たんぽぽ舎です。【TMM:No5067】地震と原発事故情報−4つの情報をお知らせします

たんぽぽ舎です。【TMM:No5067】

2024年8月10日(土)地震原発事故情報−

            4つの情報をお知らせします

                  転載・転送歓迎

━━━━━━━ 

★1.日本原電敦賀原発2号機の原子炉直下の断層が活断層と認定

  規制委は審査不合格と決定 しかし日本原電は再申請する構え

  1991年3月『新編日本の活断層』で浦底断層が活断層

  記載された時点で審査不合格とすべきだった

                 今井孝司(地震がよくわかる会)

★2.辺野古新基地建設の現場で死傷事故がありました

  沖縄防衛局、警察の事故の詳細の発表はありません

  特に沖縄防衛局は被害者に対しての謝罪はありません

辺野古の問題は、「原発の問題」とまるで同じです

       千葉和夫(辺野古カヌーチーム・たんぽぽ舎会員)

★3.【読者からのつぶやき】(仮タイトル)

 ☆全ての戦争は自衛の名のもとに始まる。

 ☆その地域の慣習や文化について

★4.新聞より3つ

  ◆ 南海トラフ地震「想定震源域」周辺にも原発が… 

  「まさか」におびえる伊方周辺住民 川内は老朽の不安も

(8月10日 12時00分 配信 東京新聞こちら特報部」より抜粋)

 ◆<東海第二原発 再考再稼働>(67)

  原発を動かす資格ない 

  東海第二運転差し止め訴訟弁護団・丸山幸司さん(54)

 (8月7日「東京新聞」茨城版より)

◆日本原電、敦賀2号機の廃炉を改めて否定…

  事業本部長が福井県に対応説明

  断層追加調査、再稼働審査の再申請目指す

(8月6日「福井新聞」より)

━━━━━━━ 

※8/16(金)第39回「原発いらない!金曜行動」(首相官邸前)

 福島第一原発の核汚染水海洋投棄を中止せよ! 老朽原発うごかすな!

 東海第二原発再稼働するな! フクシマは終わっていない!

 日 時:8月16日(金)18時30分より19時45分

 場 所:首相官邸

 主 催:「原発いらない金曜行動」実行委員会

     定例:毎月第3金曜日

  次回の第40回は、9月20日(金)18時30分より19時45分です。

━━━━━━━ 

※たんぽぽ舎の夏休みは=8月13日(火)より17日(土)=です。

 メールマガジンもお休み(14水、16金、17土)致します。

━━━━━━━ 

※8/31(土)【山崎久隆ゼミ】『日本原電の闇』

 敦賀2号…「直下に活断層あり」⇒規制委員会「適合せず」

 東海第二…「原電、防潮堤欠陥工事の対策⇒規制委への回答延期」

 お 話:山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)

 日 時:8月31日(土)14時より17時

 会 場:「スペースたんぽぽ」

 参加費:800円(資料代含む)  ◇予約の必要はありません。

━━━━━━━ 

※9/1(日)東海第二原発が危ない!防潮堤欠陥工事を中止せよ!

 第13波一斉行動…たんぽぽ舎の行動案内

 日 時:9月1日(日)14時より15時15分 (雨天決行)

 場 所:JR御茶ノ水駅…お茶の水橋口改札前と聖橋口改札前の2ヵ所

 内 容:リレートーク、ビラ配布、

     新署名「再稼働はダメ、廃炉を求める!」、

     横断幕・ノボリ旗でアピール

   第13波一斉行動の呼びかけは

   「東海第二原発いらない!首都圏ネットワーク」です。

━━━━━━━ 

※9/4(水)2つの申し入れ・抗議行動にご参加を!

     2つの行動=定例は第1水曜です。

1.第74回日本原電本店抗議行動

  東海第二原発の防潮堤は「設計も施工も」無理とごまかしだらけ

  欠陥工事による防潮堤は大地震・大津波に役立たず

  小手先の補修工事でなんとかなるものではない

  日本原電は再稼働をあきらめ、いますぐ廃炉を決めよ!

 日 時:9月4日(水)17:00より18:00

 場 所:日本原電本店前(住友不動産秋葉原北ビル 台東区上野5-2-1)

     JR秋葉原駅より5分、銀座線末広町駅4番出口より4分

      ※北ビルです!南ビルではありません!

