たんぽぽ舎です。【TMM:No4696】
4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.小型モジュール原子炉(SMR)を導入する意味はどこにもない (上)
「安全とはいえない」「低コストということはない」
山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)
3・11原電本店、東電本店抗議にご参加を!
ニュース紹介 「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」
★3.2月24日(金)広瀬隆講演会のおさそい
おもしろい話=宇宙物理学(後編) 聴こう 160人会場に93名
柳田 真(たんぽぽ舎共同代表)
★4.新聞より1つ
◆原発新規制制度 審査難航しても延命 60年超の項目は白紙
反対の石渡明氏 課題指摘
(2月15日「東京新聞」朝刊27面より抜粋)
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※脱原発川柳 乱 鬼龍
【汚染水汚染土原発のツケ高過ぎる】
【もう12年まだ12年福島よ】
【いいかげんにしろ戦争も原発も】
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※2/17(金)第21回「原発いらない!金曜行動」(首相官邸前)
東海第二原発再稼働するな! 定例:毎月第3金曜日
日 時:2月17日(金)18時30分より19時45分
場 所:首相官邸前
主 催:「原発いらない金曜行動」実行委員会
次回は、第22回3月17日(金)です。
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※2/24(金)広瀬隆連続講演第2回『気候変動の宇宙物理学』後編
日 時:2月24日(金)18:15より20:30
会 場:全水道会館4F大会議室 定員160名
お 話:広瀬 隆さん(作家)
主 催:たんぽぽ舎
資料代:1000円(第1回参加者は600円)
◇予約受付中 たんぽぽ舎あて 電話 03-3238-9035 か
「ヤフーメール」 <tanpopo3238@yahoo.co.jp> で、氏名と
電話番号をお知らせ下さい。 受付番号をお伝えいたします。
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※2/28(火)<松山“農業アイドル”自死で“パワハラ”加害を
捏造したマスコミ>
浅野健一の「人権とメディア」連続講座の再開第5回
渥美陽子・松永成高両弁護士
(あつみ法律事務所、佐々木さん訴訟代理人)
日 時:2月28日(火)18時より20時
会 場:「スペースたんぽぽ」
参加費:800円 定員40名 ◇予約受付中 2/24と同じ方法です。
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※3/4(土)連続講座『敗戦後日本と在日朝鮮人 植民地主義を問う』
第2回「居住国の圧倒的権力のもとでの生を強いられた異民族」
お 話:高 演義さん(フランス文学者)
日 時:3月4日(土)14時より16時
会 場:「スペースたんぽぽ」
参加費:800円 ◇予約受付中 2/24と同じ方法です。
第3回…4月1日(土)14時より16時
第4回…5月6日(土)14時より16時
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※3/4(土)『季節』読者会開催
日 時:3月4日(土)18時から20時
会 場:「スペースたんぽぽ」
世話人:平田明良(たんぽぽ舎ボランティア)
会場代:300円
小島卓『季節』編集長も参加されます。
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※3/5(日)東海第二原発いらない!第7波一斉行動
たんぽぽ舎は、いつものようにJRお茶の水駅3ヵ所でおこないます
日 時:3月5日(日)14時より15時15分
場 所:JRお茶の水駅の3ヵ所
・お茶の水橋口、・聖橋口、・地下鉄千代田線乗り換え口
集合場所:お茶の水橋口改札前
内 容:マイクアピール(リレートーク)、ビラ配布、署名、はがきなど
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┗■1.小型モジュール原子炉(SMR)を導入する意味はどこにもない (上)
| 「安全とはいえない」「低コストということはない」
└──── 山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)
◎ 小型モジュール原子炉「SMR」とは何か
突然降って湧いたように始まった「原発の利活用政策」では、「既設
原発の再稼働推進」「老朽炉の使い倒し」「革新炉の開発建設」「核燃
料サイクルの取組強化」が目標とされている。
このうち革新軽水炉の一つとして小型モジュール原子炉(SMR)の
開発と導入がある。
従来型原発の使い倒しを推進しようとする現政権の運転年数延長に対
して、さらにその先の2030年代の実用化を目指すとされるSMRとは、
