たんぽぽ舎です。【TMM:No3766】地震と原発事故情報−5つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No3766】

2019年10月11日(金)地震原発事故情報−

               5つの情報をお知らせします

                        転送歓迎

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★1.10/8関西電力高浜原発抗議行動に参加して

   関電幹部、政治家、自治体市長・幹部職員ら

   アングラマネーを受け取った全員に刑事罰を!

   原発全部撤廃をさせよう!

   関西電力金品授受、安倍政権を倒そう!

             山田和秋(たんぽぽ舎ボランティア)

★2.沖縄県玉城デニー知事就任から1年…米国を訪れ訴えた

   全国キャラバン(東京、大阪、名古屋)で

   沖縄の基地負担の現状などを伝えた

  辺野古新基地は埋め立てだけで約35年かかる

   大浦湾は最深90mに及ぶ軟弱地盤

         千葉和夫(たんぽぽ舎ボランティア、在沖縄)

★3.火災保険が下りない…地震後に発生する「通電火災」

  難解な「地震免責約款」に留意を

  警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識 その316

                 島村英紀(地球物理学者)

★4.関西電力、「第三者調査委員会」に限界あり

  会社法違反(贈収賄)の疑い…ほか

  メルマガ読者からの原発等情報4つ(抜粋)

                黒木和也 (宮崎県在住)

★5.新聞より1つ

  ◆超巨大台風19号福島第一原発を直撃する!

   汚染水ダダ漏れ 排気筒が吹き飛ぶ 恐怖 放射性物質ベッタリ

         (10月11日発行「日刊ゲンダイ」3面より抜粋)

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※10/16日(水)学習会にご参加を!

    「原賠法と経理的基礎」

   日本原電にも東京電力にも経理的基礎はない

     〈東電は責任を取れ第31回講座〉

 講 師:堀江鉄雄さん(東電株主代表訴訟原告代表)

 日 時:10月16日(水)19時〜21時

 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 参加費:800円(学生400円)

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※10/17日(木)シンポジウムにご参加を!

台風15号による千葉等大停電問題 東電だらしないぞ」

「森田千葉県知事も安倍首相もメディアも責任あり」

実態・原因・対策シンポジウム 8人のレポート

報告者:武笠紀子さん(反原発自治体議員・市民連盟 松戸市在住)

    上岡直見さん (環境経済研究所代表)

    柳田 真さん (真っ暗闇の4日間 千葉市在住)

    安藤多恵子さん(市民エネルギー研究所)

    菅井益郎さん (国学院大学名誉教授)

    山崎久隆さん(たんぽぽ舎副代表)

    浅野健一さん (アカデミックジャーナリスト)

    なのはな生協理事長(文書参加)

    参加者からの発言も歓迎

 

 日 時:10月17日(木)18時〜21時

 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 参加費:800円

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※9/22「たんぽぽ舎30周年記念の集い−命と大地を放射能から守れ−

原発やめようみんなの想い」がユープラン三輪祐児氏のご協力により

YouTube」にアップされています。

ご覧いただければ幸いです。

1.小出裕章さん講演「原発にしがみつく日本 なぜ?どうする?」

https://www.youtube.com/watch?v=yHWnHQhamX4

2.「7人のリレートーク」はこちらを

https://www.youtube.com/watch?v=QVGUcIgy1I8

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┗■1.10/8関西電力高浜原発抗議行動に参加して

 |  関電幹部、政治家、自治体市長・幹部職員ら

 |  アングラマネーを受け取った全員に刑事罰を!

 |  原発全部撤廃をさせよう!

 |  関西電力金品授受、安倍政権を倒そう!

 └──── 山田和秋(たんぽぽ舎ボランティア)

  『原発マネーで私腹を肥やすな!関電はもう原発やめろ!』

           10/8関西電力高浜原発抗議行動の横断幕より

 10月8日(火)、関電高浜原発抗議行動に参加、朝、大雨が降っていた

にもかかわらず、原発前ではピタリと雨が止んだ。

 天は我らに味方か?展望台から高浜原発前までデモンストレーション。

 私は原発前で「関西電力幹部に刑事罰を」と訴えた。

 午後から高浜市役所前でシュプレヒコール原発マネー34億円かけた

およそ周囲にそぐわない豪華庁舎。数人の職員が出てきて、不安げに

見つめていた。

なぜ刑事罰が必要か?

1.3億2千万円(2006年以前を加えると実際はこの数倍であろう)

もらっていながら、「不適切ではあるが、違法性はない」など子供だま

しのような言葉、これが通るなら、警察も検察いらない。

2.全部ではなく、一部返却したというが、金沢国税局の査察が入った

後、もし査察がなければ全員猫ババか。

3.事前に工事費用をしらせ特注。民間企業なら、贈収賄が成立する。

私たちの電気料金という公益性の高い資金がキックバックされたのが

明白であるが故に当然刑事罰に相当する。

4.責任を取って八木関電会長だけが辞めて、なぜ岩根関電社長は

辞めないか。「第三者委員会」の答えはすでに出ている。岩根関電

社長からカネをもらって、岩根の意向に反する答えがでる訳ない。

5.橋本徹のように選ばれたら、たっぷりとオカネをもらうと公言

している。

6.岩根関電社長がすぐ止めないのは不利な結論を出させないため。

7.「第三者委員会」は国会で選出、国民が納得する人選にするべき。

8.彼らの行為は背任罪にも問える。

政治家の刑事罰

1.安倍お気に入りの「稲田朋美」の場合

 「吉田開発」社長吉田、後援会会長だった。元助役森山が顧問の会社

から48万円の献金。関電関係会社パーティー券40万、他の電力会社から

46万。すべて原発マネーのキックバックと見て差し支えないだろう。

刑事罰に相当する。

2.世耕弘成参議院幹事長の場合

 原発メンテナンス受注「柳田産業」(関電から5年間で149億円受注)

社長から600万円献金を受けていた。これも原発マネーのキックバック

刑事罰に。

3.菅原一秀経済産業大臣の場合

 関電に怒りをぶつけているが、自身の「加計学園」から200万円

献金は?

4.原子力ロビー「電気事業連合会」は自民党政治団体に数億円献金

 東京電力など原子力発電所を持つ電力9社が揃って国会議員の政治

資金パーティーのパーティー券を「電事連」を窓口にして購入。

 例えば、竹本直一議員の場合2年間で11回分400万円になる。公益企業

である電力会社が個人の献金に関与することは特別背任にならないか。

※関連記事紹介

関西電力原発マネー汚染」

高浜町元助役はなぜわざわざゴールドを選んで

 関電幹部に贈ったのか』「原発小判」と「原発金貨」フォトルポ

 高浜町の行政関係者が言う。

「僕らは子供の頃から、親や祖父に『この町に雇用とお金を持って

きたのは森山さん。町の施設は、森山さんのおかげ』って言われたもの

です。役場の職員は、森山さんの前では皆、直立不動でした」 (中略)

 森山氏の古くからの知人はこう言う。

 「森山さんの唯一の趣味は将棋で、物事を理詰めで考える人でした。

関電の幹部にゴールドを渡していたのも、計算ずくだと思います。あか

らさまに現金を渡せば拒否されるかもしれないが、昇進などのお祝い事

に記念品だと言って小判や金貨を贈れば、先方も受け取りやすい。

しかも、現金と同様の価値があることは一目瞭然ですからね」

辞任で終わりではない

 10月9日になって関電の八木誠会長は辞任を発表し、岩根社長も辞意

を表明した。だが、これは遅きに失した。

 ジャーナリストの大谷昭宏氏が語る。「関西電力は、森山氏から金品

を受け取らざるをえなかったのは背景に人権問題があるからだ、と暗に

言うことで世間を納得させようとした。巧妙で卑劣なやり方です。

会長、社長は辞任するなら、最初に辞めて、調査には全面的に協力する

と言えばよかった。金品の受け取りと原発事業はどう関係するのか、

その肝心なことを隠蔽するためにこのタイミングで辞めるだけです。

今回の件で明らかになったのは、原発の役割はエネルギーの循環ではな

く、原発マネーの循環だったということですよ」

 会長、社長以下、関西電力の幹部が、原発マネーにまみれたゴールド

を受け取っていた事実はあまりに重い。

   (「FRIDAY フライデー」2019年10月25日号より抜粋)

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┗■2.沖縄県玉城デニー知事就任から1年…米国を訪れ訴えた

 |  全国キャラバン(東京、大阪、名古屋)で

 |  沖縄の基地負担の現状などを伝えた

 | 辺野古新基地は埋め立てだけで約35年かかる

 |  大浦湾は最深90mに及ぶ軟弱地盤

 └──── 千葉和夫(たんぽぽ舎ボランティア、在沖縄)

沖縄県玉城デニー知事は10月4日で就任から1年を迎えた。

知事は辺野古新基地の問題について「自分のこととして考えてほし

い」と全国へ発信を強めている。

10月14日から米ワシントンなどを訪れ、今年2月14日県民投票で、

辺野古埋め立て反対が投票総数の71.7%を占めた“民意”を直接伝える。

 日本政府には「対話による解決」を求めつづけているが実現していな

い。全国トークキャラバンでは東京、大阪、名古屋で沖縄の基地負担の

現状などを伝えて来た。

しかし、現実は厳しく政府は辺野古の埋め立て工事を続け、毎日大量

の赤土を海に投下している。大浦湾では軟弱地盤、活断層の問題はある

沖縄県は有力な工事を阻止する手段は見つかっていない。

◎ 昨年(2018年12月14日)から始まった土砂の埋め立てはあと2ヶ月で

まる1年となる。全体に必要な土砂の量は350万台分であり、12月13日

まで仮に10万台投下したとしてもこのまま行くと土砂の埋め立てだけで

約35年(350万÷10万)かかることになる。

 従って、首相以下関係者がよく言っている「普天間の代替え」には

ならない。世界一危険な基地「普天間」をこれから30年以上もそのまま

にしておくわけにはいかない。

◎ 今現在は、比較的簡単な浅い海を埋めている。政府防衛局にとって

難関は大浦湾だ。活断層と推測される辺野古断層と楚久(そく)断層の

周辺に広がる最深90mに及ぶ軟弱地盤が立ちはだかる。大浦湾の埋め立

て予定地の約60%で地盤改良が必要とされる。

 しかし、国内のみならず世界でも施工実績があるのは70mまでで、

それ以上の深さの工事実績もなく、工事船もない。

 7万7千本もの「砂杭」の打設、「敷き砂」・「砂杭」の650万立方

メートルの砂(沖縄の年間海砂採取量の3〜5年分)、地盤改良工事の

最低5年におよぶ工期、大規模工事による深刻な環境破壊、さらにとて

つもない費用だ。

 ここの活断層に対して「活断層は無い」と「閣議決定」したことには

怒りを通り越し、もはや悲劇だ。

 今回は辺野古新基地建設中心に書いた。

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┗■3.火災保険が下りない…地震後に発生する「通電火災」

 | 難解な「地震免責約款」に留意を

 | 警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識 その316

 └──── 島村英紀(地球物理学者)

 9月9日に東京湾に入りこんで来た台風15号

 千葉県の大規模停電はほぼ解消したが、3週間近く長引いた。一時は

64万戸にも達した。自然災害では2011年の東日本大震災以降で最大の

ものになった。

 そして、停電から回復する過程で、恐れていた通電火災が起きた。

 千葉市では停電から復旧した住宅から出火。木造2階建てを全焼し

男性が逃げる際にけがを負った。男性は停電で避難して15日に自宅に戻

り、ブレーカーを入れた数時間後に火災が起きたという。千葉・君津市

でも住宅に隣接する倉庫が全焼した。

 水没などで故障状態になった家電を通電させると、ショートや異常な

発熱で火災が発生する恐れがある。なかでも、家屋の屋根裏や壁の内側

にある電気配線に損傷があると外からは見えない。

 電力会社は、漏電や家の中で倒れている電気器具などにお構いなし

に、電気を復旧する。地震などの際にガス会社が1軒1軒を回ってガス

漏れがないことを確認しながらガスを使えるようにしていくのと

違って、電力会社は、一斉に電気を流す。

 阪神淡路大震災(1995年)では最大9日もあとで通電火災が起きた。

地震の当日ではなくて1日後のものが21件、2日目以降9日目までの

出火が58件もあった。これは類焼ではない。

 あとからの出火の多くは「原因不明」とされている。だが電力会社が

送電を再開したために発火した通電火災もかなり含まれていたと考えら

れている。

 大地震のときには台風よりもはるかに多くの電気器具が家中に倒れて

いただろう。とくに阪神淡路大震災が起きたのが真冬の1月だったか

ら、スイッチが入った暖房器具が多数倒れていたに違いない。

 この通電火災で火災保険が下りなかったことを知っている人は

少ない。火災保険という名前から紛らわしいが「火災」で燃えても火災

保険は支払われなかったのだ。

 保険会社には「地震免責約款」があって火災保険金や共済金の支払い

をしなかった。この約款には「火災保険では、地震を原因とする火災に

よる損害や、地震により延焼・拡大した損害は補償されません」とある。

 しかし、この地震免責条項は法律の専門家から見ても言葉が入り組ん

でいて難解なものだ。一般の人が理解するのは容易ではない。ほかの

保険の約款と同じく、虫眼鏡を使わないと読めないような小さい字で

書いてある。

 阪神淡路大震災では火災保険金の支払いを請求して裁判になった

ケースもあった。保険加入者側の敗訴という判決だった。

 米国でもこの通電火災は地震のあとの多くの火災の原因になった

ことがある。

 千葉の場合は、火災保険に入っていれば保険が下りるかもしれない。

しかし地震の場合にはずっと複雑なのである。地震保険に入っていなけ

れば支払われないし、地震保険に入っていても火災保険の半分しか

補填されない。通電火災も半分だ。

 大規模地震が起きるかもしれない日本では「通電火災」について

よく知っていたほうがいいだろう。

 (島村英紀さんのHP http://shima3.fc2web.com/

島村英紀が書いた『夕刊フジ』のコラム」より9月27日の記事)

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┗■4.関西電力、「第三者調査委員会」に限界あり

 | 会社法違反(贈収賄)の疑い…ほか

 | メルマガ読者からの原発等情報4つ(抜粋)

 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.関西電力、「第三者調査委員会」に限界あり

  会社法違反(贈収賄)の疑い

  10/10(木)5:45配信「東洋経済オンライン」

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191010-00307542-toyo-bus_all

2.関西電力の深刻すぎる闇…

  検察が動かざるを得ない「これだけのワケ」

  10/10(木)7:01配信「現代ビジネス」

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191010-00067704-gendaibiz-bus_all

3.関西電力の闇…会長が辞任しても社長が「調査後」まで居座る理由

  10/10(木)7:01配信「現代ビジネス」

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191010-00067702-gendaibiz-ind

4.関電問題の核心、メディアが触れない「森山元助役」影響力の源泉

  10/10(木)8:00配信「デイリー新潮」

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191010-00586513-shincho-soci

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┗■5.新聞より1つ

 └──── 

 ◆超巨大台風19号福島第一原発を直撃する!

  汚染水ダダ漏れ 排気筒が吹き飛ぶ 恐怖 放射性物質ベッタリ

    (前略)

 とりわけ懸念されているのが、台風19号の予想進路上にある福島第一

原発だ。

 福島第一原発は過去、台風による大雨で原発周辺の地下水位が上昇。

原子炉冷却などに使われた汚染水を処理した水をためるタンク周囲の

漏水防止用のせきから水があふれ出したり、やむを得ずに放射性物質

濃度が法定基準を下回る水に限って海洋放出したりしていた。

 今回は超巨大ゆえ、直撃すればどんなことが起こるか分からない。

     (後略)  (10月11日発行「日刊ゲンダイ」3面より抜粋)

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 故情報」へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致

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  郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎 口座番号 00180-1-403856

☆《事故情報編集部》より

 メールマガジン読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他

 投稿(「川柳・俳句・短歌」など)を歓迎します。

1.「投稿」のテーマは、「原発問題」が中心軸ですが、エネルギー、

 自然、政治・経済、社会、身近な生活も歓迎します。

2.原稿に「見出し」をつけて下さい。(「見出し」は1行見出しよりも

 2行又は3行見出しの方が読む人にとってわかりやすい)

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 書きで「所属・団体名」か「在住県名」を記載して下さい。

 例:たんぽぽ花子(たんぽぽ舎)、たんぽぽ太郎(東京都千代田区在住)

3.「集会・デモ・講演会等のお知らせ」の投稿に関しては、どの団体・

 グループも平等に掲載する基本方針です。

 そのため日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先など

 必要事項を400文字以内でお送り下さい。

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 及び本文をお送り下さい。件名に「メルマガ掲載希望」と明記して下さい。

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たんぽぽ舎です。【TMM:No3765】地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No3765】

2019年10月10日(木)地震原発事故情報-

               5つの情報をお知らせします

                        転送歓迎

━━━━━━━ 

★1.勢力の強い台風19号にご用心・ご用心

   東電の電柱はなぜ弱かったか?

