たんぽぽ舎です。【TMM:No3424】地震と原発事故情報−5つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No3424】

2018年7月25日(水)地震原発事故情報−

               5つの情報をお知らせします

               転送歓迎

━━━━━━━ 

★1.賛同要請…トリチウムは非常に危険な放射性物質である

   『トリチウムを含む福島原発放射性廃液の

  海洋投棄に反対する決議』に賛同して下さい

        渡辺悦司 (市民と科学者の内部被曝問題研究会)

★2.雑誌記事紹介

  「東海第二原発再稼働に難問山積 専業『日本原電』の命運」

  『東洋経済』2018年7月28日号(23日発売)

          上岡直見〔環境経済研究所(技術士事務所)〕

★3.「安倍首相で原発ゼロ もう無理だ」小泉元首相が失望感…

  メルマガ読者からの原発等情報1つ(抜粋)

                 黒木和也 (宮崎県在住)

★4.メルマガ読者からのイベント案内

        (お問い合わせは主催者へ)

  ◆【2018年9月原発のない未来へ】伊方現地行動

   「ゲート前、全国集会、蓮池透さん講演」のお知らせ

    主催:「伊方から原発をなくす会」

★5.新聞より3つ

  ◆復興庁パンフ「放射線のホント」 内容は「責任放棄」?

   専門家ら「リスク伝えず安全一辺倒」

   復興相「断言で伝わりやすい」

     (7月25日東京新聞朝刊24面「こちら特報部」より抜粋)

  ◆小泉純一郎 安倍打倒の本気度 野党とタッグ

   来夏参院選原発ゼロで統一候補を」

         (7月25日発行「日刊ゲンダイ」2面より抜粋)

  ◆進まぬ原発事故拠点病院整備

    (6月15日毎日新聞朝刊「くらしナビ・気象・防災」より抜粋)

━━━━━━━ 

※7/30(月)川崎陽子さん学習会のご案内

 『国際原子力マフィアと放射線被曝をめぐる国際情勢』

 『環境・脱原発先進国ドイツと日本とは何が違うのか』

 講 師:川崎陽子(かわさきようこ)さん 

   欧州(ドイツ語圏)在住環境ジャーナリスト

 日時:7月30日(月)18時より21時 開場17時30分

 会場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 参加費:800円 (学生400円)

━━━━━━━ 

※8/1(水)2つの抗議行動にご参加を!

1.とめよう!東海第二原発 20年運転延長・再稼働ゆるすな!

日本原電本店抗議行動

 日時:8月1日(水)17:00より17:45

 場所:日本原電本店前(都営新宿線「小川町」駅B6出口より2分)

 共催:再稼働阻止全国ネットワーク TEL 070-6650-5549

  とめよう!東海第二原発 首都圏連絡会

2.「第59回東電本店合同抗議」東電は福島第一原発事故の責任をとれ!

 日時:8月1日(水)18:30より19:45

 場所:東京電力本店前

 呼びかけ:「経産省前テントひろば」070-6473-1947

   「たんぽぽ舎」 03-3238-9035

 賛 同:東電株主代表訴訟ほか130団体

━━━━━━━ 

┏┓ 

┗■1.賛同要請

 |  『トリチウムを含む福島原発放射性廃液の

|  海洋投棄に反対する決議』

 └──── 渡辺悦司 (市民と科学者の内部被曝問題研究会)

 政府がいよいよ強行しようとしている、福島第一原発に溜まっているトリチウ

ム汚染水の海洋投棄に反対する市民と科学者の反対決議と山田耕作さんの賛同呼

びかけのメールです。

賛同者を広く募っています。賛同される方、ぜひ下記までメールください。

-----Original Message-----

山田耕作

皆様 20日に決定した決議文への賛同者を募集中です。

全国へ、世界へ拡散ください。

 又、原子力規制委員会東京電力に送り、トリチウム廃液の投棄をやめるよう

要請します。

 賛同者名は kosakuyamada@yahoo.co.jp までお知らせください。

以下、決議を貼り付けます

トリチウムを含む福島原発放射性廃液の海洋投棄に反対する決議

         市民と科学者の内部被曝問題研究会有志及び

         内部被曝を憂慮する市民と科学者

                      2018年7月20日

 福島原発事故によるトリチウム総量は約3400兆ベクレル、2014年3月でタンク

貯留水中に830兆ベクレルのトリチウムがあると発表されている。この膨大な放射

性廃液はその後も増加する一方である。

 そのため、漁連などの反対運動の隙があれば、政府・東電はトリチウムを含む

福島原発事故廃液の処理・処分として、それを希釈して海洋に投棄しようとして

きた。

 現在、ここに至っていよいよ政府は海洋投棄の実施に踏み切ろうとしている。

原子力規制委員会の更田豊志委員長は規制するどころか海洋投棄を提唱し、先導

している。

 我々は以下の理由で放射性廃液を海洋に投棄することは決してすべきでないと

考える。

1.トリチウムは生命・健康への危険性が少ないと誤解されているが、非常に危

険な放射性物質である。

 なぜなら、人体の大部分を占める通常の水と化学的に区別がつかず、生体のあ

らゆる場所に取り込まれ、内部から被曝させ、活性酸素等を介して間接的に細胞

膜やミトコンドリアを破壊する。

 また、直接的に遺伝子、DNAの化学結合を切断する。トリチウム特有の危険

性として遺伝子の水素原子とトリチウムが入れ替わるとベータ(β)崩壊でトリチ

ウムがヘリウムに変わることによって遺伝子の化学結合が切断される。

 植物は炭酸同化作用によって水と炭酸ガスからでんぷんを作る。このでんぷん

の水素原子がトリチウムに変わることによって有機トリチウムが形成され、動植

物や人間が体の一部としてその有機トリチウムを長期間取り込み、内部被曝する。

2.このようにして、原発から放出されたトリチウムによって玄海原発周辺の住

民の白血病の増加、世界各国の再処理工場周辺の小児白血病の増加、原発周辺の

小児がんの増加等が報告されている。現実に被害が発生しているのである。

3.たとえ、希釈して海洋投棄されたとしても食物連鎖などの生態系を通じて濃

縮される。

 さらに気化してトリチウムを含む水蒸気や水素ガスなどとなって陸地に戻り、

環境中を循環する可能性がある。

 希釈すれば安全というのは過去に多くの公害問題でくりかえされた誤りであり、

環境に放出される総量こそ問題である。

 それ故、放射性物質や有害物質は徹底的に閉じ込め生態系から隔離することが

公害問題では唯一正しい原則的な対応である。

 以上のようにトリチウム半減期が12年と長く、長期にわたって環境を破壊す

る。生体の大部分を、さらに遺伝子をも構成する水素の同位体であるから、希釈

して投棄して安全とは言えない。

 それ故、トリチウムの海洋投棄を決して行わないよう政府・原子力規制委員会

に強く要請する。

┏┓ 

┗■2.雑誌記事紹介

 | 「東海第二原発再稼働に難問山積 専業『日本原電』の命運」

 | 『東洋経済』2018年7月28日号(23日発売)

 └──── 上岡直見〔環境経済研究所(技術士事務所)〕

※現実味のない避難計画、安全対策に必要な資金調達能力が乏しいことなどが指

摘され「再稼働の実現性は依然不透明」と結論づけている。

7/21(土)7:01配信 有料 「週刊東洋経済

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180721-00018551-stoyos-bus_all

┏┓ 

┗■3.「安倍首相で原発ゼロ もう無理だ」小泉元首相が失望感…

 | メルマガ読者からの原発等情報1つ(抜粋)

 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.「安倍首相で原発ゼロ もう無理だ」小泉元首相が失望感

  7/24(火)5:18配信「朝日新聞デジタル

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180724-00000007-asahi-pol

┏┓ 

┗■4.メルマガ読者からのイベント案内

 |       (お問い合わせは主催者へ)

 └──── 

 ◆【2018年9月原発のない未来へ】伊方現地行動

  「ゲート前、全国集会、蓮池透さん講演」のお知らせ

 ☆『伊方原発ゲート前11行動』

  日時:9月11日(火)10:00より12:00

  場所:伊方原発ゲート前

 ☆『伊方原発再稼働反対 現地全国集会』

  日時:9月30日(日)13:30より15:30

  場所:伊方きらら館前歩道

 ☆蓮池透さん講演会

  日時:9月30日(日)18:30より20:30

  場所:八幡浜市民スポーツセンター

  主催:「伊方から原発をなくす会」

     八幡浜市304-8まちづくりネットワーク八幡浜

┏┓ 

┗■5.新聞より3つ

 └──── 

 ◆復興庁パンフ「放射線のホント」 内容は「責任放棄」?

  専門家ら「リスク伝えず安全一辺倒」

  復興相「断言で伝わりやすい」

 福島第一原発事故後の食べ物の風評被害や偏見、差別を解消しようと、復興庁

が発行した一般向け小冊子「放射線のホント」が将来にわたるリスクに触れず、

安全を強調し過ぎているとして、専門家らから批判が出ている。担当者は「寄せ

られた意見も踏まえ、今後はテレビやネットでも発信していきたい」としている

のだが…。(安藤恭子)

 「放射線のホント」は30頁の冊子で、政府の「風評払拭・リスクコミュニケー

ション強化戦略」の一環として今年3月、一般の人びと向けに制作された。(中略)

 放射線などに関する10の疑問に答える形で、イラストも交えて「身の回りから

ゼロにはできません」「遺伝しません」「うつりません」「事故で健康に影響が

出たとは証明されていません」などと明記している。(中略)

 日本大の糸長浩司特任教授(農村計画)は「今も廃炉に当たっている作業員がい

る。原発事故の将来にわたる影響と真正面から向き合わなければ、事故を起こし

た責任を放棄したのと同じことだ」と批判する。

 「風評被害の解消を表向きの理由として『福島はもう大丈夫』と開き直るよう

な国なら、原発を扱う資格はない」

(7月25日東京新聞朝刊24面「こちら特報部」より抜粋)

※関連情報

 7月13日発信【TMM:No3415】★2.「生徒向け復興庁パンフのごまかし、ウソ

放射線健康被害を過小評価」も合わせてご参照下さい。

 ◆小泉純一郎 安倍打倒の本気度 野党とタッグ

  来夏参院選原発ゼロで統一候補を」

 いま頃、安倍自民党は困惑しているはずだ。小泉純一郎元首相(76)が、来年夏

参院選で野党候補を応援する可能性が出てきたからだ。

 自民党の総理経験者が野党候補を応援したら前代未聞の事態。選挙情勢も激変

するはずだ。 (中略)

 野党4党は、小泉が顧問を務める「原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟」(原自

連)に呼応し、「原発ゼロ基本法案」を国会に提出している。(中略)

 政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏が言う。

 「野党が原発ゼロを鮮明にして一本化ができれば、小泉元首相はできるかぎり

の“応援”をするはずです。野党も、選挙の顔になる小泉さんの支援は是が非で

もほしいでしょう。小泉さんの存在は、野党が小異を捨ててまとまる求心力にも

なるはず。」(中略)

 今年6月の新潟県知事選の告示日前日、小泉は脱原発を訴えた野党統一候補

ガッチリ握手。実質的な選挙応援だった。

 野党共闘小泉人気は、安倍1強に風穴をあける可能性がある。

   (7月25日発行「日刊ゲンダイ」2面より抜粋)

 ◆進まぬ原発事故拠点病院整備

 原発事故時に、地域医療で中心的な役割を担う原子力災害拠点病院の整備が遅

れている。

 現場の負担が重く、国が指針で設置を求める24道府県のうち5月末時点で8府

県では全く整備されていなかった。

 東日本大震災東京電力福島第一原発事故でかつてない「原子力と自然の複合

災害」を経験したが、被ばく医療体制の課題は山積したままだ。

 ○役割明確化狙うが

 「被ばく医療の基礎知識がない医師が多く、現場は混乱していた」。

 2011年の福島第一原発事故直後に福島県内の病院で治療に当たった男性医師は、

当時をそう振り返る。(後略)

     (6月15日毎日新聞朝刊「くらしナビ・気象・防災」より抜粋)

有料サイトはこちらを

https://mainichi.jp/articles/20180615/ddm/013/040/017000c

────────── 

☆ひきつづき、たんぽぽ舎の活動・日刊メルマガ=「地震原発

 故情報」へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致

 します。

  郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎 口座番号 00180-1-403856

【編集部より】

 メルマガ読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他投稿歓迎。

  ※「川柳・俳句・」短歌」などについても投稿歓迎です。

   掲載については編集部の判断とさせて下さい。

1.「集会・デモ・講演会等のお知らせ」に関しては、平等に掲載する

 ため日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先などを

 400文字以内でお送り下さい。

  件名に「イベント案内掲載希望」と明記して下さい。

 メールマガジンには1回だけの掲載とさせていただきます。

 日程が直前にならないよう余裕を持っていただけると幸いです。

2.集会や行動の参加報告等に関しては600文字以内で、タイトル(見出

 し)及び本文をお送り下さい。件名に「メルマガ掲載希望」と明記して

 下さい。送付先は「 nonukes@tanpoposya.net 」です。

 なお、お送り頂いた投稿は集会・デモ・講演会のお知らせを含めて紙

 面の都合上すべてを掲載できない場合があります。

  たんぽぽ舎の会員からの掲載希望を優先させていただく場合もあり

 ます。予めご了承ください。

────────── 

 ◆このメールマガジンのバックナンバーは、ホームページの「メルマ

  ガ:地震原発事故情報」をご参照下さい。

 ◆メールマガジンをお送りします

  たんぽぽ舎では、「地震原発事故情報」(メールマガジン)を

  発信しています。

   ご希望の方は、件名を「アドレス登録希望」として、ご自身の

  Eメールアドレスからご氏名とともにたんぽぽ舎あてにメールを

  送ってください。

  違うアドレスから「こちらのアドレスに送って」ということは

  間違いの元となりますのでやめて下さい。

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 ・配信の削除につきましても以下のアドレスに直接メールを下さい。

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 ◆携帯電話への送信は、容量が多いためか全文表示できない例があ

  ります。

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       日曜・休日はお休みです。

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たんぽぽ舎です。【TMM:No3423】地震と原発事故情報−5つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No3423】

2018年7月24日(火)地震原発事故情報−

                5つの情報をお知らせします

                        転送歓迎

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★1.自然災害で得する人

   猛夏と豪雨の報道ばかり、そのすきに悪法を通す。

   国会議員6人増とカジノ法案と!