 主 催:「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」TEL 070-6650-5549

 協 力:「再稼働阻止全国ネットワーク」

  ☆第75回は、10月2日(水)17:00より18:00です。

2.「第132回東電本店合同抗議」

  放射能汚染水海洋投棄を中止せよ! 柏崎刈羽原発を再稼働するな!

  東電は2200億円の原電支援するな!

  東電は福島第一原発事故の責任をとれ!

 日 時:9月4日(水)18:45より19:45

 場 所:東京電力本店前(千代田区内幸町1-1-3)

 呼びかけ:「経産省前テントひろば」070-6473-1947

      「たんぽぽ舎」 03-3238-9035

 賛 同:東電株主代表訴訟など141団体

  ☆第133回は、10月2日(水)18:45より19:45です。

━━━━━━━ 

※9/7(土)青木美希さん講座「原発と再生エネルギー」

 お 話:青木美希(ジャーナリスト、作家)

 日 時:9月7日(土)14時より16時 開場:13時30分

 会 場:「スペースたんぽぽ」

 参加費:800円(資料代含む)  ◇予約受付中

     たんぽぽ舎 電話 03-3238-9035 か

     「ヤフーメール」<tanpopo3238@yahoo.co.jp> 宛てに、

     ご氏名と電話番号をお知らせ下さい。

     受付番号をお伝えいたします。

 大人気の青木美希さんをお呼びして、「原発と再生エネルギー」に

ついて、最新の情報をお話しいただきます。是非ともお越しください。

 「なぜ日本は、原発を止められないのか」も人気大躍進の著書で、

当日販売も予定しております。お楽しみに。

━━━━━━━ 

※9/14(土)第2回藤原寿和さん講座

 「福島第一原発事故による健康被害の原因は

  テルル・化学毒と放射能毒の複合汚染」

 お 話:藤原寿和さん(福島原発事故被害放射能毒・

      化学毒原因裁定を求める会)

 日 時:9月14日(土)14時より16時 開場:13時30分

 会 場:「スペースたんぽぽ」

 参加費:800円(資料代含む)  ◇予約受付中 9/7と同じです

 2011年3月11日、東電福島第一原発過酷事故により撒き散らされた人

放射能廃棄物を、私達は浴びせられてしまいました。

 特に核分裂生成物=テルル放射能毒、化学毒をあわせ持ち、このた

め、小児甲状腺がんを始め多種多様な今までにない病気が増えています。

 これは「放射能毒・化学毒=複合汚染による原子力公害」と認定させ

なければなりません。

 ※第3回は、10月12日(土)14時より16時です

━━━━━━━ 

┏┓ 

┗■1.日本原電敦賀原発2号機の原子炉直下の断層が活断層と認定

 | 規制委は審査不合格と決定 しかし日本原電は再申請する構え

 | 1991年3月『新編日本の活断層』で浦底断層が活断層

 | 記載された時点で審査不合格とすべきだった

 └──── 今井孝司(地震がよくわかる会)

○初めに−ほとんど意味のない再申請のコストは我々の電気代

 