   九州電力の応援作業員いわく…千葉の電柱や

   電線は総じてもろい

   沖縄電力の鉄塔は風速60m、

   九州電力(強風地区)も風速50mに耐える

                  柳田 真(たんぽぽ舎)

★2.「甲状腺がん・がんの疑い」

   患者数の正確な把握求め、NPO会見

  集計されていない子どもの存在、再び指摘

                藍原寛子 (ジャーナリスト)

★3.急きょ関西電力幹部の辞任は安倍政権の目くらまし

  安倍総理を含め麻生副総理など権力の中枢は

  去年から知っていた…ほか

  メルマガ読者からの原発等情報3つ(抜粋)

                黒木和也 (宮崎県在住)

★4.メルマガ読者からのイベント案内

           (お問い合わせは主催者へ)

  ◆10/28(月)パレスチナ-沖縄-福島

   国際連帯フェスティバル・東京公演

   祝・救援連絡センター創立50周年!

  ◆民をだまし大地と海を汚した東京電力と政府の責任を問う!!

   10/30(水)井戸川裁判(福島被ばく訴訟)第16回口頭弁論のご案内

   報告集会 会場:衆議院第二議員会館

★5.雑誌より1つ

  ◆〈関西電力とブラックマネー〉

   関西電力会長の退職金は10億円

       (10月8日発売「女性自身」10.22・29合併号より抜粋)

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関西電力東京支社抗議行動にご参加を!

 第1回:10月11日(金)17:30~18:30

あすは台風19号の接近により荒天が予想されます。

13時~14時の間で実施するかどうか判断します。

たんぽぽ舎 03-3238-9035 へお電話下さい。

 第2回:10月18日(金)17:30~18:30

 場 所:関西電力東京支社前(日本プレスセンターの近く)

      (千代田区内幸町2-1-6 日比谷パークフロント)

 共 催:「再稼働阻止全国ネットワーク」TEL 070-6650-5549

     「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」

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※10/16日(水)学習会にご参加を!

    「原賠法と経理的基礎」

   日本原電にも東京電力にも経理的基礎はない

     〈東電は責任を取れ第31回講座〉

 講 師:堀江鉄雄さん(東電株主代表訴訟原告代表)

 日 時:10月16日(水)19時~21時

 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 参加費:800円(学生400円)

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※9/22「たんぽぽ舎30周年記念の集い-命と大地を放射能から守れ-

原発やめようみんなの想い」がユープラン三輪祐児氏のご協力により

YouTube」にアップされています。

ご覧いただければ幸いです。

1.小出裕章さん講演「原発にしがみつく日本 なぜ?どうする?」

https://www.youtube.com/watch?v=yHWnHQhamX4

2.「7人のリレートーク」はこちらを

https://www.youtube.com/watch?v=QVGUcIgy1I8

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┗■1.勢力の強い台風19号にご用心・ご用心

 |  東電の電柱はなぜ弱かったか?

 |  九州電力の応援作業員いわく…千葉の電柱や

 |  電線は総じてもろい

 |  沖縄電力の鉄塔は風速60m、

 |  九州電力(強風地区)も風速50mに耐える

 └──── 柳田 真(たんぽぽ舎)

◎またまた、強烈な台風が近づいてきている。10月11日(金)、12日(土)

が危ない!

 前回、9月9日千葉県等をおそった台風15号は、風速57.5m。

 今回の台風19号は、中心気圧915ヘクトパスカル(10月10日15時)で、

 台風15号より勢力は強い。

 もし、東京を直撃すれば大被害の可能性がある。

◎10/7(月)6:15配信「週刊プレイボーイNEWS」に、「東電の電柱がなぜ

弱かったか」の記事が載っている。参考になるので一部を紹介。

千葉県を襲った台風で2000本が倒壊・損傷

東電の電柱はなぜ弱かった?

・9月9日未明に上陸し、千葉県に甚大な被害をもたらした台風15号

千葉市、木更津(きさらづ)市などで観測史上最大となる瞬間風速を

記録し、県内約2000本の電柱や、君津市の送電線の鉄塔2基の倒壊・

損傷が、その後の大規模停電の原因になった。

 台風上陸から10日後、送電復旧作業の応援に駆けつけていた九州電力

の作業員は、週プレ記者にこうつぶやいた。

 「これまで全国各地の災害現場で復旧作業に当たってきましたが、

千葉の電柱や電線は総じてもろいです」

・どういうことか?

 電力各社は、経済産業省が定める「電気設備技術基準」に沿って送配

電設備の設計や設置を行なう。鉄塔や電柱は省令で毎秒40mの強風にも

耐えられる設計を求めており、東京電力管内でも「風速40m基準で設計

していた」(東京電力パワーグリッド・広報)というが、今回の台風で

は瞬間風速50m以上を記録し、多くの電柱が倒壊してしまった。

 ただ、台風被害の多い他地域の電力会社は独自に手を打っている。

沖縄電力の鉄塔は「風速60mの風圧荷重に耐えられる設計」(同社

広報)とし、九州電力も「過去に台風で大きな被害が出た地域は『強風

地区』に指定し、電柱や鉄塔を風速50mに耐えうる設計にしている」(

同社広報)という。

 東電管内でも、過去に同様の台風被害は起きている。例えば2002年10

月、関東地方を通過した台風21号による強風を受け、茨城県鹿嶋市など

送電鉄塔9基が折損・倒壊、約60万軒が停電した。

・東電から送配電設備の設置や改修を請け負う電気工事会社の社長が

こう話す。

 「当時(2002年)、倒壊した鉄塔は風速40m基準でした。国や東電は

事故原因の検証を行ないましたが、強度基準が見直されることは

なかった。千葉県の被災状況を見ると、もっと過去の教訓が生かされて

いれば…との思いはぬぐい切れません」(後略)

 (10月7日6:15配信「週刊プレイボーイNEWS」より抜粋)

  詳しくはこちらを

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191007-01098750-playboyz-soci

◎なお、「台風-停電-市民生活防衛」を掲げて10月17日(木)にシンポ

ジウムをもちます。

 8人目のレポーターとして上岡直見さんが加わります。

10/17日(木)シンポジウムにご参加を!

台風15号による千葉等大停電問題 東電だらしないぞ」

「森田千葉県知事も安倍首相もメディアも責任あり」

実態・原因・対策シンポジウム 8人のレポート

報告者:武笠紀子さん(反原発自治体議員・市民連盟 松戸市在住)

    上岡直見さん (環境経済研究所代表)

    柳田 真さん (真っ暗闇の4日間 千葉市在住)

    安藤多恵子さん(市民エネルギー研究所)

    菅井益郎さん (国学院大学名誉教授)

    山崎久隆さん(たんぽぽ舎副代表)

    浅野健一さん (アカデミックジャーナリスト)

    なのはな生協理事長(文書参加)

    参加者からの発言も歓迎

 

 日 時:10月17日(木)18時~21時

 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 参加費:800円

┏┓ 

┗■2.「甲状腺がん・がんの疑い」

 |  患者数の正確な把握求め、NPO会見

 | 集計されていない子どもの存在、再び指摘

 └──── 藍原寛子 (ジャーナリスト)

〇 経過観察中に甲状腺がんと診断 手術受けても調査集計に反映なし

 2011年から福島県が実施している震災当時18歳以下の子どもを対象に

した県民健康調査の甲状腺検査で、「県が発表している甲状腺がん

その疑いのある患者数は、実際の数より少ないのではないか」という

疑問が再び提起された。

 「NPO法人 3・11甲状腺がん子ども基金」(崎山比早子代表理事)

が福島と東京で記者会見し、同基金が行う療養給付事業の申請状況を

発表。申請者のうち、少なくとも実際に「甲状腺がん・がんの疑い」

とされた18人が、県民健康調査の患者数に含まれていない可能性がある

と指摘した。

 福島県は集計方法について、ホームページ上で「二次検査で経過観察

となり、保険診療を受けていた人が、経過観察中に甲状腺がんと診断さ

れて手術を受けた場合、さかのぼって県民健康調査の「悪性ないし悪性

疑い」の数に反映されたり、手術症例に反映されないことになって

いる」と明記。

 その理由として、保険診療の中での診断などの診療情報や手術件数の

把握の困難さを挙げている。担当者は「県民健康調査検討委員会で決め

られた調査方法で把握し集計している。(同基金が)集計外と指摘された

人が集計外かどうかは確認できない」と話す。

 ただ、県が把握する甲状腺がんの子どもの人数は県民健康調査での数

であり、「実際にはその数より多くの患者が存在している可能性」を

完全に否定はしていない。

 同基金の崎山理事長は「根本的な問題は、実数がわかっていないの

に、わからない数字を元にして放射線の影響を検討していること。これ

まで県には患者数をきちんと把握してほしいと要望してきたが、状況は

まったく改善されていない。

 検討委員会は甲状腺がん放射線の因果関係を検討するのが任務の

一つ。科学的に正しい結果を出すためにも、がんに罹患されている方た

ちの一部でも取りこぼしたまま、評価が行われることがないよう強く

要望する」と述べた。

〇 事故当時18歳以下の153人 甲状腺がん基金の給付金申請

 同基金から療養費の給付を受けた人数は、16年12月から今年7月

まで、事故当時18歳以下の153人(福島県在住101人、県外52人)

 このうち、原発事故当時5歳だった3人から給付申請があり、がんが

見つかったのはそれぞれ2,3,4巡目の調査だ。申請者のうち、県外

で診察を受けてがんが見つかった人はこのほかに16人おり、最高で18人

が集計漏れ(1人は後に集計に含まれた模様)の可能性がある。

 19年7月8日に開かれた県民健康調査検討委員会では、「甲状腺がん

・その疑い」の患者は調査3巡目で24人(事故当時5歳から16歳)、

4巡目で5人(4歳から12歳)と報告された。基金に申請した4歳児3人

から見ると、県調査の2,3巡目には4歳児が含まれておらず、「発表

から漏れている状況だと思われる」(同基金

 また、基金では、患者と家族の同意を得て、経緯を報告している。

3巡目調査の発表から漏れた5歳未満の一人は、1巡目と2巡目の調査

は「A1」(問題なし)の判定。17年度末の3巡目でB判定を受け、穿刺

細胞診(針を刺して細胞検査をする)をしたが判定がつかず、保険診療

移行観察中にがんと診断され、19年3月に手術した。

 以前から県は「保険診療に移行した後に甲状腺がんと診断された人

は、県が行っている県民健康調査での患者数にはカウントされない」

と説明し、集計されない患者のルートがあることを明らかにしている。

ちょうど1年前の18年7月には、11人の集計漏れがあったとして、

患者数を修正した。

 福島県内の子どもの甲状腺がんの実数が正確に把握されていない

可能性があるとすれば、行政の調査の正確性や政策への信頼が揺らぐ。

 「県民のため、患者を支援するため」に行われているはずの調査で、

集計されないことで支援から漏れる患者の存在と、患者間での支援の

不平等の問題は依然として残ったままだ。

 (「THE BIG ISSUE JAPAN」367 2019.9.15「被災地から」より)

┏┓ 

┗■3.急きょ関西電力幹部の辞任は安倍政権の目くらまし

 | 安倍総理を含め麻生副総理など権力の中枢は

 | 去年から知っていた…ほか

 | メルマガ読者からの原発等情報3つ(抜粋)

 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.急きょ関電幹部の辞任と第三者委員会のスタートは

  安倍政権の目くらまし 安倍総理を含め麻生副総理など

  権力の中枢は去年から知っていた

  田中良紹(ジャーナリスト)10/10(木)2:42 有料記事)

https://news.yahoo.co.jp/byline/tanakayoshitsugu/20191010-00146098/

2.「原子力村の常識は一般と乖離している」

  「原発再稼働は『一部の利権者のため、お金のため』

  とよく分かった」関電会長、社長辞任で避難女性

  10/9(水)21:23配信「神戸新聞NEXT」

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191009-00000023-kobenext-soci

3.八代英輝弁護士 関電会長辞任の意向に「特別背任に関して

  検察サイドは立件すべき」

  10/9(水)12:24配信「スポニチアネックス」

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191009-00000129-spnannex-ent

┏┓ 

┗■4.メルマガ読者からのイベント案内

 |         (お問い合わせは主催者へ)

 └──── 

 ◆10/28(月)パレスチナ-沖縄-福島

  国際連帯フェスティバル・東京公演

  祝・救援連絡センター創立50周年!

  パレスチナ・グレートリターンマーチに連帯しよう!

日 時:10月28日(月)18時開場 18時45分開演

会 場:なかのZERO大ホール

     (中野区中野2-9-7、JR中野駅南口徒歩8分)

出 演:DELI、K DUB SHINE、蝦名宇摩、MC GAZA(パレスチナ)、

    渋さ知らズオーケストラ、以上出演順

主 催:実行委員会

     (港区新橋2-8-16石田ビル5階、救援連絡センター気付)

入場料:前売3000円、当日3500円、中学生1000円、

    同伴の小学生以下無料、

    障がいのある方1000円(付き添いの方1名様まで無料)、

    全席指定

〈チケットの購入方法〉

1.電話での申し込み:03-3591-1301(救援連絡センター

2.ローソンチケット:Lコード 72354

3.イープラス

4.メールでの申し込み:i.solidarity.fes.2019@gmail.com

5.模索舎(新宿区新宿2-4-9)

*郡山、大阪、福岡、那覇公演につきましては

https://greatreturnmarch.org

  または、救援連絡センターまでお問い合わせください。

 ◆民をだまし大地と海を汚した東京電力と政府の責任を問う!!

  10/30(水)井戸川裁判(福島被ばく訴訟)第16回口頭弁論のご案内

日 時:10月30日(水)9時40分より地裁前で事前集会  10時30分開廷

(傍聴先着順。10時までにお越し願います)

場 所:東京地裁103号法廷

報告集会:(同日)会場:衆議院第二議員会館・1階多目的会議室

開場12時 開始12時30分より16時まで

井戸川裁判を支える会 稻垣(080-4865-3159)

 「あなたも参加!古川弁護士・井戸川 白熱談論」

  元双葉町町長の井戸川克隆さんと古川元晴弁護士さん(元京都地検

検事正) お二人と参会者まじえ、熱く意見交換!!

  福島第一原発事故での東電、政府の責任を、首長としてただ一人、

明らかにする訴訟。

  双葉町町長と町民が、東電、政府からどのように対応されたか、

また、同じ過ちを犯させないため、どうすべきか、問う裁判。

 多くの方の傍聴をお願いします。

┏┓ 

┗■5.雑誌より1つ

 └──── 

 ◆〈関西電力とブラックマネー〉

  関西電力会長の退職金は10億円

  1987年解任の芦原義重 10億円前後

  2006年秋山喜久会長 10億円以上も

  2006年株式報酬制度への改定=退職金額がわからぬように

      (10月8日発売「女性自身」10.22・29合併号より抜粋)

────────── 

☆ひきつづき、たんぽぽ舎の活動・日刊メルマガ=「地震原発

 故情報」へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致

 します。

  郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎 口座番号 00180-1-403856

☆《事故情報編集部》より

 メールマガジン読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他

 投稿(「川柳・俳句・短歌」など)を歓迎します。

1.「投稿」のテーマは、「原発問題」が中心軸ですが、エネルギー、

 自然、政治・経済、社会、身近な生活も歓迎します。

2.原稿に「見出し」をつけて下さい。(「見出し」は1行見出しよりも

 2行又は3行見出しの方が読む人にとってわかりやすい)

 執筆者名(基本的に本名でお願いしています)と執筆者名の後にかっこ

 書きで「所属・団体名」か「在住県名」を記載して下さい。

 例:たんぽぽ花子(たんぽぽ舎)、たんぽぽ太郎(東京都千代田区在住)

3.「集会・デモ・講演会等のお知らせ」の投稿に関しては、どの団体・

 グループも平等に掲載する基本方針です。

 そのため日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先など

 必要事項を400文字以内でお送り下さい。

 件名に「イベント案内掲載希望」と明記して下さい。

 日程が直前にならないよう余裕を持っていただけると幸いです。

 メールマガジンへのイベント案内は1回だけの掲載とさせていただきます。

4.集会や行動の参加報告等に関しては600文字以内で、タイトル(見出し)

 及び本文をお送り下さい。件名に「メルマガ掲載希望」と明記して下さい。

「投稿」の送付先はたんぽぽ舎のアドレス「 nonukes@tanpoposya.net 」です。

なお、お送り頂いた投稿は紙面の制限上掲載できない場合もあります。

ご了解下さい。

────────── 

 ◆このメールマガジンのバックナンバーは、ホームページの「メルマ

  ガ:地震原発事故情報」をご参照下さい。

 ◆メールマガジンをお送りします

  たんぽぽ舎では、「地震原発事故情報」(メールマガジン)を

  発信しています。

   ご希望の方は、件名を「アドレス登録希望」として、ご自身の

  Eメールアドレスからご氏名とともにたんぽぽ舎あてにメールを

  送ってください。

   違うアドレスから「こちらのアドレスに送って」ということは

  間違いの元となりますのでやめて下さい。

  登録できしだい発信致します。

 ・配信先のアドレス変更のご連絡は「旧アドレス」もお知らせ下さい。

 ・配信削除につきましても以下のアドレスに直接メールを下さい。

  たんぽぽ舎のメールアドレス: nonukes@tanpoposya.net

 ◆携帯電話への送信は、容量が多いためか全文表示できない例があり

  ます。

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たんぽぽ舎は、月曜~土曜13:00~20:00オープン、

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   口座番号 00180-1-403856

たんぽぽ舎です。【TMM:No3764】地震と原発事故情報−6つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No3764】

2019年10月9日(水)地震原発事故情報−

               6つの情報をお知らせします

                        転送歓迎

━━━━━━━ 

★1.原発事故の理不尽、悲惨を物語る3・11の犠牲者

   孤児になった子どもたちに公共の援助、東電の賠償を!