     柳田真(たんぽぽ舎、ストップ!東海第二原発首都圏連絡会)

★2.沖縄の矢ヶ崎克馬先生が、意見書を裁判所に提出されました。

   「原告の多重がんは東電敷地内作業によることの十分な証拠」

       渡辺 悦司(市民と科学者の内部被曝問題研究会会員)

★3.鹿児島市主催のヨガ講座の講師が、私服で「反核」と

   プリントされたTシャツ着用で契約更新を拒否されていた!

  「言論・表現の自由を〈事件〉年表」より

  ギャラリー古藤[横浜事件と言論の不自由展]7/29(日)まで

            橘 優子(たんぽぽ舎 ボランティア)

★4.原発新増設「とても競争力持てない」IEA元事務局長・・・他

  メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)

             黒木和也 (宮崎県在住) 

★5.新聞より2つ

  ◆原発稼働厳しく 風力・水力シフト

  東電、再エネ数兆円事業に 小早川社長に聞く

  地元要望の柏崎刈羽原発廃炉計画 回答来夏までに

          (7月24日、日本経済新聞朝刊より抜粋)

 ◆核のごみ中間貯蔵施設造らせない 白浜で住民団体設立へ

  (7月21日17:01配信「紀伊民報」)

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脱原発川柳【もの言わぬ 海山川に ある憤怒】 乱 鬼龍(転載歓迎)

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※7/30(月)川崎陽子さん学習会のご案内

 『国際原子力マフィアと放射線被曝をめぐる国際情勢』

 『環境・脱原発先進国ドイツと日本とは何が違うのか』

 講 師:川崎陽子(かわさきようこ)さん 

     欧州(ドイツ語圏)在住環境ジャーナリスト

 日時:7月30日(月)18時より21時 開場17時30分

 会場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 参加費:800円 (学生400円)

━━━━━━━ 

※8/1(水)2つの抗議行動にご参加を!

1.とめよう!東海第二原発 20年運転延長・再稼働ゆるすな!

  日本原電本店抗議行動

 日時:8月1日(水)17:00より17:45

 場所:日本原電本店前(都営新宿線「小川町」駅B6出口より2分)

 共催:再稼働阻止全国ネットワーク TEL 070-6650-5549

    とめよう!東海第二原発 首都圏連絡会

2.「第59回東電本店合同抗議」東電は福島第一原発事故の責任をとれ!

 日時:8月1日(水)18:30より19:45

 場所:東京電力本店前

 呼びかけ:「経産省前テントひろば」070-6473-1947 

      「たんぽぽ舎」 03-3238-9035

 賛 同:東電株主代表訴訟ほか130団体

━━━━━━━ 

┏┓ 

┗■1.自然災害で得する人

 |  猛夏と豪雨の報道ばかり、そのすきに悪法を通す。

 | 国会議員6人増とカジノ法案と!

 └──── 柳田真(たんぽぽ舎、ストップ!東海第二原発首都圏連絡会)

 自然災害を利用(悪用)して、ドサクサに紛れて悪法(国会議員6人定

数増とカジノ法案など)を強行採決して成立させる。

 今国会で自民党公明党の安倍政権がとったやり方だ。

 前半は豪雨被害を利用して、後半は猛暑を利用してテレビ・新聞はこの

2つの報道ばかり。自民党の党利党略そのものの国会議員6人定数増とカ

ジノ法案の2つ−国民の批判が強いもの。普通に国会審議すればするほど、

世論の反対が強まる2法案−を通過させた。

 私たちは目をこらし、耳を澄ませて、「世の非道なやり方」を許さない

気持ちを持ち続け、行動しよう。

◆自然災害で得する人

     (7月23日毎日新聞夕刊2面「ウラから目線」より抜粋)

 (前半省略)

 大規模な自然災害は、もう一つ権力者に好都合な環境を作ってくれる。

メディア、そして人々の関心が一点に集中することだ。批判を浴びまくり

そうなこともやってのけられる。

 7日の日本。夜7時のNHKニュースは時間を延長して西日本の集中豪

雨を伝えていた。被害がまさに拡大していた時だからやむを得ないとはい

え、1時間以上、ずっと豪雨の話題のみ。

 災害や気象報道は間違いなく大事だ。問題はバランスだろう。

 豪雨が去った日本を今度は猛暑が襲った。和らぐ兆しナシ。で、連日、

連夜の猛暑報道である。

 18日夜のNHK「ニュースウオッチ9」。猛暑と豪雨被害の続報で最初

の20分。が新国立競技場の内部公開の話題。

 審議時間わずか9時間。数の力でゴリ押しした改正公職選挙法成立のニ

ュースが登場した時は午後9時26分になっていた。自民党の自己都合で参

院の定数を6増やすという歴史的「事件」だったのに。

 NHKだけじゃない。とにかく猛暑、猛暑。そんな中、カジノを解禁す

る法案も、心配事項への対策は後で決めるから、と、与党は強引に押し通

した。

 むごい災害がある。40度近い暑さもこたえる。だけど、それにすっかり

心を奪われると、為政者の思うつぼになる。 福本容子 (論説委員)

  ??

┏┓ 

┗■2.沖縄の矢ヶ崎克馬先生が、意見書を裁判所に提出されました。

 |  「原告の多重がんは東電敷地内作業によることの十分な証拠」

 └──── 渡辺 悦司(市民と科学者の内部被曝問題研究会会員)

 沖縄の矢ヶ崎克馬先生が、下記の意見書を裁判所に提出されました。

    https://tinyurl.com/ycck4lxe (※147頁あります)

    

 この意見書は、目次だけを見ていただいても明らかなように、放射線

曝の健康影響についての科学的見解を全面的に概括することをめざした展

開になっています。

 まださっと見せていただいただけですが、とりわけ、以下の点、とりわ

け重要な成果として、注目したいと思います。

◎もちろん、これらはほんの一部にすぎませんが。

(1)放射線の人体影響を、放射線の電離作用からはじまり、活性酸素・フ

リーラジカルによる破壊作用、DNA・遺伝子からミトコンドリア損傷・カリ

ウムチャネルなど人体生理機構の破壊、さらには放射線による組織の炎症

反応など、放射線影響の広範性が強調されています。

 これに対応して、放射線の人体影響も、急性の致死から、慢性の免疫不

全やぶらぶら病などあらゆる病気、さらには遺伝子変異によるがんと遺伝

的影響まで、極めて広く規定しようとされています。、

(2)放射線被曝による活性酸素フリーラジカルの健康影響が極めて広範

囲に及ぶことを、吉川敏一氏らの最新の研究成果に基づいて具体的に病名

を挙げて明確に記述されています。

(3)不溶性放射性微粒子とそれによる内部被曝のもつ特別の危険性を、

真正面から指摘されています。

(4)放射線の引き起こす「炎症」が発がん過程を加速化し、それによっ

て既存のがん潜伏期間が意味をなさないことを最新のがん生物学の教科書

に基づいて明らかにされています。

(5)山下らのグループによる照射線量と吸収線量の混同を批判的に検討し、

それによれば細胞レベルではわずか2mGy 以下(1.73mGy)で、もはや修復

できない細胞損傷が出てくると指摘されています。

 紹介者として、関連して追加しますと、政府側の放医研文書では、細胞

レベルでの線量(マイクロドシメトリ)は、計算上、全身換算ではその

1000倍に相当するとされ(『低線量放射線と健康影響』110ページ)、

つまり細胞レベルでの2mGyの吸収線量は、全身被曝では2Gy、つまり致死線

量の最低値である10%未満致死量で、ほぼぴったり一致しています。

 細胞レベルでの致死線量の最低値の存在を考えるべきであるという点、

十分に考慮すべき重要な問題提起であると思います。

(6)原発・核推進勢力による国民に対する「知られざる核戦争」という概

念を提起され、広島・長崎の被曝被害、核実験による被曝被害、チェルノ

ブイリ事故や福島事故の被曝被害、さらには原発通常運転による被曝被害

など、全世界の被曝被害とその隠蔽の試みを統一した形で捉えようと試み

られています。

 など、極めて多面的で重要です。

◎今後、詳しく検討して行かなければならないと感じます。

 この意見書は、裁判関係文書という形式を取っていますが、被曝影響に

ついて検討・議論し、被曝に反対する陣営の理論構築を進めていく際の欠

くことのできない重要文献の一つであると、確信いたします。

 皆さまにも、ぜひご検討していただけるように、矢ヶ崎先生にお願いし

て、拡散用のファイルをお送りいただきました。

 どうかご検討ください。

 いろいろご意見を寄せていただければ幸いです。

┏┓ 

┗■3.鹿児島市主催のヨガ講座の講師が、私服で「反核」と

 |  プリントされたTシャツ着用で契約更新を拒否されていた!

 | 「言論・表現の自由を〈事件〉年表」より

 | ギャラリー古藤[横浜事件と言論の不自由展]7/29(日)まで

 └──── 橘 優子(たんぽぽ舎 ボランティア)

 ギャラリー古藤で始まった[横浜事件と言論の不自由展]連日の猛暑の中

多彩なゲストとお客さんの熱気でヒートアップしています。

 標記の事件なども網羅した「言論・表現の自由を〈事件〉年表」が資料

として配布されていますので、7/29(日)までの期間中に是非ご来場くださ

い。

 会場では、冷たいお茶のサービスもあります。

※7/26(木)のみ東京新聞の望月衣塑子記者の講演会なので会場が武蔵大学

の大講堂になります。

 詳しくは、ギャラリー古藤(ふるとう)のホ−ムページで確認を

   古美術&ギャラリー古藤 TEL 03-3948-5328 

〒176-0006 東京都練馬区栄町9-16

 http://furuto.info/ 

┏┓ 

┗■4.原発新増設「とても競争力持てない」IEA元事務局長・・・他

 | メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)

 └──── 黒木和也 (宮崎県在住) 

1.原発新増設「とても競争力持てない」 IEA元事務局長

  7/24(火) 0:02配信 朝日新聞デジタル

 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180724-00000001-asahi-bus_all

2.福島県ADR申し立て=原発事故の人件費11億円

  7/23(月) 20:31配信 時事通信

 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180723-00000107-jij-soci

┏┓ 

┗■5.新聞より2つ

 └──── 

 ◆原発稼働厳しく 風力・水力シフト

  東電、再エネ数兆円事業に 小早川社長に聞く

  地元要望の柏崎刈羽原発廃炉計画 回答来夏までに

 東京電力ホールディングスの小早川智明社長は23日、日本経済新聞の取

材に応じ、水力や洋上風力発電などの再生可能エネルギーに舵(かじ)を切

る方針を示した。国内外で他社からの投資を呼び込み、新規開発する再エ

ネの事業費の規模は「数兆円」に達すると語った。

 地元が廃炉計画を求める柏崎刈羽原子力発電所(新潟県)を巡っては来年

夏までに将来構想を回答する考えを示した。

    (7月24日、日本経済新聞朝刊より抜粋)

◆核のごみ中間貯蔵施設造らせない 白浜で住民団体設立へ

 和歌山県白浜町の日置川地域の住民有志が29日、原子力発電所から出る

使用済み核燃料の中間貯蔵施設を地元に造らせないための団体をつくる。

井澗誠町長は受け入れについて否定的な姿勢を示しているが、団体事務局

の冷水喜久夫さん(67)=白浜町大古=は「候補地になる可能性はあると考

えている。反対の声を広げていきたい」と話している。

 団体は「核のゴミはいらん日置川の会」。約60人が会員になり、うち6

人が共同代表に就く予定で、今後は、講演会や署名集めなどの活動を考え

ているという。

 中間貯蔵施設については、関西電力が「2018年中に計画地点を示す」と

の方針を昨年11月に表明している。

 冷水さんによると、日置川地域では関電や関連会社が沿岸部に広大な土

地を所有しているとして、一部住民は「施設ができるのでは」と疑念を抱

いている。関電は現時点で、具体的な地域名は挙げていない。

 設立総会は29日午後1時半から、白浜町日置の日置川拠点公民館で開く。

終了後(2時ごろから)は、原発に反対する団体「美浜の会」の小山英之

さん(78)=堺市=が「中間貯蔵施設とは何か」と題して講演する。

  (7月21日17:01配信「紀伊民報」)

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たんぽぽ舎です。【TMM:No3422】地震と原発事故情報−6つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No3422】

2018年7月23日(月)地震原発事故情報−

6つの情報をお知らせします

                      転送歓迎

━━━━━━━ 

★1.東海第二原発の再稼働審査を問う!