 敦賀原発2号機の直下の断層が活断層と認定され、重要施設直下に

活断層はあってはならないという規約から、審査不合格が決定しました。

山中委員長によると、秋ごろに正式決定される見通しとのことです。

 日本原電の村松衛社長は廃炉の可能性は「なし」と発言、「再申請を

目指していく」とのことですが、データ無断書き換え(改ざん)等で大き

く失われた日本原電と規制委の信頼関係を一から作り直したうえで、

規制委の判断を覆すデータを出さなければならず、かなりハードルが

高いことが予測されます。

 ただ現在の法律の枠組みの中では、日本原電の再申請を妨げるものは

ないようです。

 ほとんど意味のない再申請のコストは我々の電気代からそそぎこまれ

るわけで、こんな無駄で無意味なことはありません。

 敦賀原発2号機の活断層問題は一旦決着がついたと思っていたので、

再度、記事等を整理しなおすのは、気持ちが重いですが、まだ、日本原電

があきらめていない以上、今後もやっていこうと思います。

 敦賀原発2号機の審査不合格の関連記事をHP( http://jishinga.com/)にアップしました。皆さんの考察に役立てれれば幸いです。

 HPから特集コーナーの「敦賀2_初の再稼働不許可へ」のアイコン

クリック、もしくは以下のURLから読むことが出来ます。

  http://jishinga.com/tokushuu/TSURU-2_FUKYOKA/main.html

 以下は記事の抜粋です。

(1) 東大出版 1991/3/25『新編 日本の活断層』分布図と資料

 浦底断層は確実度1(元はローマ数字)(活断層がであることが確実な

もの)の活断層であると記述されている。

(3) 朝日 1995/2/2 論壇 中山鉄則 地震による原子力災害に備えよ

 日本の場合、大地震原発事故の同時発生が一番怖いが、その可能性

は無視できない。(中略)、敦賀(中略)の各原発は、地震予知連が示した

「特定観測地域および首都圏観測強化地域」という大地震発生の可能性

が高い地盤の上に建てられている。

(8) 推進本部 2004/1/14 柳ヶ瀬・関ヶ原断層帯の長期評価

 浦底−柳ヶ瀬山断層帯では、マグニチュード7.2程度の地震が発生

すると推定され、その際には2m程度の左横ずれが生じる可能性がある。

(12) 朝日 2008/4/1 活断層 原発は安全? 「追認」に転換 耐震性評価

 原発や高速増殖原型炉「もんじゅ」が集中する福井県では、事業者が

従来否定してきた活断層を大幅に認めた。その結果、関西電力美浜原発

もんじゅ」の直下、日本原子力発電敦賀原発の原子炉からわずか200m

活断層が通っているなど、従来より厳しい前提で耐震性が評価された。

(17) 静岡 2011/8/12 敦賀原発直下 断層動く恐れ 原電「影響を再検討」

 福井県敦賀市日本原子力発電(原電)敦賀原発で、原子炉の真下に

延びた「破砕帯」と呼ばれる断層が、活断層「浦底断層」の影響で動く

可能性のあることが分かった。

(19) 福井 2012/3/06 浦底断層 敦賀原発下連動35キロ 参総研 従来は

過小評価

(24) 東奥 2012/12/11 敦賀2号機 廃炉濃厚 「破砕帯は活断層」規制委

調査団

 日本原子力発電敦賀原発福井県)の原子炉直下にある断層(破砕帯)

活断層かを判断する原子力規制委員会の評価会合が10日開かれ、島崎

邦彦委員長代理ら現地調査団の5人の専門家は「活断層である可能性が

高い」との見解で一致した。

(31) 毎日 2013/2/2 断層調査原電に原案漏らした名雪審議官を更迭

(50) 朝日 2017/11/17 原電の廃炉費 大幅不足 原発建設に流用、全基

  停止後も

(53) 共同 2019/8/23 審査資料に不備 断層調査など計250頁分

(55) 毎日 2020/2/7 原電 断層データを無断書き換え「非常に問題が多い」

(64) 毎日 2020/10/28 規制委 原電の社内体制を異例の検査へ 書き換え

  問題で

(72) NHK 2021/08/18 データ上書き問題 規制委 再稼働の審査中断

(86) 毎日 2022/10/26 規制委 審査再開決定 社内規定見直し改善で

(87) 読売 2022/12/19 「これほど間違った資料を提出するのは原電だけ」

  規制委が苦言

(91) 東京 2023/03/23 なぜか駅で 規制庁職員がエネ庁職員から内部

  文書を受け取り

(96) 日経 2023/4/05 安全審査を再中断 規制委 資料不備で

(103) NHK 2023/8/31 日本原電 内容修正した申請書を提出

(104) NHK 2023/9/6 審査再開へ“申請書 明らかな不備認められず”

(106) 東京新聞 2023/12/4 再開審査 原電の支離滅裂な説明

(110) 東京 2024/05/31 敦賀原発敷地の活断層否定できず 規制委結論

(113) 東京 2024/06/07 敦賀原発断層「7月結論」 規制委 現地調査を終了

(120) NHK 2024/07/26 敦賀2号機 再稼働を事実上認めず 規制庁の審査会合

(134) 毎日 2024/08/02 原電「科学」軽視の末 敦賀2号機不許可へ

┏┓ 

┗■2.辺野古新基地建設の現場で死傷事故がありました

 | 沖縄防衛局、警察の事故の詳細の発表はありません

 | 特に沖縄防衛局は被害者に対しての謝罪はありません

辺野古の問題は、「原発の問題」とまるで同じです

 └──── 千葉和夫(辺野古カヌーチーム・たんぽぽ舎会員)

