たんぽぽ舎です。【TMM:No5270】地震と原発事故情報−6つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No5270】

2025年10月3日(金)地震原発事故情報−

                 6つの情報をお知らせします

                        転載・転送歓迎

  (転載される方はご一報いただけると幸いです)

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★1.イスラエル海軍、ガザ向け支援船団(グローバル・スムード)の

  一部を拿捕 グレタ・トゥーンベリ氏ら活動家を拘束

  まだ30隻が「ガザに向けて力強く航行中」

                 (2025年10月2日「BBC」より抜粋)

★2.イスラエルが又も国際法違反の悪行行動

  飢餓(食料不足)救う航路開きたいとした女性らを妨害

  グレタさん搭乗ガザ支援船を再び拿捕

          柳田 真(たんぽぽ舎共同代表)

★3.東海第二原発の2026年12月工事完了は不可能

  日本原電には原子力を扱う人材と技術はない

  再稼働を断念し原子力発電から撤退することを強く求めます

   とめよう!東海第二原発 首都圏連絡会

★4.試論「廃原発事始め」 第10回

  「Atoms for Peace」はアメリカ側の焦りのことば

  米国内で「広島に原発を」という提案

  藤岡彰弘(廃原発watchers 能登・富山)

★5.メルマガ読者からのイベント案内(お問い合わせは主催者へ)

  ◆10/12映画「原発をとめた裁判長 そして原発をとめる農家たち」

   上映後、元福井地裁裁判長・樋口英明さん講演会

   会場:日比谷コンベンションホール(大ホール)

  ◆【緊急のお願い】ミャンマー軍政の偽装選挙を認めないために、

オンライン署名を!  https://chng.it/p7FsgKjsZL

★6.新聞より2つ

  ◆【柏崎原発再稼働どう思いますか?】

「百害あって一利なしだっちゃ」

   「ピンとこねえな」…県民投票望む声も

佐渡市>島の住民、漁師らに聞いた

         (10月2日「新潟日報デジタルプラス」より)

  ◆外国人政策 各候補 「規制」一辺倒 「共生」語らず

〔2025自民党総裁選〕  (10月2日「東京新聞」朝刊1面より抜粋)

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※10月16日(木)第2回「沖縄の基地問題と非暴力の抵抗運動」

 米軍辺野古新基地建設反対!

 辺野古ぶるー(カヌーチーム)で闘い続ける

鈴木公子さんと千葉和夫さんのトークとDVD上映

お 話:鈴木公子さん(辺野古ぶるー)

辺野古新基地建設の現状と問題点など」

【鈴木公子さん】…一言紹介(沖縄辺野古から参加してくれます)

《…2016年に東京から沖縄へ移住し、カヌーチーム「辺野古ぶるー」と

して辺野古新基地建設を阻止するために、毎日カヌーを漕いでいます。

 ヤマトから遠く離れた沖縄島で、さらに陸からは見えない海上という

密室で、日々何が行われているのか、見えないことを可視化するため

に、講演会などの機会を得て新基地建設が強行される沖縄の現状をお話

しています。

 沖縄辺野古は、専制政権下の「代執行」が目に見える場所です。

 沖縄の痛み、苦悩を1人でも多くの方に知っていただき、共に闘って

いただくために。》

※「レイバーネット」のイベント案内「10/17『水平へ漕ぎ出す−辺野古

 海上行動と裁判闘争−』DVD上映&辺野古の今を聞く会」より抜粋

しました。

お 話:千葉和夫さん(辺野古ぶるー)

原発推進と米軍新基地建設強行の『根っこ』は同じ」

日 時:10月16日(木)18時より20時(開場17時30分)

会 場:たんぽぽ舎セミナー室 定員 30名 ふるってご参加下さい。

予約方法:たんぽぽ舎あてに電話03-3238-9035、又はメール

tanpopo3238@yahoo.co.jp で氏名と電話番号を

お知らせ下さい。受付番号をお伝えします。

参加費:1000円(資料代含む)

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※10月17日(金)第53回「原発いらない!金曜行動」(首相官邸前)

 福島第一原発の核汚染水海洋投棄を中止せよ!

 老朽原発うごかすな! 東海第二原発再稼働するな!

 フクシマは終わっていない!