   原子力規制委員会院内ヒアリング集会(3)(詳細版)

  首都圏に最も近い老朽・被災原発を動かすな  報告

            木村雅英 (再稼働阻止全国ネットワーク)

★2.原子力規制庁原子力安全教 (報告とお知らせ)

   (まるで宗教団体のように「安全」をとなえるばかり)!

            池田俊一 (脱原発かわさき市民)

★3.7・31火星が15年ぶりに大接近!

   地球より進化した高等生物いても不思議でない星「LHS 1140b」とは?

  警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識 その257

                島村英紀(地球物理学者)

★4.原発テロ対策、敦賀に大型巡視船 海保が2隻配備へ・・・他

  メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)

              黒木和也 (宮崎県在住) 

★5.原告の苦痛、立証ヤマ場−自主避難にも「適切賠償を」…

  メルマガ読者からの「新潟日報」情報1つ(抜粋)  

             金子 通 (たんぽぽ舎会員)

★6.新聞より1つ  

 ◆原発避難先3割 危険区域 69施設 土砂災害・浸水の恐れ

           (7月21日東京新聞夕刊1面より)

━━━━━━━ 

※7/30(月)川崎陽子さん学習会のご案内

 『国際原子力マフィアと放射線被曝をめぐる国際情勢』

 『環境・脱原発先進国ドイツと日本とは何が違うのか』

 講 師:川崎陽子(かわさきようこ)さん 

        欧州(ドイツ語圏)在住環境ジャーナリスト

 日時:7月30日(月)18時より21時 開場17時30分

 会場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 参加費:800円 (学生400円)

━━━━━━━ 

※8/1(水)2つの抗議行動にご参加を!

1.とめよう!東海第二原発 20年運転延長・再稼働ゆるすな!

  日本原電本店抗議行動

 日時:8月1日(水)17:00より17:45

 場所:日本原電本店前(都営新宿線「小川町」駅B6出口より2分)

 共催:再稼働阻止全国ネットワーク TEL 070-6650-5549

    とめよう!東海第二原発 首都圏連絡会

2.「第59回東電本店合同抗議」東電は福島第一原発事故の責任をとれ!

 日時:8月1日(水)18:30より19:45  場所:東京電力本店前

 呼びかけ:「経産省前テントひろば」070-6473-1947

      「たんぽぽ舎」 03-3238-9035

 賛 同:東電株主代表訴訟ほか130団体

━━━━━━━ 

┏┓ 

┗■1.東海第二原発の再稼働審査を問う!

 |  原子力規制委員会院内ヒアリング集会(3)(詳細版)

 | 首都圏に最も近い老朽・被災原発を動かすな  報告

 └──── 木村雅英 (再稼働阻止全国ネットワーク)

 去る7月13日に院内ヒアリング集会を実施したので結果を報告する。

 まず、配付資料などの説明の後、質問文作成者から短時間で概要説明を

した。

 数分の休憩後14時から原子力規制庁から11名(中座を含めると14名)が

入室、質問に対する回答と追及を逐次行った。

 原子力規制庁が、2時間に渡って個々の質問に対して現在の審査の状況

を説明・回答した。が、残念ながら「しっかり審査したからこれで大丈夫、

ご安心を」という説明では全く無かった。逆に、安全・安心の確信もなく

事業者(日本原電)の説明を鵜呑みにして無理に「合格」を出したあるい

はこれから出す、そんな回答であった。

 炉心安定・原子炉停止は日本原電任せで安心できない、ケーブルの難燃

化率は日本原電説明で52%(全長1400kmのうちの「安全系」400kmの中の

比率)、ブローアウトパネルの次の加振試験は非公開、津波が来ても船舶

漂流はしないと判断(日本原電説明)、近くの東海再処理工場の事故を全

く想定していない、透明性重視と言いながら工事計画耐震審査で裕度を

「黒枠・白抜き」との指摘に無回答、「経理的基礎」について審査書では

経理的基礎に係る規定に関する審査結果は、別途とりまとめる」として

おりパブコメ対象から除外、などが明らかになった。

 また、炉規法に基づき総ての原発の審査は独立で行っていることが判明、

(吉田所長以下の1−4号機の制御に苦労し失敗した)イチエフ事故教訓

を全く生かさずに、複合機の稼働とそのトラブルについては何ら考慮せず

に審査していることを発見した。

 すでにこの動画が次にアップされているので詳細はこちらをご覧願います。

 https://www.youtube.com/watch?v=jVStojGcOSE

ヒアリング結果の概要

1 炉心安定性と原子炉停止問題

 沸騰水型軽水炉は出力が不安定にあり出力発振現象の発生可能性を質疑。

規制委は原子炉制御について日本原電の説明を回答するのみ。また、水位

計を6個に増やしているがその扱いを含めてほとんどの対応がマニュアル

処理(パッシブ処理は一部)であり、安心できるものではない。

 お湯を沸かして発電するために、何ゆえにこれほど難しい制御をして核

分裂反応を起こさないといけないのか?

2 ケーブル火災について

 「高エネルギー・アーク損傷火災」対策として電気盤の改善を原子力

制庁が指示。難燃性能が必要と認識。防火シートを巻く複合体の逆効果に

ついての指摘には答えず、「検知器と自動消火装置を付ける」との回答だ

が具体性ゼロ。東電の新座でのケーブル火災事故を見ても、危険性が大き

いOFケーブルの使用はやめるべきなのに、「安全系でないから」と放置

する態度。

 OFケーブルを他の川内・玄海・大飯・高浜・美浜・伊方で使用し続け

ていることも明らかになった。ケーブルの難燃化率については、日本原電

が言っている「52%」を繰り返した。実際には、全長1400kmのうちの「安

全系」400kmの中での比率に過ぎず、ケーブル全体の中での難燃化率は40%

に過ぎず、残りは何もしないか、防火シートで誤魔化す計画。

3 ブローアウトパネルと加振試験問題

 ブローアウトパネルについて、加振試験で不具合が出たので日本原電が

閂(かんぬき)追加など設計変更をしているが、これは性能要求をしている

設置変更許可に遡るものではない。次のブローアウトパネルの加振試験(7

月下旬予定)は規制委員が行く予定がないので非公開。

 7月10日の審査会合に提出された原電の「改良案」は、肝心の閂の構造を

示す図は、白塗りとされ、規制庁側でさえ「これが、営業秘密なのか」と

疑問を呈される始末だが、「白塗りを改めて出しなおせ」とは言わず。

4 津波による漂流物の問題

 東日本大震災では大型貨物船の船首が岸壁に乗り上げた。東海第二につ

いては、日立港と常陸那珂港に津波が押し寄せる、原発サイトに津波が来

ても耐えられることを日本原電が確認。「船舶は緊急に離岸するようにな

っているから問題ない」と言うが、どのように各船舶に連絡するかは未検

討。「大きな漂流物は、東海第二には到達しない事をシミュレーションで

確認している。「もし、小さな漁船などが流されてきても、防潮壁などは

耐えられる」と言うが、具体的なデータは示されず。

5 東海第二原発の安全性にとって東海再処理工場の事故からの影響を考

慮することは必須課題。

 ところが、東海第二の審査で核のゴミで一杯の再処理工場は考慮外、東

原発とは敷地を共有している為に考慮。

 炉規法に基づき総ての原発の審査は施設ごとに独立で行っていることが

判明。「新規制基準」では、立地のみならず審査においても、イチエフ事

故収束(爆発回避)の為の吉田所長以下の1〜4号機の制御の苦労の教訓

が全く生かさていないことが判明。

6 「爆発」事故発生のきっかけの一つとして津波

 再処理工場の「重大事故等発生」は規定も想定もしていない。東海原発

の火災発生については敷地を共有しているので検討している。

7 審査情報公開

 原子力規制委員会としては審査書類の公開など透明性を配慮と回答。し

かしながら、審査会合の中継打ち切りと一週間後の公開、耐震評価で「裕

度」計算結果を「黒枠・白抜き」など、「営業機密」を口実に重要な結果

を公開しないことを追及。

8 前回までの質問・回答への追加質問

 時間切れで、駆け足の回答。

(1)耐震評価を工事計画審査で開始。モデル検証も予測も不確かで不合

格と指摘。

(2)経理的基礎の審査に関して、東電は審査対象ではない、日本原電へ

の資金支援について監督する東電について経産省に説明を求めている、パ

ブコメは技術的内容を意見聴取で「経理的基礎」はパブコメ対象外。銀行

から長期借り入れもできない日本原電に経理的基礎は無い、気にせずにど

んどん経理的基礎についてもパブコメ意見を出そう。

(3)周辺の核のゴミは審査で考慮、プルトニウム原子力委員会が担当。

(4)運転延長は審査中(原子炉圧力容器、炉心領域の母材及び溶接部、

低サイクル疲労、中性子照射脆化、照射誘起型応力腐食割れ、相ステンレ

ス鋼の熱時効、電気・計装設備の絶縁低下、コンクリートの強度低下、鉄

骨の強度低下、他の劣化事象)。

(5)IAEA深層防護の考え方と「新規制基準」で第五層を除外してい

ることを認めたが、第5層を規制当局が規制することまではIAEAは求

めていないとの回答。まさに「新規制基準」は世界最低水準!」

┏┓ 

┗■2.原子力規制庁原子力安全教 (報告とお知らせ)

 |  (まるで宗教団体のように「安全」をとなえるばかり)!

 └──── 池田俊一 (脱原発かわさき市民)

 7月13日、原子力規制委員会・院内東海第2ヒアリング集会!

 「再稼働阻止全国ネットワーク」と「とめよう!東海第二原発首都圏連

絡会」の共催!

 規制庁からは14人・私たちの参加者は45人!

 私たちの質問に相も変わらず誠意のない根拠薄弱の安全ですの繰り返し!

 特にヒドかったのは地震津波の時、船は絶対取水口の方へ流れないとい

うもの!

 またヒドいものは原発から2.7キロしか離れていない東海再処理工場(こ

こには高レベル廃液がいっぱいある!)は完全無視だ!

 7月4日の合格審査は白紙撤回せよ!

 インチキ規制委員会は即刻解散!

 原発廃炉委員会をつくれ!

◆7月30日(月)16時より日本原電抗議合同街頭宣伝と署名活動です。

 ☆かながわ担当です!

 JRお茶の水お茶の水橋側へ集まろう!応援よろしく!

