たんぽぽ舎です。【TMM:No3608】地震と原発事故情報−4つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No3608】

2019年3月23日(土)地震原発事故情報−

               4つの情報をお知らせします

                        転送歓迎

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★1.大地震津波が首都圏にくる 政府・地震会議の発表

   (今後30年以内に80%)

   地震被害+原発放射能が茨城・千葉・東京・神奈川を襲う

   「放射能まみれの東京」にならないためには−

   東海第二原発廃炉こそが一番

   柳田 真(たんぽぽ舎、

       とめよう!東海第二原発首都圏連絡会)

★2.3/21さようなら原発全国集会から

  好天にめぐまれ、福島から茨城から東京から全国から

  「さようなら原発」・「さようなら安倍政権」

                 K.M(経産省前テントひろば)

★3.秋田の海に風車500基?賛否両論 景観、漁業などに不安の声…

  メルマガ読者からの原発等情報1つ(抜粋)

   黒木和也 (宮崎県在住)

★4.新聞より3つ

  ◆原発支援へ補助制度案 経産省、2020年度創設めざす

   消費者や企業が払う電気料金に原発を支える費用を上乗せ

           (3月23日06時59分「朝日新聞デジタル」より)

  ◆国民民主党議員が「電力総連」など産業別労組3団体と共に

   経産相原発再稼働要望

           (3月20日05時00分「朝日新聞デジタル」より)

  ◆深刻さ欠ける 放射線副読本「レベル7」削除など

   原発事故の情報乏しく いじめ防止重点と言うが…

   国が再改訂 全国の学校に

     (3月22日東京新聞朝刊24面「こちら特報部」右側より抜粋)

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※3/28(木)学習会にご参加を! 新ちょぼゼミ

 「放射線安全神話」とわたしたちの放射線教育〜学校現場から

 講 師:根岸富男さん (原子力教育を考える会)

 日 時:3月28日(木)18:00より21:00

 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 参加費:800円

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┗■1.大地震津波が首都圏にくる 政府・地震会議の発表

 |  (今後30年以内に80%)

 |  地震被害+原発放射能が茨城・千葉・東京・神奈川を襲う

 |  「放射能まみれの東京」にならないためには−

 |  東海第二原発廃炉こそが一番

 └──── 柳田 真(たんぽぽ舎、

       とめよう!東海第二原発首都圏連絡会)

1.2019年2月に2つの残念な、そしておそろしい発表がありました。

 1つは、日本原電社長(東京電力出身)が、東海第二原発(110万kw、

ふっとう水型)を再稼働したい−そのための工事を始めると茨城県知事や

東海村村長へ伝えたこと。(当然にも茨城県民から多くの反発あり)