マスコミに発表した内容です。「辺野古の現状」を知って下さい。

 

◆マスコミ 各位       2024.07.18 オール沖縄会議

 安和桟橋出口での辺野古土砂搬送ダンプトラックによる死傷事故について

 2024年6月28日午前10時過ぎ、名護市安和桟橋の出口付近で、辺野古

新基地建設の埋立用土砂を搬送するダンプトラックが作業ヤードを出て

左折した際、抗議中の市民と警備員さんを巻き込んだ痛ましい死傷事故

が発生しました。

 亡くなられた警備員さんのご冥福をお祈りし、ご遺族の方に心より

お悔やみを申し上げます。

また、重傷を負った市民の方が一日も早く回復されるよう心よりお祈り

申し上げます。

 私たちは、今回の事故の後、弁護士3名の立会による現地調査や、

被害者・目撃者・関係者への再三の聞き取り等を続けてきました。本日、

私たちが現時点で確認できた事故の経過を説明するとともに、沖縄

防衛局に対して、今後、このような痛ましい事故を二度と起こさせな

いために、下記のとおり要請します。

第1.事故の背景

 2018年12月以来、辺野古埋立土砂の海上搬送が行われている名護市・

安和桟橋は、交通量の多い国道449号に面している。市民らが、入口・

出口前をゆっくりと歩く抗識行動もすでに5年半になる。長い行動の

中で、出口部では、警備会社・事業者・抗議者の間で、「抗議者が出口

前を片道を歩いたらダンプを1台出す」、「右側、左側とダンプを交互に

出し、同じ側から2台連続して出さない」、「抗議者はダンプ運転手に

手をあげて合図をしてから歩き始める」等の「暗黙のルール」ができて

いた。

 抗議行動は安全に配慮して行われてきたので、これまで大きな事故も

起こらなかった。「警察関係者によると、抗議行動そのものの過熱や

特に大きなトラブルの情報はなかった」(RBCニュース2024.6.28)と

言われているように、現場は危険な状態でもなかったので、日常的に

警察官も配置されていなかった。

 しかし一昨年末、警備会社が変わり、今年2月頃から工事の元請業者

が変わったためか、ダンプの誘導方法が強引になり、「2台出し」や、

抗議者が渡り終えていないうちに見切り発車のようにダンプを出すなど、

危険な状態が発生するようになった。今年1月から3月にかけて、桟橋

出口の国道で、ダンプと一般車両の交通事故が4件、立て続けに起こって

いることも、ダンプの出し方が強引になったことと無関係ではないと思われる。

 こうした危除な状態については、ダンプトラックの運転手も指摘して

いるとおりである(「(ダンプの運転手の話では)1年ほど前に警備会社

が変わり、土砂搬入のスピードアップを図って無理な誘導が増えていた。

いわゆるヒヤリハット事例が何度もあった」、「工期のスピードアップ

の指示が上からあったようで、危ない事案が増えた」

RBCニュース2024.6.28))