┏┓ 

┗■3.7・31火星が15年ぶりに大接近!

 |  地球より進化した高等生物いても不思議でない星「LHS 1140b」とは?

 | 警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識 その257

 └──── 島村英紀(地球物理学者)

◎ 火星が15年ぶりに大接近する。夜更けに南の空を見ると、低い位置に

4つの明るい星がある。いちばん東にある赤く輝いている星が火星、あと

は順に土星、さそり座のアンタレス木星である。

 火星は7月31日に5759万キロまで近づく。近づくにつれて輝きが増して

いてマイナス2.5等星の明るさをすでに超えた。ピークはマイナス2.8等星

の明るさになる。星空でも明るい方だ。

◎ 火星は地球と同じく、太陽の周りを回っている。地球のすぐ外側を回

っているので、地球からの距離は、最大ではいまより5倍も遠くなる。

 火星では、一見、高等生物が作ったような「運河」が過去の大接近のと

きに発見された。また、かつて「火星人」の存在さえ想像されていた。

 じつは火星も金星も地球も、同じ46億年前に小さな星屑が集まって作ら

 れた。星屑は秒速数キロ以上という大変な速さで次々に衝突してきたの

で、表面の温度が上がって岩が溶け、マグマが表面全体をおおう「マグマ

オーシャン」になった。星屑に含まれていた氷や水は蒸発して厚い雲にな

って上空に漂った。

◎ その後、星屑が惑星に吸着されてなくなるにつれて温度が下がり、何

百年も雨が降り続いて、それぞれの惑星に、初めて海が出来た。そこまで

は三つの兄弟の星は同じ歴史をたどった。

 しかし、その後の進路が運命を分けた。

◎ 火星は地球より1.5倍も太陽から遠いので太陽の熱を受けることが少な

く、他方、大きさが地球の半分しかない。このため地球よりもずっと早く

冷えてしまって、いまは二酸化炭素が凍ってドライアイスになるほどの低

温になってしまっている。

 それゆえ、一時は生命があったとしても原始的な生物だけだということ

が分かった。

◎ 一方、地球よりも太陽に近い金星の表面温度は500度C。海は蒸発して

しまった。生物は住めない。太陽からの距離と大きさが兄弟の運命を分け

たのだ。

 火星は太陽系の惑星のうちでは地球に環境が似ている。だが近年の科学

は、もっと環境が似ている星に関心が移った。

◎ 最近の話題は、太陽系外の生命体を探すためにいちばん期待されてい

る星が見つかったことだ。40光年先にある太陽系外惑星「LHS 1140b」が生

命存在に望ましいとされる「生命居住可能領域」にあることが分かった。

つまり地球と同じ温度と水の存在だ。

 LHS 1140bが誕生したのは約50億年前、地球より約5億年早く形成された。

もし生物が生まれていれば、地球よりもずっと進化した高等生物がいても

不思議ではない。

◎ この星は土星木星のようにガスでできた惑星ではなく、高密度の鉄

の核を持つ岩石質だろうと考えられている。直径は地球の約1.4倍で、質量

は地球の7倍前後だ。

 地球より5億年古いと、プレートは地球のように動きまわらなくなって、

地震や火山噴火を起こさなくなっているのだろうか。

◎ いままでに確認されている太陽系外の惑星は3475個ある。だが「生命

居住可能領域」にある惑星はほんの一握りしか見つかっていない。

 さて、地球外生命は見つかるのだろうか。

島村英紀さんのHP http://shima3.fc2web.com/

 「島村英紀が書いた『夕刊フジ』のコラム」より7月20日の記事)

┏┓ 

┗■4.原発テロ対策、敦賀に大型巡視船 海保が2隻配備へ・・・他

 | メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)

 └──── 黒木和也 (宮崎県在住) 

1.原発テロ対策、敦賀に大型巡視船 海保が2隻配備へ

 7/22(日) 7:46配信 福井新聞ONLINE

 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180722-00010000-fukui-l18

2.震災後原子力関連ツイート続けた東大教授が自らに課した制約

 7/22(日) 7:00配信 NEWS ポストセブン

 https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180722-00000001-pseven-soci

┏┓ 

┗■5.原告の苦痛、立証ヤマ場−自主避難にも「適切賠償を」…

 | メルマガ読者からの「新潟日報」情報1つ(抜粋)

 └──── 金子 通 (たんぽぽ舎会員)

 ◆原告の苦痛、立証ヤマ場−自主避難にも「適切賠償を」

 東京電力福島第一原発事故福島県から本県に避難した住民らが東電と

国に損害賠償を求め、2013年に新潟地裁に集団提訴してから23日で5年と

なった。

 25日の次回口頭弁論で、原告が避難生活などの状況を語る本人尋問は終

了する予定となっており、裁判は大詰めを迎える。

 原告らは東電と国の責任を認めた上で、原告の8割を占める自主避難者に

も「適切な賠償を求めたい」と訴えている。(中略)

 17年1月には原告本人尋問が始まり、避難指示区域、区域外、福島県

戻ったケースなどさまざまな住民が法廷で思いを語った。

 「避難生活で家族にさみしい思いをさせて申し訳ない。事故前に戻りた

いと考え続けた7年間だった」。

 6月の口頭弁論で、二本松市から自主避難し、新潟市で暮らす30代男性

原発事故後の苦悩を語った。

 本県の裁判は、原告の避難区域外からの自主避難者が多いのが特徴だ。

自主避難は合理的かどうかが主要な争点の一つになっている。遠藤達雄弁

護団長は「区域内と区域外の人の苦痛の内容は異なるが、両者とも大変な

損害が生じている」と強調する。

(7月23日「新潟日報」より抜粋。紙面のみでネット上に掲載なし)

┏┓ 

┗■6.新聞より1つ

 └──── 

 ◆原発避難先3割 危険区域 69施設 土砂災害・浸水の恐れ

原発事故が起きた際に高齢者や障害者らが屋内退避する場所として原発

から主に10キロ圏に整備されている17道府県の257の放射線防護施設のうち、

3割近くの69施設が土砂災害警戒区域や浸水想定区域など危険な場所にあ

ることが21日、内閣府への取材で分かった。

 原発事故と水害などの複合災害になる恐れもあるため、内閣府は「別の

施設に避難する計画を立てておくなどの対応が必要だ」としている。

 超党派国会議員でつくる「原発ゼロの会」は西日本豪雨で施設が被災

していないか調べるよう国に要望。内閣府が現在確認を進めている。

 土砂災害警戒区域は崖崩れや土石流などの対策を行う区域で、都道府県

が指定。浸水想定区域は洪水や高潮で浸水が想定され、国や都道府県が指

定する。

 内閣府によると、69施設は茨城、鹿児島など13道府県。土砂災害警戒区

域は54施設で、うち7施設はさらに危険な土砂災害特別警戒区域だった。

 浸水想定区域と津波浸水想定区域は各9施設。一部の施設は、複数の危

険区域が重なるケースもある。屋内退避先として他に適切な場所がなかっ

たため、危険区域内の学校や病院などを放射線防護施設に指定したという。

 多くの原発が立地する福井県には35の放射線防護施設があるが、半数近

い16施設が危険区域にあった。四国電力伊方原発がある愛媛県伊方町の10

施設のうち9施設が区域内だった。

 14施設のうち10施設が該当した京都府の担当者は「危険区域内の施設で

も、屋内にとどまってもらう場合があるかもしれない。自然災害を想定し

て対応を考えるのは課題だ」と話した。 

          (7月21日東京新聞夕刊1面より)

詳細は http://www.tokyo-

np.co.jp/article/national/list/201807/CK2018072102000274.html

────────── 

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たんぽぽ舎です。【TMM:No3421】地震と原発事故情報−4つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No3421】

2018年7月21日(土)地震原発事故情報−

               4つの情報をお知らせします

               転送歓迎

━━━━━━━ 

★1.「東海第二原発の20年運転延長を認めない」意見書を地方議会から

   野田市では「再稼働には反対である」ことを明記

         吉野信次(東日本大震災被災者支援千葉西部ネット)

★2.茨城の地から東海第二原発再稼働STOP!!の声をあげましょう!!

   9/1(土)東海第二原発再稼働STOP!!茨城県大集会とデモ

★3.7月18日、若狭の原発の運転や再稼働について、

  大きな発言力を持つ、高浜町おおい町美浜町の町長に

   公開質問状と特別質問状を提出

           「原発うごかすな!実行委員会@関西・福井」

★4.新聞より1つ

  ◆「東電福島第一原発事故がなければ平穏な人生を送っていたはず。

   その基盤の全てを壊された」

   横浜地裁で結審、来年2月判決 神奈川原発避難訴訟

         (7月20日07:17配信「カナロコby神奈川新聞」より)

━━━━━━━ 

※7/30(月)川崎陽子さん学習会のご案内

 『国際原子力マフィアと放射線被曝をめぐる国際情勢』

 『環境・脱原発先進国ドイツと日本とは何が違うのか』

 講 師:川崎陽子(かわさきようこ)さん

  欧州(ドイツ語圏)在住環境ジャーナリスト

 日 時:7月30日(月)18時より21時 開場17時30分

 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 参加費:800円 (学生400円)

━━━━━━━ 

※8/1(水)2つの抗議行動にご参加を!

1.とめよう!東海第二原発 20年運転延長・再稼働ゆるすな!

  日本原電本店抗議行動

 日時:8月1日(水)17:00より17:45

 場所:日本原電本店前(都営新宿線「小川町」駅B6出口より2分)

 共催:再稼働阻止全国ネットワーク TEL 070-6650-5549

    とめよう!東海第二原発 首都圏連絡会

2.「第59回東電本店合同抗議」東電は福島第一原発事故の責任をとれ!

 日 時:8月1日(水)18:30より19:45

 場 所:東京電力本店前

 呼びかけ:「経産省前テントひろば」070-6473-1947

    「たんぽぽ舎」 03-3238-9035

 賛 同:東電株主代表訴訟ほか130団体

━━━━━━━ 

┏┓ 

┗■1.「東海第二原発の20年運転延長を認めない」意見書を地方議会から

 |  野田市では「再稼働には反対である」ことを明記

 └──── 吉野信次(東日本大震災被災者支援千葉西部ネット)

 ピースサイクル千葉ネット(城南線ルート)は、7月12.13日の両日、8自治

を訪問しました。

 質問の中に東海第二原発の20年延長に関しても入れておきましたが、野田市

は「再稼働には反対である」ことを明記していただきました。

 ※緊急のお願いです。

 「東海第二原発の20年運転延長を認めない」意見書を、日本原子力発電株式会

社と政府、原子力規制委員会に提出していただくための「請願ないし陳情」を住

んでいる自治体の議会に提出していただくことをお願いしたいと思います。

 松戸市の場合、請願・陳情の締切日は8月22日です。多くの市議会が同じ頃だ

と思われます。

 松戸では、「3.11」後から被災者支援の取り組みと放射能汚染に対する行政へ

の働きかけ、南相馬市の学校給食に野菜を届ける活動を継続してきた「東日本大

震災被災者支援千葉西部ネット」の呼びかけで、請願を出すことを決め、請願に

賛同する署名活動を始めることにしました。

 自分の住む自治体議会への請願・陳情をぜひ出すように、仲間たちと相談して

大至急取り組んでいただけますか。

 茨城県内ではほとんどの議会へ意見書を求める請願が出されていますが、千葉

県内では、3月議会で我孫子市議会が、6月議会で銚子市議会が採択されている

だけです。

 5月に発足された「止めよう!東海第二原発 首都圏連絡会」では首都圏内で、

総ての議会に意見書提出を求める「請願ないし陳情」の提出と議会対策を目指し

ています。

 以下に貼り付けた「松戸で取り組む請願内容」を参考にしていただいても結構

です。必ず請願ないし陳情を出しましょう。

 この内容を可能な限り拡散していただけますか、よろしくお願いします。

請願内容

松戸市議会議長 深山能一様

東海第二原発の運転期間延長を行わないことを求める意見書に関する請願

【請願要旨】

 昨年11月24日、日本原子力発電株式会社は、法律で定められた原発の運転期間

40年制限を超えて、さらに20年の運転延長を原子力規制委員会に申請、本年7月

4日、原子力規制委員会は、東海第二原発の設置変更を許可しました。

この東海第二原発で事故が起これば、僅か90kmしか離れていない松戸市は、

周辺自治体とともに、福島第一原発の事故の時以上の甚大な被害を被ることは明

らかです。

松戸市議会として、政府・原子力規制委員会に対して、東海第二原発の運転延

長を認めず廃炉にするよう、廃炉後は、国が責任をもって原発に代わる地域経済

振興策を行うよう、意見書の提出を求めます。

【請願理由】

 原子炉等規制法では、原子炉の運転期間を40年と決めています。2011年3月に

起きた東京電力福島第一原発事故は原因も不明で、事故収束の目処もたちません

が、東海第二原発も、東日本大震災と大津波で被災しています。

 また、敷設ケーブルの半分は、新規制基準の定める『不燃ケーブル』に交換す

ることが不可能です。さらに、わずか2.8kmの距離に核燃料再処理工場があり、

停止してはいますが、多量の高レベル放射性廃棄物がそのまま残されています。

同再処理工場には防潮堤すらなく、東海第二原発の事故との複合災害への備えが

ありません。

松戸市福島第一原発事故により放射能汚染地域となり、放射能対策に多額の

費用をかけていますが、東電からの賠償・補償は進んでいません。福島第二原発

廃炉が決まりましたが、より危険性の高い東海第二原発の運転延長は到底容認

できません。

 同じ放射能汚染地域の我孫子市議会では東海第二原発の運転延長を認めないこ

とを求める意見書を政府および原子力規制委員会へ提出しております。

松戸市議会においても、本請願を採択され東海第二原発の運転延長を認めず廃

炉にするよう、意見書を政府および原子力規制委員会へ提出されるよう求めます。

地方自治法第124条の規定により上記のとおり請願いたします。

東日本大震災被災者支援千葉西部ネット

   連絡先 〒271-0092松戸市松戸1879-24ほくとビル5F

        Tel&Fax 047-360-6064  代表 永田研二

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┗■2.茨城の地から東海第二原発再稼働STOP!!の声をあげましょう!!

 |  9/1(土)東海第二原発再稼働STOP!!茨城県大集会とデモ

 └──── 「東海第二原発再稼働STOP!!茨城県大集会」実行委員会

日時:2018年9月1日(土)開始13時30分 開場12時30分

            15時30分より水戸市内アピール行動(デモ)

◇福島、原発事故避難者からの訴え…桜井勝延(前南相馬市長)さん、ほか

◇茨城からの訴え(集会賛同人ほか)

◇連帯あいさつ…河合弘之弁護士(脱原発全国弁護団)

会場:駿優教育会館8階音楽ホール(水戸市三の丸1-1-42 TEL029-227-5552)

主催:「東海第二原発再稼働STOP!!茨城県大集会」実行委員会

参加費無料

 茨城県東海村にある日本原電「東海第二原発」が再稼働するか、廃止となるか

岐路に来ております。

 原発の再稼働はこの地に今生きている人も子どもたちの未来にとっても、大き

な災厄を抱え込むことにほかなりません。東電福島第一原発事故で明らかになっ

たように、その災厄は避けられない過酷事故の発生と大地と海洋の放射能汚染、

人をはじめとする生き物の放射線被ばくであり、結果としての国土の喪失、ふる

さと喪失です。(中略)

 「東海第二原発」の立地地域には放射性物質放射性廃棄物を抱えた多くの事

業所があり、もっとも危険な高レベル放射性廃液を溜め込んだ東海再処理工場が

近接してあり、その複合災害を想像しなくてはなりません。安全対策費の資金が

自前で調達できないなど、経理的基礎のない日本原電に事故があったときの損害

賠償など望むべくもないでしょう。

 「東海第二原発」の再稼働をとめましょう!!

