった株価が12月20日は2800円まで落ちていた。

 日立がやる気を見せたことを〜投資家は歓迎したのだろう。株価が底を

打って上げ始めた時、原発から手を引く、の報道でどーんと上げたのだ。

取締役会で正式に決定、と数日後には報じられるだろう。そこでまた上が

るのだ。

 私は今年も、中部電力株主総会に出る予定なので、浜岡原子力発電所

再稼働を断念します、と決定するなら株価が上がるのです。

 それを日立が証明してくれたではありませんか!と自信を持って発言

したい。

     (出典:2018.1.22「原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟

        メールマガジン第32号」より)

┏┓ 

┗■3.韓国大法院の判決を受けて 戦後補償 解決への道 (下)

 | 求められる慎みと節度−歴史問題の解決について

 | 加害者の不可欠なこと 花岡、西松、三菱マテリアルの和解に学ぶ

 └──── 内田雅敏さん(たんぽぽ舎アドバイザー 東京弁護士会所属)

 内田雅敏さん (花岡事件西松建設三菱マテリアルの各戦後補償裁判

和解に中国人側代理人として関与した。東京弁護士会所属)

〇 日中両国間の緊張緩和緊張緩和に資する

 戦争被害の「和解」のためには

 1.加害者が加害の事実と責任を認め謝罪する

 2.謝罪の証しとして和解金を支給する

 3.同じ過ちを犯さないよう歴史教育、受難碑の建立、

   追悼事業などを行う−

 の3つが不可欠だ。

 三菱マテリアル社の代表は北京に出向き、受難生存労工に対し「弊社は

3765名の中国人労働者をその事業所に受け入れ、劣悪な条件下で労働を

強いた」「弊社は当時の使用者としての歴史的責任を認め、中国人労働者

およびその遺族の皆様に対し深甚なる謝罪の意を表する」と述べた。

 そして受難者・遺族に一人当たり10万元(約160万円)の和解金を支給し、

さらに2度と過ちを繰り返さないため記念碑の建立に協力し、この事実を

次の世代に伝えていくことを約束する」として、事業場等での「受難の碑」

建立、中国からの受難者・遺族を招いての追悼事業(各費用は和解金と別途

支給)を約束した。

 中国人受難者らは、同社の和解の決断に敬意を表し、同じ問題を抱える

他の企業および日本国家が同社に倣い早急に問題解決に当たるよう呼び

掛けた。

 和解成立後、生存受難者11人に前記謝罪と和解金が届けられた。

 現在、中国政府機関の協力も得て、日中平和友好条約40周年の本年中に、

三菱マテリアル社、受難者・遺族らで構成する基金を設立し、遺族らに対

する和解金の支給等和解事業を始動させるべく関係者間で最後の詰めがな

されている。

 歴史問題の和解は、和解金の支払いによって終了ではない。和解事業を

進め、和解の中身をさらに深め豊かにすることが大切だ。

 花岡事件の現地、秋田県大館市では毎年6月30日、中国大使館からの参加

も得て、市主催の中国人殉難者慰霊式を行い、また地元支援者らによって

花岡平和祈念館が建設された。

 花岡建設和解では、西松建設、中国人受難者・遺族および地元支援者ら

によって、強制労働の現地に「中国人受難の碑」が建立され、順次中国より

受難者遺族をお招きし、地元の町長らの参加も得て追悼事業を行ってきた。

 ささやかな日中民間交流だ。

 三菱マテリアル和解でも同様な和解事業が遂行されるはずだ。

 それは日中間の緊張緩和に貢献する。 (了)

          (出典:「秋田さきがけ」2018.11.14)

※《事故情報編集部》より

 2月24日(日)たんぽぽ舎第31回総会の記念講演において、内田雅敏

 弁護士より 『3・1独立運動を建国の礎とする韓国とどう向き合う

 か』のテーマで お話しいただく予定です。

 こちらにもぜひご参加をお願いいたします。

┏┓ 

┗■4.そのとき地球は…

 |  「ボイジャー」に託された異星人へのメッセージ

 |  警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識 その282

 └──── 島村英紀(地球物理学者)