 また、安和桟橋の入口部でも、以前は本部側から右折して入るだけ

だったが、搬送量をやすために、ダンプをわざわざ名護市街地まで通過

させてから戻ってきて左折で入場させる、また旧道の方から直進させる

等、3方向からダンプを入れるようになった。そのため、入口部が混雑

して危険な状態となり、事故も何回か発生している。

 防衛局が辺野古新基地建設事業の工事を急ぐために、安全管理を怠り、

埋立土砂を搬送するダンプの回転を速めようとしたことが今回の事故の

背景ではないだろうか。

第2.事故の経過

1.事故発生時、安和桟橋出口には負傷したAさん、一番近い目盤者

であるBさん、そしてCさんの3名の市民がいた。同じ側のダンプが

連続して出る危険な「2台出し」が行われたので、最初にBさんが、

「ルールを守れ」と、抗議に歩きだそうとしたが、亡くなられた警備員

Uさんに制止された。しかし、Bさんの抗議により、ダンプは車両乗入

部の出口と国道車道部の中間地点で停止した。ダンプの台数記録のため

に後ろにいたAさんも抗談しようと立ち上がり、ダンプに近づいて抗議

したが、移動した警備員Uさんに制止された。そこに発進してきた

ダンプにUさんとAさんが巻き込まれた。

2.ダンプは「2台出し」で出てきて、抗議を受けて車両乗入部の中間

地点で一度、停止しており、Bさん、A さん、警備員のUさんらが抗議・

移動するのが常に「死角」で見えなかったとは考えられない。また、

たとえ衝突時は「死角」であったとしても、その前に、サイドミラー、

アンダーミラー、助手席下の巻き込み防止の小窓等で確認できたはずである。

 Uさん、Aさんは、ダンプに轢かれたところから、国道上で倒れて

 いた地点まで7〜8mも引きずられている。ダンプは車両乗入部から

 国道に入る際にも一時停止せずに、かなりの勢いで2人に衝突した。

3.車両乗入部とは、敷地の所有者が車両の出入りのために道路管理者

の許可を受けて歩道に設置したもので、「歩行者、その他一般の通行に

優先して車両乗入部を使用することはできない」(国土交通省中部地方

整備局 HP 等)とされているように、あくまでも歩行者の通行が優先さ

れる場所である。車両乗入部を横断する歩行者がいた場合、車両は待機

して待たなければならないのは当然である。

 従って今回、警備員らはまずダンプを止めるべきだったのであり、

市民らの歩行を制止したことは法的にも許されない(「(警備員は)他人

の権利及び自由を侵害し、又は個人若しくは団体の正当な活動に干渉

してはならない」という警備業法第15条にも反する。)。

第3. 沖縄防衛局への要請

1.今回の死傷事故の原因は、防衛局が辺野古新基地建設事業の工事を

急がせるために、業者に無理を強いたことにあると思われる。防衛局は、

全ての工事を中断し工事の在り方を全面的に見直すこと。

2.沖縄県知事は6月28日、今回の死傷事故を受け、防衛局に対して、

「事故原因が究明され、安全対策がされるまでの間は、土砂搬出作業を

中止する」よう求めた。知事は、辺野古新基地建設事業の公有水面埋立

法に基づく承認権者であり、何よりも国道449号の道路管理者である。

また安和桟橋の公共用財産使用申請の許可者でもある。防衛局は一方的

に搬出作業の再開を決めるのではなく、「事故原因」、「安全対策」

について知事に説明すること。

3.私たちの抗議運動は、辺野古新基地建設反対という県民の民意に

基づく行動である。また、憲法第21条により保障された基本的人権

しての市民の表現の自由の行使であり、憲法の実践でもある。今回、

負傷した市民を含め、現場で抗議運動に参加している市民には、非難

されるぺき事情は全くない。

 私たちはこれからも、県民の民意と法に従い、安全に配慮しながら、

現場での抗議運動を継続する。

https://all-okinawa.jp/3056/

┏┓ 

┗■3.【読者からのつぶやき】(仮タイトル)

 └──── 

☆・全ての戦争は自衛の名のもとに始まる。

自衛戦争とは国民の生命と自由を守ることだというが、その国民の

生命と自由を守るために、その共同体の生命が奪われる?

                (J.S 千葉県)

☆その地域の慣習や文化について一切これを善い、悪い、劣っている、

優れているという眼で見ない。

我々の眼から見て、いかに不合理なことがあっても、その土地の

しきたりであれば、それに従わなければならない。 (中村哲さん)

                  (S.O 愛知県)

┏┓ 

┗■4.新聞より3つ

 └──── 

 ◆ 南海トラフ地震「想定震源域」周辺にも原発が… 

  「まさか」におびえる伊方周辺住民 川内は老朽の不安も

 日向灘で起きたマグニチュード(M)7.1の地震気象庁南海トラフ

地震臨時情報を初めて発表し、「巨大地震注意」と打ち出した。今後

心配なのが原発だ。他と比べて今回の震源地に近く、耳目も集めるのが

九州電力川内原発(鹿児島県薩摩川内市)と四国電力伊方原発愛媛県

伊方町)。脅威に耐えられるか。住民を守れるか。不安を抱く現地の声

に耳を傾けた。(宮畑譲、森本智之) (後略)

(8月10日 12時00分 配信 東京新聞こちら特報部」より抜粋)

 ttps://www.tokyo-np.co.jp/article/346594?rct=tokuhou

◆<東海第二原発 再考再稼働>(67)

 原発を動かす資格ない 東海第二運転差し止め訴訟弁護団・丸山幸司さん(54)