※実行委員会のチラシより抜粋

 詳しくはこちらを

https://stoptokai2-shutoken.jimdofree.com/2018/07/15/%E6%9D%B1%E6%B5%B7%E7%AC%

AC%E4%BA%8C%E5%8E%9F%E7%99%BA%E5%86%8D%E7%A8%BC%E5%83%8Dstop-%E8%8C%A8%E5%9F%

8E%E7%9C%8C%E5%A4%A7%E9%9B%86%E4%BC%9A/

┏┓ 

┗■3.7月18日、若狭の原発の運転や再稼働について、

 | 大きな発言力を持つ、高浜町おおい町美浜町の町長に

 |  公開質問状と特別質問状を提出

 └──── 「原発うごかすな!実行委員会@関西・福井」

 「原発うごかすな!実行委員会@関西・福井」は、7月18日、若狭の原発の運

転や再稼働について、大きな発言力を持つ、高浜町おおい町美浜町の町長に、

公開質問状と特別質問状提出しました。

 公開質問状では、原発の存続、使用済み核燃料、老朽原発運転、重大事故時の

住民避難、原発に依存しない町づくりなどについて尋ね、特別質問状では、地震

時の原発停止について尋ねています。

 公開質問とした理由は、この質問状を、若狭や周辺自治体および広く関西をは

じめとする全国に配布し、原発立地・若狭や原発電気を利用してきた関西、全国

の皆さんが、原発の是非、原発後の社会を考える端緒にしていただければ幸いと

考えるからです。

 これらの質問状は、8月15日を回答期限としています。回答があり次第、その

内容をチラシにして皆様にお知らせいたします。 

 高浜町長、おおい町長、美浜町長の姿勢は、当該自治体の住民だけでなく、さ

らに広域(例えば、関西一円)の住民の大きな関心事であり、生活や生存の権利

をも左右するものです。これらの町長の回答にご注目ください。

 公開質問状の提出にあたって、美浜町ではエネルギー政策課、防災・原子力

策室の課長、課長補佐ら3人、高浜町では防災安全課の課長補佐ら2人、おおい

町では総合政策課などの課長2人、課長補佐2人など5人が対応しましたが、何

れも丁寧な対応で、中には、「原発後の社会を考える」ような発言もありました。

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  高浜原発4号機起動(再々稼働)阻止!高浜現地抗議行動

 高浜原発4号機起動(再々稼働)の当日(8月21日あるいは22日)、

 高浜町現地で抗議デモ、高浜原発ゲート前抗議集会を展開します。

日時:8月21日(火)あるいは22日(水)(確定し次第お知らせします)、正午。

場所:高浜原発から音海地区側に300mの展望所に集合後、デモでゲート前へ。

主催:原発うごかすな!実行委員会@関西・福井

───────────────────────────────

  8.25高浜原発このまま廃炉!関電包囲全国集会

 日 時:8月25日(土)15:00から16:00

場 所:関西電力本店前(大阪市北区中之島)

(集会終了後うつぼ公園に移動して、同公園から御堂筋デモ)

 主 催:原発うごかすな!実行委員会@関西・福井

 呼びかけ:「オール福井反原発連絡会(原子力発電に反対する福井県民会議、

  サヨナラ原発福井ネットワーク、福井から原発を止める裁判の会、

  原発住民運動福井・嶺南センター、原発問題住民運動福井県連絡会で構成)」、

  「若狭の原発を考える会」、「ふるさと守る高浜・おおいの会」

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┗■4.新聞より1つ

 └──── 

 ◆「東電福島第一原発事故がなければ平穏な人生を送っていたはず。

  その基盤の全てを壊された」

  横浜地裁で結審、来年2月判決 神奈川原発避難訴訟

 東京電力福島第一原発事故の影響で福島県から神奈川県に避難してきた60世帯

175人が、国と東京電力に慰謝料など総額53億9千万円余りの損害賠償を求めた訴

訟は19日、横浜地裁(中平健裁判長)で結審した。判決は来年2月20日に言い渡

される。

 訴訟は、原発事故に対する国と東電の責任の有無が主要な争点。事故によって

原告が被ったと認められる損害の範囲と、賠償額についても争われた。

 19日に開かれた第29回口頭弁論では、原告側が国と東電の責任を改めて追及し

た。弁護団は「東電は津波の到来を予見できたのに必要な対策を講じず、国も規

制権限を適切に行使せずに具体的な対策工事を何一つ行わせることができなかっ

た」などと非難した。

 また国の指針に基づき東電がこれまで支払ってきた賠償額は「被害の実態と乖

離(かいり)し極めて不十分」と指摘。低線量被ばくの危険性にも触れつつ、今

なお避難生活を続けざるを得ない原告らに適正な賠償が行われるよう求めた。

 南相馬市から避難している村田弘原告団長(75)も法廷で意見陳述に臨み、「事

故がなければ平穏な人生を送っていたはず。その基盤の全てを壊された」と訴え

た。ませ

 東電と国は法廷での意見陳述を行わなかった。これまでの訴訟で東電は、津波

予見可能性を否定し、損害賠償に関しても適正な金額を支払ってきたと反論。

国は、そもそも東電に対する規制権限を有していないなどと主張している。

 原発事故を巡る同種の集団訴訟は全国で約30件あり、これまでにあった7件の

一審判決全てが東電に賠償を命じた。このうち5件の訴訟で国も被告になってお

り、4件が国の責任を認定。両者の責任を認める流れが定着しつつあるが、請求

額に比べて賠償額が低く抑えられる傾向にあり、課題になっている。

 横浜地裁の訴訟で原告は避難に対する慰謝料(事故以降1人当たり月額35万円)

や故郷を奪われた慰謝料(1人当たり最大2千万円)を請求。自宅や家財などの

損失補てんも求めている。

     (7月20日07:17配信「カナロコby神奈川新聞」より)

────────── 

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 故情報」へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致

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 メルマガ読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他投稿歓迎。

  ※「川柳・俳句・」短歌」などについても投稿歓迎です。

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1.「集会・デモ・講演会等のお知らせ」に関しては、平等に掲載する

 ため日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先などを

 400文字以内でお送り下さい。

  件名に「イベント案内掲載希望」と明記して下さい。

 メールマガジンには1回だけの掲載とさせていただきます。

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2.集会や行動の参加報告等に関しては600文字以内で、タイトル(見出

 し)及び本文をお送り下さい。件名に「メルマガ掲載希望」と明記して

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 なお、お送り頂いた投稿は集会・デモ・講演会のお知らせを含めて紙

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 ます。予めご了承ください。

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  ガ:地震原発事故情報」をご参照下さい。

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たんぽぽ舎です。【TMM:No3420】地震と原発事故情報−4つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No3420】

2018年7月20日(金)地震原発事故情報−

               4つの情報をお知らせします

                        転送歓迎

━━━━━━━ 

★1.福島の地元に暮らしている人の「生の声」を聞く

   バスの車内でさえ線量計が鳴り出す所がある

  第6回福島を忘れない!全国シンポジウム・現地視察に参加して

                 乱 鬼龍(経産省前テントひろば)

★2.日本原電東海第二原発の20年運転延長・再稼働反対

   原子力規制委員会パブリックコメントを出そう!

  参考として山崎久隆さん提出予定の意見を紹介致します「その2」

                (たんぽぽ舎メールマガジン編集部)

★3.『停戦65年・朝鮮戦争終結と日本の責任』

   8/4(土)「スペースたんぽぽ」講演会のご案内

         渡辺マリ (たんぽぽ舎ボランティア)

         浅野健一 (同志社大学大学院メディア学専攻教授)

★4.新聞より2つ

  ◆ヨウ素剤 学校備蓄進まず 再稼働原発5キロ圏 福井はゼロ

             (7月20日東京新聞朝刊1面より抜粋)

  ◆使用電力 再生エネに転換 富士通など全量 10〜30年で

   コスト低減、普及に弾み

           (7月20日日本経済新聞朝刊より抜粋)

━━━━━━━ 

※明日です! 7/21(土)山崎ゼミにご参加を!

 ・「差し迫った東海第二原発の問題点&パブコメ対策」

 ・「東電柏崎刈羽原発も同じBWRです。共通の問題点もあるので

   比較と批判もします」

 お 話:山崎久隆(たんぽぽ舎副代表)

 日 時:7月21日(土)14時より17時

 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 参加費:800円

東海第二原発の20年稼働延長・再稼働を許さない!

 東電柏崎刈羽原発再稼働反対!

━━━━━━━ 

┏┓ 

┗■1.福島の地元に暮らしている人の「生の声」を聞く

 |  バスの車内でさえ線量計が鳴り出す所がある

|  第6回福島を忘れない!全国シンポジウム・現地視察に参加して

 └──── 乱 鬼龍(経産省前テントひろば)

   復興復興 このデタラメの 銭の音

   マスコミが 報じぬ闇が 深くなる

   反骨の 自治体議員 ここにあり

◎ 7月15日(日)より16日(月)、「反原発自治体議員・市民連盟」主催のツアー

に今年も参加してきた。

 15日(日)朝7時に新宿を出発したバス(40人参加)は、渋滞もなく、スムーズに

予定通り福島に到着。

 この日は、ホテルの1室を会場に13時30分から「福島を忘れない!全国シンポ

ジウム」がひらかれた。

 司会、渡邊計(飯舘村議会議員)のもと、主催団体を代表して福士敬子(元東京都

議会議員)の開会あいさつから始まった。

◎ まず、【報告】『帰還が始まった!現状は』

 菅野清一(川俣町議会議員)、松本静男(葛尾村議会議員)、伊藤延由(飯舘村農民)

の3氏から、地元に暮らしている人でなければ判らないような具体的な事例など

の話があった。

 やはり、こうしたツアーに参加して、現地に来て、現地の声を聞かなければ判

らないこと、気づかないことはたくさんあるなと改めて思った。

 中でも、農民の立場からの伊藤延由さんの、今日の現実は、単に「原発」とい

うワク内の問題だけにとどまらず、この国総体の根本的世直しを迫るものである

…という旨の話は、大人として、生活者として、文字通り地に足を着けて毎日生

きている人の発言として、私は深く同意すると共に、これが、今日の原発問題の

本質を鋭く射るものだと思った。

 次に『生業を返せ、地域を返せ』は、福島原発訴訟 中島孝原告団長(相馬市)

より訴訟と判決をめぐる報告などがあった。

◎ 【講演】は、『福島原発事故はなぜ起きたか』伴英幸(原子力資料情報室共同

代表)氏より「原発入門」といった主旨の話と質疑応答。

 その後、集会宣言の提案は、武笠紀子(元松戸市議会議員)氏。閉会のあいさつ

は、佐藤英行(北海道岩内町議会議員)氏よりおこなわれ、シンポジウムは閉会し

た。があ

◎ 引き続き、同ホテル内で「交流会」となり、福島の地元の方々、また全国各

地からのそれぞれの発言もあり、中味の濃い充実した「シンポジウム」及び「交

流会」となった。

 たとえ、一日でもこのような集いをもち、お互いに学びあい、あるいは元気を

もらい、今日から明日からの自分自身の行動の糧になるということは、やはり意

義のあることだと改めて思う。

◎ 翌16日は、朝8時に2台のバスでホテルを出発、「川俣町」−「山木屋小中

学校」−「山木屋とんやの郷」「浪江町津島地区」「浪江町内」「浪江町請戸地

区」「大平山コミュニティ広場」…と大急ぎの行程ではあったが、地元議員の説

明もあり、文字通り現実を眼前にして体ごと感じるものがあった。

 途中、バスの車内でさえ、線量計が鳴り出す所が何カ所もあり、放射能汚染が

消えていないという現実を体験できたのもリアリティがあった。

 かけ足の2日間であったが、参加した方との交流等も含めて大変充実したもの

を学ぶことができた旅だった。

┏┓ 

┗■2.日本原電東海第二原発の20年運転延長・再稼働反対

 |  原子力規制委員会パブリックコメントを出そう!