 1977年に打ち上げられた探査機「ボイジャー2号」が、このたび太陽圏を

出て、星間空間に旅立った。いまは秒速約15キロで飛んでいる。

 太陽圏とは、太陽から噴き出す電子などの粒子「太陽風」が届く範囲のこ

とだ。機体の周辺で11月から太陽風が観測されなくなったために、太陽圏を

離れて星間空間に出たことが分かったのだ。

 だが、太陽圏の外側には「オールトの雲」というものがある。これは

小天体の集まりで、ボイジャー2号がオールトの雲の内縁部に到達するのに

あと300年かかる見通しで、オールトの雲から飛び出すのにあと3万年を

要する。とても気の長い話なのだ。

 太陽から遠くなると、太陽電池が使えない。節電のために搭載機器の電

源を順次落としていっているので寿命はあと5〜10年残っている。

 いま地球から約180億キロも離れたところを飛んでいるから、一回の通信

には往復33時間もかかる。

 ボイジャーは、いままでに土星天王星、それに海王星に近づいて貴重な

データを地球に送ってきた。

 だがボイジャーに積んであるものは、観測結果を地球に送ってくる装置

だけではない。電池が切れてしまったあとの重要な任務もあるのだ。それ

は、生物が住める環境を見つけ、そこに住む高等生物と交信する試みで

ある。

 そのため、このボイジャーにはメッセージが書かれた「ゴールデン

レコード」が搭載されている。

 ゴールデンレコードとはレコード本体は金メッキされた銅製の円盤で、

レコードカバーはアルミニウム製だ。

 特徴があるのは表面が超高純度ウラン238で覆われていることだ。ウラン

238の半減期は45.1億年。このレコードを受け取った現代人以上の文明なら

ば、同位体組成を解析することで、いつごろ収録されたかが分かるように

なっている。

 このレコードに収録されているものは、地球の生命や文化を伝える音や

画像だ。たとえば115枚の画像。波、風、雷、鳥や鯨など動物の鳴き声など

の多くの自然音。さらに様々な文化や時代の音楽。日本語を含む55種類に

わたる言語のあいさつ。打ち上げ当時の米国のジミー・カーター大統領と

国連事務総長クルト・バルトハイムからのメッセージも入っている。

 またピアニスト、グレン・グールドの名演奏、バッハの「平均律」録音

や、日本の尺八の音も含まれている。

 じつは過去にも米国の宇宙探査機パイオニア10号と11号に、人類からの

メッセージを絵で記した金属板が取り付けられていた。

 これはボイジャーの5年ほど前に打ち上げられたものだが、裸体の男女の

絵を載せたことで批判を受けた。このため、ボイジャーでは男女のシル

エットだけが収められている。

 さて、何百年か何万年かあとに、どこかの星から、なにかのメッセージ

が帰ってくるのだろうか。そのときに地球はどうなっているのだろう。

島村英紀さんのHP http://shima3.fc2web.com/

島村英紀が書いた『夕刊フジ』のコラム」より1月18日の記事)

┏┓ 

┗■5.北海道沖地震、募る危機感「千島海溝でM8.8以上、切迫性高い」

 | 国が見解 活動静穏化・続く陸地沈降、

 | 震災前の東北と似た「前兆」…ほか

 | メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)

 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.北海道沖地震、募る危機感「千島海溝でM8.8以上、切迫性高い」

  国が見解 活動静穏化・続く陸地沈降、震災前の東北と似た「前兆」

  1/24(木)16:00配信 有料「朝日新聞デジタル

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190124-00000013-asahik-sci

2.南大隅町議会に百条委員会求め陳情 町長の現金授受問題など

  高レベル放射性廃棄物の最終処分場誘致を求める4人から1000万円

  1/24(木)19:25配信「MBC南日本放送

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190124-00034197-mbcnewsv-l46

┏┓ 

┗■6.新聞より1つ

 └──── 

 ◆反原発 行動する女優 「アベ政治ノー」訴える 木内みどりさん

  「言うべきこと」萎縮無用 「前ならえ」に反感

 東京・永田町の国会前で3日、「アベ政治を許さない」と書かれたプラ

カードを掲げる百数十人の中に1人の女優がいた。テレビ、映画などで活躍

する木内みどりさん(68)。

 ノンフィクション作家の澤地久枝さん(88)の呼び掛けに応じ、月1回行わ

れる抗議集会に何度か参加してきたという。「私は政治に詳しくはありま

せん。でも、原発は嫌なんです。」原発再稼働を進める安倍晋三首相が

2013年、アルゼンチン・ブエノスアイレスで行った東京五輪・パラリン

ピック招致のプレゼンテーションで、東京電力福島第一原発の汚染水問題を

巡り「アンダーコントロール(状況はコントロール下にある)」と演説した

のは「国際社会への大きなうそ」と断言する。

 第2次安倍政権発足から7年目。政治的な発言が敬遠されがちな日本の

芸能界にあって行動する木内さんの原動力が知りたくなった。(後略)

     (1月23日毎日新聞夕刊1から2面「特集ワイド」より抜粋)

以下は有料サイトです

https://mainichi.jp/articles/20190123/dde/012/040/016000c

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