 日本原子力発電東海第二原発茨城県東海村)の運転差し止め訴訟で、

原告(住民側)弁護団に加わっている。

 6月の東京高裁での口頭弁論では、防潮堤工事の問題点を訴えた。

 原電は原発を動かす能力と資格が欠けていること、さらに原子力規制

委員会の審査が不十分なため、厳格な司法審査が必要と主張した。

 東海第二の敷地高は海抜8mと福島第一原発より低い。設計も古く、

福島第一同様、電気室が地下に集中している。

 サイトが平たんで海岸線に近いので、規制委の審査会合では防潮堤を

超える津波への対策も求められていた。

 この点から、東海第二において津波対策はとりわけ重要だ。

 まず、原発を動かす能力の欠如について。原子炉等規制法(炉規法)

では、原子力事業者に「発電用原子炉を設置するために必要な技術的

能力」が備わっていない場合、申請を許可してはならないと定められ

ている。

 今回の施工不良は、防潮堤の取水口付近の鋼製防護壁を支える南北の

基礎部分でコンクリートの未充填(じゅうてん)があった。

 原電は審査会合に提出した資料で「地盤の特性や掘置期間の長さ、

掘置期間に受ける荷重などに対する視点が不足していた」などと説明し、

その原因分析で「考えが至らなかった」と述べている。

 これは土木の教科書に載っているような基本的かつ重要な話で、当然

想定すべき事項だ。

 「考えが至らなかった」というのは、明らかに能力が欠如している

ことを示している。

 南側の基礎で犯した失敗と同じ失敗を、その直後に北側の基礎でも

犯している。これも極めて初歩的なミスだ。

 より重大な点は、原電は実務的な能力だけでなく、発電用原子炉を

運転する資格(姿勢)も足りない。

 原電は、北側基礎のL字鉄筋が掘削深度に届いていないことを知り

ながら、コンクリートを打設している。

 認可された設計に反して工事を進めているのに、「問題ない」という

態度で規制委に報告もしなかった。

 原子力災害の発生防止に万全の措置を講ずる責任に、真っ向から

反している。

 しかも防潮堤の施工不良について、原電は内部告発で事態が公になる

タイミングで公表した。内部告発がなければ、公表せずに隠蔽(いん

ぺい)し続けた可能性もある。

 本来なら、こうした能力、資格の欠如については規制委が厳格な審査

をすべきだが、実態はそうはなっていない。

 マンションなどの一般の建設工事では、耐震偽装問題などもあって

建築基準法で中間検査が厳格化されているのに対し、原子力規制検査

では行われない。

 一般の建設工事よりもチェックが甘いというのが実態だ。

 規制委の審査が十分でないなら、司法審査を厳格にしないと再び重大

事故が発生しかねない。

 ただ、6月の審査会合で規制委事務局の規制庁が、防潮堤の施工不良

部分の建て直しを検討するよう指摘したことは、本来あるべき対応を

してくれたという印象を受けた。

 少なくとも周辺住民は、規制庁の基準に沿ってやっていると信じて

いるので、期待に応えてもらいたい。

 最近は福島第一事故の風化を感じる。それが、議会で再稼働に賛成

した東海村など地元の世論にも影響してきている。

 だからこそ、東海第二の運転差し止め訴訟では一審から毎回、福島

の被害の話を取り上げてきた。被害をきちんと伝えれば、被害者を踏み

にじるような判決は出ないと思うからだ。 (聞き手・長崎高大)

<まるやま・こうじ> 1970年、新潟県出身。東京外国語大スペイン語

学科を卒業し、2005年に弁護士登録。神栖ヒ素事件の損害賠償請求訴訟

や、霞ケ浦導水事業の差し止め訴訟などに携わる。東海第二原発の運転

差し止め訴訟では、水戸地裁での一審から住民側弁護団に参加している。

          (8月7日「東京新聞」茨城版より)

     https://www.47news.jp/11306795.html

https://www.tokyo-np.co.jp/article/345834?rct=ibaraki

 