 日 時:10月17日(金)18時30分より19時45分

 場 所:首相官邸

 主 催:「原発いらない金曜行動」実行委員会

 定 例:毎月第3金曜日

 次回の第54回は、11月21日(金)18時30分より19時45分です。

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※10月30日(木) 《幻想の「核融合発電」》

お 話:黒川眞一さん(「高エネルギー加速器研究機構」名誉教授)

日 時:10月30日(木)18時より21時(開場17時30分)

会 場:たんぽぽ舎セミナー室 定員 30名

参加費:900円(資料代含む)(学生 500円)

予約方法:10/16と同じ方法です。

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┗■1.イスラエル海軍、ガザ向け支援船団

 | (グローバル・スムード船団)の一部を拿捕

 | グレタ・トゥーンベリ氏ら活動家を拘束

 | まだ30隻が「ガザに向けて力強く航行中」

 └──── (2025年10月2日「BBC」より抜粋)

 イスラエル海軍は1日、パレスチナガザ地区人道支援物資を運ぼうと

していた船団を拿捕(だほ)し、乗船していた活動家らを拘束した。拘束さ

れた中には、スウェーデンの気候活動家グレタ・トゥーンベリ氏も含まれて

いる。

 イスラエル外務省は、グローバル・スムード船団(GSF)に属する複数

の船を「安全に停止させた」と発表。乗船者らをイスラエルの港へ移送して

いるとした。

 海軍は、船団が「戦闘中の海域に接近している」と通告し、針路変更を求

めていた。

 GSFは2日早朝、まだ30隻が「ガザに向けて力強く航行中」で、目的

地まで残り46カイリだと発表した。

 GSFは、イスラエル軍による拿捕は「違法」で、「防衛行為ではなく、あか

らさまに必死な行動」だと非難。船団の一部が「意図的に海上で衝突された」

と主張し、他の船も放水砲による攻撃を受けたと述べた。

 「ガザが確実に飢え続け孤立し続ける状態を確保するため、占領者がどれ

ほど極端な手段を取るのか、露呈させる行為だ」とGSFはソーシャルメ

ディアに投稿。

 「人道支援の成功は自分たちの包囲の失敗を意味するため、彼らは平和的

な民間ミッションを攻撃するのだ」と主張した。

 イスラエル外務省は、船団が「ガザ沖の合法的な海上封鎖に違反し

ている」と通告していたと主張しているが、船が封鎖区域に入っていたかは

不明。 (中略)

 GSFによると、主力船のアルマ号のほか、スリウス号、アダラ号など複数

の船が拿捕・乗船された。

 GSFはこれに先立ち、イスラエル軍が「救難信号の発信や、違法な乗船の

ライブ映像を遮断するため、船舶の通信をわざと妨害した」とも主張している。

 GSFは、拿捕時には船団はガザ沖から70カイリの地点にいたと説明。

2日朝にはガザに到着すると期待していたという。

 ギリシャ、イタリア、ドイツ、チュニジア、トルコでは、イスラエルによる

拿捕に抗議する集会が開かれた。

 イタリアの労働組合は、「船団と憲法的価値とガザを守るため」として、3日

ゼネスト実施を呼びかけた。

 トルコ外務省は拿捕を「テロ行為」と非難し、「この攻撃の責任者」を

追及すべきだと主張した。

 コロンビアのグスタボ・ペトロ大統領は、国内に残るイスラエルの外交官

全員を国外追放し、拿捕を「ネタニヤフによる国際犯罪」と非難した。(中略)

 国連が支援する世界的な食料安全保障の専門家グループは7月、ガザで

飢饉が発生していると確認。

 国連のトム・フレッチャー事務次長(人道問題担当)はこの飢饉は、

ガザ地区に援助物資が入らないようにするイスラエルによる「阻止的な妨

害」が直接の原因だと言明した。 (後略)

https://www.bbc.com/japanese/articles/c62nxe3k3y7o

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┗■2.イスラエルが又も国際法違反の悪行行動

 | 飢餓(食料不足)救う航路開きたいとした女性らを妨害

 | グレタさん搭乗ガザ支援船を再び拿捕

 └──── 柳田 真(たんぽぽ舎共同代表)