 さらに、それを後押しする3月2日朝日新聞の記事です。「東海第二

原発の工事費は3000億円、うち東京電力が1900億円」の報道です。

 3月8日の日本経済新聞記事では、「この1900億円対応について、東京

電力社内でも慎重論があり、また、電力5社や銀行団も一枚岩でない」と

報道されています。

2つは、政府・地震会議のおそろしい発表です。今後30年以内に80%の

確率で巨大な地震(津波)が関東周辺で発生するというもの。地震会議

とは、地震調査研究推進本部の略称で、1995年の阪神大震災のあと、半年

後にできた国の機関で、本部長は文部科学相(大臣)です。

ただし、この会議の大きな限界は2011年3月11日の東日本大震災と東電

福島第一原発事故でした。元委員の島崎邦彦氏(前原子力規制委員会

委員長)は、東電旧経営陣の刑事裁判で証言しました。「地震本部の長期

評価に従い、対策すれば、1万8千人余の命が救われただけでなく、福島

第一原発事故だって起きなかったと私は思います」と。

政府と東電が地震本部の提言を守らなかった(サボッタ)ことがたくさん

の人命を奪い、原発事故をひきおこしたという証言です。

 この失敗を今後くり返してはなりません。

2.東海第二原発(110万kw、ふっとう水型、茨城県東海村)は40年をすぎ

て(原発の最初の頃の寿命は30年とされていた)41年目。寿命はすぎ、

おまけに8年前の東日本大震災では大きな被害をうけた原発です。設計図

は50年以上まえのもので、地震を考えていない米国GE社の原発設計図

です。

 東海第二原発の「諸々の問題点」については、「とめよう!東海第二

原発首都圏連絡会」発行のいくつかのチラシと署名用紙(第1弾の署名

用紙と2019年3月からの第2弾の署名用紙)をごらん下さい。

 合わせて、小張佐恵子さん作成の最新リーフレットにも具体的で説得力

ある内容が記されています。

3.地震災害と原発放射能が茨城・千葉・東京・神奈川をおそう「時期」

が徐々にせまりつつあります。

超危険・オンボロの原発=東海第二原発が所在する東海村の前村長、

村上達也氏は、東海第二原発の地理・地勢上の危険を指摘されています。

夏、東海村に吹く風の8割は「千葉・東京・神奈川」の方向に吹く、と。

 茨城と東京の間には山がありません。

 平野を一直線に放射能が飛んでくる。茨城から東京駅までわずか100から

110km。短時間で東京圏が放射能(死の灰)まみれになります。人間が住め

ないまちになります。

 もし、東海第二原発(110万kw)が東電福島第一原発事故のような過酷

事故をおこせば、そうなる可能性がきわめて高い。

4.地震という自然現象は防げないが、原発災害という人工製作物の災害

は防ぐことができる。原発をすぐ廃止すればいいのだから。

 日本は世界的にみても風光明媚な土地だ。それは日本列島の地震の結果

でもある。地震はこういう2面をもっている。

 地震が暴れれば、多くの人命が失われる。自然現象ゆえ、地震は防ぐ

ことはできない(残念ながら予知も現在の科学ではできない)中で地震

備えて「減災」をはかるのみだ。

 しかし、原発災害は防ぐことができる。原発を廃止すればいいのだか

ら。格段に原発被害を小さくできる。

東海第二原発の再稼働準備−工事をやめてすぐ廃炉にしよう。電気は

足りているのだから。

5.「弱い環」に立ち向かう「強い環」めざして−市民の力を発揮しよう

 原発はもともと危険な存在ですが、老朽原発はさらに危険です。事故を

起こすから。

 西日本の関西電力も老朽原発を動かす。東の日本原電も老朽東海第二

原発を動かそうとしている。東・西ともに力を合わせて老朽原発の再稼働

を阻止しよう。

 3月10日の日本原電本店抗議行動で提起された「当面の行動方針・

7つ」(とめよう!東海第二原発首都圏連絡会)をみんなで実践しよう。

 日本原電は、原子力推進派の中では一番小さい会社です。お金も全く

ない会社です。原子力ムラの「弱い環」です。東京圏は多くの人と団体

があり、原発反対の「強い環」になれます。

 私たちと子どもや孫のためにも、市民の力で東海第二原発を止めよう。

★「当面の行動方針」7つ (とめよう!東海第二原発首都圏連絡会)

1.日本原電本店は住民の声を聞け!意見書・抗議文提出行動

2.日本原電本店周辺に大衆宣伝を強めよう

3.第2弾の署名。一人一人がまわりに広めよう

4.東京電力・日本原電に対するハガキ抗議運動を広めよう

5.自治体への請願・意見書提出活動の交流会開催

  第1回は、3月23日(土)に開催しました。

6.地震についての4/27(土)学習会に参加しよう

   『地震多発地帯・北関東の地震活動』−茨城周辺の地震

お 話:島村英紀さん(地球物理学者)

   日 時:4月27日(土)14時より16時15分

  会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

主 催:たんぽぽ舎

 後 援:「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」

   参加費:800円

7.茨城で「アメーバ行動」実施

   (隅から隅まで反原発の声を浸透させるアメーバデモ)

 定期的に茨城現地に行き、現地の脱原発運動団体と共に少人数の

グループを作り、各地域にデモ・各戸訪問をおこなう。

 住民とじかに話し合う中で信頼関係も生まれ、住民は本音を話して

くれるようになる。

 原発反対運動がほとんどなかった若狭(福井県)では、4年間続けて

住民からの激励や感謝の声が多数寄せられ、反原発世論を作っている。

  ※(2019年3月発行「たんぽぽ舎月刊ニュース」より転載)

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┗■2.3/21さようなら原発全国集会から

 | 好天にめぐまれ、福島から茨城から東京から全国から

 | 「さようなら原発」・「さようなら安倍政権」

 └──── K.M(経産省前テントひろば)