◆日本原電、敦賀2号機の廃炉を改めて否定…

 事業本部長が福井県に対応説明

 断層追加調査、再稼働審査の再申請目指す

 原子炉直下に活断層がある可能性を否定できないとして、原子力規制

委員会が再稼働を認めない方針を決めた日本原電敦賀原発2号機につい

て、原電の坂井毅志敦賀事業本部長が8月5日、福井県に今後の対応を

説明し、廃炉にしない考えを改めて強調した。

 敷地内断層の追加調査を行い、再稼働審査の再申請を目指すとした。

 規制委の審査チームは、敦賀2号機の原子炉建屋北側の試掘溝で見つ

かった「K断層」が活断層である可能性(活動性)や原子炉直下まで

延びていること(連続性)を否定できないとし「新規制基準に適合して

いるとは認められない」と結論づけた。

 これを受け規制委は今月2日、審査不合格を示す審査書案の作成を

事務局に指示した。

 県庁を訪れた坂井氏は坂本裕一郎防災安全部長と面談した。

 坂本部長は「今後の対応を十分検討し、地元に丁寧に説明してもらう

必要がある」と話し、停止中の敦賀2号機の安全確保にも万全を期す

よう求めた。

 坂井氏は「地域や関係者への情報発信に努め、引き続き設備の維持

管理を確実に行う」と応じた。

 終了後、坂井氏は記者団の取材に応じ「(K断層の)活動性と連続

性を否定できるよう追加調査を行っていきたい」と強調。内容が決まり

次第、具体的な調査期間を明らかにする見通しを示した。

 坂井氏は敦賀市役所も訪問。面談した池澤俊之副市長は「どういう

データが必要かなど十分に検討し、しっかりと対応してほしい」と述べ、

審査結果や今後の対応について市民への丁寧な情報発信を求めた。

    (8月6日「福井新聞」より)

   https://www.47news.jp/11301182.html

 

━━━━━━━ 

※【動画アップの紹介】

☆三輪祐児さんのユープラン(UPLANpart3)より

  https://www.youtube.com/results?search_query=UPLANpart3

・20280807 UPLAN 第73回とめよう!東海第二原発 日本原電本店抗議

 行動・第131回東電本店合同抗議

 https://www.youtube.com/watch?v=ZOYN9sjbF1w

・20240729 UPLAN 子どもたちを放射能から守ろう!子ども脱被ばく裁判

第2回最高裁要請行動と学習会

 https://www.youtube.com/watch?v=E14e03hkvEA

・20240703 UPLAN 第72回とめよう!東海第二原発

 日本原電本店抗議行動 第130回東電本店合同抗議行動

 https://www.youtube.com/watch?v=Kk-GXsTFiyQ

・20240625 UPLAN【原子力規制庁院内ヒアリング】

  東海第二原発防潮堤欠陥工事

 https://www.youtube.com/watch?v=lBmPX40JEQM

・20240617 UPLAN 【ヒューマンチェーン・講演・シンポジウム】

          司法の劣化を許さない〜最高裁共同行動

 https://www.youtube.com/watch?v=M3kHSR1PqY8

・20240601 UPLAN 辻野弥生「なかったことにはできない 関東大震災

 知られざる悲劇・福田村虐殺事件」

 https://www.youtube.com/watch?v=fdoN-AfiuCg

・20240518 UPLAN たんぽぽ舎35周年記念講演

 木原壯林さん「老朽原発うごかすな!稼働原発は即時停止を!」

 村上志保さん(東海村村議)「私が東海村で取り組みたいこと」

 https://www.youtube.com/watch?v=1qs20ZxENP0 (約2時間)