 最近の新聞・テレビでとてもハラが立つニュースが2つある。

 1つは、法を無視してやりたい放題のイスラエル(ネタニヤフ首相)の

悪行だ。

 2つは、警視庁公安部が大川原化工機事件をデッチあげて逮捕した

事件だ。

 今回はイスラエルの悪行をのべる。

 10月3日のNHKテレビと毎日新聞(柳田のとっている新聞が毎日新聞

なので)の報道は次のように述べている。

・グレタさん搭乗ガザ支援船再び拿捕(だほ)−公海で!だ。

・ガサの飢餓救う航路開きたいとしたグレタさんを公海上イスラエル

が。国際法違反だ。

 東京のイスラエル大使館を抗議で多くの人々が取り囲むことを望む。

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┗■3.東海第二原発の2026年12月工事完了は不可能

 | 日本原電には原子力を扱う人材と技術はない

 | 再稼働を断念し原子力発電から撤退することを強く求めます

 └──── とめよう!東海第二原発 首都圏連絡会

                申し入れ書

日本原子力発電株式会社 代表取締役社長 村松 衛 様

              2025年10月1日

 現在、貴社、日本原子力発電株式会社(以下、原電)は、東海第二原発

の再稼働を目指し、新規制基準のための対策工事を行っています。

 その主要な対策工事である防潮堤新設工事の不正の発覚により、工事は

休止し、新たな工事の計画変更を申請し、原子力規制庁の審査を受けてい

る現状です。

 以前から、原電は昨年の9月に、東海第二原発の工事が完了する予定で

あると述べていました。

 しかし、今後の工事内容の変更と、許認可の手続き、その先の工事の着

手等を考えれば、現在、原電が発表している2026年12月の工事の完了も

不可能ではないでしょうか。

 今年4月28日、東海第二原発は「長期脱炭素電源オークション」を

落札しました。

 全オークション金額と落札案件の電源容量の割合で大雑把に試算するな

ら、東海第二原発は、広く消費者が支払う電気料金を通じて727億円もの

資金を安全対策投資として手にすることになります。

 また敦賀原発2号機では、周辺の活断層等の地質調査の再開を発表し、

引き続き関西電力等からの巨額な資金を受け取ることを正当化しようとし

ています。

 原電はこの間、東海第二原発の30キロ圏内15市町村の住民に向けた

「状況説明会」を開催しています。

 その説明会において『全く発電をしていないのに、なぜ黒字なのか』と

いった住民の問いに、「売電先の電力会社と契約し、ご負担を頂いている」

と答えています。

 原電のこの様な経営の在り方は、大手電力会社の顧客に対して、不誠実

なものと言わざるを得ません。

 今年2月4日に起きた中央制御室内での火災事故、その後の5月30日

に起きた原子炉格納容器から数メートルの地点でのケーブル火災。2年間

で12件にも及ぶ火災事故の発生です。

 さらに8月5日に発生した使用済み核燃料プールの1時間にわたる

ポンプの停止など、不祥事の多さと深刻さを考えれば、原電には原子力

扱う人材と技術はないと断じざるを得ません。

 福島第一原発事故から14年、甚大な被害を出した事故を反省して、

導き出されたはずの「原子力災害対策指針」は、原発を再稼働するため、

徐々に骨抜きにされています。

 2024年1月1日に発生した能登半島地震は、避難道路の断絶・閉鎖に

よる避難車両の通行の不可、屋内退避するはずの家屋の全半壊、放射性物

質の拡散を確認するためのモニタリングポストの故障など、多くの問題点

を明らかにしました。

 しかし、現在改定されている新しい原子力災害対策指針は、あくまでも

屋内退避に固執し、UPZ(5から30キロ圏内)住民を避難させない方

向に進めようとしています。

 巨大な自然災害に伴い原発事故が起きたなら、屋内退避を強いられてい

るUPZ住民に、誰がどのような手段で安定ヨウ素剤を配るのか?水・食

糧・燃料はどうするのか?様々な「弱者」にどう対応できるのか?全く解

決されていません。

 理屈をこねくり回し、「理解をしていただく。」を繰り返す原子力規制庁

に、机の上のパソコンの中ではなく、現実の地域社会に存在する原発を正

しく規制しようとする姿勢はありません。

 避難計画は原発を再稼働するために作られてはなりません。

 破綻する避難計画しか策定できないのであれば、再稼働してはならない

のです。

 14年経っても、福島第一原発事故は収束していません。

 原発の再稼働は更なる負債を作り出し、未来を搾取します。

 原電が社会的な責任を負う事業者として、原発の新設と再稼働を断念

し、原子力発電から撤退されることを、ここに強く求めます。

    (10月1日第87回日本原電本店抗議行動での申し入れ)

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┗■4.試論「廃原発事始め」 第10回

 | 「Atoms for Peace」はアメリカ側の焦りのことば

 | 米国内で「広島に原発を」という提案

 └──── 藤岡彰弘(廃原発watchers 能登・富山)

1 「存原発」の根拠−なぜ原発固執するのか、固執できるのか?

