たんぽぽ舎です。【TMM:No4960】地震と原発事故情報−2つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No4960】

2024年1月23日(火)地震原発事故情報−

              2つの情報をお知らせします

                    転載・転送歓迎

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★1.2024年能登半島地震〜対応の遅さは現政権の姿勢

  2011年3月11日東日本大震災時の対応と比較して

  政権がどれだけ国民の立場に立っているかの違いではないか

                  上岡直見(環境経済研究所代表)

★2.「珠洲原発」反対派の住職 語る歴史

  「闘争」28年 建設阻止 「原発造れる場所 日本にない」

  接待旅行−電力会社の懐柔 無言電話−推進派から圧力

               (1月23日「東京新聞」朝刊20-21面

                    「こちら特報部」より抜粋)

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※本日のメールマガジンは、臨時編集とさせていただきます。

 担当者が18時30分からのたんぽぽ舎第16回運営委員会に出席

 するためです。

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※1/26(金)第32回「原発いらない!金曜行動」(首相官邸前)

                    定例:毎月第3金曜日

 福島第一原発の汚染水海洋投棄を中止せよ! 老朽原発うごかすな!

 東海第二原発再稼働するな! フクシマは終わっていない!

 日 時:1月26日(金)18時30分より19時45分

 場 所:首相官邸

 主 催:「原発いらない金曜行動」実行委員会

  第33回は、2月16日(金)18時30分より19時45分です。

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※1/29(月)浅野健一「人権とメディア」3回連続講座

 第3回 岡 真理氏(早稲田大学文学学術院教授)

 定員に達しましたので予約の受付を終了させていただきました。

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※2/5(月)『季節』第7回読者会

 日 時:2月5日(月)18時より20時

 場 所:「スペースたんぽぽ」

 呼びかけ人:柳田 真、平田明良

 参加予定者:小島 卓編集長、後藤政志元原発格納容器設計者

 費 用:300円

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※2/7(水)2つの申し入れ・抗議行動にご参加を!

               2つの行動=定例は第1水曜です。

1.第67回日本原電本店抗議行動 東海第二原発の防潮堤欠陥工事発覚!

  日本原電の「欠陥工事隠蔽」をゆるさない!再稼働やめろ!

 日 時:2月7日(水)17:00より18:00

 場 所:日本原電本店前(住友不動産秋葉原北ビル 台東区上野5-2-1)

     JR秋葉原駅より5分、銀座線末広町駅4番出口より4分

       ※北ビルです!南ビルではありません!

 主 催:「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」TEL 070-6650-5549

 協 力:「再稼働阻止全国ネットワーク」

  ☆第68回は、3月11日(月)17:00より18:15です。

2.「第125回東電本店合同抗議」放射能汚染水海洋投棄を中止せよ!

  柏崎刈羽原発を再稼働するな! 東電は2200億円の原電支援するな!

  東電は福島第一原発事故の責任をとれ!

 日 時:2月7日(水)18:45より19:45

 場 所:東京電力本店前(千代田区内幸町1-1-3)

 呼びかけ:「経産省前テントひろば」070-6473-1947

       「たんぽぽ舎」 03-3238-9035

 賛 同:東電株主代表訴訟など141団体

  ☆第126回は、3月11日(月)19:00より20:15です。

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※2/10(土)山崎ゼミ

 『能登半島地震から見える日本の原発の危険・問題点』

能登半島地震と日本の「原発の危険」を検証

 「珠洲原発計画」が住民の反対運動により白紙撤回されていて

 本当によかった。能登住民の皆さまに深く感謝致します。

 お 話:山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)

 日 時:2月10日(土)14時より17時

 会 場:「スペースたんぽぽ」

 参加費:800円(資料代含む)   ◇予約の必要はありません。

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┗■1.2024年能登半島地震〜対応の遅さは現政権の姿勢

 | 2011年3月11日東日本大震災時の対応と比較して

 | 政権がどれだけ国民の立場に立っているかの違いではないか

 └──── 上岡直見(環境経済研究所代表)