 3月20日の朝7時頃に淵上太郎さんが亡くなった。その重みを背負い

ながら、「経産省前テントひろば」は「さようなら原発全国集会」代々木

公園の第9ブースに集結した。

 ブース前に渕上さんがスピーチしている写真を掲げ、ブース背後には

藤原節男さんが大画面で、この8年間の淵上さんと経産省前テントひろば

を思い起こす動画を映して。

 沢山の反原発を訴える人たちとの交流が続く中で、ステージから李

政美さんの美しく迫力ある声が聞こえてきた。武藤類子さんの詩に李

政美さんが作曲した「ああ福島」だ。

 私は涙と怒りを堪えて聞いた。続いて、鎌田慧さんが迫力溢れる

アピール。テントの渕上さんの訃報を告げながら、頑張り抜こう。

歴代の首相が脱原発を訴えているのに、安倍政権だけが守銭奴のごとく

原発を支えている。皆さんが住んでいる自治体で市議会や首長に声を

届けよう、と。

 福島から人見やよいさんが福島の現状を訴えた。「福島第一原発事故

終っていない、放射線がもくもくと出ている、福島のモニタリングポスト

を撤去するのでなく全国の原発周辺にモニタリングポストを置くべき、

汚染水タンクを置く場所は一杯あり汚染水を海に流すべきではない、汚染

土の焼却灰を全国に何て、とんでもない、イチエフ事故責任を誰もとって

いない、統一地方選では原発反対の人を当選させよう」と。

 熊本美弥子さん(避難の協同センター)が、公衆被曝限度(年1mSv)に対応

する被ばく線量を0.114マイクロSv/hから0.23マイクロSv/hに、さらに1590

マイクロSv/hと改悪していることを責め、区域外避難者への支援打切り等

は「見せしめ」ではないかと糾弾し、避難指示が解除されても居住率が

20%であることが私たちの答えだ、私たちは避難を続けたい、原発の無い

世界を実現するべき、と訴えた。

 落合恵子さんも、渕上太郎さんの訃報から、私たちはもうちょっと

頑張ってからそっちへ行くよと話し始めながら、それにしても安倍四選

なんてとんでもない、安倍政権にサヨナラを、私たちが変えなくて誰が

変えるか、と力強く訴えた。

 続いて、阿部抗志さん(東海村村会議員)が東海第二の再稼働・運転延長

の問題と電力容量市場、新安全協定について分かりやすく説明、正しい

情報を多くの人々に議員に知らせようと訴えた。

 また、山崎誠議員(立憲民主党)が原発ゼロ法案の国会ぶら下がり状態

の現実を話し、審議してくださいの声を上げて欲しい、と訴えた。

 更に、辺野古基地建設問題では、外間さんが「沖縄は何も悪いことをし

ていない、さよなら日本と言いたい、ジュゴンを返してください」と厳し

くヤマトンチュを責めた。

 更に、福山真劫さんが、モリカケ・イージスアショア・辺野古基地建

設・ナショナリズム煽り・憲法改悪を進める安倍政権を厳しく糾弾した。

 ブースではステージの声が聞こえにくく全部を聞くことができな

かったが、「さようなら原発」をできない安倍政権への怒りがみなぎる、

とてもいい発言が続いた。

 集会後のデモも、好天に恵まれ、渋谷を歩く人たちに強くさようなら

原発を訴えることができた。

 なお、「経産省テントひろば」は3人がカンパ隊を組んで多額のカンパ

を集め、デモ時には「放射線副読本」と「放射線のホント」の嘘を暴いた

リーフレットをデモ隊と呼応して沿道で配布して歩いた。

 集会の模様はこちらから見ることができる。

 https://www.youtube.com/watch?v=-mi-KiwNWt4

    (3/22発信「経産省脱原発テント日誌」3月21日版より転載)

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┗■3.秋田の海に風車500基?賛否両論 景観、漁業などに不安の声…

 | メルマガ読者からの原発等情報1つ(抜粋)

 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.秋田の海に風車500基?賛否両論 景観、漁業などに不安の声

  秋田を代表する魚ハタハタが風力の振動音などを警戒して

  産卵期に近寄らなくなるなど懸念

  3/22(金)8:42配信「毎日新聞

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190322-00000016-mai-bus_all

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┗■4.新聞より3つ

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 ◆原発支援へ補助制度案 経産省、2020年度創設めざす

  消費者や企業が払う電気料金に原発を支える費用を上乗せ

          (3月23日06時59分「朝日新聞デジタル」より)

    (以下は登録必要です)

https://www.asahi.com/articles/ASM3D3S9TM3DULFA00N.html

 ◆国民民主党議員が「電力総連」など産業別労組3団体と共に

  経産相原発再稼働要望

          (3月20日05時00分「朝日新聞デジタル」より)

 (以下は登録必要です)

https://www.asahi.com/articles/DA3S13941043.html?fbclid=IwAR2hGNi2XWkkyRlo9c

 ◆深刻さ欠ける 放射線副読本「レベル7」削除など

  原発事故の情報乏しく いじめ防止重点と言うが…

  国が再改訂 全国の学校に

 東京電力福島第一原発事故後に文部科学省がまとめた放射線教育の副読

本が再改訂され、4月以降に本格的に使われ始める。

 避難した子どもたちに対するいじめを防ぐよう、中身を見直したという。

 ただ実際に目を通すと、どうも様子がおかしい。事故の深刻さなど、

肝心な情報が省かれたのだ。教訓は学べるのだろうか。 (中略)

福島大の後藤忍准教授(環境計画)は「再改訂版はかなり偏った内容。

2014年の改訂版も事故の深刻さを伝える情報は乏しかったが、再改訂版は

さらに後退した」と語る。

 特に問題が目立つのが中高生版。そもそも事故の話題を避けているよう

に見える。(中略)

 大阪大の平川秀幸教授(科学技術社会論)は「核心に当たる情報を省くの

は事故を矮小化したり、忘却を促したりするのと同義。そんなことをして

も、いじめの解決につながるわけではない」と憤る一方、中高生にはこう

呼び掛ける。

 「原発事故がもたらすさまざまな不条理に目を向け、人間性を磨いて

ほしい」 (3月22日東京新聞朝刊24面「こちら特報部」右側より抜粋)

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