 【ヌ】「日米<核>同盟」を維持、発展させることが原発導入の目的。

  それを巧みに隠してきたのが「原子力の平和利用」というマジック

ワードだった。−その2

・「Atoms for Peace」はアメリカ側の焦りのことば

 「原子力の平和利用」という文言は、1953年12月に、米大統領アイ

ゼンハワーが国連総会で行った演説に由来していると一般的には解されて

いますが、そうではありません。

 1949年にソ連は核実験に成功し、同年にソ連代表が、国連総会で原爆

を土木工事等に利用する「原爆の平和利用」を訴えています。

 さらにソ連は、東側陣営以外の諸国に向けても、平和利用目的の原子力

研究への支援を提示し、東西冷戦における米国側の優位性を脅かしていた

のです。

 対する米国側の戦略は二つ。

 核開発で米を急追するソ連との差を広げるため、水素爆弾の実験を加速

すること、そして原子力の商業利用を自国で定着させ、友好国のみなら

ず、西ドイツや日本など旧敵国にも広げること。

 この二つを同時進行させることで、核の支配体制の強化を図ったのです。

 そういう中での「原子力の平和利用」宣言だったのです。

 1955年11月、日本とアメリカは「日米原子力協力協定」(「原子力の非

軍事的利用に関する協力のための両国政府間の協定」)を結びます。

 これによって、日本は戦争中ついに果たせなかった濃縮ウランを一定量

確保でき、原子力研究開発へと一歩踏み出していきます。

 しかし協定の締結は、アメリカの核戦略の傘下に入ることを自ら認めた

ということでした。

・「広島に原発を」という提案があった!

 1953年12月のアイゼンハワー演説以後の動きをまとめてみましょう。

 1954年3月、米がビキニ環礁で水爆実験、第五福竜丸が「死の灰」を

浴びる。同月「日米相互防衛協定」調印。米からの兵器供与が具体化。

 4月、日本学術会議総会、原子力平和利用のための「公開、民主、自

主」の三原則を採択。

 12月、第五福竜丸事件後の原水爆禁止署名運動の署名者数が2000万人

に達する。

 1955年1月、日米両政府、第五福竜丸事件の見舞金額を200万ドルで

妥結。

 5月、米の原子力関連企業代表らの原子力平和利用使節団が来日。

 11月、東京で原子力平和利用博覧会開催。そして同月に「日米原子力

協力協定」が締結され、日本原子力研究所が発足します。

 このような、原水爆禁止を求める運動と原子力平和利用キャンペーンと

が交錯する事態を象徴するものとして、「広島に原発を」という提案が米

議会でおこなわれたのです。

 1955年1月28日、イエーツ下院議員は「広島が世界最初の原爆の洗礼

を受けた土地であることに鑑み、アメリカ政府は同地を原子力平和利用の

中心とするよう助力を与えるべきである」という提案を行いました。

 しかしアイゼンハワー大統領は、これではアメリカの原爆投下の加害責

任を認めてしまうと却下します。

 この提案の欺瞞性こそ、「原子力の平和利用」という言葉がまさに

マジックワード」だということをみごとに表しているのです。

(第11回に続く)

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┗■5.メルマガ読者からのイベント案内(お問い合わせは主催者へ)

 └──── 

 ◆10/12映画「原発をとめた裁判長 そして原発をとめる農家たち」

  上映後、元福井地裁裁判長・樋口英明さん講演会

日 時:10月12日(日) 開場 12:30 開始挨拶・上映:13:00

終了予定:16:20

会 場:日比谷コンベンションホール(大ホール)