 | 参考として山崎久隆さん提出予定の意見を紹介致します 「その2」

 └──── (たんぽぽ舎メールマガジン編集部)

パブリックコメントで提出予定の意見の一覧

火災による損傷の防止(96p 火災による損傷の防止)

31 電源ケーブルの防火対策は不十分

  全てが防火対策ケーブルではないため、対策は出来ていない

32 防火シートは対策にならない

  内部で蒸し焼きになる危険性が高く、対策にはならない

33 女川の高エネルギーアーク損傷火災のような火災は起こりえる

  高エネルギーアーク損傷火災ではケーブルが導火線になる

34 信号ケーブルが一部でも焼損したら機能喪失する

  安全保護系のケーブルが一部でも焼損すれば信号は途絶する

35 劣化の進んだケーブルも混じり込んでいる

  交換できないケーブルには被覆の損傷や硬化が起きている

重大事故等対処設備の不備

  (135p 重大事故等対処施設及び重大事故等対処に係る技術的能力)

36 「地震津波で機能喪失しないこと」は保証されていない

  超過津波やSsを超える地震に遭遇しても機能喪失しない保障が無い

37 重対設備に炉心損傷防止機能が無い

  炉心損傷に直結する出力暴走を止める方法が無い

38 重対設備の位置は海抜23mで超過津波に耐えられない

  超過津波は24mを超えてくるから23mでは浸水する

39 故意の航空機衝突やミサイルに対処できない

  故意の武力攻撃は弱点を狙って行われるもの

40 格納容器ベント装置の作動は約束違反

  敷地境界で公衆被曝線量5mSvで留まる保証はない

41 スクラム失敗時の炉停止操作において成立性に疑問

  ATWS(※)対策のホウ酸水注入とサプチャンでの冷却は成立しない

42 ATWS時にレベル1以上の水位を維持することは困難

  原子炉水位計はATWS時に不安定化するため水位確認は困難

43 ATWS電源喪失を競合させ解析すること

  ATWSと給水停止を競合させて炉心損傷防止機能は機能するのか

44 ATWS時にサプレッションプール水は沸騰状態

  ATWS時にサプチャンに熱を放出し沸騰状態の対策はあるか

45 ホウ酸注入系統の耐震性は不十分

  地震によりATWSが生じた場合ホウ酸注入系統が地震で崩壊する恐れ

46 ブローアウトパネルの欠陥

  地震動を模擬した6月の試験ではパネルの閉鎖に失敗している

47 ブローアウトパネル開放で放射能拡散

  水素爆発防止のためブローアウトパネル開放は放射能を拡散させる

48 使用済燃料プールへの代替注水失敗を想定しない

  燃料プールへの代替注水失敗は放射能拡散想定を遙かに超える

49 放水砲で放射能は低減する保障は何か

  放水砲の成立性について、模擬実験さえ行われていないので信頼性に欠ける

50 想定出来ていない重大事故

  大規模損壊によって発電用原子炉施設が受ける被害範囲は不確定

その他

51 敢えて審査書案で除外した「経理的基礎」はどうなった

  審査書案で除外しているのは経理的基礎が確認できないからではないか

(2p 2.判断基準及び審査方針)

52 避難できない大勢の人々を放置する

  規制委は原子力防災にも責任があるので避難計画の当否を見るべきだ

(135p 重大事故等対処施設及び重大事故等対処に係る技術的能力)

53 再処理工場との複合災害を無視するな

  わずか2.8kmの東海再処理工場で事故が起きれば対処不能となる

(135p 重大事故等対処施設及び重大事故等対処に係る技術的能力)

54 情報非公開で技術的意見は書けない

  パブコメで技術的意見を求めながらデータ等は非公開のデタラメさ

(484p 6 審査結果)

55 安全・安心を保証できない規制基準

  事故を前提として審査書をまとめる不正義と不誠実

(135p 重大事故等対処施設及び重大事故等対処に係る技術的能力)

56 原発事故はリスク・ベネフィットに見合わない

  原発からの利益など一回の事故で吹き飛ばされる

(135p 重大事故等対処施設及び重大事故等対処に係る技術的能力)

57 原発は無くても電力不足などならなかった

  この7年余、原発がほとんど動かなくても電気は足りている

(1ページ 1 はじめに)

58 東海第二につぎ込む資金は福島被災者に行くべきもの

  東海第二への無駄な資金投入で被災者への犠牲は増えるばかり

(1ページ 1 はじめに)

59 立地自治体だけでなく影響を受ける5000万人に意見を聞け

  風下地帯で最大限の影響を受ける人口規模は5000万人

(1ページ 1 はじめに)

60 既に設計から60年も経つ原発廃炉にすべき

  設計時に想定していないことばかりで、後付けの対策には限界

(1ページ 1 はじめに)

※項目の後に記載の頁数は、「審査書」の頁数を示します。

※「審査書」やパブリックコメント募集はこちらを参照して下さい

日本原子力発電株式会社東海第二発電所の発電用原子炉設置変更許可申請書に

関する審査書案に対する科学的・技術的意見の募集について

http://www.nsr.go.jp/procedure/public_comment/20180705_01.html 

(※):ATWSとは

   原子炉の緊急停止(スクラム)が要求されたにもかかわらず、

   原子炉安全保護系の故障のために原子炉が緊急停止しない事態。

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┗■3.『停戦65年・朝鮮戦争終結と日本の責任』

 |  8/4(土)「スペースたんぽぽ」講演会のご案内

 └──── 渡辺マリ (たんぽぽ舎ボランティア)

       浅野健一 (同志社大学大学院メディア学専攻教授)

「停戦65年・朝鮮戦争終結と日本の責任−朝米会談後の北東アジア情勢」

講 師:白宗元・元朝鮮大学校教授

コーディネーター:浅野健一同志社大学大学院メディア学専攻教授)

日 時:8月4日(土)18時から20時 開場は17時45分

場 所:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4階)

主 催:たんぽぽ舎

参加費:800円

 朝鮮民主主義人民共和国(DPRK、朝鮮)と日本国の今後の関係を考える

「たんぽぽ舎」講座のシリーズとして、8月4日(土)18時から20時、「スペース

たんぽぽ」で、白宗元(ペク・チョンウォン)元朝鮮大学校教授を招いて、「朝

鮮戦争終結と日本の責任」をテーマに講演をしていただきます。

 今年の7月27日は朝鮮戦争(1950〜53年)停戦65周年に当たります。

 トランプ米大統領は4月19日に安倍首相との会談で「南北が望む朝鮮戦争終戦

の実現」に意欲を表明。4月27日の北南首脳会談・板門店宣言朝鮮戦争の年内

終戦と「休戦協定」の「平和協定」への転換を目指す意思を確認。6月12日にシ

ンガポールで開かれた金正恩朝鮮国務委員長との歴史的な朝米会談では、この板

門店宣言に則り、朝鮮半島の安全保障確保・非核化を目指すとする共同声明を発

表しました。

 白さんは『検証 朝鮮戦争−日本はこの戦争にどうかかわったか』(三一書房

2013年)で、日本の「北が戦争を起こした」という通説の誤りを、1947年からの

米国の動きなど歴史的背景を豊富な史料をもとに論じています。

 また、日本が朝鮮戦争に深く関わり日本の右傾化の出発点がこの戦争であった

ことを明らかにしています。白さんは朝米会談後の6月に訪朝していますので平

壌の最新情報も聞けます。

 安倍政権と御用メディアは、北南朝鮮の統一への動きと、朝米融和の動きに右

往左往するばかりです。北東アジア情勢についての白さんの講演後の質疑応答で、

日本の市民は今後の日朝関係正常化に向けて何をすべきかを考えたいと思います。

【白宗元さんの略歴】1923年、朝鮮平安北道義州に生まれ。京都大学経済学部卒。

歴史学博士。建設通信社(現朝鮮通信社)社長、朝鮮大学校学部長、朝鮮総聯

央副議長、在日本朝鮮人体育連合会会長などを歴任。

 朝鮮民主主義人民共和国歴史学博士。『語り継ぐ在日の歴史 分断と差別・迫害

に抗して』などの著書がある。

┏┓ 

┗■4.新聞より2つ

 └──── 

 ◆ヨウ素剤 学校備蓄進まず 再稼働原発5キロ圏 福井はゼロ

 原子力規制委員会ガイドラインで求める原発から5キロ圏内の小中学校や幼

稚園などの教育施設への安定ヨウ素剤の配備を巡り、規制委の審査などを経て再

稼働した5原発が立地する福井、愛媛、佐賀、鹿児島の4県のうち、すべての施

設に配備されているのは鹿児島県だけにとどまることが各県への取材で分かった。

 愛媛、佐賀両県は一部のみの配備で、福井県はすべてで配備していない。事故

への備えが万全と言えない中で、再稼働が進んでいる実態が改めて浮かんだ。 

 規制委は2013年に作成したガイドラインで、事故時にすぐ避難が必要な原発

キロ圏の「予防防護措置区域(PAZ)」の住民には各戸への事前配布に加え、

学校などに「備蓄しておく必要がある」と規定。

 ヨウ素剤は、若い世代で影響が出やすい甲状腺被ばくを防ぐため、十分な効果

を得るには迅速な服用が必要とされる。 (後略)

               (7月20日東京新聞朝刊1面より抜粋)

詳しくはこちらを

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2018072090065846.html

 ◆使用電力 再生エネに転換 富士通など全量 10〜30年で

  コスト低減、普及に弾み

 日本企業の間で、事業に使う電力を全て再生可能エネルギーで賄おうとする動

きが広がってきた。

 富士通丸井グループなど10社が10〜30年かけて段階的に再生エネに切り替え

る。企業の電力消費量は国内の6割を占めるが、再生エネの普及は発電コストの

高さや送配電網の容量不足を背景に遅れている。

 大口需要家である企業の利用拡大は大手電力の送配電網への投資を促し、再生

エネ普及に弾みがつく可能性がある。

 富士通は月内にも使うエネルギーを全て再生で賄うことを目指す企業連合「R

E100」に加盟する。足元で約7%の再生エネ比率を2050年までに100%に引き

上げる。

 丸井は30年までに全量を再生エネに切り替える。まず今年9月に1店舗を新電

力のみんな電力(東京・世田谷)が提供する風力由来の電力にする。(後略)

               (7月20日日本経済新聞朝刊より抜粋)

────────── 

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たんぽぽ舎です。【TMM:No3419】地震と原発事故情報−5つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No3419】

2018年7月19日(木)地震原発事故情報−

               5つの情報をお知らせします

               転送歓迎

━━━━━━━ 

★1.7/11東電本店合同抗議主催「東電は責任をとれ」連続講座

   「東電は原発を運転する資格も余力もない」

  「柏崎刈羽原発の再稼働なんてとんでもない」

  蓮池 透さんのお話を聞いて

           横田朔子 (たんぽぽ舎ボランティア)

★2.災害に名前を付ける基準とは

   気象庁が名前を付けなかった「大阪北部地震

  青森も大被害なのに「十勝沖地震

  明らかに「秋田沖地震」なのに「日本海中部地震

  警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識 その256

                  島村英紀(地球物理学者)

★3.廃炉の燃料を大飯3、4号で使い回し 国内初、規制委了承…ほか

  メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)

                 黒木和也 (宮崎県在住)

★4.原発ゼロ基本法案−審議一度もなく会期末へ、

  本県議員・市民ら反発…

  メルマガ読者からの「新潟日報」情報1つ(抜粋)

                金子 通 (たんぽぽ舎会員)

★5.新聞より1つ

  ◆大間原発差し止め訴訟費用

   函館市に寄付1億円 全国から

           (7月19日茨城新聞朝刊4面より抜粋)

━━━━━━━ 

脱原発川柳【ふるさとも 地場産業も みなこわし】 乱 鬼龍(転載歓迎)

━━━━━━━ 

※7/21(土)山崎ゼミにご参加を!

 ・「差し迫った東海第二原発の問題点&パブコメ対策」

 ・「東電柏崎刈羽原発も同じBWRです。共通の問題点もあるので

   比較と批判もします」

 お 話:山崎久隆(たんぽぽ舎副代表)

 日 時:7月21日(土)14時より17時

 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 参加費:800円

東海第二原発の20年稼働延長・再稼働を許さない!

━━━━━━━ 

┏┓ 

┗■1.7/11東電本店合同抗議主催「東電は責任をとれ」連続講座

 |  「東電は原発を運転する資格も余力もない」

|  「柏崎刈羽原発の再稼働なんてとんでもない」

 | 蓮池 透さんのお話を聞いて

 └──── 横田朔子 (たんぽぽ舎ボランティア)

蓮池 透さん(元拉致被害者「家族会」事務局長)は元東京電力の社員で、長年

原子燃料サイル部で働いてこられた方です。

今回のお話は、エンジニアとしての専門分野に関するものではなく、東電内部

のどうしようもない構造的な体質、通産省(※)と東京電力の癒着の実態をラフな

言葉で語られました。その概要を報告します。以下、◎は蓮池 透さんのお話から

引用です。

◎東電に原発を運転する資格はない!