   フィールドワークで見た復興に程遠い

   被災現地の現実  (中)(3回の連載)

                渡辺寿子 (原発いらない!ちば)

★2.地域の利益になっていない原発

   原発あり・なしの市町村を比べてみよう〜差はなし

  11/25(月)学習会のおさそい

   『日本を潰すアベ政治(巨額の国富喪失と私たちの生活)』

          上岡直見〔環境経済研究所(技術士事務所)〕

★3.電力会社任せの「新検査制度」(2020年4月施行予定)は危険!

   定検間隔延長と定検期間短縮と出力増強を

   目論む電力会社と規制委員会

  原子力規制委員会原発再稼働推進委員会!その210

           木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)

★4.関電高浜原発の再稼働「現状は認められない」

  野瀬豊・高浜町長明言…ほか

  メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)

                 黒木和也 (宮崎県在住)

★5.「前兆がなかった」御嶽山噴火から5年…

   富士山、箱根も「いつ噴火しても不思議ではない」

   警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識 その315

                  島村英紀(地球物理学者)

★6.新聞より3つ

  ◆「関電」問題 永田町に拡散中

   安倍側近(元経産大臣) 関電原発 黒い金 1050万円

   世耕参院幹事長にも原発マネー流入

          (10月9日発行「日刊ゲンダイ」3面より抜粋)

  ◆関電 八木会長の辞任決定 岩根社長は電事連会長辞任

   岩根社長の辞任は「第三者委」報告後

            (10月9日東京新聞夕刊1面より見出し)

  ◆一強の腐敗     鎌田 慧(ルポライター

        (10月8日東京新聞朝刊23面「本音のコラム」より)

━━━━━━━ 

関西電力東京支社抗議行動にご参加を!

 第1回:10月11日(金)17:30〜18:30

 第2回:10月18日(金)17:30〜18:30

 場 所:関西電力東京支社前(日本プレスセンターの近く)

      (千代田区内幸町2-1-6 日比谷パークフロント)

 呼びかけ:「再稼働阻止全国ネットワーク」

━━━━━━━ 

※10/16日(水)学習会にご参加を!

    「原賠法と経理的基礎」

   日本原電にも東京電力にも経理的基礎はない

     〈東電は責任を取れ第31回講座〉

 講 師:堀江鉄雄さん(東電株主代表訴訟原告代表)

 日 時:10月16日(水)19時〜21時

 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 参加費:800円(学生400円)

━━━━━━━ 

※10/17日(木)シンポジウムにご参加を!18時〜21時

  「台風15号による千葉等大停電問題 東電だらしないぞ」

  「森田千葉県知事も安倍首相もメディアも責任あり」

        実態・原因・対策シンポジウム

 報告者:武笠 紀子さん(反原発自治体議員・市民連盟 松戸市在住)

     柳田  真さん〔真っ暗闇の4日間 千葉市在住〕

     安藤多恵子さん(市民エネルギー研究所)

     菅井 益郎さん (国学院大学名誉教授)

     山崎 久隆さん(たんぽぽ舎副代表)

     浅野 健一さん (ジャーナリスト)

     なのはな生協理事長(文書参加)

     参加者からの発言も歓迎

 日 時:10月17日(木)18時〜21時

 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 参加費:800円

━━━━━━━ 

┏┓ 

┗■1.原発事故の理不尽、悲惨を物語る3・11の犠牲者

 |  孤児になった子どもたちに公共の援助、東電の賠償を!

 |  フィールドワークで見た復興に程遠い

 |  被災現地の現実  (中)(3回の連載)

 └──── 渡辺寿子 (原発いらない!ちば)

6.原発に反対した人たちの無念の死

  放射能事故の理不尽、悲惨

 木幡ますみさんは3・11の地震が起きた時、国道6号線を

軽トラックで走っていました。

 津波で流された人が水に浮かんで助けを求めているのが見えました

が、どうすることもできませんでした。

 心の中で「ごめんね。ごめんね」と叫んで車を走らせました。今でも

その時の夢を見てうなされるそうです。

 2011年3月14日頃、請戸地区に避難命令が出され、高い放射能のため

立ち入り禁止になってしまい、誰も津波の被災者の救助に向かえなく

なってしまいました。

 立ち入り禁止解除後に、死んでいた人たちの遺体を調べたところ、

殆どの人の死因は餓死だったということです。

 津波では助かったのに、その後の数日間救助が来なくて、何も飲み

食いできなかったための餓死でした。

 請戸地区の人たちは原発建設に反対していたそうです。それなのに

原発事故によって殺されてしまったとはどんなに無念だったこと

でしょう。

 原発事故という核事故、放射能事故の理不尽、悲惨をこれ以上ない位

表しているこの事実に衝撃を受けました。

7.ヨウ素剤や放射能を知らない町職員

 木幡さんが3・11後、避難所に行き、大熊町の職員にヨウ素剤の

ことを聞きました。

 しかし誰もヨウ素剤のこと、放射能のことなど殆ど知らないことが

わかりました。木幡さんは仕方がないので昆布を沢山買ってきて、皆に

配って回ったそうです。

8.大平山コミュニティー広場

 請戸小学校跡を後にして大平山コミュニティー広場という所に行きま

した。ここは小高い丘で、3・11後公園広場として整備されました。

一角に3・11の犠牲者を追悼する石碑が建てられています。葛尾村

職員だった松本さんが案内してくれました。

 以下「」内は松本さんの話。

 「請戸地区は3・11当日まともに津波の被害を受けた。この地域は

昔海水浴などによく来ていた。

 第一原発の1号機はわざわざ地盤を下げて作っている。福島第一原発

の事故は人災ではなかったかと思う。この地域の被害は津波の被害とい

うことで、東電の賠償対象地域になっていない。

 それ故賠償額が少ない。この辺に住んでいた人たちはここの土地を

手放して災害公営住宅か借り上げの住宅に入っている。そういうことで

請戸の人たちは津波被害と原発被害のはざまで複雑な立場に置かれ、

非常に苦労している」。

9.3・11で孤児になった子どもたちに公共の援助、東電の賠償を!

 土地の事情に精通した人でなければ分からない松本さんの話を聞き、

津波を逃げおおせ無事助かった請戸小学校の生徒たちのことが思い浮か

びました。

 3・11で小学生だった子どもたちは命拾いしましたが、その子の

親たちの多くは第一原発事故のせいで悲惨で無念な死を迎えてしまった

わけです。

 3・11の大地震と大津波福島第一原発事故で両親を失い、孤児と

なった子どもたちは請戸地区の例を含め膨大な数に上ることでしょう。

 小学生だった子どもたちがどうやって暮らしてきたか、両親を失った

子どもの多くは、親類などに引き取られたり、施設に入ったと思われま

すが、これからどうやって暮らし、自立していくのか気にかかります。

 戦後すぐ上野の地下道などで暮らし、食べ物を盗まなければ餓死して

しまう過酷な状況を必死で生き抜いた戦災孤児、いわゆる「浮浪児」に

対し、国は劣悪な施設に閉じ込めることしかしなかったので、「浮浪児

狩り」で捕まった子どもたちの多くは施設を逃げ出したといいます。

 それ以外の援助、保護はなく、地下道で餓死していくような「浮浪

児」に対し、世間の目も冷たかったそうです。

 それに比べれば現在の孤児の状況はよいのでしょうが、アメリカから

役に立ちそうもない高額兵器を購入するのに多額の税金を気前よく支払

うのに、3・11の被害者に対して命綱の住宅を取り上げるなど血も涙

もない扱いを国はしています。

 3・11の被害者に対し、特に保護者を失った子どもたちに対し

もっと税金を使って援助すべきです。

 放射能で親たちを殺し、子どもたちを甲状腺がんなどにした東電も

日本原電への資金援助、柏崎刈羽再稼働のために膨大な資金投入など

せずに、その余裕があるなら被害者、被災者援助にまわすべきです。

                      (「下」に続く)

 (「原発いらない!ちば」9月号ニュースより了承を得て転載)

┏┓ 

┗■2.地域の利益になっていない原発

 |  原発あり・なしの市町村を比べてみよう〜差はなし

 | 11/25(月)学習会のおさそい

 |  『日本を潰すアベ政治(巨額の国富喪失と私たちの生活)』

 └──── 上岡直見〔環境経済研究所(技術士事務所)〕

 関電の幹部が地元の有力者から金品を受け取り、しかも福島第一原発

事故の後でさえ続けていたことは極めて悪質で倫理観に欠けた行為

である。

 おそらくどの原発立地市町村でも同じようなものだろう。現実を考

えると、地域では公然の秘密としてみな知っていて黙認してきたに

違いない。

 ほめられたことではないが地域の利益になるから仕方がないという

意識なのだろう。

 しかし、原発は本当に地域の利益になってきたのだろうか。

 筆者は全国の市町村を対象に、所得・失業率・雇用等の指標を統計的

に比較したことがある。

 その結果、原発あり・なしで統計的に有意な差はなかった。

 つまり原発があっても地域の人に恩恵は回っていないのである。

 唯一、差が出たのは、市町村の財政力指数である。これは単に電源

立地交付金が入っているという理由だけである。

なお詳しいことは11月25日のたんぽぽ舎学習会で紹介したい。

※11/25(月)学習会・上岡直見さんのお話

 『日本を潰すアベ政治(巨額の国富喪失と私たちの生活)』

講 師:上岡直見さん(かみおかなおみ)(環境経済研究所代表)

日 時:11月25日(月)18時より21時 (講師のお話は19時より)

会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

参加費:800円  新ちょぼゼミ第37回

┏┓ 

┗■3.電力会社任せの「新検査制度」(2020年4月施行予定)は危険!

 |  定検間隔延長と定検期間短縮と出力増強を

 |  目論む電力会社と規制委員会

 | 原子力規制委員会原発再稼働推進委員会!その210

 └──── 木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)

 10月5日(土)午後の再稼働阻止全国ネットワークの拡大事務局会議

(学習会)で、長沢啓行さん(若狭ネット資料室長・大阪府立大学名誉

教授)のお話を聞き、参加者一同が驚き原子力規制委員会の再稼働推進

姿勢にあきれ果てた。

 原子力規制委員会が来年4月施行を目指している新たな検査制度は、

次のことを目論んでいる。

1.原発の定期点検検査を事業者任せ(施設定期検査を廃止し定期事業

者検査に)

2.運転期間(定期点検の間隔)を延長(13ヶ月=>18〜24ヶ月)

3.定期点検の点検期間を短縮(3ケ月=>1ヶ月、オンライン

検査導入)

 更に、出力増強をも導入して、既存原発の設備利用率(約81%)を

95%以上に高めようとしているのだ。

 例えば、3年前の次の記事<「原発の優劣」が明らかになる新検査制度

導入 規制委が常時立ち入り可能な検査へ抜本改革(東洋経済online)

  https://toyokeizai.net/articles/-/120772

 が示すように、多くの報道は米国に原子力規制庁職員を派遣して導入

を図っているこの「新検査制度」がこれ程ひどいものであるとは誰も考

えていず、今でも余り知られていない。

 しかしながら、今原子力規制庁が実施している2つのパブコメ「新た

な検査制度(原子力規制検査)の実施に向けた法令類の整備(第一

段階)(規則)に係る追加の意見募集について

https://www.nsr.go.jp/procedure/public_comment/20191003_01.html 」

 他を見ると、政令の改正案では「…で原子力規制委員会規則で定める

ものとする」と付された条項の多くが「削除」されているのだ。正に電

力会社任せを示している。

 そうでなくても、原子力規制委員会の審査が電力会社の説明をそのま

ま鵜呑みにする危険な審査であることを見てきたが、この「新検査

制度」導入により、再起動の点検を電力会社任せにして、電力会社の

裁量で出力増強+定期点検間隔延長+定期点検期間短縮=設備利用

率向上を許そうとしているのだ。

 関電汚職が示す汚れきった原子力マネーで原発推進をはかる電力

会社、福島第一原発事故刑事裁判が示す安全性よりもコストを重視し続

けている電力会社。

 電力会社に対して、彼らの裁量で検査手抜きを可能とするこの「新検

査制度」の導入はあまりに危険である。

 これについては、雑誌「No Nukes voice」21号にも木原壯林さんが

長沢さんのお話を参考にして「来年四月から、原発稼働は電力会社の

意のまま?」を書いている。

 メディアに指摘されることが少ないまま進められている「新検査制

度」を何としても止めねばならない。

 ちなみに規制庁資料には、政令制定の予定は、閣議決定(本年10

月)、公布(11月)、施行(来年4月1日)とある。

 導入を阻止するための期間は残念ながらそう長くはない。

┏┓ 

┗■4.関電高浜原発の再稼働「現状は認められない」

 | 野瀬豊・高浜町長明言…ほか

 | メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)

 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.関電高浜原発の再稼働「現状は認められない」

  野瀬豊・高浜町長明言

  10/8(火) 22:08配信朝日新聞デジタル

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191008-00000078-asahi-soci

2.関電問題 識者に聞く

  「表に出せぬ金・関係断ち切れ」大島堅一・龍谷大政策学部教授

  「独占企業の甘さ捨てよ」

           松本祥尚・関西大会計専門職大学院研究科長

  10/8(火)20:15配信「産経新聞

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191008-00000599-san-soci

┏┓ 

┗■5.「前兆がなかった」御嶽山噴火から5年…

 |  富士山、箱根も「いつ噴火しても不思議ではない」

 |  警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識 その315

 └──── 島村英紀(地球物理学者)

 戦後最大の火山災害、死者行方不明63人を生んでしまった2014年の

御嶽山(長野・岐阜県境)の噴火から来週27日で5年になる。

 火山学から言えば、この噴火は、噴火としてはけして大きなものでは

なかった。規模も、地下からマグマが出てこなかったという噴火様式も

そうだ。

 不幸は、秋の天気のいい土曜日の昼時に噴火が起きてしまったこと

である。ロープウェイや道路が山頂近くまで通じている3000メートル

級の山。多くの人が集まっていた。

 火山学にとって衝撃だったことは、噴火が警告できなかったことだ。

2週間前にあった火山性地震は治まってしまっていたし、気象庁が出す

噴火警戒レベルも「山頂まで行っていい」というレベルだった。

 2007年の積雪期に起きたが被害がなかった小噴火のときに約2ヶ月

前から出た火山性微動も、このときには11分前にしか出なかった。

 その後、2018年1月に前兆もなかった草津白根山がいきなり噴火

して、死者1、負傷者11名を出した。

 2019年8月には浅間山(群馬・長野県境)が、これもいきなり噴火

した。この噴火も前兆がなかった。幸い夜だったので登山客などに被害

はなかった。

 浅間山は1783年には大噴火して広く飢饉を及ぼしたこともあるので

火山周辺の観測体制は充実していた。直近にも2008年、2009年、2015年

に小規模に噴火したが、いずれも数日前から前兆があった。

 草津白根山浅間山も、それぞれホームドクターの大学の先生が張り

付いているところだし、事前の前兆の把握に問題があったわけでは

なかった。むしろ前兆の把握に優等生を自任していたほどだった。

 つまり2014年、2018年、2019年の最近の噴火は、いずれもノーマーク

のときに起きて、噴火する前兆が把握できなかったことになる。

「前兆のない噴火」は気象庁や火山学者には大変なショックだった。

 もし噴火が「いつ噴火しても不思議ではない」活火山である富士山や

箱根で起きたら、被害ははるかに大きくなる可能性がある。

 たとえば富士山には年に20万人も登っているし、夜でも登山客は

多い。箱根には年間2千万人もの観光客が集まっている。

 富士山や箱根には限らない。日本には活火山が110もあり、どれも

観光地になっている。そのうちどれが噴火するかは分からないのだ。

 戦後最大の火山災害になってしまった御嶽の噴火。だが火山学的には

もっと大きな噴火があっても不思議ではない。

 噴火の規模を表す指標に「火口から飛び出した火山噴出物の総量」が

ある。御嶽では東京ドームの容積(124万立方メートル)で半分以下

だった。

 東京ドームの容積の250杯分以上の噴火を火山学では「大噴火」と

いう。日本では、この大噴火が100年間に4〜6回もあった。

 最後が1913〜1914年の鹿児島・桜島噴火と1929年の北海道・駒ヶ岳

噴火だった。災害を忘れやすい日本人のほとんどの頭にはもう残って

いないに違いない。

 (島村英紀さんのHP http://shima3.fc2web.com/

島村英紀が書いた『夕刊フジ』のコラム」より9月20日の記事)

