たんぽぽ舎です。【TMM:No3730】
6つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.たんぽぽ舎のフィールドワーク
ほんとうに日本列島は動いている−地震エネルギー−を痛感
たんぽぽ舎30周年によせて
菅井益郎 (たんぽぽ舎アドバイザー)
★2.埼玉県知事選挙は大野元裕さんの勝利、
さあ、日本を変えましょう! 浜島高治(神奈川県在住)
★3.96年経っても「自分は殺される側の人間なんだ」と
恐怖させる事件
在日は皆「精神的な遺族」です
殺したり殺されたりしないために!どうしたらいいの?
愼民子(シンミンジャ)(「一般社団法人 ほうせんか」)
メルマガ読者からの原発等情報1つ(抜粋)
黒木和也 (宮崎県在住)
★5.メルマガ読者からのイベント案内
(お問い合わせは主催者へ)
◆この悲劇 繰り返しはせぬ
★6.新聞より2つ
(8月27日茨城新聞朝刊22面より)
◆怒 日米合意 毒害食品輸入 米国産危険食品 日本に大量流入危機
安倍首相「遺伝子組み換えトウモロコシ」輸入決定
中国は「怪しい作物」を徹底拒絶
(8月27日発行「日刊ゲンダイ」3面より抜粋)
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※明日です! 8/28(水)学習会にご参加を!
「公益通報×司法取引・自己認証制度 通報者保護はどこへ!」
〜公益通報者保護制度改正とその問題点〜
講 師:光前幸一弁護士 (子ども脱ひばく裁判等弁護士)
日 時:8月28日(水)18:00〜21:00〔講師のお話は19時からです〕
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円(学生400円) 新ちょぼゼミ32回
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※9/4(水)2つの抗議行動にご参加を!
1.とめよう!東海第二原発 20年運転延長・再稼働ゆるすな!
日本原電本店抗議行動
日 時:9月4日(水)17:00より17:45
場 所:日本原電本店前
銀座線末広町駅4番出口より4分
共 催:再稼働阻止全国ネットワーク TEL 070-6650-5549
とめよう!東海第二原発首都圏連絡会
2.「第72回東電本店合同抗議」
東電は福島第一原発事故の責任をとれ!
日 時:9月4日(水)18:30より19:45
場 所:東京電力本店前
呼びかけ:「経産省前テントひろば」070-6473-1947
「たんぽぽ舎」 03-3238-9035
賛 同:東電株主代表訴訟ほか134団体
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┗■1.たんぽぽ舎のフィールドワーク
| ほんとうに日本列島は動いている−地震エネルギー−を痛感
| たんぽぽ舎30周年によせて
└──── 菅井益郎 (たんぽぽ舎アドバイザー)
◎ たんぽぽ舎の活動には現地を訪ね、地元の人々の話を聞くフィール
ドワークがある。それは会員間の相互理解と連帯を強めたといえる。
たんぽぽ舎発足5年後の1995年1月17日未明、M7.3、震度7の
阪神・淡路大震災が発生した。
そこで地質学者で地震と地盤から原発の危険性を唱えていた生越忠
さんの協力を得て地震研究会を組織し、きびしくも密度の高い研究会が
開始された。
◎ 研究会を進める中でやはり地震や断層の現場を見たいという要望が
高まり、1995年9月に、北伊豆地震(1930年)で表面に現れた丹那断層と
濃尾地震(1891年)で生じた岐阜県の根尾谷断層を見学するバスツアーを
おこなった(鈴木さん担当)。
カギ型に屈曲した跡を残す丹那断層に驚いたが、6メートルもの段差
になった根尾谷断層では皆、息を飲んだ。阪神・淡路大震災の震源と
なった野島断層も見に行った。
兵庫県南部地震に続いて毎年のようにM7前後の内陸地震が発生する
日本である。ほんとうに日本列島は動いているのだ!
◎ 2007年7月16日には柏崎原発正面の海で中越沖地震(M6.8)が発生
した。続いて2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震(M9)である。
東電福島第一原発の3機が炉心溶融し大量の放射能をまき散らした。
全国の原発も止まり、節電と再生可能エネルギーの普及により「原発
なくても電気は足りてる」状況が生まれたのに、政府と電力各社は原発
再稼働に邁進している。
◎ たんぽぽ舎では福島、東海、浜岡にも足しげく通ったし、柏崎刈羽に
も2012年、13年とバスを仕立てて再稼働反対のツアーをおこなった。
地震断層ツアーや再稼働反対の現地ツアーの外、たんぽぽ舎では日本
の「公害の原点」である足尾銅山鉱毒事件の被害地を訪ねるバスツアー
を4回ほどおこなった。私の専門なのでガイド役を買って出て、被害地
を見るだけでなく地元の田中正造や鉱毒事件の研究者活動家たちとも
交流した。
◎ 足尾では松木のハゲ山や急坂を上って赤い鉱泥で埋まった簀子
橋(すのこばし)堆積場を見下ろしたり、早朝の選鉱場に潜り込んだ
りした。
渡良瀬川中流域の被害地の毛里田(もりた)地区や被害民が結集した
雲龍寺、田中霊祠、そして最下流部の谷中村跡を含む広大な渡良瀬遊水
それは福島の将来を考えさせる旅でもあった。
※《事故情報編集部》より
菅井益郎氏の文章は、「たんぽぽ舎30周年によせて」の
メッセージとして11番目となります。
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┗■2.埼玉県知事選挙は大野元裕さんの勝利、
| さあ、日本を変えましょう!