東京電力の借金は昨年で10兆円を超えている。その東電が今年は黒字決算とな

っている。膨大な借金を収入とみなし、黒字にさせた。

・今、東電は金を稼ぐのに躍起になっている。私は、もう東電は福島の復興と廃

炉、それから被害を受けた福島県の方々、その周辺の方々、避難している方々、

避難していない方々等の救済とケアに専念すべきであって、もう原発を運転する

資格は東電にないと思っている。

 これは東京電力だけではない。要するに核のゴミ捨て場がないという事だけで

一発アウトだ。

・世界一厳しい基準なんてとんでもない。対症療法で、張りぼて基準でしかない。

炉心溶融についても東電は100万年に1回とか1000万年に1回と言ってきた。

 しかし福島第一原発では、同時に3つの原子炉で炉心溶融が起きた。

◎避難計画?

 私の実家は、柏崎の1号機からわずか3kmで、とても他人ごととは思えない。

 3〜4年前に母が避難計画の事で東電に問合せしたら、「すみません。がんば

ります」としか言われなかった。数年後に母がまた問い合わせると、「まず近く

の小学校へ避難して下さい。その後はスキー場(100km以上離れている)へ車で行

って下さい」と。

 地元での避難訓練に母が参加しようと行ってみたら、地元の役付きの人たちば

かりで一般住民は対象外だった。避難計画は無いに等しい。日本で避難計画の概

念は成り立たない。

◎日本は潜在的保有

 47トンものプルトニウムの処分をどうするか。プルサーマルでの使用量は微々

たるもの。「もんじゅ」は廃炉にしたが、高速炉路線は保持。他国から、日本は

潜在的保有国と言われてもしょうがない。本当は処分しなければならないのに

どん詰まり状態だ。冷静に、理論的に考えれば、原発はつくってはいけない。

通産省(※)の“安全審査官”は原発の事は何も知らない

 私が通産省(※)対応をしていた時、安全審査官の勉強会(通称ヒアリング)を

担当し教えた。彼らは本当に何も知らない素人だった。だからまともな質問は殆

んどなく、文章のてにおはの類いを訂正するばかりで、まるで国語の勉強会だっ

た。原発に関する知識を持たない素人たちが、安全審査に関わっているのが実情

だ。難計

◎“昼の会議で解決できない案件は夜で”!

 当時は通産省(※)のお役人への接待は日常茶飯事で当たり前。特に地方電力会

社は豊富な交際費で接待した。

 当時はパソコンはなく、通産省(※)から質問されるたびにメーカーに電話で聞

くというパターンで、私たちは“テレホンエンジニア”と呼ばれた。東電だって

そんなにわかっていないので、メーカーが頼りだった。

◎「公開ヒアリング制度」の実態は、東電の自作自演

 第一次は通産省(※)主催で、電力会社が説明した。第二次は「原子力安全委員

会」が主催し、通産省(※)が一般住民に説明した。以前九電でヤラセ問題が発覚

したが、どこの電力会社でもヤラセは日常茶飯事だった。

 意見募集したら、原発反対派はどんどん意見を書いて郵送してきたが、推進派

は意見を書かない。だから東電側が主婦とか農民をよそおって質問を作為的に作

った。大体7対3の比率で推進派を多くしていた。意見陳述書を出してもらう人

を予め決めて、内容も東電が考えて作った。

 柏崎市の1号機と2号機(刈羽村)の時は、原発反対派と機動隊がこぜりあい、

逮捕者が出た。3、4号機は、対面型をやめて文書のヤリトリだけにした。6,

7号機(沸騰水型の新型)は、県庁の講堂で行ったが、隣りは警察本部だった。

 傍聴希望の往復はがきがくると、一人ひとり反対派かどうかをテェックして、

原発推進派の傍聴希望者が多くなるように設定した。

通産省(※)は電力会社まかせ

 当時はパワーポイントがない時代で、通産省(※)の説明はOHPかスライドを

使用していた。通産省(※)の指示で、東電の対応班がカラースライドを作成。数

千万円の費用はすべて東電が負担させられた。説明中、東電は楽屋に待機。

 原発反対派の質問・陳述が出ると、通産省(※)側が東電に答えを求める電話が

かってきて、東電側は「答えは資料の〇〇頁の△△番にあります」と教えた。議

事録も東電側が作成した。

 アメリカの原子力委員会はエキスパートが揃っているが、日本は、答申書に添

付する資料はすべて電力会社が作成した。

◎吉田所長のつぶやき

 柏崎はフクイチと同じBWR(沸騰水型)だが、違う。柏崎は「A−BWR」だ。

AはAdvancedで、先進的・より進歩したという意味。新型BWRと言える。

 昔、福島第一原発の故吉田所長と一緒に働いた事がある。吉田所長は私に「A

−BWRは砂上の楼閣さ」と言っていた。忘れられない言葉だ。

◎日本における原子力行政の実態

 「安全審査」は欺瞞に満ちた時間稼ぎの儀式だ。原子力村でかたまって利権構

造がつくられている。福島第一原発事故以後も原子力村は脈々と続いている。こ

の利権構造を破壊しない限り日本の原子力行政は変わらない。

原発は結局金で動いている。一部の人が金で潤っている。

 蓮池さんは2時間の間、原稿なしで語られた。公式発表では絶対に聞けない、

いわば東電に対する内部告発だと思った。

 通産省(※)の実態…どうしようもない腐敗ぶりにはただただ驚かされるばかり

だった。

 たかりの構造、電力会社との癒着は目を覆うばかり。

 原発被害者が聞いたらどんな気持ちになるだろうか。

 過酷な避難生活を強いられている人びとが聞いたら…。

 私たちは、勇気ある蓮池さんの話を決して聞きっ放しにしてはならないと、痛

感した。

(※)注:「通産省」は現在の「経済産業省」のことです。

┏┓ 

┗■2.災害に名前を付ける基準とは

 |  気象庁が名前を付けなかった「大阪北部地震

|  青森も大被害なのに「十勝沖地震

|  明らかに「秋田沖地震」なのに「日本海中部地震

 | 警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識 その256

 └──── 島村英紀(地球物理学者)

◎ さる6月18日に起きたマグニチュード(M)6.1の大阪府北部の地震気象庁

名前を付けてもらえなかった。

 気象庁が名前を付けるには基準がある。

 「陸で起きた地震ではM7.0以上(震源の深さが100キロ以浅)で最大震度5弱以

上」「海で起きた地震ではM7.5以上(100キロ以浅)で、最大震度5弱以上または

津波2メートル以上」とか、「全壊100棟程度以上など顕著な被害があった場合」

や、「群発地震が起きて被害が大きかった場合」という条件があり、このいずれ

にも達しなかった。

 このため、新聞やテレビ局ごとに、この地震の名前は違った。たとえば気象庁

は「大阪府北部の地震」、産経と日経は「大阪北部地震」、朝日と読売は「大阪

府北部を震源とする最大震度6弱地震」、NHKは「大阪直下地震」だった。

このようにまちまちだと混乱の元になる。

 地元の人々から見れば、大変な被害を受けたのだから、地震に名前をつけても

らえなかったのは不満かもしれない。

◎ 気象庁には、かねてからこの種の要望が多かったに違いない。死者行方不明

者が42人にもなった2017年7月の九州北部の豪雨では、人的被害が大きいことか

ら、後日、「九州北部豪雨」と命名した。後日に命名されたのは例外的なことだ。

この豪雨は「損壊家屋等1000棟程度以上、浸水家屋10000棟程度以上」の命名基準

には達していなかった。

◎ これらのために、気象庁は14年ぶりに「基準」を見直して、名称を定める方

針を変えた。7月2日に開かれた交通政策審議会気象分科会に報告した。

 主な変更は、いままで入っていなかった人的被害を基準に加えたことだ。ただ

し人数の目安は設けずに「相当の人的被害」とした。人数については弾力的に運

用するという。

 このほか、あいまいだった自然災害を「気象」「台風」「地震」「火山」の4

つに区分して新たに基準を設定した。たとえば台風は発生年と発生順だけの組み

合わせだったが、今後は地域名や河川名も含めて名付ける。

◎ だが、じつはその先に問題がある。どこの地域の名前を付けるか、という問

題だ。

 1968年に「十勝沖地震」(M7.9)が起きた。この地震震源は、北海道・襟裳

(えりも)岬と青森・八戸のほぼ中間点にあったから、青森県も大きな被害を受け

た。ると

 しかし、地震の名前が十勝沖だったばかりに、国民の同情を集めたり、政府の

援助を獲得するうえで青森県はたいへんに損をした、と青森県選出の政治家は深

く心に刻んだに違いない。

 15年後の1983年に秋田県のすぐ沖の日本海でM7.7の大地震が起きたときに、こ

の青森の政治家はいち早く気象庁に強い圧力をかけたと言われている。

 この地震秋田県の沖に起きたのに、秋田沖地震ではなくて「日本海中部地震

と名付けられた。

◎ 地震学的に言えば、被害を起こすような地震が起きるところは日本海ではご

く東の端の日本沿岸だけなのである。地震学的には明らかに「秋田沖地震」だっ

た。ると

 災害に名前を付けるのも、なかなか大変なことなのである。

 (島村英紀さんのHP http://shima3.fc2web.com/

 「島村英紀が書いた『夕刊フジ』のコラム」より7月13日の記事)

┏┓ 

┗■3.廃炉の燃料を大飯3、4号で使い回し 国内初、規制委了承…ほか

 | メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)

 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.廃炉の燃料を大飯3、4号で使い回し 国内初、規制委了承

  7/18(水)10:44配信「福井新聞ONLINE」

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180718-00010001-fukui-l18

2.東北電力東京電力から賠償79億円受け取る

  原町火力発電所(福島県南相馬市)再稼働遅れ

  7/18(水)20:00配信「時事通信

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180718-00000028-jijc-biz

┏┓ 

┗■4.原発ゼロ基本法案−審議一度もなく会期末へ、

 | 本県議員・市民ら反発…

 | メルマガ読者からの「新潟日報」情報1つ(抜粋)

 └──── 金子 通 (たんぽぽ舎会員)

 ◆原発ゼロ基本法案−審議一度もなく会期末へ、本県議員・市民ら反発

 今国会で立憲民主、共産、自由、社民の野党4党が衆院に共同提出した「原発

ゼロ基本法案」が一度も審議されないまま、会期末を迎えようとしている。

 注目を集めた法案がたなざらしになったことに、本県選出議員や市民団体は

「会期を延長したのに何も議論しないのはおかしい」と反発している。

 脱原発の法制化を巡っては、1月に市民団体「原発ゼロ・自然エネルギー推進

連盟」顧問の小泉元首相らが法案の骨子を発表し、注目を浴びた。

 その後、与野党に呼び掛け、3月に野党4党による法案の衆院提出にこぎ着け

た。法案は6月8日になってようやく衆院経済産業委員会に付託されたものの与

党の合意が得られず、審議は手つかずのままだ。(中略)

 原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟で法案づくりに関わった木村結・事務局次

長は、法制化の意義について「国が決めれば、自然エネルギーが普及し、原発

ロは可能だという姿を示したい」と強調。「政権がやりたい法案だけを通して、

都合の悪い法案は門前払いにするのはとんでもない。国民の声に向き合うべきだ」

と訴えた。

   (7月19日「新潟日報」より抜粋。紙面のみでネット上に掲載なし)

┏┓ 

┗■5.新聞より1つ

 └──── 

 ◆大間原発差し止め訴訟費用

  函館市に寄付1億円 全国から

 北海道函館市大間原発青森県大間町)の建設差し止めを求めて起こした訴

訟の費用として、全国からふるさと納税制度などを通じて市に集まった寄付金が

18日までに1億円を超えた。

 同市と大間原発津軽海峡を挟み約23キロの距離。市は2014年、事故が起きれ

ば大きな被害に遭うとして、事業者の電源開発(Jパワー)と国を相手に、自治

では初の原発建設差し止め訴訟を東京地裁に起こし係争中。

 ふるさと納税で訴訟費用を募る異例の取り組みを進めていた。(後略)

      (7月19日茨城新聞朝刊4面より抜粋)

────────── 

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たんぽぽ舎です。【TMM:No3418】地震と原発事故情報−6つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No3418】

2018年7月18日(水)地震原発事故情報−

               6つの情報をお知らせします

               転送歓迎

━━━━━━━ 

★1.日本原電東海第二原発の20年運転延長・再稼働反対

   原子力規制委員会パブリックコメントを出そう!