┏┓ 

┗■6.新聞より3つ

 └──── 

 ◆「関電」問題永田町に拡散中

  安倍側近(元経産大臣) 関電原発 黒い金 1050万円

  世耕参院幹事長にも原発マネー流入

 関西電力幹部らが福井県高浜町の元助役、森山栄治氏から多額の金品

を受け取っていた「原発マネー還流」問題が、永田町で急拡大している。

 稲田朋美幹事長代行が、森山氏が顧問などを務めていた会社から献金

を受領していたことが発覚したが、安倍首相の“腰巾着”である世耕弘

参院幹事長も森山氏絡みの資金を受けていた。

 世耕が代表を務める資金管理団体「紀成会」は2012年〜15年、森山氏

が非常勤顧問を務め、原発関連事業で業績を伸ばした「柳田産業」(兵庫

高砂市)の幹部から4年間で計1050万円のカネを受領。

 内訳は同社社長の柳田祐一氏から600万円、別の幹部3人から計450

万円だった。

 1971年設立の同社は、14〜18年度に関電側から約149億円分の原発関連

工事を受注した。(後略)

        (10月9日発行「日刊ゲンダイ」3面より抜粋)

 ◆関電 八木会長の辞任決定 岩根社長は電事連会長辞任

  岩根社長の辞任は「第三者委」報告後

            (10月9日東京新聞夕刊1面より見出し)

 詳しくはこちらを

https://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/list/201910/CK2019100902000261.html

 ◆一強の腐敗     鎌田 慧(ルポライター

 それでも辞めない関西電力幹部の腐敗、で知らされたのは、八木誠

長が読売テレビ放送の社外監査役、岩根茂樹社長がテレビ大阪の社外

取締役を兼任していた事実だ。

 かつて商社マンからNHK会長に就任した籾井勝人氏が「政府が右と

いうのにわれわれは左というわけにいかない」と彼の放送事業の哲学を

一言で言いのけて驚嘆させたが、もっとも危険な原発を抱える電力会社

の会長・社長らがテレビ局で睨みを利かせていたのだ。

 さらに彼らは仕事を与えて還流してきた仕立券で、50万円のスーツを

着て歩いているようなのだ。それらの悪弊は、いまさらはじまったの

ではない。

 高浜町森山栄治元助役は、関電役員ばかりか、子会社役員にも商品

券を配って顧問会社の発注を増大させていた。

 先週は、高浜町長が関電から9億円の「協力金」を受領していた(

拙著『日本の原発地帯』1982年刊)と書いたが、町長は退任後、関電子

会社の役員を長く務めた。自治体を汚染した原発の魔力は果てしない。

 「金品」は関電の原子力事業本部ばかりか、送配電部門、京都支社に

までおよぶ。

 九電力体制とは(沖縄を除く)、完全地域独占体制である。

 政府の方針で使った経費は(学者文化人への高額な謝礼まで)すべて

電力料金に上乗せされてきた。

 この暴政は改憲に特化している、一強政治を思わせる。

  (10月8日東京新聞朝刊23面「本音のコラム」より)

────────── 

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 故情報」へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致

 します。

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 メールマガジン読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他

 投稿(「川柳・俳句・短歌」など)を歓迎します。

1.「投稿」のテーマは、「原発問題」が中心軸ですが、エネルギー、

 自然、政治・経済、社会、身近な生活も歓迎します。

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たんぽぽ舎です。【TMM:No3763】地震と原発事故情報−5つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No3763】

2019年10月8日(火)地震原発事故情報−

               5つの情報をお知らせします

                        転送歓迎

━━━━━━━ 

★1.疑惑が拡がる関西電力ブッラクマネー

   「原発をやめること」こそ問題解決の道

   金品をバラマキ続けた利権集団の不正に抗議の声をあげよう!

   10/11(金)と10/18(金)の2回⇒関西電力東京支社抗議行動

            沼倉 潤(再稼働阻止全国ネットワーク)

★2.関西電力社長の会見はキシャクラブの統制なし

   記者1人に1万5000円の宴会は社会的儀礼の範囲

   メディアは全力で原発マフィアを調査報道せよ

   「メディア改革」連載第16回

           浅野健一(アカデミックジャーナリスト)

★3.「新規制基準」に不備があり適合性審査がずさんで

   「基準」すら満たしていない

   石橋克彦さん「内陸地震に対する原子力発電所

  安全性は確保されていない」

   原子力規制委員会原発再稼働推進委員会!その209

           木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)

★4.甲状腺がん、累計174人に=3月末から1人増−

  福島県県民健康調査検討委員会…ほか

  メルマガ読者からの原発等情報3つ(抜粋)

                黒木和也 (宮崎県在住)

★5.メルマガ読者からのイベント案内

            (お問い合わせは主催者へ)

  ◆10/19(土)武藤類子講演会「東電刑事裁判不当判決に抗して」

   『東電刑事裁判 動かぬ証拠と原発事故』

   −河合弘之監督の短篇映画を併映−  練馬区役所アトリウム

  ◆10/25(金)第4回「市民のためのがん治療の会」講演会

   講師:西尾正道 (北海道がんセンター名誉院長)

   「隠蔽される福島第一原発事故の真実」 参議院議員会館1F

━━━━━━━ 

関西電力東京支社抗議行動にご参加を!

 第1回:10月11日(金)17:30〜18:30

 第2回:10月18日(金)17:30〜18:30

 場 所:関西電力東京支社前(日本プレスセンターの近く)

 呼びかけ:「再稼働阻止全国ネットワーク」

━━━━━━━ 

※10/16日(水)学習会にご参加を!

    「原賠法と経理的基礎」

   日本原電にも東京電力にも経理的基礎はない

     〈東電は責任を取れ第31回講座〉

 講 師:堀江鉄雄さん(東電株主代表訴訟原告代表)

 日 時:10月16日(水)19時〜21時

 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 参加費:800円(学生400円)

━━━━━━━ 

※10/17日(木)シンポジウムにご参加を!18時〜21時

  「台風15号による千葉等大停電問題 東電だらしないぞ」

  「森田千葉県知事も安倍首相もメディアも責任あり」

        実態・原因・対策シンポジウム

 報告者:武笠 紀子さん(反原発自治体議員・市民連盟 松戸市在住)

     柳田  真さん〔真っ暗闇の4日間 千葉市在住〕

     安藤多恵子さん(市民エネルギー研究所)

     菅井 益郎さん (国学院大学名誉教授)

     山崎 久隆さん(たんぽぽ舎副代表)

     浅野 健一さん (ジャーナリスト)

     なのはな生協理事長(文書参加)

     参加者からの発言も歓迎

 日 時:10月17日(木)18時〜21時

 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 参加費:800円

━━━━━━━ 

┏┓ 

┗■1.疑惑が拡がる関西電力ブッラクマネー

 |  「原発をやめること」こそ問題解決の道

 |  金品をバラマキ続けた利権集団の不正に抗議の声をあげよう!

 |  10/11(金)と10/18(金)の2回⇒関西電力東京支社抗議行動

 └──── 沼倉 潤(再稼働阻止全国ネットワーク)

 【関西電力東京支社抗議行動】

 第1回:10月11日(金)17:30〜18:30

 第2回:10月18日(金)17:30〜18:30

 場 所:関西電力東京支社前(日本プレスセンターの近く)

 (千代田区内幸町2-1-6 日比谷パークフロント7F)

          最寄駅−地下鉄千代田線霞が関駅C3出口/

               地下鉄三田線内幸町駅A7出口

 呼びかけ:「再稼働阻止全国ネットワーク」

       TEL 070-6650-5549

 9月27日の関電記者会見を機に高浜町元助役による関電役員に対して

の3億2千万円相当の金品提供問題は、関電関係者のみならず、政財界

を巻き込んだ不正が運びこっていたことが明るみになってきた。

 報道された範囲でも原発誘致に不正なカネが使われ、3・11以降の

原発再稼働にむけた様々の工事発注に際し関電との癒着があったことは

明らかだ。

 27日の報道以降、関電は、元助役森山氏の脅かしこそが問題で、関電

は被害者だという言い逃れを続けている。

 しかしながら、金品提供は、20年前から行われていた事実、森山氏が

顧問をしていた「吉田開発」との工事発注に関する疑惑の浮上、県職員

への金品提供、自民党有力者とのつながりなどなどをみれば、関電自ら

が、原発推進のため、こうした利権構造を作り上げてきたのではないか。

 「再稼働阻止全国ネットワーク」は、10月5日、全国現地の方々も

交え、公開学習会を開催し、今後の運動の方針と課題を討論しました。

 参加された全国の皆さんからも、今回の関電問題は、氷山の一角で、

関電以外の電力会社でも同様な利権構造がはびこっている。

 疑惑追及は、市民の力で推し進めよう。

 全国いたる所で怒りの声を可視化し、多くの市民に訴えようとの意見

が表明されました。

 すでに若狭現地や関西では、10月8日に高浜町での緊急行動が呼びか

けられています。

 東京でもこうした行動に呼応する抗議を呼びかけていきます。

 当面、関西電力東京支社に対して、私たちの抗議の意志を表明する

行動を、10月11日(金)と10月18日(金)の2回おこないます。

 多くの皆さまのご参加をお願いします。

┏┓ 

┗■2.関西電力社長の会見はキシャクラブの統制なし

 |  記者1人に1万5000円の宴会は社会的儀礼の範囲

 |  メディアは全力で原発マフィアを調査報道せよ

 |  「メディア改革」連載第16回

 └──── 浅野健一(アカデミックジャーナリスト)

◎ 関西電力の歴代の役員、幹部が福井県高浜町の元助役、森山栄治

氏(故人)らから多額の金品を受領していた「3億2000万円事件」は、

日本における原発マフィアの実態を明らかにした。

 私たちは、この贈収賄、特別背任、脱税がなぜ、これまで隠蔽されて

きたのかを究明しなければならない。

 テレビでは元検事の高井康行・若狭勝両弁護士や東京第二弁護士会

から懲戒処分(大阪市の組合アンケート問題、裁判でも不当と認定)を

受けた野村修也中央大学教授(弁護士)にコメントさせることが多いが、

ゴーン氏の事件でも的確な論評をした郷原信郎弁護士も久しぶりに地上

波に登場した。弘仲惇一郎弁護士の見解も知りたい。

 国税当局、大阪地検特捜部、大阪府警はなぜ、強制捜査をしないの

だろうか。ゴーン氏、籠池泰典氏夫妻は逮捕、勾留したのに、

アンフェアだ。

◎ 関電幹部は2008年、毎日放送の「熊取6人衆」(京大原子力実験所

小出裕章助教ら)番組に怒り、毎日放送社長の携帯に電話をかけて

「CMをやめるぞ」などと恫喝した過去がある。

 当時、朝日新聞共同通信は関係者、電通の取材も終えていたのに

記事にしなかった。

 関電はブラック企業原子力マフィアのボスだ。近畿だけでなく全国

のジャーナリストは、原子力マフィアについて徹底的な調査報道をする

べきだ。

◎ 関電は10月2日、2回目の記者会見を開いた。テレビで中継を見た

が、キシャクラブの幹事社の記者が質問した後、TBS「報道特集」の

金平茂紀キャスターが岩根茂樹社長に、「法的責任の他に企業トップと

しての倫理責任がある」として辞職の意思はないか聞いた。

 岩根社長は「原因究明や再発防止策に取り組み、経営責任を果たした

い」として辞任を否定した。

 金平氏はSNSで「記者会見の場で社長に辞任させるべきだった」と

投稿していた。金平氏は「大阪の記者たちはおとなしすぎる。

 パソコンに向かっているので、迫力がない。細かいことは聞くが、

最も大事なことを聞かない」と言っている。韓国にみならって、日付が

変わるまで聞いてもよかった。

 金平氏が関電の会見に参加して、質問できたのは、関電の会見が官庁

の記者室ではなく、民間のビルで開かれたためだ。

 キシャクラブの仕切りで行われていたら入れない。

 意外なことだが、東京電力の会見も、キシャクラブの仕切りがなく、

東電広報部に登録すればフリーランスでも参加できる。おしどりマコ

さんが東電福島第一原発事件の後、ずっと会見に出られているのは、

キシャクラブの障害がないからだ。

◎ 加計獣医学部疑獄の加計学園・加計孝太郎理事長が2018年6月19日

岡山市の学園本部で会見した時は、「岡山大学・交通記者クラブ加盟

社」限定だったので東京新聞週刊文春、フリー記者などは入れな

かった。岡山理科大学獣医学部疑獄での「総理のご意向」に関する愛媛

県文書をめぐる会見だったが、加計氏らが一方的に説明し、質疑応答は

10分ぐらいで打ち切った。

 大手新聞やNHK、TBSの記者であっても、そのキシャクラブに

常駐するメンバーでなければ、記者室を利用できないし、会見にも

出られない。

 私が共同通信外信部の記者だった時、警察庁や裁判所のキシャクラブ

には入れなかった。かつて特派員をしていたインドネシアの市民が関わ

る事件でもクラブでの取材はできなかった。

◎ 本連載12で書いた、日本で最初にキシャクラブを被告として民事

裁判を起こした京都市伏見区の農業、藤田孝夫氏(故人)の裁判で、

京都市が市政記者クラブとの懇親会に使った202万円は違法ではないと

いう判決が確定している。京都市は1991年5月から10月まで7回クラブ

メンバーを接待し、出席者1人当たりの平均費用は約1万8000円だった。

 裁判所は、市や府にとって、記者クラブは広報機関としての役割を

果たしているとして違法性はないとした。1人2万円近い豪華宴会が、

社会的常識の範囲内として認められた。記者クラブは親睦を目的とした

任意団体で被告としての当事者性がないと認定した。

◎ 関電の役員たちは50万円のスーツ仕立券が「儀礼の範囲内」と考え

ていたが、日本では20万円を超えるスーツ仕立券は賄賂に当たらないと

いう判決があった。京都府知事や京都市長が記者との懇談会で、1人当

たり約2万円の飲食代を負担しても合法というのが日本の裁判所だ。

 京都府京都市のキシャクラブは、裁判所に「記者クラブは、府庁、

市役所の広報に役立っている」と認定されて喜んでいた。記者の仕事は

権力の監視だと教育されている海外のジャーナリストにとっては考えら

れないことだ。

◎ 日本のメディアで、藤田氏の対キシャクラブ裁判を報じたのは、

日刊ゲンダイ(森下香枝記者=現在「週刊朝日」編集長)だけだった。

藤田氏の裁判については元毎日新聞記者、木部克己氏の『犯人視という

凶器』(あさを社)、拙著『記者クラブ解体新書』(現代人文社)に

詳しい。

 私たちは、関電を取材する「記者クラブ」を監視しなければなら

ない。

 関電はキシャクラブに限定しない国際標準のメディア対応をして

もらいたい。キシャクラブメディアには権力を監視する姿勢と能力が

ない。市民はメディア労働者を監視しよう。

┏┓ 

┗■3.「新規制基準」に不備があり適合性審査がずさんで

 |  「基準」すら満たしていない

 |  石橋克彦さん「内陸地震に対する原子力発電所

 | 安全性は確保されていない」

 |  原子力規制委員会原発再稼働推進委員会!その209

 └──── 木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)

 岩波科学2019年8月号の特集「新たな安全神話を生まないために」

は、5サイト9基の原発が稼働している状況でタイムリーな企画。

特に、石橋克彦さんの「内陸地震にたいする原子力発電所の安全性と

理学・工学問題」(9頁)が興味深いので紹介する。

 最近「原発地震」問題への関心が薄れているように感じている

石橋さんは、次のように原子力規制委員会を痛烈に批判している。

 <原子力規制委員会の「新規制基準」に不備があり、しかも原発

稼働のための新規制基準適合性審査が杜撰(電力会社の言いなり)で

「基準」すら満たしておらず、日本の原発の内陸地震にたいする安全

性は確保されていない>

 以下では、長論文からその一部をピックアップして紹介する。

 なお、内陸地震(陸側のプレート内で起こる地震)が原発に影響を

与える要因(地震動、地表付近の断層のズレ、地震時の地震後の地殻

変動、津波、大余震)の中から、ここでは地殻変動と大余震と最大地震

に話を限っている。

◎新規制基準適合性審査において、地震地殻変動が十分に吟味されて

いない。

 <・2007年3月の能登半島地震(M6.9)で北陸電力志賀原発の北方の

海岸が約40cm隆起した。

・7月の新潟県中越沖地震(M6.8)では東京電力柏崎刈羽原発の敷地が

10cm程度隆起して、そのためかどうかは未詳だが、全7基の原子炉

建屋とタービン建屋で建屋ごとに相異なる微量な傾斜変動が生じた。

関西電力大飯原発について、渡辺満久は、FO−B〜FO−A〜熊川

断層の3連動断層の左横ずれ逆断層運動が大飯原発側を(約1.5m〜

5m)隆起させてきたと判断している。>

◎新規制基準の耐震安全性で、余震にたいする考慮はまったく含まれて

いない。新規制基準に余震の考慮を明記すべきである。

 <・2004年10月23日17時56分の新潟県中越地震(M6.8、最大震度7

は余震活動が活発で、同日18時03分(M6.3、最大震度5強)、同日18時

11分(M6.0、最大震度6強)、同日18時34分(M6.5,最大震度6強:

最大余震)にM6.0以上の余震が発生した(その後もM6前後の

余震あり)。

 川口町役場で観測された東西方向の最大加速度(単位cm/s2)は、

本震で1676、最大余震で2036であった。

・2007年7月16日10時13分に東京電力柏崎原発を直撃して全7基に被害

を与えた新潟県中越沖地震(M6.8)は、不幸中の幸いなことに余震活動

が不活発で、最大余震は同日15時37分のM5.8の地震だった。

・もし2007年中越沖地震の余震活動が2004年中越地震のようだったとし

たら、最悪の場合には柏崎刈羽原発で過酷事故が起きていたかもしれ

ない。>

柏崎刈羽原発において、考慮すべき「最大地震」を想定できていな

い。東京電力と規制委は、原子力安全・保安院時代の古い審査をなぞっ

ただけで誤魔化している。

 <・東京電力は、柏崎刈羽原発に最も影響を与えるのはF−B断層で

発生する断層長36kmの地震だとして、基準地震動の最大加速度を1〜

4号機で2300cm/s2、5〜7号機で1203cm/s2と策定し、審査書

はこれを新規制基準に適合していると認めた。

・しかし驚くべきことに、この結果は、同原発が2007年新潟県中越

地震で大被害を受けて全機停止し、その再稼働を当時の原子力安全・

保安院に申請して、保安院と安全委が認めたものとまったく変わらない。

柏崎刈羽原発の最大地震としては、その全長に沿う断層長50〜60km

程度、M7.5程度の地震を想定すべきである。

東日本大震災福島原発事故は、それまで政府の地震本部がM7〜8

程度の地震が6領域ぐらいで別々に起こると予測していた広大な範囲で、

M9.0の超巨大地震が一挙に発生したために生じた。よって、地震の想定

は最大限にしておかなければいけないというのが東日本大震災の最重要

な教訓の一つである。>

原発は社会にとって必要不可欠な施設というわけではない。原発

リスク・ガバナンスのなかには、リスク回避(原発をなくす)という

選択肢が、理学・工学に関係なく、入っていて当然だ。

 <・科学技術文明における人間活動が飽和状態に近づき、「脱成長」

を真剣に考えるべき時代においては、モノ造りの抑制も考えるような

工学が重要になるのではないだろうか。

・日本の原発に関して根本的に重要なのは、…「国策民営」で推進され

てきたことであろう。民営だから、東京電力福島第一原発津波対策

を蔑ろにしたようにコスト削減圧力が強い一方で、国策を背景に経営的

にも技術的にも謙虚さ・誠実さといった姿勢が不足がちである。安全性

確保の科学技術に関しても、中央政府が莫大な組織的・財政的・人的

資源を投じてバックアップしている。

・(残念ながら)国策遂行を妨げるような批判をする(サイエンスに

忠実であろうとする)のはとんでもないことだと思っている理学者は、

実は決して少なくない。>

 長文になってしまったが、地震学者石橋克彦さんが、原子力規制委員

会や協力する学者たちへの怒りとともに、私たちがずっと訴え続けてい

る「新規制基準」の不備と適合性審査の杜撰(電力会社の言いなり)を、

科学的に分かりやすく説明してくれている。

 石橋さんが、川内原発の適合性審査に対して「行政不服審査法」に

基づき審査が「違法」であると規制委に厳しく意見陳述されたことを

思い出した。よろしければ原文をどうぞ。

┏┓ 

┗■4.甲状腺がん、累計174人に=3月末から1人増−

 | 福島県県民健康調査検討委員会…ほか

 | メルマガ読者からの原発等情報3つ(抜粋)

 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.甲状腺がん、累計174人に=3月末から1人増−

  福島県県民健康調査検討委員会

  10/7(月)17:10配信「時事通信

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191007-00000074-jij-soci

2.ドイツで議論「東京五輪報道は原発事故の危険性も伝えて」

  10/7(月) 19:18配信「オルタナ

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191007-00010005-alterna-env

(ドイツ・ドルトムント=川崎陽子)

3.韓国政府、国際会議で福島第一原発汚染水問題を公論化する

  10/7(月)6:59配信「中央日報日本語版」

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191007-00000003-cnippou-kr

┏┓ 

┗■5.メルマガ読者からのイベント案内

 |         (お問い合わせは主催者へ)

 └──── 

 ◆10/19(土)武藤類子講演会「東電刑事裁判不当判決に抗して」

  『東電刑事裁判 動かぬ証拠と原発事故』

  −河合弘之監督の短篇映画を併映−

 講 師:武藤類子氏(福島原発告訴団団長)

 日 時:10月19日(土)18時より20時(開場17時30分)

 場 所:練馬区役所アトリウム地下多目的室

      (西武池袋線都営大江戸線練馬駅 徒歩5分)

 主 催:「核・原発のない未来を子どもたちに@練馬」

 問い合わせ・申し込み:大島 03-6760-9719 国島 090-7714-3547

            nonukes.nerima@gmail.com

 資料代:500円

 ◆10/25(金)第4回「市民のためのがん治療の会」講演会

  講師:西尾正道 (北海道がんセンター名誉院長)

  「隠蔽される福島第一原発事故の真実」

  捨てるな、トリチウム汚染水 遺伝子が損傷する!

 日 時:10月25日(金)14:30より19:00(受付開始:14時より)

 講 師:西尾正道 (北海道がんセンター名誉院長)

 場 所:参議院議員会館1F 101会議室

        (東京都千代田区永田町2-1-1)

 定 員:100名(定員になり次第締切らせていただきます)

 予 約:不要・直接会場へおいでください

     議員会館入り口で入館証を受取って入場して下さい

 主 催:「市民のためのがん治療の会」

 お問い合わせ:090-3138-9165 會田(あいだ)

 参加費:無料

 内 容

  シーベルトなど・・本当に分かってますか?

  どんどん緩くなる安全基準

  空間線量? 本当に怖いのは内部被ばく

  いわゆる専門家も市民団体も誤解している甲状腺がん

  やっかいなトリチウム汚染水の問題

  がんは「生活習慣病」ではなく「生活環境病」だ

  福島第一原発事故から間もなく9年、

  この辺でこれらの問題をじっくり検討しましょう。

────────── 

☆ひきつづき、たんぽぽ舎の活動・日刊メルマガ=「地震原発

 故情報」へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致

 します。

  郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎 口座番号 00180-1-403856

☆《事故情報編集部》より

 メールマガジン読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他

 投稿(「川柳・俳句・短歌」など)を歓迎します。

1.「投稿」のテーマは、「原発問題」が中心軸ですが、エネルギー、

 自然、政治・経済、社会、身近な生活も歓迎します。

2.原稿に「見出し」をつけて下さい。(「見出し」は1行見出しよりも

 2行又は3行見出しの方が読む人にとってわかりやすい)

 執筆者名(基本的に本名でお願いしています)と執筆者名の後にかっこ

 書きで「所属・団体名」か「在住県名」を記載して下さい。

 例:たんぽぽ花子(たんぽぽ舎)、たんぽぽ太郎(東京都千代田区在住)

3.「集会・デモ・講演会等のお知らせ」の投稿に関しては、どの団体・

 グループも平等に掲載する基本方針です。

 そのため日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先など

 必要事項を400文字以内でお送り下さい。

 件名に「イベント案内掲載希望」と明記して下さい。

 日程が直前にならないよう余裕を持っていただけると幸いです。

 メールマガジンへのイベント案内は1回だけの掲載とさせていただきます。

4.集会や行動の参加報告等に関しては600文字以内で、タイトル(見出し)

 及び本文をお送り下さい。件名に「メルマガ掲載希望」と明記して下さい。

「投稿」の送付先はたんぽぽ舎のアドレス「 nonukes@tanpoposya.net 」です。

なお、お送り頂いた投稿は紙面の制限上掲載できない場合もあります。

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────────── 

 ◆このメールマガジンのバックナンバーは、ホームページの「メルマ

  ガ:地震原発事故情報」をご参照下さい。

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たんぽぽ舎です。【TMM:No3762】地震と原発事故情報−7つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No3762】

2019年10月7日(月)地震原発事故情報−

               7つの情報をお知らせします

                        転送歓迎

━━━━━━━ 

★1.10/17(木)シンポジウムへご参加を!

   東電・停電事故 いつ、あなたに来るかも?

   東京電力だらしない

   森田千葉県知事も安倍首相もメディアも…責任あり

   100万軒停電の実態・原因・対策(本邦初めて)

★2.関西電力ブラックマネーを追撃しよう

   5つのニュース・行動

       柳田 真(たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)

★3.トリチウム汚染水を海洋投棄しないで!

   核の汚染を拡大してはいけない

  9/28「山崎ゼミ」に参加して

            冨塚元夫(たんぽぽ舎ボランティア)

★4.原発事故の理不尽、悲惨を物語る3・11の犠牲者

   最新の学校、施設、駅を作り、事故の痕跡を隠しても

   高い放射線が続く「不都合な真実」は隠せない

  フィールドワークで見た復興に程遠い

   被災現地の現実  (上)(3回の連載)

               渡辺寿子 (原発いらない!ちば)

★5.10.1原子力空母ロナルド・レーガン横須賀配備抗議!

  母港撤回を求める神奈川集会

  1,450名の集会でたんぽぽ舎のノボリ旗を持ち4人参加

  ビラ配布と「東海第二原発再稼働の工事中止を求める署名」

  を集めた      小西辰男(たんぽぽ舎ボランティア)

★6.菅直人元首相、関電から献金疑惑の稲田朋美議員に

  「安倍政権の居直り姿勢を象徴している」と批判…ほか

  メルマガ読者からの原発等情報4つ(抜粋)

                 黒木和也 (宮崎県在住)

★7.メルマガ読者からのイベント案内

          (お問い合わせは主催者へ)

  ◆10/11(金)東京高裁 傍聴のお願い

   福島原発千葉訴訟第一陣控訴審の第5回口頭弁論

   報告集会…全日通霞が関ビル8階

━━━━━━━ 

※10/8(火)学習会にご参加を!

 「STOP水道事業民営化−公益事業の私物化を許さない」

 講 師:内田聖子さん(アジア太平洋資料センター事務局長)

  新DVDの上映もあり   新ちょぼゼミ35回

 日 時:10月8日(火)18時〜21時 (講師のお話は19時より)

 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 参加費:800円

━━━━━━━ 

※10/16日(水)学習会にご参加を!

    「原賠法と経理的基礎」

    日本原電にも東京電力にも経理的基礎はない

          〈東電は責任を取れ第31回講座〉

 講 師:堀江鉄雄さん(東電株主代表訴訟原告代表)

 日 時:10月16日(水)19時〜21時

 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 参加費:800円(学生400円)

━━━━━━━ 

┏┓ 

┗■1.10/17(木)シンポジウムへご参加を!

 |  東電・停電事故 いつ、あなたに来るかも?

 |  東京電力だらしない

 |  森田千葉県知事も安倍首相もメディアも…責任あり

 |  100万軒停電の実態・原因・対策(本邦初めて)

 └──── 「スペースたんぽぽ」講座運営委員会

   日 時:10月17日(木)18時〜21時

   会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

   参加費:800円

〇 実態報告と今後(7人の講師)

 ・武笠紀子さん(松戸市)…倒木の撤去を東電とNTTは

               別々にやっている。ほか

 ・柳田真さん(千葉市)…真っ暗闇の4日間、冷蔵庫の中味を

             全部捨てさせられた(食中毒心配)

 ・安藤多恵子さん(市民エネルギー研究所)…

         東電の電柱投資額(1991年 9000億円⇒

                  2015年 2000億円)ほか

 ・菅井益郎さん(国学院大学名誉教授)…全体について

 ・山崎久隆さん(たんぽぽ舎)…日本の防災の問題点

 ・浅野健一さん(ジャーナリスト)…停電をめぐる報道を検証

 ・なのはな生協 理事長(文書参加)…

              信号機の停電−警官はゼロ人・他

 ・参加者からの発言も歓迎。

 千葉県等の約100万軒(約300万人)の停電問題の「全体像…

原因と今後の対策」のシンポジウムを開きます。

 7人の講師が多面的にのべます。

 いつあなたの所に停電がおそってくるかわかりません。

 日本の防災について、いっしょに考えましょう。

 ※関連報道紹介

   『電柱の補強は喫緊の課題だ』

             会社員 佐藤博之(川崎市高津区

 台風15号による大規模な停電は人災である。風速40mを超す暴風が、

これまで各地で多くの被害を出しているのに、鉄塔の強度が風速40mと

は対策を取らず放置しているに等しい。

 建設業に従事する私たちは対策として、まず補強を念頭に置く。

電線の地下化は容易ではない。今すぐ緊急的に全国の電柱の補強を

すべきだと考える。

 風に対する電柱の補強は難しくない。支線と支柱を使えば、相当な

補強ができる。例えば、高さ35mもある杭打ち機の場合、規格が風速

約50mなら、補強することで、80mの風が吹いても耐えられるまでに

対策が取れる。

 柱状の物が倒れないようにワイヤ等で支えることを「トラをとる」

というが、これなら安くできる。

 今の電柱類の補強は、われわれが見ると、いいかげんだ。

 トランスを電柱上に設置するなんて安易すぎる。

 電力会社は、一斉に電柱補強に乗り出すべきである。

           (10月3日東京新聞朝刊5面「発言」より)

┏┓ 

┗■2.関西電力ブラックマネーを追撃しよう

 |  5つのニュース・行動

 └──── 柳田 真(たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)

その1…10/8「関電原発マネー環流に抗議と申入れ−高浜行動」に

    「再稼働阻止全国ネットワーク」からも山田和秋さん参加、

    神戸からも1名参加。

その2…関西電力東京支店へ抗議しよう!

    10月11日(金)と18日(金)17時30分より18時30分

    場所:関西電力東京支店前

       (千代田区内幸町2-1-6 日比谷パークフロントビル)

その3…「原発部門以外にも金品 関電から元助役へ工事額の情報」

         (10月6日朝日新聞夕刊見出し)

その4…「電力業界−関電だけの問題か」

            (10月7日朝日新聞「社説」見出し)

 https://www.asahi.com/articles/DA3S14207805.html 

その5…「高浜町元助役が県庁、警察にも金品」

    「関電責任逃れのリーク攻勢」

        (10月7日発行「日刊ゲンダイ」2面より見出し)

┏┓ 

┗■3.トリチウム汚染水を海洋投棄しないで!

 |  核の汚染を拡大してはいけない

 | 9/28「山崎ゼミ」に参加して

 └──── 冨塚元夫(たんぽぽ舎ボランティア)

 9月28日(土)「スペースたんぽぽ」学習会「山崎ゼミ」「今一番

ホットな問題−廃炉問題と汚染水」に参加して勉強しました。

 原田元環境大臣、松井大阪市長の「何もわかっていない発言」に

ついて考えました。

 実は私もあまりよくわかっていなかったのです。

 原田元環境大臣は、「汚染水は海洋放出して薄めるしかない」と発言

しましたが、放出するためには基準をクリアしていることを確認する

必要があります。

 彼は放出する汚染水の状態を考えず、「放出して薄めればよい」とい

うとんでもない違法発言をしたのです。

 昨年、規制委員会の更田委員長は「基準値以下に薄めて海洋に放出す

るように」東電に迫りました。そして公聴会にかけて実行しようとしま

したが、頓挫しました。

 公聴会は昨年8月福島県と東京都で開催されました。3会場での発言

者は合計44人。海へ捨てることに合意したのは2名のみ(うち1名は

条件付き合意)。

 他は全て反対の立場からの発言でした。その内容を大まかにまとめる

と、漁業へのダメージ、トリチウムの危険性、他の放射能が含まれてい

ることから前提が崩れていることなどの指摘、他の選択肢の提案(福島

第一原発敷地外での長期保管)などです。

 原田発言「放出して薄める」は公聴会を無視するものであると同時

に、基準値を無視しています。

 山崎久隆さんによると放出基準値はリットル当たり6万ベクレル

です。現在の汚染水の推定平均濃度はリットル当たり100万ベクレル

です。規制委員会はどのように基準値以下に薄めるか具体策を示して

いません。

 トリチウム汚染水と呼ばれているが、実はトリチム以外のセシウム

ストロンチウム等多核種が残っている汚染水が全体の80%あるのです。

アルプスの除去機能は低下しています。イオン交換装置の交換・メンテ

ナンス交換をしていないのです。機能が悪いまま使い続けているのです。

 トリチウム汚染水ではなく、放射線多核種汚染水です。希釈する前に

もう一度アルプスで他の多核種をとらねばなりません。

 これに対し松井大阪市長は「自然界レベルの基準を下回っているので

あれば海洋放出すべきだ。政府、環境相が丁寧に説明し、決断

すべきだ」と述べたのですが、彼は自然界のレベルを知っているので

しょうか?