どのようなものなのか。その問題点を抽出してよく考えてみよう。
◎ 従来軽水炉より安全とはいえない
原子炉等規制法などが定める規制基準に基づいて、従来型の原子炉と
同程度の水準で安全設計についての基準をクリアしなければならず、軽
水炉よりも構造が簡単とか、動力がなくても冷却が可能としても、それ
が実証されているかを、厳格な安全審査で確認しなければならない。
軽水炉の場合は、一定の実績があるから標準的な対応策も設計基準と
してできているが、SMRを商業規模で使用した経験はないため、根拠
となる実証試験結果や評価試験結果を示さなければならない。言うまで
もなく机上の空論では審査は通らない。
大半の稼働中の原子炉には既に、一定の受動的安全機能が整備されて
いて、管理や運転に多くの注意が払われているはずだ。
それでも事故は起きるとして安全基準が定められていることは周知の
通り。
それを凌駕する安全性があるとの主張には、実証を積み重ねなければ
信頼性は生まれないことを、SMRを主張する人々は無視している。
◎ 量産型工場で製造できるから低コストということはない
SMRにおいて軽水炉を凌駕する経済性を持つためには、規模の経済
が働かなければならない。
製造工場で同じものを何百、何千と製造しなければならず、さらに何
百、何千という将来の市場規模が予測されなければならない。
しかし現状のSMRは、十数種類もの異なる規格と、その中で競合す
る多くの設計が乱立していて、主力となるような一貫した単一の技術は
確立されていない。
SMRの研究に取り組む各国には、それぞれに適した技術があり、支
援する企業もあるので、設計で規模の経済性を実現するためには、複数
の主要国が集まって一つの技術を決定し、メーカーと合弁会社を設立
し、その技術だけを製造・配備する体制を確立しなければならない。
これでは資本主義的な市場原理にもとづく解決策にはならないし、市
場での競合によるコストダウンも見込めない。各国のエネルギー政策に
もうまく適合しないであろう。
どの炉型を選ぶとしても、おそらく世界で現在最も多く作られている
SMRである、カナダの設計したCANDU炉を原形としてインドで建
設された14基のSMRを超えることはないと思われる。
ロシアは砕氷船や北極圏向けの小型炉に取り組んでおり、一定数の実
用炉を運転している。しかし世界的な市場を形成することはない。
既に運転している1基を含め、北極圏に何基かの洋上プラットフォー
ム型小型原子炉を建設すると思われる。
しかし、同じ北極圏に位置する北欧諸国やカナダでは導入することは
ない。
カナダはサスカチュワン州で2030年代半ばの導入を目指すプロジェク
トで、米国GE日立の「BWRX-300」を選定している。
中国は、原発を大規模に拡大している唯一の国だが、すでに100万kW
を超える大型商業炉の技術バリエーションがいくつも実用化されてい
て、コストパフォーマンスの悪いSMRで置き換える理由がない。
米国はSMRといえる小型PWRに再び焦点を当てる可能性はあるも
のの、連邦政府は推進する意志はないと思われる。
スケールメリットがなく、コスト削減もできない。
ニュースケール・パワー社はSMRの発電コストを、1kWh当たり
約8.5円程度に抑えたい(日経新聞2021年7月17日)としているようだ
が、これでは太陽光(2030年で6.4円)や洋上風力(2030年で8円)にも
及ばない。競争力はない(太陽光、洋上風力は2021年12月の資源エネル
ギー庁資料より)。 (下)に続く
(「脱原発東電株主運動ニュース」No.316
2023年2月5日発行より了承を得て転載)
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| 3・11原電本店、東電本店抗議にご参加を!
| ニュース紹介
└──── 「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」
5つの見出しを紹介します
「第114回東電本店合同抗議行動」3/11(土)13:30より15:00
東京電力本店前
呼びかけ:経産省前テントひろば・たんぽぽ舎
「第56回」日本原電本店抗議行動 3/11(土)16:00より17:30
日本原電本店前
主催:「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」
☆福島を忘れるな!
☆老朽原発の再稼働は危険だ!
☆岸田政権の原発政策大転換を許さず闘おう!
「東海第二原発いらない!一斉行動」を拡大していこう!
以上、1頁より
2.1.22「東京高裁・裁判勝利! 決起集会」を開き、都心デモ
運転差止訴訟団・支援者、200名の参加で控訴審勝利へ
闘う意志を固める
(とめよう!東海第二原発首都圏連絡会)
3.裁判長交代で1月31日の控訴審は延期に。
国側の代理人としてこれまでの訴訟(六ヶ所安全審査・東海第二行政
訴訟)に関わってきた原子力政策推進の代弁者-永谷裁判長では公平
な裁判はできない
私たちの原発を止める意思と運動が、司法の独立性を破壊する原子
力ムラ人事をストップさせた!…披田信一郎(差止訴訟原告団世話人)
4.≪私たちの運動方針≫
東京に一番近い原発・2024年9月再稼働を止めるぞ!