・20240427 UPLAN 川口正昭「群馬県追悼碑撤去問題を考える」

 https://www.youtube.com/watch?v=-hRld857H5o&t=6s

・20240406 UPLAN 山崎久隆「柏崎刈羽原発の再稼働を許さない 新規制

 基準は地震津波を過小評価 どこでも起こり得る津波災害と巨大地震

 https://www.youtube.com/watch?v=Zknd66R3uKg

・20240224 UPLAN 山崎久隆「能登半島地震から考える東海第二原発

 主催:「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」

 https://www.youtube.com/watch?v=ARJStbsE2lU

・20240210 UPLAN 山崎久隆ゼミ「大地動乱の時代」の原発廃炉に〜

 地震津波は止められないが原発は止められる〜今すぐ「止める、

 冷やす、閉じ込める」対策を

 https://www.youtube.com/watch?v=UIMWV9KC4nw

☆広瀬 隆…私のYouTube「ロックフェラー財閥シリーズ第26話」で

 5月5日、「チェルノブイリ原発事故と放射能の基礎知識」を掲載。

 https://youtu.be/rRg2bq8B-Dk

ソ連の“ウラルの核惨事”と“キューバ・ミサイル危機”大事件に

 ついては「ロックフェラー財閥シリーズ第25話」

 https://youtu.be/6g2-jh1J9JU

・“スリーマイル島原発事故”の被害とイギリスの“ウィンズケール

 再処理工場”による海の汚染は「ロックフェラー財閥シリーズ第24話」

 https://youtu.be/4XFzySIQi10  ぜひ、ご覧下さい。

────────── 

☆ひきつづき、たんぽぽ舎のメールマガジン=「地震原発事故情報」

 へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致します。

  郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎 口座番号 00180-1-403856

☆《事故情報編集部》より

 2024年2月中旬から、『月曜、水曜、金曜、土曜』の週4回の発信と

 なりました。「火曜、木曜」の発信しない日でも「緊急事態」の場合

 は、発信することもあります。

 メールマガジン読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他

 投稿(「川柳・俳句・短歌」など)を歓迎します。

1.「投稿」のテーマは、「原発問題」が中心軸ですが、エネルギー、

 自然、政治・経済、社会、身近な生活も歓迎します。

2.原稿に「見出し」をつけて下さい。(「見出し」は1行見出し

 よりも2行又は3行見出しの方が読む人にとってわかりやすい)

 執筆者名(基本的に本名でお願いしています)と執筆者名の後にかっこ

 書きで「所属・団体名」か「在住県名」を記載して下さい。

 例:たんぽぽ花子(たんぽぽ舎)、

   たんぽぽ太郎(東京都千代田区在住)

3.「集会・デモ・講演会等のお知らせ」の投稿に関しては、

 どの団体・グループも平等に掲載する基本方針です。

 そのため日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先

 など必要事項を400文字以内でお送り下さい。

 件名に「イベント案内掲載希望」と明記して下さい。

 日程が直前にならないよう余裕を持っていただけると幸いです。

 メールマガジンへのイベント案内は1回だけの

 掲載とさせていただきます。

4.集会や行動の参加報告等に関しては600文字以内で、

 タイトル(見出し)及び本文をお送り下さい。

 件名に「メルマガ掲載希望」と明記して下さい。

5.【読者からのつぶやき】(仮)

 ☆字数は2から4行位(70文字から140文字程度)、

  タイトルも付けて下さい。

 ☆テーマ:原発関連、「今、悩んでいること、困っていること」、

  ガザへの思い、ウクライナについて、政治の腐敗について、

  武器輸出問題、パンデミック条約…等々

 ☆投稿者名は、ペンネームも可能です。名前の後ろにかっこで

  在住県名を入れて下さい。

 「投稿」の送付先はたんぽぽ舎の

 別アドレス < tanpopo3238@yahoo.co.jp > です。

 なお、お送り頂いた投稿は紙面の都合上、全て掲載できない場合も

 あります。ご了解下さい。

────────── 

 ◆このメールマガジンのバックナンバーは、ホームページの

  「メルマガ:地震原発事故情報」をご参照下さい。

 ◆メールマガジンをお送りします

  たんぽぽ舎では、「地震原発事故情報」(メールマガジン)を

  発信しています。

   ご希望の方は、件名を「アドレス登録希望」として、ご自身の

  Eメールアドレスからご氏名とともにたんぽぽ舎あてにメールを

  送ってください。

   違うアドレスから「こちらのアドレスに送って」ということは

  間違いの元となりますのでやめて下さい。

  登録できしだい発信致します。

 ・配信先のアドレス変更のご連絡は「旧アドレス」もお知らせ下さい。

 ・配信削除につきましても以下のアドレスに直接メールを下さい。

  たんぽぽ舎の通常アドレス「 nonukes@tanpoposya.net 」か、

  別アドレス < tanpopo3238@yahoo.co.jp >へお送り下さい。

 ◆携帯電話への送信は、容量が多いためか全文表示できない例が

  あります。

────────── 

一般社団法人 たんぽぽ舎  月曜〜土曜13:00〜20:00オープン、

              日曜・休日はお休みです。

         〒101-0061 東京都千代田区神田三崎町3-1-1

                     高橋セーフビル1F

             TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797

              HP http://www.tanpoposya.com/

               郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎

              口座番号 00180-1-403856