 山崎久隆さんによると、自然界のレベルはリットル当たり1ベクレル

です。基準値はその6万倍にもなります。

 基準値以下にするのも難しいのに、どのようにしてその6万分の1に

希釈するというのでしょうか?

 100万ベクレル濃度の汚染水100万トンを自然界のレベルに薄めるには

1兆トンの水が必要です。自然界のレベルを下回るのは全く不可能です。

 松井発言は原田発言よりさらに荒唐無稽な空想物語ですが、マスコミ

はそのように批判することなく、何か現実的政治家のように報道し、

批判された環境大臣のほうが空想的とされているのがこの国の現状です。

 トリチウムの危険性は西尾正道さんがテレビで発言したように、「

CRP外部被曝だけを測定して安全ですと言うのですが、内部被曝

こそが危険なのです。特にトリチウムは水素と結合していますので、

細胞核の中に入ってタンパク質や糖などとくっつくと排泄されず年単位

で体内に残留する危険性がある。実際にウインズケールや玄海原発

周辺では白血病の患者が数倍から数十倍の数の達している。トリチウム

の危険性を忘れてはならない。」

 自然界に存在するものは安全だ、などという人がいますが、自然界に

は危険な毒が無数にあります。

 自然界に存在する放射能はそれ以上人工的に増やしてはならない

のです。

┏┓ 

┗■4.原発事故の理不尽、悲惨を物語る3・11の犠牲者

 |  最新の学校、施設、駅を作り、事故の痕跡を隠しても

 |  高い放射線が続く「不都合な真実」は隠せない

 | フィールドワークで見た復興に程遠い

 |  被災現地の現実  (上)(3回の連載)

 └──── 渡辺寿子 (原発いらない!ちば)

1.原発震災のすさまじい爪痕に触れた

 第7回福島を忘れないツアーの二日目、7月14日は現地のフィールド

ワークで、被災現地で何が起き、今どうなっているかバスで見て廻り

ました。

 勿論たった一日で各地を廻るのですから、全貌を掴むことなどおよそ

不可能ですが、被災した現地の人(おもに地元自治体の議員さんたち)

の案内と説明で被災現地を廻りましたが、原発震災の爪痕のすさまじ

さは、新聞、テレビなどでは分からなかったことばかりで、しばしば

絶句しました。

2.使う生徒はいない飯館村の最新施設

 まず最初に飯館村に向かいました。飯館村の除染は国(環境省)の

直轄事業です。飯館では今はその上にシートをかけてしまっているの

で、例の黒いフレコンバックが積み上がっている光景は見られません

でした。

 シートをかける以前は、台風でフレコンパックが流されたりした

そうです。

 土地は表土をはぎ取った後に他所から土を持ってきたりしているとい

うことです。そのようにして農地にしようとしていますが、太陽光発電

用に貸し出している地主が多いそうです。

 実際農地にソーラーパネルが敷き詰められている光景を見ました。

 なるべく住民避難をさせたくなかった飯館村の村長は、住民の帰還

促進に熱心で、税金で復興予算が潤沢に出る今のうちとばかりに、40億

円かけて豪華な小中学校を建設し、全天候型で、人工芝のテニスコート

まで作りました。

 しかし、村内の小中学校に通う生徒はわずかでテニスコートに至って

は小中学校にテニスクラブはなく、土日などに村外のクラブなどが利用

している程度です。

 村役場の敷地に設置してある現在の放射線量を示す表示板は私たちが

 役場を訪問した時は、毎時0.46マイクロシーベルトでした。0.4〜0.5

マイクロシーベルトもある所で子どもたちを運動させてよいのかと思う。

3.環境省に貸した方が高収入

 汚染土の置き場として環境省が土地を借り上げていますが、土地1反

につき年12〜13万円地主に払っています。早くに環境省から土地を返

してもらった人は、その後何の収入も得られず、自力で農業を始めた

としても、1反につき年7〜8万円の収入にしかならない。

 それ故、環境省に土地を貸している人とそうでない人との間に収入

格差が生じてしまっているとのことです。

4.原発建設に反対した小高の人が原発事故の被害を受けた

 飯館村を出て南相馬道の駅に着く。途中バスの進行方向左側にフレ

コンバックが積み上げられているのが見えました。

 この辺は津波が上がってきた所で、当時、車を捨てて逃げた人が多

かったので、車が沢山捨ててありました。

 南相馬の中で小高地区は津波の被害はありませんでしたが、放射能

汚染度が高く、居住制限区域になってしまいました。

 一帯で原発建設に反対した小高地区だけが、皮肉なことに避難を

余儀なくされ、つい最近居住制限が解除されるまで誰も住むことが

できませんでした。

5.浪江町請戸地区の過酷な体験

  賑やかな人の営み跡形もなし

 次に浪江町請戸地区に向かいました。請戸地区は津波で多勢の人が

死に、全滅した所です。

 3・11以前は海が見えていたのに、高い防潮堤を作ってしまったの

で見えなくなっていました。請戸地区の案内、説明は避難者である大熊

町の町議、木幡ますみさんがしてくれました。

 請戸小学校は建物の外観だけはそのまま残っていました。第一原発

号機まで約4キロの所です。

 3・11当日大地震が発生した時、請戸小学校の先生たちが賢明で、

生徒全員を引き連れて、約1キロ離れた山まで逃げたため、先生と生徒

全員が助かりました。生徒たちは草を分けて、一度も振り返らずに必死

に逃げたといいます。

 小学校の周りは多くの商店や郵便局などがあり、請戸で一番賑やかな

所だったそうですが、今は雑草が生えているだけで、賑わいの痕跡すら

ありませんでした。 (「中」に続く)

   (「原発いらない!ちば」9月号ニュースより了承を得て転載)

┏┓ 

┗■5.10.1原子力空母ロナルド・レーガン横須賀配備抗議!

 | 母港撤回を求める神奈川集会

 | 1,450名の集会でたんぽぽ舎のノボリ旗を持ち4人参加

 | ビラ配布と「東海第二原発再稼働の工事中止を

 | 求める署名」を集めた

 └──── 小西辰男(たんぽぽ舎ボランティア)

主催:神奈川平和運動センター三浦半島地区労センター

共催:フォーラム平和・人権・環境、全国基地問題ネットワーク、

   平和センター関東ブロック連絡会議

会場:ヴェルニー公園(横須賀市

10月1日の概要報告

 18:00 汐入駅よりの参加者に対しビラ配布を開始、

     受け取らない参加者も多かった

 18:30 集会開始、会場での聴衆者にビラ配布をすると

     かなりの参加者は受け取った

 19:30 デモ行進、地元団体を先頭に、引き続き全国団体の順に出発、

主催者側の発表では、地元団体の他全国団体(20団体)の

1,450名でした。

 20:15 流れ解散後、京浜急行横須賀中央駅”より帰宅する。

 駅へ向かう途中で信号待ちの参加者のリュックに「NO NUKES」の

「ペンダント」を発見し、小熊さんは「製作者は私である」と和や

かな会話をされていた。

 最終的な活動は、チラシ配布を最低200枚配布、署名は50筆でした。

 ※「原子力空母母港化の是非を問う住民投票を成功させる会」の資料

  パンフ『原子力空母は本当に安全か!?』

             (2019年09月06日発行 ¥200)

  パンフ『なぜ、横須賀母港イージス艦の事故が連続するか』

           (原子力空母は大丈夫?! ¥100)

  チラシ『こんな近くに原子力空母、JR横須賀駅まで1250m』(無料)

 全てを資料として入手したので興味ある方はご連絡下さい

         E-Mail:tatsuo_koni@yahoo.co.jp 小西

まとめ

 初秋(?)とは言え、蒸し暑い集会となりましたが、参加団体の各

代表は力強い挨拶とアピールをし、民主党から福島みずほ参議院

員)も応援に来られ会場を盛り上げられていました。

 若い参加者も見受けられたが殆どは高齢者が多く、若者の参加を

真剣に検討すべきであろう。

 移動中に購入した新聞(東京新聞:朝刊)の“東電旧経営陣無罪で

控訴”、指定弁護士「正義に反する」”の見出しに対し、検察官役の

指定弁護士の皆様に心から感謝の意を述べたい気持ちです。

┏┓ 

┗■6.菅直人元首相、関電から献金疑惑の稲田朋美議員に

 | 「安倍政権の居直り姿勢を象徴している」と批判…ほか

 | メルマガ読者からの原発等情報4つ(抜粋)

 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.菅直人元首相、関電から献金疑惑の稲田朋美議員に

  「安倍政権の居直り姿勢を象徴している」と批判

  10/6(日)15:58配信「デイリースポーツ」

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191006-00000097-dal-ent

2.関西電力の「闇」はどこまで 不作為、隠蔽…崩れた企業統治

  10/5(土)10:30配信「産経新聞

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191005-00000506-san-soci

3.第三者委員会、政治圧力、経営責任…関電を待ち受ける3つの難題

  10/6(日)19:53配信「産経新聞

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191006-00000538-san-bus_all

4.特命発注、代々引き継ぎ=関電、吉田開発は「特別な理由」

  京都支社で8件

  10/5(土)7:33配信「時事通信

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191005-00000014-jij-soci

┏┓ 

┗■7.メルマガ読者からのイベント案内

 |         (お問い合わせは主催者へ)

 └──── 

 ◆10/11(金)東京高裁

  福島原発千葉訴訟第一陣控訴審の第5回口頭弁論 傍聴のお願い

日時:10月11日(金)13時より裁判所前集会

         13:10頃 抽選券交付開始

13:30頃 抽選券交付締切・傍聴券交付

14時より 第5回口頭弁論開始

場所:東京高裁101号法廷

15時頃より報告集会…全日通霞が関ビル8階(千代田区霞が関3-3-3)

連絡先:千葉県原発訴訟の原告と家族を支援する会

    永野 勇(090-2553-2587)

 福島原発千葉訴訟第一陣控訴審の第5回口頭弁論が、10月11日(金)に

東京高等裁判所101号法廷で開催されます。

 今回の裁判は、結審(来年2月or3月頃)に向けて大詰めを迎えている

重要な裁判です。

 お忙しいとは存じますが、傍聴で法廷を埋め尽くし、裁判官に対して

本裁判への関心の高さを示し、そして原告本人を勇気づけるため、多く

の方が傍聴に参加して下さいますよう心よりお願い申し上げます。

────────── 

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 自然、政治・経済、社会、身近な生活も歓迎します。

2.原稿に「見出し」をつけて下さい。(「見出し」は1行見出しよりも

 2行又は3行見出しの方が読む人にとってわかりやすい)

 執筆者名(基本的に本名でお願いしています)と執筆者名の後にかっこ

 書きで「所属・団体名」か「在住県名」を記載して下さい。

 例:たんぽぽ花子(たんぽぽ舎)、たんぽぽ太郎(東京都千代田区在住)

3.「集会・デモ・講演会等のお知らせ」の投稿に関しては、どの団体・

 グループも平等に掲載する基本方針です。

 そのため日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先など

 必要事項を400文字以内でお送り下さい。

 件名に「イベント案内掲載希望」と明記して下さい。

 日程が直前にならないよう余裕を持っていただけると幸いです。

 メールマガジンへのイベント案内は1回だけの掲載とさせていただきます。

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たんぽぽ舎です。【TMM:No3761】地震と原発事故情報−6つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No3761】

2019年10月5日(土)地震原発事故情報−

               6つの情報をお知らせします

                        転送歓迎

━━━━━━━ 

★1.どう考えても東海第二原発廃炉が正しい!

   JCO臨界事故20年の教訓からもっと学べ!

   10/2(水)日本原電本店前抗議行動報告

             横田朔子(たんぽぽ舎ボランティア)

★2.東京電力福島第一原発事故収束と被害者救済を最優先しろ!

   日本原電への「債務保証」はとんでもない!

  柏崎刈羽原発再稼働するな!

   放射能汚染水の海洋放出反対!避難者の住居を奪うな!

   10/2(水)第73回東電本店合同抗議の報告

             渡辺秀之(たんぽぽ舎ボランティア)

★3.関電不祥事の背景に迫れ−関電だけ悪者にして幕引きするな

   不審に思うのは規制委・経産省・官邸・福井県などが

   初めて聞いたような顔をしていること

  「関電役員への3.2億円受領問題『投稿その6』」

          上岡直見〔環境経済研究所(技術士事務所)〕

★4.原発マネーついに安倍政権直撃

  稲田朋美衆議院議員が代表を務める

  「自民党福井県第一選挙区支部」へ

  森山栄治(高浜町元助役)が役員の会社から政治献金

  「関電役員への3.2億円受領問題『投稿その7』」

             山田和秋(たんぽぽ舎ボランティア)

★5.関電役員の金品受領、市民ら抗議の声 京都で

  「キンカン行動」…ほか

  メルマガ読者からの原発等情報5つ(抜粋)

                  黒木和也 (宮崎県在住)

★6.メルマガ読者からのイベント案内

          (お問い合わせは主催者へ)

  ◆連続公開講座2019 会場:中央大学駿河台記念館

   「放射能汚染と廃炉作業の課題を考える」今中哲二氏講演

   10/12(土)市民のための“化学の基礎講座”−現状と課題を考える

━━━━━━━ 

※10/8(火)学習会にご参加を!

 「STOP水道事業民営化−公益事業の私物化を許さない」

 講 師:内田聖子さん(アジア太平洋資料センター事務局長)

  新DVDの上映もあり   新ちょぼゼミ35回

 日 時:10月8日(火)18時〜21時 (講師のお話は19時より)

 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 参加費:800円

━━━━━━━ 

※10/16日(水)学習会にご参加を!

    「原賠法と経理的基礎」

   日本原電にも東京電力にも経理的基礎はない

     〈東電は責任を取れ第31回講座〉

 講 師:堀江鉄雄さん(東電株主代表訴訟原告代表)

 日 時:10月16日(水)19時〜21時

 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 参加費:800円(学生400円)

━━━━━━━ 

※10/17日(木)シンポジウムにご参加を!18時〜21時

  「台風15号による千葉等大停電問題 東電だらしないぞ」

  「森田千葉県知事も安倍首相もメディアも責任あり」

        実態・原因・対策シンポジウム

 報告者:武笠 紀子さん(反原発自治体議員・市民連盟 松戸市在住)

     柳田  真さん〔真っ暗闇の4日間 千葉市在住〕

     安藤多恵子さん(市民エネルギー研究所)

     菅井 益郎さん (国学院大学名誉教授)

     山崎 久隆さん(たんぽぽ舎副代表)

     浅野 健一さん (ジャーナリスト)

     なのはな生協理事長(文書参加)

     参加者からの発言も歓迎

 日 時:10月17日(木)18時〜21時

 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 参加費:800円

━━━━━━━ 

※訂正1つあります。

 昨日発信の【TMM:No3760】は曜日が違っていました。

 正:10月4日(金)

 誤:10月4日(土)

 おわびして訂正させていただきます。

━━━━━━━ 

┏┓ 

┗■1.どう考えても東海第二原発廃炉が正しい!

 |  JCO臨界事故20年の教訓からもっと学べ!

 |  10/2(水)日本原電本店前抗議行動報告

 └──── 横田朔子(たんぽぽ舎ボランティア)

 10月2日(水)17時より17時45分まで、秋葉原の日本原電本店前で毎月

定例の抗議集会が開かれた。

集会は司会の小熊さんの開会宣言でスタート。

◎主催者あいさつ

 「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」世話人の柳田 真さんから、

 「1.20年前、茨城県東海村原子力の大事故が起きた。JCO臨界

被ばく事故である。2名が死亡、666人が被ばく、30万人が自宅待避

した。当時の自民党小淵内閣は組閣を「延期」して、この原子力事故の

対策に取り組んだ。

 2.日本原電は東海村に東海第二原発(110万kW、沸騰水型)をもって

いるから、この事故の事をよく知っている筈だ。JCO臨界事故の

「教訓」からもっと学んでほしい。それは、原子力は大きな事故=惨事

を起こす、死者も出る、被ばく者もたくさん出る、一つの地域(市・

県)が住めなくなる、という教訓だ。3.ましてや41年目のオンボロ・

被災原発で、お金もない会社が再稼働をめざすなんて(3000億円から4000

億円ものお金の工面も大変)ムリムリの話である。JCO事故20年目の

教訓に学び、東海第二原発の再稼働をやめてもらいたい。

原発なくても電気は十分足りているから。」とのあいさつを受けた。

◎3人のスピーチ

 1.茨城の佐藤眞一さん(いのちをつなぐ会)は、初めに「どう考え

ても東海第二原発廃炉が正しい」とキッパリ言い、「JCO臨界事故

に学べば、東電福島第一原発事故は起こらなかった」「茨城県民は75%

以上が東海第二の再稼働に反対している。150km圏内には3000万人が

住んでいる。県内の44市町村の内、29市町村が再稼働反対の意見書を

採択している。東海第二の20年運転延長はあり得ない!」と強い口調

で訴えた。

 2.次に、毎週水曜日の昼休みに原子力規制委員会の前で抗議行動

を続けている木村雅英さん(再稼働阻止全国ネットワーク)は、「原

子力マネーの汚さがハッキリした。関電以外にも全国の電力会社で

起こっているかもしれない」と金まみれの関電の問題に言及。

 更に、トリチウム汚染水の海洋投棄の問題に触れ、「9月27日(金)

資源エネルギー庁の汚染水対策検討会議を傍聴したが、この日海洋

投棄は決定されなかったのはひとまずよかった」との報告があった。

 3.最後に千葉の山本 進さん(千葉県原発訴訟の原告と家族を支援

する会)は、「福島から避難してきた人たちは、裁判で闘っている。

10月11日(金)14時から国と東電の責任を追及する『福島原発被害千葉

集団訴訟第一陣東京高裁控訴審第5回口頭弁論』が開かれるので、

多くの皆さんが傍聴し、応援してほしい。国の責任がないなんてあり

得ない!」と怒りを込めて皆に支援を訴えた。

◎音楽隊のメンバー脱原発を歌う!