└──── 浜島高治(神奈川県在住)
埼玉県知事選挙開票結果
大野元裕 923,482票
青島健太 866,021票
結果は、上記の通り、深夜の連絡では「予想してない完勝、皆様の
力強い協力の賜物」でした。
私は、柏崎刈羽原発の新潟県で知事選挙を2回体験しましたが、原発
反対の知事を誕生させることがどんなに大変か!
自民党県議が牛耳る埼玉県議会は「原発再稼働推進」を決議しまし
た。浦和駅前から県議会にデモをしたことがあります。
そういう状況でまともな人柄の知事が誕生しました。大野さんは県庁
舎立替えより先に、子供達に、福祉に、他と具体的に125項目の政策を
掲げる。
自民・公明すいせんの青島健太候補は「これから考えます」という
始末。
武蔵浦和の選挙事務所に行きました。天井からの支援者垂れ書きが右
からも左からも隙間なく一杯でした。
大野さんの祖父は名物献身川口市長。入院中も抜け出して市長業務に。
「おじいちゃん行っちゃだめ」と止めたら怒鳴り叱られた幼児記憶。
外交官としてイラク赴任中に戦争の地獄を知り、参議員時代はアベの
「避難する邦人を輸送する米艦防護」誤魔化しを論破し、安保法制廃止
に尽力。
枝野・玉木他野党4党の共闘が成り、共産党は一歩引いて
:8/21赤旗記事の見出しより:
「大接戦 埼玉知事選 『自民直轄知事』ご免 安保法制廃止・立憲主義
擁護貫く大野氏 大野候補勝利へ共闘加速」。
さらに、川口市長はじめ、まともな自民党の人々が大野さんを支持
したことです。そして、新聞紙上では見えませんが心ある市民の皆さん
が呼びかけをされたことです。
金曜日夕方の経産省前集会の終り頃、ふと気付くと久しぶりの
Aさん:職場は近くの三郷だ。明日、話すよ!
結果は投票率が5.68%増の32.31%と、16年ぶりに30%台を回復しま
した。アベ首相の後釜を狙う菅官房長官には大打撃になったこと
でしょう。
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┗■3.96年経っても「自分は殺される側の人間なんだ」と
| 恐怖させる事件
| 在日は皆「精神的な遺族」です
| 殺したり殺されたりしないために!どうしたらいいの?
└──── 愼民子(シンミンジャ)
(「一般社団法人 ほうせんか」)
(その3)(全6回の連載)
(その2)は8/23発信【TMM:No3727】に掲載
前2回は追悼する会の「追悼式の案内」と「墨田での歴史」報告
でした。3回目の今回は、自分の話をしようと思います。
◎ 私は1949年生まれでもうすぐ70歳を迎えます。
日本で生まれ日本の学校に通った在日韓国人であり朝鮮人であり(こ
の後、在日と書く)2世で、研究者でも学者でもないごく普通の生活者
である。この年齢の在日が、事件のことをどのように感じて生きて来た
かということを、知って頂きたい。在日でも、捉え方は各々違うし、
私が在日を代表するものでないことも当然ではありますが、一応お断
りします。
◎ 私が20歳の成人式(50年前!当時、各自治体による成人式に在日は
呼ばれることはなく、同胞の先輩たちが成人式を開いてくれた)で
出会った仲間と歴史や言葉や文化を学び合うようになった。
日本で生きずらさを感じていた私は、関東大震災の事件に出会い
「自分は殺される側の人間なんだ」と自覚した。
「朝鮮人だというだけで殺された」人たちの恐怖が、この身に刻まれ
た。「近所の人たちが、ことが起きたら殺しに来る」と連想する恐怖は
大きかった。
そして、「恐怖からどうしたら逃れられるのか」「自分や家族や友人
たちが殺されないためには、どうしたらよいのか」「日本人が殺さない
ようにするために何をしたらよいのか!」という課題を持った。
◎ 答えは「殺さない人を増やす」だった。「私が本名を名乗り(当時
は日本名を使っていた)、韓国朝鮮人であることを明らかにして生活す
る中で、日本人の敵ではなくて共に生きる仲間である」事をより多くの
日本人に知ってもらうことを目標にした。
しかし、びっくりした。まあ、私自身も歴史など知らないでいたのだ
けれども、「日本に韓国人朝鮮人が数多く住んでいる原因を知らぬ人
ばっかり」で、「知らんふりして触れないでおこう」みたいなスルーさ
れるわけで、まるで、自分が透明人間になった気分!