柳田 真(とめよう!東海第二原発首都圏連絡会)
5.第5期2022年度会計報告
(「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」
ニュースNo13 2023年2月より抜粋)
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┗■3.2月24日(金)広瀬隆講演会のおさそい
| おもしろい話=宇宙物理学(後編) 聴こう 160人会場に93名
└──── 柳田 真(たんぽぽ舎共同代表)
◎1月24日の広瀬隆さん-宇宙物理学(前編)の話は、新しい話、珍しい
話がたくさんあり、とてもおもしろく、参考になる2時間でした。
太陽の黒点が増えると(地球)温暖化に、減ると寒冷化になる「証拠付
きの話」でした。
次回、2月24日(金)は、その宇宙物理学の後編です。ぜひご参加くだ
さい。
160人の大会場に93人の予約申し込みです。
お申し込みはお早めにどうぞ。
◎イ.CO2地球温暖化説は問題あり=大まちがいだ。
ロ.二酸化炭素は、光合成で植物をつくり、人間や動物の食料のもと
になっている大事な元素だ。
この2つ-特にイ.のCO2地球温暖化説については、広瀬隆さんだ
けでなく、小出裕章氏、槌田敦氏、故室田武氏、故藤田裕幸氏もほぼ同
じ趣旨の主張をされています。
それら各氏の主張をエントロピー学会誌などの資料から抜き出して、
簡単な小冊子にして参加者へ贈呈します。その作業を進めています。
ご期待こう。
※ 2/24広瀬隆講演会の詳細は、上記目次下の案内をごらん下さい。
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┗■4.新聞より1つ
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◆原発新規制制度 審査難航しても延命 60年超の項目は白紙
反対の石渡明氏 課題指摘
「原則40年、最長60年」と法律で規定された原発の運転期間の見直し
を巡り、原子力規制委員会が13日に多数決で決めた新たな規制制度は、
60年を超える運転をどのように規制するかは現時点、白紙だ。
採決で反対した石渡明委員は、審査が難航した原発の延命につながる
仕組みになっていることも懸念する。老朽原発の厳格な規制ができるの
かは見通せない。
新制度は、運転開始から30年後を起点に10年以内ごとに劣化状況を審
査する。
60年までは現行の審査項目とほぼ同じだが、60年超の審査でどのよう
な項目を確認するかは今後に議論する。
13日の規制委の臨時会で石渡委員は「(60年超の審査内容を)決めずに
『しっかり規制する』と言っても具体的ではない。少なくとも見通しは
決めるべきだ」と主張。ほかの委員らは「慎重な議論が必要」と応じな
かった。(後略) (2月15日「東京新聞」朝刊27面より抜粋)
詳しくはこちらを
https://www.tokyo-np.co.jp/article/231166
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※動画アップの紹介
・2023/1/11第112回東電本店合同抗議行動
放射能汚染水を海へ捨てるな!東電は2200億円の原電支援するな!
東電は福島第一原発事故の責任をとれ!
☆三輪祐児さんのユープランより
・20230209 UPLAN 天笠啓祐『「みどりの食料システム戦略(農林
水産省)」の概要と問題点』
https://www.youtube.com/watch?v=094n9Ww7uYE
・20230201 UPLAN 第55回とめよう!東海第二原発
第113回東電本店合同抗議
https://www.youtube.com/watch?v=NBWzyCmC_H0
・20230130 UPLAN 樫田秀樹「リニア新幹線は実現可能か?」
https://www.youtube.com/watch?v=vVLRrdkhSeI
・20230121 UPLAN 山崎久隆「岸田政権の原発政策大転換の闇を
照らす~40年超えの老朽原発の危険-どこが?なんで?」
https://www.youtube.com/watch?v=llWvIXy-dc4
・20221215 UPLAN 田中一郎「日本における電力自由化と
電力システム改革」未来へ向けたあるべき改革の具体像
https://www.youtube.com/watch?v=NZhEf0W410Y
・20221130 UPLAN 安田節子最終回「有機農業が拓く世界」
https://www.youtube.com/watch?v=3MjZZhSy0Qk
・20221127 UPLAN「11.27廃炉デー集会」
絶対に再稼働させない東海第二原発
https://www.youtube.com/watch?v=7csuDOzVn98
という説は科学的にまったく根拠がないデマである」
20220127 UPLAN 【総集編・全編6時間】
https://www.youtube.com/watch?v=K14tki8e2Ck
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☆ひきつづき、たんぽぽ舎の活動・日刊メルマガ=「地震と原発事
故情報」へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致
します。
郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎 口座番号 00180-1-403856
☆《事故情報編集部》より
メールマガジン読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他
投稿(「川柳・俳句・短歌」など)を歓迎します。
1.「投稿」のテーマは、「原発問題」が中心軸ですが、エネルギー、
自然、政治・経済、社会、身近な生活も歓迎します。
2.原稿に「見出し」をつけて下さい。(「見出し」は1行見出し
よりも2行又は3行見出しの方が読む人にとってわかりやすい)
執筆者名(基本的に本名でお願いしています)と執筆者名の後にかっこ
書きで「所属・団体名」か「在住県名」を記載して下さい。
例:たんぽぽ花子(たんぽぽ舎)、
たんぽぽ太郎(東京都千代田区在住)
3.「集会・デモ・講演会等のお知らせ」の投稿に関しては、
どの団体・グループも平等に掲載する基本方針です。
そのため日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先
など必要事項を400文字以内でお送り下さい。
件名に「イベント案内掲載希望」と明記して下さい。
日程が直前にならないよう余裕を持っていただけると幸いです。
メールマガジンへのイベント案内は1回だけの
掲載とさせていただきます。
4.集会や行動の参加報告等に関しては600文字以内で、
タイトル(見出し)及び本文をお送り下さい。
件名に「メルマガ掲載希望」と明記して下さい。
「投稿」の送付先はたんぽぽ舎の
通常アドレス「 nonukes@tanpoposya.net 」か、
別アドレス < tanpopo3238@yahoo.co.jp > です。
なお、お送り頂いた投稿は紙面の都合上掲載できない場合も
あります。ご了解下さい。
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あります。
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日曜・休日はお休みです。
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