 久しぶりに登場した明るく元気いっぱいのあすなろさんは「童神(

わらびがみ)」を三線の弾き語りで聴かせ、ジョニー・Hさんは「

原発御用!」「野菜デモのテーマ」等鋭い風刺の替え歌を、さらにこの

日は佐藤周平さんのトランペットも加わり、闘う音楽隊の演奏が夜空に

響き渡った。集会にはいまやなくてはならない存在だ。

◎中村泰子さんによるシュプレヒコールで、「東海第二原発再稼働

反対!」「老朽・被災の東海第二今すぐ廃炉!「危険な原発今すぐ

廃炉!」等々、力強いコールと共に参加者は日本原電本店に向かって

怒りのこぶしをあげた。

◎最後に、永野 勇さん(「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」

世話人)が、1.9月19日の東電元幹部3人の無罪判決に対し、指定

弁護人は控訴した。2.日本原電が9月24日、特重施設の申請を行った

事を報告。

 当面の行動提起として、

 1.『東海第二原発再稼働の工事中止を求める署名(第二弾)』を

 積極的に取り組もう。

 2.年内最後の大行動として、“11.27廃炉デー大アクション”

 (署名の提出行動、デモ行進、日本原電包囲行動)に国会議員・メディ

 ア・茨城現地の多数の参加を呼びかけ、日本原電を多くの人間の鎖(

 ヒューマンチェーン)で攻めていこう!と力強く提起し、この後18時

 30分からの「東電本店合同抗議行動」への参加を呼びかけ、45分間の

 抗議集会を終えた。参加者は約60人。

◎ちょっと嬉しい話!

 16時30分ころより集会の準備中、原電前のポストに投函に来た近隣の

会社の若いサラリーマンの男性3人に何気なく声をかけたら、皆ニコ

ニコ笑いながら近づいてきて「今日もやるんですか」と話しかけて

きた。「ハイ!元気よくやりますよ!」…あうんの会話である。

来月も会えたら、「11・27廃炉デー大アクション」の話をしよう。

【次回の日本原電本店抗議行動】(毎月第1水曜日)

 ★ 11月6日(水)17時より17時45分

   共催:とめよう!東海第二原発首都圏連絡会

      再稼働阻止全国ネットワーク

  *12月4日(水)は、「11.27廃炉デー大アクション」と

  近接しているため、日本原電抗議行動はお休みします。

 ☆連絡先 TEL 070-6650-5549  FAX 03-3238-0797

      Email stoptokai2.shutoken@gmail.com

〒101-0061 東京都千代田区神田三崎町2-6-2

              ダイナミックビル5F たんぽぽ舎気付

  その後、皆で下記に移動します。

【次回の東電本店合同抗議】(毎月第1水曜日)

   ◆11月6日(水)18時30分より19時30分 東京電力本店前

   ◇呼びかけ:経産省前テントひろば/たんぽぽ舎

   ◇賛 同:東電株主代表訴訟/ピースボートなど134団体

┏┓ 

┗■2.東京電力福島第一原発事故収束と被害者救済を最優先しろ!

 |  日本原電への「債務保証」はとんでもない!

 | 柏崎刈羽原発再稼働するな!

 |  放射能汚染水の海洋放出反対!避難者の住居を奪うな!

 |  10/2(水)第73回東電本店合同抗議の報告

 └──── 渡辺秀之(たんぽぽ舎ボランティア)

◎本抗議の様子は、たんぽぽ舎新HPでご覧下さい。

 新HP http://www.tanpoposya.com/

 サブメニュー「東電本店合同抗議」

〇 10月2日、東京電力本店前で「日本原電(東海第二原発)の債務保証

をするな!東電は福島第一原発事故の責任をとれ!トリチウム汚染水を

海へ流すな!安全な陸上部へ保管せよ!柏崎刈羽原発再稼働するな!

原発事故避難者の住居を奪うな!」のコールが鳴り響いた。多数のノボ

リ旗と横断幕が、多くの人の協力で、東電に向けて掲げられた。

 呼びかけは、「経産省前テントひろば」と「たんぽぽ舎」であり、

134の賛同団体と共に、第73回東電本店合同抗議行動が行われた。

参加者は約85人。

〇まず、福島原発被害東京訴訟原告団長:鴨下祐也さんから、東電に

関する抗議のアピールがあった。先ずは、東電の3つの異なる顔と

題するものでした。

 1つ目の顔は、東電のホームページには、3つの誓い「最後の1人

まで賠償貫徹、迅速かつきめ細かい賠償の徹底、和解案(ADR等)

の尊重」が掲載されている。

 しかし、実際は、誠実に実行しているようには思えないこと。

 2つ目の顔は、東電との実際の交渉の場において、東電担当者は「

大変な事故を起こして申し訳ない」と深々と頭を下げるが、具体的な

中身について、「裁判のことがあるので、ここでは申し上げらない」

など誠意が感じられる対応ではないこと。

 3つ目の顔は、裁判における法廷で、被害者の訴えに対して「ビタ

一文、払わない」との主張を繰り広げていること。

 こんな不誠実な会社は、他に無い。「三つの誓い」を是非、誠実に

実行して欲しい。

 また、福島県が、「区域外避難者」を避難先の住宅から追い出す訴訟

を起こそうとしている。福島県の対応もひどいが、そもそも、原発事故

を起こした東電が事故の責任を取らず、被害者への賠償を拒否している

ことが元凶です。

 皆さん、これからも私たちの闘いを是非応援してください。

 続いて、日本音楽協議会による音楽での抗議と、「反原発自治

議員・市民連盟」と「民間規制委員会・東京」による東電本店申し入れ

行動が行われた。

 更に、東電福島原発トリチウム汚染水の海洋放出に関して、地球

環境への悪影響、一生懸命頑張っている漁業関係者の怒り、国そして

東電の無責任を糾弾する抗議のアピールがあった。

 10月17日(木)シンポ「台風15号による千葉等大停電事故 東電だら

しないぞ」「いつ、あなたにふりかかるかも…?」の案内等がおこな

われた。

 最後に、ドンパン節と多摩川太鼓の演奏で締めくくり、19時33分に

終了。カンパ活動を行い、19,544円が寄せられました。ご協力、ありが

とうございます。

◎次回、第74回の東京電力本店合同抗議は以下の通りです

日 時:11月6日(水)18時30分より19時30分

場 所:東京電力本店前(東京都千代田区内幸町)

           JR・地下鉄「新橋」駅徒歩5分、

           地下鉄三田線「内幸町」駅徒歩3分

 呼びかけ:「経産省前テントひろば」、「たんぽぽ舎」

 引き続き賛同団体を募集中!

◎当日は前段で、17時から17時45分まで、「とめよう!東海第二原発20

年運転延長・再稼働ゆるすな!日本原電本店抗議行動」が、「とめよ

う!東海第二原発首都圏連絡会」と「再稼働阻止全国ネットワーク)の

共催で行われます。

日 時:11月6日(水)17時から17時45分

場 所:日本原電本店前(秋葉原近辺に移転:地下鉄銀座線「末広町

駅4番出口から徒歩4分/JR秋葉原駅中央改札口から徒歩7分)

こちらにもぜひご参加下さい。

┏┓ 

┗■3.関電不祥事の背景に迫れ−関電だけ悪者にして幕引きするな

 |  不審に思うのは規制委・経産省・官邸・福井県などが

 |  初めて聞いたような顔をしていること

 | 「関電役員への3.2億円受領問題『投稿その6』」

 └──── 上岡直見〔環境経済研究所(技術士事務所)〕

 今回の不祥事はもちろん関電が最大の当事者であるが、すでに多くの

人が論じているのでここでは繰り返さない。

 しかし一連の報道をみて不審に思うのは、規制委員会・経産省

官邸・福井県などが、初めて聞いたような顔をして驚いたとか許せない

などと関電を批判してみせたり、監督する立場であるかのように振る

舞っているのは茶番としか言いようがない。

 そもそも「原発マネー」の仕組みを作ったのは誰なのか。

 前々からわかっていたはずなのに元助役が死去したタイミングで公開

されたのも不審だし、関電だけを悪者にして幕引きをするシナリオが既

にできているのだろう。

 この機会に日本の公企業政策を議論しなければならない。

 これは先日の停電問題にも関連する。

 同じような例では、国鉄を分割民営すれば新幹線ばかりきれいにして

ローカル線が廃止されるのと同じだ。

┏┓ 

┗■4.原発マネーついに安倍政権直撃

 | 稲田朋美衆議院議員が代表を務める

 | 「自民党福井県第一選挙区支部」へ

 | 森山栄治(高浜町元助役)が役員の会社から政治献金

 | 「関電役員への3.2億円受領問題『投稿その7』」

 └──── 山田和秋(たんぽぽ舎ボランティア)

 10月4日、2回目の関西電力幹部記者会見がとうとう取り返しの

つかないミスを犯した。

 弁護士作成の記者会見問答集で地雷を踏まず逃げ切ったと思ったの

だろうが、実は自ら罪を認めることになった。そればかりか、ついに

本丸政界にまで飛び火した。

 関電金品受領はそれこそ「底なし沼」。

 県の幹部から一部の一般社員まで。

1.明らかな贈収賄事件。元助役森山の死亡を待って、彼を悪者にする

ことで一件落着?

 では特注先「吉田開発」社長同席のもとで契約前に概算額や工期を

提示したことは何と説明するのか。「席を外した」なんて子供だましを

誰も信用しない。

 しかも、この際金品を受取っている。いつものことだから、「受益者

利益供与にあたらない」の言葉、開いた口が塞がらない。

 これが事件にならないなら、それこそ、警察も検察もいらない。

2.原発マネー…稲田朋美

 記者会見で贈与は一部国会議員にもという発言があった。その議員と

は安倍首相お気に入りの稲田朋美衆議院議員(福井1区)。

 何しろ稲田朋美の後援会会長は森山氏が筆頭株主の警備会社『オー

イング』の関連会社『アイビックス』の吉田敏貢社長だった(2014年

8月まで務めた)。

 稲田朋美が代表を務める「自民党福井県第一選挙区支部」の政治資金

収支報告書などによれば森山栄治(高浜町元助役)が役員のオーイング社

(2007年売上5億円、2018年51億円)と関連会社のアイビックス社から

2011年、2013年48万円の献金を受けていた。

 また、関西電力関係会社も40万円のパーティー券を買っている。

その他−北電8万、九電、中電、東北電力6万円、日本原子力発電10

万円、その上、電気事業連合会も10万円。文字通りのすべて原発

マネーのキックバック。刑事責任を問われないのはおかしい。

本丸自民党には吉原元関電社長の秘書が政界の裏工作でカネをばら

まいていた。

3.関西電力は子会社「きん電」を通じて自民党国民政治協会」に

36年間で2.6億円の献金をしていた。他にも自民党役員にも献金を。

 私たちの支払う電気料金が「原発マネーとして還流」して

いることの根源

1.電気料金は「総括原価方式」(需要に応じていくらでも値上げ

 できる)まるで打ち出の小槌。

 電力会社の使い放題。一般企業では絶対許されない。

 少なくとも、予算案とその明細は国民に知らせるべきである。

2.電気事業連合会の会長を関西電力社長岩根茂樹が兼務していること

をやめて、第三者に委ねるべきである。全国原発立地で同じことが行

われていたに違いない。

 原発はもはや廃止する以外方法はない。

 市民の命と幸せを守るために。

┏┓ 

┗■5.関電役員の金品受領、市民ら抗議の声 京都で

 | 「キンカン行動」…ほか

 | メルマガ読者からの原発等情報5つ(抜粋)

 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.関電役員の金品受領、市民ら抗議の声 京都で「キンカン行動」

  10/4(金)21:40配信「京都新聞

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191004-00000018-kyt-soci

2.関電、金品受領をほぼ記録せず 総額膨らむ可能性も

  10/4(金)21:33配信「共同通信

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191004-00000184-kyodonews-soci

3.関西電力“金品受領”監査役は去年に問題把握も適切対応せず

  株主総会にも報告せず

  10/4(金)11:53配信「MBSニュース」

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191004-00029862-mbsnews-bus_all

4.巨額金品授受問題の関西電力、「高浜発電所」に見る

  関電経営陣の病理

  10/4(金)8:33配信「HARBOR BUSINESS Online」

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191004-00203134-hbolz-soci

5.菅直人元首相 福島第一原発事故「日本は壊滅の瀬戸際だった」

  「原発にトドメを刺す時」

  10/4(金)18:13配信「デイリースポーツ」

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191004-00000105-dal-ent

┏┓ 

┗■6.メルマガ読者からのイベント案内

 |         (お問い合わせは主催者へ)

 └──── 

 ◆連続公開講座2019

  「放射能汚染と廃炉作業の課題を考える」今中哲二氏講演

  10/12(土)市民のための“化学の基礎講座”−現状と課題を考える

講 師:今中哲二氏(京都大学複合原子力科学研究所研究員)

日 時:10月12日(土)13時より16時30分

会 場:中央大学駿河台記念館360号室

(東京都千代田区神田駿河台3-11-5 TEL:03-3292-3111)

主 催:特定非営利活動法人有害化学物質削減ネットワーク

    〒136-0071 東京都江東区亀戸7-10-1 Zビル4階

参加申し込み、お問い合わせ先:FAX 03-5627-7540

               メール <info@toxwatch.net>

住所、氏名、連絡先、所属等明記の上、

FAX又はメールでお申し込み下さい。

受講資料代:各回会員 500円(5回通し券 2000円)

       一般  1000円(5回通し 3000円)

 廃炉作業は遅々として進まず、警戒区域内の放射能で汚染された土壌

は、中間貯蔵施設の建設が遅れ、各地に放置状態で仮置きされており、

飯館村では除染土壌を河川改修工事用資材として利用する動きもみら

れます。

 環境中に放出された放射能をどう管理していくのか、放射能汚染と

廃炉作業の現状と課題を今中氏が解説します。

────────── 

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  郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎 口座番号 00180-1-403856

☆《事故情報編集部》より

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 投稿(「川柳・俳句・短歌」など)を歓迎します。

1.「投稿」のテーマは、「原発問題」が中心軸ですが、エネルギー、

 自然、政治・経済、社会、身近な生活も歓迎します。

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たんぽぽ舎です。【TMM:No3760】地震と原発事故情報−7つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No3760】

2019年10月4日(土)地震原発事故情報−

               7つの情報をお知らせします

                        転送歓迎

━━━━━━━ 

★1.福島県の東電福島第一原発事故による区域外避難者「提訴」に

   抗議し、訴えを断念してほしい

   避難者団体「福島県は被害者側に立つべきなのに…」

   福島県議会が住宅退去求める不当な議案可決

                 福島原発被害東京訴訟原告団

★2.関西電力高浜原発事件と柏崎刈羽原発ラピカ不正事件の共通性

   2つの事件は原発に関係する資金に汚染されて不正を起こす

   共通事件だ…追及の骨子を整理しよう

   「関電役員への3.2億円受領問題『投稿その5』」

                 武本和幸 (新潟県刈羽村在住)

★3.東京・清瀬

   昨年のリベンジ、ついに「東海第二原発の運転延長の反対を

   求める請願」が清瀬市議会で採択されました

  清瀬市内の放射線量0.08マイクロシーベルト

   (自然放射線量は0.03マイクロシーベルト)

             福田三津夫(清瀬憲法九条を守る会)

★4.2020年代東アジアの平和と脱原発社会をめざそう

  たんぽぽ舎30周年記念の集いとこんしん会に参加して

                     青柳純一 (翻訳家)

★5.関電の「金品受領問題」拡大続く

  識者からは「政治家関与を調べるべき」指摘も…ほか

  メルマガ読者からの原発等情報4つ(抜粋)

                  黒木和也 (宮崎県在住)

★6.大地震が次々に来ると予測されている国内で原発

  稼働し続けるのは非常に危険

  国策として廃炉に投資を−れいわ新選組山本太郎代表…

  メルマガ読者からの「新潟日報」情報1つ(抜粋)

                金子 通 (たんぽぽ舎会員)

★7.新聞より2つ

  ◆関西電力原発マネー環流 政界に飛び火

   稲田朋美幹事長代行との関係性に「焦点」

         (10月3日発行「日刊ゲンダイ」3面より抜粋)

  ◆関電裏金事件 幹部がおびえる森山マル秘メモ

   大金星の金沢国税局で不可解人事

         (10月4日発行「日刊ゲンダイ」3面より抜粋)

━━━━━━━ 

※明日です! 10/5(土)学習会にご参加を!