   参考として山崎久隆さん提出予定の意見を紹介致します

★2.複数基の同時被災・同時トラブル発生を考えない

   「新規制基準」と審査

  東電福島第一原発事故の最も重要な教訓を

  無視して再稼働を推進する規制委

  原子力規制委員会原発再稼働推進委員会!その176

            木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)

★3.原発事故から7年 東京電力に10回目の損害賠償請求/岩手…ほか

  メルマガ読者からの原発等情報3つ(抜粋)

                黒木和也 (宮崎県在住)

★4.再稼働手続きを問う−柏崎刈羽原発(下)

  国に対して無責任な原子力政策をやめるよう知事は求めるべき…

  メルマガ読者からの「新潟日報」情報1つ(抜粋)

                 金子 通 (たんぽぽ舎会員)

★5.メルマガ読者からのイベント案内

           (お問い合わせは主催者へ)

  ◆球美ぬ里にめんそうれ!沖縄球美の里写真展 新宿2018

   期間:7月31日(火)より8月5日(日) 入場無料

   場所:エコギャラリー新宿

★6.TVより1つ

  ◆ 東電 福島第一原発の事故以降自粛のテレビCMを7年ぶり再開

             (7月18日「テレ朝 news」15:05配信より)

━━━━━━━ 

脱原発川柳【ふるさとを 未来を奪う 放射能】 乱 鬼龍(転載歓迎)

━━━━━━━ 

※7/21(土)山崎ゼミにご参加を!

  「差し迫った東海第二原発の問題点&パブコメ対策」

  「東電柏崎刈羽原発も同じBWRです。共通の問題点もあるので

  比較と批判もします」

 お 話:山崎久隆(たんぽぽ舎副代表)

 日 時:7月21日(土)14時より17時

 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 参加費:800円

東海第二原発の再稼働及び20年稼働延長を許さない!

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┗■1.日本原電東海第二原発の20年運転延長・再稼働反対

 |  原子力規制委員会パブリックコメントを出そう!

 |  参考として山崎久隆さん提出予定の意見を紹介致します

 └──── (たんぽぽ舎メールマガジン編集部)

パブリックコメントで提出予定の意見の一覧 「その1」

               ※60項目あるので2回連載とします

東海第二の本質的問題(1ページ 1 はじめに)

1 設置許可の瑕疵

  そもそも設置許可をしてはならない原発

2 設置許可時との状況の変化

  当初設置許可を出した時と、まるで変わってしまった

3 原発のエネルギー構成上の問題と事故の多発

 原発はもはや電源として機能はしない

4 沸騰水型軽水炉の欠陥

  炉心安定性の欠如と核暴走の危険性

5 欠陥水位計が曝露された福島事故

  原子炉水位さえ見えなくなる原発

6 再循環ポンプという大きな弱点

  圧力容器の下部に巨大配管のリスク

7 応力腐食割れなど老朽化で破損

  炉内構造物も配管もSCCで壊れてゆく

8 福島第一原発事故の原因究明は出来ていない

  同じ沸騰水型軽水炉である東海第二で教訓の反映は出来ていない

9 東海第二への資金投入は福島事故対策の妨害になる

  巨額の資金の多くは、電力からの支援金や債務保証だ

各論ue

地震(10p 地震による損傷の防止)

10 想定地震のうち震源を特定しない地震が過小

  少なくても直下M7.3以上を想定すべきである

11 基準地震動の策定方法は過小評価

  想定される地震から計算(入倉式等)される基準地震動が小さい

12 地盤の不安定さが十分考慮されていない

  日本一軟弱地盤に立つのだから、これを考慮すべきである

13 耐震設計分類は不合理である

  福島第一の経験は耐震設計分類の不合理を証明している

14 残余のリスクを評価していない

  基準地震動の範囲内で評価するのは誤りだ。限界応力値を示せ

15 クリフエッジを示すべきである

  地震におけるクリフエッジを明記して解析するべき

16 地震応答解析により「十分な強度」は有しないことが判明

  Ssを用いた解析でさえ強度は2倍を下回る箇所が多々ある

津波(38p 津波による損傷の防止)

17 基準津波の策定方法が不明確である

  太平洋沖で発生する津波の選定が不明確である

18 最新知見を取り入れていない

  東海第二を襲う津波について新しい知見が取り入れられていない

19 防潮堤の液状化対策が終わっていない

  防潮堤基部における液状化対策の審査がされていない

20 津波の漂流物評価がおかしい

  漂流物の衝突解析が現実を無視している

21 超過津波設定が過小である

  超過津波を24m超としているが、32m級をベースにすべきだ

22 超過津波の防潮堤耐性評価と損傷モード解析が不透明

  超過津波で防潮堤を越えて破壊される規模が不明確

23 超過津波の漂流物評価が非現実的だ

  防潮堤を越えてくる漂流物の評価が現実離れしている

24 排水機構(ゲート)の信頼性評価に無理がある

  超過津波の排水機構の成立性に問題がある

25 超過津波による浸水範囲と高さに問題がある

  超過津波の溢水を想定しているのに敷地全部は冠水しないとは?

26 最低限、各種実証試験をすべきだ

  超過津波の影響と地震による液状化との合成解析試験を行うなど

外部衝撃損傷(65p 外部からの衝撃による損傷の防止)

27 竜巻評価がフジタスケールf3(100m/s)は過小である

  日本の気象記録は近代のみなのでf5(141m/s)も考慮すべき

28 竜巻想定で外部電源及び屋外電源設備は喪失させること

  竜巻では屋外電源設備と非常用DG(海水ポンプ)は全損を想定すべき

29 外部火災について再処理工場等を考慮していない

  原子力施設特に再処理工場の爆発は安全上重大な影響を与える

30 航空機落下の火災については、故意のものと整合性を持つべき

  航空機落下は故意によるものを含めれば確率論的議論は無意味

  (「その2」に続く)

※項目の後に記載の頁数は、「審査書」の頁数を示します。

※「審査書」やパブリックコメント募集はこちらを参照して下さい

日本原子力発電株式会社東海第二発電所の発電用原子炉設置変更許可申請書に

関する審査書案に対する科学的・技術的意見の募集について

http://www.nsr.go.jp/procedure/public_comment/20180705_01.html

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┗■2.複数基の同時被災・同時トラブル発生を考えない

 |  「新規制基準」と審査

 | 東電福島第一原発事故の最も重要な教訓を

 | 無視して再稼働を推進する規制委

 | 原子力規制委員会原発再稼働推進委員会!その176

 └──── 木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)

○東電福島第一原発事故の教訓

 東電福島第一原発事故では、2011年3月11日地震発生直後に稼働していた1号

機〜3号機がスクラム(原子炉緊急停止)、その後1号機・2号機はすぐに全電

源喪失、全交流電源を喪失した3号機は3月13日未明に全電源喪失、そして1号

機水素爆発(3月12日15:36)〜3号機水素?爆発(3月14日11:01)〜2号機放

射性物質大量放出(3月15日06:00)と続いた。

 この数日間の免震重要棟における吉田所長以下東電関係者の必死の闘いの動画

・報告などから、1号機〜4号機の同時被災・同時トラブルとその制御がいかに

大変かを目の当たりにした。

○複数基の同時被災・同時トラブルは審査外

 ところが、今、原子力規制委員会が行っている審査では、複数基の同時トラブ

ル発生を全く考慮していないのだ。

 私は、複数基立地・稼働の問題を指摘(例えば、その137、その152)してきた

が、審査における同時被災・同時トラブルの無視には思い至っていなかった。

 このことは、7月13日の「東海第二原発の再稼働審査を問う!原子力規制委員

会院内ヒアリング集会(3)〜首都圏に最も近い老朽・被災原発を動かすな〜」で

発覚した。

 相沢一正さん・山崎久隆さんが東海第二の審査で「再処理工場の事故の影響を

考慮するべき」と追及した時に、原子力規制庁は(冷やし続けないといけない廃

液もある)再処理工場のトラブル発生は考慮していないと答えた。このことは大

問題である。

 さらに、複数基が立地されている他の原発での審査はどうか?と尋ねたところ、

「総て施設毎の審査だ」とはっきりと回答。

 川内・高浜・大飯・玄海と複数基が同時稼働している原発の審査でも「複数基

の同時被災・同時トラブル発生を考慮していない」ことが明らかになった。

 原子力規制委員会は、東電福島第一原発事故の最も重要な教訓である複数基の

同時被災・同時トラブル発生を全く考慮せずに、個々の施設ごとの審査でお茶を

濁しているのだ。

 今の規制委の審査では、複数基立地・複数基稼働の全国の原発はどれも東電福

島第一原発事故と同様の悪夢を生む可能性がある。直ちに総ての原発を止めるべ

きだ。

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┗■3.原発事故から7年 東京電力に10回目の損害賠償請求/岩手…ほか

 | メルマガ読者からの原発等情報3つ(抜粋)

 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.原発事故から7年 東京電力に10回目の損害賠償請求/岩手

  7/17(火)20:06配信「IBC岩手放送

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180717-00010002-ibciwatev-l03

2.福島第一トリチウム公聴会、東電「地元の意見伺って適切に」

  7/18(水)2:06配信「TBS News i」

https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20180718-00000008-jnn-soci

3.須藤靖明さん死去

  阿蘇火山、半世紀研究の学者「九州に原発そぐわず」警告も

  7/17(火)12:18配信「西日本新聞

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180717-00010007-nishinpc-soci

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┗■4.再稼働手続きを問う−柏崎刈羽原発(下)

 | 国に対して無責任な原子力政策をやめるよう知事は求めるべき…

 | メルマガ読者からの「新潟日報」情報1つ(抜粋)

 └──── 金子 通 (たんぽぽ舎会員)

 ◆再稼働手続きを問う−柏崎刈羽原発(下)

  国に対して無責任な原子力政策をやめるよう知事は求めるべき

 以下、野村修也・中央大法科大学院教授のインタビュー。

−電力会社が地元の同意を得た上で原発を再稼働する現在の手続きをどうみてい

ますか。

 「現行法では原発の再稼働について、地元の関わり方が不明確な状態だ。再稼

働に地元の同意が必要という法律、命令、規則はない。極論すれば同意がなくて

も再稼働できると答えざるを得ない状況だ」

 「自治体と電力会社が結ぶ安全協定があるが、あくまでも紳士協定で拘束力は

ない。同意を得られなくても再稼働しようとする電力会社を止めることはできな

い。現行法でいいのか考えなくてはならない」

−6月に就任した花角知事は「(知事選で)県民に信を問うことを含め、県民の意

思を確認する」などとしています。

 「再稼働の問題は首長選挙や県民投票にはそぐわない。国のゆがんだ仕組みを

住民に押しつけた中での出口戦略でしかない。知事は政府に対して再稼働の問題

を『住民に背負わすな』と言わなくてはいけない」

 「住民、自治体に再稼働を判断させるという国の責任放棄が住民間の対立、わ

かまりを立地地域に持ち込む。国に対して無責任な原子力政策をやめるよう知

事は求めるべきだ」

(7月17日「新潟日報」より抜粋。紙面のみネット上に掲載なし)

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┗■5.メルマガ読者からのイベント案内

 |          (お問い合わせは主催者へ)

 └──── 

 ◆球美ぬ里にめんそうれ!沖縄球美の里写真展 新宿2018

期間:7月31日(火)より8月5日(日) 入場無料

時間:10:00より18:00 初日は13:00より最終日は16:00まで

場所:エコギャラリー新宿 新宿中央公園内区民ギャラリー

   東京都新宿区西新宿2-11-4新宿中央公園

   新宿駅西口より徒歩15分、大江戸線「都庁前」駅A5出口より徒歩5分

主催:認定NPO法人沖縄・球美の里

     〒169-0075 東京都新宿区高田馬場2-19-702

           03-6205-6139  MAIL:tokyo@kuminosato.net

 沖縄・球美の里は沖縄県久米島にある国内で唯一、通年で利用できる福島の子

どもたちの保養施設です。

 子どもたちは、海に行ったり、山に行ったり、施設内の岩山や芝生や砂場で遊

んだり、毎日自然豊かな中でゆったり楽しく過ごします。

 そんな子どもたちの様子を写真でご覧ください。

 この写真展では、ボランティアスタッフ、保養の子どもたち、球美の里の創立

者でフォトジャーナリストの広河隆一が撮った写真と、球美の里で子どもたちが

描いた絵を展示します。お楽しみに!

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┗■6.TVより1つ

 └──── 

 ◆ 東電 福島第一原発の事故以降自粛のテレビCMを7年ぶり再開

 東京電力福島第一原発の事故以降、自粛していた宣伝用のテレビCMを7年

ぶりに再開しました。

 東京のテレビ局で18日から放送されている東電のCMは、電気と都市ガスのセ

ット販売を宣伝する内容です。

 東電は原発事故の廃炉や賠償の費用が22兆円規模に膨らむ一方、おととしから

始まった電力自由化で約14%にあたる319万人の顧客が流出しています。

 7年ぶりのCM再開について、東京電力エナジーパートナーは「売り上げ目標

の達成が福島の責任を全うすることにつながる」としています。

 東電のテレビCMを巡っては、新潟県柏崎刈羽原発の安全性を主張する内容

を放送して避難者から抗議を受けた経緯があります。

           (7月18日「テレ朝 news」15:05配信より)

 動画はこちらを

https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20180718-00000028-ann-bus_all

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