      千代田区立日比谷図書文化館 地下一階(日比谷公園内)

      https://www.library.chiyoda.tokyo.jp/hibiya/#access

主 催:原発をとめた裁判長上映実行委員会

  問い合わせ:saibancho.joei@gmail.com

定 員:固定椅子207名 《要申込・申込受付順》

予約申込方法 イ・ロ・ハのいずれか

イ.Googleフォーム  https://forms.gle/nP58X8smRLqHMxtLA

ロ.メール  saibancho.joei@gmail.com

ハ.電話 050-6866-0783(18〜22時 左記以外は不通)

参加費:大人 事前予約1300円 当日1500円 現金払い(当日)

    大学生以下無料…ぜひ若い方達もお運びください。

 ◆【緊急のお願い】ミャンマー軍政の偽装選挙を認めないために、

オンライン署名を!

 2021年2月の軍事クーデターで民主主義を奪ったミャンマー軍政は、

市民への空爆や弾圧を続け内戦状態にあります。

 民主派が国土の過半を掌握、追い込まれた軍政は12月末に「総選挙」

強行を企てています。

 しかしアウンサンスーチー氏(80歳)は獄中(最長33年刑)、主要政党

は解散させられ、出馬できるのは軍政傘下の一部政党のみ。実態は「軍政

支配地域での茶番選挙」にすぎません。

国際社会は認めず、真の民主主義の回復を求めています。

 日本政府は、軍政のウソに加担せず毅然と反対し、決して「選挙監視

団」を派遣してはなりません。

 皆さんの署名が日本政府を動かす力となり、ミャンマーの人びとを

励まします。ぜひご賛同と拡散をお願いします。

↓署名はこちら

   (署名後に寄附依頼画面が出ますが、署名のみで参加できます)