◎ 今回の能登半島地震に際して、原発の問題とは別に、救援が遅いと

いう批判が寄せられている。

 これに対して地形の影響などさまざまに正当化する説明がネットなど

で流されている。

 しかし今回と比べると、2011年3月11日、東日本大震災の時の民主党

政権にも批判される点があったとしても、スピード感としてはるかに優

れていたのではないか。

◎ 東日本大震災では、発災直後に大畠国交相民主党政権)から東北

地方整備局長に対して「省庁の枠、予算の枠は気にせず、必要なことは

何でもやってよい。大臣にも次官にも相談の必要はない」と指示された。

 これを受けて整備局長は、自治体に対して「自分のことは整備局長と

思わず、ヤミ屋のおやじと思ってくれ」という文書を送るなど、通常の

業務の枠を越えた自治体に対する支援活動が記録されている。(※)

 今回の能登半島地震ではそういう動きがさっぱり聞こえてこない。

◎ その結果、東日本大震災では「くしの歯作戦」が迅速に実施され

た。東北地方を南北に縦貫する東北自動車道・国道四号線を「くしの

柄」と見立て、これから東西方向に向かう各道路を「くしの歯」として

その啓開を目指したものである。

 「復旧」と言わず「啓開」というのは、もとに戻す「復旧」ではな

く、ともかく片車線で緊急車両が通過できる程度の作業を優先するため

である。

◎ 縦貫ルートについては、発災翌日の3月12日早朝までには緊急車両

の通行が可能な程度までの仮復旧ができた。次に東西方向へは、3月12

日までに東西方向の16ルートのうち11ルート、3月15日までには15ルート

が啓開された。

 しかし福島県の一部ルート(国道114号, 288号, 459号)は、せっかく

啓開したのに福島第一原発事故のため使えなくなった。

◎ 今回の能登半島地震は地理的条件など異なる部分があるとしても、

スピード感に欠けることは否定できない。それは政権がどれだけ国民の

立場に立っているかの違いではないだろうか。

(※)「[東日本大震災]の対応について」日本交通政策研究会

   日交研シリーズB-149, 2011年12月

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┗■2.「珠洲原発」反対派の住職 語る歴史

 | 「闘争」28年 建設阻止 「原発造れる場所 日本にない」

 | 接待旅行−電力会社の懐柔 無言電話−推進派から圧力

 └──── (1月23日「東京新聞」朝刊20-21面

            「こちら特報部」より抜粋)

 能登半島地震震源地近くに建設が計画されていた「珠洲(すず)原

発」。

 建設予定地だった石川県珠洲市高屋町は、今回の地震で住宅の大半が

壊れ、陸路も海路も閉ざされて孤立状態に陥った。

 もし原発が実現していたら、重大事故が起きて住民の避難がより困難

になった可能性もあった。建設を阻止したのは、住民らの長年にわたる

根強い反対運動だった。どのような思いで止めたのか。(岸本拓也)

 「どこで何があるか分からん。本当に珠洲原発を止めて良かった」

 今回の地震で被災した高屋地区にある円龍寺の住職・塚本真如さん(78)

は今月中旬、同県加賀市にある2次避難先のホテルで「こちら特報部

の取材にほっとした様子で語った。

 珠洲原発計画の反対運動で中心的な存在だった塚本さん。1975年に持

ち上がった計画は、住民の反対運動と、それを切り崩す電力会社側との

28年に及ぶ「闘争」の末、2003年12月に凍結された。

 塚本さんは「あと1年粘られたら、つぶれとったのは僕らの方やった」

とかつての日々を振り返る。

 関西、中部、北陸の3電力は1976年に正式に原発計画を公表した。

   (中略)

 反対派で建設予定地の土地を共有化したり、関電の株を買って計画撤

回の株主提案をするなどして手を尽くした。

 原発に反対する政治家を増やそうと、県議選や市長選などにも

関わった。

 「強い者の味方をしたら坊主じゃない」という父の教えが行動を

後押しした。

 塚本さんらの反対もあり、3電力側は2003年12月ついに計画凍結を発

表した。11年の東京電力福島第1原発事故の後には「珠洲原発はなくて

良かった」と、推進派だった住民が塚本さんに話しかけてきたことも。

  (中略)