  再稼働は電力会社まかせ制度を許すな!

  「新検査制度の問題点と特重施設」

 講 師:長沢啓行さん(大阪府立大学名誉教授)

 日 時:10月5日(土)13時〜17時

 会 場:「神保町ひまわり館」

 参加費:500円

 主 催:「再稼働阻止全国ネットワーク」 070−6650−5549

 「再稼働阻止全国ネットワーク全国拡大会議」として、

 長沢啓行さんを講師に学習会を実施します。

 どなたでも参加できます。

━━━━━━━ 

※10/8(火)学習会にご参加を!

 「STOP水道事業民営化−公益事業の私物化を許さない」

 講 師:内田聖子さん(アジア太平洋資料センター事務局長)

  新DVDの上映もあり   新ちょぼゼミ35回

 日 時:10月8日(火)18時〜21時 (講師のお話は19時より)

 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 参加費:800円

━━━━━━━ 

┏┓ 

┗■1.福島県の東電福島第一原発事故による区域外避難者「提訴」に

 |  抗議し、訴えを断念してほしい

 |  避難者団体「福島県は被害者側に立つべきなのに…」

 |  福島県議会が住宅退去求める不当な議案可決

 └──── 福島原発被害東京訴訟原告団

 福島県議会が3日、区域外避難者5世帯(東京江東区東雲住宅)に対

し、「退去を求めて提訴する議案」を可決した。

 「被害者の生活の苦労=家賃の苦労など何も考えない、情けもなにも

ない」そして「冷たい」決定である。

 「声明」と東京新聞の関連記事2つを紹介します。

1.福島原発事故の県外避難者に対する「追い出し」訴訟議案の

  県議会可決に抗議する声明

                  2019(令和元)年10月3日

                福島原発被害東京訴訟原告団

◎ 福島県議会の9月定例会が、本日、本会議において、福島原発事故

によって避難区域外から国家公務員宿舎に避難している避難者5世帯

(以下、「訴訟対象世帯」という。)に対し、避難先の住宅の明渡しと

損害賠償の請求を求める訴えを提起する旨の議案を賛成多数で可決した。

 これは、本来原発事故の被害者の側に立つべき福島県が、こともあろ

うに、加害者である国に代わって、原発事故で避難している避難者を

追い出し、その避難先の住まいを力ずくで奪おうとするものであり、

極めて許しがたいものである。

 上記の福島県議会の議決に対し、福島原発被害東京訴訟原告団は厳重

に抗議する。

◎ 訴訟対象世帯5世帯のうち、4世帯には福島原発被害東京訴訟の

原告が含まれている(第1陣1世帯、第2陣3世帯)。

 今回の避難者追い出しの動きは、事実上、福島原発被害東京訴訟の

原告を狙い撃ちにして、同訴訟の継続を困難にさせようとするもの

である。

 訴訟対象世帯は、福島原発事故のあと、東京都を通じて住宅の提供を

受けていた。その後、2017(平成29)年3月に一方的に住宅の無償提供

が打ち切られ、福島県との間で有償の賃貸借契約を結ぶよう勧誘された

が、これを拒否し、長期・無償の住宅提供の継続などを目指し、避難者

団体などを通じて、国や東京都などに約9万筆の署名を提出し、問題

解決のための話し合いを求めてきた。

◎ 福島原発事故の区域外避難者は、わずかな賠償金を得ただけで、

政策的な支援はほとんど受けられず、住宅提供も打ち切られて、その

生活は疲弊・困窮している。住宅の提供が打ち切られた後も、経済的・

社会的な理由から、住宅を出るに出られずにとどまらざるを得ない世帯

も多くある。

 本件の訴訟提起は、避難住宅問題の話し合いによる解決を目指す避難

者の動きを力でねじ伏せようとするものである。

◎ しかも、本件では、国家公務員宿舎の明渡しに本来無関係の福島県

が乗り出すという、不可解なことが起きている。

 訴訟対象世帯は、福島県との間で何の契約も結ばなかったからである。

 本件では、現在、国が福島県に対し避難対象世帯の住宅の「使用

許可」を与えていることが判明している。

 原発事故の加害者である国は、訴訟対象世帯との直接対決を避ける

ため、自らは卑怯にも陰に隠れ、福島県を身代わりに立て、強引に

追い出しをさせようとしているとみるべきだ。

 第三者に追い出しをさせる目的での使用許可は、その適法性・妥当性

に大いに問題がある。

◎ このような不正義は、許されるべきではなく、福島県は、今回の

訴訟対象世帯に対する訴えの提起を断念するよう強く求めるものである。

2.10月4日「東京新聞朝刊28面」より

原発自主避難者提訴を可決 福島県議会が住居退去求め

避難者団体「被害者側に立つべきなのに」

 福島県議会は3日、東京電力福島第一原発事故の避難指示区域外から

自主避難者で、住宅の無償提供期間後に契約しないまま東京都の国家

公務員宿舎に住み続ける5世帯に対し、県が退去を求めて提訴する議案

を賛成多数で可決した。

 自主避難者らの団体は3日に都内で記者会見し「被害者側に立つべき

県が、加害者の国に代わって避難者を追い出すものだ」と批判した。

 福島県は2017年3月末に自主避難者への住宅の無償提供を打ち

切った。県外の国家公務員宿舎に避難した世帯のうち、希望者には2年

間の期限付きで公務員と同額で貸す契約を結ぶ支援策を実施。

県によると5世帯はいわき市などからの避難者で、契約の内容に納得

せず県と契約を結ばない状態で、家賃を支払わずに入居を続けている。

 県は訴訟で、退去と17年4月以降の家賃の支払いを求める。

 自主避難者を支援する森川清弁護士は記者会見で、提訴される30代

女性の「福島県からの避難生活なのに、その福島県が生活の全てを奪い

にくるようで恐ろしい」とのコメントを読み上げた。

3.9月19日「東京新聞朝刊」[長久保宏美のリポート福島]見出し紹介

被災県が避難県民を提訴へ 公務員宿舎明け渡し求め5世帯に

┏┓ 

┗■2.関西電力高浜原発事件と柏崎刈羽原発ラピカ不正事件の共通性

 |  2つの事件は原発に関係する資金に汚染されて不正を起こす

 |  共通事件だ…追及の骨子を整理しよう

 |  「関電役員への3.2億円受領問題『投稿その5』」

 └──── 武本和幸 (新潟県刈羽村在住)

 2000年から2001年末にかけ、柏崎刈羽原発の立地する刈羽村で、電源

三法交付金の不正問題を追及する住民の運動があり、2001.12月資源エネ

ルギー庁は、刈羽村に2.6億円の返還命令を出した。20年ほど前のこと

である。

 この際には、住民の要望を得た国会議員が質問主意書を出したり、

国会に調査要請をした記録が残っている。(第154回国会(常会)

質問第五〇号)

 関西電力高浜原発事件では、特異な性格の元助役と関西電力の特別の

関係が強調されて報道されているが、原発に関係する資金に汚染されて

不正を起こす共通事件だと考える。

 いまでも、20年前のラピカ事件はネットの「ラピカ不正」で検索可能

となっている。

 反原発脱原発・再稼働反対のみなさんに呼びかける

 関西電力高浜原発事件と柏崎刈羽原発ラピカ不正事件の共通性に注目

し、追及の骨子を整理して欲しい。

┏┓ 

┗■3.東京・清瀬

 |  昨年のリベンジ、ついに「東海第二原発の運転延長の反対を

 |  求める請願」が清瀬市議会で採択されました

 | 清瀬市内の放射線量0.08マイクロシーベルト

 |  (自然放射線量は0.03マイクロシーベルト)

 └──── 福田三津夫(清瀬憲法九条を守る会)

◎ 9月26日、私が提出した「東海第二原発の運転延長の反対を求める

請願」は、本会議で10対9の僅差で採択されました。さらに同趣旨の

議員提案の意見書も採択されました。

 実は昨年の9月議会でも、内容は若干異なるのですが「東海第二原発

の運転延長の反対を求める請願」が清瀬・くらしと平和の会の溜口郁子

さんから提出されましたが、残念ながら8対10で不採択だったのです。

だから今回の請願は私にとってリベンジの意味合いがありました。

 このような請願を提出した理由は2つあります。1つは、2011年福島

第一原発事故の悪影響は現在進行形だということ、もう1つは、東海第

原発がどうしようもなくボロボロだということです。

 清瀬の市民団体「放射能から子どもを守る会・清瀬」が毎年放射能

測定を行っていますが、今年は市内145箇所の内22箇所が0.08マイクロ

シーベルト(毎時)を越えています。

 この数値は現在の福島の郡山市の線量と同じです。ちなみに自然放射

能線量は0.03マイクロシーベルト(毎時)だそうです。

◎ 東海第二原発の圧力機器は40年使用を前提に作られており、延長さ

れれば60年という長期にわたるものとなり、想定していない問題が生じ

る可能性があります。さらに、8年間にわたり停止していた原発

再稼働させることは、その機器にどのような不具合が生じるか予想も

つきません。

 東海第二原発は、2011年の東日本大震災及びそれに伴う津波で冷却

機能の一部を失い、放射能漏れ寸前の状態となりました。

 福島第一原発事故以降、住民の避難計画が30キロ圏に拡大されました。

 東海第二原発の場合、30キロ圏内に96万人が住んでおり、実際に避難

計画が策定できるのか、困難を極めることが予想されます。

 また、現実に事故が起きれば首都圏の3000万人にも被害が及ぶことは

必至であり、避難計画を策定することも必要となります。

清瀬市議会は今年の選挙でリベラル派が増え、劇的に議員構成が

変わりました。

 毎回の議会傍聴が心楽しくなりました。

 近隣の読者の皆さんにもお勧めします。

 市議会に気楽に傍聴に行きましょう!

*詳しい請願内容については下掲のブログを覗いてください。

(ブログNo229)https://blog.goo.ne.jp/engekikyoikuron 

┏┓ 

┗■4.2020年代東アジアの平和と脱原発社会をめざそう

 | たんぽぽ舎30周年記念の集いとこんしん会に参加して

 └──── 青柳純一 (翻訳家)

◎ 9月22日、「たんぽぽ舎30周年」記念集会が神保町で開かれ、

終了後にたんぽぽ舎で懇親会が催された。

 当日、長野県在住の小出裕章氏の講演があるということで参加し、

懇親会では20人ほどの発言者の片隅に加えてもらった。

 実は、彼とは1972年春に女川原発反対運動で初めて出会い、女川現地

漁村でともに「援漁」を経験した後、30年以上前の大阪・熊取(京大

研)や3・11後の女川や仙台で何度か会っている。

 私自身は、1976年から本格的に朝鮮・韓国語を学び始めたため、

「反原発運動」からは身を引き、大阪では彼のお連れ合いが同学だった

縁で訪ねた。

 それでも、3・11後は「原発メーカー訴訟」を通じて「援漁」当時の

仲間のIや小出さんとも再会し、先月末には山形県に「避難」したIの

家で、私の連れ合いや仙台の仲間、計8人で合宿し、とても楽しかった。

 当日Iとは酒の勢いもあって東京オリンピック(OL)絡みで

大激論を交わし、一時は「決裂」しかねない雰囲気だったが、年も

あって丸く収まった。

◎ その体験から、たんぽぽ舎や小出さんともOL関連で「論戦を辞さ

ない」構えで懇親会に参加し、発言した。

 まず、昨年平昌OL後の南北首脳会談と米朝首脳会談で「時代の

流れ」が変わりつつある点を前提に、今年6月末の板門店会談での

南北・米とアベ、さらに7月来の「日韓経済戦争」での「反日から

反アベ」への変化を指摘し、ボルトン解任の意味に触れた。

 そして、東京OLへの賛否を超えて「旭日旗の拒絶」と「統一旗の

歓迎」を日本の市民内部で議論し、韓国市民との「共闘」を提案した。

 さらに、「2020年代東アジアの平和と脱原発社会」の建設を共通

目標に、日韓市民社会が協力していくことを提案した。

◎ 思えば、「たんぽぽ舎と小出裕章」に代表される脱原発運動の30年

は、世界史的に見れば「2020年代脱原発社会」を可能にする地点に

まで達しつつある。

 同様に、1987年6月民主抗争に始まった韓国市民革命は、3年前の

キャンドル革命から3度の南北首脳会談をへて「2020年代東アジアの

平和」を可能にする地点にまで達しつつある。

 問われているのは、日本の市民社会の成熟度なのだ。

 参院選の結果、「9条改憲」をほぼ止めた今、目ざすべきは「安倍

政権打倒」であり、野党連合を支える基本政策は、1.消費税5%に

減税,2.20年代脱原発、3.20年代東アジアの平和づくりの

3項目である。

 この3項目を中心にして市民レベルでの論議を開始し、諸野党に

突きつけていこうではないか。

┏┓ 

┗■5.関電の「金品受領問題」拡大続く

 | 識者からは「政治家関与を調べるべき」指摘も…ほか

 | メルマガ読者からの原発等情報4つ(抜粋)

 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.関電の「金品受領問題」拡大続く

  識者からは「政治家関与を調べるべき」指摘も

  10/3(木)20:05配信「J−CASTニュース」

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191003-00000016-jct-soci

2.高浜原発再稼働「現状でありえない」京都府知事、関電を疑問視

  10/3(木)20:43配信「京都新聞

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191003-00000021-kyt-soci

3.関電金品問題 役員3人が工事業者から直接受け取る

  10/3(木)12:06配信「ABCテレビ」

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191003-00023379-asahibcv-bus_all

4.東電「津波想定」引き下げるため圧力 東北電力のメールで明らかに

  10/3(木)8:00配信「AERA dot.」

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191002-00000014-sasahi-soci

┏┓ 

┗■6.大地震が次々に来ると予測されている国内で原発

 | 稼働し続けるのは非常に危険

 | 国策として廃炉に投資を−れいわ新選組山本太郎代表…

 | メルマガ読者からの「新潟日報」情報1つ(抜粋)

 └──── 金子 通 (たんぽぽ舎会員)

 ◆大地震が次々に来ると予測されている国内で

  原発を稼働し続けるのは非常に危険

  国策として廃炉に投資を−れいわ新選組山本太郎代表

 れいわ新選組山本太郎代表が、新潟日報社のインタビューに応じた。

 重度障害者や元東京電力社員の蓮池透氏(柏崎市)らを擁立して2議

席を獲得した7月の参院選を「前進だった」と振り返った。

 東電柏崎刈羽原発を含む全国の原発については稼働を続ける危険性

を指摘し、国策として廃炉に向けた投資を行う必要性を強調した。

…れいわ新選組参院選比例代表で228万票を集めました。

山本:「参院議員・山本太郎としては落選したが、れいわ新選組として

は2議席と、政党要件を得た。前進したと言えるのではないか。『死に

たくなる世の中をやめよう』『生きていて良かったと思える世の中にし

たい』というメッセージが有権者に響いたと思う」「一人一人がどう

やったら支持を広げられるか考え、動いた結果だったとも思う。

 私たちは既存政党のような地方組織はつくらない。勝手連やボラン

ティアグループで人と人がつながり、何をするかを考える。そこを強化

していく」

参院選では原発の即時禁止を掲げ、比例代表で蓮池氏を擁立しました。

 原発に対する考え方は。

山本:「立地自治体は、日本の経済成長や発展に大きく寄与していた

だいた。しかし、大地震が次々に来ると予測されている国内で原発

稼働し続けるのは非常に危険だ」「立地自治体が原発に依存しなけれ

ばならない状況がつくられてきた。原発をやめるなら、地域の特徴を

生かした次なる産業を、国が責任を持って応援していかなければなら

ない。『世界一の廃炉技術を持っているのは日本だ』と言えるような

投資も、国策としてやっていくべきだ」

(10月4日「新潟日報2面」より抜粋。紙面のみでネット上に掲載なし)

┏┓ 

┗■7.新聞より2つ

 └──── 

 ◆関西電力原発マネー環流 政界に飛び火

  稲田朋美幹事長代行との関係性に「焦点」

    (前略)

 「森山氏が筆頭株主の警備会社『オーイング』の関連会社『アイビッ

クス』の吉田(敏貢)社長が、稲田朋美衆院議員(福井1区)の後援会長

だった。両者とも稲田議員に献金している」 (後略)

         (10月3日発行「日刊ゲンダイ」3面より抜粋)

 ◆関電裏金事件 幹部がおびえる森山マル秘メモ

  大金星の金沢国税局で不可解人事

    (前略)

 当時の金沢国税局長が辞職を申し出て、国税庁長官官房付を経て昨年

3月に退職している。(中略)

 当時の局長は全容を把握していたでしょう。(中略)

 当時の国税庁長官は、森友問題で世論批判が殺到した佐川宣寿氏。

    (後略)   (10月4日発行「日刊ゲンダイ」3面より抜粋)

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