https://chng.it/p7FsgKjsZL

キャンペーン実行委員会/連絡先:三ツ林安治

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┗■6.新聞より2つ

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 ◆【柏崎原発再稼働どう思いますか?】

  「百害あって一利なしだっちゃ」

  「ピンとこねえな」…県民投票望む声も

  <佐渡市>島の住民、漁師らに聞いた

 「佐渡島の金山」が世界文化遺産に登録され、1年余りがたった佐渡

市。9月29日の朝一番、新潟港から乗り込んだ両津港行きのジェット

フォイルは、観光客やビジネス客らで満席状態でした。

 にぎわいを見せる島の住民は、東京電力柏崎刈羽原発の再稼働問題につ

いて、どんな思いを抱いているのでしょうか。

 まず向かったのは、佐渡市南部の赤泊港柏崎刈羽原発との直線距離が

約50キロと、島内でも原発に比較的近い地域です。

・「何かあったら逃げ場がないっちゃ」

 港近くのAコープに買い物に来た男性(89)は「再稼働には反対。何か

あったら逃げ場がないっちゃ」と即答しました。

 県議会で条例案が否決されて実現しなかった県民投票については

「やったほうが良かった」と言い、「県議会に判断を任せることにはしな

いでほしい」と訴えました。

 赤泊港では夜、柏崎刈羽原発の明かりが見えるそうです。漁協の事務所

にいた漁師の高齢男性は「海に出れば原発から50キロ圏内に入る。逃げ

場がないし、俺は再稼働に反対」と、こちらも即答でした。

 この男性は「事故が起きたら船で逃げたいと思う人もいるはず。小木港

から船は出せないだろうから、南部の人間も両津港に行くことになるが、

避難路がなくて道は渋滞する。南部は置き去りだ」とみています。

 男性が「佐渡の漁師にとって、再稼働は百害あって一利なしだっちゃ」

とつぶやくと、周りにいた若い漁師や漁協の職員もうなずきました。

 昼過ぎ、島の西部に広がる真野湾の佐和田海水浴場を訪れました。島民

の憩いの場です。

 寄せては返す波をスマートフォンで動画撮影していた地元の50代女性

は「再稼働するかもしれないことは知っている。不安です」とぽつり。

万一の際、家業の農業への影響を考えると心配しかないと声を落とします。

原発事故の映像見たことある女子高生「イメージとしては怖い」

 海を眺めながらカップ麺をすすっていた高校2年の男女2人にも声をか

けました。再稼働を巡る状況を簡単に説明すると、東電福島第1原発の事

故時の映像を見たことがあるという女子生徒(17)は、再稼働は「イメージ

としては怖いかな」と答えました。男子生徒(16)も「うんうん」とうなず

きました。

 佐和田海水浴場から車で15分ほどの相川地区へ移動し、金山のお膝元

にある商店街を歩きました。

 「え、再稼働。ピンとこねえな」。商店街に自宅がある男性(84)は

戸惑っていました。「相川はいま『世界遺産一色』でね。ここは柏崎刈羽

原発からも遠いし、全く話題にならない」とのことです。

 実家の衣料店で店番をしていた男性(51)は「柏崎の原発って、動いてい

ないんすか」と驚いていました。昨年東京からUターンし、原発を巡る状

況は何も知らないといいます。「動いてなくても佐渡の人は普通に暮らし

ているし、このままでも別にいいんじゃないですかね」と語りました。

 両津港に戻り、近くで犬の散歩中だった男性(72)に聞きました。普段か

ら新聞などで情報に触れ、再稼働についても問題意識を持っているそうで

す。「反対。だって、原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の

処分場が決まってないでしょ」。きっぱりと話していました。

            (10月2日「新潟日報デジタルプラス」より)

https://www.47news.jp/13238792.html

 ◆外国人政策 各候補 「規制」一辺倒 「共生」語らず

〔2025自民党総裁選〕

 自民党総裁選の各候補が、外国人政策の規制強化を訴えている。

 参院選で「日本人ファースト」を掲げる参政党に保守層の支持を奪われ

たという強い危機感があるからだ。ただ、外国人が日本人と一緒に働き、

日本の産業を支えている現実についての言及は少ない。

 どう共生するか議論せず、外国人の問題行動ばかり取り上げる論戦は

差別を助長しかねない。 (大野暢子) (後略)

 (10月2日「東京新聞」朝刊1面より抜粋)