 塚本さんは淡々と語る。

 「言葉を尽くすより、あの様子を見て想像がつくでしょう。

  やっぱり日本に原発を造れるところなんてどこにもないね、と」

◆「活断層を過小評価」

「現在稼働する全ての原発をただちに停止させるべき」

 1/18「原子力市民委員会」オンラインシンポジウム

 「事業者による活断層評価は明らかに過小評価だった。数メートルに

及ぶ地盤の隆起や変異を原発の安全設計に組み込むことはできない」

 「社会インフラが機能不全に陥った。原発事故発生時に避難や機材、

人員の増強は不可能だと分かった」

 座長を務める龍谷大の大島堅一教授(環境経済学)が、今回の震災で

浮き彫りになった、志賀原発の問題点を列挙した。

原発にとって脅威なのは、想定していない揺れが起こること」と「想

定外」の地震の怖さをあらためて訴えたのは、元東芝原発設計技術者の

後藤政志氏。 (中略)

 環境経済研究所の上岡直見代表は、石川県が策定した避難計画で指定

する道路の多くが寸断されたとし、「原発避難は30キロ、数十キロ移動

する。徒歩は考えられない。自動車で移動するのかといったら駄目とい

うこと」と断じた。(中略)

 上岡氏は「仮に倒壊しなくても、ライフラインが途絶すれば屋内退避

はできない」とする。(中略)

 大島氏は「日本は世界にも稀(まれ)な地震、自然災害大国。現行の規

制基準に重大な欠陥があり、避難態勢にも実効性がない。現在稼働する

全ての原発をただちに停止させるべきだ」と語った。(宮畑譲)

詳しくはこちらを

https://www.tokyo-np.co.jp/article/304462?rct=tokuhou

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※【動画アップの紹介】

☆IWJさん

・2023.12.25 重信房子氏「イスラエルによるジェノサイドを許すな」

 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/520635

・2023.12.23宮田律氏(現代イスラム研究センター理事長)

  「ガザ紛争の背景〜台頭するイスラエル極右の世界観と

   米国のダブルスタンダード

 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/520531?fbclid=IwAR0o_CoPP1PAVlMqjW0f52UcfPmTuUFBcuD6hkKgtLAnjOHUhg2WAcWhYq8

☆maruo yukifumiさんのツイキャス

・20231215第31回原発いらない金曜行動

 https://twitcasting.tv/maruo_yukifumi/movie/783071833

☆三輪祐児さんのユープラン(UPLANpart3)より

 https://www.youtube.com/results?search_query=UPLANpart3

・20240110 UPLAN 第66回とめよう!東海第二原発(日本原電本店)

第124回東京電力本店合同抗議

 https://www.youtube.com/watch?v=oARZ98ogzoY 

・ 20231225 UPLAN 重信房子イスラエルによるジェノサイドを許すな」

 https://www.youtube.com/watch?v=cBLb9BY4kU0

・20231220 UPLAN 後藤秀典「日本の司法・法曹界原子力ムラ」

 https://www.youtube.com/watch?v=lmrRX5NSve0

・20231127 UPLAN 只野靖弁護士「いまさら聞けない原発と基準地震動:

                その基本を解説」

 https://www.youtube.com/watch?v=cHJwoqElggY

・20231118 UPLAN【前半】東海第二原発の再稼働を許さない11.18

 首都圏大集会

 https://www.youtube.com/watch?v=GgeU2qcho_8

・20231118 UPLAN【後半】東海第二原発の再稼働を許さない11.18

 首都圏大集会

 https://www.youtube.com/watch?v=ApzpTgB4w2o

・20231118 UPLAN【神田神保町古本屋街デモ】東海第二原発の再稼働を

 許さない11.18首都圏大集会

 https://www.youtube.com/watch?v=Afmw-twguSg

・20230624 UPLAN 広瀬隆市民運動が知っておくべき過ち」

         【「原発大暴走を斬る+リニア新幹線を斬る 」】

 https://www.youtube.com/watch?v=VGYUHFAG6H8

・20230624 UPLAN 川村晃生「行き詰まるリニア、窮地のJR東海

            ストップリニア!訴訟を原告738名で提訴」

    【「原発大暴走を斬る+リニア新幹線を斬る 」】

 https://www.youtube.com/watch?v=_Hxdel9H-2s

・広瀬 隆…みなさん、「遠い宇宙の彼方から地球にやってくる宇宙線

 が、地球上に雲をつくり、それが地球の気温を大きく変化させている」

 なんていう突拍子もない話を信じられますか。

 『気候変動の宇宙物理学』「第1話」を見て下さい。

 https://youtu.be/JSD2PyaOEmw

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