時々、語り合える友人が出来た時は嬉しかった。
数は少なかったけれどいた。
◎ たまたま、30歳で(追悼する会が活躍する)墨田区へ引越し、10年
ほどして、「追悼する会」と出会いました。
「在日の問題を日本の歴史の問題だ、政治的社会的な差別は日本社会
の問題だ」と捉える日本人との初めての出会いでした。即、仲間入りし
て30年経ちました。
日本人ばかりが集う会に在日が入って、やっと共に生きる社会を考え
る場になれたのではないかと、近頃、勝手に自負しているところです。
さて、会との出会いの中で、事件を調査・研究している方々が関東一
円におられることを知り、本も沢山出ていて、カルチャーショックは
大きかったです。
20歳の頃は、「事件の首謀者は自警団消防団在郷軍人だ」ほどの理解
で、国や軍隊警察の罪や責任話しはなかったですから。知らぬことは恐
ろしいことだとつくづく学んだわけです。
◎ 追悼碑の建立運動の中で、実に多くの墨田や近隣に生きる方々の
協力も得ることができました。やっと、「共に生きる街中の人びと」に
出会えた気がしたものです。
「殺される恐怖からの解放」がありました。そして、今、追悼碑建立
から10年が経ち、日本の各地から、中学生から年配者まで実に多くの方
が学びに訪ねてくださいます。
事件を学び追悼の意味を考えようとする方々に会って交流できるのが
とても嬉しい近頃です。
万が一にも、何かあっても、「殺してはいけない」と諌める人が確実
に増えているのを感じるからです。
◎ ここ数年、事件をなかったことにしようとする勢力が声を大きく
騒いでいますが、それ以上の方々が追悼碑を訪れていることを知って
ほしいです。
96年も前のことですが、実は、殺された側だけでなく、殺した側の
遺族や見てしまった方の苦しみを知る機会がありました。
どちらの側であろうと、この事件で生き苦しんでいる方がいる限り、
記憶を語り継ぐ語り部でありたいと私は思っています。
20年ほど前、息子が20代だった頃に語った言葉が決意を固くさせる
のです。「友達と、殺される恐怖を語り合った」と。
◎ 96年経っても、恐怖のままにいるのは、被害妄想だという人も
いらっしゃいますが、あなたはどう思いますか?
「貴方は遺族か」と聞かれることがよくあるが、「在日は精神的に
みな遺族です」と、私は答えるようになりました。(その4)に続く
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┗■4.東電、柏崎刈羽の再稼働を優先 廃炉日程は示さず…ほか
| メルマガ読者からの原発等情報1つ(抜粋)
└──── 黒木和也 (宮崎県在住)
地元からどういう形で6、7号機の再稼働についての同意を
得られるかは不透明だ
8/26(月)20:04配信「産経新聞」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190826-00000563-san-bus_all
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┗■5.メルマガ読者からのイベント案内
| (お問い合わせは主催者へ)
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◆この悲劇 繰り返しはせぬ
日 時:9月1日(日)11時開会
場 所:東京・墨田区横網町公園 (JR両国駅西口より徒歩7分)
事務局・日朝協会東京都連合会 TEL 03-3230-2382
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┗■6.新聞より2つ
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日本原子力発電(原電)東海第二原発(東海村白方)について、再稼働に
反対する請願書と笠間市民1500人超の署名が26日、笠間市議会に提出
された。
請願者は笠間市南友部区長会(山口裕代表)。請願は9月議会で審議
される見込み。
東海第二原発の再稼働に反対する意見書を出すよう求める内容で、
意見書の提出先は知事、東海第二原発再稼働に関する事前了解権を持つ
6市村の首長としている。
請願書では「過酷事故が起きたときに避難計画に基づいて安全に
避難することは不可能。老朽化した不要、不急、高コストの東海第二
原子力発電所の再稼働は絶対にするべきではない」などと主張
している。 (8月27日茨城新聞朝刊22面より)
◆怒 日米合意 毒害食品輸入 米国産危険食品 日本に大量流入危機
安倍首相「遺伝子組み換えトウモロコシ」輸入決定
中国は「怪しい作物」を徹底拒絶
トランプ大統領に米国産牛肉や豚肉の市場開放をのまされた安倍
首相。さらに“おまけ”とばかりに、米国で余った飼料用トウモロコ
シ250万トンの購入まで押し付けられた。トランプは「中国がトウモロ
コシ購入の約束を反故にした」「安倍首相が全て買ってくれる」と
大喜び。実は、このトウモロコシが厄介なのだ。(中略)
農業問題に詳しいジャーナリストの天笠啓祐氏は、「米国産トウモロ
コシの約9割が遺伝子組み換え」と本誌に語った。(後略)
(8月27日発行「日刊ゲンダイ」3面より抜粋)
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