━━━━━━━ 

※【動画アップの紹介】

☆三輪祐児さんのユープラン(UPLANpart3)より

 https://www.youtube.com/results?search_query=UPLANpart3

・20250927 UPLAN 山崎久隆

 「東京電力の闇 その2 柏崎刈羽原発は再稼働どころではない状態、

 デブリ取り出し計画は実現するのか」

 https://www.youtube.com/watch?v=AXi0J7RxGCA

・20250926 UPLAN 原発いらない金曜行動

 https://www.youtube.com/watch?v=d5WxPM2D8NE

・20250923 UPLAN【集会】さようなら原発1000万人アクション全国集会

 https://www.youtube.com/watch?v=UDnP3KKLL20

・20250923 UPLAN【渋谷デモ】さようなら原発1000万人アクション全国集会

 https://www.youtube.com/watch?v=_mK1_luvpqQ

・20250903 UPLAN 第86回とめよう!東海第二原発 日本原電本店抗議行動/

 第144回東電本店合同抗議

 https://www.youtube.com/watch?v=y6PN6sltbss

・20250823 UPLAN STOP!! 原電東海第二原発の再稼働 いばらき大集会

 https://www.youtube.com/watch?v=pfsCqsXR-Uw

・20250823 UPLAN 【デモ】STOP!! 原電東海第二原発の再稼働

  いばらき大集会  https://www.youtube.com/watch?v=v0jH-p7aJtg

・20250728 UPLAN 白石草「(福島県)「甲状腺検査」の今」

 https://www.youtube.com/watch?v=4jNaSaGMXms

・20250712UPLAN 山崎久隆「東電の闇 経営破綻寸前で原発再稼働の恐怖」

https://www.youtube.com/watch?v=KGnu7sewuzk

・20250702 UPLAN 第84回とめよう!東海第二原発  日本原電本店抗議行動/

 第142回東電本店合同抗議

 https://www.youtube.com/watch?v=UwY7gFox7zs

・20250626 UPLAN 山田朗 第7回講座「サンフランシスコ講和条約日米安保

 https://www.youtube.com/watch?v=XFCrhP8hko4

・20250620 UPLAN 第49回原発いらない金曜行動

 https://www.youtube.com/watch?v=xjOEzjSaz_M  

・20250610 UPLAN 天笠啓祐「バイオテクノロジー現代社会」

https://www.youtube.com/watch?v=WJNxMJYD2Kw

・20250607 UPLAN 多原良子「アイヌ女性の複合差別からの脱却を目指して」

https://www.youtube.com/watch?v=uPF1s5TdIwI

・20250606 UPLAN 東電株主代表訴訟控訴審判決

 https://www.youtube.com/watch?v=-riUMrgEtn0

・20250531 UPLAN 珠洲原発阻止−日本を救った人たち

 青木美希氏のたんぽぽ舎36周年記念講演

 https://www.youtube.com/watch?v=PTN4EjtIt3o

・20250529 UPLAN 孫崎享「トランプ政権とこれからの日本」

 https://www.youtube.com/watch?v=t9U3LjeXiq0

・20250516 UPLAN 原発いらない金曜行動

 https://www.youtube.com/watch?v=2jKKr4bGzH4

・20250515 UPLAN 山田朗【シリーズ戦後改革第6回】

 「G2と逆コース、朝鮮戦争再軍備

 https://www.youtube.com/watch?v=mrBkxefHXMg

・20250508 UPLAN 避難住宅追い出し訴訟控訴審・判決

 https://www.youtube.com/watch?v=9smkeHHg5kk

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☆《事故情報編集部》より

 2024年2月中旬から、『月曜、水曜、金曜、土曜』の週4回の発信と

 なりました。「火曜、木曜」の発信しない日でも「緊急事態」の場合

 は、発信することもあります。

 メールマガジン読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他

 投稿(「川柳・俳句・短歌」など)を歓迎します。

1.「投稿」のテーマは、「原発問題」が中心軸ですが、エネルギー、

 自然、政治・経済、社会、身近な生活も歓迎します。

2.原稿に「見出し」をつけて下さい。(「見出し」は1行見出し

 よりも2行又は3行見出しの方が読む人にとってわかりやすい)

 執筆者名(基本的に本名でお願いしています)と執筆者名の後にかっこ

 書きで「所属・団体名」か「在住県名」を記載して下さい。

 例:たんぽぽ花子(たんぽぽ舎)、

   たんぽぽ太郎(東京都千代田区在住)

3.「集会・デモ・講演会等のお知らせ」の投稿に関しては、

 どの団体・グループも平等に掲載する基本方針です。

 そのため日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先

 など必要事項を400文字以内でお送り下さい。

 件名に「イベント案内掲載希望」と明記して下さい。

 日程が直前にならないよう余裕を持っていただけると幸いです。

 メールマガジンへのイベント案内は1回だけの

 掲載とさせていただきます。

4.集会や行動の参加報告等に関しては600文字以内で、

 タイトル(見出し)及び本文をお送り下さい。

 件名に「メルマガ掲載希望」と明記して下さい。

5.【読者からのつぶやき】(仮)

 ☆字数は2から4行位(70文字から140文字程度)、

  タイトルも付けて下さい。

 ☆テーマ:原発関連、「今、悩んでいること、困っていること」、

  ガザへの思い、ウクライナについて、政治の腐敗について、

  武器輸出問題、パンデミック条約…等々

 ☆投稿者名は、ペンネームも可能です。名前の後ろにかっこで

  在住県名を入れて下さい。

 「投稿」の送付先はたんぽぽ舎の

 別アドレス < tanpopo3238@yahoo.co.jp > です。

 なお、お送り頂いた投稿は紙面の都合上、全て掲載できない場合も

 あります。ご了解下さい。

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 ◆このメールマガジンのバックナンバーは、ホームページの

  「メルマガ:地震原発事故情報」をご参照下さい。

 ◆メールマガジンをお送りします

  たんぽぽ舎では、「地震原発事故情報」(メールマガジン)を

  発信しています。

   ご希望の方は、件名を「アドレス登録希望」として、ご自身の

  Eメールアドレスからご氏名とともにたんぽぽ舎あてにメールを

  送ってください。

   違うアドレスから「こちらのアドレスに送って」ということは

  間違いの元となりますのでやめて下さい。

  登録できしだい発信致します。

 ・配信先のアドレス変更のご連絡は「旧アドレス」もお知らせ下さい。

 ・配信削除につきましても以下のアドレスに直接メールを下さい。

  たんぽぽ舎の通常アドレス「 nonukes@tanpoposya.net 」か、

  別アドレス < tanpopo3238@yahoo.co.jp >へお送り下さい。

 ◆携帯電話への送信は、容量が多いためか全文表示できない例が

  あります。

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一般社団法人 たんぽぽ舎  月曜〜土曜13:00〜20:00オープン、

              日曜・休日はお休みです。

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               郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎

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